妊活中の錦木千束とラブラブ子作りエッチ take2 作:ザ・ヤード
午後二時。
南向きの窓から、明るい日差しがリビングを満たしている。
私──
あっしまった、錦木は旧姓だったわ、あっはっは。今の名字は○○だった。
やっば、旦那ちゃんに聞かれたら気まずくなっちゃうよね。新婚なんだから気ぃつけないと。こんなんでケンカしてたら、たきなに呆れられちゃう。
私は掃除機をかけ終えて、生成りのソファに座る。ふかふかのクッションが、お尻の形にぐっと沈む。
ふう、って息をつく。
今日の家事は、これで終わり。洗濯物も取り込んだし、晩ご飯の下ごしらえも済んだ。壁掛け時計を見ると、まだ時間がある。旦那ちゃんが帰ってくるのは、夜だ。
私はソファから立ち上がって、寝室に向かう。
廊下を歩いて、寝室のドアを開ける。
東向きの寝室──朝日で目覚める部屋だけど、今は午後の光が入ってこなくて、ちょっと薄暗い。
白いシーツのダブルベッドが、部屋の真ん中に置いてある。オーク材のフレームが、落ち着いた雰囲気を出してる。ベッドサイドの小さなランプが、電球色の柔らかい光を灯してる。
藺草の香り──ベッド脇の畳マット。先生が和の香り好きだから何枚か買ったんだ。……孫が生まれたら、
私は寝室の姿見の前に立つ。
縦長の木枠ミラーに全身が映る。
鏡に映る自分を見る。
白いTシャツに、デニムのショートパンツ。今朝、旦那ちゃんにフェラしてあげた時と同じ格好だ。
私はTシャツの裾を掴んで、すっと上に引き上げる。
白い腹が見えて、引き締まった腹筋のラインがうっすら浮いてる──毎朝の筋トレの成果。
もっと上げると、黒のブラジャーが現れる。
Tシャツを脱ぎ捨てると、鏡に自分の上半身が映る。
おっぱいがブラの中にむぎゅって収まってて、谷間が深い。Gカップの乳房が、カップの上からほんの少しはみ出してる。
私は両手でおっぱいを下から持ち上げる。ずっしりした重み──両手でぎゅっと包んでも余る量感。
「うん、ハリよし、重さよし、バストアップ大成功。旦那ちゃん、このおっぱい大好きだもんね」
笑みがこぼれる。鏡の中の私は──わ、すっごいニヤついてる。
おっぱいを揉んでみると、ぐにゅって形が変わる。でも手を離すと、ぷりんって元に戻る。作りたての生キャラメルみたいな弾力。
「この弾力。騎乗位で腰振る時、旦那ちゃんの顔の前で揺らすの」
想像する。旦那ちゃんの上に跨って、腰をぐいぐい動かす。おっぱいがぷるんぷるん揺れる。旦那ちゃんが、揺れるおっぱいを見ながら目をキラキラさせる。「やべえ」って言いながら、おっぱいに手を伸ばしてくる。
──うん、絶対そうなる。
ショートパンツのボタンを外して、ジッパーを下ろして、ショーパンを脱ぐ。
黒のショーツ姿になると、鏡に自分の身体が映る。
くびれた腰──ウエスト58センチ。丸みのある尻──ぷりんと張り出した形。引き締まった太腿──でも内側は柔らかい。
私は横を向いて、尻のラインを確認する。ぷりんって張ってる。叩いたら、ぱんって音がしそう。
「よし。バックで突かれる時、このお尻叩いてもらうんだ」
口角が上がる。鏡を見ると、にやにやが止まらない顔の私がいる。
想像する。四つん這いになって、旦那ちゃんに後ろから突かれる。おちんちんがおマンコの奥までずぷずぷ入ってきて、旦那ちゃんが私のお尻をパンパン叩く。「いい音するな」って言いながら。
──ああ、早く夜にならないかな。
脚も確認すると、太腿の筋肉のラインがうっすら浮いてる。でも女っぽい丸みもある。
