唐突だが、現在紅蓮の臨時休息所にきて1週間になる。
切っ掛けはカウンターズを率いて森林地帯の探索に向かった事から始まる。
森林地帯とあってアークのように舗装された道はなく、鬱蒼と生い茂る草木を搔き分けながら獣道を進んでゆく。
始めは平坦だった道がやがて緩やかな上り坂になり、さらに一時間ばかり歩くともはや山道になっていた。
通信も草木が邪魔しているのかシフティーとの連絡も取れなくなり、通信が取れるところまで引き返そうと、ラピの先導の元に山道を降り始める。
しかし、まるでその決断を嘲笑うかのように、天候は急激に悪化していった。
光が差し込んでいた森は次第に薄暗くなり、小降りの雨が頬を叩くと同時に周囲に霧がかかり始めてくる。
もう少しで開いた場所に出るはずだ。
そう思いずんずんと進んでいくも、視界が開けるどころか一歩進むごとに霧が深くなっていく。
終いには、前に掲げた指先すら白い靄に隠れてうまく見えなくなったところで、ようやく周囲には誰もいないことに気が付いた。
その後、霧が晴れるまで森の中を彷徨い、のろしを上げて救助を待つこと2日。
巡回中だった紅蓮に拾われ事なきをえるのである。
「やはりたわいもない会話をしながら杯を交わすことこそが、一番のつまみだ」
青草の生い茂る草原と、人が営んでいた過去の残骸。
鈴虫の軽やかな音色と川の流れる音が心地よく周囲を引き立たせ、儚い世界を月が照らしている。
その月明かりに照らされるなだらかな丘の上で、今は紅蓮と並ぶように座って夜風を当たっていた。
自然の瑞々しさを噛み締める傍らで杯を煽っており、こちらも釣られるて手元にある酒で口を湿らせる。
やることがないならお酒を飲む。
常々と語る紅蓮と共に過ごした1週間、昼は畑に耕し、夜は彼女の作った数々の酒を日替わりに酌み交わす。
月を肴に、風を肴に、雨音を肴に。
今夜も畑仕事で火照った体を、夜風が優しく慰めながら紅蓮と共に杯を交えている。
初めのうちは不便だと思っていた日課が、1週間ほどたてば不思議と心地よくなっていた。
前哨基地に慣れた体で地上の生活に付いていけるか心配しかなかったが、本物の日の出とともに目を覚まし、畑を耕して天然の食物を味わい、虫の鳴き声と木々の香りを全身で浴びながら夜を終える。
今ではすっかり順応して、このまま地上で暮らしも悪くないと思ってしまう程だ。
「どうかね? このまま地上で暮らしてみるというのは……それはそれで、面白いやもしれんなぁ」
こちらの心を読まれたのだろうか。
驚いて月明かりに照らされた紅蓮の顔を覗くと、酒気に煽られ仄かに赤み掛かっており、その表情もとろんと溶けた様に緩んでいた。
また冗談か、と言うと紅蓮は目を閉じてバレたかと返す。
いつもの冗談に、飽きないなと思いながら再び口を酒で湿らした。
今回のお酒は酒気が強く、香りも独特で癖が強い。
アルコールで体の奥が燃えるように熱くなるのはよくあることだが、血流がよくなって酔いの回りが早い不思議なお酒であった。
紅蓮に電波の届くところまで案内してもらい、迎えがくるまで後1週間。
アークに戻ったら手土産に紅蓮の酒でも持ち帰ろうと考えてはいたが、これはアークでは流行らないだろう。
そう感じつつ紅蓮と他愛のない話を肴に、そして自然を肴に酒を味わうのだった。
一時間ほど飲み明かしたのだろうか。
酔いが回って居心地のいい酩酊感を覚えながら、ちらりと紅蓮を盗み見ると無防備に服の隙間から横乳が目に入ってしまった。
