※この作品はR-18です。

夢見りあむさんが担当Pに溺愛されえっちにハマりすぎているお話   作:ふりーじ屋/家庭内禁書

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第1話

病気を治療してほしいのかどうか、自分でもわからないんです。病気だってことはわかるんですが、おかげで気分がいいんですからねえ。うれしいことでした。いまでもうれしく思っています。病気のおかげで、二十年来感じたことがないほど元気で、うきうきしているんですよ。楽しいんです。

(…)これ以上悪くはなりたくないんです。ひどいことになりますからね。でも治りたくもないんです。それも同じようにいやなんですよ。だって、こんなにうきうきした気持を経験するまでは、ほんとうに生きてたなんて言えませんもの。

――オリヴァー・サックス(著)、高見幸郎・金沢泰子(訳)『妻を帽子とまちがえた男』11 キューピッド病

 

 

※

 

「……やむ……」

「お疲れのご様子で」

「下手すぎるんだよぉ!」

「そんなにか」

「……練習が足りないから当たり前なんだけど……特にヴォーカルだとね……それを受け止めるのが……ぼくのザコメンタルには、辛い……」

 

 やむ、やむ、ってぼくは簡単に口走ってしまいがちだが、〝病む〟は難しい。

 自分が病んでいると感じていることと、自分が病んでいると知っていることは大きく違う。それらを病感と病識って呼び分ける、と昔に学校で習った。いまいち理解に自信がないけど。

 

「そうか、辛いか」

「Pサマぁ」

「うち、来るか」

 

 ぼくなんかをスカウトするPサマはアイドルとプロデューサーとしてゲテモノ好きもいいところのはずなんだが見た目は清潔感があって気さくで優しげで絵に描いたような、ぼくからするとこんなお兄さんがほしかったって感じの好青年なのである。ぼくをあっさり丸めこんで、それから驚くべきことにぼくのお仕事もなかなか続いてて、いつのまにかPサマと気の置けない雑談も笑えないかもしれない冗談も言いあえるようになった。

 でも、だからといって、オンナのアイドルが、オトコの、それも業界人のおうちに誘われホイホイ着いていくのはどうかと思う。

 

「……Pサマぁ」

「よしよし、連れて行ってあげよう」

「まだ行くとは言ってないよ」

「これはこれは、早とちり失礼」

 

 どうかと思うが、ぼくは連れて行かれてしまう。ダメだと分かっていても断れず、むしろ嬉しくなって連れこまれてしまう。簡単に言えば、こちらが〝病識〟だ。こういう依存って、程度によっては心の疾病に含まれる。

 病識とは、疾病を自分が有していることと、その性質を、同じ文化・教育レベルの人相応に理解していることを言う……そんな感じに習った。

 ぼくだって分かってるつもりなんだ。

 

「ここで、ちょっと慰めてくれるだけで……あんまし入り浸りすぎてマズいかもって、いくらぼくでも分かってるもん」

「慰める、って?」

「……Pサマにぎゅってしてもらいながら、褒めてもらうとか、その」

 

 もうほかのアイドルが帰っちゃった事務所の控え室でボロ雑巾のようにソファで崩折れていてウダウダしているぼくを、Pサマがそっと、しかしすっぽり抱きしめてくれる。もうこれだけで涙腺が緩む。

 

「りあむががんばってるっての、見てて分かるよ。トレーナーさんから話を聞いてもいるし」

「ウソだぁ、トレーナーさん、いつもぼくをボコボコに凹ませてくるんだぁ」

 

 耳元で優しくささやいてくれる。ああ、いい声、一言でぼくをぽかぽか温かくする。前に演劇とかやってた、と聞いた。調べてないけど本当だろう。

 

「凹まされても強くなって立ち直ってくれる、と信じてるんだよ」

 

 だってこれ聞いたらどう感じてもらえるか知ってる声音と言い方だ。ぼくだってアイドルになったおかげでそういうの分かるんだ。ASMRやったらぼくより売れそう。

 

「……ぼくは強くないよぅ」

 

 ぼくの、このままじゃダメだ、という漠然とした不安、それが〝病感〟にカテゴリ分けされるんだろうだけど、Pサマにあっさり溶かされてしまう。メンヘラ女に生えてくる理解のある彼くんレベルマックスってこんな感じだろう。

 

「りあむはがんばって疲れてるんだよ、休もう」

 

 確かに疲れている。ヴォーカルがまずいのに焦ってレッスンで空回りしちゃった。かつて推しを見よう見真似してたころの経験が驚くべきことにヴィジュアル、ダンスにちょっぴり生きているらしいのだが、ヴォーカルにはさっぱりだ。

 つまりハードルに対してぼくの実力が低すぎて病む。まぁ当たり前なんだけどさ、同じ年ごろのライバルと比べてぼくがレッスン始めたの数年遅れだもの……当たり前だって辛いものは辛いのだが。

 

「疲れてるけど……眠れないかも」

「ファンの前でうまくできるか、とか考えちゃう?」

「……不安じゃないの? ぼくがやらかしたらPサマにも……」

「りあむ、見た目より律儀なところあるよね」

「見た目より、ってのは余計な一言……でも、ない、かな……」

 

 病識はないが病感はある、というケースがメンタルではままある。

 ぼくは逆だ。病識はあるが病感はない。

 

「そういう不安は、レッスン中ならモチベになるかもだけど、終わったらストレスになっちゃうね。切り替えていこう」

「このザコメンタルのぼくが?」

「切り替えの手助けを俺ができるんなら、するよ。りあむが元気なほうが嬉しいし、担当アイドルのケアと言うならプロデューサーとしての仕事でもある」

 

 Pサマに甘えてたら不健全だと分かっているのに、甘えさせてもらうと、細かい支障や心配を無視すれば、すっごく好調になる。何でもできるってぐらいハイになっちゃう。キマりすぎだよ。これ本当に合法か?

 

「……ぼくのメンタルケアのためなのかな?」

「俺がりあむを好きだというほうが大きいかな」

 

 逃げた言い方をした。甘えさせてもらうだけじゃない、セックスで気持ちよくしてもらうって言うのが正しい。細かい支障や心配、ってのは……ココロもカラダも気持ちよくなれるけど、恥ずかしいし、後ろめたいし、あとノドがかすれたり手足や下っ腹が筋肉痛になったりを差っ引いた話。

 

「……いちおう、寝る努力はしたいと思うよ。アイマスクもイヤーマフも持ってきてるんだ」

 

 今、Pサマはぼくを抱きしめているだけだ。第三者から見たら、親しげすぎる、と批判されるだろう。

 けど、卑猥は一切ない。ないけど、ぼくのカラダはもううずうずしてる。

 

「りあむが寝られたかどうか確かめるには、キスでもしたらいいかな」

 

 これまでに卑猥がいっぱいあったせいで勝手に思い出して期待して熱くなる。この距離だと、ぼくのカラダはぼくのザコメンタルよりPサマの一挙手一投足に従順なんだ。

 

「そしたら絶対目覚めちゃうじゃん」

 

 Pサマはぼくと2人きりのとき乙女系ゲームに出てくるオトコみたいに、硬軟織り交ぜてオンナを病みつきにさせて離れられないようにして言いなりにする悪いオトコに、つまり絶対にオンナをダメにする悪いオトコになる。

 そういう悪人が自分のことひいきしてくれるってシチュ、好きかな? ぼくはそんなに好きじゃなかった。Pサマに会う前まではね。

 

 

 

「……できるよ、シートベルトぐらい、目を閉じてても」

「目隠しされて後部座席にいると、誘拐されてるみたいだな」

「そうかなぁ」

 

