宮廷の奥深くに位置する皇女の私室。その一角で、ヤマトの皇女アンジュは、周囲に誰もいないことを入念に確かめてから、教育係である八柱将のムネチカへと擦り寄ってきた。
「ムネチカ、頼みがあるのじゃ! 頼む、そなたしか頼れる者がおらぬのじゃ!」
琥珀色の瞳を爛々と輝かせ、両手を胸の前で握りしめる幼い皇女のただならぬ様子に、銀白の髪を端正に結い上げた女傑、ムネチカは眉をひそめた。
(また何か突拍子もない悪戯でも企んでいるのではないだろうか……。)
ムネチカは内心で微かな警戒と困惑を抱きながら、厳格な武人としての姿勢を崩さずに静かに問いかけた。
「……改まってどうなされたのです、姫殿下。小生にできることであれば聞き届けますが、まずは内容を伺わねばなりませぬ」
教育係としての生真面目な義務感と、どこか我が子を見守るような慈愛が交錯する。アンジュが宮廷の退屈さから抜け出し、様々な騒動を起こすたびに苦言を呈してきたが、その無邪気な笑顔には抗いがたい愛らしさがあった。
アンジュは周囲の壁や襖をもう一度油断なく見回すと、声を潜めてムネチカの耳元に告げた。
「実はな……あのラウラウ先生の、幻の初期作が存在するという噂を耳にしたのじゃ! なんでも、世に出回る前に禁書として回収されたという、男同士の熱き情念を描いた幻の稀覯本らしくてのう……どうしても、どうしても読みたいのじゃ!」
身を乗り出して息を荒くするアンジュの言葉に、ムネチカは思わず言葉を詰まらせた。
アンジュが世俗の絵物語、それも男同士の睦み合いを描いた破廉恥な本――いわゆるラウラウ先生の著作に夢中になっていることは、教育係であるムネチカもとうに察知していた。本来ならば皇女の教育上、厳しく諫めねばならない代物である。
(男同士の情念を描いた禁書本……。い、いかんな、姫殿下の御身を考えれば、即座に叱責して取り上げるべき案件だというのに……)
ムネチカの頬が、自覚のないまま微かに熱を帯びた。
実はムネチカ自身も、アンジュの部屋を警護や指導のために訪れる際、机の上に置き去りにされていた本を偶然目にして以来、その未知なる熱烈な絆の物語に、武人としての生真面目な好奇心を密かに刺激されていたのである。男と女のまぐわいのような泥臭さはなく、魂と魂がぶつかり合うような美しき情熱――それがムネチカの潔癖な心の奥底に、小さな波紋を広げていた。
「……姫殿下。そのような世俗の、それも発禁となった本など、皇女の御手にお入れになるべきものではございませぬ」
毅然とした声で戒めを口にするムネチカ。
(しかし、一度言い出したら聞かぬのがアンジュ様だ。下手に街の怪しげな商人や悪徳貴族に自ら接触されては、帝都の治安上も、皇女の御名にとっても取り返しのつかない大事故になりかねん……)
「そこを何とかするのが忠臣の役目というものであろう! 頼む、ムネチカ! そなただけが頼りなのじゃ!」
アンジュは幼子のわがまま全開でムネチカの腰布にすがりつき、潤んだ瞳で見上げてくる。
その無垢な懇願に、ムネチカは深くため息を吐き、静かに首を振って折れた。
「……相分かり申した。ただし、必ず手に入るという保証はできかねます。決して他言なさらず、私室でおとなしくお待ちくだされ」
(姫殿下が道を踏み外さぬよう、小生自らが確認した上で、しかるべき処置をせねばなるまい……それに、万が一にも実物が手に入ったならば、中身を一読して検閲せねばなるまいからな///……)
義務感の裏側に、ほんのわずかな後ろめたさと期待を滑り込ませながら、ムネチカは調査を約束したのだった。
それから数日、ムネチカは八柱将としての権限と自らの諜報網を駆使し、帝都の地下市場や闇ルートを徹底的に洗った。
その結果、目指すラウラウ先生の初期稀覯本は、帝都において極めて不自然な形で姿を消していることが判明した。
豪商や貴族相手の贈答品、あるいは闇商談の切り札とするため、市場に出回っていた在庫を一手に買い占めていた人物がいたのだ。
その男の名は、デコポンポ。
同じ八柱将の一人でありながら、偉大な父ディコトマの七光りのみで現在の地位に居座る、肥満体で強欲な無能者であった。
(……よりによって、あの男が買い占めていたとは)
ムネチカは重苦しい息を吐いた。
皇女アンジュの名を出して引き渡させることなど到底できない。
もしもアンジュが禁書本を求めているなどという醜聞が宮廷内に漏れれば、皇女の尊厳は泥にまみれ、政敵たちに格好の攻撃材料を与えてしまう。
(アンジュ様の御名に傷をつけるわけには断じていかぬ。これは……小生個人の私的な用向きとして、直談判に赴くほかない)
ムネチカは八柱将の正装――肩を露出させた淡い紫の胸当て風上衣に水色の帯、白く長い袂袖と紺の短いスカートを纏い、威風堂々たる歩調でデコポンポの豪壮な屋敷へと一人向かった。
案内されたデコポンポの私室は、金箔や舶来の調度品で埋め尽くされ、成金趣味の悪臭すら漂う異様な空間であった。
部屋の中央に置かれた巨大な長椅子には、黄色地に茶色の斑点が入った派手な豹柄の広袖着物をだらしなく着崩した男――デコポンポが、でっぷりと突き出た太鼓腹を揺らしながらふんぞり返っていた。跳ね上がった口髭の隙間から高級な葉巻を燻らせ、紫色の煙をくゆらせている。
部屋に入ってきたムネチカを見下ろし、デコポンポは細い目を下卑た光で歪めた。
「ほう、八柱将のムネチカ様が、ワシの屋敷に一人で何の用にゃも?」
(相変わらず不快な顔つきと声だ。師でこやつの父のディコトマ様の高潔さの欠片も受け継いでおらん……)
ムネチカは内心の強い侮蔑と嫌悪感を武人の仮面の下に押し殺し、冷徹な灰青色の瞳で小太りの男を見据えた。
「……単刀直入に申す。貴公が商談用に買い集めているラウラウ先生の稀覯本……どうしても小生に譲っていただきたいのだ」
要件を手短に切り出したムネチカだったが、その言葉を聞いた瞬間、デコポンポの脂ぎった顔が驚愕に見開かれ、次いで耳障りな哄笑へと歪んだ。
「ぎゃははは! あのお堅い鎮守のムネチカが、男同士のまぐわい本を欲しがるとは傑作にゃも! だがタダで渡すわけにはいかんにゃもなぁ……」
(あの生真面目な女傑が、男同士の破廉恥な絵本を欲しがってワシの前に頭を下げに来るとは夢にも思わなかったにゃも! 父上の愛弟子気取りでいつもワシを見下しおって……これは天が与えてくれた最高の好機にゃも!)
デコポンポは葉巻を灰皿に押し付けながら、喉を鳴らして歓喜した。
日頃から自分を蔑むような目で見てくるムネチカが、決定的な弱みを晒し出したのだ。
一方、侮辱的な大笑いを浴びせられたムネチカは、恥辱に耳の先端まで赤く染め上げながらも、拳を握りしめて耐えた。
(笑わば笑うがいい、愚鈍な豚め。姫殿下の純粋な願いを守るためだ……小生一人の羞恥など、いくらでも耐えてみせる)
「金なら出す。小生の俸禄の半年分でも構わん!」
即座に条件を提示するムネチカ。八柱将の半年分の俸禄となれば、平民が一生遊んで暮らせるほどの莫大な富である。
しかし、デコポンポは立ち上がると、贅肉の揺れる体を揺すりながらムネチカの前へと歩み寄ってきた。
その濁った視線は、ムネチカの顔から、すらりと引き締まった首筋、そして淡い紫の胸当てから溢れんばかりに膨らんだ豊かな胸元へと、なめ回すように注がれる。
「金などワシには腐るほどあるにゃも。欲しいのは……おみゃあのその引き締まった極上の身体にゃも。今日から一ヶ月間、ワシの寝室でワシの好きに啼く玩具になるにゃも。さすれば本をくれてやるにゃもよ」
(金なんぞいくら積まれたところで面白くもなんともないにゃも。父上が手塩にかけて育て、帝からも重用されているこの気高い女傑を、ワシの肉棒で徹底的にひれ伏させてやるにゃも。あの凛々しい顔を快楽と屈辱で歪ませて泣き叫ばせることこそ、最高の贅沢にゃも!)