それは彼女の美貌も相まって生唾を飲み込んでしまうほど扇情的で、思わず目をそらして邪な思考を振り切った。
おかしい。
確かに紅蓮は美しく、体は引き締まっていて、ちょっとだらしないおっぱいが魅力的だったとしても、命の恩人に欲情するほど無神経でもないつもりだ。
煩悩を振り払うように首を振ると、紅蓮はそれに気付いたのか、
「おやおや、坊ちゃんにはまだはやかったかな」
そう言いながら、悪戯っぽい表情を浮かべながら顔をこちらに近づけてきた。
バレたか、と思い身構えてしまうが、酒気の纏った甘い欲情的な香りがこちらまで流れてくると、さらに煩悩が鎌首をもたげてくる。
しかし紅蓮はこちらの事情など全く知らないようで、いそいそと懐から今日の酒を取り出した。
「今日の酒はこれだ。蜂酒という」
紅蓮が取り出した酒を覗くと、その中には大量の大きな蜂が沈んでいる。
想像外のグロテスクな見た目に、思わず顔を背けてしまった。
「おっと、確かに見てくれはあまりよくない。だが体力増強と滋養強壮にいいとされておる。体に悪いものではないから安心しておくれ」
確かに蜂酒の中身を見てから、顔を背けて嫌そうな表情を浮かべてはいるが、それだけではない。
色々な装飾物で隠れてはいたが、それらを外した紅蓮の服装は驚くほど薄いことに、茹った頭は改めて気付いた。
前哨基地では、やたらと露出度の高いエルシオンの服を見慣れてるせいで感覚がマヒしていたのか、紅蓮のレオタードの様な服装も十分肌を見せる扇情的な服だった。
服の隙間からは月明かりに輝く白い肌を覗かせ、気持ちのよさそうな肌触りのする瑞々しさを誇張していると錯覚してしまいそうだ。
深呼吸をして、心を落ち着かせよう。
そう思って仏頂面をしたのが良くなかった。
「ぼっちゃん?本当に無事かい?」
紅蓮が心配そうに肩に手を置いて、こちらの顔をのぞき込んでくる。
我慢をしようと気張っているときに、その行為はあまりにも逆効果だった。
紅蓮の手が、肩が、前衛でラプチャーを叩ききっていたとは思えないほど柔らかく、紅蓮の長いまつ毛や、艶やかな唇が腰に痺れが来るほど優艶で、紅蓮の声が、吐息が、背筋が沸き立つほど蠱惑的だった。
膨らんだ風船をとどめの針で刺されたかのように忍耐力の限界が訪れ、気がつくと紅蓮の手を掴んで力任せに地面に押し倒してしまった。
「きゃっ」
到底紅蓮の口からでたとは思えないほど、可愛らしい声を上げて青草が生い茂る地面に倒れこむと、後を追うように赤みがかった白髪がふわりと舞い上がる。
改めて眺めると、唖然としてしまうぐらいに紅蓮の体は抜群なプロポーションを備えていた。
体の曲線がはっきりと見えるほど肌に吸い付いたレオタードから除く肉体は、少し小柄で華奢なのに、つくべき所にはたっぷりとついていて、女らしい曲線を帯びている。
特に目につくのは少しだらしない胸の膨らみで、重力に負けて自重で潰れてもなお自己主張を続けており、それが普段とは違うと欲情的な魅力で惹きつけられてしまう。
きゅっと括れた腰の位置も長い足のおかげで妙に高く、細いウエストから腰つきに至る曲線は、艶かしい一種特有な芸術品の様な美しさがあった。
「ぼ、ちゃん?」
酔いと困惑で舌っ足らずの声で呟いた紅蓮は、一瞬ぼぉっとした様子だったが、目と目が合った途端にどうやらまずい状況に気づいたらしい。
それと同時に、互いの息遣いが近くにある事に気づいて紅蓮の酒気の帯びた頬がさらにかぁっと赤らんだ。