 ぼくはアイマスクとイヤーマフをつける。

 Pサマのクルマでおうちに連れて行ってもらえるとき、目を閉じて耳をふさぐようにしている。Pサマの住所を知ってしまったら、どうしても行きたくなったとき勝手に足が向かってしまう。それは本当にダメだから、知っているのに行くのをがまんするなんて無理だから、ぼくは知らないままでいなくちゃいけない。

 泊まりになるけど、誰への連絡もいらない。実家暮らしだけどぼく以外の家族がみんな海外暮らしだし。

 実家でPサマに甘えさせてもらうのも本当にダメだと思うから、Pサマにカギを渡したいのもいつもがまんしている。

 

 

 

※

 

「チヤホヤしてもらえるんならやることやってやる……ってのも才能だよ、りあむぐらいかわいい見た目だと」

「……かわいい子って、だいたいいつも周りから気を遣ってもらえる側だもんなぁ」

 

 初めてPサマのおうちの敷居をまたいだ瞬間のぼくはもうガチガチに緊張していて、今はそれほどでもないけど、Pサマは最初の印象が鮮烈だったのか、今夜ぼくを連れこんでもすぐにおっ始めず、何やかんやぼくの気持ちをほぐそうとしてくれる。

 そう言えばぼくって疲れてるからPサマに心配されてるんだった。Pサマのおうちの匂いを察するだけでおバカさんになって疲れを忘れてしまうんだけど。

 リビングのソファに座ってたけどPサマが隣りに座ってくれたら、ぼくはPサマのヒザの上に我が物顔で座り直す。

 ここまで来たら少なくとも甘え倒す。さもなければ、あまりにもったいなくて明日のぼくに恨まれる。

 

「りあむに本当に才能があると思ってるよ、メンタル面で」

「ウソだろ!?」

 

 頭をなでなでしてもらおうと思ったのに、びっくりして振り返っちゃった。

 

「芸能人が金を稼ごうと思ったら、ファンの感情とかいう見えないものにすがる必要がある。これができる才能はレアだ。もしかすると容姿よりも」

 

 Pサマの表情を至近距離でためつすがめつ見る限り本気で言ってるらしかった。

 才能ねぇ。

 

「容姿よりも、かなぁ」

 

 芸能人になるのって世の中の美男美女のごく一部だ、と美城プロのアイドルになってからぼくは思い知った。

 まず顔がよくてもレッスンがきついとか自由時間がなく辛いとか同期に人気で置いていかれて自分に見切りつけちゃうとかで辞める子が多い。あと芸能界に入ってもトレーナーさんとか営業とか企画とかにも顔が良い人がゴロゴロいて華やかだなぁと思わされる。ついでに、アイドルになったおかげでアイドルの家族の面を拝む機会も増えてそれで見る限り血筋のせいか美男美女が多い一方、当人がアイドルになろっかなあって興味ありげな人はごく少数だ。

 これが見た目と別のすがる才能の差か。Pサマ、すがる才能がなかったのかな。

 

「ファンの感情が見えないものって言うけど、ぼくは炎上してよく見えるようにしちゃってるけどね」

「あれはほとんど、りあむと無関係の日頃の憂さ晴らしだよ」

「あとは……いいねとか売上とかは?」

「感情の瞬間風速をどうにか数値化しただけさ、風向きと同じですぐ変わる」

 

 なるほど、アイドルが水物というのを可視化しちゃった指標、ってわけですか。ぼくでもなくても病んじゃわない?

 振り返ったのを戻してPサマの肩に後頭部を乗っける。あー楽だ。ザコメンタルを搭載している頭でも物理的には重いんだよな。

 

「ぼくだって心変わりするかもよ」

「心変わりするかもな、これだけのこと俺にされてりゃあ」

 

 まだぼくを軽くバックハグして頭をなでながらちょっとおしゃべりしているだけのPサマに、〝これだけのこと〟とまで言う資格が、ある。

 あるんだ。

 

「忙しいお仕事のあいだにどうにか時間をこじ開けてのおうちデートで、仕事の話なんて」

「りあむがお仕事で忙しいなら、俺にも嬉しくてありがたいことでさ」

「もし彼女サンにそんなことしたらヘソを曲げられちゃうよ」

 

 ぼくのココロもカラダも全面的に認めている。

 なんたってこんな真面目な話題なのに、Pサマが耳元で話してくれるだけですぐドキドキする。二言目にはドキドキなんて少女趣味を通り越して乙女にあるまじきレベルまでムラつく。Hな思考回路が勝手にショートして火花散って熱で何か溶けてる。ああ、たぶん吐息混じりなのがいけない。ぼくの耳殻にPサマの息遣いがほんのちょっとだけど届いている。

 これ座位の姿勢の距離感な。背面座位だわ。もうPサマと近い=これから気持ちよくされる、って脳にインプットされてる。

 

「現在交際相手はおりませんよ。りあむのおかげで目が肥えちゃってさ」

「ぼくのせいかよぅ! Pサマなら探しゃあ、すぐ、ぼくよりかわいくて素直な子とっ捕まるでしょう」

「そうでもないさ」

「それともおっぱい星人か? おっぱいでぼくのレベルまで求めちゃったらなぁ」

 

 Pサマが片手でぼくの頭をなでて、残りでぼくのヒザに軽く乗せている。おっぱいをアンダーバスト側からゆさゆさして欲しい。堂々たるセックスアピールにしてPサマの愛撫の味を占めたデカブツだ。Hだぞ、カップ数の話でシャレじゃないぞ。

 でもどちらかと言えば嫌いだった。重いし、じろじろ見られてうざいし、悪いオトコが寄ってきたりするし、オナニーでいじってもいまいち。アイドルになってからだとダンスのとき明らかなハンデだとも感じる。

 

「りあむよりかわいくて素直な子、ねぇ」

「お、おぅ……炎上しない、JSをママ呼ばわりして甘えない、ギャルにチヤホヤされて鼻の下を伸ばさない、ほかにもほかにも」

「さすがに思うところがあるかぁ」

「あるともっ、そりゃあ」

 

 あからさまにぼくが服越しデカパイゆさゆさして見せてんのに、おあずけで、頭なでなでとささやきが入ってくるか!?

 

「りあむは確かにザコメンタルと言っていいね」

「仮にぼくがPサマの立場だったら胃に穴が空いてる。労災でるかな?」

「でもそれがりあむならではの魅力にもつながってるんだ。かっこ悪いところをストレートに出すからいいところも素直に受け取ってもらえる」

「ぴ、Pサマもギャルたちにチヤホヤされてみろ、飛ぶぞ」

 

 Pサマは今褒めてくれてるんだろうか。少なくとも、穏やかな声音がそう聞こえて、カラダがそう感じている。

 

「そういうりあむだけが触れられるファンの琴線ってあると思うよ、ほかのアイドルには真似できない」

「……ぼくを真似するアイドルが出てきたら、アイドル界は終わりだよぅ」

 

 Pサマはときどき、大げさでむちゃくちゃなこと言う。

 

「ここまで素直だと、俺もりあむのために何かしてあげたい、って自然と思うんだよ」

「だいじょうぶか? Pサマも実はお疲れ? もっとおっぱいもむ?」

「いいのか?」

 

