「今日は、八重の握手会に来てくれてありがと〜♡」
うおおおおおおおお!!!! と、野太い歓声が上がる。
今日のお仕事はワンマンライブからの握手会だった。
ここ数ヶ月のファンミーティングに向けた営業活動とスキルアップのおかげもあってか、ファンの数が右肩上がりを続けた結果、異例の速さでワンマンライブをこじつける事が可能となり超満員の大成功。
これには社長も珍しく上機嫌で、また靴底愛撫やってくれないかなと交渉中である。
あれは良かった。しばらくオナニーのネタに困らないぜ。
「リアル八重ちゃん、マジで可愛い」
「ありがと〜♡ いつも応援してくれてるよね、ちゃんと見てるぞ♡」
剥がしのスタッフに促され、幸せそうな顔で去っていくファンを見送りながら、俺はスカートの中でこっそりと太ももを擦り合わせた。
心臓が早鐘を打っている。
バレてない。完璧だ。
今、目の前のファンたちは、誰一人として気づいていない。
憧れのアイドルのスカートの中が、今まさにノーパンであることに。
そして何より──この握手している手が、ついさっきまで自分のマンコを弄り回していた体液まみれの手であることに。
……時は少し遡る。ライブ終了直後の楽屋トイレにて。
「はぁっ、はぁっ……! 歓声すごかった……!
みんな八重のこと見てた……八重の名前叫んでた……っ!」
ライブの興奮。スポットライトの熱。そして何より、数千人の視線を一身に浴びた快感。
露出狂のケがある俺の脳味噌は、アドレナリンとドーパミンで完全に焼き切れていた。
俺は震える手で衣装のスカートを捲り上げると、汗で蒸れたパンツを一息に引きずり下ろした。
「ダメ、鎮めないとっ……! 握手会始まっちゃう……ッ!」
個室の鍵をかけただけの簡易的な空間。
俺は壁に手をつき、もう片方の手を、愛液でベショベショになった秘裂へと突っ込んだ。
グチュッ! ズプッ! ヌチャアアアッ……!
「あひぃっ♡ 濡れてるっ、ライブ中からずっと汁垂れ流してたからグショグショだぁっ♡」
時間がない。
俺は獣のように指を動かし、クリトリスを擦り潰し、膣内を掻き回した。
ライブの余韻を、自身の指使いで強制的に性的快楽へと変換する。
「んっ、んくぅっ……! イクッ!
ファンのみんなが待ってるのにっ、トイレでイッちゃうううううっ!!♡」
ビクンッ! ドピュッ……ジュワァァァ……♡
短い痙攣と共に絶頂を迎え、荒い息を整えてショーツをバッグに押し込む。
そして、手を洗おうとして──蛇口の前でピタリと止まった。
指先を見る。
そこには、透明な愛液と、白濁したマン汁、そしてライブの汗が混じり合った、濃厚な「八重ちゃんエキス」がべっとりと付着し、糸を引いていた。
(……これ、洗う必要あるか?)
変態的な衝動が脳裏をよぎる。
洗ってしまえば、ただの綺麗な手だ。
でも、もしこのまま行けば……俺の「一番濃い部分」と、ファンのみんなが直接触れ合うことになる。
それって、すごく……すごくエッチなことなんじゃないか?
「ふふっ……♡ そのままにしとこ……♡」
俺はペロリと指先の雫を舐め取ると、残りを太ももや陰毛のない恥丘になすりつけ、あえて少し湿り気が残る「生っぽい」状態でトイレを出たのだった。
そして現在。
「八重ちゃん! ライブ最高でした! 感動しました!」
「わぁっ、嬉しいっ! 汗かいちゃってごめんねぇ〜♡」
ガシッ。
俺は次のファンの手を、両手で包み込むようにギュッと握りしめた。
俺の手のひらは、さっきの愛液が乾きかけ、少しペタペタとした粘着質を帯びている。
さらに、握手会の熱気で再び滲んだ手汗と混じり合い、絶妙な湿り気と、人肌より少し熱い温度を持っていた。
「はわっ……! や、八重ちゃんの手、すっごい柔らかい……!