視線が紅蓮から離れず、彼女の方もぽーっと赤くなったまま見つめてきてしまう。
数十秒ほど見つめ合うと、気持ちが落ち着いたのか紅蓮は僅かに瞳をそらして咳払いをした。
「んんっ、少し落ち着こうではないか。いま離れてくれるのであれば、お互いなかったことにしよう。恐らくだが、蜂酒にやられておる」
正気に戻るように問いかけているようだが、こちらの脳内は性欲と愛欲で染まっている。
この高ぶる思いを彼女にぶつけなければ、どうにかなってしまいそうだ。
それに紅蓮が本気を出せば人間なんて、あっという間に地の果てまで投げ飛ばされて終わるだろう。
しかし紅蓮は拒否するどころか、抑えつけた腕すら振り払おうとしない。
それを勝手に合意と受け取って、紅蓮の息がかかる所が熱く感じるほど顔を近づける。
「ぼっちゃ……んっ」
気づけばどちらともなく唇と唇とが触れ合っていて、柔らかい感触に溺れるように紅蓮とキスしてしまっていた。
触れ合うだけだったのは最初だけで、啄むように唇の柔らかさを確かめ合い、すぐに深く重ねてその甘美な唇の内側を堪能してしまう。
「ぁ……んっ」
紅蓮の喉奥から漏れ出る声が普段のものとは思えないほど色っぽく、あっという間にのぼせ上がってしまう。
気づけば巡礼者が相手だとか、命の恩人が相手だとか言う抑制は外れてしまっていた。
赴くがままに紅蓮の唇を味わい、その内側に舌をにゅるんと潜らせる。
「ぁん」
そして絡めとった舌を優しく愛撫しながら、とろーっと涎が溢れるまでねっとりと吸い上げる。
初めは為されるがままに口姦に興じていた紅蓮も、時が経つにつれて溺れるように舌を絡め、唇を吸いついてくれた。
それに答えるようにこちらも深く重ねてちゅうっと舌を吸い上げると、紅蓮の唇の端からとろーっと涎が溢れて首筋へと痕をつけていく。
それを追うように、キスをやめてちゅっちゅっと紅蓮の瑞々しい首筋に口づけていった。
「ふっ♡……うっ、なんとも、困ったぼっちゃんだ」
接吻から解放された紅蓮はそう呟くと、空いている腕をこちらの腰に巻き付けて、赤ちゃんをあやす様にポンポンとやさしく叩いてくれる。
思わぬ紅蓮の反応に一気に歯止めが効かなくなった。
押し付けていた彼女の腕を開放して首筋に口づけを続けながら、肩にかかっていたレオタードの紐を外す。
するとレオタードに納まっていたおっぱいが自重に潰されて零れ落ちてきて、それを抑えるようにむにゅっと揉み上げる。
「んっ……」
紅蓮が胸から伝わる甘い刺激にか細い声を上げた。
狭いレオタードから解放されたおっぱいは蕩けたゼリーの様な柔らかさを秘めており、触れているだけで背筋がゾクゾクしてくる。
その感触をより強く感じるために左右にたぷたぷと動かし、こりこりに硬くなった乳首を親指で円を描くように丹念にほぐしていく。
紅蓮は声を出すまいと唇を一文字に引き締めて耐えていたが、ぷっくりと膨らんだ頂点を強めに弾いた瞬間、電流が走ったかの様に紅蓮の身体が細かく痙攣する。
「くッ……はっ、あ……♡ ん、ふっ……」
浅い絶頂で声を押し殺しながら身悶えする紅蓮は、まるで男を誘っているように感じる。
しばらくして紅蓮も落ち着きを取り戻したようだったが、その間にこちらは太ももに手を伸ばし、サラリと撫で上げながら、そのまま欲望の赴くままに紅蓮の股間部へ手を伸ばす。
太ももとレオタードの際どい股間部が描くY字の合流地点へ挿し込むように指を押し込むと、フニッとした柔らかい感触と共に指を包み込む。