 必死でふざける。ふざけるのを止めた瞬間ぼくは有頂天になって流されるだろう。そのあとイカされまくってメタメタに尊厳破壊されるとしても。

 Pサマがそーっとアンダーバスト側に手を添えてくる。すりすり、すりすり。こういうことされると結局気持ちいいんだけど、カラダがふわふわ浮ついてるのにココロがどんどん転げ落ちてくみたいでまるでジェットコースターだ。ぼく遊園地そんな好きじゃないのに。

 落差が楽しいのかな。Pサマ、落差でめちゃくちゃになるぼくを見て、少しは溜飲を下げてるんだろうか。

 

「……んふっ、それは、くすぐったい……んんっ」

「かわいいよ、りあむ」

「そういうことは、おっぱいから手を離して言うほうが、オンナに効くんだぞ~っ」

 

 じゃあおっぱいもまれながら軽口叩いてるぼくはなんなのか。ふわふわしちゃう。

 

「りあむ」

「んっ、ふぁぁっ……♥ ちょっ、変な、声ぇ……」

「変かなぁ」

 

 実際バストの重さがPサマの指や手のひらに移ってて体感も軽くなってる。その感触にぼくがなじんだと思われたのか、ただなでるばかりだったPサマの指がほんの少しカギ型に曲がる。そうかな、って気配ぐらいのかすかな変化だ。

 

「っぷ、ふ……そんな、優しげだけど、童貞みたいな手つきでおっぱい触りながらじゃ、どんないい声でもお笑いだよっ」

「そっか、笑えるんなら笑ってくれ」

 

 いつもこうだから、アタマがますます思い出してカラダを引っ張るように火照らせる。探り探りの手つき。気持ちいいけどえっちな感じには遠い。

 Pサマは、ぼくがもっと思い出しちゃってどうにもならなくなるまで、虎視眈々と待っている。

 

「……ぁ、んっ……そこ……やだよぅ、足りないよ、へたっぴぃ」

「りあむはチョロくて好き、心配になるけど」

 

 もまれながら耳元でささやかれてゾクゾクする。こんな前戯に慣らされたらPサマ専用にされてしまう。

 

「……んー、気持ちいいよ? でも、ちょうどいいマッサージ、って感じっ、寝ちゃうかも」

 

 口では余裕があるふりをする。もうおっぱいやあそこがウズウズしはじめちゃってるけど、それをちょっとでも認めたらもうズブズブってイクだけの生き物になっちゃう。まだ甘やかされたい。Pサマを振り回してそれを受け入れてもらいたい。

 

「お客さん、ちょっと敏感なところ行きますよ~」

 

 Pサマがマッサージ師さんの真似でふざけたあと、その指がゆっくり、服の上からおっぱいのシルエットをなぞる。かすかに、少しずつ。ぼくが身震いしちゃう動きのほうが大げさなぐらい。

 

「……っ、ぁ……Pサマ、そんな優しくされたら……逆にヤバいんだけど……」

「ヤバい?」

「だって、Pサマ……あとでぼくをさんざんにイカせまくるもん……今優しくしておけば、あとでひどくしても許されるとか思ってるでしょ」

 

 開き直ってセックスを持ち出す。まだ自分を客観視できている、と言い聞かせているのかな。自分でもよくわからないや。

 

「ひどいとは心外だな……割と、本気で」

「や、やめちゃヤダよぅ……」

 

 Pサマの指先が、乳首のあたりをかすめる。服とブラの向こうで、たまたまそこに指が通っただけ、みたいな手つき。なのにそこが、直にくすぐられたみたいにじくじくする。気持ちいいけど、その倍じれったい。

 

「ひゃっ……!」

「ん、ごめん。痛かった?」

「いたく、ないけどさ」

 

 だからじれったいんだよぉ。でも言ったら先に進んでしまう。もったいない。

 

「もうちょっと強めがいい?」

「……そのまま、もっとして」

 

 Pサマの手が、またゆっくり動く。重たいおっぱい持ち上げて、下ろして、また持ち上げる。

 

「……ん、ふ、ふ……ぁ……あははっ、Pサマったら、触ってるのおっぱいなのに、マッサージみたい」

「やわらかいなぁ」

「おっぱいはこらないよ、肩こりはするけど」

「じゃあ肩もみしましょうか、お客さぁん」

 

 今度は両手がぼくの肩、うなじに回る。あ、ふつーに気持ちいい、ってかぼくの肩やっぱりこってるじゃないか。

 ……うなじの生え際に産毛とかないよな?

 

「りあむ、耳赤いね」

「血行が良くなってるんじゃない?」

「んは、ぁ、そぇ……きもち……ふ、ぁ……は、ぁはっ……」

 

 こってるところを優しくほぐしてくれる。体勢からするとPサマの手がただの肩もみに後退(?)しちゃったけど、ぼくのカラダは冷めやらぬ。

 これからぼくをめっちゃくちゃにイカせるから、その邪魔となるかもしれない肩こりを先にケアしておく。そういうことなのだ。

 いやらしくないのに、いやらしいことをますます期待しちゃう。

 

「……っ、そこ、は……くすぐったい、か、なぁ……」

 

 Pサマの手のひらが、脇腹やおっぱいの横をなぞる。ぐっぐって指先に力がこもってる。幸か不幸かぼくのおっぱいがでっかくてPサマの手が視界から隠れてる。今指を直視しちゃったら落ちちゃう。

 

「ここ、敏感なんだっけ」

「敏感に決まってるだろ~っ! ぼくもPサマのそこ、あとでくすぐったろうかっ」

 

 Pサマの指を見ているだけで思い返せるえっちの数々がすごい。どんな声を上げさせられ、どれだけビクンビクンさせられ、恥ずかしいことも……でもいちばんよく覚えているのは気持ちよかったこと。しかも思い返すときだと、実際にイクときどうしても付きまとう生理的な苦しささえなくって、純粋に気持ちいいだけ。

 

「……ねぇ、Pサマ……」

「ん?」

「そろそろ、直に、触ってみない?」

 

 恥ずかしい。こんなこと聞くの。なんだよこれ、触って欲しいなら触ってってねだれよ、と心の中では自分にツッコむ。

 

「こうしててもね、伝わるんだ」

「……何だよぅ、言葉までじれったい~っ」

「りあむの心臓がドキドキしてるの」

「……だろうねぇっ」

 

 ああ、もう、何言ってんだ、ぼく。

 今なら、ドキドキして、ぽーっとして、で済むんだ。今だって満たされてあふれそうで怖いぐらいなんだ。そっから先に期待している。期待しすぎるなよと自分に釘を差す。イクのは気持ちいいばかりじゃない。ノドが乾くし口の中に変な味がするし息が苦しい。終わったと思ったら背中とか腰がピキってなったり足が攣ったりしちゃうときもある。

 

「脱がしちゃおうか、腕上げて」

「……子ども扱いかよぅ」

「いいから」

 

 結局自分で服の裾をたくし上げて、バンザイするように脱いでしまう。腋の下を自分から開いたときなんか太腿おっぴろげてあそこをさらしてるんじゃないかってぐらい恥ずかしくてびっくりする。ひょっとしてメンタルも開発されちゃってるのかな。

 

「……ぁ……」

「ここ、好きだよね」

 

 Pサマの指が、また乳輪のあたりをさする。今度はちょっとだけ長く。じんわり熱が広がる。乳首が勃起しちゃってるのブラごしにもバレちゃっただろうか。

 

「す、好きじゃ……好きだけど……ねぇ?」

「えっちだなぁ」

「えっちなのはPサマでしょ~」

 

 言い返してやった。けどカラダはPサマの指先一こすりごとに素直にされちゃう。かえってびびって、せいいっぱい乱暴に背中をPサマの胸に押し付ける。

 

