※この作品はR-18です。

愛より重いものはない 蜀短編集   作:ニコール

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失敗から始まる恋・・・趙雲

ある日のこと、この国にとある国の使者が訪れてきた。その使者は知略に優れていることで有名だった。

 

「いやはや、趙雲殿のご活躍は聞き及んでおります。特に長坂の戦いが見事だったとか」

 

よくある相手を褒める言葉から会話が始まった。私を褒めるためにわざわざこの国に来たわけではないのが見え透いていて、気持ちが悪い。このまま会話を終わらせるのもいいが、流石にこのままだと相手の手の内が分からない。

 

私は使者とある程度の会話を終え、本題に入った。

 

「それにしても…わざわざ私を褒めるためにこの国へ来たのではないでしょうか?」

「……流石、趙雲殿」

 

妙に間が空き、会話が続いた。

 

「確か趙雲殿は妙齢ですが独り身、そろそろ妻を娶ってはいかがかと考えまして……例えば私の娘などはどうでしょうか」

 

なるほど、そう来たか。あえて劉備殿ではなく私に自分の娘を……。この男の娘が私の妻になれば、こちらの手の内が探りやすいうえ、同盟が結びやすい。しかし、こちらとて劉備殿に忠義を持つ以上、簡単に娶ることはできない。

 

「生憎ですが、私は女性の好みにうるさくて……そうですね。眉はきりっとして、目は釣り目でもぱっちり、髪は艶やかで長い黒髪、胸や尻が大きく、肌がすべすべで……なにより芯を持ち、気が強く美しい女性が好きでして」

 

私が考えた理想の女性、それはこの国ではなかなか探すことができない女性だ。そんな理想の女性を語ると、使者は悔しそうな表情を浮かべた。

 

「ですので、妻は私自身で探しますゆえ、使者殿のお気遣いは他の者にお願い申し上げます」

「~っつ……分かりました」

 

使者は私を睨むものの、この状況が変わらないことを察し、すぐに部屋を出て行った。

 

 

「若造め!こちらと手を組むつもりがないということか!なんたる無礼者!かくなる上は……あの男の好みの女を差し向けるまで!直ぐに手配を」

「はっ!」

 

使者は従者に命令し、行動に移した。

 

 

その日の晩――。

 

馬超殿達と酒を呑んだせいか月が高くなる頃、私は酒で温まったまま寝台に入った。

 

私は寝台に入り、天井を見つめていた。昼間の使者とのやり取りを思い出す。

使者殿の企みは明らかだったが、まさか本当に娘を差し向けてくるとは思えない。

それでも用心はしておかねば──そう思った矢先のことだった。

 

「……っ!」

 

寝台のすぐ脇に殺気が立ち、瞬時に身体が動く。

近くの槍には手が届かないが、私は反射的に枕元にあった短刀を掴み、侵入者の首を捉えたが簡単にかわされた。

侵入者が次の手を出そうと構えた瞬間を狙って、素早くその者の腕を掴み床に押さえつけた。

 

「誰だ!」

 

相手は咄嗟に刃を翻し抵抗するが、私の握力の方が勝っていた。

相手の得物を奪い、短刀を喉元に突きつける。

薄暗い部屋に月明かりが窓から差し込んだおかげで、ようやく侵入者の姿が浮かび上がった。

その姿が目に入った瞬間私は呼吸を忘れた。

それもその筈、なんせその暗殺者が女だったからだ。

 

しかもその女は使者殿に言った好みの女。

眉は凛々しく整い、目は少し釣り気味だが大きな瞳が煌めいている。

そして黒髪は夜のように長く艶やかに流れ落ち、着ている衣服越しにも分かる豊かな肢体。

 

「まさか使者殿は本当に私好みの女性を差し向けるとは・・・」

 

驚きが口を突いて出た。

暗殺者は眉をひそめ、憎悪に満ちた視線を私に向ける。

 

「離せ……」

 

低く押し殺した声。確かに芯の強そうな女性の声だ。

私は彼女に質問しようとしたその時だった、私の声を聞きつけた兵達が集まる声が聞こえてきた。

 

