※この作品はR-18です。

思いつき短編集   作:しるべ234

31 / 62
元ネタ:アオのハコ


鹿野千夏✖️五百崎(アオのハコ)

 

舞台は大学の隣り合うアパート。

 

千夏は大学進学を機に一人暮らしを始めたが、隣の部屋には偶然にも同じ玄字大学の先輩であり、インカレ準優勝・日本代表候補の超実力派バドミントン選手である五百崎が住んでいた。千夏は、高校3年生になりインターハイ予選と受験の重圧に押し潰されそうな大喜を遠くから心配していた。しかし、元来の芯の強さから「先輩の私が不安な顔をしてちゃダメだ」と、決して弱音は吐かず、一人でストイックに解決策を模索していた。アパートの薄い壁越しに千夏が静かに吐き出す重いため息や、ベランダで夜風に当たりながら考え込んでいる気配を、五百崎は隣室で冷徹に観察していた。五百崎にとって、勝つことだけを義務付けられた冷たく合理的な自分の高校時代に比べ、千夏の口から漏れる「大喜くん」という響きや、不器用ながらも剥き出しの熱量で繋がっている二人の「眩しい青春」は、無性に鼻についてイライラするものだった。

 

ある夜、大喜の力になりたい一心で、千夏は「同じ大学のトップ選手である先輩なら、何か良いアドバイスをくれるかもしれない」と、少し天然とも言える無防備さで隣の五百崎の部屋のインターホンを鳴らす。

 

「五百崎さん……夜遅くに、ごめんなさい。あの、大喜くんのことで、相談に乗ってほしくて……」

 

五百崎は「あはは、全然いいよ。中入りなよ」と、仮面のような爽やかな笑顔で彼女を迎え入れる。千夏は「バドミントンの頼れる先輩」として彼を完全に信頼し、深夜に男の部屋に一人で入るリスクに対して、どこかおっとりとした警戒心の薄さを見せていた。五百崎は親身で軽快なトーンで「あー、猪股くんね。栄明のバド部の子か。真面目そうだから一人で抱え込みがちじゃん? 鹿野さんが心配になるのも無理ないよ。よし、インカレ準優勝の俺のメンタルデータ、大喜くん向けにまとめるから、鹿野さんから教えてあげて、スマホに送るね」とお言葉巧みに彼女を安心させる。

部屋に入った千夏は、ソファにちょこんと座り、「ありがとうございます。助かります」と真っ直ぐに礼を言った。

 

その裏で、五百崎の胸中にはドス黒い愉悦が首をもたげていた。あいつの青春の最後のピースである鹿野千夏が、こんなに無警戒に自分から俺の部屋に上がり込んできたのだ。この女をどうハメてやろうか、五百崎は脳内で冷酷な計算を始める。ここ先のこいつらからの苛立ちの捌け口としては最高の素材だ。

 

五百崎はまとめた資料をチラつかせ、優しさと正論を混ぜたハメ技の要求を突きつける。

 

「はい、これ大喜くんに。……あ、でもさ、俺も時間作ったわけだし、タダじゃ割に合わないじゃん? 鹿野さんも俺のお願い、一つだけ聞いてよ。……あはは、そんなに怯えなくて大丈夫だって。ちょっとだけ、服の上から触らせて? 猪股くんの夢を応援したいっていう鹿野さんの気持ち、その程度じゃないでしょ?」

 

千夏は一瞬、驚きに目を見張るが、取り乱すことはない。彼女の強い責任感と、恋愛へのどこか天然な認識のズレが「大喜くんを救うための対価として、私がこれを我慢すればいいんだ」という歪んだ決意を生んでしまう。千夏は真っ直ぐに五百崎を見据えたまま、強張った身体でその手を受け入れた。

 

薄い生地越しにギュッと包み込まれる無遠慮な手の熱さに、千夏は奥歯を噛み締め、じっと耐え忍んだ。

「わかりました…どうぞ」

 

五百崎は内心で舌打ちしつつ、自分の獲物が思ったよりも簡単に手に入る安堵と高揚を感じていた。

(よし。やっぱり鹿野は鈍いな。今のうちにこっちが主導権を握ってしまえば問題はない)

 

千夏の中にはまだ迷いや緊張が残っていたが、五百崎にとってはチャンスだった。この少女は何も分かっていないのだ。これから起こること全てを利用して、お前らの青春を壊してやろう。まずはこの関係を作ることが第一歩だった。

 

「意外と素直じゃん。じゃあ、遠慮なく」

 

五百崎は、抵抗を許さないとばかりにしっかりと体重を乗せてくる。服越しでも分かる熱くて大きな掌の感触に、千夏は全身の産毛が逆立つような嫌悪と混乱を覚えたが、「大喜くんのために……」という思考でかろうじて平静を装った。彼女がこんなに無警戒なのを見て、五百崎の中にある嗜虐性は増していく一方だった。

 

(可愛い顔して意外と頑張るね。でもさ、お前がどれだけ耐えようとしても、結局俺の玩具になる運命なんだよ)

 

五百崎はこの少女の純粋さを利用しようと考えた。これから起こること全てを利用して、大喜の青春を木っ端微塵に砕いてやるのだ。まずはこの関係を作ることが第一歩だった。

「……もういい?」

五百崎が訊ねると、千夏は小さく頷いた。

「……はい。もう十分です」

「そっか。じゃあ終わりね。ありがとう、協力してくれて」

五百崎は素っ気なく言うと、手を離した。千夏は安堵のため息をついたが、五百崎は内心で嗤っていた。

 

(ここからが本番だよ、鹿野さん)

 

夜が深まるにつれ、千夏の部屋から漏れる灯りが消え、静寂が戻ってきた。しかし五百崎の胸の内には、暗い情念が燃え上がっていた。彼は窓辺に立ち、千夏の部屋の窓を眺めながら独り言ちた。

「大喜くんのために……か。上出来だね。その綺麗な顔で言う『大喜くんのために』がどんな風に歪んでいくのか、見せてもらおうか」

 

薄い壁一枚隔てた隣室で、千夏はベッドに横たわり天井を見上げていた。五百崎の手の感触が残る胸に手を当て、彼女は唇を噛み締める。

(大喜くん……ごめんね。でも、これで大喜くんが救われるなら……)

彼女の脳裏に浮かぶのは大喜の笑顔だけだった。その強い芯が、五百崎の罠に気づくことなく、深みへと沈んでいく。夜は、静かに更けていった。

 

────────────

 

──────────

 

────────

 

───

 

あれから1週間ったある日の夜。

夜の帳が下りた五百崎の部屋で、千夏の手元のスマートフォンが震えた。画面に映し出された『猪股大喜』の文字。その名前を見た瞬間、千夏の瞳が微かに揺らぎ、そして強張った。

 

「あ、猪股くんから電話? 出ていいよ、俺、静かにしてるし」

 

