懸賞金カンストRTA 作:アホホア
皆さんこんにちは、アホです。前回はゴッドバレーからビッグマム傘下に入るところまででした。今回は仲間集めを中心にやっていきます。この世界の強者は心に傷を持つパターンがそれなりにあるので、事前に手を回してトラウマを回避していくとお手軽に仲間になってくれるんですね。今回はビッグマム海賊団に入ったのでエルバフのロキ、リプリーを先に仲間にします。ビッグマムはエルバフに嫌われているので主人公がマムの傘下だとまだ知れ渡っていないこのタイミングしかないんです。ロックスの件でハラルドも意気消沈していますから、ゴッドバレー出身の子供の言葉には心をうたれやすいです。いろいろな意味で今がベストタイミング。かわいいゲルズちゃんを手に入れろって? ゲルズちゃんは基本的にハイルディンとセットなんです。そしてハイルディンを仲間にしたらよほどのことがない限りロキを仲間にできません。ハイルディンはいらない子。それではマニュアル操作スタートです。
――――――
ビッグマム戦略会議。
頭脳派のシュトロイゼンとタマゴが中心に今後の戦争のシナリオを語る。
「しばらくはホールケーキアイランド周辺の島を征服していくことになる。だが、距離の問題を度外視しても先に抑えておくべき土地もある。魚人島とワノ国だ。魚人島は言わずと知れた海運の要地。ワノ国は貴重な海楼石が取れる。だが、ワノ国は金獅子のなわばりでもある。先に攻めるなら魚人島だろう」
「だが、ネプチューン王は紛れもなく新世界でも指折りの豪傑だ。リンリンでも深海では分が悪いだろう。何せ水没したら終わりだ。念入りに作戦を考える必要がある」
シュトロイゼンとタマゴはリンリンの方を見る。リンリンは挑発するような顔でニカの方を見る。
「ニカ、水中戦は得意かい?」
「得意だな。多少苦しいが呼吸もできる」
「へぇ」
シュトロイゼンとタマゴがざわつく。
「呼吸ができる……? どういうことだ? エラがあるのか?」
「いや、肺呼吸だ。多少苦しいが慣れれば何とかなる感じだ」
「慣れ……?」
「頼もしいね。ルナ―リアは確かあらゆる環境で生存できるんだったか。ひょっとしてマグマの中でも大丈夫なのかい?」
「さあな。だが、多少の火なら問題ない」
「マーママママッ。びっくり人間もいたもんだ」
リンリンは上機嫌に笑う。ニカの頭をなでなでする。
「おれはシキに話したいことがあるから先にワノ国に行くよ。ニカ、あんたは1人で魚人島を落としてみな」
「1人で!? リンリン、それは無茶だろう!」
「カイドウならやれるさ」
「カイドウ!? あれは生物として別物だ! それに年齢差もある」
「お前にゃ聞いてねえよ。ニカ、やれるかい? やれないかい?」
ニカはニヒルに笑った。
「ふっ、愚問だな。カイドウってのはいつもロックスにボコられて泣きべそかいてるガキだろう? あいつにできて俺にできないわけがない」
「決まったな」
そうしてニカは魚人島征服を命じられ、船とエターナルポースと少しの船員を与えられた。リンリンの息がかかった科学者と航海士。見張り役も兼ねているのだろう。とは言えビッグマム海賊団もまだ規模は大きくなく、通常の戦闘員に毛が生えた程度の実力者だ。ニカが本気で逃げれば追いかけられるわけもない。エッチを重ねて裏切られないという自信があるのだろう。ニカの軍子に対する扱いと似ているかもしれない。
その軍子を船に入れて、魚人島へ向けていざ出航。リンリンは大勢の夫とのセックスで忙しいので見送りにもこなかった。
船のメンバーでこの後の流れを話し合う。
「魚人島へ向かうコースですが、ドレスローザ、パンクハザードを通れば比較的戦闘は少なくて済みます」
「そうだな。まずはエルバフに行くぞ」
「えっ、エルバフ!? エルバフは方向が逆です!」
「問題ない。遠回りでもない。エルバフの航海技術は間違いなく魚人島攻略に役立つはずだ」
「確かに航海技術は優れたものがあると聞きますが」
「お前も科学者なら戦闘より技術の方が好きだろ? すごい船に乗りたいだろ?」