「えいっ」

「りあむったら、かわいすぎる」

 

 いきなり率直に褒めすぎだ。触れられてもいないあそこまできゅってなる。

 

「……ん、ふぁ……」

 

 Pサマの指が、ブラの上から乳首をなぞる。ゆっくり、円を描く。ぼくの乳輪の大きさなんて見なくてもわかりますってか。知っててどうするんだ。アイドルのグラビアとか乳輪NGだろ。

 ビジネスで割り切れないところまで知られちゃってる、知ってもらってる。やばい。

 

「りあむ、ここ敏感だね」

「……Pサマが、開発したんでしょ……」

 

 そう。Pサマが、ぼくのカラダをこんなふうにした。最初は鈍かったのに今Pサマに触られる前から気持ちよくなってる。それって素直に考えればすごいことだと思う。Pサマがぼくのことちゃんと見てくれて、丁寧に扱ってくれたって証しだ。それはひょっとして愛じゃなかろうか。

 これのせいで病んでいる、なんて考えるの、いくら非常識なぼくでも憚られる。

 

「開発、ね。りあむ、そういう言い方好きだよね」

「だって、本当のことじゃん……Pサマの指、魔法みたいなんだもん……」

 

 指先が、乳首の先っぽを軽く押さえる。ブラごしとかもう無関係にぴりぴりしびれて熱くなる。今Pサマがこっちに意識向けてくれるだけで興奮しちゃう。

 

「……っ、ぁ……」

「痛い?」

「まさかぁ、気持ちいい、よぉ」

 

 まだ余裕がある。Pサマだって嬉しそうなの吐息とか気配で分かる。嬉しい。もっと触って欲しい。

 

「ちょっとえっちな気分になってきたかな」

「あのね、体がね、ふわっと浮かんでく、みたいでさ……」

 

 Pサマの指が、両方の乳首を同時にくるくるなでる。ブラの上から。でも、じんじん熱が広がる。

 

「……ぁ、ああっ……Pサマぁ……」

「もっとして欲しい?」

「……うん……もう、ブラも、いいかなぁ」

 

 Pサマの胸板に押し付けっぱなしだった背中を浮かせる。ホックを外されブラが緩む。

 

「脱がすよ」

「……見られちゃうね」

 

 カップも外される。ゆさっとぶら下がる。いつも抱えているはずの重みなのに一段と重くて、Pサマの手のひらが恋しい。

 

「……ぁ……」

「りあむのおっぱい、ほんとにやわらかい。乳首はコリコリしてるけど」

「んゃあっ……♥ 敏感、なんだよぅっ、そこぉ……」

「むしゃぶりつきたい」

「……Pサマったら、童貞通り越して赤ちゃんか~?」

 

 おどけて言ってみる。声が震えてるって思われちゃったかも。

 

「赤ちゃんでもいいよ、りあむのおっぱい好きだもん」

「赤ちゃんプロデューサーとか困るわぁ」

 

 口ではそう言うけど、内心は嬉しい。Pサマが率直に求めてくれる。いい大人がおっぱい吸いたいとか彼女でもない相手にねだったらセクハラだぞ。懲戒あるぞ。そんなにぼくのおっぱい欲しいか。

 胸が一杯になって油断するとぼろぼろ涙が出ちゃう。

 

「……んっ、ふぁ……♥」

 

 Pサマの手を待ちかねたおっぱい。まだ最高じゃない。もっとむぎゅむぎゅもんで欲しい。でもカラダがどんどんふわふわする。気持ちいい。期待だけでこんなになれるのっていっそお得かもしれない。

 

「……ねぇ、Pサマ……」

「ん?」

「今、ぼくのカラダ、めっちゃくちゃチョロいよ……乳首とか、ちょっとつままれただけで、イケそう」

 

 当然のように口に出す。そうだ、好きな人にじっくり丁寧に触られて有頂天になるなんてなんもおかしくないはずだ。

 

「ここまでチョロいと、確かにちょっとだけ心配になるかも」

 

 Pサマの声が、優しい。安心する。安心できる言葉じゃないのに。

 

「……ひゃっ……!」

「敏感だね」

 

 Pサマの指が、乳首を軽くつまむ。直に。

 

「……Pサマが、そうしたんでしょ」

「俺のおかげかな、嬉しいこと言ってくれるなぁ」

 

 つままれる。転がされる。引っ張られる。

 

「……ぁ、ああっ、んぁっ♥」

 

 カラダはぼくの躊躇なんて無視して正直に反応する。Pサマに触られると、すぐになびく。

 

「Pサマこそ、ぼくのカラダに……興奮してるだろぅ」

「興奮してるよ。りあむのカラダ、最高だもん」

「……オトコってズルいよなぁ」

 

 Pサマの指が、乳首をこりこり刺激する。これまでのじれったい愛撫と比べると、丁寧というよりオモチャにされてる感じだけどもっと嬉しくってたまらない。

 

「……んっ、ぁ、ああっ……やだ、もう……♥」

 

 気持ちよすぎる。頭がぼんやりして、このままじゃイッちゃうって分かる。まだおっぱいくすぐられてるだけ、なのに。

 

「こういうの、嫌かな」

「や、やめるのは、もっとやだっ」

 

 Pサマがぼくのメンタルもつれまくりのどこかしらを察してか、急に手を止めちゃう。

 

「じゃあ、少し趣向を変えて……赤ちゃんの真似、させてもらおうかな」

「えぇ~っ」

 

 まじでむしゃぶりつくのか。

 ちなみに赤ちゃんって実は力強く乳首を吸うらしいぞ。みりあちゃんが赤ん坊の妹の口元に指を近づけたら『けっこうぐいぐい吸われちゃってさぁ』とか年少組さんと話しているのを横でこっそり聞いていたことがあるぞ。

 

「もう、Pサマったら」

 

 Pサマのヒザ、太ももの上に乗せてもらったまま、ぐいっと体を反転させるよう誘導される。まんざらでもない気分を打ち消すようがんばってくちびるを尖らせながら、ぼくはPサマの胸や顔におっぱいを押し付けてやる。

 

「わぁ、りあむのおっぱい、あったかい」

「さっきまで触ってたじゃん。それに、おっぱいって脂肪だからな? 筋肉ほど体温発散してないぞ」

「赤ちゃんはそんなこと知りません」

「よしよし、子守唄でも歌ってやろうか~?」

 

 頭をなでてあげるとPサマがにっこり笑って、そんなの目前で見せられたらキュンキュンしちゃいそう。赤ちゃん扱いされて喜ぶ成人男性ってなかなかやばいけど、その反応で喜ぶ成人女性も同罪やろ。

 でかいおっぱいで押し隠す。うわ鼻息がくすぐったっ。

 

「んんむぐっ」

「遠慮するなよ、Pサマとぼくの仲なら胸をちょっと貸すぐらい、いつだって……2人きりのときなら」

 

 ちゅ、って乳首にキスされる。ぼくから見て左のほうだった。オンナのおっぱいって平均を取ると左のほうがちょっとだけおっきいらしい。心臓の影響か? 心臓って人体模型で見ると言われるほど左に偏っちゃいないよね。

 

「んふ、ふふふっ、よしよし、おっきな赤ちゃんだなぁ」

 

 だぁかぁらぁPサマぁ、赤ちゃんはそんな大人しくないぞ。もっとじゅるじゅるって強く吸って、母乳出せ出せ~って感じらしいぞ。

 

「はふぁあっ!? ぁ……だ、めぇ、歯、は……はぅ、ほぁっ、はぁっ……あああっ!」

 