それをゆっくりと下に下にと指を移動させると、徐々に湿り気は強くなっていく。
全神経を指先へ集中させ指を押し込み、際どいV字のレオタード越しの感触から紅蓮の秘裂への入り口を探す。
もうすぐ人差し指が股間部の半分に達するかというところで、レオタードの感触が変わった。
ヌルリッ
紅蓮の愛液を吸い上げたレオタードはそこだけ蜜を吸いこんで湿気っていて、ここが源泉だとあからさまに教えてくれた。
指先を曲げ、ぬめり気のあったレオタードごとをそこに押し込むと、ズヌヌ……と柔らかく受け入れられていく。
「……ッ! 待ちなさいッ!それ以上は、そこは大事な……はんっ♡」
僅かに紅蓮のワレメへの接触を果たし、指先を細かくほじるように動かすと、下半身の甘い刺激に声を上げた。
程なく秘所から零れる愛液で、股間の生地が重く濡れて始めると同時に、くちゅくちゅと水音が上がる。
熱い愛液をたっぷり吸ったレオタードは紅蓮がどれだけ感じているのかを克明に示しており、柔肉がヌットリまとわりついてきた。
指先の感触を頼りに紅蓮のレオタードの内側へ滑らせると、割れ目に中指をゆっくりと挿し入れていく。
「はぁはぁ、うぅっ……♡ ぼっちゃんの指が……くッ」
指を突っ込んだ瞬間に紅蓮の膣内はあったかいトロトロ愛液が充満していて、トポォ……ッ♡と一気に溢れだした。
それでいて無数の肉ヒダが絡み付くようにして指先を締め付けてくる。
アツアツトロトロの蜜でいっぱいの膣内を薄い生地越しに指を挿し入れて掻き回す度に、溢れ出た愛液で手のひらまでもがベトベトになっていき、やがて淫らな水音を奏で始める。
クチュッ♡ヌ……チュッ♡チュプッ、チュクッ♡
膣内をいつまでも愛撫していたいが、今度はクリトリスの辺りを攻めるべく物欲しそうにヒクヒクと痙攣する膣口を指の腹でこすると、指の感触から小さな肉芽を探し当てる。
先程腟口を弄ったせいか少し膨らんでいるようで、指の腹で優しく撫でると紅蓮の細い身体がピクリと震えた。
「フッ!うぅ……んッ、はぁッ♡」
クリトリスを擦り続けると紅蓮の艶めかしい吐息が耳元で発せられ、顔を見れば酒気以外の反応で頬が赤く上気していた。
勃起したクリトリスを擦るペースを徐々に上げていくと、それと同時に紅蓮の吐息もさらに甘ったるくなり、ヒートアップしていく。
とどめにクリトリスを指でギュッと押し込んだ瞬間、
「~~~~ッッ♡♡」
紅蓮は声もあげずに体が大きく跳ね、大きな胸を突きあげながらビクビクと細かく痙攣する。
秘部を弄り回していた指先が痙攣に合わせ太ももに締め付けられ、熱い愛液が染み出して指に絡みついてくる。
追い討ちをかけえうように、桜色の乳首に指先を突き立てグリグリほじり、秘部の中で指を曲げてリズミカルに押し上げ、割れ目にある小さな豆粒を指で弾きながら首元に再びキスをする。
すると、またしても全身に電流を浴びた様に身体を波打たせ、紅蓮は絶頂した。
「ふっ♡ くっ!あぁぁあッ!♡ まっ、待ちなさ、ぃッッ……♡♡」
すでに手の動きを止めているものの、紅蓮はカクカクと腰を震わせ、歯が音がするほど噛みしめ全身を悶えさせる。
腰がわななき、膝が痙攣するように震え、しなやかな肢体をくねらせ、濃密な女の香りが男の性を刺激する。
もう我慢の限界でだった。
紅蓮から体を離してチャックを開けると、一週間に及ぶ禁欲生活でいきり立ったペニスが先端から透明な糸を引いててかてかに光っている。
紅蓮の上で中腰になって、際どいレオタードの熱く濡れた股間の部分を指をかけて脇にずらした。