至近距離から耳元で囁かれる五百崎の声は、粘着質な甘さを含んでいた。彼はソファに深く腰掛け、その膝の上に千夏を抱きすくめている。千夏の着ている首元までしっかりと詰まったオーバーサイズのハイネックスウェットは、大喜につけられた赤黒い吻痕を隠すための盾であり、同時に彼女自身の歪んだ贖罪の象徴でもあった。

 

千夏は震える指で通話ボタンを押した。

 

「もしもし、大喜くん? ……うん、うん。そうなんだ」

 

受話器の向こうから、大喜の弾むような声が聞こえてくる。『千夏先輩のおかげで調子が上がりました! 五百崎先輩のアドバイス、本当にすごくて……』その純粋な感謝の言葉が、千夏の胸を鋭く抉る。五百崎が授けたプロレベルの対策が功を奏し、大喜は泥沼だったスランプから抜け出しつつあった。だがそれは同時に、千夏が「次のアドバイス」を貰うために、再び自らこの隣の部屋のドアを叩かなければならないという、逃げ場のない泥沼の始まりを意味していた。

 

「良かった……本当に良かったね」

 

千夏は声を一切震わせず、いつもの毅然とした先輩のトーンで返す。だが、その瞳は強い罪悪感で虚ろに据わっていた。通話ボタンを押した直後から、五百崎の大きな掌がスウェットの裾から無造作に侵入し、滑らかな素肌を這い回っているのだ。耳のすぐ横で聞こえる大喜の息遣いと、脇腹を撫で上げる男の手の無遠慮な熱さ。その落差に、千夏は吐き気すら覚えた。

 

「うん、大喜くんなら大丈夫だよ。応援してるから」

 

そう言い切った瞬間、五百崎の指がロングスカートのウエストに掛かり、するりと引き下ろされた。スカートが足首で落ちる微かな衣擦れの音。通話中であるにもかかわらず、千夏は抵抗できなかった。白いレースの下着だけが剥き出しになった下半身に、冷たい空気が触れる。

 

「……うん、またね」

 

通話が終わり、電源が切れると同時だった。千夏の体から力が拔け落ちそうになるのを、五百崎が強引に抱き留める。

 

「あいつ本当に鹿野さんに感謝してたね。……じゃ、続きしよっか」

 

五百崎は余裕の笑みを浮かべたまま、千夏のハイネックのスウェットを無造作に捲り上げた。自ら手を挙げて脱ぎ捨てるように促され、千夏は唇を噛み締めながら腕を上げる。オーバーサイズの生地がふわりと剥ぎ取られ、白皙の肢体と清楚な白いレースの下着姿が、薄暗い部屋に露わになる。

 

「そこのホック、自分で外して。俺が触るより、その方が猪股くんのためになるでしょ?」

 

甘く残酷な現実を突きつける言葉。千夏は唇を血がにじむほど噛み締め、震える手を背中へと回した。カチリ、と金属音が静寂を切り裂く。彼女はゆっくりとブラジャーを左右に割り、白皙の豊かな胸を露出させていく。その瞳には屈辱と、それでもなお消えない強い光が宿っていた。

 

五百崎は、千夏がどんなに強がって拒絶を堪えていても、その真面目な肉体が自分の愛撫に屈していくギャップに、たまらないサディズムを覚えていた。洗練された長い指先が、はち切れんばかりの乳房を揉みしだく。

 

「んっ……!」

 

凝固した尖端をコリコリと強くつまんで執拗に転がし始めると、千夏の真面目な肉体は彼女の悲痛な意志とは裏腹に、熱い快感に敏感に反応してビクンと腰を跳ね上げてしまう。強靭な手首を使って乳房を形を変えるほどに圧迫すると、乳首は硬く尖り、鈍い痛みと痺れが子宮へと直結していく。

 

白いレースのショーツの奥へ容赦なく滑り込んできた五百崎の太い指が、布地を横へずらし、固く閉じた秘裂のひだを割ってぬるりと熱い最深部へと突き刺さる。

 

グチュッ!

 

生々しい水音が静かな部屋に響き渡った。一度火をつけられてしまった肉体は、もはや千夏の意思とは無関係に潤いを増し、羞恥の愛液が止めどなく溢れ出ていく。

 

「ほら、大喜くんのためって顔してるけど、ここ、めちゃくちゃ熱くなって濡れてるよ?」

 

五百崎は二本の指を膣奥へ深く出し入れしながら、千夏を見下ろして耳元で囁いた。ジュブッ、グチュッ……容赦ない水音がリズムを刻むたびに、千夏の白い太ももが痙攣するように震える。

 

「クチュクチュ鳴ってて、隣の部屋に聞こえちゃうかもしれないから、大喜くんの名前呼んで誤魔化す?」

 

粘膜をズブズブとかき回される強烈な熱感は、確実に彼女の純潔な理性を内側からドロドロに溶かし始めていた。千夏は悔しさに顔を真っ赤に上気させ、必死に声を殺して耐えるが、挿入された指が内壁を擦り上げるたびに、背筋を駆け上がる快感に目蓋が痙攣する。

 

薄い壁一枚向こうは自分の部屋であり、大喜と電話をする場所。その歪んだ環境の中で、大喜を裏切っている恐怖と、身体に刻まれる愛撫の快楽の境界線が、千夏の中で少しずつ曖昧になっていく。五百崎の指が敏感な前壁をガリッと掠めた瞬間、千夏は悲鳴にならない声を漏らし、自らの意志とは裏腹に彼の手首を掴んでしまった。

 

その抵抗さえも五百崎には「快楽への乞い」として映る。彼は冷酷に嗤いながら、さらに指の動きを激しくした。ズブズブと掻き回されるたびに注ぎ出される愛液が、五百崎の手のひらを濡らし、淫らな糸を引く。

 

(ああ……これじゃあ、まるで私が……)

 

大喜くんのためじゃなくて、私がこの快楽を求めているみたいじゃないか。

 

千夏は崩れ落ちそうになる自分を必死に支えようとするが、膣奥を蹂躙される感覚に抗えず、その強い芯を持つ瞳が徐々に快楽に潤み始めていた。泥沼のような背徳の沼底で、千夏の肉体は確実に五百崎という毒に侵食されつつあった。

 

────────────

 

──────────

 

────────

 

───

 

週末の午後、久しぶりに会った大喜との時間は、千夏にとって拷問に等しいものだった。

カフェの向かい席で、大喜が照れくさそうに繋いできた手。その不器用で温かい掌の感触は心地よいはずなのに、千夏の身体は微かな違和感に震えていた。大喜が不意に触れた唇の柔らかさに、彼女が求めていたのは安らぎではなく―――鋭利な刃で内側をえぐられるような、暴力的な熱量だった。

 

(……違う。こんなのじゃない)

 