 ああでもPサマは赤ちゃんと違って立派な永久歯がある。赤ちゃんと同じ勢いでしちゃったら乳首も乳輪もチクチクしちゃう。人の歯って滑らかなようでいて触れあってみると意外にエナメル質がギザギザしてるんだよな。他人の歯なんてPサマしか知らないけど。

 

「ああっ、うっ、うあっ……ふふ、ふっ、ねんねん、ころりよ、Pサマ~っ♪ ははっ」

「んんっぷ、ふは……あぁ、癒やされるなぁ」

「これで回復したら、ぼくが炎上しても対応できるね」

「お釣りがくるさ」

 

 やべぇ気持ちいい。刺激はPサマの口でくにくに噛まれたりちゅうちゅう吸われたり顔でむぎゅむぎゅ押されるだけでずっと散漫なんだけど、Pサマの反応を見てるとぼくでもPサマを癒せるんだなって思えてたまんない。もっと求めて欲しい。

 

「ねぇ、こっちも……いいよ、吸って。どっちもPサマのモノだよ」

「嬉し泣きしちゃいそう」

「大げさだなぁ」

 

 Pサマのくちびるが右に移る。ぢゅっぢゅって音を立てて食いつく。そうそう赤ちゃんみたいだ。

 

「んはぁっ……ぁ、そっち、も……」

 

 吸われていない左の乳首がツンと尖りっぱで唾液と空気でひんやりする。さっきまで温かくて濡れていたのに。寂しい。Pサマの口が欲しい。片方だけ愛撫されるとバランスが崩れて変な感じになる。

 Pサマの頬がおっぱいに押し付けられる。ヒゲそって時間が経ってるらしくしょりしょりって感触がしてやばい。これ敏感なところでやられたらめっちゃ喘いじゃう。

 

「ふぁ、あっ! Pサマ、いいよ、もっと……」

 

 おっぱい全体が敏感になってる。表面だけじゃない。奥までじわじわってくすぐったく気持ちいい気分がたまっていく。Pサマが吸うたびに奥からなんだか外からなんだかわからないぐらい熱くなる。

 

「やっ、あ、うっ! ああん……あっ、あっ!」

 

 右の乳首を強く吸われ、びんびんしびれる。じゅるじゅる音を立ててPサマが吸う。舌先でちょろちょろ舐められる。歯が軽く当たる。

 

「あぁっ、歯、やっぱ、ダメ……んっ、でも……♥」

 

 Pサマの太ももを挟んでソファにヒザ立ちするようにしたら、腰がへこへこ、くねくね、やらしく動いてしまう。Pサマの太ももを必要以上にぎゅっと強く挟んで堪える。一瞬しかもたない。むしろぼくのあそこまでキュッてなる。騎乗位みたいだな……Pサマのおちんちんが勃起してるのにこすりつけちゃってるかな。

 ぼくの肌感覚が、そうかもしれないかなじゃねーよ、当たってるに決まってるだろ、と言ってるけど気を逸らす。今のぼくはPサマのママなのだ。おっぱいだけのママだががんばってまっとうしたいのだ。

 

「んんっ、ふぁっ……両方、いいよぉ……♥」

 

 Pサマが左に戻る。また吸われる。せっかくおっきいんだから次は両方いっぺんにしゃぶってくれよぅ。ちゅうちゅう。赤ちゃんが母乳を求めるみたいに。でもぼくから出るのは母乳じゃなくて、快感だけ。

 右の乳首が空気に晒される。濡れてる。唾液でぬるぬる。Pサマの手が右のおっぱいをつかんで吸いながらもんでくる。

 

「きゃっ、あああダメ、んっ……そっちも……えっちな赤ちゃんめ……!」

 

 もうはっきりあそこに熱がたまって辛い。下着の中がますますじわっと濡れてる。今Pサマを癒やしてあげている側のはずなのにどうしたもんか。

 

「Pサマ……気持ち、いい……?」

 

 吸われながら聞く。Pサマが口を離して答える。

 

「最高」

 

 おっぱいがもっと敏感になる。Pサマのくちびるが戻ってくる。今度は乳輪も含めて頬張るみたいに吸われる。

 

「んはぁっ! そんな、広く……ぁ、ああっ……」

 

 乳輪全体がしびれる。じんじん熱が広がる。乳首だけじゃない。周りまで敏感になってる。Pサマの舌が乳輪をぐるぐる舐める。ぷっくりしちゃう。

 汗が垂れちゃう。おっぱいの谷間にも。

 

「はひゅっ!? かっは、ぁ、あッ……変な、声、出ちゃ……」

「やっぱり、りあむの胸をいじるの楽しい、癒やされる」

「どんな赤ちゃんだよぅ」

 

 左側をぎゅっとつかまれる。Pサマでも片手だと収まりきらなくてあふれる。指の隙間に乳首が挟まれて締めつけられる。むず痒くて切なくてもっとして欲しいけど、もっとつねってねじってこすられたらたぶんイケちゃう。

 おっぱいだけで気持ちよくなってイクってPサマと出会ってからもしばらく信じられなかった。今だってしょうじきちょっと恥ずかしい。AVみたいじゃないか。ぼくは承認欲求こじらせまくってるので、もしアイドルになれてなかったら裏アカ女子とかでおっぱいさらしてるはずだ。ぼくの数少ない取り柄だったからな。で、調子に乗ってAV堕ち。アイドルよりよっぽどリアリティーを感じてしまう。だいじょうぶかこんなアイドル。

 

「は、あ、んあ、はっ、あああっ!」

 

 大きく勃起した乳首をちゅこちゅこと吸われたり扱かれる。同時攻撃にくらくらする。もうイッてしまってもいいのでは? でもPサマはもっと甘えたいだろうしぼくだって甘やかしたい。

 

「ッ、あ゙……♥ はぅっ……ん、く……ぅ……っ!」

 

 Pサマのおっぱい責めがエスカレートしているのか、ぼくのおっぱいがヨワヨワにされてるのか。おっぱいからぱちって電流が走って、それから空っぽのあそこが勝手にきゅっきゅって締めるのと緩むのを繰り返す。そうだよ、ぼくのあそこもPサマのおちんちんにむしゃぶりつきたいんだよう。これ甘イキってやつだね?

 

「あ……っ……♥ んぅっ……Pサマぁ……♥」

 

 Pサマがぼくの谷間のあいだからじっとこっちを見上げてる。あんまりかわいくないアングルでイキ顔見られちゃった? 鼻の穴とかフガフガしてたら恥ずかしすぎる。

 

「ん、ふ……ぅゔっ……! あ゙ッ♥ やだっ、またっ」

 

 気にするな、とでも言わんばかりにPサマが右の乳首をちゅうちゅう強く吸い上げながら歯を軽く立ててくる。左も指先でつまんでくりくり転がす。

 ああ、どうしようもない、カラダがふわって浮く。重力を忘れたみたい。頭から足先まで温かいのがびくびくって広がって、Pサマの頭にしがみつくように抱きしめる。

 

「あ……来、る……ぁ、あああっ……♥」

 

 一瞬だけ息が詰まる。カラダがぴんと張りつめる。それから力が抜ける。

 

「は、ぁ……ふぅ……」

 

 ゆっくり深い呼吸ができる。リラックスしてる。脱力してる。でも気持ちいい。すごく。イッちゃったのかな?

