※この作品はR-18です。

思いつき短編集   作:しるべ234

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リクエスト作品
元ネタ:ソードアートオンライン



アスナ✖️クラディール [リ](SAO)

 

第74層の主街区、カムデットの広場。

乾いた風が吹き抜ける石畳の広場は、普段の賑わいが嘘のように静まり返っていた。行き交うプレイヤーたちも、異様な殺気を放つ一団に気づき、遠巻きにこちらを注視している。

 

「やめてクラディール! あなたじゃキリト君には勝てないわ!」

 

アスナの鋭い制止の声が、張り詰めた空気を切り裂いた。

彼女の美しい顔は、怒りと焦燥に染まっている。だが、その言葉は狂信的な忠誠心に囚われたクラディールにとって、火に油を注ぐものでしかなかった。

クラディールは前髪の隙間から、憎悪にぎらつく瞳をキリトへと向ける。

 

「勝てない、ですか……。アスナ様、あなたは私よりも、そんな素性の知れない野良の『黒の剣士』を信じるというのですか! 私はあなたをお守りする護衛なのですよ!」

「だから、その強引なやり方が間違っていると言っているのよ!」

 

アスナの悲痛な叫びを遮るように、キリトが一歩前へと進み出た。

黒いコートの裾を揺らし、その表情は氷のように冷ややかだった。背中の双剣には手をかけず、ただ静かにクラディールを見据える。

 

「あんたが勝てば、俺は消える。二度とアスナの前には現れない」

 

キリトの低い声が響く。

 

「だが、俺が勝ったら、あんたはアスナの護衛を辞めてもらう。――それでいいな?」

「いいでしょう……。私の忠義、どちらが本物か、その身に刻んで証明してやる!」

 

クラディールは激昂し、システム上の『デュエル(ファースト・ハーフ・ダメージ・ルール)』の申請ボタンを乱暴に叩いた。

キリトが視界に現れた承認ウィンドウを無言でタップすると、二人の間に十秒のカウントダウンが浮かび上がる。

 

『10……9……8……』

 

クラディールは狂気に満ちた歪んだ笑みを浮かべ、身の丈ほどもある大剣《グラム・カッター》を両手で構えた。対するキリトも、背中から黒漆の片手剣《エリュシデータ》を静かに引き抜く。

 

『3……2……1……START』

 

「死ねぇぇぇっ、キリトォォッ!」

咆哮とともに、クラディールが突進した。大剣が重低音を響かせ、上段から一気に振り下ろされる。

だが、キリトの動きは圧倒的だった。紙一重の踏み込みで大剣の軌道をかわすと、エリュシデータの切っ先が鋭くクラディールの懐へと滑り込む。

 

(勝負あり、だな……)

 

キリトは、この不毛な決闘を最も確実な方法で終わらせるべく、超高等技術を選択していた。クラディールのHPを削りきるのではなく、獲物である《グラム・カッター》の耐久度を直接叩き、武器を破壊する――「アームブレイク」だ。

 

キリトの漆黒の刃が、システムアシストの光を帯びて完璧な軌道を描く。大剣の「腹」を捉え、一撃でへし折るはずの、極限のカウンター。

 

しかし――。

 

死に物狂いだったクラディールは、恐怖の最中で、本能的にその致命的な軌道を察知していた。

(折られる……ッ!?)

クラディールはなりふり構わず、振り抜いた両腕に渾身の力を込め、激突の直前に大剣の「刃の角度」を、ほんの数ミリだけ強引にずらした。

 

(カツン……ッ!)

 

耳を突き刺すような、乾いた金属音が響いた。

本来ならば「破壊」の手応えがあるはずの瞬間に、キリトの手に伝わったのは、ぬるりと受け流される不快な感触だった。

 

「しまっ……!?」

 

キリトの目が見開かれる。

狙いがわずかにズレた。その刹那、ソードスキルの限界を超える超高等技術の代償として、キリトの身体に一瞬の「スキル硬直」が牙を剥く。

 

「おおおおおおおっ!」

 

クラディールはその隙を逃さなかった。獣のような叫びを上げ、盾の代わりにするかのように体当たりを敢行する。

体勢を崩したキリトの胸元に、クラディールの肩が激突した。

そして、硬直が解けきらぬキリトの手首に向けて、泥臭く、しかし力任せに大剣が振り抜かれた。

 

(ドガァァンッ!)

 

凄まじい衝撃波が広場を揺らす。

キリトの手から、黒い剣《エリュシデータ》が弾き飛ばされた。黒い軌跡を描いて宙を舞った片手剣は、虚しく数メートル先の石畳に突き刺さり、その耐久度を急激に減らしながら静かに光を失っていく。

 

「あ……」

 

キリトの喉から、掠れた声が漏れた。

視線を戻した瞬間には、すでに遅かった。眼前に、冷たく輝く《グラム・カッター》の切っ先が、寸分の狂いもなく突きつけられていた。

 

『WINNER: KURADEEL』

 

広場に、勝者を示すシステムエフェクトが虚しく鳴り響く。

 

「嘘……キリト君が、負けた……?」

 

アスナは、その場に崩れ落ちそうになるのを必死に堪えていた。

頭の中が真っ白になり、指先が冷たく凍りついていく。あのキリトが、目の前で、正当なルールのデュエルのもとで敗北した。心臓が嫌な音を立てて波打ち、呼吸の仕方を忘れたように胸が苦しくなる。

 

「ハァ……ハァ……! 見ましたか、アスナ様! 私の、私の勝利です!」

 

荒い息を吐きながら、クラディールは勝ち誇った歪んだ笑みを浮かべた。しかし、すぐにその表情から狂気を押し隠し、いつもの慇懃無礼な「騎士の仮面」を被り直す。

彼は突きつけていた剣を収めると、静かにアスナの前に歩み寄り、恭しく一礼した。

 

「約束通り、キリト殿にはこれ以上、アスナ様に近づかないでいただきましょう。ですが……」

 

クラディールはチラリと、悔しさに唇を噛み締めるキリトを見やった。その瞳には、陰湿な愉悦が満ちている。

 

「私も鬼ではありません。アスナ様、今後の条件を一つ、呑んでいただきたい」

「条件……?」

アスナは声を震わせながら、クラディールを見上げた。

 

「ええ。今後、そのキリト殿とは、ギルドが関与する『レイドバトル(ボス戦)』などの公式な場以外では、絶対に二人きりで会わないと、この場で私に誓ってください。それさえ守っていただけるなら、今回のキリト殿の非礼、私はこれ以上不問に処しましょう」

 

「そんなの……っ!」

拒絶しようと口を開きかけたアスナだったが、クラディールが腰の剣の柄にそっと手を添えるのを見て、言葉を失った。

 

(これ以上彼を刺激したら、キリト君が何をされるか分からない……。私が、私がここで引かなきゃ……っ!)

 

キリトを守りたいという一心、そしてルールで敗北してしまったという絶対的な現実。アスナの選択肢は、すでに奪われていた。

アスナはぎゅっと拳を握り締め、血の出るような思いで、震える声を絞り出す。

 

「……分かったわ。約束する。プライベートでは、もう二度と彼とは会わない」

「素晴らしい。やはりアスナ様は、聡明なお方だ」

 

クラディールは満足そうに微笑み、一歩下がって道を譲った。

アスナはキリトの方を振り返ることもできず、ただ重い足取りで、逃げるようにギルド本部への転移門へと走り出すしかなかった。

 

(ごめんなさい、キリト君……ごめんなさい……っ)

 

涙で視界を滲ませながら立ち去るアスナの後ろ姿を、クラディールは、獲物を追い詰めた蜘蛛のような、卑しい瞳で見送っていた。

 

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あの悪夢のような決闘から、数日が経過した。

 

「はぁ……」

 

第75層のギルド『血盟騎士団』本部、副団長室。

アスナは机に両肘をつき、力なく深い溜息を吐いた。書類仕事は完全に滞り、デスクの隅に置かれたカップの中で、冷めきった紅茶が濁った水面を静かに揺らしている。

 

キリトと私的に会うことを禁じられた日々は、アスナの心から急激に生気を奪い去っていた。

戦闘中であれ街中であれ、常に隣にいてくれた黒い背中が、今はもうない。公式なボス攻略会議でたまに姿を見かけても、クラディールが背後にぴったりと張り付いて監視しているため、一言の挨拶を交わすことすら許されなかった。

 

(キリト君……今、どうしているのかな……ご飯、ちゃんと食べてるかな……)

 

考えるのは、彼のことばかり。

胸の奥をキリキリと締め付けるような孤独感と、彼を危険に晒してしまったという罪悪感。食事は喉を通らず、夜になれば「キリトが目の前でクラディールに切り裂かれる」悪夢を見ては跳ね起きる日々だった。

心身ともに限界に達したアスナは、かつての凛とした『閃光』の面影もないほどに、酷くやつれ、脆く傷つきやすい状態に陥っていた。

 

その頃、副団長室の重厚な扉のすぐ外で、一人の男がじっと息を潜めていた。

クラディールである。

 

(くくく……いいぞ、実に見事な衰弱ぶりだ、アスナ様……!)

