※この作品はR-18です。

男女比1対100の彼女たちの世界で   作:ののじん

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2話 公園に現れた美女

 授業も終わり帰路に就く。

 レンとは家も近く途中まで一緒だ。

 今日の授業は6時限目まであったため今は15時40分ぐらいだろうか。レンは道端の石を蹴りながら歩いている。

 

「レンはどんな子が好みなんだ?」

「うーんおとなしい子かなぁ、元気な子もいいんだけど体力が持ちそうにないから」

 

 確かにレンは細いからな、もう少し体力や筋力をつけてもいいかもしれない。

 

「じゃあお前も体力つけないとな、そしたらおとなしい子も元気な子も両方の女の子と仲良くなれるだろ」

「ハヤトのそういう所凄いよね」

「あ、でももし好きな女の子がかぶったら先に落とした方が勝ちの恨みっこなしだからな」

「ハヤトはモテそうだからいいよね」

「お前だってきっとモテるさ」

「そうかなー」

 

 レンは間違いなくモテるだろう、顔は整っているし、女子は守ってあげたくなるような庇護欲を掻き立てられる見た目をしている。中学に入ればパートナーなんてすぐに見つかるだろう

 元の世界で考えるのならば男子校に女子が二人入るみたいなものだからな。モテないはずがない。

 

「今日この後時間あるか?」

「あるよ、どっか遊びに行くの?」

「お前のために早速体力作りと筋トレを始めるんだよ。俺たちはモテる体を作る。そう細マッチョだ」

 

 ただモテるだけではダメなのだ。狙った女子を確実に落とす武器が必要なのだ。

 そのための筋トレだ。まぁ俺だけなら少し前から始めていたけど、今日からレンも加えることにする。

 

「まぁ健康になれそうだし、やるよ」

「じゃあ水鏡(みかがみ)公園に集合な」

 

 レンと別れ家に帰る。

 ただいまと声をかけるとワンと返事が返ってくる。

 艶やかな黒毛に茶色い差し色が入っている黒柴でうちのペットだ。名前はこひな。

 うちではもう一匹ペットを飼っている三毛猫のココだ。今は部屋の奥にあるペット用のソファーで丸くなっている。

 ついでだから、こひなも連れて行こう。

 自分の部屋にランドセルを置いてランニングウェアとウインドブレーカーに着替える。首掛けストラップのついたスマホを首から下げる財布とこひな用のビニール袋をポケットに入れたら準備完了だ。

 

「こひな散歩に行くぞ」

 

 こひなは散歩という言葉に反応してリードを持ってきた。本当に賢い犬だ。

 

 こひなと共に家を出る。

 水鏡公園には30分ほどで着いた。

 水鏡公園はとても大きな池が中心にあるところで、春になると桜が咲きレジャーシートを引ける場所がある。

 

 人はそこそこいるようだ。レンはまだ来てないようだったので軽く一周してこよう、そう思った時だった。

 

「こんにちわ、かわいい犬ね」

 

 声をかけてきたのは俺好みの美女だった。

 

 肩より長いセミロングで自然なゆるウェーブだ、色は栗色の柔らかい髪。

 目は大きすぎないアーモンドアイで穏やかな目つきをしている。

 白の厚手のニットセーターの上に淡いグレーのショートコートを羽織っており上品な印象を受ける。

 下は黒のロングスカートに黒のショートブーツだ。

 

 そして何より胸がデカいスイカでも入ってるかのようなデカさだ。お尻も大きい、超乳巨尻の持ち主だ。

 立派なものをお持ちだが、腰は細くなっておりくびれてる、なんというかダイナマイトボディだ。

 

「この子名前なんて言うの?」

「この子こひなって言うんです。人懐っこいから、よかったら撫でてみますか?」

「いいの? じゃあお言葉に甘えようかしら」

 

 そう言ってお姉さんはこひなを撫で始める」

 

「お姉さんはペットとか飼ってないんですか?」

「ええ一人暮らしだとなかなか構ってあげられないから、買わない方がいいのかなって」

「一人暮らしってことはお姉さん結婚してないんですか?」

「ええ相手に巡り合わなくて」

 

 子供もいないとなるとパートナー経験もないってことだ。俺が初めての男になれるうかもしれない。

 

「お姉さん美人なのに、世の男は見る目無いですね」

「そんな美人だなんて、お世辞がうまいのね」

「お世辞じゃありません。お姉さんはとても美人ですよ」

 

 ここでさりげないボディタッチをする。この世界の女性はボディタッチをすごく喜ぶ。パイタッチでも喜んでくれるほどだ(実践済み)。

 手を顎まで持っていき、くいっとこちらに向けさせ、じっと瞳を見つめる。

 

「お姉さんが良ければ僕のパートナーになってくれませんか? もうすぐ中学生になるので」

 

 彼女の喉がゴクリと鳴り、目にハートマークが浮かぶのを幻視した。

 

「……あまり、大人をからかっちゃだめよ?」

 

 あと一息で落とせそうだしここで決めたい。

 

「僕は本気ですよ」

 

 そう言って彼女の瑞々しい唇に口付けする。

 

「どうですか?」

「でも私は24歳よ?」

「年齢は関係ないよ」

「後悔しない?」

「しないよ」

「じゃあこんな私でいいのなら、よろしくお願いします」

 

 よっしゃー落としたー1人目の恋人ゲット!

 

「自己紹介がまだでしたね、俺は天城ハヤトです」

「私は水瀬遥香(みなせはるか)よ」

「じゃあ遥香さんLUNET(ルネット)のID教えて」

 

 LUNET(ルネット)はこの世界の通話アプリだ。ハルカさんとIDを交換する。

 

「ねぇ、ハヤト君……さっきのキスなんだけど、もう一回できないかしら……」

「いいよ、今度はもっとすごいキスをしよう」

 

 再び唇を重ね合う。舌で相手の唇をこじ開けるとハルカさんの目が驚いていただが、次第に受け入れていく。舌と舌が絡み合うようになると遥香さんの息が荒くなっていく。しばらくすると「んっ」っと声をあげ 身体がビクリと跳ねたかと思うと、腰が砕けた。

 

「気持ちよかった?」

「ええとても、でも気持ちよすぎて腰が抜けちゃったわ」

 

 動けない遥香さんに肩を貸しベンチまで運ぶ

 

「おーい!」

 

 そこへようやくレンが来た。

 

「じゃあまたね遥香さん」

 

 そう遥香さんに言うと少し寂しそうにしていたが、またねと言ってくれた

 

「さっきの人は?」

「俺の一人目のパートナーだよ」

「ハヤトもよくやるよね」

「じゃあトレーニングを開始しよう」

 

 俺たちはへとへとになるまで走った。





【挿絵表示】

水瀬遥香
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