デコポンポは下卑た舌なめずりをし、昏い征服欲と劣情をむき出しにした。
そのあまりにおぞましく破廉恥な要求を耳にした瞬間、ムネチカの頭の中で激しい怒りの火花が散った。
「なっ……! ふ、ふざけるな! この豚めが……! だが……くっ……アンジュ様のあのお顔を思えば……」
(この下劣極まりない外道が……! 今すぐこの肉塊を叩き潰してやりたい……! だが、ここで断れば本は二度と手に入らぬ。……っ!)
激しい吐き気と激昂に胸を掻き毟られながらも、ムネチカの脳裏には、無邪気に自分を信じて待っているアンジュの笑顔が去来した。
皇女を守るのが臣下の務め。自らの身体一つを犠牲にすることで、主の誇りと名誉が守られるのであれば――。
デコポンポは、苦悶に身を震わせるムネチカの姿を眺め、至福の笑みを浮かべていた。
張り詰めた沈黙が部屋を支配する。やがて、ムネチカは唇から血が滲むほど強く噛み締め、震える声で言葉を絞り出した。
「……分かった。一ヶ月だな。その約束、違えぬと誓え」
ムネチカは絶望的な決意を固め、冷たい灰青色の瞳でデコポンポを射抜いた。
「契約成立にゃも! では早速契約を果たしてもらうにゃもっ…さあ、まずはその堅苦しい鎧と服を脱ぐにゃも!」
(ぎゃはは! 落ちたにゃも! 天下の八柱将、鎮守のムネチカがワシの寝室の牝奴隷になったにゃも! まずはその高慢な鎧を引っ剥がして、真っ白な肉体を味わい尽くしてやるにゃも!)
デコポンポは下卑た笑い声を上げながら、ムネチカの手首を乱暴に掴み、奥に設えられた薄暗く豪奢な寝所へと引きずり込んだ。
寝台へと押し倒されたムネチカの前に、デコポンポが脂ぎった顔を近づけてくる。
「んっ……触るな、下劣な豚め……!」
(この汚らわしい手が小生に触れると思うだけで虫唾が走る……! だが、身体は奪われても、武人としての魂まで屈服してたまるものか……っ!)
鋭く睨みつけ、拒絶の言葉を吐くムネチカに対し、デコポンポはせせら笑いながら彼女の装束へと手を伸ばした。
(吠えていられるのも今のうちだけにゃも。おみゃあのその引き締まった肉体を隅々まで暴いて、泣き叫ばせてやるにゃもよ)
デコポンポの太い指先が、ムネチカの腰に巻かれた水色の帯にかけられる。
するり、と音を立てて結び目が解かれ、金色の飾り金具がカチャリと重々しく床に落ちた。
続いて、肩を大胆に露出させていた淡い紫の胸当て風上衣の合わせが、左右へと引き剥がされる。
ささっ、ハラリ……と衣擦れの音が寝室に響き渡り、上衣が乱暴に床へと脱ぎ捨てられた。
これまで何者にも見せたことのない、武芸によって鍛え抜かれた白く滑らかな肌が、薄暗い寝所の行灯の光の下に白日の下に晒される。
引き締まった鎖骨の美しさと、手のひらから溢れんばかりに実った豊満で張りのある双丘。豊かな乳肉は、冷たい空気に触れて微かにぶるっと震えていた。
「ほほう、これは見事な身体にゃも……! 鎧の下にこんな極上の果実を隠していたとはにゃも!」
(こんな男の前で肌を晒すなど……死ぬほどの恥辱だ……っ! だが、目を背けてなるものか。睨みつけてやる、この豚の醜態を……っ)
屈辱と羞恥に顔を背けそうになるのを必死に堪え、ムネチカは唇を噛み締めながらデコポンポを睨み据えた。
デコポンポはその反抗的な視線を浴びてさらに昂ぶり、脂ぎった両手を伸ばすと、露わになったムネチカの豊かな乳房を下から力任せに鷲掴みにした。
ぎゅう、と重々しい弾力とともに、柔らかな白い肉がデコポンポの指の間から盛り上がるように押し潰される。
「くっ……! ふぅっ……!」
鍛え上げられた武人とはいえ、未だ男の手を知らぬ処女の肉体である。
粗暴に揉みしだかれる痛烈な刺激に、ムネチカの喉から苦悶の吐息が漏れた。
デコポンポは両手で乳房を激しく捏ね回し、手のひら全体で円を描くように圧迫しながら、先端に鎮座する淡い桜色の突起を親指と人差し指で挟み込み、ぐにっと捻り上げた。
さらに、顔を埋めるようにして湿り気を帯びた舌先を突き出し、尖った先端をじっとりと舐め転がす。
じゅる、ちゅぷ、と卑猥な水音が寝所に響く。
「あぐっ……! んっ……くっ……!」
(な、何をする……っ! 胸を舐められるなど……こんな、気色の悪い感触……っ! )
未通女の敏感な乳頭を執拗に転がされ、ムネチカはびくんと背筋を跳ねさせた。
激しい嫌悪感を抱いているはずなのに、神経を直接逆撫でされるような異様な刺激が、強張った身体を微かに震わせる。
「ぎゃはは!口では強がっても、乳首はビンビンに尖っているにゃも!」
(小娘のように敏感に反応しおって、たまらんにゃも! 下半身もとことん暴いてやるにゃも!)
デコポンポは嘲笑を漏らしながら、ムネチカの腰元へと手を伸ばした。
白く長い前垂れと、紺の短いスカートを無造作に捲り上げ、両脚を左右へと力任せに押し開く。
白いサイハイブーツを履いたままの長い脚が大きく割られ、これまで誰の視線にも触れることのなかった清らかな秘所が、完全に無防備な姿で晒し出された。
生い茂る細い毛の奥、閉ざされた薄桃色の秘裂は、緊張のために固く引き締まっている。
デコポンポは太い指先を伸ばし、その秘裂の割れ目へと押し当てた。
ぐちゅ、と指先が浅く肉の隙間へと割り込む。
「ひっ……! や、やめ……触るな……っ!」
激痛と底知れぬ恐怖に、ムネチカの瞳が揺れる。
一度も交わりを経験したことのない狭間には愛液などほとんど滲んでおらず、乾いた粘膜が摩擦に軋む。
デコポンポは構うことなく、太い指を無理矢理にきつい膣口へとねじ込み、強引に内部をかき回した。
くちゅ、びちゃ、ぐちゅ、じゅぶっ……
僅かに滲み出た体液が擦れ合い、生々しい音が立つ。
「くぅっ……あぐっ……! 痛……っ、この、下劣な豚め……っ!」
(指をねじ込まれるだけでこんなにも引き裂かれそうな痛みが……っ!)
激痛に顔を歪め、呻き声を上げるムネチカ。
その痛みに悶える姿を見て、デコポンポの欲望はもはや限界に達していた。
「もう待てんにゃも! ワシの極太のモノを、その高慢な処女の穴にぶち込んでやるにゃも!」
(この引き締まった穴を、ワシの怒張で引き裂いてやるにゃも! 父上の弟子風情が、ワシの種を受け入れる雌になるにゃも!)
デコポンポは自らの着物の前を乱暴にはだけさせ、猛々しく反り返った太く分厚い男根を剥き出しにした。
どす黒い血管が浮き彫りになり、熱気を放つ剛直の先端――丸く膨らんだ亀頭を、まだ十分に潤っていないムネチカの狭い膣口へと押し当てる。
「ま、待て……! そ、そのような太いもの……入るはずが……っ!」
(大きい……っ、あんな異様な塊が、小生の身体に入ってくるというのか……!? 怖い……だが、退けぬ……退くわけには……っ!)
目前に迫る凶悪な肉塊に、ムネチカの背筋に冷たい戦慄が走る。
しかしデコポンポは慈悲など一切見せず、自らの太鼓腹をムネチカの下腹部に押し当てるようにして、体重のすべてを乗せて一気に腰を突き入れた。
ずぶり、ぎゅうぅっ……!