ヌチャ……ッ♡
粘質な音と共に糸を引きながら現れたのは、陰毛の無い綺麗な肌に入った一本の筋で、紅蓮の呼吸に合わせて小さくクパクパと口を開き、少し上には小さな肉芽が顔を出している。
「フーッ、フーッ♡………ぼっちゃん、それ以上は男女の関係になってしまう。止めておきなさい」
紅蓮は絶頂から降りてきたばかりで、上気して熱っぽく潤んだ目をしながら道理を説いてくる。
しかしレオタードをずらされて、蕩けるようなおっぱいと蜜が溢れる股間を露出させるながら四肢を弛緩させている彼女が言っても全く説得力を感じなかった。
紅蓮の緩んだ太ももを両手で抱き込み、割れた股に体を割り込むようにして埋めていく。
「ッ……もはや、聞こえておらぬな。蜂酒を人間の男が飲むとこうなってしまうのか」
紅蓮の声が遠くで聞こえる。
こちらに来てから一週間禁欲状態が続いたせいか、それとも酒のせいか心臓が痛くなるほど力強く脈打つ、もはやこの疼きを止めなければ下半身が破裂してしまいそうだ。
片手で肉棒を握り、もう片方の手でヒクヒクと男を誘う恥肉に指をかけてゆっくりと割り開いた。
くぱぁッと閉じていた一本筋が口を開き、濃厚な女の香りが青草の混じる大地の匂いに混じるように解き放たれた。
鮮やかなピンク色をした膣肉と蕩けうねる膣ヒダが顔を出し、口を開かれた途端にトロトロの愛液が溢れ出てくる。
もはや自分の意思では止めることはできず、紅蓮の膣口に狙いを定めて腰を進めていく。
「ぁ……♡」
くちゅり♡と音がして、紅蓮は色っぽくため息をつく。
亀頭の先端が割れ目にすこし触れただけで、全身に痺れるような快感が走った。
トロトロの温かい愛液が狭い膣口から零れて亀頭を濡らし、くちゅくちゅと馴染んでいやらしい音を立てる。
その僅かな刺激だけで出してしまいそうになるが、腹筋に力を入れて耐えるとゆっくりと腰を推し進めていくと、ニュルっと狭い穴に亀頭が咥えられ、生暖かい感覚が先端を包み込んだ。
「…んっ……あんっ♡」
紅蓮の口から漏れ出たとは思えない妖艶な喘ぎ声を聞きながら、ゆっくりと馴染ませるようにみりみりと膣内を押し広げていくのが何とも生々しい感覚だった。
暖かくぬめったひだ肉が前進を阻むようにペニスに纏わりついて、途端痺れるような気持ち良さが腰から全身へと広がっていく。
紅蓮は膣ひだを直に亀頭のエラにぞりぞりと押し倒される快楽に、脚を震わせながら心底気持ちよさそうな媚び声小さく漏らした。
程なくして、紅蓮の恥骨と腰がぴっちりと密着した。
ペニスを根本まで貫き粘膜を重ね合わせる感覚は、溺れていまいそうなほど気持ちよく、最初からペニスの形にあつらえたようにぴっちりと間断なく吸い付いていて最高の居心地だ。
「はぁぁぁ♡♡………やってしまった。ぼっちゃんを誑かして、目合ってしまうとは……。あの二人に後で何と言われるか」
紅蓮は息がかかるほど近くで、頬を染めながら困ったような表情をした呟いた。
しかし美貌には蕩けたような笑みを浮かべられており、甘えるように両腕をこちらの背中に絡めてくる。
飄々としている紅蓮がこんな表情を見せるかと思うと内心嬉しくもあり、思わず彼女に顔を近づけると有無をいわさずに唇を重ねる。
まずは触れるだけの優しい口付け、紅蓮からの抵抗は相変わらずない。
「んっ♡ ………ちゅっ、はむっ……」
普通の恋人同士が普通に愛しあっているような、そんなキスだった。
離れて、もう一度紅蓮をじっと見つめる。