大喜の初々しいキスが顔に触れるたび、千夏の脳裏にフラッシュバックするのは、隣の部屋で無遠慮に乳房を揉みしだかれ、太い指で秘裂をかき回された淫らな記憶だった。優しく触れられるほど、身体の奥底で湧き上がる空虚な飢餓感が膨れ上がり、大喜の純粋さが自分の穢れを容赦なく暴き立てているようで、激しい絶望に息が詰まった。それでも彼女は、凜とした微笑みを絶やさず、「うん、頑張ってね」と優しい先輩を演じ抜いた。

 

そして迎えた、インターハイ最終予選決勝の前夜。

大喜を完璧に勝たせるための、最後にして最大の切り札を手に入れるため、千夏は「これで最後にする」と自らに言い聞かせた。強い眼差しを瞳の奥に宿したまま、彼女は震える拳で隣の部屋のドアを叩いた。

 

「五百崎さん……大喜のサポートをお願いしにきました。でも……これで最後です」

 

ドアを開けた五百崎は、仮面のような爽やかな笑みを浮かべて彼女を招き入れる。その視線は、千夏の覚悟を見透かすように冷ややかだった。

 

「あはは、了解。じゃあ最後のデータ、まとめてあるよ。……あ、でもさ」

 

五百崎は部屋の中央で立ち尽くす千夏に近づき、耳元で囁いた。甘く、残酷な二者択一。

 

「じゃあ、俺からも最後の『お願い』があんだけど。……俺に鹿野さんの『初めて』を頂戴。これ拒んだら、猪股くん明日負けちゃうかもよ?」

 

大喜の夢を守るため。その大義名分が、千夏の背中を壁へと追い詰める。彼女は一瞬だけ強く目を閉じ、そしてゆっくりと瞼を開いた。その瞳に宿る光は、迷いを超越した、どこか狂気を孕んだ芯の強さだった。

 

千夏は無言で五百崎のベッドへと歩み寄り、自らシーツに横たわった。ハイネックのスウェットを捲り上げ、ロングスカートを脱ぎ捨てる。白いレースの下着を最後まで脱ぎ去ると、白皙の美しい肢体が、ベッドの上で無防備にさらけ出された。

 

「……どうぞ」

 

その言葉を合図に、五百崎は笑みをたやさず千夏に近づき、唇を重ねた。

 

「んっ……、いや…」

 

「なに嫌がってるの今からやることを考えたらキスぐらい普通じゃん、ほらもっと舌を絡めて」

 

 

五百崎は容赦なく舌を侵入させ、千夏の口腔内を蹂躙する。歯列をなぞり、舌を絡めとり、唾液を注ぎ込む。

千夏は苦しげに眉を寄せながらも、促されるままに五百崎の首に腕を回し、おずおずと舌を動かし始めた。

 

「チュッ……レロッ……ちゅぱ……」

 

五千崎の舌が口内を犯すたびに、千夏の体に痺れが走る。次第にキスの味を覚え始めた体は、五百崎のテクニックに翻弄され、無意識に腰が浮いてしまう。唇が離れると銀色の糸が引き、千夏の瞳は潤んでいた。

 

「なんだ、意外とキス好きじゃん」

 

五百崎はニヤリと笑い、千夏の胸に顔を埋めた。豊かな双丘を揉みしだき、硬く尖った乳首に舌を這わせる。

 

「あっ、あんっ……」

 

「ほら、乳首こんなに硬くしちゃって。猪股くんのためとはいえ、体は正直だねぇ」

 

五百崎の長い指が、千夏の秘所へと滑り込む。すでに湿り気を帯びたそこは、指を受け入れるようにひくついていた。

 

「あぁっ……だめっ……そんなとこ……」

 

「どこ? ここ?」

 

五百崎は意地悪く指を動かし、敏感な突起を擦り上げる。

 

「ひゃあぁっ! あっ、あそこ……だめぇっ!」

 

千夏の体がビクンと跳ね上がり、愛液が溢れ出す。五百崎は指をさらに奥へと挿し入れ、内壁をかき回した。

 

「くちゅっ……じゅぶっ……」

 

卑猥な水音が響き渡り、千夏の羞恥心を刺激する。

 

「あぁっ……んっ……大喜くん……ごめん……」

 

千夏はシーツを強く握りしめ、快感に耐える。五百崎の指が的確に性感帯を攻め立てるたびに、彼女の理性は崩れ去っていった。指の愛撫だけでトロトロに濡れそぼった千夏のしなやかな太ももを、五百崎は左右に大きく割った。

 

五百崎はズボンを脱ぎ捨てる、そこには青筋が浮き出るほどに充血し、凶暴なまでに猛ったペニスが屹立していた。千夏は初めてみる男の人のものに息をのむ。そのあまりの太さと長さに恐怖を感じるが、今更逃げることはできない。

 

「あはは、どう? 結構立派なものをもってるんだ俺、たぶんまだ見たことないだろうけど猪俣くんよりいいものもってる自信よ」

 

五百崎は自身の凶器を、蜜裂の入り口へといきなりあてがった。

 

「いくよ」

 

ゆっくりと、しかし圧倒的な質量で未開の狭窄へとグズズ……と押し入ってくる破壊的な痛みが走った。肉が引き裂かれるような感覚に、千夏は背中を弓なりにのけぞらせ、シーツを指が白くなるほど強く掴んだ。

 

「あぐっ……! いっ……!」

 

初めて膜が破れる鋭い痛みが襲っても、彼女は決して声を上げず、きつく目を閉じて歯を食いしばり、呼吸を殺して耐えた。大喜のため。その言葉を呪文のように繰り返し、痛みに耐え抜く。

 

「ふっ……きつっ……」

 

五百崎は驚くほどの締め付けに息を呑むが、アスリート特有の強靭な腰のバネを使い、容赦なく最奥の柔壁を激しく突き始めた。

 

ズブッ! ズチュッ!

 

「あぐっ……あぁっ……」

 

最初は痛みに耐えることしかできなかった千夏だったが、五百崎が容赦なくピストン運動を繰り返すうちに、徐々に変化が現れ始めた。肉壁が五百崎の形に合わせて押し広げられ、熱く脈打つペニスが内壁を擦り上げるたびに、痺れるような快感が全身を駆け巡る。

 

ズブ、ズチュッ! パン、パン、パン!

 

肉と肉が激しく衝突する生々しい音が絶え間なく部屋に鳴り響く。五百崎の骨盤が千夏の臀部に打ち付けられるたびに、千夏の体はベッドの上で大きく弾んだ。

 

「あっ、あっ、あぁっ! そこ……だめ……っ!」

 

五百崎は容赦なく千夏の敏感な場所を狙い撃ち、激しく突き上げた。痛みと快感が混ざり合い、千夏の頑なな理性を超えて、肉体の快感が圧倒していく。

 

「はは、初めてなのに感じてるにびっくりしてるでしょ鹿野さん、知ってる?アスリートって普通の人より性欲強いだよ、だから鹿野さんは感じても当然なんだよ」

 

「うそ……そんなの……」

 

「嘘じゃないよ、ほらもっと感じなよ」

五百崎は心の中でサディスティックな笑みを浮かべながら、さらに激しく腰を打ち付けた。

パンパンパンパン!!