 

クラディールの胸の内は、下劣な暗い歓喜で満ち溢れていた。

あの決闘の日、キリトの剣を弾き飛ばした瞬間の全能感。

 

そして、自分を虫ケラのように見下していた高潔な副団長が、キリトとのことを思い「誓うわ」と涙ながらに屈服した瞬間のゾクゾクするような興奮。それが忘れられなかった。

 

今の彼女は、愛しい男から引き離され、心がズタズタに引き裂かれている。

それこそがクラディールの狙いだった。心が健康な状態のアスナであれば、どんなに優しくアプローチしようとも、その鉄壁の警戒心を崩すことはできない。だが、過度のストレスと孤独で自律神経までボロボロに擦り切れた「今の彼女」ならどうだ。

 

少しの優しさ、少しの哀れみを見せるだけで、干からびた砂が水を吸うように、簡単にこちらの罠へと飛び込んでくるはずだ。

 

(すべては計画通り。さあ、仕上げと行きましょうかねえ……)

 

クラディールは懐にある、最高級の茶葉と――その下に隠された、おぞましい効果を持つ『睡眠薬と媚薬の複合液』のボトルをそっと確かめると、自身の顔を瞬時に「誠実で、傷ついた忠義の騎士」へと作り変えた。

 

(コン、コン)

 

静まり返った部屋に、控えめなノックの音が響く。

 

「アスナ様。クラディールです。少々、よろしいでしょうか」

 

「っ……!」

 

聞き慣れたその声に、アスナの身体がびくりと硬直する。

嫌悪感と警戒心が頭をもたげたが、相手はギルドから正式に配属されている自身の護衛だ。副団長としての体面もあり、拒絶することはできなかった。

 

「……入りなさい」

 

アスナは努めて冷静な声を装い、椅子の背もたれに体を預けた。

ドアが静かに開き、入ってきたクラディールは、いつもの傲慢な態度とは打って変わって、酷く沈痛な面持ちで俯いていた。その手には、上品な木箱が抱えられている。

 

「何の用? 私は少し疲れているのだけど」

 

アスナの冷たい声音に、クラディールはびくりと肩を震わせ、その場で深く、深く頭を下げた。

 

「アスナ様……あの決闘以来、あなたが全く食事を口にされず、目に見えて衰弱していかれるのを、私はただ……心苦しく、見ておりました」

「それは、あなたには関係ないことよ」

「関係、あります……っ!」

 

クラディールは悲痛な声を上げ、すがるような瞳でアスナを見つめた。

 

「私はただ、あなたをお守りしたかった! その一心で、あの黒い剣士を遠ざけようと必死だったのです……。ですが、結果としてアスナ様をここまで傷つけ、苦しめてしまった。自分の愚かさに、夜も眠れぬほどの悔恨を抱いております。……本当に、本当に申し訳ありませんでした」

 

大の男が、今にも泣き出しおちんばかりに肩を震わせ、何度も深く頭を垂れる。

(どうだ? 可哀想だろう。お前を想うあまり暴走してしまった、哀れな忠義の犬に見えるだろう?)

クラディールは内心で、アスナの同情を誘う己の完璧な演技に自画自賛していた。

 

「クラディール……」

 

アスナの心に、微かな揺らぎが生じる。

(この人も、やり方は間違っていたけれど……私を護衛として心配するあまり、必死になりすぎていただけなのかもしれない……)

弱り切っていたアスナの警戒心は、彼の巧妙な謝罪によって、音を立てて崩れ始めていた。

 

「せめて、せめてもの罪滅ぼしをさせてください」

 

クラディールは抱えていた木箱をそっと机の上に置いた。蓋を開けると、中から甘く爽やかな、鼻腔をくすぐる素晴らしいハーブの香りが漂ってくる。

 

「これは、第47層の植物エリアでしか採れない、精神疲労を劇的に和らげる最高級の茶葉です。これを淹れて、アスナ様に少しでも元気を取り戻していただきたい。……そして、アスナ様が回復された暁には、私は責任を取って、護衛を辞任いたします」

「えっ……護衛を、辞めるの?」

 

思わぬ言葉に、アスナは目を見開いた。

 

「はい。私の存在自体が、アスナ様のストレスになっていることは理解しております。最後に……最後の一度だけで構いません。私の淹れるハーブティーで、あなたの心が少しでも晴れるなら、私は喜んであなたの前から去りましょう。私の私室に、特別な抽出器具がございます。どうか、最後の無礼をお許しいただき、私室へお越しいただけないでしょうか」

 

深く頭を下げたまま、動かないクラディール。

(そうだ、来い。来い、アスナ……! そこが貴女の、きらびやかで気高き『閃光』の終わりの場所だ……!)

クラディールの心臓は、間もなく手に入る最高級の獲物を前に、歓喜で狂ったように脈打っていた。

 

護衛を辞めてくれる。それは、アスナにとって願ってもない申し出だった。そして、そこまで自分を思って身を引こうとする彼に対し、無下に断る罪悪感すら芽生えていた。

 

(一度だけ……一度だけ彼の部屋に行って、お茶をいただくだけなら……。それで彼が納得して、護衛を辞めてくれるなら……)

 

あまりに出来すぎた話。しかし、衰弱しきったアスナの脳は、その裏にある底知れない罠を見抜く力を、すでに完全に失っていたのだ。

 

「分かったわ……。そこまで言うなら、お言葉に甘えさせてもらうわね」

 

「おお、ありがとうございます……! では、すぐに準備をいたします!」

 

顔を上げたクラディールの瞳の奥で、じわりと暗い、蛇のような悦びの光が蠢いたことに、アスナが気づくことはなかった。

 

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クラディールの案内で彼に割り当てられた私室へと足を踏み入れたとき、アスナは微かな違和感を抱いた。

およそ攻略組の戦士が暮らしているとは思えないほどに、薄暗く、生活感のない部屋。窓の遮光カーテンは固く閉ざされ、部屋の隅に置かれたランプだけが、心細い光で壁を照らしている。

 

「どうぞ、アスナ様。奥のベッドに腰掛けてお待ちください。すぐに極上のハーブティーを淹れますから」

 

「あ、ええ……ありがとう」

 

アスナはどこか落ち着かない気持ちのまま、部屋の唯一の腰掛けであるベッドの端に腰を下ろした。

カチャカチャと器具が触れ合う音が暗がりに響き、やがて甘く爽やかな香りが部屋いっぱいに広がっていく。その香りを胸いっぱいに吸い込んだ瞬間、アスナの緊張は少しだけ和らいだ。

 

(くくく……まさかこれほど簡単に私の部屋について来るとは。キリトという小僧から引き離しただけで、これほどまでに判断力が鈍るとはな。やはり女というのは、感情で動く愚かな生き物だ)

 

クラディールは背を向けながら、歪んだ笑みを必死に噛み殺していた。

彼の手元にある琥珀色の液体には、すでに周到な細工が施されている。

 

攻略組の最前線で戦うアスナのパラメーターを一時的に無力化するため、闇ルートで大金を出して調達した「特殊配合の睡眠導入液」と、肉体の深部を強制的に発情させる「初期濃度の媚薬」の混合液。

 

これが今から、アインクラッド最高峰の美少女である彼女の胎内へと流し込まれるのだ。その事実だけで、クラディールの背筋はゾクゾクとするような興奮に震えていた。

 

「さあ、冷めないうちに召し上がってください」

 

差し出された陶器のカップ。注がれた琥珀色の液体からは、心地よい湯気とともに、どこか濃厚で肉欲を刺激するような、不思議な甘い芳香が立ち上っている。

 