「趙雲様!いかがなされましたか!」

「ご無事ですか!」

 

兵達が集まれば厄介だ、私は兵達を静かにさせる為声をかけた。

 

「私は無事だ、酒のせいで野良猫に酷く驚いてしまった。少し野良猫の相手をする為、お前たちは下がれ」

「か、かしこまりました!」

 

兵達が離れていくのを察し、私は女の喉元から短刀を下ろし、女の腕を自身の髪結いの紐で両腕を縛った。

 

「…その容姿、つい今日答えた私好みの女に当てはまる…なんとも不思議なことだ。お前、名は?」

「この状況で、自身の名を言うか!」

「見た目だけではなく、気の強いところも私好みとは、これはある意味面白いことだな」

 

この者を見る限り、使者殿は本当に私を消したいようだ。

しかし、事を大きくすれば劉備殿に影響がでてしまう、ここは穏便に済ませたい考えもあるが…。

 

「お前が名乗れないのなら、呼びやすいように私が名をつけよう…そうだな、ここまでの強い目を持つ女性は見たことがない。その目つきと艶やかな髪…〇〇と呼ぼう」

「何を勝手に!この状況を分かっているのか!」

 

私の言葉に〇〇は驚いた様子をみせる。

 

「あぁ、勿論分かっている」

「ならっ!」

 

抵抗とする〇〇を私は強く抱き寄せ、自身の膝を使って彼女の股を開かせ後ろからゆっくりと股に手を伸ばした。

 

「っつ!?犯すつもりか!?」

「暗殺者なのなら、夜伽の術も身に着けているのだろう?…本来女性をここまで乱暴に扱いたくはないのだが、相手がここまで強気だとな…それに〇〇、私は犯したいわけじゃない、お前を堕としたくなったのだ」

「は!?」

「酒のせいかもしれないが、ここまで私好みの女を目の前にして殺すのは惜しくてな」

 

徐々に彼女への感情と欲が沸々下の方へいき、そそり勃ったそれを背後から布越しで押し付ける。

 

○○の身体が緊張で硬直するのがわかる。背筋を伝う汗を舌先で舐めると、彼女は小さく息を飲んだ。

 

「あっ……やめろ……!」

 

抵抗しようとするが、両腕を拘束され後ろから完全に腕で抑え込まれているため自由が利かない。

布越しに感じる熱と硬さに気づいたのか、彼女の腰が微かに震える。

 

「安心しろ、お前がどんな理由で使者殿に雇われたか知らないが、お前を泣かすようなことはしない」

「卑怯な……っ!」

 

そう言いながらも彼女の耳は赤く染まり始めている。

私は指先で太ももの内側を這わせながらゆっくりと核心へ近づいた。

 

「そこまで強気で抵抗する割には……」

「違っ……ぅっ!?」

 

布越しで下腹部に触れた瞬間、彼女の体が跳ね上がる。

衣服の上からでも十分すぎるほどの湿り気が指に伝わってきた。

私はゆっくりと指を上下させ、焦らすように核心を避けて周辺を撫でる。

 

「んぅ……っ…!」

 

彼女の唇から漏れる吐息が甘くなった。

無意識に腰が私の動きに合わせるように揺れ始める。

私はさらに大胆に指を滑らせ、今度は直接的な刺激を与えた。

 

「ぁっ……!ん……っ!」

 

抵抗の言葉と裏腹に、彼女の腰はますます快感を求めるように動く。

私は背後からより密着しながら片手で乳房を弄び始めた。

柔らかい膨らみの先端を探り当てると、彼女は全身を震わせる。

 

「ふぁ……っ!やめ……そこ……っ!」

 

私は低く耳元で囁いた。

 

「お前の主は確かに優秀だ。ここまで理想通りの女を送り込むとは…だが」

「んっ……ぁぁっ!」

 

指先が深く沈み込み、彼女の内側から熱い液体が溢れ出る。

私は両指を巧みに操りながら、親指で最も敏感な蕾を擦り続けた。

 

「ここがこんなにも弱いとは」

 

