口と胸でたっぷりと抜いてもらい、お互いに肉欲を発散しても一之瀬から香る甘酸っぱい匂いは収まりを見せなかった。
「んふぅ……っ……濃ゆいよぉ……っ」
桃色の乳毬に張りつく白濁液に舌を伸ばし、大好物のおやつを食べるかのようにぺろりと舐めとる表情は可憐でありながらも卑猥で、萎えをしらない肉棒に血流が集まってくる。
少し視線をずらせば汗と淫液を吸水したシーツが染みの斑点を作っていて、彼女の火照った肢体に浮かぶ珠汗が色っぽい。
濃厚で湿り気のある雰囲気と甘く熱い熱量は未だ空間を占領していて、思考を溶かすこれを失くす方法はきっと一つしかなかった。
肉つきのいい太ももから下半身を降ろして一之瀬の前に座り直す。そして、熱に浮いた顔を両手で包んだ。
頬を朱く染め、快楽と媚熱に潤む瞳をしっかりと見つめる。
「一之瀬、するか?」
一之瀬は意味を咀嚼するように一度だけゆっくりとした瞬きをして、俺の手の甲に白い手のひらを添えてきた。
「うん……したいよ……柊くんと、一緒になりたい」
切なさに喜びと甘さを混ぜ込んだ震える声が小さく、けれど確かに木霊して情欲をさらに大きなものにしていく。
顔を寄せれば薄桃色の唇が当たり前のように差し出されて、優しく重ねながらゆっくりと一之瀬を押し倒した。
「ん……ちゅ、んふ、っ……ふぁ……」
お互いに肌を触れあいながら舌を絡める。頬を撫でて耳を指先でなぞると、一之瀬は幸せそうに眼を細めて二の腕や背中を愛おしげにさすってきて、牝の表情の中にある少女らしい幼さが可愛らしい。
名残惜しさを覚えながら唇を離し、彼女の膝裏を持つと軽く開かせた。
最後に触ってから時間が経っている秘部はひとりでに愛液をし垂らせていて、その入り口をいやらしくはくはくと引くつかせている。
肉棒を添えればくちゃりと卑猥な水音が鳴って、それだけでも痺れるような快感が昇った。
牝の性器に導かれるように先端は自然と入り口にたどり着いて、蠢く媚肉の谷に誘われると錯覚するほどに吸いついてくる。
「っ……っは……ひいらぎくん……っ」
胸の前で両手を組んだ一之瀬が緊張と高揚の混ざった声で囁く。初めてどころか知識としても疎い性体験を前に、彼女の声も身体も期待で染まっていた。
このまま入れてしまってもいいけども、もう少しだけ一之瀬を喜ばせようと思い、挿入直前の位置を変えずに覆い被さる。
組まれていた両手に自分のを割り入れ、ぎゅっと恋人繋ぎにし、頭の横に優しく縫いつけた。そのままこつりと額を合わせる。
「帆波」
「っ」
驚きで目一杯に開いた瞳から、一筋の雫がゆっくりと肌に伸びていく。あまりに素直で良すぎる反応に笑いかけながらちゃんと口にする。
「優しくするからな」
そう言って、滑る蜜壺に優しく腰を押し進めた。
「ぁ、っ……っはー、はっ、はぁっ……ふ、ぁ……っ」
まるで世界が違う媚肉を少しずつ掻き分けて進んでいく。きついながらも熱い粘液に満たされた蜜壺は一ミリ進むだけでも蕩ける快感を与えてきて、この中に欲望をぶちまければさぞ気持ちいいのだろうと予感させた。
柔らかく締まる肉襞は一つ一つが生き物のように吸いついてきて、帆波が呼吸を止めると熱烈に収縮し、吐息と共に甘い抱擁に変わる。
やがて肉棒の先端がこつりと行き止まりに突き当たって、帆波の一番奥にまでたどり着いたことを教えてくれた。
「ひ、ぅ……おくまで……ん……きた、の?」