「……いただきます」

 

アスナは疑うことなく、温かいハーブティーを口に含んだ。

(コクリ、コクリ……)

喉を潤す微かな甘み。疲れた身体にじわりと染み渡るような感覚に、アスナはふっと息を漏らす。

 

「どうですか、アスナ様。美味しいでしょう?」

「ええ……とても香りが良くて、なんだか、身体が急に温かくなってくるみたい……」

 

半分ほど飲み干したところで、アスナの視界が不自然に揺らぎ始めた。

温かくなったと感じた身体は、瞬く間に「異常な熱さ」へと変わり、心臓が(ドクン、ドクン)と不気味なほど激しく脈打ち始める。

 

「あれ……? なんだか、急に、頭が……」

 

持っていたカップが指先から滑り落ち、シーツの上に転がった。中身の液体がじわじわと布に染みていくが、それを拾うことすらできない。

急速に、手足の感覚が泥のように重くなっていく。

 

「クラ、ディール……これ、は……? 私、なんだか……」

 

「くく、あはははは! さすが最高級の薬草ですねえ。アインクラッドの調合師から大金で買い叩いた『特殊配合の睡眠導入液』です。一滴でギルドの重戦士すら昏倒する代物ですよ」

 

「な……っ……!」

 

視界の端で、クラディールの誠実だった顔が、見るに耐えないほど下劣で歪んだ笑みへと変貌していく。

アスナは逃げようとベッドから立ち上がろうとしたが、足に力が入らず、そのまま(へなへな……)と枕の上へ崩れ落ちた。まぶたが鉄のように重くなり、意識が急速に深い闇へと引きずり込まれていく。

 

「いや、だ……キリト、くん……っ……」

 

最愛の少年の名をか細く呟いたのを最後に、アスナの意識は完全に途絶えた。

 

「ハハッ! 素晴らしい、実に素晴らしい獲物だ!」

 

クラディールはベッドに横たわり、人形のように動かなくなったアスナを見下ろして、恍惚の声を漏らした。

息を荒くしながら、彼はアスナの頭元へと這い寄る。そして、彼女のぐったりとした右手を乱暴に掴み上げた。

 

空中で、彼女の指先を無理やり動かしてスワイプさせる。

(シュッ)というシステム音とともに、薄緑色のホログラムウィンドウ――アスナのメインメニューが現れた。

クラディールは彼女の手のひらを重ねるようにして、淀みない手つきで設定画面の最奥へとスクロールし、最深部にある、アインクラッドにおける唯一の倫理的防壁を示す項目を表示させる。

 

【倫理制限設定:ON】

 

「さあ、アスナ様。あなたを優しくおもてなしするために、この邪魔な壁を退かしてもらいましょうかねえ……ッ!」

 

クラディールはアスナの力の抜けた人差し指を無理やり押し当て、そのボタンをタップさせた。

 

(ピピッ……)

 

静かな、しかし決定的なシステム承認音が入る。

ウィンドウの文字が【倫理制限設定:OFF】へと切り替わり、二人を隔てていた、ハラスメント防止コードの不可視の障壁が完全に消滅した。

 

「はは……あはははは! これでハラスメント警告すら鳴らない! 誰も、あの黒い剣士すらも、あなたを助けには来られない!」

 

狂喜を爆発させながら、クラディールは次の操作に移る。

SAOのシステム上、他人の装備を強制的に外すことはできない。だが、倫理制限が解除され、完全に意識を失ったアスナ自身の指を動かせば、それすらも容易いことだった。

 

クラディールはアスナの手首を掴み、メニューの装備画面を呼び出させる。

「装備解除(パージ)」のアイコンに向けて、ぐにゃりと力のないアスナの指先を押し当てていく。

 

(ピピッ、ピピッ、ピピッ……)

 

システム音が室内に響く。

アスナの身を包んでいたギルド「血盟騎士団」の気高き赤と白の防具、そして制服のテクスチャが、光の粒子となって次々と剥がれ落ちていく。

インナーさえもすべて解除され、最後の光のベールが完全に消え去った瞬間――。

 

そこには、ランプの淡い光を浴びて白く発光するような、完璧なまでに汚れなき、アスナの裸体が横たわっていた。

 

「あ……あぁ……っ……!」

 

その瞬間、クラディールの脳内で、抑え込んでいた興奮が限界突破して大爆発を起こした。

あまりの美しさに、喉から獣のような奇声が漏れ出る。

アインクラッド中が憧れ、決して触れることすら叶わないとされた『閃光』の副団長が、今、衣服の一片すら纏わずに、自分のベッドの上で無防備に肢体を晒しているのだ。

 

豊かなふくらみを帯びたD〜Eカップの張りのある双丘、キュッと引き締まった細いウエスト、そして、まだ誰も触れたことのない白く滑らかな太ももと秘丘。

(はは、とてもエロい身体をしていますね副団長♪、ゲームの外と同じ体型と考えるとなおさら……っ!)

 

だが、クラディールは理性の限界を掠め取る興奮の中でも、極めて冷酷で狡猾だった。

彼はベッド脇の棚から、手のひらに収まる淡い青色の結晶――【録画結晶(レコーディング・クリスタル)】を取り出した。

 

「くく……これの出番ですねえ。この気高き副団長様が、私の下で淫らに乱れる姿を、指先の一本まで逃さず記録して差し上げましょう……!」

 

クラディールが結晶をタップし、コマンドを起動する。

結晶は(フワリ……)と空中に浮かび上がり、淡い光を放ちながら、ベッド全体とアスナの美しい肢体を最も鮮明に捉える角度へと移動し、静かにホバリングを開始した。レンズに相当する結晶のカット面が、呼吸に合わせて上下するアスナの胸元をじっと見つめるように固定される。

 

これで、彼女はもう二度と自分に逆らえなくなる。キリトに泣きつくことも、ギルドに泣き寝入りすることもできなくなる。物理的にも、社会的にも、彼女を自分の鎖で繋ぎ止めるための完璧な記録。

 

「信じられん……これがアスナ様の身体……! これが、私のものに……っ!!」

 

クラディールは全身の血が沸騰するような狂おしい高揚感に包まれ、ヨダレを垂らしながらベッドへと這い上がった。

「はぁ、はぁ……っ!」と荒い鼻息を吐き散らしながら、その芸術品のような白い胸を(グニィッ、グニョッ)と両手で乱暴に揉みほぐし、柔らかい太ももを貪るように撫で回す。

意識を失いながらも、ハラスメントコードが消えた肉体への直接的な愛撫に、アスナの身体は(ビクッ……)と微かに震えた。

(イヒヒ、副団長のおっぱいは柔らかくて大きくてとても良いものですな♪それにしても、まだ子供なのに、ここは大人以上に発達しておりますな〜。さぞ、副団長も早くしてあげてほしいと思っていらっしゃるのでしょう♪…その綺麗な胸をしゃぶる尽くして、僕のよだれまみれにしてあげますよ)

 

クラディールはアスナのその美しく整った胸に近づき、舐めまわし、ついにしゃぶりつく。彼の舌が彼女の敏感な部分を刺激し、その反応を見ながらさらに興奮していく。最初は優しく、しかし次第に強く、大胆になっていくその行為。アスナの胸は彼の唾液で濡れ、いやらしい光を放っていた。

 

「ん……っ……く、……。……」

 

(おぉっと、僕が舐めすぎて、副団長様は少し感じてしまわれましたかな?ふふ、寝ているのに感じているなんて、副団長はいやらし方ですな)

 

クラディールは自身の衣服を外し、下半身に猛り立った極太のペニスを露出させる。

宙で静かに発光し、そのすべてを克明に記録し続ける録画結晶の前で、クラディールは狂気にぎらつく目でアスナの無防備な割れ目を見つめた。

そして、濡れることもないその狭い裂け目へと、獰猛な熱い塊を躊躇なく、一気に(ズブゥゥゥッ……!)と突き立てた。

 

「は、あ……っ…!」

 

あまりの異物感。そして、ハーブティーに仕込まれていた「初期濃度の媚薬」の効果により、眠っていたアスナの脳の奥底が強制的に疼き始める。

意識はまだ闇の中にあるというのに、初めての性刺激と媚薬によって強制的に熟した膣内は、生き物のように(キュウゥゥゥ、ジュブチュッ)と淫らな音を立てて蠢き、クラディールの極太を逃がすまいと熱く締め付け始めた。