彼女の顔が羞恥に歪むのを無視し一番感じるところを強く擦った。

同時に乳房の先端を軽く摘み上げると〇〇は先ほどの低い声とは違い、可愛い声を上げた。

 

「あぁっ!?だめ……そこ……だめぇ……っ!」

 

声色が変わったせいで、もはや拒絶なのか懇願なのか判別がつかない。

私は攻めの手を緩めず、さらにもう一本指を増やし口を押し広げるように動かす。

 

「んんっ!あっ……あぁっ!!」

 

彼女の背中が弓なりになり、絶頂へ向かって昇りつめていく。

私は彼女の耳元で最後の追い討ちをかけるように囁いた。

 

「可愛いらしい声だ、もっと聞かせてくれないか」

 

しかし彼女は必死に歯を食いしばり首を振る。

私はさらに激しく指を動かしながら彼女を追い詰めた。

 

「あっ……いやっ……あぁっ!……だめ……だめぇっ!!」

 

ついに限界を超えたのか全身が痙攣し始め、熱い液体が私の指を伝う。

息も絶え絶えな彼女の顎を掴み振り向かせると、濡れた瞳が潤んでいた。

 

「…可愛い」

 

そう言って彼女の唇に指を当てると、意図を悟ったのか目を見開いた。

私は微笑みながらその指を自分の口へ運ぼうとした瞬間、〇〇は抵抗すかのように私の指を噛もうとした。

 

「ここまで気が強いと安心して、余計にお前を知りたくなる」

「っ…!?」

 

彼女を抱き上げ寝台に無理やり寝かせ、衣服を脱いだ。

 

「是非私の妻にしたい。だから、今から私の全身全霊をかけてお前に奉仕させてもらうぞ」

「なっ!?お、お前一国の将が奉仕って!てか、やめろ!」

 

寝台の上で暴れる〇〇を押さえつけながら、私は彼女の太腿に手をかけた。

無理やり脚を開かせると、さっきまでの抵抗とは打って変わり羞恥に顔を歪ませる。

 

「やめ……ろ…こんな辱め……」

 

彼女の言葉が終わる前に私は顔を埋め、熱く濡れた割れ目を舌でなぞり上げた。

 

「あっ!?んんっ……!」

 

抵抗する腰をさらに強く押さえつけながら、舌先を尖らせて蕾を刺激する。

同時に二本の指を膣内に滑り込ませ、内壁を擦り上げると彼女の腰が弓なりに反った。

 

「やっ……あぁっ!だめ……そんなところ……っ!」

 

私は彼女の制止を無視して指をさらに奥へ進み弱点を的確に捉え、彼女の反応を見逃さず執拗に同じ場所を責め続けた。

 

「あっ!そこっ……あっ……あぁっ!」

 

指の動きに合わせて彼女の声が甘く切なく変わっていく。

さらに空いた手で乳房を揉みしだき、固くなった先端を指の腹で転がした。

 

「ひゃっ!?そこもっ……あぁっ……やめてっ……!」

 

三重の攻めに〇〇の理性が崩れていくのがわかる。

私は彼女が最も悦ぶ場所を舌で吸い上げながら指の動きを速めた。

 

「あぁっ!だめっ……いっちゃ……あぁぁぁっ!」

 

背中が弓なりに反り返り、私の目の前で〇〇は盛大に潮を吹いた。

 

「はぁ、はぁ…」

「ここまで見事な潮吹きは初めてだ、ここまで魅せつけられたら私も……そろろろ堪らなくなってきた」

 

〇〇の目の前で褌のを解き、自身の欲でそそり勃ったそれを見せつけた。

 

「っつ!?…大きすぎるだろ!」

 

イッたばかりで身体に力が入らず、抵抗が出来ない彼女の衣服や下着を無理やり脱がし、そそり勃ったそれを〇〇の割れ目に擦りつけた。

 

「少し力を抜け、お前のなかに挿入っていくのを見てくれ」

○○の身体が緊張で強張るのが分かった。

濡れそぼった入口に亀頭を宛がうと、彼女は小さく息を飲む。

 