こうやって目の前で向かいあうと彼女の美貌がよくわかる。
長い睫に縁取られた瞳に囚われたかのように目を離せない、そして再び近づき半開きになった彼女の唇を合わせる。
「ぼっちゃ……ぁん、んっ♡」
柔らかい感触が唇にあたったかと思うと、にゅるんと紅蓮の口の中に舌を入れると、トロトロで甘い舌が自然に絡み付いてくる。
「ぁ……んむ…ん♡」
合わせるように舌を絡めると満足するどころか、紅蓮の方からより一層貪欲にキスを求めてくる。
お互いの舌を絡み合わせると同時にゆっくりと腰を動かすと、膣内を占拠していた肉棒が肉ヒダが擦れあうと、彼女の腰もこちらに合わせて動かす。
上下で粘膜を擦り合わせると、まるで互いの気持ちが通じ合っているような感じがして、気持ちは昂ぶってきた。
ぐちゅぅ、くちゅう。
「……ッ!?♡ んんッ……♡ んちゅっ、ちゅ……ッ♡ ちゅむっ♡」
腰が前後する度に、ペニスが紅蓮の蜜壺を出入りする。
時折先端に子宮口のこりこりとした感触が当り、肉ヒダが絶妙の締りで歓迎してくれる。
そうなると紅蓮とのディープキスも盛り上がる一方で、深く深く唇を重ねながら黙々と舌を絡ませあう。
時折もれるくちゅくちゅと口腔を攪拌する水音と、下半身の結合部から漏れる水音が交じり合う粘着質な音が、鈴虫の鳴く草原に混じるように響き渡る。
「はぁ、ん♡ はむ……れぇ、んっ♡ んっ♡ ぼ、ちゃ……んむぁ♡ ちゅぱっ♡」
互いの心と体が混じり合うような、一体感のあるセックスもついに限界がやってきた。
紅蓮の蜜壺はペニスを奥までぐっちょりと咥えこんできゅうきゅうと締め付けて、肉ヒダはフェラでもするように竿全体を舐めまわしてくる。
さらに抜群のスタイルをもつ紅蓮の女体にやさしく抱擁され、甘えてるように吸い付く柔肌に包まれているのだ。
1週間の禁欲生活もあり、最早我慢する気はなくなっていて欲望に導かれるまま紅蓮の白い尻を掴み、動きを止めてぐりぐりとむくりと体積がましたペニスの先端を子宮口へと押し付ける。
「んちゅ……♡ ちゅむ、んんんっ!!♡ ……はぁっ、くぅっ……♡ 腹の奥がっ♡ はぁ……、はぁ……」
しがみ付くこちらの体が強張ったのに気づいた紅蓮は、唇を離してうっとりとした視線で絡み合うように見つめてくれる。
その間も黙々と彼女のお尻をしっかりと抱きかかえて、股と股とを擦り合わせると、亀頭が狙い澄ますかのように子宮口にぴったりと密着した。
「あっ♡ んっ……射精す気かい? よいのか、他のお嬢ちゃんたちが悲しむのではないかね」
息がかかるほど間近でそう言い放った紅蓮は、くすくすと悪戯っぽく微笑んだ。
今、繋がっているのが自分の命を救ってくれた恩人であるのは理解している、巡礼者が人類のために戦ってくれているのも感謝している。
しかし、オスの本能としてはまったく別問題だった。
実際に感じているのはこの上なく魅力的な美女の肉体であり、その彼女の蜜壷がねっとりと絡み付き、パンパンに膨らんだ亀頭は子宮口を押し付けている真っ最中。
びくんと体が震え、理性のたがが外れそうになるのを感じた。
申し訳ないという感情とそんな彼女を組み伏せている興奮が、痺れるほどの快感が腰奥から沸きあがらせた。
「だが、もちろん」
そんな葛藤を見透かすように、紅蓮は耳元に唇を近づける。
「……責任をとってくれるなら構わないとも、ぼっちゃん」
甘えるような口調で紅蓮はふぅっと耳に吐息がかかる距離で囁いた。
紅蓮の悪戯っぽい誘惑の言葉に、思わず射精してしまいそうな程の欲情をしてしまう。
