のんびり更新していきます。
紫藤さんはどこまで許してくれるんだろう。
ふと少年はそう思った。
今まで彼女と交流を深めてきた彼にはわかる。
彼女は強く頼み込めば(特定人物に限り)断れないタイプだ。
そんな彼女に頼み込めば、一体どこまで許してくれるのだろうか。
ふと少年はそう思った。
思い立ったが吉日。
早速少年は水辺でひとり黄昏ていたアリサに実践してみることにした。
「紫藤さん!キスしていい?」
「ふざけてんのかてめぇ!!」
さすがにステップを飛ばしすぎたようだ。
アリサは顔を真っ赤にしてプルプルと震えている。
このままでは顔面がへこまされてしまうだろう。
あわてて少年はアリサをなだめる。
「ごめんごめん間違えた、紫藤さんのマスク外していい?って聞きたかった」
「何をどう間違えたらそうなんだよ!」
「ほら、マスクで口が隠れてるからそれ繋がりでさ」
「どこが繋がってんだよ」
「紫藤さん!マスク外して!」
「普通に頼めよ……ほら」
何でもないかのように、アリサはマスクを外した。
顔を見られることになっても、彼女が拒否感を見せることが最近はなくなっていた。
それもこれも彼がアリサと出会うたびに素顔を見せることを要求しているから、慣れてしまったのだろう。
彼女の素顔を見れただけでも少年にとっては喜ばしいことだったが、ここで止まることはしない。
彼は彼女がどこまでなら頼みごとを聞いてくれるのかを検証したいのだ。
少年は次の頼みごとをする。
「紫藤さん!フード外して!」
「……なんで」
「後頭部見たことないなって」
「もっとマシな言い方があるだろ」
「お願い!」
「はぁ……」
アリサはすこし考えてから、すっとフードをおろした。
普段は見えない後ろで束ねられた髪。
日にあたらないせいか白くきれいなうなじ。
かわいい
少年はそう思った。
口に出したら逃げられてしまいそうだからぐっとこらえている。
「……」
アリサがすこし居心地が悪そうに少年の顔を見つめた。
その仕草もまたかわいらしい。
マスクとフードを外すだけで、こうも印象が変わるものなのか。
少年は彼女の上目遣いに心を奪われる。
「……はっ、意識飛んでた!紫藤さん、手握っていい?」
「……他の奴に頼めよ」
「紫藤さんがいい!」
そう言うとアリサはすこし迷いながら手を差し出した。
少年はその手を勢いよく掴む。
互いの右手と左手が繋がれる。
少年と視線を合わせるのが恥ずかしいのか、アリサはプイとよそに視線を向けた。
普段あれほど一緒に寝ているのに、こうして面と向かって手を握り合うことは少し恥ずかしいようだ。
少年もまた、すこしの気恥ずかしさを感じていた。
さきほど彼女の素顔を正面からじっくりと見てしまったことも関係しているのだろう。
静かな水辺のおかげで、手に神経が集中していく。
「やっぱり紫藤さんの手って暖かいよね。不思議」
「……そうかよ」
「まだ魔法が残ってるのかもね。手の中に炎が宿ってるっていうか。そろそろファイアパンチとか火拳ができるんじゃない?」
「何言ってんだお前」
少年が握った指を動かす。
アリサはされるがまま、大人しくしていた。
指を一本一本ゆっくり丁寧に絡ませる。
「……」
「嫌?」
「……別に」
つないだ手を恋人繋ぎにさせられても、アリサは抵抗しなかった。
それどころか彼女のほうも強く手を握りこんでいるような気がする。
どこまでなら許してくれるだろう。
少年はさらに一歩踏み込んでみることにした。
「紫藤さん!抱きしめていい?」
「は、はぁ!?急に何言ってんだ!」
さすがにこれには反応せざるを得ないようだ。