「そうみたいだ。よく頑張ったな、帆波」
ふー、ふー、と荒い息づかいで甘える視線を飛ばしてきた帆波に、手を握りしめながらご褒美のキスを送ってやった。
唾液を飲ませて舌でじゃれあい、異物の粘膜同士が馴染む感覚に浸る。動かなければ境界線が分からなくなると錯覚してしまうほど、蜜壺の歓迎は手厚く甘美だった。
温もりを交換しあって唇を離すと、唾液の糸が引いて真っ赤な舌に取り込まれる。
「ひいらぎくん、もっときて?」
落ち着きを取り戻した帆波から甘ったるいおねだりがとんできた。そこそこ大きめな俺のモノは蜜壺の最奥まで入っているが、体格差ゆえに根元までは呑み込ませていない。
「ちょっと苦しいぞ?」
初めてであることも加味して断りを入れても、帆波は期待に濡れる瞳で頷くだけだった。そこまで求めてくれるなら、男としても答えてやるべきだろう。
キスをしてくるように吸いついてくる子宮口に先端を押し当てて、さらに腰にぐっと力を入れていく。
「う、ぁ……かはっ、ぁ、ひゅご、ぃっ……」
ぐりっ、と優しくも子宮を押し潰さんばかりに腰を進めれば朱く染まる顎がのけ反り、ふーっ!ふーっ!とこぼれる吐息が荒いものに変わった。
繋げた白い指は快楽にうち震えて固まったように握力が入っていて、震えが伝播する肉つきのいい脚が俺の腰をぎゅぅっ、と強く抱き締めてくる。
今度こそ肉棒をすべて呑み込ませて下半身の肌同士をぴったりとくっつけた。
「帆波、全部入ったぞ」
「ふーっ、ふーっ、せんぷ、きたの……?」
涙に濡れて蕩けきった瞳を向けてきながら、確かめるように膣肉がざわめいた。なにかを待っているかのような吸いつき方に、埋めた肉棒をくいくいと揺らすことで答えてやる。
牝の本能を弾けさせるには、その小さな実感で充分だった。
「い、ぅ……~~~~っっ!!」
蕩けた瞳の焦点がずれるのと同時にびくんっ、と瑞々しい肢体が跳ね上がった。頭から腰までをベッドから浮くほどに仰け反らせ、絡まる脚の抱擁をさらに強いものにしてくる。
とぷっ、と愛液を溢れさせる肉壺は正に子種をねだる性器そのもので、腰をかくかくと卑猥に踊らせている。
「っ、はっ、へぁ……?らに、が……?」
達したと理解できていない様子の帆波が焦点の合わない瞳で呟く。開いた唇の間には複数の糸が引き、口の端に乗せられる舌が唾液をいやらしく反射していた。
加虐心を刺激される表情に欲望が滾るのを自覚しながら、穏やかな笑みを向ける。
「イッたんだよ。帆波の中に全部入れて、少し動かしただけでイッたんだ」
快楽の味を覚えさせるように腰をかすかに動かせば、喜びに戦く肉襞が熱烈に吸いついてくる。結合部がぴくりと震える度に豊満な肢体が波打って、不思議そうに快感に震える帆波の表情が堪らなく興奮を煽る。
身に起きた絶頂を咀嚼するように帆波が繋がる腰へと視線を向けて、おかしそうに、幸せそうにへらりと笑った。
「あは……わたし、ひいらぎくんと、いっしょになっただけで、イッちゃったんだ……っ」
官能の炎を宿した声が蠱惑的に弾む。艶やかな唇は柔らかくも三日月に引かれていて、膣肉をきゅむきゅむといやらしく締めつけてきた。
未知の感覚と本能による衝動を嬉々として受け入れる帆波の表情は淫らながらも可愛らしい。
思わず見惚れていると、繋げた指がするりとほどけて両頬を優しく包まれた。情欲に満ちた瞳が艶っぽく薄められて、帆波が柔らかく微笑んでいる。