「力を抜けと言ったはずだが……」

 

優しく語りかけながらも腰を進めると、〇〇が悲鳴に似た声を上げた。

 

「いっ……!痛っ……!」

 

狭い蜜壷が異物を拒むように締め付けてくる。

強引に押し進めるたびに内部のヒダが絡みつき、思わず歯を食いしばった。

 

「くっ……この狭さ……素晴らしい……」

 

半ばまで到達したところで一度止まり、彼女の額に汗で張り付いた髪を払う。

 

「落ち着け……力を抜くんだ」

 

震える睫毛にキスを落とすと、〇〇が小さなため息を漏らした。

その隙を見計らい、一気に腰を打ち付けた。

 

どちゅんっ!!

 

「あぁぁっ!?」

 

衝撃で彼女の体が跳ね上がり、結合部から白濁した愛液が溢れ出た。

肉棒が膣壁を押し広げる生々しい感触と共に、内壁が痙攣するように収縮する。

 

「はっ……この締め付け……っぅ……」

 

想像以上の快感に思わず声が漏れた。

深く埋まった先端が最奥に触れ、その圧迫感だけで射精感がこみ上げてくる。

 

「お前のナカ……熱くて……絡みついてくる……」

 

そう囁くと、〇〇は顔を背けたまま涙を浮かべる。

 

「ひ……卑怯な……こんな……っ」

 

羞恥と痛みに震える彼女の声が余計に嗜虐心を掻き立てた。

ゆっくりと引き抜くと、粘膜が吸い付くような感触が伝わる。

 

「ぁ……待っ……!」

 

再び打ち付ける。

 

ずぶっ……!

 

「くぅっ……!」

 

抵抗しようとする膣壁を押し広げながら抽送を繰り返すたび、結合部から卑猥な水音が響いた。

溢れた蜜がシーツに染みを作っていく。

 

「んっ……ぁ…そんな……動かれると……」

 

言葉とは裏腹に膣壁はさらに吸い付き、内部が蠕動し始めた。

その変化に気づいたのか彼女自身も困惑の表情を浮かべる。

 

「違うっ……これは……」

 

否定しようとする彼女の腰を掴み固定すると、より深い角度で突き上げた。

 

どちゅんっ!ずぶっ!どちゅんっ!

 

「あっ!ああっ!そこっ……ダメっ……!」

 

最奥に当たるたび〇〇の体が跳ね上がる。

快感と羞恥が入り混じった表情は堪らなく扇情的だった。

 

「この感覚は……初めてではないのか?」

 

問いかけながら乳首を指で転がすと彼女の体が痙攣した。

 

「そ……んなっ……ああぁっ!」

 

答えを待たず更に速度を上げて打ち付ける。

結合部からは泡立った愛液が溢れ出し淫らな匂いが漂う。

 

「ぁ……やめて……おかしくなるっ……!」

 

涙目で懇願する彼女の唇を塞ぎながらピストンを加速させた。

舌を絡め取ると同時に膣内が激しく痙攣する。

 

「んんーっ!!」

 

口腔内でくぐもった悲鳴を上げながら〇〇は絶頂に達し、同時に肉棒が熱い内壁に締め付けられる。

 

熱い粘膜の波が襲ってくるが、歯を食いしばって耐えた。

〇〇の絶頂による収縮が肉棒を締め付け快感の頂点へ誘おうとするが、ここで果てるわけにはいかない。

汗で濡れた髪をかき上げると、朦朧とした表情の〇〇と目が合った。

 

「まだまだ終わりじゃないぞ」

 

言葉と同時に彼女の身体を起こし騎乗位へ移行させる。

自重で深く沈む感覚に彼女が悲鳴を上げた。

 

「やっ……あぁっ!深いっ……!」

 

震える腰を掴み下から突き上げれると、結合部から白濁した愛液が飛び散り、互いの体毛が絡みつく感触すら快感となった。

 

「もっと自分から動いてみたらどうだ?」

 