 

「あっ!あっ!あっ!あぁっ!」

 

千夏の口から抑えきれない嬌声が漏れ始める。五百崎に骨盤がぶつかる激しい音とともに膣の最奥をゴリゴリとえぐられると、千夏はついに声を堪えきれず、「あ、あそこ、だめ……っ、ぁ、ん、あぁっ!」と激しく膣肉を痙攣させながら絶頂を繰り返した。

 

どれだけ心が強くても、身体の芯を狂わされる快感には勝てない。五百崎はさらに締め付ける肉壁の感触を味わいながら、激しくピストンを加速させ、ドスドスと最深部を突き上げながら言葉で追い詰める。

 

「本当にプライド高いよね。……でもさ、今俺に突かれてドプドプ言わせて啼いてるのは、大喜くんのためじゃなくて、鹿野さん自身の身体っしょ?」

 

その言葉は千夏の最後の理性を粉々に砕く一撃だった。大喜くんのためじゃない。私自身の体が、五百崎さんに突かれて快感を感じている。千夏は認めたくない真実を突きつけられ、涙が出そうになるのを必死にこらえた。

 

「ちが……う…私は……大喜くんの……」

 

「強がるなぁ、体は正直だっていうのに」

 

五百崎はさらにピストンを速め、最奥を突き上げる。そのたびに千夏の体はビクンビクンと痙攣し、絶頂の波に飲み込まれる。もう何も考えられない。ただ快感だけが全身を支配する。

 

「ああっ! イクぅ!」

 

千夏はついに大喜の顔を思い出すことすらできなくなり、快感のあまりトビかけた目で五百崎の汗ばんだ身体に必死にしがみつき、脳の芯までどろどろに染め上げられて、完全な肉体の奴隷へと堕ちていった。

 

(大喜くん……ごめん……もう……私は……)

 

心の中で謝罪の言葉を呟きながらも、肉体は五百崎を求め続けた。その矛盾に苦しむ千夏の姿を見て、五百崎は満足げに微笑んだ。

 

五百崎は千夏の最も深い子宮口の奥に、熱い精液をドクドクと何度も激しく注ぎ込んだ。

その日、千夏は何度も絶頂を迎えながら、五百崎に犯され続けた。ベッドの上には千夏の愛液と五百崎の精液が混ざり合い、淫靡な水溜まりができていた。千夏はもう抵抗する気力もなく、ただ快楽に身を委ねていた。

 

「これで最後」だと信じて臨んだはずの行為は、大喜の夢を守るために捧げたはずの献身は、いまやすべてを奪われた陵辱となり、千夏の魂に消えない烙印として刻まれた。

 

───

 

───

 

────────

 

───

 

夕暮れの駅前、オレンジ色の光が伸びるホームで、大喜は見事に決勝を勝ち抜き、インターハイ切符を掴み取っていた。

そして千夏の自室。二人きりになった空間で、大喜は真っ直ぐに千夏を見つめ、その瞳を煌めかせて言った。

 

「千夏先輩のアドバイスがなかったら、本当に危なかったです。俺、千夏先輩に追いつけるように、もっともっと頑張ります!」

 

そう言って握りしめてきた大喜の手は、不器用で、カサカサとしていて、だけどどこまでも温かく純粋な手のひらだった。

その瞬間、千夏の胸を締め付けたのは、安堵や喜びではなかった。「取り返しのつかない断絶」だった。

大喜の手の温もりが皮膚に触れているというのに、そこから鮮明にフラッシュバックしてくるのは、前夜に五百崎にめちゃくちゃに貪られた太ももの内側の熱感だった。膣の最深部にドクドクと注ぎ込まれた、五百崎の熱い精液のドロリとした「異物感」が、大喜の手の温かさとは対極の場所で脈打っている気がした。

 

(……私の身体は、もう……)

 

千夏は少し天然で恋愛に疎いからこそ、「大喜くんのために耐えた」という大義名分に縋り付いていた。それが唯一の免罪符だった。だが今、大喜が自分を神聖視すればするほど、五百崎の凶暴なペニスに貫かれ、「あぁっ!」と身をよじって啼いていた己の肉体の罪深さが、残酷なほど浮き彫りになる。「大喜のため」という盾は、すでに自分のドロドロに濡れた肉体の快感によって完全に破綻していたのだ。

 

それでも、千夏は凛とした、少しおっとりした「優しい先輩」の笑顔を張り付かせた。

「うん、大喜くんならやれると思ってたよ。おめでとう」

声を震わせずに返した。だが、繋いだ大喜の手を、それ以上握り返すことはできなかった。自分の指先が、大喜に触れることを本能的に拒んでいたからだ。

 

---

 

その夜。

アパートの自室に戻った千夏は、着替えるために服を脱ぎ、全身鏡の前に立った。

首元までしっかりと詰まったハイネックのスウェットを捲り上げ、ロングスカートを脱ぎ捨てる。清楚な白いレースの下着姿になった自分を見つめる瞳は暗い。

鏡に映る自分の首元や胸元には、五百崎が強引に噛みついた赤黒い痕跡(キスマーク)が無数に残っていた。大喜に隠すために詰まった襟は、逆に言えばこれらの穢れの証明である。

 

千夏は静かにそれを見つめていた。その時だった。

 

コンコン。

 

壁の向こうから、五百崎が壁を叩く音が聞こえた。

まるで、大喜を送り出して一人になった千夏の「心の揺らぎ」を完全に予期していたかのような、冷酷な合図。

 

壁一枚隔てた隣室で、五百崎はベッドに横たわりながら、千夏の部屋の気配を耳で、そして五感で察していた。スマホに届いた大喜からの勝利報告のLINEを見た時から、五百崎は喉の奥で嗤っていた。

(今頃鹿野ちゃん♪は、猪股の無垢な光に照らされて、自分のドロドロの汚れっぷりに一人で悶絶してる頃だろーな)

 

張り詰めたあのプライドの高さが、大喜のピュアな言葉によって内側からどうきしんでいるか、五百崎には手に取るように分かった。あいつは「大喜のため」という天然な免罪符を盾にしていたが、もうその盾は、俺の体液で使い物にならないくらいドロドロに汚されているのだ。

 

五百崎は口元にサディスティックな笑みを浮かべ、スマホを手に取ると千夏へ一言だけメッセージを送った。

 

『大喜くん勝てて良かったね。……で、鹿野さんの身体、まだ俺のでジンジン疼いてるでしょ? 壁の向こうから、欲しがってる匂いがするんだけど』

 