「ひいらぎくん……ううん、かなめ、くん」
わざわざ言い直した幼さの混ざる声色に、ぞわりと劣情が駆け巡った。
「わたし、もう大丈夫だから……めちゃくちゃにして?」
こてりと首を傾けて甘ったるい声で囁き、膣肉を柔らかく締めつけてくる。純情でありながら牝の本能をさらけ出す表情に獣欲がさらに加速する。
「きみになにされてもよろこんじゃうから、あとは全部、かなめくんの好きにして……わたしをかなめくんのものにして、ください」
被虐心と牝の愉悦を期待する眼差しは俺という男に対して全幅の信頼と受容を示していて、これから訪れる幸福の時間を自ら誘うかのようだった。
誘惑の台詞に動揺するほど経験が薄いわけじゃない。それでも、今の帆波の声と表情にはぐらりときた。
「分かった。じゃあ……」
ゆっくりと身体を沈めていき、腕と身体で押し潰さんばかりに帆波の豊満な肢体を思いっきり抱き締める。
「ぁっ、か……っは、ひゅ……っ」
乳毬が胸板でぐにゅりと潰れて、肺を圧迫する息苦しさに伴う吐息がこぼれた。牝の肢体へと変貌した帆波をぎちぎちと力一杯抱き締めながら、火照る撫で肩に顎を乗せて、女の子らしい耳に口を寄せる。
「めちゃくちゃにするから、飛んだら駄目だぞ?」
そう言って耳に優しく口づけを落とした。腕の中の肢体がびくりと跳ねて、首に回された細腕と絡められた脚にぎゅっと力がこもる。
「はい……っ」
絞り出された小さな声はどうしようもなく扇情的で、男の欲望を煽る牝の声だった。
「あっ、は、あ、んんっ!ひうっ!?ひ、ぁ、ひんっ!! はひっ……ひぃぃんっ…… あうっ、うぁ……っは、ぁ、あぁぁっ、らめっ、まら……ぃくっっ!!か、かひっ、ひぃぃぃっっ……」
断続的に響く嬌声に鼓膜を溶かされながら、一定のリズムで腰を打ち込んでいく。
ぬじゅり、じゅくぷっ、ぐち、と粘液の絡まる音が結合部から等間隔で鳴り、肉棒を蜜壺へと何度も送り込む。
腰を引くと肉襞がざわめきながら引き留めるように群がり、子宮に亀頭をぶつけてやれば一度強く締まったと思ったら甘い鳴動に変わる。
激しい動きではなく緩慢で、しかし休みなく与えられる快楽に帆波は幾度となく達した。
「はひぃぃぃっ……あひぃぃぃっっ……!!んひぃっ!?」
時折子宮をぐりぐりと嬲ると悩ましげな声で喘ぎ、絡まる四肢がしがみついてくる。不意をつくように雁首で膣肉を抉れば、それだけで果てた肢体が快楽で弾けた。
快楽の種類を変えながらリズムを崩すことなく帆波の肉壺を味わっていく。
「はへっ、へっ、ひぐぅっ!ぁんっ、はっ、らめっ、きもち、いいの、とまんらいっ……あひっ!!いうぅっっ……!!」
「帆波の中すっげえな……とろっとろで最高だ」
桃色の髪を撫でながら耳に吸いつくと、膣肉が喜悦で蠢いた。そろそろ慣れてきてもおかしくないというのに、腕の中の肢体はむしろ絶頂の間隔を短くしていて、肉悦を味わう牝の姿をさらけ出している。
「から、め、くんっ、ひぐっ、らめっ、いってる、いってるよぉっ……あんっ!!あっ、ぁぁぁ……まらっ、っっ!!」
「確かにすごい締めつけだ。その調子で頑張るんだぞ」
口だけの懇願を優しく一蹴して熱烈な収縮を楽しむ。お互いに顎を肩に預けているから表情を伺うことはできないが、蕩けきった牝の顔をしているのに違いない。
それを分かっているからこそ、快感を与える動きも彼女を求める本能も止めるつもりはさらさらなかった。