「……。そうですね! エルバフに行きましょう!」
「おい、お前……」
「実際この船のままで魚人戦は厳しいだろ? エルバフでコーティング技術を学ぶのもいいじゃないか」
「報告はするからな……」
――――――
というわけでビッグマムの指示をガン無視してエルバフに出航です。
後で怒られるって? いえいえ、巨人を仲間にしたら泣いて喜びますよ。問題ありません。
軍子ちゃんに裏切られないようにしっかり愛のあるエッチをしながらエルバフに向かいます。RTA的には時間の無駄なのでスキップです。
さて、エルバフに到着しました。マニュアル操作に切り替えます。
――――――
「見えたぞ軍子、エルバフだ。デッカい木だな。圧倒される」
「はあ、はあ。股がこすれて痛い。毎日毎日やり過ぎだ、バカが……っ」
「エルバフ記念にもう一回やるか?」
「なぜそうなるっ! はむうっ」
恥ずかしそうな軍子にキスをしてもう一回開始。
「おいっ。ダメッ。こんなところで……! 聞こえちゃう……! 巨人に聞こえちゃうぅうう!」
看板の目立つ所で挿入。パンパンと腰を振る。
「アンッ、ダメッ。さっきイッたばっかりなのにっ。またイッちゃう。イッちゃうアマスぅううううう!」
「よし、イケ! エルバフ到着記念だ!」
「イ、イクぅううううううううううううううううう!」
エルバフの偉大な大地に向けて絶頂。軍子は放尿し、綺麗なアーチがエルバフに垂れかかった。
「ガルルルルウウ」
「グルルルルゥウウウウ」
大きな声で絶頂したので、冥界の恐るべき猛獣達に気づかれてしまった。
今にも飛びかかってきそうだ。
「ニカ! 軍子! この変態バカ野郎共が! デカい声出すから猛獣が寄ってきちまったじゃねえか!」
「お前達で何とかしろよ! 死んだら恨むからな!」
「へっ。こんな獣にビビりやがってよ」
「はひっ、はひっ。うううっ。ニカ、お前のせいで私まで変態扱いに……」
絶頂した軍子を静かに甲板に降ろし、猛獣へ向けて飛ぶ。
この猛獣、そこそこ強い。覇気もなしに多少の炎なら物理で突破してくる。だが、今のニカにとっては弱すぎず強すぎず、戦闘経験を得るのにちょうどいい相手だった。
「はははっ。いいな、エルバフ。気に入った。ここで戦ってるだけで本能が呼び覚まされる。自分が強くなっていくのが分かるぜっ」
戦闘でハイになったニカが次々と猛獣をぶちのめしていく。残った猛獣は恐れ、逃げだした。
「ふぅ、こんなもんか。エルバフの猛獣も、俺様には敵わなかったようだな! あっはっは! ……うっ!」
笑っていたニカだが、急に真顔になる。何者かが、強烈な覇王色をニカにぶつけてきたからだ。
姿は見えない。だが、相手にはこちらが見えている。見聞色の質が、相手の方が高いということ。
「気を引き締めていかないとな」
セックスしている場合ではない。軍子は真面目な顔でニカの頭をぶん殴った。愛ある拳なのでたんこぶができた。
ニカ、軍子に続いて科学者候補達もエルバフに上陸する。と言っても地図はない。どこに村があるかなど分からない。ゆえに、目指すは覇王色の覇気を感じた方向だ。危険かもしれないが、ニカは売られたケンカは買う主義なのだ。
歩くこと数十分。現地の巨人に見つかった。ボロ布に身を包んでいて、あちこちに傷がある。貧乏な落ち武者と言った感じだ。覇王色の持ち主ではない。
「こいつらは、違うな」
「そうだな」
「オウオウ、チビ人間がエルバフに何の用だ?」
「死にたくなかったら大人しく持ってるもんを全てわたすこった。命までは取らねえからよ」
ニカは知らないが、現在のエルバフは荒れている。ハラルド王による強引な戦士から町民への改革。戦士としての生き方を否定された荒くれ者達は海賊となり、人間を襲って生活していた。
「我々の目的はエルバフの優れた航海技術を学ぶことだ。戦闘の意志はない」
ニカが一応ここに来た理由を説明する。もちろん効果はない。
「なんだよ。真面目ちゃんかよ」
「俺達は今そういう話は聞きたくなくてな。悪いが痛い目を見てもらうぞ!」