「腰使いには、自信あり。旦那ちゃんのおちんちん、私の腰で気持ちよくしてあげる♡」
鏡の中の自分に向かってウィンク。
うお可愛い。決まった……。
ブラのホックを外す。カチッ。
ブラがすとんと落ちて、床に転がる。
おっぱいが露わになる。
鏡に映る自分の裸のおっぱいを見ると、ハリがあって重力に逆らうように上を向いてる。乳首が薄桃色で、ちょこんと突き出してる──旦那ちゃんが「ピンクで可愛い」って言ってくれる、私の乳首。
私は乳首に指を当てて、コリコリ転がす。
硬くなる。充血して、ちょっと濃い桜色になる。
「ん……旦那ちゃんに吸ってもらいたい……」
小さく声が漏れる。気持ちいい。
想像する。旦那ちゃんが私の乳首をちゅぱって吸って、舌でぺろぺろ舐めて、歯で甘噛みする。「痛くない?」って聞きながら、優しくコリコリしてくれる。
「あっ……」
想像だけで、声が出ちゃう。身体がじんわり熱くなってくる。
でも、今はまだダメ。手を離す。
ショーツも脱いで、完全に裸になる。
鏡の前で、足を肩幅に開いて立ってる。全身が映ってる。
白い肌──透き通るような乳白色。たわわなおっぱい──95センチの重量感。くびれた腰──58センチ。丸いお尻──ぷりんと張った形。引き締まった脚──でも太腿の内側は柔らかい。
「今日の私、最高にエロい。旦那ちゃん、絶対に興奮する」
鏡の中の自分に向かって、うんうん頷く。満足。この身体で、旦那ちゃんをメロメロにしてあげる。
◆
私は裸のまま、クローゼットに向かう。
ベッドの横を通って、部屋の隅のクローゼット。扉を開けて、下着の引き出しを引っ張り出す。
黒、白、ピンク、赤。いろんな色の下着が並んでる。
私は赤いレースの下着セットを取り出す。ブラとショーツ。鮮やかな赤で、繊細なレース模様──旦那ちゃんと付き合い始めた頃、初めて一緒に買いに行った下着だ。
「これにしよ。旦那ちゃん、赤い下着脱がす時、すっごい興奮するんだよね」
思い出すだけで、顔がにやける。
赤は私のイメージカラー。旦那ちゃんも、この色が好きだって言ってた。「千束の白い肌に赤が映える」って。
私は姿見の前に戻って、赤いブラを身につける。フロントホックを留める。カチッ。
おっぱいがブラの中にむぎゅって収まって、でも谷間が深い。赤いレースの隙間から、白い乳肉がはみ出しそう。
「このブラ、旦那ちゃんに揉まれながら外されるの、好きなんだよな。フロントホックだから、片手でパチって外せるの」
赤いショーツも履く。サイドに赤いリボンがついてる。
「このリボン、ほどかれて、ショーツ脱がされるの。その後、すぐにおマンコ舐められちゃうんだ」
鏡に映る自分を見る。
赤いランジェリー姿の私。白い肌と、赤いレースのコントラスト。
──うん、エロい。自分で言うのもなんだけどさ、くっそエロい。
「完璧。これで旦那ちゃん、我慢できなくなる」
満足そうに──いや、実際に満足してる。完璧な準備だ。
でも、まだ早い。旦那ちゃんが帰ってくるのは、まだ先だ。
私はいったん服を着直す。白いTシャツと、デニムのショートパンツ。でも、下着は赤いランジェリーのまま。
これで準備完了。
◆
私は寝室を出て、浴室に向かう。
廊下を歩いて、脱衣室のドアを開ける。
白いLEDが、狭い脱衣室を照らしてる。藤編みの脱衣カゴが、洗濯機の横に置いてある。柔軟剤のフローラルな香りが、鼻をくすぐる──旦那ちゃんが「いい匂いだな」って言ってくれる、私のお気に入りの柔軟剤。
服を脱いで、カゴに入れる。赤いランジェリー姿になる。