ぬじゅくっ、じゅちゅり、ぐちゅ、ぐちゅ、じゅぬぐっ、ぐじゅっ……
「っは、ぁ、あぁっっ……ひぐっ!はへっ、らにこへっ、もう、いぅっ、きもひいいのっ、とまんらくて、わかんらいよぉ……っっ」
軽くイキ続けているのか、帆波が快楽に溺れたような声色で呟いた。声に力が失くなっても膣肉を熱く収縮させていて、しがみつく四肢には力がこもるばかりだった。
お互いの抱擁が強くなるほどに密着する肌がより官能を高めて、胸で押し潰れる乳毬の柔らかな感触が堪らない。
「帆波、そろそろ俺もイケそうだ」
「あひっ、らすのっ?からめくん、あついの、だすのっ?」
下半身に溜まる熱量を告げると、帆波は荒い吐息をこぼしながら甘く囁いてきた。肉棒に群がる膣襞の締めつけが射精をこびるような包容力のあるものに変わり、ノックを繰り返す亀頭に子宮口の方から吸いついてくる。
いやらしく淫らな肉欲を求める仕草に官能が頂点へと突き進んだ。
「出すぞ、帆波の子宮にたっぷりと出してやるからな……っ」
「ぃひぃぃんっ!!らひてっ、からめくんの、おなかにたくさん、らひてぇっ……!!」
呂律の回らない嬌声が耳元で小さく木霊し、密着する肌同士がこれ以上なく高まって境界線が曖昧になる心地良さに理性が崩れていく。
「うっぐ……出る、出る出る出るっ……!」
止めに子宮口を押し潰さんばかりに肉棒をめり込ませて、溜め込んだ熱流を解き放った。
──どくびゅるっ、びゅぅぅぅぅっ、どぐっ、どぐっ、びゅるるるるっ、どぶぶぶ……
「あつっ!?あっ、あっあっあふぁぁああぁぁぁああぁぁぁっっ!?」
胎動のような衝撃で脈打ちながら、帆波の子宮に白濁した熱を注いでいく。牝の性器に漬け込んだ獣欲は重湯となって叩きつけられ、射精する度に電気が背中を昇るようだった。
胸の中で仰け反る帆波は無意識に腰を押しつけてきていて、脈動すれば膣肉が手伝うように甘い痙攣を続けていた。
「ひやぁぁぁっっ……からめくんのっ、まられて……あついのっ、どくどくいってるぅ……っ」
帆波の恍惚とした声を拾いながら、肉襞の愛撫に導かれるまま白濁液を最後まで残さず注ぎ込む。
膣道と子宮に収まりきらないほどの白濁液はこぷりと音を立てて結合部から垂れ落ちた。
抱き締めてあいながら緩い絶頂に浸り、快楽を探るように腰を小さく揺らせば膣肉が柔らかく収縮して残った精液を一滴も逃さず絞り取った。
「帆波」
「からめ、くん……ん」
絶頂が終わって筋肉の強ばりから抜け出し、蕩けきった彼女と瞳を交わす。自然と唇が重なって融けあう温もりと快楽の余韻が脳髄に染み渡っていく。
「は、ふっ、ちゅ、ちゅ……ん、こく、こく……」
眼を細めて幸せそうに唾液を飲む帆波をしばらく眺めて、夢中になっている間に彼女の両手を掴み、頭の上でまとめると片手で縫いつけた。
両手が拘束されて動かせないことに気づいた帆波が、こてりと首を傾げて疑問符を浮かべる。
「かなめ、くん……?」
両手を拘束したまま上体だけを起こして、重力により横広がる乳毬に手を伸ばす。五指を広げて贅沢に鷲掴みしたら、押さえつけるようにして腰を引いていく。
「ひうっ……あっ、あぁぁぁっっ……」
帆波の劣情を煽る嬌声と共に肉棒を引き留めるように肉襞が群がって、結合部が寂しげにいやらしく浮き上がる。
亀頭が抜ける寸前まで引き抜いたら、鐘を突く勢いで肉壺を貫いた。
「かは……」