巨人が武器を振り下ろす。軍子はジャンプしてかわすが、ニカは船員を守るために受け止める。
「なんだ? こんなもんか? 巨人族と言っても雑魚は大したことないんだな」
「ああん!? 手加減してやったら調子に乗りやがって!」
「俺は今気分がいいんだ。楽しませてくれよ!」
そうして巨人族との戦闘が始まる。
と言っても冥界で人間狩りをしているような弱者だ。ニカの無敵の体質を突破できるほどの覇気の使い手はいない。簡単に勝負はついた。
「ガフッ、ばけ、もの……」
最期の巨人が白目を剥いて倒れた時、拍手が聞こえてくる。
「あんた、人間の子供にしては強いじゃないか。その炎は何の悪魔の実だい?」
現れたのは金髪の美人。顔に入れ墨があって不良っぽいが、目は驚くほどに透き通っている。
「これは体質だ」
「んなアホな。からかってるのかい?」
「いや、本当に体質だ。海に漬かっても問題ない」
「うーん。悪いけど、実際にこの目で見るまでは信じられないね」
「さて、このタイミングで現れたってことは、俺達に用があったんだろう?」
「まあね。だけど用事はなくなっちゃった」
「どういう意味だ?」
「あたしはエルバフに迷い込んだチビ人間の護衛で稼いでるんだ。だけどあんたには護衛は必要なさそうでしょ」
「護衛……?」
ニカは首をひねる。見た目は完全に海賊だ。
「その恰好、海賊じゃないのか?」
「……」
女は黙った。
「分かるかい?」
「そうとしか思えない」
女は恥ずかしそうに顔を赤くした。
「ああそうさ、私は海賊さ。だけどあんたみたいな子供には攻撃したくないんだ。護衛を買って出るつもりだったのも本当だよ」
「……俺ってやっぱりイケメンか?」
「……うん」
ルナ―リア族の特徴で、イケメンに生まれる確率がとても高い。その上、一部の巨人は人間のことをかわいい生物として好んでいる。この女はそういうタイプだった。
「ニカ、行くぞ」
「まあ待て軍子。せっかく話が通じる巨人がいたんだから道案内を頼むべきだろう」
「あん?」
「道案内なら喜んでやるよ! 代わりに人間のほっぺつつかせてくれ!」
「それくらいならいくらでもどうぞ」
「はいはい! 私も道案内頼むべきだと思います!」
「私もそう思います!」
「チッ」
軍子はニカに女が近づくのを嫌がったが、科学者候補達は大賛成だった。理屈も通っており軍子は認めるしかなかった。
「俺達はエルバフの航海術を学ぶために来たんだ」
「そうなんだ。学ぶんだったら図書館に行けばいいと思うよ」
「へえ。文字は一緒?」
「うん、一緒。よく分からない古文書もあるけど、航海術はちゃんと現代の文字で書かれているよ」
「古文書か。そっちも気になるな」
「へえ。君は勉強も好きなんだ」
「まあな。意外か?」
「どうだろう? よく見たら賢そうな気もするね」
女はそう言いながらニカのほっぺをプニプニとつつく。軍子はイライラしていた。
「私はリプリー。あなたは?」
「俺はニカ。デービー・D・ニカだ」
「えっ!? ニカ!?」
リプリーは驚いて立ち止まった。
「ニカがどうかしたのか? ひょっとして手配書見た?」
「手配書? いや、ニカと言えばエルバフに伝わる太陽神の名前だから」
「へえ、うちの村でもニカと言えば太陽神だったんだ。俺の姿が神話のニカの姿に似ていたからニカという名前をつけたらしい」
「えっ! そうなの! 人間の世界でもニカって有名だったの!?」
リプリーが驚いて科学者達を見る
「いえ、私は知りませんね」
「私の国にもそのような伝承はありませんでした」
「私は知っている」
「えっ!?」
科学者たちは皆首を横に振ったが、まさかの軍子が神話を知っていた。
「ニカは神の恐るべき天敵だ。我々はそう習っている」
「ああー、そういう解釈? エルバフにもそういう派閥いるんだよねぇ」
「派閥……?」
などという話をしている時だった。
ドンッ。強烈な覇王色が一行をうちつける。
「あうっ」
「がはっ」
科学者たちは白目をむいて倒れた。立っているのはニカ、軍子、リプリーだけ。