ギョッとアリサは少年の方を振り向く。
「どうしても紫藤さんを抱きしめたくなったんだよね、ダメ?」
「おまえ、もっとこう、タイミングとかムードとかあんだろ!」
「ならバッチリじゃん」
アリサが逃げないように、少年は恋人繋ぎの手を握りこむが、その必要はないようだ。
逃げる素振りを見せないし、今も迷ったように視線を巡らせている。
ここでもう一押し
「いい?」
アリサは顔を赤くして下を向いた。少年と目を合わせられない。
代わりに少年の手を握りこむことで返答した。
返答を受けた少年が手をすこし引っ張ると、彼女は大人しく引き寄せられる。
彼の胸元にポンと彼女の頭がぶつかった。
繋いでいた手を放してから、互いの背中に両手をまわす。
「……」
「……」
あたたかい
彼女の体温を全身で受け止める。
心臓の鼓動がどんどんと早まっていくことがわかった。
それは相手も同じだ。
抱きしめた体越しに、鼓動が響いてくる。
「ねぇ紫藤さん……」
「っ、急に耳元で話すんじゃねぇ。何だよ」
「もうちょっと強くしていい?」
「……勝手にしろ」
服がこすれる音がする。
強く抱きしめれば抱きしめるたび、心臓が早くなっていく。
同時に体温も上がっていた。
ふたりとも顔が真っ赤だった。
「……」
あ、これスゴイ
少年は自分の中で
以前から抱えていた思いだったが、ここに来てさらに温まっていく。
口から勝手に思いがあふれ出していく。
「ねぇ、紫藤さん」
「だから耳元で話すなって」
「俺、紫藤さんのこと好きかもしれない」
「はぁ!??!すっ、はぁ!!??何言ってんだよ急に!!」
「なんか、紫藤さんのこと好きって気持ちが溢れてきた!好きだ!今、スゴイ好き!」
「ばっ、声でけぇよ!もっとムードとか考えろって!!」
「すき……」
「わかった!わかったから離せ!どんだけ引っ付いてんだ!」
「しゅきぃ……」
「っ、マジで離れろ!殴るぞ!」
顔を真っ赤にしたアリサにどんと胸をおされ、少年は距離を置かれる。
先ほどまで感じていた体温が突然離れ、体が冷えていくように感じていた。
しかし、この気持ちはまだまだ燃え上がっていくばかりだ。
少年はもう一度頼み込む。
「紫藤さん!お願い!もういっかい抱きしめていい?」
「もういいだろっ!ウチは帰る!」
「おねがい!」
「……っ」
少年が頼み込むと、やはり彼女は断れない。
アリサが視線を斜め下に向けながら小さく両腕を広げた。
ハグを受け入れている。
その仕草がとてもかわいらしく、少年は今すぐにでも飛び込みたくなったが、深呼吸してからゆっくりと彼女を抱きしめた。
再び温かさが体に戻ってきた。
同時に体全体に温かい血液がすごい速度で循環していく。
少年がすこし力を籠めると、彼女も少しだけ強く抱きしめ返してきた。
自分を受け入れてくれている。
少年は飛び跳ねて喜びたくなったが深呼吸することで落ち着こうとした。
しかし鼻で大きく息を吸った瞬間、彼女の匂いが肺いっぱいに充満してしまう。落ち着くことなんてできやしない。
思いが再び口からあふれ出す。
今度は驚かせないように静かに。
「紫藤さん」
「……」
「やっぱ俺、紫藤さんのこと好きだ」
「なんでそんな恥ずかし気もなく言えんだよ……」
「好きだよ、紫藤さん」
「……いいのかよ、ウチなんかで」
「紫藤さんが、いい」
「っ……」
抱きしめる力をすこし弱めて、彼女の顔を正面から見つめる。
アリサは恥ずかしそうに少年を見つめかえした。
「紫藤さん」
「……ん」
「キスしていい?」
「…………ん」
◇
次の日の朝、少年が珍しく寝坊した。