 

「っふはぁ……りあむ、かわいかったよ」

「おっぱいに向かってしゃべってるぅ」

 

 Pサマが優しくささやいてくれようとするけど、ヒザ立ちから少し腰を上げてじゃましちゃう。今あんまり顔を近づけないで欲しい。

 

「それに、かわいくない、もん……変な顔、してた……」

「笑ってるね」

「わらって、ないもん……ふ、ふんっ」

 

 Pサマのヒザの上。おっぱいを吸われたまま。イったばかり。でももう次が来そう。

 

「んっ、ぁ……まだ、するの……?」

「ダメ?」

「ダメじゃ、ない……けど……」

 

 Pサマに求められるのが嬉しい。もっと吸って欲しい。もっと触って欲しい。言わなくても通じて欲しい。

 

「ぁ、ああっ、ちょ……そぇ、気持ち、よすぎぃ……♥」

 

 通じちゃう。乳輪全体を含んで吸われる。大きく。舌がぐるぐる這う。ぬるぬる。熱い。Pサマの唾液でおっぱいが濡れる。太ももがぴくぴく力んでPサマの太ももを挟む。もぞもぞ押し付ける。下着が擦れる。あそこが疼く。Pサマもあそこが気になる?

 

「お゙っ……❤ あ、あっはぁぁっ……❤ んっ、ふぁっ……また……来る……♥」

 

 まだ乳首をちゅぱちゅぱ吸われる。強く。引っ張られる感覚。伸びる。痛いのに気持ちいい。二回目。分かる。予感する。さっきより早い。どんどんチョロく簡単にイケちゃう。

 

「ぁ、ああっ……Pサマ、ぼく、また……♥」

 

 さっきよりどうしようもなくカラダが震える。もっと続けてほしくてPサマの顔にも首にも肩にも必死ですがる。ぼくよりずっと広くてがっしりしてる。

 幸せ。

 

「あ゙ぁっ……♥ んぅっ……も、もぅ、Pサマったら……」

 

 すっかりぼくの体重を預けてしまう。どうしよう、力が入らない。

 

「Pサマ……支えて……っきゃうっ!?」

 

 Pサマの腕が背中に回る。抱きしめられる。守られてる。安心する。

 そこに乳首をけっこう強く噛まれる。

 

「痛いよう!?」

「ごめん……窒息するかと思った」

「どうしてさ」

「りあむの乳が柔らかくて大きいから、隙間なくフィットして、俺の呼吸をふさぐんだ」

「……あー言うよね、お母さんが眠たいときの授乳はほかに誰かそばにいろとか」

 

 気持ちよすぎる。幸せすぎる。ちょっと茶化さないと泣いてしんみりしちゃう。

 

「ごめん、泣いてる?」

「……もっとして」

 

 Pサマが優しく涙を拭ってくれる。キザだ。その手でさっきまで乳首くりくりいじめてくれてたってのに、拭ってもらったそばからぼくの目頭が熱くなってしまう。

 

「それじゃ、遠慮なく」

 

 Pサマがまた乳首を吸い始める。右も左も交互に。少しの刺激がずっと重ねられて反応しっぱなし。

 

「りあむ、すごく敏感になってるね」

「しょうがないでしょ……♥」

 

 口元がだらしなく緩んじゃう。ぼんやりする。乳首を指で転がされる。両方同時に。くりくり。こりこり。硬くなってる。勃起してる。恥ずかしい。でも嬉しい。Pサマがこんなにぼくのおっぱいに夢中になってくれてる。

 

「Pサマぁ……また、イキそう……♥」

「イってよ、りあむ」

「ぁ、ああっ……♥」

 

 どうしよう、ほとんど怖くない。気持ちよくて幸せなばっかり。

 

「んぅっ……はぁ……ふぅ……♥」

 

 繰り返す。何度も。カラダがとろとろに蕩ける。Pサマとの間に空気が挟まってるはずのお腹やあそこまで何か感じる。

 久しぶりに自分のおっぱいに憤慨する。お前ばっかりPサマに甘えてもらって気持ちよくしてもらってるけどお前が物理的につっかえてるせいで向かい合ってだとPサマにみっちり抱きしめてもらいにくいんですけど?

 

「あ……あ、あっ、あ、だ、めぇっ、来るっ、イク……っ!! 乳首イキ、しゅりゅ……ぅ♥」

 

 Pサマが肩に手を回してくれるのを感じちゃってから、ぼくはもう快楽を堪えるなんて忘れてめっちゃおっぱい仰け反りイキした。そうすればPサマを窒息させずにずっとイカせてもらえる、ってあとから気づく。そのときは無意識だったもんで。

 

 

 

※

 

「Pサマ、このまましたい……対面座位でイチャイチャえっちしたぃい~っ! しようよ、してよ、しろっ♥」

「いったん下りてくれ、ゴムとって着けてくるから」

「やだぁ~♥ きゃんっ!? いいじゃん現役アイドルに中出しぃ~、優越感パないぞきっと」

 

 ぼくは経口避妊薬を常用している。Pサマとえっちするようになる前から生理のケアでお世話になってるんだな。

 それでもPサマはコンドームを着けてえっちする。まぁ、重ねがけでも避妊成功100%とはいかないもんね。当たる確率は0.03%かける……SSレア非ピックアップ単発の排出ぐらいあるか。

 

「このりあむちゃんにも、おかげさまで全国1000万人のやみくんやみちゃんのご支持があるわけですよ、それを独り占めだぜ?」

「独り占めってんならおっぱい吸ってる時点でそうだと思う」

 

 ぼくがPサマにスカウトしてもらえた確率よりは、たぶん高い。

 

「カタいこと言いなさんな~、チンポはカタくていいけど~っ」

「あとベッドがいい、ソファだとスプリングが」

「シーツの防水の準備はいいかな?」

 

 あんまり真剣になると怖くなるからがんばってふざける。

 

「水でいいか?」

 

 ミネラルウォーター500ミリリットル。あれか、500ミリリットルりあむちゃん汁しぼり出すからそのぶん前もって補給しとけってか。今脱ごうとしてる下着だってびちゃびちゃなんだぜ。やらしい優しさで死んじゃいそう。

 

「Pサマ、抱っこして♥」

「こらっ、くすぐるなって」

 

 Pサマにお姫様抱っこしてもらいながらソファからベッドまで運んでもらう途中、首筋と胸板を堪能する。汗臭くてアタマまでじゅわじゅわする。アバタもエクボと昔からいうらしいが、ぼくはもっと極端かも。ほかのオトコには死んでもごめんなことがPサマ相手だとフラフラ~ってできてしまう。

 

「えへへ、またPサマにぎゅってしてもらえる」

「りあむ、お前かわいすぎ……!」

 

 ベッドに置いてもらったら宣言どおりPサマにのしかかって対面座位に持ちこむ。ぼくのあそことPサマのチンポをくちゅくちゅこすりつける。前はおっぱいがじゃまでよく見えなくて手間取ったけど慣れちゃったよ。

 

「ここまでたっぷりサービスしてもらったから……ぼくが入れて、動いてあげるっ」

 

 ちんぽだ。こっちはまんこです。よろしく。いつものことだけど。できれば末永く。

 Pサマって競争率高そうなんだよな。甲斐性、度胸、容姿、金、それに若いし……何拍子揃ってるんだ。ぼくなんか……赤ちゃん孕ませてもらったら、ぼくも合わせて引き取ってもらえないかな。

 そんなんで生まれさせられる子どもがかわいそうか。

 

「う、ぉあっ……!」

「ぇ、あっ、んくっ……焦らしてて、ごめんねぇ、Pサマちんぽぉ……♥」

 

 おまんこでちんぽパクパクしながらじーっと見つめるとPサマが照れ笑いする。

 