命令口調に〇〇の眉が寄り、屈辱と快感が交錯する表情に思わず笑みが零れた。

私は彼女が動きやすいように手を縛った紐を解いた。

 

「くっ……なぜ……こんな……」

 

言い淀む彼女の臀部を鷲掴みにして揉みしだきながら上下運動を促す。

初めは抵抗していた彼女も次第に本能に従い始め、自ら腰を揺らし始めた。

それを見ながら、乳房を揉みしだきながら乳首を指で弾く。

〇〇の動きに合わせて腰を打ち付け肉壁を擦り上げると、彼女の口から嬌声が漏れた。

 

「あっ……そこ……また……ぁ…っ!」

 

最奥を何度も抉るように突き上げると膣内が痙攣し始める。

私は彼女の動きを制止するように両手首を掴み上げた。

 

「そう簡単にイケると思うな」

 

引き寄せながら腰を打ち付ける。

肌と肌が激しくぶつかる音と結合部からの水音が部屋に響き渡る。

 

どちゅっ!ずぶっ!ぱちゅんっ!

 

「あぁっ!ダメっ……これ……また……っ!」

 

再び絶頂の波に飲まれそうになる彼女を追い詰めるように体勢を変えバックから貫いた。

 

「あっ!?待って……この格好は……っ!」

 

獣のように四つん這いにさせた彼女の尻を鷲掴みにし左右に割り開く。

羞恥に震える穴へ一気に挿入すると〇〇が背中を弓なりに反らせた。

 

「ひっ……!」

 

先程とは異なる角度からの刺激に膣壁が痙攣し締め付けてくる。

奥まで突き入れる度に溢れる蜜が太腿を伝い落ちる様は淫靡極まりなかった。

 

「ぁ……ぁ…奥に……っ…!」

 

喘ぎ声が途切れ途切れになるのを無視して激しく腰を打ち付ける。

彼女の身体が痙攣し始める中、私は最後の一撃を加えるべく覆い被さった。

 

「一目惚れでここまで感情を揺すぶられ激しくしたのは初めてだ…私の傍にいてくれ、お前を戦の道具などにはしない、普通の女性として愛でる…私の妻になってくれ」

 

囁きながら耳朶を噛むと彼女の体が跳ね上がった。

同時に膣内の収縮が一層激しくなり全身を震わせる。

 

「あぁぁっ!ダメっ……イクっ……イっちゃうっ!」

 

悲鳴のような叫びと共に〇〇は果てた。

全身が痙攣し膣壁が締め付ける快感に私も限界を迎える。

 

「ぐっ……!」

 

射精を堪えながら彼女の肩を押さえつけ最後の一突きを放つ。

最奥に届いた瞬間熱い精液が迸り、〇〇の体内へ注ぎ込まれた。

 

「あぁっ……熱い……のが……ぁ…」

 

虚ろな眼差しで呟くが気を失う彼女を抱きしめながら余韻に浸る。

この女を手中に収めた満足感と征服欲が全身を満たしていく。

 

「〇〇……」

 

彼女からゆっくり自身の抜けば、愛液と精があふれ出た。

 

そして、〇〇は気づいてはいなかったが、行為の最中ずっと密に感じていた視線。

おそらくは〇〇の仲間の者にだろう……私はその者に聞こえるように伝えた。

 

「さて、上の間の者」

「!?」

「使者殿には素晴らしい女性をご手配いただき感謝を申し上げると伝えてくれ……それと、明朝より戦装束にて伺いに参る。ご準備されと……」

 

私の言葉に何か感じたのか、何もいうこともなく上の間の者が去るのを感じた。

 

そして明朝、私は使者殿の領地に攻め入り見事に勝利を収めた。

その後は〇〇の出自などすべて隠し、彼女と祝言を上げた。

 

「〇〇」

「子龍……まさか、本当に私を妻にするとは」

「不満か?」

「そうするしかないように仕向けられれば誰だって不満は持つ!……ただ、お前が本当に私を幸せにしてくれるのなら、不満もいずれ解消される」

 

彼女の言葉と表情が私の感情を揺さぶり、さらに愛でたくなった。

 

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