「ぎ……あ゛あ゛っ……! ぐ、うぅぅぅっ……!!」
処女膜が容赦なく引き裂かれ、鋭利な刃物で体内を抉られたかのような激痛がムネチカの全身を貫いた。
引き締まった狭小な肉壁を無理矢理押し広げ、太い亀頭がめりめりと奥へと侵入していく。
裂けた純潔の証から、鮮紅の血がつーっと太ももの内側を伝い落ち、純白のシーツへと鮮烈な赤い染みを作った。
仰向けに組み敷かれたムネチカの視界が、痛みのあまり真っ白に明滅する。
両手の指先はシーツを激しく引き裂かんばかりに食い込み、爪が白く浮き上がっていた。
「ぎゃははは! 処女だったにゃもか! きつい、きつすぎるにゃも! ワシのモノが締め付けられて千切れそうにゃも!」
(八柱将の処女をワシが奪ったにゃも! 父上でも成し得なかった快挙にゃも! この最高の締め付け、たまらんにゃも!)
デコポンポは処女の極上の締まりに歓喜の雄叫びを上げ、根元まで無理矢理ねじ込んだ男根を、息つく間もなく動かし始めた。
ぐちゅ、ずぶり、ずちゅ、じゅぶっ、じゅぶぶっっ…
結合部から血と僅かな粘液が混じり合う粘着質な音が上がる。
デコポンポはムネチカの細い腰を脂ぎった両手でがっちりと固定し、容赦のない力任せの突きを繰り返した。
下から無慈悲に打ち付けられる激しい衝撃に、ムネチカの豊満な胸が波打つように揺れ動く。
「はぁっ……くっ……! んっ……ふぅっ……!」
(痛い……裂けるように痛い……! だが……声など上げてたまるか……っ! この豚の前で、無様な悲鳴など絶対に……っ!)
ムネチカは唇を血が滴るほど強く噛み締め、両目を限界まで見開いて、頭上で下品に喘ぐデコポンポを冷徹な眼差しで睨み据え続けた。
心まで奪わせるつもりは毛頭ない。この痛みも、この凌辱も、すべては一ヶ月の耐え忍びの始まりに過ぎない。
しかし、デコポンポの腰使いはなおも荒々しさを増していく。
肉と肉が激しくぶつかり合う鈍い音が部屋中に木霊し、狭く張り詰めた処女の胎内を、太い男根が奥へ奥へと容赦なく蹂躙していく。
「ほれほれ、もっとワシを締め付けるにゃも! ワシの熱い種を、その子宮に刻み込んでやるにゃも!」
猛り狂ったデコポンポは、最後にひときわ深く腰を沈め、ムネチカの最も奥深い肉の壁へと亀頭を強く押し当てた。
「ぐぅぅっ……! 出るにゃもォォッ!」
ドプッ、びゅるるるっ……!
激しい唸り声とともに、灼熱の白濁が勢いよく噴き出され、ムネチカの処女の胎内へと容赦なく叩き込まれた。
びくびく、と痙攣する男根から、溢れんばかりの濃厚な精液が奥深くに満たされていく。
「ん……っ、あぐ……っ……!」
(な、中が……熱い……っ、こんな汚らわしい男のものが……小生の奥深くに注ぎ込まれていく……っ!)
下腹部の奥底に、異様な熱さを持つ液体が注ぎ込まれる感触に、ムネチカの身体がぶるっと大きく跳ねた。
デコポンポは濁った荒い息をムネチカの白く引き締まった耳元に吹きかけながら、悦楽に浸りきった重苦しい体を彼女の上に預けた。
やがてデコポンポが肉棒を引き抜くと、ずちゅっ、と音を立てて結合が解かれ、ムネチカの秘所からは鮮血と混ざり合った白濁が、つーっとシーツへと垂れ落ちた。
全身に走る鈍痛と、処女を散らされた喪失感。
「……はぁ…はぁ……くっ…っ!」
ムネチカは乱れた銀髪の隙間から、天井の豪奢な梁を静かに見つめた。
瞳には屈辱の涙が滲んでいたが、その奥底にある武人としての光は、決して消えてはいなかった。
(……これで、一日目だ。あと二十九日……小生は耐え抜いてみせる。そして必ず、あの禁書を手に入れてみせる……!)
横で満足げに下卑た寝息を立て始めたデコポンポの醜悪な寝顔を冷淡に見下ろしながら、ムネチカは震える手でシーツを握りしめ、果てしない屈辱の夜の始まりを受け止めていた。
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屈辱的な契約が交わされてから、数日が経過していた。
昼間のヤマト宮廷には、何一つ変わらぬ穏やかな陽光が降り注いでいる。
顔の下半分を白銀の仮面で覆い、八柱将の威厳ある装束に身を包んだムネチカは、教育係としての務めを果たすべく、皇女アンジュの私室を訪れていた。
背筋を真っ直ぐに伸ばし、毅然とした武人の立ち居振る舞いを崩さないムネチカであったが、その下半身には、夜ごとに刻まれる凌辱の痕跡が重い鈍痛となって燻り続けていた。
処女を散らされた傷口は未だ疼き、歩を進めるたびに太ももの内側が擦れ合い、熱を持った痛みが下腹部を締め付ける。
だが、その苦悶を微塵も表情に出すことは許されない。
「ムネチカ! 待っておったぞ! 例の件、何か進展はあったのか!?」
私室の襖を開けるや否や、アンジュが琥珀色の瞳をキラキラと輝かせ、小走りに駆け寄ってきた。
幼い皇女はムネチカの裾をぎゅっと握りしめ、胸を弾ませて見上げてくる。
「……姫殿下。周囲への警戒を怠ってはなりませぬと、常々申し上げておりますでしょう」
(痛む下腹部を悟られてはならぬ……。姫殿下のために小生がどれほどの恥辱と痛みに耐えているかなど、この無垢な笑顔の前で決して知られてはならないのだ)
ムネチカは内心の動揺と痛みを仮面の下に押し殺し、厳格な声音で宥めるように応じた。
「よいではないか、ここには余とそなたしかおらぬ! それより、ラウラウ先生の幻の初期作のことじゃ! 見つかりそうなのか!?」
無邪気に身を乗り出すアンジュの純粋な瞳。
ムネチカ自身もまた、男同士の魂がぶつかり合う熱い絆の物語に深く心を惹かれ、自室で密かに読んで胸を高鳴らせていた。
「……姫殿下、ご安心召されよ。現在、帝都の確かな筋を当たっている最中にございます。極めて希少な品ゆえに時間はかかりますが……今宵も探索に赴く所存。今しばらくお待ちくだされ」
(嘘ではない……今夜もあの豚の寝所へ通わねばならぬ。すべては姫殿下の笑顔と、あの本を手に入れるためだ……)
ムネチカは胸に去来する罪悪感を押し殺し、静かに一礼した。
「おお、そうか! やはりムネチカは頼りになるのう! 楽しみに待っておるぞ!」
満足げに笑うアンジュを残し、ムネチカは静かに私室を辞した。
重い足取りで廊下を歩きながら、下腹部の疼きに耐えて唇を噛み締める。
夜の帳が帝都を覆い尽くす頃。
ムネチカは八柱将の装束の上に暗い外套を羽織り、人目を忍んでデコポンポの豪壮な屋敷へと足を運んでいた。
案内された離れの部屋は、今夜も濃厚な香煙と成金趣味の金銀財宝で満たされている。
部屋の隅には、デコポンポが豪商や貴族相手の贈答や闇商談に使うためであろうか、そこまで希少ではないラウラウ先生以外の「男同士」の絵草紙が何十冊と雑多に積み上げられていた。
ムネチカは約束の希少本が混ざっていないか確かめる名目で、積み上げられた本の一冊をそっと手に取った。
頁をめくると、端正な武士たちが月明かりの下で剣を交え、互いの志を確かめ合いながら情熱的な視線を交わす美しい挿絵が描かれている。
男たちの引き締まった肉体と、濁りのない魂の交歓。
(……やはり、美しいな。男同士の絆とは、なんと誇り高く、清廉なものか……。このような世界に触れている時だけが、小生の心を慰めてくれる……)
束の間の現実逃避のように、ムネチカがその絵草紙に見入っていた、その時だった。
「ふん、そんな下らん紙屑を真面目な顔して眺めて、何が面白いにゃも!」
背後から下卑た笑い声が響き渡ると同時に、手元の本が無造作にひったくられた。
振り返ると、黄色地に茶色の斑点が入った豹柄の広袖着物をだらしなく着崩したデコポンポが、太鼓腹を揺らして立っていた。
跳ね上がった口髭の間から高級な葉巻の煙をぷかりと吐き出し、奪い取った本を床へと乱暴に投げ捨てる。
「そんな偽物の交わりを読んでどうするにゃも。女なら本物の男女の交わりを学ぶにゃも!」
(男同士の妄想本などにうつつを抜かしおって。処女を奪われた後でもまだそんな澄ました顔でいられるのが気に入らんにゃも。女の本当の悦びをワシが骨の髄まで教えてやるにゃも!)