目の前の巡礼者に言葉だけとはいえ生中出しの許可を得たというは、あまりに甘美な誘惑だった。
もはや我慢するのに精一杯で、動くことすらできずにじっと紅蓮の下半身に腰を固定し続けることしかできない。
限界が近づきつつあるこちらの苦悶の表情を見て、紅蓮はなにかを察したのか目を閉じると
「……いや、言ってみただけだ、忘れてくれ。元を正せば、こちらの不用意が原因でもある」
そう、何事もないかのように呟いた。
なぜそのような答えになったのかは分からないが、その姿があまりにも儚く、寂しそうで、思わず紅蓮の唇に再び優しい接吻をする。
重なった唇の中で舌が絡み合い、白い肌の柔らかい感触に包まれ、同時にぬかるんだ花園に埋まる股間がきゅうっと吸い上げられる。
甘い香りが脳髄を犯し、夢中になって紅蓮の唾液を啜って、そしてどちらからともなく唇が離れた。
「ちゅっ♡ ふぅ……心配せずとも、ぼっちゃんの好きにするといい」
紅蓮が言い終わると同時に、艶然とした微笑が表情に浮かべると、きゅんっとまるで絞りとるかのように膣内が収縮して動いて、腰に彼女のほっそりとした足が絡まるのを感じた。
蕩けるような視線を受け、妙に胸が高鳴り、そのまま腰を突き上げてしまう。
ずちゅっ、ずちっ、ずずっ。
茹った頭で考えられるのは、ただ紅蓮と交わる心地よさだけだった。
本能の命じるまま眼の前の美女に種つけるために、最短距離を疾走する。
「はぁッ、うぅッ♡ あっ♡ あっ♡ はあぁッ♡」
紅蓮の噛み殺し損ねた喘ぎが耳朶を打つ。
大きく腰を引いて何度も突き入れ、腰を紅蓮の恥骨に打ち付けるピストンが始めると、亀頭のカリ部分がお腹の裏側やクリの付け根といった性感帯を擦りあげる。
ぬぽぬぽと亀頭で子宮口を捏ねまわした反応で、肉ひだが竿肌にちゅうちゅうと吸い付くと、紅蓮が震えて吐息のような甘い鳴き声が耳元で漏れ出した。
「はぁ……あっ♡ 腹の奥が、揺れてっ♡ あっ♡ ん、んっんん♡♡ ふぅぅ、くっ♡」
程なく限界が訪れて、ただ性欲を解き放つために緩急もなく、ただ気持ちよくなるための単調な動きで絶頂の階段を駆け上がって行く。
亀頭で子宮口を連続的に押し潰すと、紅蓮は腰を浮かせて迎えうつようによりはっきりと弱点をさらけ出した。
子宮をいじめやくすくなり、誘われるように紅蓮の白いお尻を抱え込んで円を描いてねっとりと最奥のコリコリとしたものをイジメると、紅蓮の腰が一段と強く震える。
「あっ♡ あっ♡ ぅぅっ!!♡ ~~~~ッッ♡♡ イッッッ♡ ぁぁッッ♡」
最初に絶頂したのは紅蓮だった。
微かに漏れる甲高い声が途切れ途切れに鳴いて、続いて紅蓮が全身を痙攣させて四肢をこちらの体に絡みつき、まだ律動を続けるこちらの動きを止めるようにしがみついてくる。
途端に亀頭の先端からペニスの根本まで媚びるように絡みついていた肉ヒダは、きゅーっときつく締めつけ、絶頂に戦慄く子宮口が鈴口にディープキスし、ちゅーっと亀頭の先端にむしゃぶりついてきた。
これには我慢できなかった。
ゾクゾクっと快感の痺れが背筋を走り抜け、睾丸に溜まっていた精液の塊が尿道を勢い良く駆け抜けた。
びゅぅっ、ビュルルっ、どびゅっ……びゅーっ
「はっ!ぁぁあああッッ♡ んッ、んんんッ!♡ 熱いのが、膨らんでッ♡ んッ、はぁあ♡ でておる……♡」
その瞬間、長い射精を紅蓮の中に注ぎ込まれ、しかも驚くほど萎える気配がなかった。