 

「くくっ、眠っていてもこんなに締め付けるとは、やはり副団長は最高の女ですねぇ……!」

 

クラディールは征服感に酔いしれ、アスナの細い腰をガシッと掴むと、容赦なく(ドスッ! グズッ! ドチュ、ドチュ……!)と激しいピストンを開始した。

揺さぶられるたびに、アスナの美しい双丘が激しく揺れ、眠りながらもその可愛い唇からは(ん、ふ、あぁ……っ)と、熱い吐息と喘ぎ声が漏れ出す。

 

「さぁ、出しますよアスナ様、私の愛の結晶を……」

 

そして絶頂に達したクラディールは、アスナの未開発な子宮口にペニスの先端を(ミシミシッ)と強く押し当て、その最奥に向けて(ドクッ、ドクドクゥッ!)と、白濁した熱い精液を大量に解き放った。

 

「んっ……あっ……」

 

子宮内を直接満たす精液のあまりの熱量と、媚薬がもたらす急激な神経活性化作用がシナプスを駆け抜け、宙に浮く青い結晶がそのすべてを逃さず記録し終えた頃。

その強烈な熱の衝撃によって、アスナの意識は暗闇の底から急速に、そして残酷に引きずり戻されていくのだった。

 

ーーー

ーーー

 

「――う、あ……っ……!」

(熱い。お腹の奥が、焼けるように熱い。)

 

脳の芯を直接かき回されるような狂おしい熱量に、アスナの意識は暗闇の底から急速に引きずり戻された。

鉛のように重いまぶたを、血を吐くような思いで必死に押し上げる。かすむ視界の中に映し出されたのは、ランプの淡い光に照らされた、見覚えのない薄暗い天井だった。

 

(私……なんで、ここに……?)

 

混濁する記憶を必死に手繰り寄せようとした、その瞬間。

 

ドスッ……! ドチュウゥッ!

 

「あっ、あぁぁぁーーっ!?」

 

下半身を容赦なく貫く、あまりにも暴力的で、あまりにも強烈な衝撃。

内臓を直接押し潰されるような、そして脳髄まで一瞬で沸騰させるような未知の快感が背骨を駆け抜け、アスナの口から聞いたこともないような甲高い悲鳴が迸った。

 

跳ね上がる心臓。完全に開かれた視界の先、自身の裸体にのしかかり、狂気に満ちた歪んだ笑みを浮かべている男の顔が、嫌でも視界に飛び込んでくる。

 

「クラ……ディール……っ!? なに、これ……なにしてるのっ!」

 

信じられない光景に、アスナの頭は真っ白になった。

自分の身体には一切の衣服がなく、完全に無防備な姿でベッドに押し付けられている。さらに、下半身はクラディールの凶悪に猛り立った極太のペニスによって根元まで貫かれ、押し付けられるたびに(ぐちゅっ、じゅぶっ)と淫らな音が室内に響き渡っている。

 

「いや、嫌ぁぁぁぁっ! 離れて、離れなさいッ! システム警告はどうしたの……っ!」

 

アスナは涙を流しながら、必死に彼を突き飛ばそうと両手を伸ばした。

だが、おかしい。

渾身の力を込めたはずの指先は、まるで力が入らずに(ピクピク……)と虚しく震えるだけだった。全身の筋肉が融解してしまったかのように、身体が熱く、ダルく、ぐにゃぐにゃに弛緩してしまっている。

 

「ハハハ! 警告なんて鳴りませんよ、アスナ様。あなたが、ご自分の指で『倫理制限設定』をオフにされたのですからねえ!」

 

「うそ……私が、そんなこと……っ」

 

「嘘ではありませんよ。現にほら、あなたのハラスメントコードは跡形もなく消え去っている。これで私は、あなたのその素晴らしいお身体を、誰に咎められることもなく隅々まで愛して差し上げられる……!……それにもう一度あなたの中に私の子種を注いだあとです…感じるでしょ?お腹の中で熱いものを、あなたの大事な赤ちゃんを作るところにたっぷりとそそいであげたんです」

 

「そんな、うそ……嫌、嫌ぁぁっ!」

 

手遅れだ。すべてが手遅れなのだという現実を突きつけられ、アスナの心は底知れない絶望の沼に叩き落とされた。

これほど凄惨な裏切りがあるだろうか。信じたハーブティーに仕込まれていた薬によって意識を奪われ、システム上の牙城すら奪われていた。

 

(キリト君……っ、キリト君、助けて……助けてぇっ!)

 

心の中で、愛する少年の名を叫ぶ。

だが、黒い剣士がこの強固に閉じられた密室に現れることはない。

キリトを危険に晒さないために、クラディールを刺激しないようにと、自分からこの男の部屋に歩いて入ってきてしまったのだ。

その結果が、この地獄だった。

 

「さあアスナ様、もっと深く、私のモノを馴染ませて差し上げましょう!」

 

クラディールはアスナの細い腰を力任せに掴み、ペニスを限界まで引き抜くと、さらに激しく腰を叩きつけた。

 

ドスッ! グズッ! ジュブチュ、チュブゥッ!

 

「んんぅぅーーッ! いや、いやぁぁっ、そこ、ダメぇっ!」

 

強烈無比なピストンが再開される。

アスナは必死に拒絶し、涙をボロボロとこぼしながら頭を左右に振った。

だが、身体の奥底に侵入した「初期濃度の媚薬」は、アスナの脳の命令を完璧に無視して、その肉体を暴力的な快楽で染め上げていく。

 

拒絶の言葉を紡ごうとするたびに、熱く熟しきった膣内が(キュウゥゥゥ、ジュブチュッ)と激しく波打ち、クラディールのペニスを貪るように締め付けてしまう。背骨を突き抜けるような極上の快感がシナプスを焦がし、アスナの可愛い唇から溢れ出るのは、拒絶の言葉ではなく、甘く淫らな喘ぎ声ばかりだった。

 

「ひゃ、うあぁぁっ……!? んんっ、は、あぁ……っ! ち、がう、私は、こんな……っ!」

(な、なんでこんなに感じているのっ!?私は、キリト君以外の人なんて、絶対に嫌なのに……っ!)

 

頭では拒絶し続けているのに、薬で強制的に発情した子宮と膣が、勝手に目の前の男を受け入れてしまう。

その絶望的なまでの身体の裏切りに、アスナの精神は粉々に砕け散りそうだった。

頭の隅で「これは媚薬のせい、私の意思じゃない」と言い聞かせようとしても、快感はそれを遥かに上回って押し寄せてくる。

 

「はぁ、はぁ……っ! アスナ様、一緒に行きましょうねえ!」

 

ドスッ! ドスッ!ドビュー、どびゅ、どぶぅっ

 

クラディールはさらに速度を上げ、アスナの未開発な子宮口の真上を容赦なく蹂躙しアスナの中に大量に射精する。

 

「あはぁ、んぅぅっ! 駄目、もう、頭おかしく、なっちゃうぅぅっ! あっあぁぁぁーーっ!!」

 

その瞬間、アスナの身体は弓なりに反り返り、(ビクビクッ! ブシャァァァッ!)と盛大に潮を吹きながら、生まれて初めての凄まじい絶頂に全身を激しく震わせた。

 

頭の芯が、真っ白な光で満たされる。

媚薬の強制覚醒作用によって増幅された快感は、アスナの理性を一瞬で消し飛ばし、彼女の細い身体を大きくのけ反らせた。

 

「あぁ……あっ、あっ……っ」

 

ぴくっぴくっ

 

アスナはだらしなく口を開け、そこからあふれ出る涎をあごに伝わせながら、ただ押し寄せる絶頂の波にされるがままになっていた。焦点の合わない、とろんと蕩けた瞳からは絶え間なく涙がこぼれ落ちる。その表情は、嫌悪と絶望に引き裂かれながらも、肉体がもたらす抗えない快感に完全に従属し、その悦びに心まで呑まれてしまっている何よりの証拠だった。

 

アスナは全身をガクガクと震わせ、人生で初めての、そして強制的で屈辱的な「絶頂」の向こう側へと、なす術もなく叩き落とされたのだった。

 

ーーー

ーーー

 

「はぁ、はぁ、はぁ……っ……」

 

激しいピストンが止まり、クラディールの重い身体が退けられても、アスナは指先一つ動かすことができなかった。

シーツの上に放り出された四肢は未だに細かく痙攣し、熱い吐息とともに、だらしなく開いた唇からは透明な唾液が糸を引いて零れている。

 

(私は、なんてことを……キリト君、ごめんなさい……っ!)

