昨夜は転生してから一番充実した夜だった。しかし、充実と言うには不健全で爛れたものだったかもしれない。
実の母親(亡国の王妃)と義理の姉(現大国の姫)に幼馴染との3Pなんて贅沢、 どの世でも俺以外に経験したものなんて居ないだろ。
さて、そんな夜を明かして今日。16歳になったことで成人の儀をしなければならない。デルカダールの知将と呼ばれる人でもきいたことがない渓谷地帯に続く村の伝統。
その内容は村の南西に悠然と聳え立つどこか神聖さを感じるロトの紋章に似た紋様が描かれた神の岩と呼ばれる大岩の頂上で祈りを捧げ、そこからなにが見えたのかを村長に伝えること。
今日はそんな村にとって大切な伝統行事の当日で、俺は当事者な訳なんだけれどもそんな俺が今ナニをしているかと言うと、
「んっ♡ イレブンはやくだしなさい♡ 儀式に遅れちゃうでしょ 」
「別に今日は朝っぱらからしなくてもいいでしょ マルティナ」
晴れて姉と言う地位から俺の嫁になったマルティナと朝から生セックスに勤しんでいた。というか、朝起きたら既にマルティナが俺の上に股がっていて、目の前でばるんばると揺れる胸と大きなヒップが俺の腰を打ち付けていた。
「あんっ♡ ダメよ♡ だってこのまま行ったら絶対に儀式の途中でエマとスるでしょ? 儀式の間は2人っきりなんだから絶対にするわ。 そんなのずるいわ♡ だから先に今、 私にも貴方の堪能させて♡」
性欲に負けて激しく揺れるおっぱいに手を伸ばしてまった...。マルティナとエマの2人はお互いに対抗意識を燃やしてるからか、結構頻繁にこうして争っている。大抵はえろいことで俺にとっては役得だから好きにさせているが。
儀式の時間も差し迫って来たので胸を手で責めてやり、朝勃ちちんぽに与えられる快感に流されるまま射精。
絶頂して倒れてくる彼女を受け止めて残りの精液も腰を打ち付けて出し切る。
腕の中で余韻に浸ってる可愛い嫁とキスで唾液を軽く交換し合ってからようやくベッドから降りて風呂でマルティナに身体を洗ってもらい、朝の支度を済ませて朝食を頂く。今日はエマが作ってくれたらしい。隣でにこにこしながら感想を聴いてくる。頭を撫でながら「美味しいよ」と返しておく。更に笑顔を膨らませて抱きついてくるエマを、食べるのに少し邪魔だなと思いながら完食する。
「じゃあ 軽く儀式済ませてくるから。 明日からは旅立ちだし準備でもして待ってて。 」
「私も行ってきますっ 」
「行ってらっしゃい。 気を付けて帰ってきて下さいね、ご主人様♡ エマちゃん」
「寄り道しないで早く帰ってきてね♡ イレブン♡ エマ?」
玄関前で軽く一言とキスを交わしてをして一人ずつ抱きしめてから家を出て、片腕にエマを装備して神の岩目指して南西へ道なりに進んでいく。
道なりに進んでいくと橋の前で立つテオと村長を見つけた。正史ならば既にテオは死んでしまっているが、この世界では俺が神様からもらった力で若返って今も若々しい肌と筋骨隆々な身体を見せつけている。
「ふむ、 エマにイレブンよ。 仲睦まじいの良いが、 これから神の岩に登り、祈りを捧げに行くのじゃぞ。 ……もう少しこう、 緊張感というか節度をもってじゃな....」
「良いじゃないかダン。 人生は楽しく生きないとな 2人はまだ若いんだから。 」
「はぁ、 まぁ、 テオが言うなら」
「ふふん、 おじいちゃんを説得してくれてありがとうテオおじちゃん。 じゃあ私たち行ってくるね。 直ぐに帰ってくるから ほら、 イレブンごー♡」
「エマのことはしっかり守りますから。 じゃあ行ってきます テオじいさん ダン村長」
2人に最低限挨拶してから、エマに腕を引かれて神の岩へ歩き出して行って程なく。洞窟へ入っていく。神の岩の頂上へ登るにはこの洞窟のなかを通っていく必要がある。洞窟へ入ってすぐにはスライムが跳ねていた。
「わぁ! 見てイレブン! スライムだ〜 可愛い!」
「ふむ、 このスライムでスカウトの実験もしてみるか」
「すかうと? 何するの?」
「俺の力を使ってスカウトアタックという特殊な技を使用して攻撃し、力を見せつけてこのスライムを仲間にする」
チートにはスカウトアタックを可能にする能力も付いていたのでこの際に手始めでスライムに対して試してみることにする。
背中には2振りの大剣を担いでいるが、スライム相手ならば武器も必要あるまい。無造作に近づくと全身を震わせて体当たりを仕掛けてくるスライム。そのぷるぷるボディをドッジボールの要領でキャッチしてデコピンを撃ち込むだけでぴきぃと泣いて目をばってんにさせた。
普段ならば倒された魔物は霧になって消えるのにスライムはまだ腕の中に残っている。暫く待っていると頭の中にとぅーるーん♪と子気味良いBGMが鳴りスライムが光の中に消えていく。
視界に透明の画面が現れ、テイムモンスター詳細と1番上に書かれ、その下に色々と項目が連なっている。
【テイムモンスター詳細】
・テイムモンスター一覧 (牧場) new!