浴室のドアを開けて、中に入る。
白いタイルの浴室──清潔感のある、私の好きな空間。鏡がまだ曇ってなくて、赤いランジェリー姿の私が映ってる。
シャワーを出すと、ザーッって水音がして、お湯が身体にバシャバシャかかる。温かい。
ランジェリーを脱いで、脱衣室のカゴに投げ入れる。裸になる。
シャンプーを手に取る。赤いボトル──私のイメージカラー。
髪を洗うと、泡がもこもこ立ってフローラルの香りが広がる。
「旦那ちゃん、この香り好きだって言ってたよね。『千束の匂いがする』って」
シャワーで流す。泡が身体を伝って、排水溝に流れていく。
次はボディソープ。これも赤いボトル。
たっぷり泡立てて、身体を洗う。首筋、肩、腕、胸。
おっぱいを念入りに洗うと、泡が乳肉をぬるぬる滑る。自分の手で揉んでるのに、旦那ちゃんの手を想像しちゃう。
「旦那ちゃん、お風呂でおっぱい洗ってあげる時、いつもおちんちん固くなっちゃうんだよね。分かりやすくて可愛い」
くすっと笑う。旦那ちゃんの反応、いつも素直で可愛いんだよな。
腹、腰、尻。太腿、ふくらはぎ、足先。
そして──おまた。
私は股間を丁寧に洗って、指で陰唇をなぞって中まできれいにする。
「おマンコもきれいにしないと。旦那ちゃんのおちんちん、いっぱい受け入れるんだから。今夜は排卵日だし……」
クリトリスに指が触れる。
「んっ……」
ビクッとする。敏感。朝から旦那ちゃんのことばっかり考えてたから、身体が反応しやすくなってる。
「旦那ちゃんに舐めてもらいたい……クリ、コリコリされたい……」
でも、我慢。今イッちゃったら、夜の感度が落ちる。旦那ちゃんに、一番いい状態で感じてるところを見せたい。
シャワーで全身を流して、浴室から出る。
タオルで身体を拭いて、脱衣室の鏡に映る自分を見る。濡れた白髪が肩に張り付いてて、水滴が肌を伝って落ちる。白い肌が、お風呂上がりでほんのり桜色に染まってる。
ドライヤーで髪を乾かすと、髪がさらさらになる。フローラルのシャンプーの香りが、ふわって広がる。
赤いリボンを髪につける──私のトレードマーク。
「よし、これで準備万端」
赤いランジェリーを身につけ直して、服を着る。白いTシャツと、デニムのショートパンツ。
でも、下着は赤。髪には赤いリボン。
旦那ちゃんが帰ってきたら、この服を脱いで──赤いランジェリー姿を見せてあげるんだ。
◆◆◆
私は寝室に戻って、ベッドに腰掛ける。
白いシーツの上に座って、足をぶらぶら揺らす。オーク材のフレームが、私の動きに合わせてかすかに軋む。
さて、作戦会議。
頭の中で、今夜の予定を整理する。
「まず、玄関で赤いランジェリー姿で出迎える。旦那ちゃん、絶対にビックリする」
想像する。
玄関のドアが開いて、旦那ちゃんが入ってくる。疲れた顔で「ただいま」って言おうとして──私を見て、固まる。
私は赤いランジェリー姿で立ってる。飴色のタイルの上で、ダウンライトに照らされて。
旦那ちゃんの目が、まん丸になる。視線が私の胸に釘付けになって、それから腰に下りて、脚に──そして、おまたに戻ってくる。
──うん、そうなる。絶対そうなる。
「それから、お風呂に誘って」
一緒にお風呂に入る。白いタイルの浴室で、湯気の中で。
旦那ちゃんを椅子に座らせて、後ろから身体を洗ってあげる。背中にぴったりくっついて、おっぱいを押し付けながら。
手を前に回して、おちんちんも、きれいにしてあげる。
「おちんちん、固くなったら……咥えちゃおうかな」
