※この作品はR-18です。

密着取材:聖域の裏側で   作:railgunk

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第5章:女王への帰港 第18話:漂泊の果てに

日が落ち、東京の街が煌びやかなネオンに彩られる頃。

丈はタクシーの後部座席に深く身を沈め、車窓を流れる景色をぼんやりと眺めていた。

手にはまだ、あの生意気な総帥の肌の感触と、微かな甘い香りが残っている気がした。

 

(……やれやれ、手のかかる子供だったな)

 

口元に苦笑が浮かぶ。

ラプラス・ダークネス。彼女は予想以上に脆く、そして予想以上に愛おしい存在だった。

精神的な鎧を剥ぎ取り、ただの少女に戻してやる過程は、記者としての好奇心と、男としての征服欲を存分に満たしてくれた。

 

しかし、丈の心にはまだ埋まらない穴があった。

それは、どれだけ他の女性(ターゲット)を攻略しても埋まることのない、根源的な渇望。

「帰るべき場所」への強烈な帰巣本能だ。

 

タクシーが目的のマンションの前で停まる。

丈は料金を支払い、慣れた足取りでエントランスをくぐった。

エレベーターで上層階へ。廊下を歩く足音が、静寂に響く。

 

ある扉の前で立ち止まり、合鍵を取り出す。

カチャリ、と重厚な金属音がして、ロックが解除された。

 

「……ただいま戻りました」

 

扉を開けると、ふわりと香る、甘く芳醇な香り。

それは高級なルームフレグランスと、彼女自身の持つフェロモンが混じり合った、丈にとっての「安らぎ」の匂いだった。

 

リビングのソファには、一人の女性が優雅に足を組んで座っていた。

宝鐘マリン。

彼女は手に持っていたファッション誌を閉じると、ゆっくりと丈の方へ顔を向けた。

 

「――おかえり。ずいぶんと遅かったじゃない」

 

その声色は、怒っているわけでも、拗ねているわけでもない。

ただ全てを察し、受け入れている「本妻」のような余裕と、隠しきれない独占欲が滲んでいた。

 

「申し訳ありません。総帥がなかなか手強くて」

「ふーん……。その割には、随分と満足そうな顔してるけど?」

 

マリンは立ち上がり、ゆっくりと丈に近づいてくる。

そして、彼のシャツの襟元に鼻を近づけ、クンクンと匂いを嗅いだ。

 

「……臭うわね。あのガキの、甘ったるいお菓子の匂いがする」

 

嫉妬。しかしそれは、ドロドロとした醜いものではなく、二人の関係をより燃え上がらせるスパイスのようなものだった。

丈は苦笑しながら、彼女の腰に手を回した。

 

「匂い、移りましたか?」

「ええ、プンプンよ。……早く洗い流さないと」

 

彼女は妖艶に微笑むと、丈のネクタイに指をかけ、グイと自分の方へ引き寄せた。

至近距離で見つめ合う瞳。

その深紅の瞳が、静かに、しかし熱烈に問いかけてくる。

 

「ねえ、丈」

 

彼女は甘い吐息と共に、核心を突く言葉を囁いた。

 

「……結構、今、溜まってるでしょ?」

 

その言葉は、単なる性欲の確認ではない。

他の女を抱いた後でも、一番の情熱を注ぐべき相手は誰なのか。それを体で証明してみせろという、女王からの命令だった。

 

丈は背筋がゾクリとするような興奮を覚えた。

やはり、この人には敵わない。

どれだけ外で遊んでも、結局はこの港に戻ってきてしまうのだ。

 

「……ええ。パンパンですよ」

「ふふっ、素直でよろしい。じゃあ……証明して見せてよ」

 

マリンは丈の手を引き、寝室へと誘う。

そこは、二人だけの密室であり、法廷であり、そして祭壇だった。

 

「アンタがどんなに他の星を旅してきても、最後に帰ってくる港はこの船長の体だけなんだってこと……骨の髄まで分からせてあげる」

 

ベッドに押し倒されたのは、丈ではなくマリンの方だった。

しかし、その場の支配権を握っているのは明らかに彼女だ。

丈は彼女の衣服を剥ぎ取りながら、その白くなめらかな肢体を「マングリ返し」の体勢に固定する。

露わになった秘所。そこはすでに、主人の帰還を待ちわびて、じわりと蜜を溢れさせていた。

 

「準備万端ですね、船長」

「当たり前でしょ……。アンタが浮気してる間、ずっとここで待ってたんだから……」

 

丈はポケットから、取材道具として持ち歩いているローターとバイブを取り出した。

冷たい機械が、彼女の熱い肌に触れる。

 

「ひゃっ……! そ、それ使うの……?」

「ええ。罰であり、ご褒美です」

 

左右の乳首にローターをクリップで固定し、アナルにはバイブを挿入する。

スイッチを入れると、ブブブブという低い振動音が部屋に満ちた。

 

「あ、あぁっ……! んんっ……!♡」

 

三方向からの機械的な刺激に、マリンの体が弓なりに反る。

快感に歪むその顔を見下ろしながら、丈は自らの熱く滾った楔を、彼女の濡れそぼった秘裂に宛てがった。

 

「ただいま、マリンさん」

「……んっ、おかえり……バカ記者……っ♡」

 

ズプリ、と肉を穿つ音と共に、二人の体が一つに繋がる。

それは単なる交わりではない。

漂流した魂が、あるべき場所へと戻る、帰港の儀式だった。

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