※この作品はR-18です。

密着取材:聖域の裏側で   作:railgunk

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第2章:掃除屋の休日 第9話:硝子の靴と女王様

シャワーを浴び終え、バスルームから出てきたクロヱは、少し大きめのTシャツ一枚という姿だった。

濡れた髪をタオルで拭きながら、彼女は滅道の隣にどかりと腰を下ろす。

 

「ふぅー、さっぱり! ……あれ? 滅道さんはまだ入らないんですか?」

「ええ。せっかくですから、王様ゲームを先に」

 

滅道が割り箸を差し出すと、クロヱはニヤリと笑った。

その瞳には、先ほどの羞恥を乗り越え、再び「小悪魔」としての仮面を被り直した強い光が宿っていた。

 

「望むところです! 沙花叉が王様になったら、すごい命令しちゃいますからね!」

 

第一回戦。王様は滅道だった。

しかし、彼の命令は「仲の良いホロライブメンバーを3人教えること」という、拍子抜けするほど穏やかなものだった。

クロヱは不満げに頬を膨らませながらも、「YMD、マリン先輩、あと、いろは……かな」と答える。その表情には、仲間への愛着が滲んでいた。

 

そして、第二回戦。

「よっしゃー! 王様だー!」

ついにクロヱが王様の印がついた割り箸を引き当てた。彼女はベッドの上に立ち上がると、高らかに宣言した。

 

「命令! 2番の人は、沙花叉の足の指にキスをしなさい!」

 

それは彼女なりの復讐だった。この真面目そうな男を困らせ、照れさせてやろうという算段だ。

しかし、2番を引いた滅道の反応は、彼女の予想を遥かに超えていた。

 

「――御意」

 

彼は恭しく跪くと、クロヱの小さな足を、まるで壊れ物を扱うように両手で包み込んだ。

そして、ためらうことなくその足の甲に唇を寄せ、あろうことか足の指を一本一本、愛おしげに舐め上げ始めたのだ。

 

「ひゃっ……!? ちょ、そこ、指の間は……っ!?」

 

予想外の愛撫に、クロヱの余裕は瞬く間に崩壊した。

くすぐったさと、背筋を駆け上がる背徳感。

彼女は顔を真っ赤にして身をよじらせるが、滅道は離さない。

その姿は、忠実な騎士のようであり、獲物を味わう獣のようでもあった。

 

「……可愛いですね、クロヱさん。内心『ちゃんと洗ったかな』ってドキドキしてます?」

「う、うるさいっ! ちゃんと洗ったもん!」

 

完全にペースを握られたまま迎えた、運命の第三回戦。

再び王様になったのは、クロヱだった。

彼女は、涙目になりながらも、最後の勇気を振り絞って命令を下した。

 

「め、命令……! 2番の人は……今夜、沙花叉と一緒に寝なさい!」

 

大胆な誘い。しかし滅道は、その潤んだ瞳を逃さず、静かに問い返した。

 

「それは『そのままの意味』ですか? それとも『もう一つの意味』ですか?」

 

逃げ場のない問い。

クロヱはパクパクと口を開閉させた後、観念したように俯き、蚊の鳴くような声で答えた。

 

「…………セックス、しよ?」

 

その一言が、理性の堰を切った。

滅道は彼女をベッドに押し倒すと、両腕を頭上で固定し、露わになった無防備な脇腹や胸元を愛撫し始めた。

 

「あ、んんっ……! 待って、心の準備が……!」

「待てませんよ。あなたが誘ったんですから」

 

服が剥ぎ取られ、素肌が触れ合う。

滅道の指が彼女の秘部に触れた時、クロヱは震える声で最後の告白をした。

 

「……しょ、処女……だし、18歳……です……」

 

その言葉を聞いた瞬間、滅道の中にあった最後のブレーキが壊れた。

彼は彼女の涙を舐めとり、優しく、しかし確実に、その純潔を散らしていった。

 

隣のベッドでは、狸寝入りを決め込んでいたはずのマリンが、シーツを握りしめて震えていた。

その背中は、可愛い後輩が「女」になる瞬間を立ち会ってしまった背徳感と、自分に向けられる愛とはまた違う形の情熱への嫉妬に、小さく揺れていた。

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