「にらめっこじゃ、りあむに勝てそうもないな」

「ぼくの、おまんこで……好きなだけ、気持ちよくなって、いいよっ」

 

 ぼくったらズルい。Pサマの息遣いと視線と腕と体温とちんぽといっぱい感じながらおまんこちゅこちゅこするのなんてぼくが気持ちいいに決まってるのにPサマのためみたいなお為ごかしを言う。でも絶対に言う。これの半分は自分への発破なんだ。

 Pサマのためにって動けている間ならぼくは病んでないって自分を信じられる。

 

「は、ひっ、あう、んっ……ふ、ふふっ、すごい、よっ♥ Pサマ、ぁっ♥」

 

 Pサマの胸板におっぱい押し付けて素面だったら痛んでがまんできないぐらいにずりずり、そうするとようやくお腹もおまんこもまとめてPサマにすりすりできる。

 するとぼくの肩と背筋にPサマが腕を回してくれるのを感じる。そうだよ、Pサマが独り占めにしてくれよ。

 

「あひっ、んひぃぃっ、んやっ……も、もぅ、イッちゃ……ンああぁああ♥」

 

 さっそく中イキしてしまいそうで日和って腰を上げる。ゆっくり。Pサマのちんぽが抜けていく。奥から引き抜かれる感覚で喪失感がたまらなくてぼくのおまんこがPサマのちんぽを離したくなくてきゅうって締めつける。

 

「ぁ……抜けちゃう……やだ……」

「じゃあ、俺が入れようか」

「それは、ぜったい、やばい……♥」

 

 先端だけ残る。そこから一気にずぶっと腰を落とす。奥までゴンって当たる。子宮までぺちゃんこになっちゃう。

 

「んほぉおおお゙っ……♥」

 

 ……ぼくの声汚すぎだろ。きっと顔もブサイクだ。気持ちいいけどこれは行き過ぎだ。Pサマを気持ちよくして忘れてもらおう。もらわねばならぬ。

 

「っあっかはっ……!?」

「いいね、今の」

「冗談だろ……?」

「まさか」

 

 Pサマのちんぽがぼくの中をぐりぐり擦る。奥も入口も全部。あ、無理。自分でするのとPサマにしてもらうんじゃ段違いだ。気持ちよすぎる。

 

「ふぎゃっ、あっかっ、んひぃっ、お゙っ、おっぐ……!」

「もっとしてあげるよ」

 

 おまんこ肉をずんずんしごかれ叩かれ痛いはずなのにもっとして欲しい。お尻とPサマの太ももがぶつかってぱちゅぱちゅ音がうるさい。濡らしすぎだろぼく。くちゅくちゅ水音も混ざる。恥ずかしい。でも止められやしない。

 

「ぁ……だ、めぇ……ま……ったぁ、っ……!」

「りあむ、かわいい、えっちだ」

 

 Pサマだって声が震えてる。気持ちよくなってくれてる。嬉しい。腰をくにくに回す。Pサマのちんぽならぼくの中のどこだって気持ちよくしてくれるんだからぜんぶぐるぐる擦ってもらうんだ。

 

「ひゃっ……ぁ、そこ……お゙ッう……♥」

 

 そこもへったくれもない。勢いばっかりのおまんこぱんぱん。騎乗位みたいに奉仕するつもりがただ上に乗ってずっぽずっぽしてるだけ。

 

「あぁっ! ダメ、そんな、奥……♥」

 

 拒絶のようにおねだりしちゃう。通じてくれてPサマが腰を浮かせる。下からぐいっぐいって。奥までぐりぐり押しつぶされる。頭が真っ白になる。何言ってるかわからないけど叫んじゃう。気持ちよすぎて。

 

「これじゃあすぐにイッちゃいそうだよ、俺」

「んっ、ぁ、あ゙あっ……ダメ、もう……イッちゃゔ……ッ!」

 

 Pサマがイクってささやいてきただけでぼくのほうが絶頂しちゃう。さっきおっぱいで何回もイッたのよりおまんこが満足だけどココロはやばいかなぁってイキ方。

 

「っふあ、っあ、っだ、め」

「イって、いいよ」

「ぁ、ああああっ! イク、イクっ……♥」

 

 興奮しすぎてカラダがガクガク震えて腰が砕けてPサマにもたれかかるしかない。ああ、おっぱいが。これじゃまた窒息しちゃうってからかわれる。

 

「ッは、はっ、はぁ……ふぅ……Pサマ、ごめん……また……」

 

 抜き差しを収めてもらってようやく息をつく。見るとPサマの顔も真っ赤になってる。汗もかいて髪が額に張りついてる。

 

「Pサマ……ぼくのこと、めちゃくちゃにしてもいいから、気持ちよく、なって」

「……りあむ、お前ったら、本当に」

 

 何か言ってくれたけど気持ちいいのすごすぎて聞き取れなかった。ちんぽで奥をコツコツされるとぼくは本当にダメになる。また来る。早すぎる。Pサマがずしずし動いてるせい。ぼくがさっき口走っちまったんで遠慮なく突き上げてくる。ぐいぐい。

 

「んっひゅぅ゙……!」

「……お言葉に甘えさせてもらおうかな」

 

 Pサマのサディズムつよつよなところをモロにぶつけられ感じちゃうのだ。こんなんでどうしてアイドルのプロデューサーなんかやりつつぼくに優しくできるんだろう。気持ちいいのもたくさん積み重なると拷問的なんだなぁと教えてもらっちゃってる。

 

「あ゙ッあ゙ッ……どうじなんて、ひゃめっはきゅぅ゙ンッ♥」

 

 対面座位のままがっしり抱きとめられる。おちんちんずぽずぽに加えて、背中をしっかり支えてもらって安心させられ、さらに乳首やクリとかがPサマの胴体にこすこすキちゃう! ぼくだって気持ちよくなってもらおうとがんばって動いたら3倍以上に返ってくる。至近距離から即座に確実に報酬系にキまっちゃう。こんなん繰り返されたら虜となろうもんですよ。

 

「ふひゅ、そ、そぇ、ダメ、だ、めぇ……も、もう、いっ、いっちゃ、ぁっ♥」

「りあむはダメじゃないよ、いい子だよ。ふふ」

「わらったぁ!? あっ、だっ……お、お、く、や、め……ぁ、あ、いっ、ぅ゙ほオぉおッ……!」

 

 だからぼくはおかしくないのである。

 でもアクメをキメられまくってるときの顔は隠したいかな……。

 

 

 

「Pサマ専用のオナホになって、ちんぽしゃぶってるだけになりたい」

「こら、明日からはアイドルに戻ってくれよ」

 

 ぺちん、とPサマからかったるそうなスパンキングをご馳走してもらう。やっぱりいいなこれ、甘やかされまくったあとにちょうどいいスパイス。

 ぼくは対面座位で前後不覚になるまでイカされまくって、Pサマの射精は捨てられたゴムでようやく気づいた。悲しかった。Pサマがイってる瞬間は自分のアクメよりひょっとすると気持ちいいのに。

 ってなわけでとうに砕けた腰に鞭打って、でもさっきと趣向を変えて背中を向けて――(これならブサイクなイキ顔を見られないはずだし)――がくがく震えながらヒジとヒザに力入れて、ケツを上げてバックスタイルをおねだりする。おまんこの締まりを調整したくなったらケツを引っ叩いてちょうだい。ぼく完全にオナホだよぉって悦に入ってるから。