床に落ちた本を見下ろし、デコポンポは蔑むような嘲笑を浮かべた。
「なっ……! 貴公、何をする……!」
(小生のささやかな心の安らぎすら踏みにじる気か……! どこまで下劣な男なのだ、この豚は……っ!)
ムネチカの灰青色の瞳に激しい怒りの炎が宿る。
しかしデコポンポはまったく意に介さず、懐から一冊の分厚い絵巻を取り出すと、目の前の重厚な黒塗りの机へと乱暴に叩きつけた。
金箔の表紙がめくられ、中から現れたのは、帝都屈指の絵師の手による極彩色な男女の交合指南書――帝都の裏市場でも滅多にお目にかかれない、露骨極まりない春本であった。
そこには、筋骨隆々たる男の異様に怒張した逸物と、蜜を滴らせて咲き誇る女の秘所が赤裸々に描かれ、絡み合う肉体の断面図や卑猥な解説文が一面に書き連ねられていた。
「貴公……! これは何だ、こんな下劣極まりない絵巻……!」
(な、何だこれは……っ!? 男と女の……こんな、こんな破廉恥な交わりが、ここまで生々しく描かれているのか……!? 見ているだけで顔から火が出そうだ……っ)
あまりの扇情的な図絵に、ムネチカは息を呑み、耳朶まで真っ赤に染め上げて顔を背けた。
しかしデコポンポは下卑た舌なめずりをし、太い指で頁を叩いた。
「ふん、男女の交わりの手引書にゃも! 男同士の妄想本をありがたがる前に、女としての悦びをこの本で一から勉強するにゃも! ほれ、三ページ目の文章を声を出して読むにゃも!」
(ぎゃはは! 顔を真っ赤にして狼狽えおって! あのお堅いムネチカにこんな淫らな言葉を読ませる……想像しただけでワシのモノがギンギンに滾ってくるにゃも!)
「読めぬ……! そ、そのような破廉恥な文言、口が裂けても……!」
(こんな卑猥極まる文章を、小生の声で読み上げろというのか……!? 武人としての矜持が許さぬ、絶対に読めるものか……っ!)
ムネチカは拳を固く握りしめ、頑なに拒絶の視線を向けた。
だが、デコポンポは冷笑を浮かべ、葉巻の灰を春本の端に落とす仕草を見せる。
「読まねば契約破棄にゃもよ? ラウラウの本は全部焼き捨てるにゃも!」
「くっ……! ……貴公という男は……っ!」
ムネチカは唇から血が滲むほど強く噛み締め、屈辱に震える瞳で机上の春本へと視線を落とした。
そこに記された文字を目で追うだけで、心臓が早鐘のように打ち鳴らされる。
意を決し、武人としての厳格な口調を保とうとしながら、途切れ途切れに声を絞り出した。
「……『お、女は……男の怒張した逸物を……口に含み、唾液を絡めて先端を……しゃぶり尽くすべし』……っ///、これで満足か、豚め……!」
読み終えたムネチカの頬は朱に染まり、羞恥と怒りで全身を微かに震わせていた。
その艶めかしい姿に、デコポンポの劣情は限界まで跳ね上がった。
「ぎゃはは! よく読めたにゃも! 次は書いてある通りに実践にゃも! その豊満な乳でワシのモノを挟み込むにゃも!」
(棒読みの堅い声がたまらなくそそるにゃも! 読んだ知識をそのままその極上の女体でワシに実践させるにゃも!)
「なっ……! 小生に、そのような破廉恥な奉仕までさせようというのか……!?」
(口で奉仕しろだと……!? あんな、あのような醜悪な肉塊に、小生の唇を寄せろというのか……っ!)
驚愕と拒絶を露わにするムネチカに対し、デコポンポは問答無用で彼女の肩を掴み、床の上へと強引に押し倒した。
両膝を床につかせ、無理矢理に跪かせる。
デコポンポは自らの豹柄の着物の前を荒々しく左右へ引き裂くように広げた。
ばさっ、するり……と重々しい衣擦れの音が響き、中からどす黒い怒張を滾らせた太い男根が、ムネチカの鼻先へと突きつけられた。
先端の亀頭は赤黒く丸く膨らみ、筋張った血管が脈打ち、透明な先走り汁がつーっと滴り落ちている。
男特有の濃厚な雄の匂いが、逃げ場のないムネチカの鼻腔を直撃した。
デコポンポはムネチカの銀白の艶やかな長髪を後頭部から乱暴に鷲掴みにし、拒む隙を与えずに、その分厚い男根の先端を彼女の唇へと押し当てた。
ぐいと頭を押し込まれ、固く閉ざされていた唇が割られる。
ぐぽっ、じゅるっ……
「んぐっ……おえっ……! じゅる……んっ……ふぅっ……」
(う……っ、息が……っ! 太い肉塊が喉の奥まで押し込まれて……苦しい……っ! そしてこの匂いっ……吐き気と嫌悪感で頭がおかしくなりそうだ……っ)
喉の奥深くまで侵入してくる異物感に、ムネチカの喉が反射的に痙攣し、目尻から苦悶の涙が零れ落ちる。
しかしデコポンポは頭を押さえつけた手を緩めず、腰を小さく揺すって口腔内を犯し続けた。
「ほれ、春本に書いてあった通りに舌を使うにゃも! ワシのモノをしゃぶり尽くすにゃも!」
(あの誇り高き八柱将が、ワシの肉棒を咥えて涙目になっているにゃも! 最高の眺めにゃも!)
ムネチカは嫌悪感に苛まれながらも、先ほど自らの口で読み上げた文章を否応なく思い起こさせられた。
逃れられぬ現実を受け入れ、恐る恐る、桜色の舌先を突き出す。
熱く硬い肉の筋目、亀頭のくびれに沿って、ぎこちなく舌を這わせた。
ちゅぱ、じゅるる、じゅぽ……
熱い粘膜と唾液が絡み合い、生々しい水音が狭い部屋に響き渡る。
ムネチカの舌が先端の敏感な割れ目を掠めるたびに、デコポンポは喉から満足げな唸り声を漏らした。
口内の熱と湿り気に十分に悦んだデコポンポは、ムネチカの口から乱暴に男根を引き抜いた。
じゅぽっ、と音を立てて解放されたムネチカは、床に手をついて激しく咳き込む。
だが、デコポンポに休ませる気など毛頭なかった。
デコポンポの手が、ムネチカの八柱将の上衣へと伸びる。
水色の帯がするりと解かれ、金の帯飾りが床にカチャリと落ちた。
淡い紫の胸当て風上衣の合わせが左右に引き剥がされ、ささっ、ハラリ……と音を立てて床へと脱ぎ捨てられる。
現れたのは、息を呑むほどに白く美しい、鍛え上げられた豊満な乳房であった。
手のひらから溢れんばかりに実った双丘が、露わになった冷気にぶるっと震える。
「次は乳にゃも! その豊かな二つの山でワシのモノを挟み込んで扱くのじゃ!」
(このたわわな乳肉……! これに挟まれたらどれほど極楽か、存分に味わってやるにゃも!)
「くっ……! こ、こうか……っ!///」
(触りたくもない……だが、早くこの屈辱を終わらせるためには従うほかないのか……っ)
ムネチカは屈辱に顔を歪めながら、震える両手を自らの胸へと添えた。
白く柔らかな乳房を左右からぐっと内側へ押し寄せ、深い谷間を作り出す。
デコポンポはその柔らかな肉の狭間へと、熱く滾る太い男根を力任せに割り込ませた。
ぎゅう、ぬちゅ……
柔らかく温かい乳肉が、硬く張り詰めた男根を包み込む。
ムネチカは命じられるがまま、自らの手で胸を寄せ集めたまま、前後に身体を動かして男根を扱き上げ始めた。
すりすり、きぬきぬ、ぬちゅ、ぬちゅり……
滑らかな肌と肌が擦れ合う音が、耳朶を熱く打つ。
男根の放つ強烈な熱気と、押し潰される乳肉の弾力。
デコポンポの荒い鼻息がムネチカの鎖骨へと吹きかかる中、激しい摩擦の刺激によって、ムネチカ自身の乳首が自覚のないままコリコリと硬く尖り始めていた。
(馬鹿な……なぜ小生の身体は、あのような下等な男の肉棒に……なのになぜ身体が疼いてしまうのだ……っ!?)