送信ボタンを押して数秒。隣室から聞こえる気配がピクリと強張んだのを、五百崎は敏感に感じ取った。

 

千夏はベッドの縁に腰掛けたまま、震えるスマホの画面を見つめていた。拳を強く握りしめる。

(違います……私は欲しがってなんかいません……これは全部大喜くんのため……)

 

否定しようとスマホを握りしめた瞬間。

「んっ……」

 

突然、下腹部がズクンと脈動するような甘美な疼きを訴えた。反射的に膝を擦り合わせてしまうが、その狭間に滲み出てくるのは確かな水音。

クチュ……

 

まるで五百崎の言葉を証明するかのように、大喜と手を繋いだはずの自分の下腹部が、五百崎の気配を感じただけで卑しく愛液を滲ませて潤み始めている。その絶望的な事実に、千夏はただ静かに、その芯の太い心を恐怖で震わせるしかなかった。

 

───

 

───

 

────────

───

 

アパートの薄い廊下に差し込む夕暮れの光が、冷たく沈んでいく。

大喜が見事に予選を突破し、玄字大学への進路推薦が内定した日。千夏が五百崎の部屋を訪れる「大喜のため」という唯一の理由は、音もなく消滅していた。

 

廊下でバッタリ会った五百崎は、千夏の存在などそこにないかのようにスマホを操作しながら歩いてくる。その横顔には、かつて千夏に向けられていた親身な先輩の仮面の欠片すらない。

 

「猪股くん大学への推薦も決まったみたいだし、もう俺のアドバイスも必要ないじゃん? じゃ、お互い大学生活がんばろーね」

 

すれ違いざまに投げられた素っ気ない言葉は、千夏の胸を刃物のように深く刺し貫いた。表情を崩すことはない。ただ、無言のまま、通り過ぎようとする五百崎の服の袖を、白くなるほど強い力でギュッと掴んだ。

 

五百崎は足を止めず、千夏の手を振り払うこともせず、ただ爽やかに笑ってあしらった。その瞳の奥に宿る冷徹な愉悦を見て取った瞬間、千夏は自分が完全に主客逆転の立場に突き落とされたことを悟る。もう猪股の悩みなんて解決したのに。あいつは大喜のためという言い訳を失って、ただ俺に与えられた強烈な快感に飢えている——。

 

袖から手を離し、千夏は無言で自分の部屋に逃げ込んだ。

扉を閉め、背中を冷たいドアに預けると、恐ろしいほどの飢餓感が波のように押し寄せてきた。

 

スマホの画面には、大喜からの純粋な感謝のLINEが並んでいる。

『千夏先輩のおかげです! 五百崎さんにも伝えておいてください!』

その一文字一文字が、千夏の身体の奥底で燻る疼きを刺激するだけで、決して鎮めることはなかった。

 

千夏は心が強いからこそ、「自分が大喜を裏切り、隣の男の肉体に完全に依存してしまっている」という絶望的な現実を、冷静に自覚していた。それが彼女をさらに追い詰める。ハイネックのスウェットの下で、五百崎につけられた痕跡が熱い痣のように脈打つ感覚に、理性が削り取られていく。

 

夜。

壁一枚隔てた向こうから、五百崎の足音が聞こえた。

ただ歩く音だけ。それなのに、千夏の身体は条件反射のようにビクンと震え、太ももの内側に熱が奔った。壁に耳を当て、その足音を追う。シャワーを浴びる水音。衣擦れの音。生活の気配すべてが媚薬となって、千夏の身体を侵食していく。

 

「んっ……」

 

ハイネックのスウェットを無防備に捲り上げ、ロングスカートを脱ぎ捨てた時、清楚な白いレースの下着はすでに愛液でぐっしょりと濡れていた。白皙の肢体が震える。耐えかねてショーツの端をずらし、自らの指を秘裂に差し込む。

 

クチュ……クチュ……

 

虚しい水音が静かな部屋に響く。指先を出し入れするたびに溢れる愛液は、求めているものがそこにはないと絶叫しているかのようだ。指先が覚えているのは、大喜の優しい拒絶ではなく、自分をめちゃくちゃに貫き、ナカをドロドロに埋め尽くした五百崎のあの太いペニスの圧倒的な感触だけ。

膣壁をかき回し、子宮口まで叩き上げられたあの暴力的な熱量。指では到底届かない最奥の空白感が、千夏を狂わせる。

 

大喜の顔を思い出そうとしても、脳裏には五百崎の冷たい笑顔しか浮かばない。

「鹿野さんの身体、まだ俺のでジンジン疼いてるでしょ?」

あの夜の囁きが耳元でリフレインする。

 

理由(いいわけ)を失った自分の身体の激しい渇きに、抗う術はもうどこにもなかった。ただ、隣の男を求めて濡れそぼる肉体の惨めな音だけが、深い闇の中に響き続けていた。

 

 

夜の帳が下りたアパートの一室。スマートフォンの画面が淡い光を放ち、五百崎の冷酷な笑みを照らし出していた。

『今夜、私の部屋に来てください。もう、我慢できないです……』

 

たった一行のメッセージ。しかしそこに込められた飢餓感は、どす黒くねっとりと彼に伝わってきた。五百崎は完全な勝利を確信し、喉の奥でクツクツと笑った。言い訳を失った女が、自ら毒蛇の巣穴へと首輪を引いてやってきたのだ。

 

隣のドアノックする手間すら惜しみ、五百崎は千夏の部屋のドアを開けた。鍵はすでに外されていた。

足を踏み入れたそこは、まぎれもなく鹿野千夏という少女の聖域だった。棚には大喜とのツーショットが飾られ、棚には彼から貰ったであろう色紙やメッセージカードが綺麗に並んでいる。猪股大喜という純粋な太陽に照らされた、眩しいほどに清らな空間。

 

しかし、その部屋の中央で待っていた千夏は、もはや大喜への言い訳を一切口にしなかった。

彼女は五百崎を見るなり、自らオーバーサイズのハイネックスウェットを無防備に捲り上げた。白皙の肢体が露わになり、ナチュラルなロングスカートを脱ぎ捨てる。清楚な白いレースの下着姿となった千夏は、迷いなく五百崎に縋り付いてきた。

 

その瞳には涙はなく、すべてを諦め、ただ快楽への渇望を受け入れた強い光が宿っていた。芯の太さは崩れていない。ただ、その芯が求めるものが絶望的に歪んでしまっただけだ。

 

五百崎は相手の部屋に踏み込んだ勝者の余裕で、千夏を見下ろした。

「大喜くんとの写真、いっぱい飾ってあるじゃん。……ねえ、もう猪股くんのため、なんて言い訳、しないよね? ちゃんと自分の口で言ってよ」

 

千夏は精神的にも肉体的にも完全に陥落していた。しかし、彼女のプライドは泣き叫ぶことを許さない。どこか開き直ったような強い眼差しで五百崎のワイシャツを掴み、凛とした声で懇願した。