すぐさま次弾が装填され、間髪いれずに再びどびゅーっと長い射精を注ぎ込んでしまう。
何しろ1週間あまりの禁欲生活の後で、命の恩人で巡礼者でもある紅蓮のスタイル抜群の肢体と手足を絡ませ合うように抱き合い、その極上膣内に根本まで埋めながらの膣内射精。
射精は中々終わる気配を見せず、紅蓮の子宮に次から次へと子種が注がれていく。
しかも紅蓮の膣内は、絶頂に痙攣してきゅっきゅっと絶妙の締り具合で甘えた挙句、降りてきた子宮口が吐精する鈴口にむちゅーうと喰らいついてくる。
「んっ♡ ふ、くぅっ♡ あん♡ んん、ぼっちゃん……まだ、射精しているのかい? ふぅ♡ ふぅ♡ ……仕方あるまい、すべて射精しきるといい……」
巡礼者を組み伏せて、交尾に励みなら耳元でそう囁かれると、どうしようもない背徳感に襲われてしまう。
眼の奥が瞬くような悦楽を感じ、より一層射精欲が湧き上がってしまう。
紅蓮のキュッと引き締まった白いお尻を抱き、一心不乱に腰を擦りつけて、胎の中が溢れるほどに子種を注ぎ続ける。
そしてあまりにも強すぎる快感からか、普段ならば決して口にはしない好意の言葉も形になってしまった。
「……ッ!♡ ぼっちゃん、何を言って……!」
そしてその言葉への反応も絶大だった。
紅蓮の顔から信じられないという驚愕の感情が零れ出ると、腰に絡めたしなやかな足は力が篭めた事で、きゅんっと膣穴が収縮する。
勢いも失いつつも続いていた吐精は、むぎゅーっと膣肉が収縮することで一滴も零れずに尿道へ取り残され、
どくんっ。
その直後、子宮口が大きく口を開かれ、鈴口にむちゅ♡と吸い付いたかと思うと、子種を欲しがるようにちゅうぅと尿道に残ったものを飲み込もととうねり出し、それに合わせるように最後の一滴を放った。
それは一滴と表現するにはいささか量が多く、尚且つ子宮の壁にべちゃりと叩きつけるような勢いの、ねっとりと濃い射精だった。
それを直に感じ取った紅蓮は、色っぽく「あっ♡」と戦慄いて、もう一度背筋を震わせて小さく絶頂した。
射精が終わると同時に力尽きて、紅蓮の体の上に倒れこむような形で体重をかけてしまう。
はやく退かなければと思うも激しい息が止まらず、体中から力が抜けてしまったみたいに動かない。
体がとてもだるい。
それを紅蓮はあやすように抱きしめてくれて、その優しさに安心感を抱きながら、意識が深い底へと沈みこんでしまった。
気がつけばチュンチュンという鳥の囀りが聞こえ、目を開けると風に揺れる木々の隙間から朝の日差しが光の刃を伸ばしていた。
酒の影響で少し頭の奥が重い。
なぜこんな場所で寝ていたのか、と寝起きと酒気の残り香で鈍くなった頭脳を動かし始めると、紅蓮との事情が鮮明に思い出してきた。
額に冷たい汗が流れて背筋の毛穴が粟立ち、慌てて周囲を見渡すとそこには案の定というべきか、ここ一週間地上での共同生活を共に行っている紅蓮がお互い暖をとるように引っ付くように横になっている。
「目覚めたかい? ぼっちゃん」
紅蓮はすでに起きていて、困ったように頭を搔きながら起き上がると、暖かくて柔らかい感触がすっと離れていった。
「はは……困ったものだ。さて、お嬢ちゃん達にどう説明したものかね」
ほんのりの湿っぽい髪が首筋に張り付き、朝日の爽やかな光に反射して輝いて見えた。
一夜があってか紅蓮が美しく見え、それが何とも喉元に知らない痒さを感じた。
その痒さを誤魔化すように、昨夜まで隣で咲いていた紅蓮の花弁が、風に流されないよう胸元に抱き寄せたのだった。