それに、なんか吸い付くみたいに……!」
ファンが感極まった顔で、俺の手の感触を噛み締めている。
(あっ……! 感じてくれてるっ……!
すごいっ、俺のおまんこ汁と手汗、嫌がるどころか喜んでくれてるっ……!)
俺はファンの純粋な反応に、背筋がゾクゾクと震えた。
馬鹿になんてできない。
むしろ、知らない間に俺の汚い部分を受け入れてくれている彼らの姿に、どうしようもない申し訳なさと、それを上回る興奮がこみ上げてくる。
「また来てねっ♡ 約束だよっ♡」
手を離すと、粘液のせいで少しだけ「ニチッ」と音がした気がした。
ファンは自分の手を宝物のように見つめ、恍惚の表情で去っていく。
中には、去り際にこっそりと握手した手の匂いを嗅いでいる奴もいた。
(嗅いでるっ! 思いっきり吸い込んでるっ!
ダメだよっ、それっ、さっきまでおまんこ弄ってた匂いだよっ!?
あああっ、俺の匂いがっ、あの人の肺の中に入っていっちゃうぅぅっ……!!♡)
興奮で膝が笑う。
ノーパンのスカートの下を、会場の空調がスースーと通り抜ける。
無防備なマンコを晒しながら、マン汁まみれの手で数千人と「濃厚接触」をする。
これ以上の背徳感があるだろうか。
「次の方どうぞ〜!」
「や、八重ちゃん……! 大好きです……!」
次から次へとやってくるファンたち。
俺はその一人一人の手に、俺の体液を塗りたくり、物理的に繋がっていく。
(すごいっ、すごいよっ……♡
みんなの手の温度で、おまんこ汁が温まって……練り込まれていくっ……♡
俺、今、みんなと秘密を共有してるっ……!
こんな汚い俺のこと、好きって言ってくれてありがとうっ……! いっぱい汚してごめんねぇっ……!!♡)
俺は聖母のような慈愛に満ちた(中身は興奮でドロドロの)笑顔を浮かべ、乾きかけた愛液を次のファンの手汗で潤すべく、愛おしさを込めて力強くその手を握りしめた。
「つ、次の方、どうぞー……(ちょっと引き気味)」
剥がしのスタッフの声色が、明らかに変わった。
列の空気が一変する。
ズシン、ズシン、という地響きのような足音と共に現れたのは、これまでのファンとは一線を画す、歴戦の猛者──いわゆる「濃い」ガチ恋勢だった。
「フゴッ……フゴッ……! 八重タン……八重タン……ッ!」
体重は優に三桁を超えているだろう巨体。
着古したTシャツは汗でぐっしょりと濡れ、透けた乳首が主張している。
額からは滝のような脂汗が流れ落ち、メガネは自身の熱気で白く曇っていた。
(うわぁ……♡ すごい逸材が来た……♡)
普通のアイドルなら悲鳴を上げて逃げ出すレベルの威圧感。
だが、俺のアンテナはビンビンに反応した。
彼の目だ。あの曇ったレンズの奥にある瞳は、純粋な応援なんて生易しいものじゃない。
「犯したい」「自分のものにしたい」「家に連れ帰って監禁したい」。
そんな、ドロドロとした欲望の煮凝りのような光を宿している。
「あ、あのっ、ボクっ、八重タンのことっ、デビューしたときからっ、オカズ……じゃなくてっ、応援しててっ!」
言葉を噛みながら、彼は俺の手を──握手というより、捕食するように両手で包み込んだ。
ヌチャアッ……!