 

激しい自己嫌悪と絶望の中、アスナは消え入りそうな声で、しかし憎悪を込めてクラディールを睨みつけた。

 

「……ギルドに……報告して、あなたを、絶対に処罰してもらうから……!」

 

「ハハ! 処罰、ですか。いいですよ、報告できるものならどうぞ?」

 

クラディールは衣服を乱雑に身に付けながら、ベッド脇の棚から淡い青色の【録画結晶】を手に取った。彼が結晶の表面を不敵にタップすると、暗い室内に一本のホログラム映像が投影される。

 

「あっ……!?」

 

アスナは息を呑んだ。

そこに映し出されていたのは、衣服を完全に剥ぎ取られ、クラディールのペニスを根元まで咥え込んだ自らの裸体だった。だらしなく口を開けて涎を垂らし、何度も腰を揺すられながら(あ、はぁぁんっ!)と淫らな声を上げて絶頂している自分の立体映像が、生々しい画質でループ再生されている。

 

(くくく、どうだ、この顔は。自分が淑女だとでも思っていたか? これがお前の本性だ。この淫らな肢体を、お前の大好きなキリトが目にしたら一体どんな顔をするだろうなぁ!)

 

クラディールは内心で、アスナのプライドが音を立てて崩れていく瞬間にこれ以上ない全能感を覚えていた。

 

「もしあなたが告発すれば、この映像をアインクラッド中のプレイヤー、そして何より――あのキリト殿のシステムウィンドウへ一斉配信して差し上げますよ」

 

「いや……! それだけは、それだけは駄目っ!」

 

心臓が恐怖で凍りついた。キリトにこの醜い姿を見られるくらいなら、死んだ方がマシだった。

プライドも反抗心も、その瞬間に完全に粉砕された。アスナは涙を流しながら、クラディールの靴元へと親いつくばるしかなかった。

 

「分かりましたか。では、条件です。――週に何度もこの部屋に通い、私が淹れる特別なハーブティー(媚薬)を飲み、私の女として過ごしてください。」

 

「っ!? そんな……ひどすぎる……!」

 

「ひどい? この映像のほうがよっぽど酷いですよ。さあ、選びなさい。私に全てを捧げるか、アインクラッドの晒し者になるか」

 

「……わかりました……あなたに呼びだされた時だけあなたに従います……」

アスナは最後の抵抗として、そう答えることしかできなかった。

 

これが、気高き『閃光』の副団長が、底なしの泥沼へと堕ちていく始まりだった。

 

ーーーーーーーーー

ーーーーーーー

 

「……っ…」

 

数日後。アスナは約束通り、首元まで隠れる衣服を纏ってクラディールの私室のドアを叩いた。

まだ彼女の心は、必死に抵抗を試みている。キリトとの繋がりだけは失いたくないという必死の理性が残っていた。

しかし、差し出された初期濃度の1.5倍に引き上げられた琥珀色のハーブティーを前に、アスナの身体は本能的な恐怖で震えた。

 

「さあ、早く飲み干すのです。アスナ様」

 

涙を流しながら、アスナは一気に液体を喉へと流し込んだ。

(ゴク、ゴクン……)

薬が身体に染み渡るや否や、恐ろしい速度で下腹部がカッと熱くなる。

脳が強制的に熱に浮かされ、膝が(ガクガク……)と笑ってベッドの前に崩れ落ちた。

 

「ふむ、よくできました。では、まずは挨拶代わりに……私のコレを、可愛がっていただきましょうか」

 

クラディールがパネルを表示し下装備を解除してズボンが消え、凶悪に脈打つ極太のペニスをアスナの目の前に突きつける。

 

「いや、こんなこと、できない……っ」

 

「できない? では、結晶の配信ボタンを押しても?」

 

「うぅ……っ、あっ……」

 

(どうして……どうしてこんなことに。私のこんな汚い姿を……!)

引き裂かれるような葛藤の中、アスナは震える唇をペニスの先端へと近づけた。

 

「はぅ…じゅるぅ……ちゅぷ……んぅ……っ」

 

初めて体験するフェラチオ。喉の奥を容赦なく突かれるたび、鼻に抜ける獣のような匂いと、媚薬がもたらす熱気によって、アスナの喉の奥からは(ジュブッ、ジュルルゥッ!)と、大量の唾液が溢れ出す。

キリト以外の男のモノを自ら咥え込み、愛撫しているという背徳感が、薬の力で強制的に甘美な悦びへと変換されていく。

 

「ほら、もっと舌を私のペニスに絡めてしゃぶってください」

 

アスナは言われるがまま、彼の巨大なペニスに舌を絡めはじめる、まずは亀頭、そして雁首、竿のほうへと舌を這わせていく。

 

レロレロ、レロン、んじゅるる。

 

彼女は丁寧に、そして丹念に舐めしゃぶる、唾液をたっぷりとつけて、ねっとりと絡みつけるように。

 

「んじゅる、じゅぶっ、んじゅるるる、じゅぽ、じゅぽ」

(……舌で、クラディールのアレの大きさや形を感じている……それにアレからなんか出ているのが舌に触れて気持ち悪い)

「はぁはぁ、アスナ様、どうです。キリト君のペニスは美味しかったですか?」

「……キリト君は、こんな事しない……んじゅるるる、じゅぽじゅぽ、れろ」

(……最低のクラディールのあそこをしゃぶっている。それもこんな大きなものを……私、本当にどうしちゃったんだろう……こんなの違うのに……)

 

アスナは心の中でつぶやく。だが、その瞳には涙が浮かんでいるものの、表情はどこか夢見心地で恍惚としている。

「その様子だと、キリト君とはまだ何もなかったようですな。まぁいいです、これから私がアスナ様を女としてどうやったら男を気持ちよくできるか教えて差し上げましょう……まずはフェラはもっと激しく奥まで咥えましょうか」

「んっ、んふっ……! あふぅ……っ」

アスナの喉はクラディールの大きなペニスを激しく出し入れされていく。苦しさもあったが、それ以上に彼の男の象徴を口に入れ、それをしっかりと舐めあげていることがアスナをどんどん気持ちよくさせていく。

「んふっ、んんっ、じゅるるるっ、じゅぽ、じゅぽ、れろぉ~~」

アスナは我を忘れて、クラディールのペニスを根元まで咥え込み、丹念に舐めしゃぶっていく。

アスナのフェラチオが激しくなっていくとともに、彼女の太ももも自然に開いていき、まるで見せつけるかのように秘丘に隠された大事な部分を突き出してしまっている。

「ほら、もっと激しくペニスをしゃぶってください、このままの勢いならアスナ様のお口に私のミルクを出せそうですね、そのまま喉を鳴らして飲み干して下さいね」

 

クラディールはそういって腰を前後に振ると、アスナの口の中にたっぷりとザーメンを注ぎ込む。

ドクンッ、ビュルルルッ! ズチュ、ドクドクドクッ!

「んんーーっ! んっ、んくっ……んんぅ……っ!!」

(熱い……クラディールの出したのが口の中で広がってる……)

「んく、ごきゅっ、じゅる、ごきゅ……んんーーっ!」

アスナは懸命に、クラディールのペニスから出されたものを飲み込んでいく。ごくりと喉を鳴らし、舌を使って全てを嚥下していく。

 

「いいですよアスナ様、さぁすべて飲んだか口を開けてごらんなさい」

 

「…んっ、あっ…はぁっ、ふぅっ……はぁ…」

 

アスナはゆっくりと口を開ける、口の中は少し残ったクラディールの精液と唾液が混ざり合い淫靡な光を反射し、アスナの吐息も含めその光景はクラディールには彼女の尊厳をすべて踏みにじり、弄んだ満足感を感じさせるものだった。

 

「いいですよ、アスナ様。ではそろそろ、次にお進みましょうか……」

 

クラディールはアスナをベッドに連れていく。クラデイエールはベットに仰向けになり、勃起したペニスをアスナに見せつける。さきほどアスナがたっぷりと舐めてしゃぶったおかげで彼のペニスは濡れていて淫靡な輝きを放っている。

 

「さぁ、アスナ様。服を脱いで、自ら私の上に跨り、その淫らな穴で私のモノを咥え込んでください。ほら、早く」

 

「私が……自分から……っ?」

 

(そんなこと、できるわけがない……!)