想像する。
旦那ちゃんの固いおちんちんを、口に含む。朝と同じ味。朝と同じ、じゅぷじゅぷって音。
舌でぺろぺろ舐めて、先端をちゅぱちゅぱ吸う。旦那ちゃんが「やべえ」って声を漏らす。
「それで、我慢できなくなったら……お風呂で立ちバックで一回」
想像する。
私は壁に手をついて立ってる。白いタイルに両手をぺたん。腰を引いて、お尻を後ろに突き出す。
旦那ちゃんが私の後ろに立って、腰を掴んで、おちんちんを当てて──
ずぷっ。
奥まで、一気に入ってくる。
「あっ……♡」
想像だけで、ハートマークがついてるみたいな声が出ちゃう。身体がぴくって反応する。
「それから、寝室に移動して」
このベッドで、ゆっくり、じっくり。
「まず、たっぷり前戯。キスして、おっぱい揉まれて、乳首吸われて」
想像する。
旦那ちゃんが私の上に覆いかぶさってる。私は仰向けに寝てて、旦那ちゃんを見上げてる。
旦那ちゃんの手が、私のおっぱいをむぎゅむにゅ揉む。ぐにゅって形が変わって、ぷりんって戻る。
乳首をちゅぱっと吸われる。舌でころころ転がされて、歯で軽く甘噛みされて。
「それから、おマンコ舐めてもらう。クリ、コリコリされて、指でぐちゅぐちゅかき回されて」
想像する。
旦那ちゃんが私の脚の間に顔を埋めてる。私は脚を開いて、旦那ちゃんの頭を挟んでる。
旦那ちゃんの舌が、クリトリスをぺろぺろ舐める。くるくる回して、ちゅって吸って。
指がおマンコの中に入ってきて、ぐにゅぐにゅ動く。奥の、あの場所を──Gスポットを、グリグリ刺激される。
「それで、イっちゃったら……本番」
想像する。
旦那ちゃんが私の脚の間に膝立ちになってる。私は仰向けで、脚を開いてる。正常位の体勢。
旦那ちゃんのおちんちんが、おマンコに入ってくる。ゆっくり奥まで沈んでいく。中がぎゅうって広げられて、奥に──子宮口に、先端が当たる。
「正常位で、奥までガンガン突いてもらう。激しく、激しく」
想像する。
旦那ちゃんが、腰をガンガン打ち付けてくる。ぱんぱん、って音がする。
おちんちんが、おマンコをずぷずぷかき回す。奥が、ゴリゴリ突かれる。私の身体が、突き上げられるたびに揺れる。
「それで……今日は危険日
だって、妊活してるから。
一日も早く、旦那ちゃんの赤ちゃん産んであげたいから。
旦那ちゃんが「出る」って言う。私が「中に出して」って言う。
旦那ちゃんのおちんちんが、おマンコの奥でビクビクする。
どぷっ、どぷっ。
精液が、子宮にドバドバ注がれる。熱くて、どろっとした液体が、お腹の奥を満たしていく。
「赤ちゃん……作る……」
想像する。
旦那ちゃんの精子が、私の中を泳いでいく。卵管を通って、卵子と出会う。
受精する。
お腹に、赤ちゃんができる。旦那ちゃんと私の、赤ちゃん。
「でも、一回じゃ足りないから……朝までに、何回もする」
想像する。
二回目、三回目。そのたびに、中に出してもらう。
いろんな体位で──騎乗位で私が腰を振って、バックで後ろから突かれて、側位で抱きしめられながら。
何回も、何回も。精液を、いっぱい注いでもらう。
「朝までに、旦那ちゃんを完全回復させて、私も、たっぷり満足する」
私の負けず嫌いが、発動する。
「絶対に、旦那ちゃんをイかせまくる。私も、いっぱいイく」
拳を握って、ぐっとガッツポーズする。
──よし、完璧な作戦だ。
期待が高まる。
早く、旦那ちゃん帰ってこないかな。
◆
私はベッドに寝転がる。