胸の先端を駆け抜ける未知の甘い痺れに、ムネチカの心臓が激しく跳ねた。
嫌悪しているはずの肉棒に、自らの身体が淫らに反応している――その恐るべき事実に、背筋を冷たい戦慄が駆け抜ける。
「ぎゃはは! 乳首をピンピンに尖らせて、たまらなく気持ちいいにゃも!」
興奮を極めたデコポンポはムネチカの手首を強引に掴み上げると、部屋の中央に鎮座する黒塗りの重厚な執務机へと引きずり倒した。
ばたん、と机の上に胸を突っ伏させられた姿勢で、ムネチカは身動きを封じられる。
デコポンポはムネチカの背後に回り込むと、紺の短いスカートと白い前垂れを無造作にたくし上げた。
白いサイハイブーツを履かせたままの長い脚が踏ん張らされ、引き締まりつつも肉感的な臀部が高く突き出される。
露わになった秘裂は、先ほどの奉仕と春本の生々しい知識のせいで、処女を散らしたばかりとは思えぬほど、じんわりと透明な愛液を滲ませていた。
ぬぷ、ぬちゅ……
デコポンポの太い指が秘裂の割れ目をなぞり、濡れそぼった感触を確かめる。
「ほれ見ろ、口では嫌がっても、ここはずぶ濡れにゃも! 女の身体は正直にゃもなぁ!」
「ち、違う……っ! 濡れてなど……っ、あぐっ……!」
(濡れている……!? 小生の身体が……あのような豚のモノに反応して濡れているというのか……!? そんなはずは……っ!)
否定の言葉を紡ごうとした瞬間、デコポンポの腰が一気に前へと押し出された。
ずちゅ、ずきゅん……!
「ふあッ……! あ、あんっ……!!」
太く逞しい亀頭が狭い膣口を押し広げ、処女を失ったばかりの狭小な胎内へと、一撃で根元まで突き刺さった。
裂けるような圧迫感とともに、ムネチカの口から思わず零れ落ちたのは、苦痛とは明らかに異なる甘い悲鳴であった。
机に両手をつかせ、背後から無慈悲に腰を打ち据えるデコポンポ。
どすっ、ずちゅ、ずちゅちゅっ……!
机がガタガタと激しい音を立てて軋み、机上に押し付けられた豊満な胸がぐにゃりと押し潰される。
デコポンポの太い男根が、狭く張り詰めた肉壁を容赦なく抉り、奥深くに眠る敏感な突起を執拗に擦り上げる。
「や、やめ……っ! そこを……抉るな……っ! んんっ……はぁぁっ……!」
「ぎゃはは! 昨日の処女の時とはまるで締まりが違うにゃも! ワシのモノを締め付けて離さないにゃも!」
デコポンポは嗜虐的な興奮に顔を歪め、ムネチカの引き締まった白い尻を、平手で力任せに叩きつけた。
ぱちんっ、と乾いた打擲音が響き、白い柔肌に鮮やかな紅い手形が浮かび上がる。
「んあっ……このっ…」
その衝撃と痛烈な刺激に、ムネチカの胎内が反射的にぎゅうぅっと強く収縮し、侵入している肉棒を強烈に締め上げた。
「ひゃは! 尻を叩かれたらさらに締め付けてきたにゃも! この雌豚め!」
デコポンポは彼女の腰をがっちりと掴み、子宮口を激しくノックするように突進を繰り返した。
下腹部の奥深くを激しく突かれるたびに、背筋を強烈な快楽の稲妻が駆け上がり、ムネチカの思考を白く塗り潰していく。
「あ、あああっ……! んくっ……ふあッ……!」
未知の快楽に抗おうと必死に頭を振るが、肉体はすでに快楽の奔流に呑み込まれていた。
びくびくっと全身を激しく痙攣させ、ムネチカの秘所から溢れ出た愛液が結合部から飛び散る。
その極限の締め付けに、デコポンポもまた野獣のような雄叫びを上げた。
「ぐぅぅっ……! 種を注ぎ込んでやるにゃもォッ!」
ドプッ、びゅるるるっ、びゅるっ……!
激しいピストンの果て、灼熱の白濁が勢いよく噴き出され、ムネチカの胎内の最奥へと容赦なく叩き込まれた。
びくびくと脈打つ男根から、溢れんばかりの濃厚な精液が奥深くに満たされていく。
「ん……っ、あぐ……っ……!」
(な、中が……熱い……っ、こんな汚らわしい男の種が……小生の奥深くに注ぎ込まれていく……っ!)
注ぎ込まれる異様な熱気に、ムネチカは全身の力を奪われ、机の上にぐったりと崩れ落ちた。
デコポンポが肉棒を引き抜くと、ずちゅっ、と音を立てて結合が解かれ、秘所からは白濁がどろりと机の上へと垂れ落ちた。
夜半過ぎ、這うようにしてデコポンポの屋敷を後にし、自室へと戻ったムネチカ。
冷水を浴びて全身を洗い流したはずなのに、下腹部の奥底に宿った熱い疼きは、一向に消え去る気配を見せなかった。
寝台に横たわっても、目を閉じれば、昼間に見せられた春本の極彩色な挿絵、卑猥な文言、そして背後から激しく机に打ち付けられた時の、あの甘い痺れが鮮明に蘇ってくる。
シーツを握りしめ、身悶えするムネチカ。
その震える指先は、無意識のうちに薄絹の寝間着の裾を割り、火照りきった自らの秘所へと伸びていた。
指先が、まだわずかに残るデコポンポの匂いと、蜜に濡れた秘核に触れる。
「んっ……ふぅっ……あぁ……っ」
擦り上げるたびに、昨夜の激しい衝撃がフラッシュバックする。
自らの指で弄りながら、小さな絶頂を迎え、びくんと身体を震わせた瞬間――ムネチカは激しい吐き気と絶望に襲われた。
「(馬鹿な……なぜ小生の身体は、あのような下等な男の肉棒に……こんなにも熱く疼いてしまうのだ……っ!?)」
あのような下劣で醜悪な豚の男根に、自らの誇り高き肉体が開発され、快楽を覚え始めているという動かしがたい現実。
ムネチカは両手で顔を覆い、暗闇の中で激しい自己嫌悪に苛まれながら、声もなく涙を流し続けるのであった。
ーーーーーー
ーーーー
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屈辱的な契約が交わされてから、半月――十五日という月日が瞬く間に流れ去っていた。
昼間のヤマト宮廷には、何一つ変わらぬ穏やかな初夏の陽光が降り注ぎ、豪壮な白亜の回廊を白く照らし出している。
宮廷の奥深くに位置する中庭の鍛錬場では、鋭い気合とともに木刀の打ち合う乾いた音が響き渡っていた。
「ええいっ! どうじゃムネチカ、余の踏み込みは!」
幼い皇女アンジュは琥珀色の瞳を爛々と輝かせ、得意げに木刀を振り下ろしてくる。
ムネチカは手に持った木刀でその一撃を軽やかに受け止めた。しかし、足を踏み込み、腰を落としたその瞬間、装束の下の下半身に鈍く熱い激痛が走った。
「……お見事です、姫殿下。ですが、腰の据わりがまだ僅かに浮いておりますぞ……っ///」
(いかん……下腹部に力が入らぬ……。装束の下で、昨夜デコポンポに刻まれた痕跡が……疼いて……っ)
ムネチカは仮面の下で苦悶の表情を押し殺し、厳格な声音を取り繕って応じた。
銀白の髪を両脇で優美な縦巻きロールにまとめているが、その豊かに波打つ髪の毛先と袂袖の隙間、白く滑らかな首筋には、昨夜の情事で付けられたどす黒い紅紫の鬱血――キスマークがいくつも生々しく残されていた。
襟元を引き締め、髪で必死に覆い隠しているものの、稽古の熱気で汗が滲むたびに、ちりちりと焼けるような鈍痛が肌を苛む。
それだけではない。胸当ての下で締め付けられた豊満な乳房は、昨夜もデコポンポの脂ぎった太い指によって執拗に捏ね回され、未だに張りと熱を持った痛みが引いていない。
衣擦れが起きるたびに、すりすり、きぬきぬ、と布地が淡い桜色の突起を擦り上げ、電撃のような微弱なしびれが背筋を駆け抜ける。