 

「……大喜くんは関係ない。私が……五百崎さんに触られたくて、呼んだの……。だからお願い、中を……私を、めちゃくちゃにして……っ」

 

その言葉は、大喜への最後の裏切りであり、自らの所有権を五百崎に明け渡す宣誓だった。

 

「うん、よく言えました。じゃあ、大喜くんの写真見ながら、もっとおねだりしてよ」

 

五百崎は残酷な命令を下した。

大喜との思い出が並ぶその部屋のベッドで、五百崎は再び千夏の肢体を四つん這いにさせ、白いレースのショーツを乱暴に引き裂いた。お尻を高く突き上げさせる。その視線の先には、大喜の屈託のない笑顔を撮した写真が真っ正面に見える位置にあった。

 

「あぁっ……」

 

千夏が恥辱に身をよじるが、拒絶はない。五百崎は自身のがちがちに昂ぶった硬い質量を、千夏の愛液でぬるぬるになった裂け目へと後ろからあてがった。

 

ズブゥッ!!

 

容赦なく一気に肉の最奥まで貫かれ、千夏は「あうっ!」と短い悲鳴を上げた。肉壁が悲鳴を上げるほどに押し広げられ、五百崎の凶暴な質量が最も深い場所まで侵入してくる。激痛と快感が同時に脳髄を焼き尽くす。

 

「ひっ……あ……あぁっ……!」

 

千夏は大喜の写真を見つめたまま、五百崎の激しいピストンによって大きく揺さぶられる。

 

ズブズブ! グチュグチュッ! パンパンパンパン!

 

部屋中に激しい肉撃音が響き渡った。肉と肉がぶつかる乾いた音と、秘裂から溢れ出る愛液が奏でる卑猥な水音が混ざり合い、大喜との純粋な思い出が詰まった聖域を汚濁していく。

 

五百崎の裏の心理では、大喜の青春に対する完全な精神的勝利に酔いしれていた。

(猪股、お前はこれからバドミントン部でこの俺を『憧れの壁』として純粋な目で崇めるんだろうな)

 

五百崎は激しく腰を打ち付けながら嗤う。

(でも、お前がどれだけコートで汗を流しても、お前の青春のすべてだった鹿野千夏は、自ら隣の男を招き入れ、一番激しく啼き、求めたのは俺の身体だ。コートでも、この部屋でも、お前の綺麗な青春は、もう一生俺の影から抜け出せないんだよ)

 

五百崎は千夏の細い腰を強く掴み、引き絞るようにして内壁をこれでもかと蹂躙した。アスリート特有の強靭な腰のバネを使い、子宮口を目掛けて容赦なく突き上げる。

 

「あ! あん! ひゃ! あぁっ!」

 

千夏は大喜の写真を見つめながら声を漏らした。突き上げられる衝撃のたびに、脳内が真っ白に染まり、何度も激しい絶頂の波に呑まれていく。

大喜への罪悪感はすでに快楽という泥沼の中に沈み込み、ただ五百崎に貫かれることだけが彼女の存在意義となっていた。

 

(大喜くん……ごめん……でも……もう……離れられない……)

 

白いレースの下着姿で四つん這いになりながら、千夏は自分を貫く男に向かって腰を自ら振り始めた。それは完全なる屈服であり、永遠の支配を受け入れた証だった。五百崎はその姿に満足げに嗤いながら、千夏の最も深い場所をズブズブと突き上げ続けた。

 

ズブズブ……グチュグチュ……パンパンパンパン……

 

千夏が快楽に溺れていったように五百崎の身体も限界に達してきた。

五百崎は千夏の腰を掴む力をさらに強めるとピストンを激しく早める。

 

「んっ……はぁ……くぅ……」

 

「はぁはぁ……そろそろイクぞ……! 中に出してやる!」

 

「だめぇ……! 中は……あっ! あっ! あっ! あぁっ! ああああぁぁっ!!」

 

「イクぞぉっ!!」

五百崎は獣のように唸りながら腰を打ち付けた。そして遂に限界を迎えると勢いよく射精した。

 

どぴゅっ♡♡どぷっ♡♡ビューーっ♡♡ぶしゃあぁぁっ!!

大量の精子が子宮口を叩きつけるように流れ込む。子宮全体が満杯になる程注ぎ込まれる熱い奔流を感じた途端、全身を駆け巡る電流と共に意識が飛んだ千夏は潮を吹いて盛大に果ててしまっていた。

 

「……あっ!?♡♡♡♡♡♡」

 

あまりの快感にビクンッと身体を跳ね上げた後、そのままぐったりして動かなくなってしまった。

後ろに付いていた五百崎も、千夏の上に覆いかぶさるように倒れ込む。二人は互いの荒い息遣いだけが響く部屋で抱き合ったまま、時が過ぎていくのを感じていた。

 

「ふぅ……ふぅ……」

 

「……あっ……あっ……はぁ……はぁ……」

 

五百崎は千夏の耳元に唇を寄せ囁いた。

「今日はご苦労さん。いい子だねぇ、鹿野さんは」

「あ……うん……♡」

「大喜くんの写真の前で俺と交わるの気持ちよかったでしょ?」

「……うん……♡」

 

千夏は恍惚とした表情を浮かべて頷いた。もう大喜のためという言葉は口にしなかった。ただただ五百崎に愛される快楽に溺れ、その支配を受け入れるだけの存在と成り下がっていた。聖域と呼ばれた部屋は、二人の背徳的な体液と甘い吐息で満たされ、永遠に消えることのない汚濁に染め上げられた。

 

───

 

───

 

────────

───

 

春の訪れと共に、玄字大学男子バドミントン部の体育館には新たな風が吹き込んでいた。猪股大喜だ。彼は見事に推薦入試を突破し、輝かしい期待を背負ってコートに立っていた。

 

「五百崎先輩、本当にすごいです! あのフットワーク、俺も絶対マスターしてみせます!」

 

汗だくの練習後、輝くような瞳で話しかけてくる大喜の姿を、五百崎は爽やかな笑顔で見下ろしていた。「あはは、頑張ってね。猪股くんならすぐコツ掴むっしょ」と肩をポンと叩くと、大喜は感極まったように続けた。

 

「あ、千夏先輩も、同じアパートに五百崎先輩がいてくれて本当に安心だって言ってました! やっぱり先輩が隣にいてくださるおかげで、俺も千夏先輩も安心して大学生活を送れます!」

 

その純粋すぎる信頼の言葉は、五百崎の胸の奥底に飼い慣らされたドス黒い蛇を喜悦のたけをもって震わせた。

(あはは、安心だって? 健気で泣けてくるわ)

 