そそくさと朝食をすませ、彼は小走りで移動を始める。
少年は眠い目をこすりながら昨日と同じようにひとりでいたアリサを見つけて駆け寄っていった。
アリサは彼を見つけ恥ずかしそうに視線を逸らす。
しかし少年はそんなこと気にせず元気にアリサに話しかけた。
「紫藤さん!一緒に寝よう!」
「な、何言ってんだ急に。まだ昼だぞ、二階堂にどやされる」
「んじゃゲストハウス行こう、誰も来ないよあそこなら」
アリサは仕方がないなと彼に付いていくことにした。
昨日のことを思い出しているからか、すこしよそよそしい。
一方、少年は堂々としていた。
すこし眠そうにしているが、その様子は普段と変わりない。
昨日のことはなかったことにしようとしているのだろうか。
そう思ったアリサがすこし悲しそうに視線を落としながら彼とゲストハウスに向かう。
自分なんかが彼と付き合っていいわけがない、昨日は何もなかったんだ。
アリサはそう考えて、彼とは普通どおりにふるまうことにした。
「お前、昼寝とかするタイプじゃねぇだろ。昨晩何かあったのか?」
「うん!紫藤さんとキスしたこと思い出して眠れなかった」
「ばっ!?」
無かったことにしたいんじゃなかったのか。
不意を突かれ、アリサの顔が染まっていく。
ぶんぶんと顔を振ってアリサは周囲を見渡した。
「誰が聞いてるかわかんねぇだろ!場所を考えろっ!」
「好きだよ紫藤さん」
「人の話聞けって!」
「好き!」
「わかった、わかったから!」
「大好き!!」
「わかったから!!」
アリサが顔を真っ赤にして少年につかみかかるが、彼は変わらずアリサに愛を伝え続ける。
今の彼は寝不足で言うなれば深夜テンション。
心の中で思ってることがなんでも口から出てしまう。
「手を握ってくれた紫藤さんが好き。いつも助けてくれる紫藤さんが好き。頼めば答えてくれる紫藤さんが好き」
「マジで、やめろってお前!!口閉じてろっ!」
「もっかいキスしたいんだけど、ダメ?」
「~~~今それどころじゃねぇだろ!!」
なんて、甘い会話をしている内にいつの間にかゲストハウスについたようだ。
三軒並んだそれのうち、アリサが逃げるように適当な一軒に入った。
少年も彼女の後についていく。
室内は毎日自分たちが清掃しているから、とても清潔だった。
「ほら、もう寝るぞ」
アリサが彼と顔を合わせずにそそくさとベッドに入る。
先ほどの会話で羞恥がマックスまで振り切れたらしい。
掛け布団に入り込み、寝る体制になった。
「寝よっか」
少年はそう言うとアリサと同じベッドに入り込んだ。
正面から見つめ合うのが恥ずかしいのか、アリサは壁の方に体を向けている。
「紫藤さん、抱きしめていい?」
「……それで寝れんのかよ」
「紫藤さん暖かいから、安心する」
少年はアリサを後ろから抱きしめる。
両腕をアリサの腹部に添えた。
「……」
アリサはその少年の手に、そっと自身の手を重ねる。
昨日、彼女に思いを伝え、口付けをした。
そのおかげ、というのも変だが彼女はここまでしても許してくれるようになった。
「大好きだよ紫藤さん、愛してる」
「……」
「紫藤さんは自分のこと嫌いかもしれないけれど、俺は紫藤さんのことが大好きだからね」
「……」
「紫藤さん?」
「……」
「寝ちゃった?」
「……」
「……紫藤さんの頭っていいにおいするね」
「……っ!」
「ごふっ、ナイス肘打ち……」
腹に肘を打ち込まれるも、少年はいつの間にかフードを外し、彼女の頭部で深呼吸をつづけた。
アリサも抵抗せず、されるがままになっている。