何者かが恐るべきスピードで近づいてくる。
「てめぇがニカだって……? ふざけるなよ。ニカはこのおれ様だ!」
雪山の頂上付近。角が生えた巨大な子供が、こちらを見下ろしながら立っていた。
「ロキ……」
「リプリー! チビ人間相手に何の真似だ!?」
「この子達は、エルバフの航海術を学びたいって……! だからあなたとは関係ないわ……!」
「バカが……!」
リプリーはニカたちを庇うように前に出て、両手を広げる。ロキと呼ばれた角の子供は不機嫌そうに近づいてくる。
「いいか! 優れた航海術はエルバフの武器だ! おいそれと教えていいもんじゃねえ!」
「でも、ハラルド王は大事なことはみんなで教え合おうって!」
「相手を見て言いやがれ!」
「きゃっ!」
ロキがリプリーを突き飛ばす。ロキとニカが相対する。軍子も戦闘態勢だ。
「俺の目は誤魔化せねえぞ。お前等海賊だろ?」
「ほう、目隠ししてるのによく分かったな」
「私は海賊じゃない。神だ」
「違うな。太陽神ニカはこの俺だ」
「え? お前もニカって名前なのか? 実は俺もニカなんだ」
「そうか! だがニカは1人で十分なんだよ!」
ズレた掛け合いをしつつ、ロキがハンマーをニカに叩きつける。
「い、いてぇ! なんつうパワーだ!」
ハンマーを受け止めたニカは痛みを感じた。背中の炎がついているにも関わらずだ。絶対防御を貫通するほどの衝撃。パワーだけならロックス以上かもしれない。しかもまだ子供でだ。
「お前、ひょっとしてあのロキか?」
「なんだ? おれを知ってるのか?」
「ロックスが言っていた。俺のライバルになる子供がエルバフにいると」
「ロックス……! お前、ロックスの知り合いか……!」
「生まれた村が同じだったんだ。まあ、遠い親戚だな」
「教えろ! なぜロックスは死んだんだ!」
ロキは急に感情を爆発させ、思いっきりハンマーを振るう。
「おいおい、殺す気か! 教えて欲しいなら態度で示せ!」
「うるせぇ! さっさと言いやがれ!」
本当は死因などどうでもいい。死を受け入れたくなくて、怒りを誰かにぶつけたい。そういうことなんだろう。ニカも気持ちは同じなのでよく分かった。
「うぉおおおおおおおおおお!」
「オラァアアアアアアアア!」
両者の撃ち合いが続く。無敵の炎を出すニカと、巨体にふさわしい耐久を誇るロキ。決着はなかなかつかなかった。
「ぜえ、ぜぇ、ぜぇ」
「はぁ、はぁ、はぁ」
「畜生、ダメだ。こんなんじゃ……」
「ロックスは、こんなもんじゃねえ……」
無敵のはずのニカがたんこぶだらけになる。すさまじい腕力。
ロキも体中傷だらけで、ハンマーは戦闘中に折れた。
両者疲労困憊。いつまで続けるのか。
「うおらぁあああああああ!」
「だりゃぁあああああああああ!」
拳と拳が、空中で衝突する。いや、物理的にはぶつかっていないのだが、覇気と覇気が衝突する。優れた覇王色のぶつかり合いで稀に起こる現象。だが、今回はたまたま。限界を超えた力を使ってしまったために、両者吹き飛び、気絶した。
どれほど眠っただろうか。ニカが目覚めると、カカオと木の匂いがした。
「ここは……?」
「よう、起きたか偽物。遅かったな」
ロキは先に目覚めていた。体中に包帯を巻いて、食事をしている。
「もーう、ロキくんそんなこと言ってずっと看病してたでしょぉ? かわいいんだからぁー」
「なっ、バカ! ちげぇよ! ロックスの情報を聞き出すためだ!」
どうやらロキは口の割に甘ちゃんらしい。
「そうか。ありがとうなロキ。ロックスについて知っていることは全て話そう」
「おっ、話す気になったのか」
ニカはあの日のことを話していった。お笑い海賊団で悪戯して遊んでいたこと。天竜人を名乗る謎の男の襲撃。大勢の海軍、大勢の天竜人と戦ったこと。軍子ちゃんがかわいかったこと。ロックスが敵のトップらしき人物と戦ったこと。そして操られ、悪魔のような姿になったこと。ロックスがカイドウ、白髭、リンリン、ロジャー、ガープらと戦ったこと。死亡というニュースが届けられたこと。