頭では拒絶するアスナ。しかし、1.5倍に増強された媚薬は、すでに彼女の秘丘を熱く、ドロドロに濡らしきっていた。

アスナはパネルを操作して、自らの装備を解除する。次々と彼女の身体から消えていく衣服のテクスチャー、その下から現れるのは、媚薬によってわずかに桃色に火照り始めた白い肌だった。

アスナはクラディールの股間に腰を降ろす、濡れそぼる彼女の秘丘はクラディールの勃起したペニスを根元までしっかりと咥えこんでしまう。

 

ズブゥゥゥッ……!

 

「あはぁぁっ……! 入って、くる、太いのが、奥まで……っ!」

 

アスナはクラディールの胸に両手を突いて身体を支え、必死に涙を流しながらも、自ら腰を上下に動かし始めた。

 

ジュチュ、グチュッ、ジュブチュッ!

 

乗馬の要領で、自らの体重をかけてクラディールの極太を最奥まで押し込んでいく。

この時のアスナの姿は、あまりにも淫靡だった。

 

美しく手入れされていた栗色の髪は、大粒の汗と涙でぐっしょりと濡れて頬や首筋に張り付き、白く繊細な肌は、媚薬による血流の激増で全身がチェリーピンク色に紅潮している。

涙に濡れた長い睫毛の奥で、ヘーゼル色の瞳は熱い快感に蕩け、クラディールの胸元をぼんやりと見つめながら、だらしなく開いた口元から熱い呼気を吐き出していた。

 

上下するたびに彼女の豊かな双丘が激しく揺れ、その先端のピンク色の突起がクラディールの視界でツンと尖っていく。

 

(素晴らしい……あのプライドの高い副団長が、泣きながら自ら私の男根を咥え込んで腰を振っている。この感触、この支配感、たまらん!)

 

クラディールはサディスティックな歓喜に歪んだ顔で、アスナの腰を両手でガシッと掴み、下から突き上げるように腰を打ち付けた。

 

「ひゃぅっ! あ、あぁっ! 動か、さないで、勝手に、いっちゃうぅぅ!」

 

アスナは自ら動かしているという羞恥心と、容赦ない下からの突き上げによる二重の快感に、最初の来訪にして早くも身体を激しく震わせて果ててしまった。

その絶頂の瞬間、クラディールもまた、アスナの熱く締め付ける膣内に向けて、腰を強く押し付けた。

 

どびゅっ!?ドビュー …… ドクドクドクッ!

 

「ひゃぁっ! 熱い、お腹の、奥に、いっぱい、かかっ、てるぅぅ!」

 

アスナの未開発な子宮口に、クラディールの熱い精液が容赦なく叩きつけられ、満たしていく。

アスナは腰を浮かせ、胎内を白濁液で蹂躙される圧倒的な異物感と快感に、ただ身を震わせて涙をこぼすしかなかった。

 

「気持ちよかったですよアスナ様、今後もまた呼びますので必ず来て下さいね」

「はぁっ……んっ、あぅ……」

(『今後もまた呼びますので必ず来て下さいね』、最低のクラディールに言われているのに私の中が喜んでいる……本当に私はどうしてしまったのだろう)

 

アスナは心の中でつぶやく、しかし瞳はどこか快感に蕩けたままで、クラディールの精液で満たされた子宮の感覚に身を震わせていた。

 

ーーーーーー

 

次の来訪の際、部屋に入る前からアスナの身体には異常が起きていた。

部屋の扉を見つめるだけで、太も目の間が(そわそわ……)と疼き、下着がじっとりと愛液で濡れていく。

 

(私は、クラディール様の部屋を、あの薬を求めているの……? 違う、違う、私はキリト君の……!)

自身の肉体の裏切りに怯えるアスナの葛藤を、クラディールは見逃さなかった。

 

「おや、どうしましたアスナ様。随分と火照っておられるようですねえ」

 

「さぁ…これを飲んでください。」

 

 

クラディールは下劣に笑いながら、今度は2倍の濃度に引き上げた薬をアスナに無理やり飲ませた。

コクンと喉が鳴った瞬間、アスナの思考力は完全に消し飛んだ。

 

「んぐぅ…なんか前よりも身体があつくなって……」

 

「そうですか、それはアスナ様が私との関係に慣れてきたからじゃないですか?」

 

「さぁアスナ様、今回はキスから始めましょう」

 

クラディールはアスナに近づき、彼女の顎を掴んで強引に唇を重ねる。

 

「んんっ、あっ、やめてください……んちゅっ」

 

アスナは抵抗しようとするが、媚薬の効果で力が入らない。

彼女は無理やり舌を絡められ、クラディールの唾液を強請るように(じゅぶぅ、ちゅるぅッ)と喉を鳴らしてディープキスに応じた。

(いや、初めてのキスはキリト君と……!)

 

彼女の意思とは裏腹に、媚薬の効果でキスをされることに快感を覚えてしまっているアスナの身体。自らクラディールの首に細い腕を絡ませていく。クラディールは、そんなアスナの反応に満足そうな表情を浮かべ、更に深く口づけを続ける。

 

「んっ、んふっ……! あふぅ……っ」

 

アスナは必死にクラディールに応えるように口を開くと、自ら舌を絡め、彼の唾液を嚥下していく。クラディールの舌がアスナの口腔内を蹂躙し、歯茎や歯列まで丹念に舐めあげていく。

 

「んくっ……んんぅ……っ!」

 

(気持ち悪い……気持ち悪いのに、身体が熱くなってきている……)

クラディールの激しいキスにアスナの身体は反応してしまう。媚薬の効果とキリトへの想いがない交ぜになり、彼女の精神は混乱する。

 

「アスナ様、キスは気持ちいいですか?」

 

クラディールは一旦顔を離し、アスナの顔を見る。

 

「キリト君とこんなキスをしたかったのではないですか?」

「うぅ……」

 

アスナは涙を流しながら答える、しかし瞳には快感の色が混じり、身体はさらに熱く燃え上がっているようだ。

 

「キリト君とのファーストキスを奪って本当にすみませんね、その代わりにこれから私とたっぷりとキスをしてあげますので……」

 

クラディールは再びアスナの顎を掴み、激しく口づけをする。アスナは最早抵抗を諦め、自らクラディールの舌に応えていく。

 

「んっ、んんっ、じゅるっ、じゅるるっ、んんーーっ!」

 

(キリト君ごめんなさい……私…私……!)

 

アスナは心の中でつぶやく。しかし彼女の身体はクラディールとの濃厚なキスにすっかり感じてしまっているようだ。

 

「んくっ、んんっ、じゅるっ、じゅぽっ……!」

 

アスナは自らの舌を積極的に動かし、クラディールの舌と絡め合わせる。彼女の口元からは二人の唾液が混じり合い滴り落ちていた。

 

(キリト君以外の人とこんなキスをするなんて……)

そう思いながらも、アスナの心臓の鼓動は早くなり、身体の奥から湧き上がる熱いものが止められない。

アスナの秘丘は既にショーツを濡らし、甘い香りを醸し出しクラディールの勃起したペニスは更に大きくなってしまう。

 

「さて、アスナ様……服を脱いでベットの上で四つん這いになってもらえるかな」

クラディールはそういってアスナを促す。

 

「いやっ、なんで……」

 

(自分から服を脱いで四つん這いになるなんて、まるで犬みたいに……)

アスナは羞恥心と屈辱感で身体を震わせる。だが、それでも彼女の身体は媚薬の効果で熱を帯びており、クラディールの命令に抗うことはできない。

 

「脱がないとまた結晶配信をしますよ?」

 

「やめてっ! 脱ぐから……脱ぎますから……!」

 

アスナは泣きながらパネルを操作する、そして彼女の身体から次々と装備が解除されていく。

 

パサリ、パサリ、テクスチャーが消えていくごとに彼女の白い肌が露わになっていく。

装備解除が終わったあと、全裸になったアスナはベッドに上がると、ためらいながらも四つん這いの姿勢を取る。

クラディールはその光景を満足げに見つめながら言った。

 