ごちゅんっ、と水気のある濁音が響き、帆波が短く酸素を吐き出した。背中ごと顎を仰け反らせる快楽は膣肉を激しく痙攣させていて、包み込まれる肉棒からとてつもない気持ち良さが昇ってくる。
「すっげえ締まり……」
溜め息さえ出てしまいそうな快感に浸りながら、絶頂で蠢く肉襞に腰を打ちつけていく。
ぐじゅっ、どぢゅっ、じゅぽっ、ばちゅっ、ぱん、ぱんっ……
「あぉ……ひぎっ、んっく、あぐっ!はっ、んはあぁぁぁっっ!!」
敢えて呼吸のできる間を作り、帆波の可愛らしい嬌声を蠱惑的に弾む肢体と一緒に楽しむ。一突きする度に快楽で跳ねあがる肢体が大きな乳毬をぶるんっ、と弾ませ、片手を包む乳肉を揉みしだくと肉襞がきゅんきゅんと心地よく収縮した。
絶頂の快楽から逃れようとする帆波は顔を横に背けたり、顎を仰け反らせたりして必死に耐えようとしているが、その無意識な抵抗がより加虐心を刺激して堪らない。
「ひぐっ!!あっく、んぁっ、あんっ!からめっ、からめくんっ、いぅっ!?……っは、はへっ、もうわらひっ、おかひくなってるよぉっ」
「おかしくなっていいんだぞ。エロい帆波、めちゃくちゃ可愛いから」
「やぁぁぁっっ、いわないでぇっ、うれしくなっちゃうからぁっ……」
泣きながらいやいやと首を振る帆波の表情は肉悦に蕩けきっていて、舌を垂らす唇は艶やかな弧を描いている。
彼女の反応を楽しんでいると、何度目か分からない射精の欲求がまた昇ってきた。それと同時に帆波が何かを察したように眼を開く。
「あひっ!?あっ、らにこれっ、らにかっ、すごいのくるっ……っ!?」
「俺もまた出そうだ。一緒にイこうな」
みちみちと強く収縮する肉壺は不思議なくらい快感しか与えてこなくて、本能でざわめく牝の性器に出し惜しみなく抽送を繰り返していく。
「んひぃぃぃっっ!!からめ、くんっ……からめくんっ……!」
拘束していた両手を解放して乳毬を鷲掴みにすれば、喜悦に弾ける帆波が恋しそうに名前を呼んできた。俺の腕に自分の手を添えて撫でさする仕草に温もりのある母性を感じて、血液が沸騰したかのように下半身に集中する。
「帆波、もう出すぞ……っ」
「ひてっ、いっはいっ、らひてぇっ……!!」
快感を一層高めるべく腰を引くのと同時に乳毬から手を離す。そして、力一杯腰を打ち込みながら、親指と人差し指で二つの突起を摘み、残りの指で柔肉を揉みしだいた。
「ひぐっ!!ひあ~~~~~~っっ!!!!」
肉棒が堪らない快楽の圧力に包まれて、誘われるように鈴口から白濁液を吐き出した。
──どくりゅっ、どぷっ、びゅるぶぶぶ、どぐっ、どぐっ、びゅるるるるっ、どくくくく……
「ひやっ、あっ、あっ……くひぃんっ、ひっ、ひっ、ひっ……あっ……」
ぐったりと全身を投げたした帆波は肉棒が脈打つたびに艶かしい声をあげており、その表情は快楽を味わう牝そのものだった。
さっき注いだ白濁液を押し退けながらたっぷりと射精し、最後に一番奥で脈動させるとようやく絶頂の波が引いていく。
「あへぁぁぁ……っ……かなめくん、かなめくん……っ」
絶頂の余韻に浸る帆波が幸せそうな表情と共に可愛らしい声で呼んできたため、穏やかに微笑んで唇を重ねた。
リップ音を弾ませながら身体をベッドに沈ませて、横向きで繋がったまま舌を絡める。
「んふぅ……ん、かなめくん……かなめくん……ちゅ……」
眼を細めて幸福感と多幸感を味わう帆波に口づけで応えながら、お互いの熱が引くまでずっと繋がっていた。