「俺も現地にいたがロックスと敵の戦いは見ていないんだ。最後の方はリンリンから聞いた話だ」
「腰抜けが! なぜそこで戦いに参加しなかった! 逃げるなんてもっての他だ!」
「あれは無理だ。もっと強くならないと、足手まといだった」
「チッ……」
「ちょっ、ちょっと! リンリンってビッグマムのこと!?」
「ゲルズ……」
ゲルズという女の子が会話に入ってきた。
「知り合いか?」
「うん。リンリンちゃん、昔は仲良かったんだけど」
「そうか。なら会ってやればいい。喜ぶだろう」
「そうかなあ? だけど……」
「なぜ言い淀む? 会うのに理由なんているか?」
「ビッグマムってのは、この国では罪人らしい。何をしたかまでは知らんがな」
「うん? お前は王子だろ? 王子なのに知らないのか?」
「噂なら知ってるさ。だがおれは、不確かな噂を無責任に垂れ流して喜ぶような趣味はしてねえってだけさ」
ロキはニヒルに笑った。不確かな噂で嫌な思いをしてきたのだろう。
「ロキ、お前なら信頼できる。俺はロックスの意志を受け継ぐつもりだ」
「へっ、言うじゃねえか。だがロックスの真の後継者はおれだ」
「まあそれはどっちでもいいんだが」
「おい!」
「俺とロックスはデービー一族でな。何百年も前から世界政府に嫌われ命を狙われてきた。昔、いろいろあったらしい。村の古文書に戦争のことや罪をなすりつけられたことが書いてあった。だが、嘘か本当かよく分からないことも多い。にも関わらず、ロックスは確信していた。世界政府を打ち倒すために必要な悪魔の実が2つあると。そしてそのうちの1つは、エルバフにあると」
「……近い話は父上から聞いたことがあるな」
「伝説の悪魔の実は、ロキ。お前が食え。そして俺と一緒に世界を覆そうじゃないか」
「……」
ロキは口をへの字にして黙っている。思う所がいろいろとあるようだ。
「俺はまだ、お前のことを認めてねえ」
「何……?」
「俺が認めたのはロックスだ。お前じゃねえ」
「だから一緒に強くなろうって言ってんだよ」
「んなことは分かってる。だからよ、20年後だ」
「20年……」
「俺は20年かけて死ぬ気で鍛える。お前も強くなれ。20年経ってお互い納得できるくらい強くなったなら、海に出ようじゃないか」
ロキはニヒルに笑った。巨人の感覚では人間にとって6~7年間頑張ろうみたいな感覚なのだろう。だが、人間にとって20年は長い。
「3年にしてくれ……」
「…………。時間の問題じゃねえ、強くなってからまた会いに来いっつってんだよ!」
ロキはツンデレなので怒りつつも条件を緩めた。
「リプリーはどうする? 一緒に来るか?」
「えっ、いいの!」
「女一人で雪山を歩いてたんだ。よほど人間に興味があるのかと思ってな」
「あるある! それに、イーダさんとハラルド王には悪いけどあたしは戦士として生きたかったんだ! 今のエルバフには魅力を感じないね!」
「……同感だ」
「なんだと! ロキてめぇ!」
「出てけー! 悪ガキは出てけ―!」
こっそりといたハイルディンとゲルズが怒りを露わにする。
「そんじゃま、おいとましますかね」
――――――
というわけでロキの仲間フラグができました。ロキは大人になってからロックス海賊団に入るという約束にこだわりがあるので、すぐには海賊になりません。リプリーちゃんは夢見る乙女なので余裕でした。ただし浮気性なので寝取られは不可避です。
航海術と古文書は図書館に行ってからオートで調べます。RTA的には時間がもったいないのでね。ハラルドはロックスの件でデービー一族に負い目があるので喜んで古文書や航海術を教えてくれますし、何なら最新の船を譲ってくれます。古代文明は飛行船やレーザーのヒントくらいにしかなりませんが、コーティングの仕方は覚えました。これで魚人島へ入れます。
魚人島への航海中は、軍子とリプリーとエッチをしておきます。ビッグマムがやってるような略奪行為はリプリーの主義に反しますからね。愛を与えておかないとせっかく仲間にしたのに離反されてしまいます。愛を与えておけば「愛しい彼を悪のビッグマムから守らなければ!」という感じになります。