何よりも、太刀筋を受け止めるために両脚を踏ん張るたび、白いサイハイブーツに包まれた太ももの内側が擦れ合い、度重なる交わりによって完全に開発され尽くしつつある秘所が、じんと甘く重い熱気を帯びて脈打っていた。
「む? どうしたのじゃムネチカ、今日のそなたはいつにも増して上の空ではないか? もしや……例のラウラウ先生の初期稀覯本の探索で、何か進展でもあったのか!?」
アンジュは木刀を下ろし、興味津々といった様子で無邪気に顔を覗き込んできた。
純真無垢なその瞳に見つめられた瞬間、ムネチカの心臓が早鐘のように跳ね上がった。
(いかん……アンジュ様のお言葉が耳に入らぬ……。身体が、昨夜のあの感触を思い出して火照っておる……)
アンジュの言葉に応えようとする口が、微かに震える。
かつてのムネチカであれば、アンジュの言葉を一言たりとも聞き漏らすことなどあり得なかった。
しかし今、彼女の頭の中を占めているのは、幼き主の言葉ではなく、昨夜デコポンポの太い男根によって子宮口を激しく抉られた時の、あの脳天を突き抜けるような暴力的な快楽の記憶であった。
ムネチカ自身、アンジュと同様に男同士の絆を描いた絵草紙を愛読し、男たちの濁りのない魂のぶつかり合い、命を懸けた高潔な情念に心を洗われるような崇高な憧れを抱いていた。
それなのに、現実の自分はどうだ。
夜ごとにあの醜悪で下劣な男の寝所へと通い、破廉恥極まりない交合を強いられ、あろうことか昼間の公務の最中にまで、あの太く熱い肉塊の感触を思い出して秘唇を濡らしかけているのだ。
昼の誇り高き八柱将としての自分と、夜に下劣な豚の男根を咥え込んで快楽に悶える自分。
そのあまりに巨大な乖離に、ムネチカの理性の防壁は、内側から激しく軋み声を上げていた。
「……い、いえ、滅相もございませぬ、姫殿下。探索は慎重に進めておりますゆえ、どうかご安心を」
ムネチカは必死に息を整え、冷徹な仮面を崩さずに静かに一礼した。
「おお、そうか! やはりムネチカに頼んで正解じゃったのう! よい知らせを待っておるぞ!」
満足げに笑うアンジュを私室へと送り届けた後、自室へと戻ったムネチカは、仮面を外して畳の上に崩れ落ちた。
鏡に映る自分の顔は、冷水を浴びせても引かないほど紅潮し、灰青色の瞳は湿り気を帯びて怪しく潤んでいた。
あと半月。あと半月耐え抜けば、契約は終わり、禁書本は手に入る。
そう自分に言い聞かせながらも、下腹部の奥底で疼く熱い渇きに、ムネチカは激しい自己嫌悪の涙を零すしかなかった。
ーー
ー
夜の帳が帝都をすっぽりと包み込み、宮廷が静寂に沈む頃。
ムネチカは八柱将の装束の上に黒い外套を深く羽織り、人目を忍んでデコポンポの豪壮な屋敷へと足を運んでいた。
幾度となく通い慣れてしまった屋敷の最奥――濃厚な異国の香煙が立ち込める離れの部屋の引き戸を、ムネチカは重い手で開いた。
部屋の中は、今夜も金銀財宝や絢爛な舶来の調度品で埋め尽くされ、成金趣味の息苦しい空気が漂っている。
そして部屋の中央には、普段は見かけない重厚な黒塗りの肘掛け椅子が、不自然な威容を誇って鎮座していた。
その傍らの長椅子で、黄色地に茶色の斑点が入った豹柄の広袖着物をだらしなく着崩したデコポンポが、太鼓腹を揺すりながら高級な葉巻を燻らせていた。
跳ね上がった口髭の隙間から紫煙を吐き出し、部屋に入ってきたムネチカの姿を認めるや否や、細い目を下卑た光で歪めてせせら笑う。
「ひゃはは! 今夜も時間通りに来たにゃもなぁ、ムネチカ! 半月も通えば、すっかり身体がワシのモノを欲しがるようになったにゃも?」
(毎夜毎夜、ワシの肉棒で突き回されて、すっかり女の顔になってきおったにゃも。だがまだあの澄ました目つきが気に食わんにゃも。今夜こそ徹底的に叩き折ってやるにゃも!)
デコポンポは葉巻を灰皿に押し付けると、立ち上がり、贅肉を揺らしながらムネチカの前へと歩み寄ってきた。
その濁った視線は、ムネチカの豊満な胸元や引き締まった腰つきをねめ回すように舐め回している。
その耐え難い侮蔑の眼差しに対し、ムネチカは武人の誇りを総動員して鋭く睨み返した。
「黙れ……っ! 小生をどれほど辱めようと、貴公の浅ましい本質は変わらん! お前の父、ディコトマ様の武勇の爪の垢でも煎じて飲むがいい……っ!」
ムネチカの口から発せられた「ディコトマ」の名。
その瞬間、デコポンポの脂ぎった丸顔が、激しい怒りと長年鬱屈した劣等感によって醜く歪み、跳ね上がった口髭がわなわなと震えた。
「減らず口を叩くにゃも! 父上、父上とうるさいにゃも! あの堅物親父より、ワシの肉棒の方がおみゃあを遥かに悦ばせているにゃも!」
(父上、父上と小うるさいにゃも! あの親父の弟子風情が、今やワシの種を受け入れる雌犬のくせに偉そうに吠えるにゃも! その高慢な口を快楽で塞ぎ、牝豚のように啼かせてやるにゃも!)
デコポンポは激昂の声を上げながら、ムネチカの胸倉を掴まんばかりに手を伸ばした。
武芸で鍛え上げられたムネチカであれば、本来ならば容易に払いのけられるはずの手である。しかし、契約という見えない鎖に縛られた身体は、抵抗することを許されない。
デコポンポの太い指先が、ムネチカの腰に巻かれた水色の帯にかけられた。
するり、と結び目が解かれ、金色の帯飾りがカチャリと重々しい金属音を立てて床に転がる。
続いて、肩を露出させた淡い紫の胸当て風上衣の合わせが、左右へと力任せに引き剥がされた。
ささっ、ハラリ……と衣擦れの音が寝室に響き、上衣が無造作に床へと脱ぎ捨てられる。
現れたのは、夜の行灯の光に妖しく照らし出された、白く滑らかで豊満な女体であった。
手のひらから溢れんばかりに実った張りのある双丘が、冷たい空気に触れてぶるっと震え、先端の淡い桜色の突起が硬く尖っていく。
デコポンポは荒い息を吐きながら、白く長い前垂れと紺の短いスカートを無造作にたくし上げた。
デコポンポはムネチカの両手首を力任せに引っ張ると、部屋の中央に置かれた重厚な肘掛け椅子へと強引に座らせた。
「なっ……! 貴公、何を……! 小生をこのような無様な姿で縛り付けるなど……!」
ムネチカが身じろぎしようとした瞬間、デコポンポは用意していた太い革紐を素早く手に取り、ムネチカの両脚を大きく左右に開かせた状態で、椅子の両側の肘掛けと脚部へと幾重にも巻きつけてがっちりと固定した。
両膝を外側へと限界まで割られ、恥ずべき秘裂を真正面から完全に晒し出す、この上なく屈辱的で無防備な体勢。
太ももの内側が引っ張られ、薄桃色の秘肉がぽっかりと口を開けている。
その恥態を見下ろし、デコポンポは太鼓腹を揺らして甲高い哄笑を響かせた。
「ひゃはは! 八柱将のムネチカ様が、足を大股に開かされて玩具に跨がるとは良い見世物にゃも!」
デコポンポは懐から、変なカラクリをよく売っている商人から莫大な金で買い取ったという奇怪な道具を取り出した。
それは金属と滑らかな革で作られた太い張り型であり、内部に精巧な機関が組み込まれた、呪文で動く秘具であった。
デコポンポが根元の仕掛けを捻ると、ぶるるるるっ……と獰猛で鈍い震動音が部屋の静寂を切り裂いた。
先端が目にも留まらぬ速度で激しく震え、異様な熱を帯び始めている。
デコポンポはその震える先端を、拘束されて身動きの取れないムネチカの、露わになった秘裂の割れ目へと無慈悲に押し当てた。
ぐちゅり、ぬちゅ……!