「さて、アスナ様……今度は四つん這いのまま、犬のように腰を振ってみてください」

 

「そんなこと……できませんっ!」

アスナは泣きながら叫ぶ。

 

「ダメですか? では、結晶の配信ボタンを押しましょうか?」

 

「うぅ……っ、分かりました……!」

 

アスナは泣きながら腰を動かし始める。彼女は犬のように四つん這いになり、尻を高々と上げ、そして激しく振り始める。

媚薬で熱くなった身体はもう抵抗ができず、ただ快楽を求めるだけになってしまう。

 

「んっ、あっ、あぁ……っ!」

「いいですね、アスナ様。その調子で続けてください……それから私を求めてください」

「んんっ、あっ、あんっ! んんっ……!」

アスナの腰が動くたびに、彼女の秘丘が開き、そこから蜜が滴り落ちる。

媚薬の効果で完全に発情状態にあるアスナの身体はもう彼女の意志に反して、クラディールを求めてしまっているようだ。

アスナは自ら腰を振り続け、更なる快楽を得ようと必死に尻を振る。彼女の動きは次第に激しくなり、まるで本当に犬になったかのようにクラディールのペニスを求めてしまう。

 

「んっ、あんっ! …クラディールのアレを……入れて……くださぃ……!」

 

「ふふ、アスナ様、アレではわからないですよ。なんて言えば良いか教えましょうか?」

 

「……いえ……その……」

(この人が求めているのはわかっている……でも、言いたくない……言ったら本当に犬になっちゃう)

アスナはそう思うが、身体は媚薬と快楽の熱で灼熱状態にあり、最早正常な思考が働かない。そんな彼女にクラディールは優しく言葉を続ける。

 

「さぁアスナ様、言ってみてください……私はクラディール様の犬です。主人であるクラディール様の大きなオチンポをください、と」

 

「…………っ……わ、私は……クラディール様の犬です……ご、ご主人様の大きなオチンポを下さい……」

アスナはそう言いながら四つん這いのままクラディールの方を向いて尻を突き出し、媚びるように尻を振る。

 

「さすがアスナ様ですね、本当に素敵な犬です」

 

クラディールはアスナの尻を褒めるように撫で、その細い腰を掴むと自らのペニスを一気に挿入する。

ズブゥッ! とクラディールのペニスが根元まで挿入された瞬間、アスナは快楽に身体を震わせ、嬌声を上げる。

 

「はぁんっ! ……凄い、大きいのが入ってきて……!」

 

「気持ちいいですか、アスナ様? これからもっと気持ちよくして差し上げますよ」

 

「あぁんっ……!」

 

クラディールは腰を激しく振り始め、アスナの子宮口をガンガンと突き上げる。媚薬で敏感になった彼女の膣内は彼のペニスに絡みつき、ヒダヒダが擦れるたびに絶頂寸前の快感が駆け巡る。アスナは四つん這いのまま身を捩らせ、快楽に打ち震える。

 

「はあぁっ……! あんっ……! きもちいい……! すごい……あぁんっ!」

 

アスナは快楽に溺れながらも、自身が犬のように腰を振り、媚薬で敏感になった子宮を突かれて悦んでいることに恐怖を覚える。

彼女の秘丘は愛液が溢れ出し、シーツに染みを作ってしまっている。

 

「あんっ! ……あぁっ……! だめ……私、おかしくなる……!」

アスナは身体を痙攣させ、腰をガクガクと震わせる。秘丘からは愛液が噴き出し、シーツに染みを作る。アスナの膣内は激しく収縮し、クラディールのペニスを締め上げる。

 

「はあぁっ……! あんっ! すごいいぃ……! もっと……もっとしてぇ!」

(私、本当に犬みたいに喘いで……でも、この人のおチンポが気持ちよすぎる……)

アスナの心はまだ僅かに抵抗しているものの、快楽と媚薬の熱に完全に支配されてしまっている。彼女の秘丘からは愛液が流れ出し、ベッドシーツに染みを作っていた。

「あんっ! もっと激しく……お願いします……クラディール様ぁ!」

アスナはクラディールに媚びるような声で懇願する。彼女の表情は蕩けきり、快楽に溺れている。

 

「ふふ、アスナ様、本当に良い犬になりましたね」

 

クラディールはアスナの腰を掴むと、ペニスを子宮口まで深く突き上げる。アスナはその快感に身体を震わせ、悲鳴のような喘ぎ声を上げる。

 

「はあぁぁっ! すごいぃ……!」

 

クラディールはアスナの腰を掴み、激しくピストン運動を繰り返す。彼のペニスがアスナの子宮口を突くたびに、アスナは快楽に身体を震わせる。

 

「あんっ……! すごいいぃ! もっとぉ……! はあぁっ……! あんっ! ……好き……好き……もっと突いてぇ!」

アスナの秘丘からは大量の愛液が流れ出し、クラディールのペニスを濡らす。

 

「ふふ、アスナ様、本当に良い犬になりましたね」

クラディールはアスナの腰を掴むと、ペニスを子宮口まで深く突き上げる。アスナはその快感に身体を震わせ、悲鳴のような喘ぎ声を上げる。

 

パンっ、パンっ、パンっ、パンっ、パンっ!

 

「はあぁぁっ! すごいぃ……! あんっ……!」

背後から腰を打ち付けられるたびに、アスナの意識は快感の渦に呑み込まれていった。

引き締まったウエストから、大きく突き出された丸みのある白いお尻が、激しい衝撃で赤く手形を帯びていく。

 

「いきますよ、アスナ様のその卑しい穴の奥に、たっぷり注いであげますっ!」

 

「あぁ、欲しい、奥に、奥にちょーだいぃぃ!」

 

ドチュドチュッ、ドクドクドクゥッ!

背後から激しく突き刺されたまま、クラディールは本日二度目の精液をアスナの最奥へと一気に吐き出した。

 

「あぁぁん!…はぁはぁ…あっ…んっ…」

 

と背中を反らせ、アスナの膣内は、吐き出される精液の熱さにビクビクと激しく波打ち、彼を締め付けながら二度目の絶頂を迎えたのだった。

 

「最高にいやらしくてよかったですよ、アスナ様…次回もたのしみですね」

 

クラディールは余裕の態度を崩すことなくそうアスナに伝える。

アスナは、放心したまま力なく横たわっているが、その秘丘からは愛液と精液が入り混じった液体が滴り落ちている。

 

(うぅ……ごめんなさい……キリト君……でも、もうクラディールのが気持ちよくて…さっきまでことを思い出すと……あっ……次って……いつなんだろう……)

 

アスナは心の中でつぶやく。しかし、その心とは裏腹に身体は熱く燃え上がっている。彼女は秘丘をヒクつかせ、秘丘からは愛液が溢れ出してしまう。

 

ーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー

 

翌週のとある日、今日はアスナの部屋でやることになっており、クラディールがドアが開いた瞬間、アスナにはもはやかつての面影はなかった。

 

クラディールの指示すら待たず、虚ろな目ではぁはぁと吐息を漏らしながら、彼女はアスナは空中をスワイプして自らのメインメニューパネルを呼び出し、(シュッ……ピピピピッ)というシステム音とともに装備画面を開き、躊躇なく「一括装備解除(パージ)」のアイコンをタップした。

 

 

光の粒子がアスナの肢体を包み込み、制服からインナーに至るまでが次々と消滅していく。現れたのは、ランプの薄暗い光の中に浮かび上がる、完全に一糸まとわぬ『閃光』の副団長の裸体だった。汗ばんだ白い肌、赤く熟した乳頭、そしてすでに愛液で濡れて光る秘丘。

 

「クラディール、さま……早く、お薬……私に、お薬をくださいぃ……っ!」

(早くあの熱いお茶を……私の身体を壊してくれる、あの極上の熱さをちょうだい……!)

 

「ふふ、アスナ様……いえ、もうアスナと呼びましょうか? いいですよ。さぁ、お待ちかねの薬を飲んで下さい」

 

クラディールはそういってアスナに三倍に濃度を高めたハーブティーを手渡す。

 

アスナはそれを嬉々として受け取ると、(ごく、ごくんっ、はあぁ……っ!)と喉を鳴らし、一気に飲み干した。

 

アスナの頭の中は、一瞬でどろどろのピンク色の快楽一色に染まり上がった。

その顔は完全に快感の奴隷であり、焦点の合わない目は虚空を見つめ、だらしなく開いた口からは常に唾液が溢れ、顎を伝って胸元へと滴り落ちている。

(しゅごいぃ……クラディール様のおくすりで、私の体がぜんぶとろとろになるぅ……! はやく、はやくちょうだい……クラディール様の大きいオチンポで、私のなかをめちゃくちゃにして欲しいのぉ……!)