五百崎の心内は完成された支配と冷笑に満ちていた。お前がコートで俺のステップを必死に真似して憧れの壁に挑もうとしてるその姿も可愛いけどさ。お前が『安心だ』って盲信してるそのアパートの薄い壁の向こうで、毎晩何が起きてるか、お前は一生知らなくていいよ。お前の『青春』のすべてだった鹿野千夏は、お前がコートで汗を流している間も、俺にめちゃくちゃに貫かれて俺の体液を搾り取ることに快感を覚えているんだから。お前の青春は、もうとっくに俺の胃袋の中だ。

 

---

 

夜。アパートの静寂の中に、隣室から楽しげな話し声が響いていた。

大喜が千夏の部屋へ遊びに来ているのだ。薄い壁一枚隔てた自室で本を読むふりをしながら、五百崎は壁越しの気配を五感全てで味わっていた。

 

「うん、大喜くんなら大丈夫だよ。……あはは、また明日ね」

 

千夏の声はどこか固く、大喜の前で完璧に「優しい先輩」を演じきっていた。しかし五百崎には分かっている。今、壁の向こうで彼女が交わしている大喜との無垢な会話の裏で、その身体はこの後に訪れる「本番」を予感して、すでに下着の中で愛液をじんわりと滲ませて疼いているのだということを。大喜への罪悪感すらも媚薬に変え、淫らに熟れきったその肉体は、今か今かと隣の男の猛りを待ち侘びているのだ。

 

やがて夜が更け、「じゃあね、千夏先輩。また明日!」という大喜の元気な声と、玄関のドアが閉まる音が響いた。

足音が遠ざかり、完全に聞こえなくなったそのわずか数分後。

 

トントン。

 

五百崎の部屋のドアが小さくノックされた。迷いも躊躇もない、本能的な合図。

ドアを開けると、そこには大喜を送り出したばかりの服を着た千夏が立っていた。ハイネックのゆったりとしたスウェットにナチュラルなロングスカートという清楚な出で立ちだが、その首元には大喜に見つからないように高い襟で隠された、五百崎のつけた古い赤黒い痕跡が残っている。

 

据わった瞳。潤んだ瞳孔。荒い息遣い。

「……五百崎さん、大喜くん、帰りました。……あの、おねがい、します……っ」

 

大喜の残り香がまだ微かに漂う身体で、千夏は自ら隣の部屋に踏み入り、ドアを閉め、鍵をガチャリとかけた。言い訳も免罪符も捨て去った、ただ五百崎の肉体に飢えた雌の顔で、彼女は五百崎の胸に飛び込んできた。

 

五百崎は即座に楽しむようにゆっくりと慣れた手つきでスウェットの上から豊かな乳房を優しく揉みしだく。

「あんっ……♡」

千夏の口から甘い喘ぎ声が漏れる。五百崎は微笑みながら千夏にいやらしく服を脱ぐように命じる。

 

「ほら、俺にやりたいんでしょ?俺を興奮させるように自分で脱いでよ千夏ちゃん♡」

 

千夏は恍惚とした表情で頷くと、五百崎の手から抜け出し目の前に立ち、ゆっくりと手を身体に這いずりながら媚びた目で五百崎に視線を送りながらスウェットに手をかけゆっくりと上に上げていく少しずつ現れる艶めかしく白い肌と清楚な白いブラジャーから覗く、スウェットを脱ぐをブラのホックを外し床に落とし裸の上半身を晒した後千夏はスカートに手をかけゆっくりと下ろしていくスカートを脱いだ後脚を持ち上げる仕草で千夏は下着も脱いで五百崎に全裸の姿を晒した。

 

「五百崎さん❤️……これでいいですか…」

 

「ああ……すごく綺麗だよ千夏ちゃん♡」

五百崎は千夏の裸体を舐め回すように見る。

 

白皙の滑らかな肌、適度に筋肉のついた健康的な体つき、豊かに膨らんだ乳房、薄い茂みの下の秘所。

全裸になった千夏に五百崎は千夏に口付けを交わしそのまま、五百崎の引き締まった体躯の重みが、抗う隙もなく千夏の華奢な身体へと、ゆっくり傾れ込むように重なっていベットに沈んでいく。そのまま押し倒され千夏は五百崎に組み伏されてしまう。

 

「んっ…んじゅ……あっ♡ あん♡」

「んちゅ……れろっ……」

 

舌を絡め合う濃厚なキスを交わしながら二人は互いを求めあう。五百崎の舌が千夏の口内を蹂躙し唾液を流し込む。それに応えるように千夏も積極的に舌を絡めて受け入れる。

「ちゅっ……ぷはぁっ……」

「あっ……♡ 五百崎さ……んっ♡」

キスを終え五百崎が体を起こすと二人の間には銀色の橋がかかりすぐに切れた。

 

「ふふっ可愛いなぁ千夏ちゃんは」

「あぁ……♡」

五百崎は満足げに笑みを浮かべると再び千夏の体へと手を伸ばす。

「さて続きを始めましょうか」

「はいぃ……」

五百崎は右手で千夏の左胸を鷲掴みにしたあと乱暴に揉みしだき始めた。

 

モニュモニュッ!グニィッグニュッ!

「あっ!♡ あんっ!♡ らめぇ!!」

五百崎の指が柔らかい乳房に食い込み形を変え弄ぶ。敏感な部分を探り当てる為なのか指先が蠢く度に甘い刺激に襲われる。五百崎は左手で乳首を摘み捏ねくり回したり引っ張ったりする。そして千夏が感じる箇所を見つけ出すと重点的に責め立ててくるのだ。

コリッ コリッ クニュクニュ!

「やぁっ♡そこばっかりいじめないでくださ……んあああっ!!!」

千夏はあまりの快感に思わず叫んでしまう。

「ああっ!!だめですぅ……! あん!!!」

 

五百崎は千夏の反応を楽しみながらも絶頂させないように調整しつつ延々と続けた。そしてようやく解放されたときには息も絶え絶えになっていた。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

「さあ次はこっちだよ」

五百崎は千夏の秘部に手を這わせると既に濡れていることに気付き妖しい笑みを浮かべた。そして割れ目に沿って上下に往復させて刺激を与え始める。

 

ヌルッパァァッ!!!ニュチュッ!! グッチュッ!ニチニチッ!!

 

「ひゃあんっ!!♡ ♡」

敏感になっている所を攻められ声を上げてしまう。

五百崎はクリトリスを親指で擦りながら指を中に挿入した。

ズニュッ!グニュッ!グニグニッ!