ここまでできてしまえば、どこまでもいけてしまいそうだ。
「紫藤さん」
少年は小さく彼女の耳にささやく。
「どこまでなら、いい?」
腹部に添えた腕が、ゆっくりと動かしていく。
少年の質問に、アリサは答えない。
すす、と腹部を撫でていた手が彼女の服の下に潜り込む。
少年の手が、アリサの素肌に触れた。
すべすべの彼女のお腹を撫でる。
アリサは何も言わない。
ゆっくり、ゆっくりと少年の手がアリサの体を登っていく。
肋骨をひとつひとつ数えるように撫でる。
「…………」
アリサが小さく息を吐いたような声がする。
くすぐったいのだろうか。
ここでムードをガン無視してお腹をくすぐりまくってやろうかと少年が考えるも、彼も我慢の限界である。
さらに上に手を這わせる。
やがて胸の下、下乳に指が触れてその手が止まった。
「紫藤さん。いやだったら言ってね」
アリサは答えない。
ただ、耳まで真っ赤に染まっている。
「触るよ」
そう言って少年は、サラシ越しの胸に手を重ねた。
すると同時に、
「っ!!」
アリサがびくりと体を震わせた。
快感で、というより驚いただけだろう。
ただ少し触られただけで大きく反応してしまったことが恥ずかしかったのか、アリサの心臓が早まっていくことを少年は手のひらから感じていた。
最初は優しく触れるだけ。
そこからゆっくりと胸を揉みこんでいく。
サラシに阻まれてはいるものの、柔らかい感触は十分に伝わってくる。
「……ふーっ」
アリサが小さく息を吐いている。
まだ寝たふりを続けてくれているようだ。
彼女から止めの言葉がないから、彼はまだ手を動かしていく。
胸の全体をマッサージするように揉んでいた。
初めての感触を確かめるようにじっくりと。
するといつの間にかサラシが解けかかっていた。
「これ、取っちゃうね」
返答を待たず、少年は白い包帯を解く。
それをとると、胸を守るものはなくなってしまった。
少年は遠慮なく服に手を忍ばせ、直に胸を揉みしだく。
もにゅもにゅと柔らかい感触を楽しむ。
(やわらかっ、やばっ)
女の子の胸を直接揉んでいる。その事実が彼を高ぶらせた。
同じ人間だというのに性別が違うだけでこれほどまでに違いが生まれるのか。少年は夢中になって胸を揉み続ける。
下から持ち上げ、上から撫で、好き勝手にアリサの乳房を蹂躙した。
「んっ、んんんぅ……」
アリサが小さく声を漏らす音が聞こえる。
必死に口を押えて声を上げないようにしているようだ。
ここまで反応してくれているのだから、彼女の声をもっとしっかり聴いてみたい。
そう思った少年は、先ほどからピンと立ち上がっている乳首をつまんでみた。
「んあっ!?」
敏感だったのか、アリサは背中を反らせ、大きな声を上げた。そして慌てて口を押える。
しかし今更取り繕っても遅い。そこが敏感なのだと気づいてしまった少年はさらに乳首をいじめていく。
「ここ、すっごい固くなってるよ紫藤さん」
「ん、くぅ、はぁっ♡」
「声聞かせて紫藤さん」
「ふーっ♡ふーっ♡」
少年が耳元で囁くも、アリサは顔を背けるばかり。まだ寝たふりを続けるつもりだろうか。
しかしそれも限界だろう。
先ほどから敏感だった乳首が更に感度がよくなっている。
一度イかせてしまおうか。
そう思った少年は自分の腰を彼女の尻に押し付けた。
ガチガチになった少年の肉棒の感触を感じ、アリサは身を震わせる。
「紫藤さん、こっち向いて」
彼に言われ、アリサは言われるがまま首を後ろに向けた。
目は半開きで、頬は赤く、唇はだらしなく開いている。
快楽で力が抜けていて、表情がトロンと蕩けていた。