――――――
「ここが私のベッド……! まあ、素敵♡」
「巨人族の船は何もかもが大きいな。俺も人間にしては大きい方だが動かすのが大変そうだ。科学者に小さいサイズの操舵装置も作らせよう」
「ねえ、一緒に寝る? 私、人間ちゃんと一緒に寝るのが夢だったんだ♡」
「もちろんいいぞ」
「きゃぁあああああ。うれしい!」
「いいわけあるかぁ!」
喜ぶリプリー。だが軍子が拳でツッコミを入れる。愛ある拳なのでたんこぶができる。
「ふふんっ♡」
「うぉっ。すげえおっぱい」
「こらっ! そっちに行くな! 私の胸に飛び込んでこい!」
リプリーがニカを抱きしめると胸にすっぽりと埋まる。そのニカを追いかけて軍子も埋まる。
「ああんっ。もうっ、くすぐったい♡」
「軍子、3Pするぞ!」
「なぬっ!?」
リプリーの胸の中で全裸になるニカ。そして軍子に挿入へ。
「ぐぁああああんっ。お、大きいいっ。おい! やさしくしろ!」
目を見開き、よだれを垂らす軍子。久しぶりに感じた激しい痛みだった。
「おっとすまんっ。胸に包まれていつもより興奮してしまった」
「なっ!? バカが! いつも通りにしろ!」
「そらっ! そらっ!」
「あっ、ダメッ!? 痛い!? 大きいっ! イクッ♡ イクッ♡ 壊れるぅうううううっ♡」
いつもより大きい肉棒で突きまくる。
「ちょっとぉ!? いいことするなら私も混ぜてよう! 2人でやんないでぇ♡」
リプリーはニカをガッチリつかみ、自分の股へと押し付ける。背中がビラビラに包まれた。
「ああんっ♡。人間ちゃんの背中。翼があたしの花びらに! いい感じに擦れるぅっ♡」
「ひぐぅうっ。い、いっちゃううう。いつもより大きすぎる! すぐいっちゃぅううううううううう!」
軍子をガン突きするニカ。その腰の動きで、リプリーは性器がこすれて気持ちよかった。
「い、いくぅうううううううううう!」
肉棒がいつもより大きかったので、軍子はすぐにイッてしまった。
「きゃっ、すごい♡ 人間ってあんな感じにイクのね♡ 見ていて恥ずかしいわ♡」
「次はお前の番だぞ、リプリー」
「えっ♡ いいの♡」
「生命帰還」
「わっ、おっきくなった!?」
全力の生命帰還で大きくなるニカ。4m30cmくらいの身長が7m近くまで大きくなる。
「でも私、せっかくなら人間サイズの子とやってみたいわ。巨人とならいつでもできるもの♡」
「経験豊富なんだな」
「もう、言わないでよ」
ニカは生命帰還で2m50cmほどまで小さくなる。ただし、肉棒は生命帰還でやや大きくしておく。そして、挿入。ビッグマムよりさらにとてつもない肉の塊、ビラビラの花がニカを包み込んだ。
「うはん♡ いいっ♡ これ、すごくいいっ♡ ヒクヒクしちゃうっ♡ 気持ちよくて、うずいちゃうっ♡」
リプリーはそう言いながらもニカに指を当て、積極的に前後に動かす。肉棒が突き刺さりつつ、頭から足が穴につっかえてとまる。まるでニカの頭がバイブのトゲ扱いだ。
「うえっぷっ。ごほっ、がほっ。ううっ。これはすごい……!」
上下左右全部ベトベトのピンク。女性のにおいがプンプン。ひくついているもよく分かる。どこに当たっても女性器。興奮を全身に浴びる。
「だが、これで終わる俺ではない! 生命帰還!」
「えっ、ちょっと♡ 大きくならないで♡」
ニカは全力で生命帰還をし巨大化する。勃起のおかげか先ほどより上手くできて9m近くになった。
そしてガッチリとリプリーの太ももを掴み、腰をうちつける。
「はぁあん♡ ああんっ♡ これじゃあ巨人の子供とエッチしてるみたいだよぉ♡」
「だが、これはこれでっ! いいものだっ!」
「いいけどっ♡ すごいけど♡ ああっ、ダメ! 私いっちゃう。私もういっちゃぅうううううううう!」
ドン。精液が勢いよく飛び出る。いかにニカの巨体と言えど相手はさらなる巨体。精液で膣を満たすのは難しかった。だが、運がよければ妊娠するだろう。