 

クラディールはベッドの上で両足を高く持ち上げられ、肩に担がれる。

脚が大きく開かれクラディールの目の前にアスナの秘丘がさらけ出される。アスナのあそこのひだがくぱぁくぱぁと開いて閉じてを繰り返し目の前にある逞しい逸物を求めるかのようだ。

 

クラディールはアスナの両足首をがっしりと掴み、腰をグッと押し付けながらゆっくりとペニスを挿入していく。アスナの膣内は熱くヌメっていて、彼のペニスをやすやすと根元まで受け入れてしまう。

そしてクラディールのペニスの先端が子宮口に当たった瞬間、アスナの身体はビクンと跳ね上がった。

 

「ひゃぁっ! あ、あぁ……んっ……!」

(はぁ……すごい……奥に当たってるぅ……)

 

アスナはそう心の中でつぶやくと同時に秘丘をヒクヒクと痙攣させてしまう。彼女の子宮口はクラディールのペニスを求めるように吸い付き、媚薬の影響か通常よりも開いているようだ。

「くく、アスナ様のここは本当に良いですね。私のモノをそんなに強く咥えて……こんな淫らな姿、あのキリト君には見せられませんよね?」

 

クラディールは意地悪く言うと、腰を動かし始める。

 

「ひゃうっ……! だめぇっ……そこぉ……あんっ……!」

アスナは両足を大きく開いた状態でクラディールに挿入され、激しいピストンを受けて喘いでしまう。

 

クラディールはアスナの子宮口を責め続けながら言う。

 

「アスナ様……今日はまだ終わらせませんよ? まだまだあなたを気持ちよくさせたいですからね。さぁ、もっと良くしてあげますよ!」

 

クラディールはアスナの両足を肩に乗せたまま彼女の身体を持ち上げ、駅弁スタイルになる。そしてそのまま激しく腰を動かし始めると、アスナは絶叫に近い声を上げて快楽に打ち震える。

 

「あんっ! はぁっ……! すごいぃっ……! だめぇっ! こんなの……おかしくなっちゃうぅぅ!」

「あはぁぁぁーっ! 駄目、そこ、壊れちゃうぅぅ! おかしくなる、狂っちゃうぅぅぅ!!」

 

アスナはだらしなく口を開けて涎を垂らし、抗えない快感に身を委ねながら絶叫した。

 

剥き出しにされた太ももは激しく痙攣し、子宮口を激しく突かれるたびに、肉体が限界を超えた快感に耐えきれず、(ブシャァァァッ! ビュクビュクッ!)と、透明な愛液を何度も激しく潮吹き、四肢を硬直させて狂乱の絶頂を貪り続ける。

 

「さあ、中に出しますよっアスナっ……!?私の種を、その子宮に注いであげますっ!」

 

「あ、あぁぁ! ちょうだい、クラディール様の、精液、いっぱいくらさぁぁいっ!!」

 

どびゅっ! ドクンッ……!! ジュブッ! ドクドクドクゥッ!

 

 

子宮の最奥に向けて、白濁した熱い液体が、圧倒的な量で、何度も激しく注ぎ込まれていく。その熱量を胎内で感じるたびに、アスナの精神は「クラディールを愛する女」として完全に書き換えられていく。

 

キリトへの想いは快楽の彼方へと完全に押し流され、彼女はただ、次の絶頂を求めて、クラディールの足元で愛を乞うだけの存在へと成り下がっていくのだった。

 

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あの屈辱的な日々から、1ヶ月が経過した。

アインクラッドの最前線である第75層。かつて『閃光』として恐れられた剣士の面影は、アスナから消え失せようとしていた。

 

ギルドの仕事と最前線の攻略をこなしながらも、アスナの日常は完全にクラディールという歪んだ存在に支配されていた。

 

度重なる脅迫、そして彼の私室で繰り返された強迫的な心理交渉の結果、アスナの精神は完全に疲弊しきっていた。守るべき相手であったはずのキリトという黒い剣士の記憶すら、絶望の濁流と「彼の命をこれ以上危険に晒してはならない」という自己防衛の檻の中に完全に押し流され、いつしかアスナの頭から消滅していた。

 

今、彼女の目の前にいるのは、かつて嫌いだった男――クラディール。

彼こそが、アインクラッドにおける彼女のすべての世界の支配者となっていた。

 

クラディールは薄暗い室内のベッドの上で、アスナの細い肩を引き寄せ、冷酷に笑いながら最後の仕上げにとりかかった。

 

「明日奈。まず、ゲーム内で正式に私と結婚(システム婚姻)を交わしなさい」

 

「……はい、クラディール様。喜んで……♡」

 

アスナは虚ろながらも、逆らうことのできない安心感を得たかのような表情で、ゆっくりと目の前のシステムウィンドウを操作した。

空中を滑る指先が、緑色の「承認(ACCEPT)」ボタンを押す。

 

(ピピッ……)

 

SAOのシステム上で、二人が正式な夫婦となったことを示す軽快なファンファーレが鳴り響く。

同時に、アスナの頭上のネームプレートには、彼の配偶者であることを示す『結婚アイコン』が静かに輝き始めた。

 

「よし、これであなたは私の『お嫁さん』だ。では、現実世界(リアル)での本当の名前を言いなさい。お嫁さんなら、夫にすべてを明かすのは当然でしょう?」

 

クラディールの狡猾な誘導に、すでにすべての意思を明け渡しているアスナは、静かに頷いた。

 

「はい、私の旦那様……♡。私の本当の名前は……『結城 明日奈(ゆうき あすな)』です。現実の住所は、東京都世田谷区……」

 

自らの現実世界の素性、家柄、そして隠されていた富。すべて情報を、最愛の夫であり支配者となったクラディールに差し出してしまう。

 

クラディールは勝利の笑みを浮かべ、現実世界のある具体的な「アパートの住所」をアスナの耳元で囁き、彼女の頭に刻み込んだ。

 

「ゲームがクリアされ、現実世界に帰還したら、一歩も外に出ず、真っ先にこの住所へ来なさい。そこで私のお嫁さんとして、一生私のために生きるのです」

 

「はい……明日奈は、クラディール様のお嫁さん……♡。クリアしたら、すぐにあなたのところへ行きます……。一生、あなたのためだけの、お嫁さんでいます……♡」

 

ゲームクリア後の自由さえも自ら放棄し、現実でもクラディールにすべてを捧げる誓約が、この薄暗い部屋で完了してしまった。

 

「ねえ、クラディール……私の大好きな旦那様……。現実に戻っても、ずっと、ずっとあなたと一緒にいますから……今日も可愛がって……」

 

アスナの瞳からは光が消え、目の前の夫だけを狂信的に見つめている。クラディールは、特別な薬物を使うまでもなく、精神的な逃げ場を失った彼女が完全に自分のものとなったことに、極上の優越感と征服感を抱いていた。

 

愛と依存の混沌とした感情が混ざり合い、アインクラッドの理不尽なシステムの中で、二人はさらに深い泥沼へと沈み込んでいく。

 

「あ、はぁ……っ、クラディール様ぁ……」

「いいですよ、私の愛しいお嫁さん」

アスナは自ら夫に抱きつき、媚びるように身体を擦り付けていく。

クラディールはそれに応えるように彼女の唇を塞ぎ、舌を絡める濃厚なディープキスを交わす。

互いの唾液を交換し、彼の唾液を強請るように(じゅぶぅ、ちゅるぅッ)と喉を鳴らすアスナ。

 

(この人がいないと生きられない……)

 

「あぁん……もっとぉ、旦那様ぁ……♡」

 

「さあ、明日奈……。お前の胎内に私の証を入れてあげますよ」

 

「嬉しい……私、クラディール様のものだから……♡」

 

アスナの全身の力を抜き、ただ夫の腕の中に収まりながら、彼女は完全に自らの運命を受け入れた。

愛する夫となったクラディールとの甘美な泥沼に、彼女はどこまでも深く、幸せそうに溺れていくのだった。

 

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