仰向けになって、白いシーツの上に身体を伸ばす。天井を見上げる。ベッドサイドランプの光が、天井に丸い影を作ってる。
目を閉じる。
また想像する。
旦那ちゃんが帰ってきて、玄関で驚いて。それから、お風呂で身体を洗ってあげて。おちんちん咥えて。そのまま立ちバックで一回して。それから、寝室でたっぷり前戯して。正常位で激しく突かれて。中に、どぷどぷ出されて──
固いおちんちんがおマンコをぐちゅぐちゅかき回す感覚。奥がゴリゴリ突かれる感覚。どぷどぷって精液が子宮に流れ込む感覚。
下腹部がむずむずして、おマンコが疼いて、クリトリスがピクピクする。
「ん……やばい……もう濡れてきちゃった……」
小さく声が漏れる。股間が熱くて、ショーツの中がじんわり湿ってる。赤いレースのショーツが、愛液で濡れてる。
触りたい。クリ、触りたい。おマンコに、指入れたい。
「でも……ダメ……今夜まで、我慢……」
今夜まで我慢すれば、旦那ちゃんが気持ちよくしてくれる。旦那ちゃんのおちんちんで、たっぷり──。
目を開けて、時計を見る。
ああ残念、時間もまだたっぷりある。
私はベッドから身体を起こす。シーツがくしゃってなってる。寝転がってた証拠。
リビングに戻って、生成りのソファに座る。テレビをつける。
でも、内容が頭に入ってこない。
期待で胸がいっぱいで、身体がうずうずする。赤いランジェリーの下で、身体がじんじん熱い。
早く、夜にならないかな。早く、旦那ちゃん帰ってこないかな。早く、おちんちん欲しい。早く、おマンコに入れて欲しい。早く、イきたい。早く、イかせたい。
ソファに座ったまま、時計を何度も見る。
時間がゆっくり過ぎていく。でも、確実に夜が近づいてる。
心臓がドキドキ高鳴って、おマンコがじんじん疼く。
楽しみ。今夜は、最高の夜にする。旦那ちゃんと、いっぱいえっちする。いっぱい気持ちよくなる。いっぱい気持ちよくしてあげる。赤ちゃん、作る。
笑みが浮かぶ。待ちきれない。
◆◇◆◇◆
俺は玄関のドアを開ける。
カチャ、って鍵の音がした。
玄関のダウンライトが、自動で点灯する──人感センサー。飴色のタイルが、温かい光に照らされる。ヒノキの香り──千束が置いた、玄関アロマの匂い。朝、出勤する時にも嗅いだ香りだ。
「ただいま」
いつもの言葉。
でも、今日は声に元気がない。喉から絞り出すような、かすれた声。
「おかえりっ! 待ってた、ぞ~♡♡♡」
明るい声が、リビングからバーッと響いてくる。
千束の声だ。朝よりもっと弾んでる、待ちきれなかったって感じの声。
俺は靴を脱いで、上がり框に上がる。15センチの段差を越えて、廊下に入る。
オーク材のフローリングが、足の裏にひんやり冷たい。
足取りが、マジで重い。
肩が、鉛でも乗っけられてんのかってくらい重い。
頭も、霧の中みたいにボーッとする。
疲れた。
マジで疲れた。
今日は、朝から会議、昼から外回り、夕方から残業。ずっと動き続けて、ずっと気を張り続けて。身体中の筋肉が凝り固まってる感覚。
でも──千束が待ってる。今夜は、特別な夜だ。排卵日。中出ししていい日。
朝、千束にフェラで起こされて、射精寸前で止められて、ディープキスされて送り出されて。一日中、千束のことを考えてた。仕事中も、会議中も、頭の片隅にずっと千束がいた。
リビングのドアを開ける。
「も~遅い! 可愛い奥さんは、ダンナの愛に飢えてお怒りだぞぉ?」
千束が腰に手を当てて、ぷくーって頬を膨らませてる。
ソファから立ち上がって、こっちを睨んでる──でも、目がキラキラ輝いてて、全然怒ってない。むしろ、嬉しそう。