「おーい、帆波さん?」
「うううううう~~~~~~っっ」
帆波と散々まぐわい、少しばかりの睡眠を取ってから素面に戻った彼女は、次第に状況を理解するとシーツでかまくらを作り、ベッドの隅に縮こまってしまった。
頭まですっぽりと被った白いシーツを羽織りを閉めるようにガードしていて、その中からくぐもった可愛らしいうめき声をあげている。うーむ、可愛い。
こういった場合は何言っても帆波の羞恥心を刺激するだけになってしまうので、落ち着くまで近い距離にいるのがいいか。
そばまで寄って、頭があると思われる丸っこい部分をぽんぽんと撫でてやる。
しばらくして、かまくらからひょっこりと朱みを残した帆波が顔を出す。
「要くん、私、変じゃなかった……?」
分かりきったことを聞く彼女に思わず笑ってしまった。
「変なんかじゃなかったよ。めっちゃエロかったし、可愛かったぞ」
「本当?すごいこと、言っちゃったと思うんだけど……」
「そういうのが変じゃない時間だからな。あれくらい正直な方が俺も興奮する」
普段の溌剌とした性格とのギャップはあるが、むしろそのギャップが良いのだ。わざわざ二人っきりなのだし、あれくらいはっちゃけた方が素直で非常によろしい。
帆波はまだ恥ずかしがってはいるものの、頭を撫でていれば落ち着いてきたのか気持ちよさそうに眼を細めている。
シーツの上から抱くように腕を回すと、ゆっくりと近づいてきて肩を預けるように胸の中に収まった。
「にゃうぅ……私って、えっちな女の子だったんだ……」
「別に気にすることじゃねえって。慣れてないのは仕方ないとして、自分の知らない一面くらい誰だってあるもんだろう?」
帆波の場合はそれが少し性的欲求に近しい属性だっただけである。
「それでも、あんな…………っ」
「うーん、勝手に自爆されるとかける言葉がなくなるんだが?」
口走ってしまった内容を思い出したのか、折角引いていた肌の朱みが元に戻っていく。心なしか震えているようにも見えるし、唇は波打っていた。
仕方なしに一人で羞恥心に震えている帆波を眺めていると、不意に喉の渇きを感じて手に届く範囲あったペットボトルを取った。
水を飲んでいれば視線を感じて、そっちの方に目を向けるとほんのりと唇を開いた子犬が待っている。
きっと無意識なんだろうなぁ、なんて苦笑しつつ口に水を含むと薄桃色の唇にそっと重ねる。
「……ん、ん、ふ……こくり……こくり……」
ゆっくり水を流していくと、帆波は幸せそうにはにかんで喉を小さく鳴らせていく。離れる間際に少しだけ舌を絡めてから口移しを終える。
「そろそろシャワー浴びるけど、一緒に入るか?」
「……いいの?」
帆波は目をぱちくりとさせて、期待の隠せない声を弾ませた。
「まだ帆波と一緒がいいからな。無理強いはしねえけど」
「ううん。私もまだ要くんと一緒がいいな……えへへ、嬉しい」
子犬のように首元へ頭を擦りつけてくる帆波にお返しの口づけを幾つか落として、彼女をお姫さま抱っこの持ちかたで抱き上げる。
「はにゃ、にゃ~っ……」
嬉しさと気恥ずかしさの交ざる声を伸ばす帆波は、またもや顔を真っ赤にして両手で覆った。指の隙間から見える瞳はただの純粋な女の子の眼で、俺の顔をちらちらと覗いている。
良い反応するなあ、と微笑ましい嬉しさを胸に覚えながら浴室の方へと脚を運ぶのだった。