 そうしてめでたく入れてもらってずしずし、さっきヘソ側の奥をがんがんいじめられて次は背骨側にキくちんぽがぁ、と感じいってたらPサマより『尻をなでても、もんでも、つねっても、はたいても、きゅって締まるんだよなぁ』とのご感想よ。

 お気に召さない? やむ……。

 

「アイドルに戻ったら、またりあむもチヤホヤしてもらえるよ。そのためのプロデューサーなんだ」

「Pサマは……ううぅ、Pサマ……」

 

 うっかり勢いで、ぼくがアイドルに戻れなかったら専用オナホにしてくれる? なんて言葉を続けなくてよかった。そのぐらいの羞恥心は残っている。

 オナホになれちゃったらしんどいことも考えずに済むんだろうなぁ。

 

「今はオナホにしちゃってよぅ、そしたら明日はアイドルがんばるからぁ」

「俺はりあむを甘やかすのも好きだけど」

 

 お尻をキュッキュッてさせると当然ナカもしまってちんぽもこすれてもだえちゃう。Pサマのもだえが遠いな。こればかりは対面座位や種付けプレスが恋しい。うん、気持ちいいの全部いっぺんにもらっちゃったらぼくが狂っちゃうんで分割されていてかえって好都合と思おう。

 

「ンああおおお゙ッ……っ!? やっやっぱ、それむぃ、むりぃぃいっ、おかじぐなるっ!!」

「こんなに積極的じゃ、オナホ呼ばわりは無理だね」

 

 Pサマが動かずぼくのお尻が割れてるのをさらに横に引っ張って、ぼくのおまんこが逆らうように締まる。ぶぴゅ、ぶぴゅっ、なんて不穏な音がする。マン屁である。変に引っ張るからちんぽとおまんこの間に空気が入っちゃったんだよぅ。これってイキ顔より恥ずかしいか。

 

「ンひぃ゙ぃ゙ッ、むぉ゙ッ♥ むぉ゙ぉ゙ッ♥」

「あぁ、意外とこれも……中だけでしごいてくれるのも気持ちいいよ」

 

 Pサマが入れたままあまり動かないのは、腰砕けのぼくを気遣ってくれてなんだよな? 動きは大人しいがほかすべて大人しくない。ちょっとした動きでチョロチョロってイッちゃうのっていかに自分がPサマによわよわになったかわからされる感じがしてこれはこれでエグい!

 

「あとお尻の穴がキュッキュッてしてるのも、かわいく見えてきた」

「そんなわけ……ほぉ゙ッ♥ ゔぅ゙ッひょぉぉ゙ッ……♥」

「こうやってがんばって俺のちんぽ愛してくれてるんだなぁ、ってわかりやすくて」

「そっぞんな゙のっ、み、ちゃ……ふひゅっ、ぴぃっ、ひぃっ……!」

 

 そりゃ確かに括約筋ってそういう構造だけどさぁ。

 Pサマのちんぽがどくんって脈打つ。射精の時に似てる。ぼくのおまんこはびくびくびくんって過剰反応する。きゅうって締まっておまんこの壁がちんぽの形になって戻らないんじゃないか。もうぼくにはどうにもならない。Pサマのモノだ。

 

「俺に褒められて嬉しかった?」

「だ、だって……Pサマのちんぽ……♥」

 

 なんということでしょう。こんなんでイキそうになってる。とりあえずイってるのと同じぐらい幸せだし怖いし、敏感すぎる。

 

「ぁっあ、はぁうっ……!」

「いい子、りあむはいい子」

 

 それからお尻をなでられる。アタマをなでるようにゆっくり優しく手のひら全体で。アタマおまんこになるぅ。

 

「んっ……ぁ……♥」

 

 Pサマの手がお尻の割れ目をなぞる。よかったよかったアタマに割れ目はないね。指先がアナルの周りをくるくるなぞってくる。くすぐったい。まだくすぐったいで済む。乳首にもそんなころがあったのよ。

 これから、こんなぐらいでケツアクメさせられるカラダになっちゃったらどうしよう。ぼくのほとんど失われて最後に残ったオトメゴコロも粉々だぜ。Pサマどうか粉ひとすくいだけでも拾っておくれ。

 

「今のりあむの顔が見れないのだけは、惜しいかな」

「や、やだ……♥ んんぅっ……♥ ぁ、あ……♥」

 

 鏡とか置かれたらぼくは何も逆らえなくなるんだろうな、と妄想するさなかに甘イキ。チョロチョロってイッちゃう。Pサマのちんぽ入れられたままならイキ放題で完全にPサマ仕様のおまんこ。

 また泣いちゃう。気持ちよすぎて恥ずかしすぎて嬉しすぎる。やむとか言ってられない。

 

「りあむ?」

「……泣いてる、かも……幸せすぎて……♥」

 

 Pサマがお尻を軽く叩く。ぺちん。スパンキングなのに嬉しい。これがかわいがりなんだね、でへへ。

 

「んひゅっ……♥」

「りあむのおまんこがちんぽ愛してるの、よく分かるよ」

 

 またイク。チョロチョロって、小刻みに。イキっぱなしか。栓を閉めないと人間の尊厳まで流れ出そう。

 と、Pサマがお尻を両手でつかんでくる。ぎゅっと強く左右に広げられると同時にまたチョロチョロ……ってこれはおもらしだ。

 ねぇ死んでもいい?

 

「やぁっ……そんな、開いちゃ……♥」

 

 恥ずかしい。でも気持ちいい。見られてる。おまんことアナル、両方。ちんぽが入ってる様子も見られてる。くちゅくちゅ音を立ててるのも。

 

「よし、りあむ」

「へっぎゅ……♥ 奥、ぉ、ほぉ……♥」

 

 がっしりつかんだのは前フリだったらしい。奥を突かれる。好きと思う前にじょばじょばもらしてしまう。

 

「気持ちいいなぁ、もうすぐイッちゃいそうだ」

「お゙ッゔぉ゙ッ♥ ゔぅ゙ッほぉ゙ァ゙ッ♥」

 

 やっぱりいつかは中出ししてもらいたいなぁって思う。目覚めておまんこチェックしたら白いのどろどろ垂れてくるのかな。そしたらPサマがぼくでイッてくれたって素面でも確かめられるのに。

 

 

 

※

 

 Pサマがぼくを風呂場に抱えて行ってくれる途中で気がついた。

 

「……だ、ダメだろっ、自分で入るっ」

「ダメかなぁ」

「そこまでしてもらったらもうなんか介護って感じだよぅ!?」

「今日は俺がホスト、りあむがゲストだから」

 

 お風呂場でひとり、何度おまんこチェックしても白いのどろどろ垂れてこなかった。おかげでぼくも明日アイドルに戻れるのである。感謝、感謝。

 

 

 

 なお翌日、声がすっかりハスキーになってしまってトレーナーさんにお叱りと怪訝な視線をいただいた。メンタルがマシになったと思ったらこれだよ。ノドって粘膜でさ、筋肉と違って鍛えようがね……こういうのプロのお姉さんとかどうやって対策してるんだろう。

 

「うっかり自主レッスンしすぎました、って申告したら少し怒られがマシになったかもね」

 

 こんな戯言でもPサマからのささやきだとあそこがキュンってなってしまう。

 

「その言い訳はさすがに良心がとがめるよぅ」

「今日は?」

「今日は行かないからなっ……行かない……行かないはず、だって……ま、まぁ、お手数かけないよう善処します、はい」

「うん、分かった。りあむががんばってるの、しっかり見ておくからね」

 

 恋の病なんてかわいいもんじゃないね。

 

(おしまい)

 

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