「んんぅっ……!? ひ、あぁぁっ……! な、何だ、これは……っ!?」
(ぶるぶると激しく震えて……っ! 敏感な先端を直接掻き乱されて……身体の芯が、痺れて……っ! やめ、止めろ……っ!)
半月の調教によって全身が敏感な性感帯へと開発され尽くしているムネチカの身体にとって、その震動はあまりにも過酷で暴力的な刺激であった。
高速で震える突起が、ぷっくりと充血した敏感な秘核を直接擦り上げ、開いた膣口の粘膜を強烈に揺さぶり立てる。
こすこす、ぬちゅり、じゅぷ、じゅるる……
肌と器具が擦れ合う生々しい音が響くたび、ムネチカの意志とは完全に裏腹に、蜜壺の奥底からとめどなく透明な愛液が溢れ出した。
泡立った愛液が太ももの内側をつーっと伝い落ち、椅子の座面をびしゃびしゃと濡らしていく。
「ぎゃはは! 縛り付けられたまま蜜を垂れ流しておるにゃも! しばらくその玩具でじっくり味わうがいいにゃも!」
デコポンポは秘具を椅子の座面に金具で固定し、震動を秘部に押し当てたまま、悠然と離れて長椅子へと腰を下ろした。
放置されたムネチカは、逃げ場のない快楽の激流に晒され、全身を弓なりにして身悶えした。
「だ、め"ッッ……! あぁぁっ……! ぬ、抜け……それを、早く……っ! んおぉっ……!」
(頭がおかしくなりそうだ……っ! 絶頂が……止め処もなく押し寄せてきて……っ、小生の身体が、壊れてしまう……っ!)
びくびくぅ、びくびくっ、と太ももを痙攣させ、幾度となく小さな絶頂を迎えさせられるムネチカ。
首筋に汗を光らせ、銀白の髪を振り乱しながら、恥辱と快楽の混ざり合った涙を零し続ける。
ーー
ー
「んぐぅ…はぁっ…はぁっ…っ!」
一刻ほどが過ぎ、ムネチカの身体が快楽の飢餓感で限界まで火照り、虫の息となったところで、デコポンポはようやく革紐を解いた。
拘束を解かれた瞬間、腰の力が完全に抜けたムネチカの身体が床へと崩れ落ちそうになる。
だが、デコポンポはそのしなやかな身体を逃さず、抱き起こすようにして乱暴に引き寄せると、そのまま冷たい壁際へと強引に押し当てた。
背中を冷たい壁に押し付けられ、デコポンポの太い腕によって、ムネチカの片脚が高く持ち上げられる。
立ったまま、片足を高く吊り上げられた格好で、秘裂が完全に無防備に開帳させられた。
デコポンポは自らの豹柄の着物の前を荒々しく割き、筋張った血管が浮き彫りになった、猛り狂う太く分厚い男根を剥き出しにした。
秘具の責め苦によって愛液を滝のように滴らせ、赤く充血してひくひくと蠢く膣口へ、熱気を放つ凶悪な亀頭があてがわれる。
「ほれ、玩具の次はワシの本物のモノを味わうにゃも!」
(玩具で散々濡らされた極上の穴……! ワシの極太で一撃で貫いてやるにゃも!)
「ま、待て……っ! 立たされたまま……そんな体勢で……っ、あぐっ……!」
(壁に押し付けられて……逃げられぬ……っ! あんな太いものが、奥まで入ってきたら……っ!)
ムネチカの制止など聞く耳持たず、デコポンポは太鼓腹を押し付けるようにして、体重を乗せて一気に腰を突き入れた。
ずぶり、ぐぽっ、ずちゅちゅちゅ……!
「んぐっ……んあぁぁぁっ! や、やめ……そこを、突くな……っ! あああっ!」
(奥深くまで……一気に……っ! 壁とこの男に挟まれて、逃げ場がない……っ! 太い肉塊が、小生の子宮口を……っ!)
背中に触れる壁の冷涼感と、胎内を容赦なく押し広げて侵入してきた男根の暴力的な熱さ。
その極端なコントラストに、ムネチカの口から甲高い嬌声が迸った。
太く反り返った男根は、愛液でぐちゅぐちゅに潤んだ肉壁を強引に押し分け、一撃で最奥の子宮口へと硬い先端をめり込ませた。
結合部からは、ずちゅ、じゅぷ、ぐちゅぐちゅ、と泡立つ愛液が激しい水音を立てて飛び散る。
「ほれ見ろ、口では偉そうなことを言っても、中がヒクヒクとワシのモノを締め付けて離さないにゃも!」
デコポンポはムネチカの片脚を自らの肩に乗せるように抱え込み、下から容赦のない速度と力で腰を打ち付け始めた。
ぱんぱんっ、どすっ、ずちゅ、ずちゅちゅっ……!
肉と肉が激突する生々しい破裂音が部屋中に反響する。
突かれるたびに、持ち上げられたムネチカの引き締まった太ももが激しく揺れ、豊満な乳房が波打つように弾む。
子宮口を直接ノックされる強烈な刺激が、背筋を稲妻のように駆け抜け、ムネチカの理性を焼き切っていく。
「違う……っ、小生は……こんな、下劣な豚などに……っ、あぁっ、イッ……イク……ッッ!」
必死に否定の言葉を紡ぎ、武人としての魂を保とうと足掻くムネチカ。
しかし、デコポンポはその抵抗すら許さなかった。
脂ぎった太い手でムネチカの顎を乱暴に鷲掴みにし、顔を強引に上へと向けさせる。
「減らず口を塞いでやるにゃも!」
デコポンポの分厚い唇が、ムネチカの桜色の唇を力任せに塞いだ。
んちゅ、じゅるるっ、じゅぷ……!
「んむぅ……っ!? んぐっ……じゅる……ふぅっ……!」
(口を……塞がれて……息が……っ! 舌が絡み合って……唾液が……混ざり合っていく……っ!……小生の始めての接吻がこんなっ……!)
逃げ場を奪われたムネチカの口腔内へと、デコポンポの太い舌が強引にねじ込まれる。
荒々しい舌使いでムネチカの歯列をこじ開け、敏感な舌を絡め取り、溢れ出る唾液を余すことなく吸い尽くしていく。
口を完全に塞がれ、抗う言葉すら奪われたムネチカは、鼻から苦しげで甘い吐息を漏らすことしかできない。
デコポンポは深い口づけを交わしながら、ムネチカの細い腰をがっちりと両手で掴み、下半身のピストンをさらに加速させた。
腰を激しく前後させ、子宮の最も感じやすい奥底の性感帯を執拗に擦り上げる。
ずちゅちゅちゅ、ぱんぱんっ、じゅぷ、ぐぽっ……!
下から突き上げられる強烈な衝撃と、口内を貪り尽くされる息苦しいほどの快感。
上下から同時に襲いかかる暴力的な肉欲の奔流の前に、ムネチカの精神の防壁は跡形もなく砕け散った。
頭の中が真っ白な光で満たされ、思考がすべて消し飛ぶ。
ムネチカは身体を弓なりに反らせ、デコポンポの体に爪を立ててすがりつきながら、焦点の定まらぬ蕩けた目で虚空を見上げ、口端から唾液を垂れ流して激しい喘ぎ声を漏らした。
「んおぉっ……! んぐぅぅぅーーーッッ!!」
びくびくぅ、びくびくっ、と全身の筋肉が激しく引き攣り、胎内の肉壁が男根を千切れんばかりに締め上げる。
限界を超えた強烈な連続絶頂の衝撃とともに、子宮の最奥から噴き出した愛液が、結合部の隙間から勢いよく弾け飛んだ。
びゅるっ、びゅるるるっ……!
壁とシーツを派手に濡らしながら吹き飛ぶ愛液。
その極上の締め付けと痙攣に、デコポンポの欲望もまた頂点へと達した。
「ぎゃはは! 壁に押し付けられたまま潮を吹いて絶頂したにゃも! ワシも限界にゃも、種を受け取るにゃもォッ!」
(父上の愛弟子が、ワシの肉棒で完全に狂い咲いたにゃも! 子宮の奥までワシの濃厚な白濁で埋め尽くしてやるにゃも!)