その力の抜けた唇に、
「んんっ♡♡♡」
彼は自分の唇を重ねた。
それだけではとどまらず、舌を彼女の口内に入れていく。
最初は戸惑ったように硬直していた彼女だが、やがて自分から彼と舌を絡み合わせ始めた。
淫らな水の音が静かに部屋を支配する。
彼女が舌を受け入れたのを確認すると、彼はさらに腰を強く押し付け、乳首を強くつまんだ。
下半身に彼の熱を感じ、胸をいじくりまわされ、さらには濃厚なベロチュー。
「あ、んん♡♡ああっ♡♡♡♡」
そのどれもが彼女にとっては絶大な快楽だ。
逃れようにも彼に体をしっかりとつかまれ、逃げることなどできない。
襲い来る快楽の波に耐えきれず、
「んん~~~♡♡♡♡♡♡♡!!!!」
アリサは絶頂するほかなかった。
大きな声を出さないよう必死に口を閉じようとしていたが、彼とベロチューしているせいでそれもできなかった。
体を振るわせ、淫らな声をあげ、下半身がさらに湿ってしまう。
室内に女の匂いが充満していく。
アリサは肩で息をしていた。力が抜けたのか、ぐったりとしている。
一方、少年はこれで終わらせる気はないようだった。
後ろから抱きしめていた腕を解いて起き上がり、扉の鍵とカーテンを閉めた。
その様子をアリサは黙って眺めていた。
絶頂のあとのぼんやりとした頭脳で彼女は予感する。
自分たちは、これから
少年はアリサの肩を掴み、仰向けにさせる。
そして何も言わずにするすると彼女の服を脱がし始めた。
アリサは肩で息をしながら、腕で自分の顔を隠す。
せめてもの抵抗で足を閉じているが、あっという間に上半身は脱がされてしまった。
胸が完全にさらされてしまう。
「足、開いて?」
少年がそう言いながら閉じた足に軽く手を当てると、アリサは大人しく足に込めていた力を解いた。
その機を逃さず、少年は下半身の服に手をかけ、同じようにするすると脱がせていく。
すぐに最後の下着一枚だけの姿にされてしまった。
「脱がすよ」
「まっ……」
アリサの返答を待たず、彼はパンツに手をかけ、ゆっくりと降ろしていく。
最初に見えたのは、わずかに生えた陰毛。
次にきれいな色の彼女の秘部。
割れ目からあふれる愛液が、パンツとの間に橋をつくっていた。
アリサは完全に脱がされてしまった。
ベッドの上で裸を余すことなく少年に見られていた。
その顔はもはや火を噴くのではないかと思うほど真っ赤で、顔を隠す両腕もぴくぴく震えている。
少年は彼女の全身をじっくりと眺める。
時折視線に反応してびくりと体を震わせるアリサを観察する。
「紫藤さんってさ、結構マゾだよね」
「は、はぁ?」
さすがにもう寝たふりをやめたのか、アリサは少年を睨みつける。
「さっきから結構俺強引に進めちゃってるけどさ、紫藤さんすごくうれしそう。それにココ、スゴイ濡れてるじゃん」
彼がアリサのドロドロになっていた秘部をそっと撫でる。
くちゅ、と水音が室内に小さく響いた。
「んん♡♡♡!!!!」
少し触られただけで彼女は大きく反応してしまう。
もう一度絶頂したのではと思うほど、体を震わせ背筋を逸らせた。
「はーっ♡はーっ♡」
ちらりと腕の隙間から見える彼女の瞳は、ハートが浮かんでいるようにも見えた。
彼女の反応を見て、少年はさらに秘部を刺激する。
指をあて、ゆっくりと沈めていく。
すこし膣に指を入れてみる。
「はぁ、ああっ」
ガクガクと足を痙攣させるアリサを見ながら、少年はまだ指を動かし続ける。
「ここがクリトリスってやつ?」
「まっ♡♡だめっ♡♡♡まっ♡てぇっ」
少年が指を動かすたび、アリサは感度よく反応する。