「やぁぁっ!!♡ 中だめぇっ♡ 奥まで入ってきちゃうぅっ♡」

「何言ってるの?さっきからいっぱい濡らして俺の指締め付けてきてるじゃん」

五百崎は残酷な指使いで秘部を弄び続ける。千夏は快感に耐え切れず腰を浮かせて悶え苦しむ。そして限界が来た時……

「ダメっ♡ 来ちゃうっ♡ イクッ♡ イッちゃうーーーっ!!♡♡♡」

千夏は背中を弓なりに反らして絶頂を迎えた。

「あはは、可愛いね千夏ちゃん」

五百崎は満足そうに指を抜くと粘着質な液体が糸を引いて垂れていく。

 

「じゃあそろそろ本番行くね」

五百崎は慣れた手つきで服を脱ぎはじめ、ギンギンに反り返ったペニスを露わにした。

 

「…あ…はい……♡」

千夏は恍惚とした表情で見つめていた。もう既に千夏の下腹部は熱く火照っていて準備万端だった。

 

「ほら、わかる?これが欲しいんでしょ?」

五百崎は脚を大きく割り開くと亀頭で千夏の入口をくぽくぽと刺激する。

「はい……欲しいです……五百崎さんのモノで私の中いっぱいにしてください……♡」

 

「良くできました。ご褒美あげるよ」

五百崎はゆっくりと剛直を押し込んでいく。

ズブブッ ズプズプッ!!メリメリッ

「んぅっ……おっき……んっ♡ 気持ち良すぎますぅ♡」

五百崎は一気に根本まで挿入すると千夏はそれだけで軽くイってしまう。

「ははっ、早いねぇ。まだまだこれからなのに」

五百崎は腰を動かし始める。パンッ!パァンッ! 肉同士がぶつかり合う音が響く中で結合部からは泡立った白濁した汁が流れ出している。抽挿運動によりお互いの性器が擦れ合い凄まじい快楽を得ているのだ。

 

千夏の瞳には涙の欠片すらなく、強い眼差しが五百崎を射抜いていた。しかし肉体は完全に狂わされ、彼女の意思を無視して五百崎の猛りを深く求めていた。

 

「あ!あん!ひゃ!あぁっ!」

 

大喜の匂いを五百崎の強烈な男の匂いと体液で上書きしてもらうことに、抗えない背徳の快感を覚えながらも千夏は強い目のまま五百崎の首に腕を絡ませて腰を激しく振り上げていた。

「んあッ!あ!そこ!すごいの!きちゃう……っ!」

五百崎は千夏の細い髪を掴んで顔をのけぞらせ耳元で容赦なく支配の言葉を突きつけ彼女に現実を答えさせた。

 

「ねえ大喜君が帰った直後に俺に跨ってこんなに濡らしてさ……千夏さんは一体誰の女になったの?」

 

激しくナカを突き上げられ脳の芯まで脳漿をかき混ぜられるような絶頂の波に呑まれながら千夏は五百崎の問いかけに大喜への最後の裏切りとなる屈服の言葉をはっきりと紡ぎ自らの敗北を宣言した。

 

「あ! あぁっ! は! はぁっ! ん! あぁあ! はい五百崎さん……私はもう……大喜君のものじゃないです……私は……五百崎さんのモノになっちゃいましたぁっ!!」

 

千夏は涙を流さない強い眼差しのまましかし完全に狂わされた肉体で五百崎の汗ばんだ身体に必死にしがみつき自ら所有物であることを叫んで絶頂した。

「ああ!イクっ!イッくぅーーっ!!」

 

「くっ!俺も出すよ!」

五百崎も限界が近いのか腰の動きがさらに早くなる。

 

「出して下さいっ!私の中に沢山種付けしてください!!」

「言われなくてもわかってるさ」

ズチュッ!!グチュッグチョォッ!!ブシャアアーーーッ!!

大量の精子が放出され子宮内部に注ぎ込まれる。熱い奔流が胎内を満たしていく感覚に千夏は幸せを感じた。一方五百崎の方も絶頂を迎え精液を一滴残らず搾り取っていく。しばらく余韻に浸りながら二人は繋がったまま放心状態になっていた。

 

しばらくして落ち着いてくると五百崎が口を開いた。

「ふぅ……なかなか良かったよ千夏ちゃん」

「あ……ありがとうございました……」

五百崎は千夏の髪を優しく撫でながら五百崎はもっとこの女を沈めるために笑みを浮かべながらあるお願いをする

 

「千夏ちゃんさぁ、今から動画撮ってもいい♪、それとこのマーカーで五百崎専用って書いてもいい♪」

 

千夏はその言葉に当たり前のように「はい……わりました……♡」もう完全に五百崎の支配下となっていた

 

五百崎は千夏の下腹部にペンを宛て書きながら言う「ほら『五百崎専用』って書いたから、これで千夏ちゃんは完全に俺のものだね、だからぁ、猪股くんとはやっちゃダメだよぉ♪」

 

「あっ♡……はい……わかりした……大喜くんとは………しません……♡」

千夏は恍惚とした表情で頷いた。もう大喜のことは頭から消え去っていた

まだ一回も千夏とできていない大喜を五百崎は嘲笑うかのように五百崎は微笑む。

 

(かわいそうな猪股くん♡ お前の千夏ちゃんは俺のもんだよ♪お前が帰ったすぐ後のベッドで千夏先輩は俺に早く触ってって服を脱いで俺のモノを奥まで咥え込んでる、どんなにキラキラした青春送っても簡単に俺に盗られちゃうなんて笑えるよね♪)

 

そして五百崎はスマホを取り出し千夏の肩を抱き寄せ一緒にカメラに収まるようスマホを掲げ動画の撮影モードにする。

「ほら、猪股くんに千夏ちゃんが誰のものか教えてあげなよ♪」

 

「はい……ごめんね大喜くん…私は五百崎さんのものです……ほらマーカーで五百崎専用って書いてあります……見えますか?……んあっ♡」

千夏はカメラに向かって言うとお腹に書かれた五百崎専用の文字を見せる。

 

「だから大喜くんとはできませんごめんなさい…五百崎さんは私にたくさん精液を流してくれるんです……それにとっても格好良くて身体も素敵なんです…だから大喜くんが割り込む隙は無いの……だからあきらめてね」

 

千夏は大喜には見せたことないいやらしい表情でカメラに向かって語りかけるその様子を五百崎はニヤニヤしながら撮影した。

「はいカット! あはは最高! じゃあ猪股くんに送ろうか♪」

「えっ……!」

「冗談だよ♪ 俺は別に猪股くんと別れてほしいわけじゃないからさ、普通に付き合ってていいよ」

「本当ですか……?」

「あはは嘘じゃないよ。ただ俺の呼び出しがあったらすぐ来ること。それと猪股くんより俺とのセックスを優先することこの二つさえ守れば今まで通りに付き合ってていいよ」

「はい……わかりました……五百崎さん……♡」

五百崎は千夏の髪を優しく撫で彼女の絶望的な依存を愛おしむように暗闇の中で静かに微笑む。

 

(猪股くんごめんね♪ 君の千夏ちゃんは俺のものだよ。君は一生俺の手のひらの上で踊り続けてね♪)

 

そうして五百崎と千夏の淫靡な日常は続いていく。大喜はしらぬまま……

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。