白いTシャツにショーパンっていう、いつもの格好だ。朝と同じ。フェラしてくれた時と同じ格好。
白髪がふわって揺れて、赤い目が俺を見る。髪に赤いリボンがついてる──千束のトレードマーク。
フロアスタンドの電球色の光が、リビングを琥珀色に染めてる。千束が、その光の中に立ってる。
「……ただいま」
「うそうそ、おかえり♡ 早く早く、可愛い奥さんを早くハグせよ~♡♡♡」
千束がパタパタ走ってくる。軽快な足音がフローリングに響いて、俺の前で止まる──止まらない。勢いそのまま、俺の胸に飛び込んでくる。
つま先立ちになって、俺の首にぎゅーって腕を回す。俺の胸に、千束の身体がぴったりくっつく──Tシャツ越しに、ギリ爆乳いかない巨乳の乳肉がむにゅって押し付けられる。柔らかくて、温かい。
ちゅっ♡
軽いキス。千束の唇が、俺の唇に触れて、すぐ離れる。
ぷにぷに柔らかい唇──朝、俺のちんぽを咥えてた唇。
フローラルの香りが、ふわっと鼻をくすぐる──千束のシャンプーの香り。朝も嗅いだ、千束の匂い。
「今日も頑張ったね♡ えらいえらい、よしよし♡ 千束さんがいーっぱい褒めてあげる♡」
千束が、俺の背中をぽんぽん叩く。子供をあやすみたいに。でも、その声が優しくて、身体の力が抜けていく。
「……ああ、マジで疲れた」
千束が俺の顔を覗き込む。つま先立ちをやめて、かかとをつけて、ちょっと背伸びして俺の顔を見上げる。
赤い目が、心配そうに揺れる──さっきまでの元気な表情が、すっと消える。
「……え、ちょっと。すっごい疲れてる顔してる。目の下にクマできてるよ? 大丈夫?」
「……マジか」
「マジだよ。無理しすぎ。旦那ちゃん、いつもそう。自分のこと後回しにしすぎなの!」
千束が俺の頬にぺたって両手を当ててくる。小さな手──生キャラメルみたいにぷにぷにで、温かい手だ。俺の顔を、両側から挟んで、ぐいって自分の方に向けさせる。
「ちゃんと休まないと。私が心配しちゃうでしょ? 旦那ちゃんが倒れたら、私、泣くからね?」
「……ちょっとな。でも大丈夫」
「大丈夫じゃない!」
千束がちょっと怒ったような顔をする。眉がきゅっと寄って、口がへの字になる。
でも、すぐに──ぱあっと、花が咲くみたいに笑顔になる。
「でもでも、大丈夫♡ 今日はね、旦那ちゃんのために、特別な日にするから♡ 千束さんにぜーんぶ任せて♡」
「……特別?」
「うん♡ 疲れ、全部取ってあげる♡ 朝、約束したでしょ? たーっくさん気持ちよくしてあげるって♡」
千束の目が、少し潤んでる。いつもと違う雰囲気──期待と、決意と、何か別の感情が混ざったような。
朝の約束。今夜、たっくさん気持ちよくしてあげるって。排卵日だから、中に出していいって。
「まず、お風呂入ろ? ご飯は後でいいから。旦那ちゃん、くたくたでしょ?」
「……ああ」
「一緒に入ろ♡ 旦那ちゃんの身体、私がぜーんぶ洗ってあげる♡ 頭も、背中も、おちんちんも♡ ぜーんぶ♡」
一緒に?
千束が俺の手を取る。小さな手が、俺の手をぎゅっと握る。
千束の赤い目が、俺を見上げてる。潤んだ目。期待に満ちた目。いたずらっぽい笑顔。
「ほらほら、早く早く♡ 千束さん、もう待ちきれないんだから♡」
「……うん、頼む」
そう答えた。
千束が、にっぱーって満面の笑みを浮かべる。嬉しそうに、幸せそうに。
俺の手を引いて、廊下に向かう。ぐいぐい引っ張る。脱衣室へ。浴室へ。
疲れた身体が、少しだけ軽くなった気がした。
(続く)