蜜壺からは溢れる愛液で指がふやけてしまいそうだった。
もう準備は出来上がっているらしい。
少年は自分の服をパパっと脱ぎ捨てた。
今までにないほど固く反り立つソレを見せつける。
「っ……」
どれほどの期間禁欲してきたのだろう。
彼自身も驚くほど、彼の肉棒は大きくなっている。
今からこれが自分の中に入るのかと、アリサは小さく息を飲んだ。
少年は肉棒を彼女の下腹部に当てた。
彼の熱が伝わってきて、アリサは自分の体がひどく興奮していることを理解させられる。
先ほどから、体の奥から興奮が溢れてやまない。
少年は彼女の割れ目に肉棒を押し当てる。
「紫藤さん、大好き」
「……ん♡♡」
「挿れるよ」
押し当てた亀頭を、ぐいっと突き入れた。
十分すぎるほどに濡れていた膣は、彼の竿を温かく迎え入れる。
しかしわずかに進んだあたりで、急に道がキツくなる。
彼女の膣のあたたかさに脳が融かされた少年は、何も考えずにその腰をさらに突き入れた。
「ああっ!」
何かを突き破るような感触とともに、彼女が快楽とは違う声を上げた。
少年はハッとして思いだす。
女性の初めてとは、すごく痛いのだと。
「っつぅ……」
膜を少年に突き破られたアリサは、苦悶の表情を浮かべる。その目からは涙も浮かべているようだった。
少年の顔が、サーっと青くなっていく。
「ご、ごめんっ、紫藤さん大丈夫?!」
「だいじょうぶなわけ、ねぇだろ」
「あ、ええと、俺、完全に自分のことしか考えてなくて、えっと、」
先ほどまで攻めていた姿はどこへやら。
少年は正常位で挿入したままおろおろとし始めた。
「し、紫藤さん、どうしてほしい?抜いたほうがいい?それとも俺このまま死んだほうがいいかな?」
絵に描いたよう慌てる姿を見て逆にリラックスできたのか、アリサの表情が和らぐ。
「ごめん、俺、急すぎたよね色々と、本当に、」
「そうだな、だからじっとしてろ……まだ痛む」
少年は言われるがまま、動かなくなった。
少しでもアリサの負担にならないようにしている。
今からでも勃起を鎮めれば彼女も楽になるのでは?
そう考えてどうにかしようとするも、目の前には彼女の裸があるのだ。
小ぶりながらかわいらしい胸、ピンと立って主張するピンク色の乳首、そして今自分を受け入れてくれている彼女の……
興奮を抑えろと言うのが無理な話であった。
「……オイ」
必死に自分を抑えようとしている少年に向けて、アリサが小さく指を動かした。
人差し指をクイっと自分自身の方に曲げる。
近づけという意味だろうか。
少年が接合部をなるべく動かさないようにしながら、アリサの方に顔を近づける。
「どうしたの紫藤さ――」
少年が言い切るより先に、アリサは彼を引き寄せて噛みつくようにキスをした。
歯が軽く当たってしまうが、それを気にせずがっつくように口を付ける。
突然のキスで呼吸がうまくできなくなってしまった少年はとっさに離れようとするも、アリサは彼の首に腕を回している。絶対に逃がさないつもりだ。
呼吸が荒くなる少年に、アリサはさらに追い打ちする。舌を彼の口内に侵入させた。
「!?」
呼吸をしようと口を大きく開けようとすると、その間を縫って彼女の熱く濃厚な舌と唾液が流れ込んでくる。
「さっきのお返しだ」
アリサはそう小さく笑っていた。
もう破瓜の痛みは治まったらしい。
このままでは酸欠で倒れてしまう。
そう思った少年は、舌を絡めてくる彼女に反撃として、腰を強く突き入れた。
「はぁん♡」
キスに夢中になっていたアリサは、不意の一撃に大きく喘ぎ声を漏らした。
アリサはとっさにキスをやめて口を押える。