・テイムモンスター譲渡
・テイムモンスター装備
・テイムモンスタースキル
・テイムモンスター進化・配合
とりあえずnewマークの着いているテイムモンスター一覧から見ていくとさっきテイムしたであろうスライムの文字が表示されている。詳しくそのスライムを見るとステータスも閲覧できた。
種族: スライム♀ Lv1
名前: なし
スキル
スラフォース
すばやさアップ1
雌雄があるのかと感想を残してスライムを牧場から出してみる。現れたスライムは普通のスライムと全く変わらないが敵意が感じられず、パスのようなもので繋がっている感覚がある。
「わあ、 スライムが消えたと思ったらまた出てきた。これで仲間になったの?」
「あぁ、その筈だ。 こいつからは敵意を感じないし 繋がっている感覚がある。」
「じゃあ名前を付けてあげないとだね! 他のスライムと区別できるようにっ」
「そうだな。 …………安直にスライムからそのままとってライムって名前にするか。」
ぴきぃ、と多分嬉しそうに跳ねるライム。ステータスからも名前なしから名前ライムと変わっていた。
さっそく仲間を1匹増やし本題の神の岩を登っていく。道中出てくる魔物はライムに倒してもらいレベリングも兼ねていく。
少し苦戦するかと思ったがライムは賢いようで先制は仕掛けず待ちの姿勢で相手が攻撃を仕掛けて来たところを上手く躱して隙をついてダメージを与えていき危なげなく倒していく。
後ろで俺の腕に抱きついてライムを応援するエマにいたずらしながら順調に進んでいく。原作ではマノロとかいう、絶対ノロマって事だよなと可哀想な名前をした子供が途中で魔物に襲われている描写があったけれどそんな事はなくなんの問題も起きずに頂上へと辿り着いた。
頂上では途中から降り始めた雨によって景色が悪く、標高も高いからか少し肌寒さを感じていると、
真っ黒な雨雲の続く空の奥から水色の怪鳥ヘルコンドルがキィアーと叫びながら飛んできた。
こいつはライムにまだ荷が重いな。俺が出るか。
後ろの剣の柄に手を伸ばそうとするとエマが俺の前に立った。
「任せて旦那様♡ こんなの、私だけで充分だよ」
自信満々のエマに念の為いつでも助けられるよう身構えておく。
「旦那様から貰った力、 あなたで試し撃ちさせてもらうね!」
そう言うとエマは腰からブーメランを取り出して空に向けて勢いよく放り投げた。
「シャイン────スコール!」
エマが技名を叫ぶと同時に暗雲立ち込める空から光の柱が幾重にも降ってくる。空を裂きながらそれらはこちらに飛翔してきていたヘルコンドルを何度も穿いてやがて煙に変えた。
帰ってきたブーメランを受け取ったエマ。
「ふぅ、 やっぱり大したこと無かったわね。 ───あっ、 雨が止んできたわ ナイスタイミングね 」
「さっはやくお祈りを済ませちゃいましょ イレブン」