「ひゃっ……♡」
思わず声が出る。
すごい。湿り気が段違いだ。
俺のマン汁コーティングされた手を、彼の手のひらから溢れ出る大量の脂汗が包み込む。
ヌルヌルとヌルヌルが混ざり合い、手と手の間で卑猥な潤滑油となって科学反応を起こす。
(あぁっ♡ 混ざってるっ♡
俺の愛液と、このオジサンの脂汗がっ、手のひらの中でネチョネチョに混ざり合ってるぅっ♡
汚いっ、最高に不潔だぁっ……!!)
「八重タンの手ぇ……柔らかいナァ……。いい匂いするナァ……」
彼は興奮が抑えきれないのか、俺の手をぎゅうぎゅうと強く握りしめ、あろうことか親指で俺の手の甲をネットリと撫で回し始めた。
完全にセクハラだ。
さらに、顔をギリギリまで近づけ、フゴフゴと荒い鼻息を俺の手に吹きかけながら、匂いを嗅ごうとしてくる。
周囲のスタッフが「あっこいつヤバイ」という顔で止めに入ろうとした、その時だった。
「んっ……♡ もっと……♡」
俺は、逃げるどころか、彼の手を握り返してグイッと身体を寄せた。
「えっ……? 八重タン……?」
「嬉しいなぁ……♡ そんなに私のこと、想ってくれてるんだねぇ……♡
おじさんの手……すっごく熱くて、大きくて……男の人って感じがして、ドキドキしちゃう……♡」
上目遣いで見つめ、潤んだ瞳で誘惑する。
演技じゃない。
この「俺を女として消費しようとする豚」の視線と、手汗まみれの接触に、俺の子宮が疼いて仕方がないのだ。
(もっと触ってよっ♡ その脂ぎった指で、俺の手のシワに入り込んだおまんこ汁をすくい取ってよっ♡
「いい匂い」って言ったね!? それ、俺の股間の匂いだよ! 興奮するだろぉ!?)
俺はテーブルに身を乗り出し、豊かな胸の谷間を強調しながら、彼の手を自分の頬に寄せた。
「ねぇ……ずっと、私のこと見ててね?
浮気したら……許さないからね……?♡」
ゾクゾクするような甘い声で囁く。
ガチ恋豚の動きが止まった。
曇ったメガネの奥で、瞳孔が限界まで開き──。
「ブヒィィィィィィィィッ!!??♡♡
あ、あうっ、一生っ、一生推しますぅぅぅぅっ!!!」
彼は白目を剥いて絶叫し、魂が天に昇ったような顔で崩れ落ちそうになった。
「はいお時間でーす! 次の方ー!」
スタッフたちが慌てて彼を引き剥がし、出口へと連行していく。
連行されながらも、彼は自分の手を──俺のマン汁と自身の汗の混合液にまみれた手を、恍惚の表情で見つめていた。
その光景を見ていた周囲のファンたちが、ざわめき始める。
「す、すげぇ……」
「あんな厄介オタク相手に、一歩も引かなかったぞ……」
「むしろ、愛で包み込んだ……? マジかよ、聖母か?」
「あの脂汗まみれの手を、自分の頬に……!?」
「神対応すぎるだろ八重ちゃん……! 一生ついていくわ!!」
会場中から湧き上がる称賛の拍手。
SNSでは瞬く間に『八重ちゃん、セクハラまがいの握手にも神対応』『慈愛の女神』というワードが拡散されていく。
(……あれ? なんか評価上がってる?)
俺はスカートの中で、じゅわりと愛液が滲むのを感じながら首を傾げた。
俺としては、ただ単に「汚いオッサンにネットリ触られて興奮した」だけなのだが。
結果的に、俺の「清純派聖女」としての地位は、皮肉にも盤石なものとなってしまったのだった。
「さぁ、次の方っ♡ いっぱい握手しよっ♡(次はもっと手汗すごい人来ないかなぁ……♡)」
俺はニチャついた手で、次のファンの手をまた強く、強く握りしめた。