普段の彼女からは想像すらできないその声に、少年が腰の動きを速めていく。
「紫藤さん……可愛すぎっ」
「ばっ、おまえ、かわいいとか、いうなっ」
可愛いというたびに、アリサの締め付けが強くなっていくことを少年は気づいていた。
アリサは必死に取り繕うも、その顔はどんどんととろけていく。
「かわいいっ、かわいいっ!紫藤さん可愛いっ!すきっ!」
「~~~~~~♡♡♡♡♡♡!!!」
少年が覆いかぶさるように腰を上下に動かす。
「ごめんっ、紫藤さん締め付けすごすぎてっ、もう、出る、紫藤さん!」
もうすこし堪えられると思っていたが、これほど彼女の膣内が気持ちいいとは思っていなかった。
中出しはさすがにまずいと思っていた少年が腰を引こうとするも、できない。
なんとアリサの足がしっかりと彼の腰をホールドしていた。
「紫藤さん、ヤバいって、中はっ!」
少年が慌ててアリサに呼びかけるも、彼女は少年の口を塞ぐ。
再度舌を絡め、少年から判断能力を奪っていく。
「出せ♡♡全部出しちまえ、ウチが受け止めてやるから♡♡♡」
酸欠でうまく回らない頭に、彼女のその言葉はクリティカルだった。
少年がさらに速く腰を打ち付けていく。
「出すからねっ、紫藤さんっ、全部中に出すから!」
「好き、すきぃ♡♡♡日向、すきぃ!」
「俺も、大好きだよ紫藤さん!出すよっ!」
愛を伝えるたびに彼女は強く締め付ける。
その締め付けに負けないよう彼は腰を速く動かす。
二人は限界を迎え、そして
「あああぁぁぁーーっ♡♡♡」
彼の射精の感触を子宮で感じ取りながら、アリサは絶頂した。
同時に絶頂を迎え、ふたりして脱力する。
体勢を立て直す力もないのか、少年はまだ彼女の中に竿を入れたまま彼女にもたれ掛かる。
「紫藤さん……シちゃったね」
「……お前が突然盛りだしたから、仕方なくな」
「でも紫藤さん全然抵抗しなかったじゃん。紫藤さんも結構興奮してたでしょ?」
「……」
図星を突かれたのか、アリサは顔を赤くして黙りこくってしまう。
その顔がとてもかわいらしく、少年の肉棒が再び大きくなっていく。
無論、つながったままのアリサもそれに気が付いた。
「……なんでまた固くなってんだよ」
「ごめん、もう一回いい?」
「はぁ……」
アリサはため息をはくと足を開いた。
どうやらまんざらでもないらしい。
「紫藤さんっ!」
「んんっ♡♡♡」
しばらくゲストハウスからは肉を打ち付けるような水音が響いていた。
◇
「……結局何回出したんだ」
「3回……」
「あ?」
「5回ほど……」
「はぁ……」
自分の中からあふれ出てくる白い液体を眺めながら、アリサは小さくため息を吐いた。
途中からアリサは気絶してしまったせいで、彼と何回シていたかわからなかったらしい。
「ったく……どんだけ溜め込んでたんだよ」
「紫藤さんが可愛すぎて出しても出してもすぐに回復しちゃうんだよね」
「だからってやりすぎだろ……すこし寝る」
「俺も寝るよ。紫藤さん、大好き」
「……」
少年の何度目かもわからない告白を聞き、彼の方に顔を向ける。
「……その、紫藤さんって呼ぶの、やめろよ」
アリサは顔を赤くしながら口を開く。
「ウチは……名前で呼ぶ、から」
少年は彼女の意図を理解し、迷いながら彼女の名前を口にした。
「ア、アリサ……」
「ヒカリ……」
恥ずかしそうに視線を通わせる二人の姿は、とても先ほどまで合体していたとは思えないほど純情なカップルのそれだった。
この後、眠る前にシャワーを浴びようと屋敷に向かい、速攻でマーゴに関係がバレてちょっとした騒ぎが起こるのだが……それはまた別のお話。