デコポンポは雄叫びを上げると、子宮口へと亀頭を強く押し込み、腰を限界まで密着させた。
ドプッ、びゅるっ、びゅるるるるっ……!
「んむっ……! あぐぅっ……!」
激しい脈動とともに、灼熱の白濁が勢いよく噴き出され、ムネチカの子宮の奥深くへと容赦なく叩き込まれた。
びくびくと跳ねる男根から、溢れんばかりの濃厚な精液が注ぎ込まれ、痙攣する胎内を満たしていく。
デコポンポは満足げに荒い息を吐きながら、ムネチカの唇をようやく解放した。
二人の口元からは、銀色に光る唾液の糸がつーっと伸びて千切れた。
やがてデコポンポが腰を引くと、ずちゅっ、と粘着質な音を立てて結合が解かれた。
片脚を下ろされたムネチカは、支えを失い、壁を背にしたまま床へと滑り落ちるように崩れ落ちた。
両脚を投げ出し、荒い息を肩で刻むムネチカの秘所からは、愛液と混ざり合った白濁が、どろりと絨毯の上へと垂れ落ちていく。
焦点の合わない灰青色の瞳で、天井の豪奢な梁をぼんやりと見つめるムネチカ。
昼間、白銀の仮面を着け、威風堂々と皇女を導く「鎮守のムネチカ」。
そして夜、この淫靡な寝所で豚と蔑む男に脚を広げられ、玩具で濡らされ、壁に押し当てられて狂乱の絶頂に身を震わせる「雌犬」。
二つの己の姿の、あまりにも残酷で決定的な乖離。
(小生は……小生は、一体どうなってしまったのだ……?)
デコポンポへの軽蔑と憎悪は本物のはずなのに、自らの肉体は確実に、この男の太い男根がもたらす快楽なしでは生きられなくなり始めている。
武人としての誇り、高潔な魂の防壁が、音を立てて砕け散り、完全な崩壊へと向かっていく恐怖。
ムネチカは震える手で自らの火照った胸を掻き抱き、夜の静寂の中で、声にならない絶望の息を吐き出すのであった。
ーーーーーー
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屈辱的な契約が交わされてから、いよいよ一ヶ月という期限が満了を迎えようとしていた。
二十八日目の夜。帝都の夜空には朧月が白く霞み、初夏の生温かい夜風が豪壮な宮廷の回廊を静かに吹き抜けていく。
昼間のムネチカは、「鎮守のムネチカ」としての仮面を顔の下半分に着け、皇女アンジュの武芸の指南や宮廷の警護を気丈に務め上げていた。
しかし、その凛々しい八柱将の装束の下に隠された心と肉体は、夜ごとに刻まれる背徳の快楽によって限界まで蝕まれ、すでに崩壊の一歩手前まで追い詰められていた。
太刀筋を受け止めようと足を踏みしめるたび、下腹部の奥底に熱い疼きが走り、秘所からは無意識のうちに愛液が滲み出してしまう。
(あと二日……あと二日耐え抜けば、契約は終わるのだ……。あの豚から禁書本を受け取り、すべてを元の日常へと戻すのだ……)
そう自らに言い聞かせ、必死に自制の鎖を巻き直そうとするムネチカ。
しかし、その決意とは裏腹に、彼女の肉体は夜の帳が下りる刻限を、まるで飢えた獣のように焦がれ待っていた。
夜霧が帝都を深く覆い尽くす頃。
ムネチカは八柱将の装束の上に黒い外套を深く羽織り、もはや迷うことなくデコポンポの豪壮な屋敷へと足を運んでいた。
幾度となく潜り抜けてきた重厚な門をくぐり、屋敷の最奥にある離れの引き戸を静かに開く。
部屋の中には、今夜も濃厚な異国の甘い香煙が重苦しく立ち込め、金銀財宝や絢爛たる舶来の調度品が怪しい光を放っていた。
部屋の中央に置かれた巨大な長椅子の上で、黄色地に茶色の斑点が入った豹柄の広袖着物をだらしなく着崩した男――デコポンポが、太鼓腹を揺らしながら高級な葉巻を燻らせていた。
跳ね上がった口髭の隙間から紫煙を吐き出し、部屋に入ってきたムネチカの姿を認めるや否や、細い目を下卑た光で細めてせせら笑う。
「ぎゃはは! いよいよ契約の満了が近づいてきたにゃもなぁ、ムネチカ! あと二日でこの極上の玩具ともお別れかと思うと、名残惜しくてたまらんにゃも!」
(毎晩毎晩ワシのモノで突きまくってやったおかげで、すっかり雌の匂いが染み付いておるにゃも。だが、まだどこかで『一ヶ月耐えれば終わり』などと高を括っているのが気に食わんにゃも。今夜こそ、その高慢な心を根こそぎへし折ってやるにゃも!)
デコポンポは葉巻を灰皿に押し付けると、立ち上がり、贅肉を揺すりながらムネチカの前へと歩み寄ってきた。
その濁った視線は、ムネチカの引き締まった首筋から、淡い紫の胸当てに包まれた豊かな双丘、そして水色の帯に結ばれた細い腰へと、ねめ回すように這い回る。
その下劣な視線を真正面から受け止め、ムネチカは武人の誇りを総動員して冷徹な灰青色の瞳で睨み返した。
「……そうだ。明日で約束の一ヶ月となる。貴公も八柱将の一人であるならば、約束通りラウラウ先生の初期稀覯本を引き渡してもらおう」
(あと少しだ……今夜と明日さえ耐え抜けば、小生は自由の身となる。アンジュ様のお顔を汚すこともなく、この下劣極まりない豚の前から永遠に立ち去ることができるのだ……っ!)
「ふん、相変わらず減らず口だけは達者にゃも! だが本を渡す前に、今夜もたっぷりワシを悦ばせてもらうにゃも! ほれ、自分で服を脱ぐにゃも!」
尊大に命じるデコポンポに対し、ムネチカは屈辱に奥歯を噛み締めながらも、震える指先を自らの装束へと伸ばした。
水色の帯の結び目に手をかけ、ゆっくりと引く。
するり、と布擦れの音が響き、帯が解かれると同時に、金色の帯飾りがカチャリと重々しい音を立てて床に転がった。
続いて、肩を大胆に露出させていた淡い紫の胸当て風上衣の合わせへと指をかけ、左右へと引き開く。
ささっ、ハラリ……と衣擦れの音が寝室に木霊し、上衣が滑り落ちるように床へと脱ぎ捨てられた。
薄暗い行灯の光の下に晒し出されたのは、武芸で鍛え上げられたしなやかな白い肌と、手のひらから溢れんばかりに実った白く張りのある豊満な双丘であった。
冷たい空気に触れた瞬間、乳肉がぶるっと微かに震え、先端の淡い桜色の突起がきゅっと収縮して硬く尖っていく。
ムネチカはさらに、白く長い前垂れと紺の短いスカートを自らたくし上げ、薄絹の下着を脱ぎ捨てた。
度重なる夜ごとの交わりによって完全に開かれ、すでにじんわりと透明な愛液を滲ませている秘裂が、惜しげもなく露わになる。
「ほう……言われずともすっかり濡れておるにゃも!」
デコポンポは下卑た舌なめずりをすると、ムネチカの手首を掴み、奥に設えられた巨大な寝台へと乱暴に押し倒した。
柔らかな敷布の上に組み敷かれたムネチカを見下ろし、デコポンポは脂ぎった両手を伸ばした。
この一ヶ月間で、デコポンポはムネチカの身体の隅々まで、どこをどう弄れば最も激しく悶えるかを完全に熟知していた。
デコポンポの太い手のひらが、ムネチカの豊満な乳房を下から力任せに鷲掴みにする。
ぎゅうぅ、と重々しい弾力とともに柔らかな乳肉が押し潰され、指の間から盛り上がる。
デコポンポは両手で乳房を激しく捏ね回し、手のひら全体で円を描くように圧迫しながら、親指と人差し指で尖りきった乳頭を挟み込み、ぐにっと強く捻り上げた。
きぬきぬ、すりすり、ぬちゅ……
「あぐっ……! んっ……ふぅっ……!」
(触られただけで……乳首がこんなにも熱く疼いてしまう……っ! 小生の身体は……もう、この男の指先を覚えてしまっているというのか……っ!)
息を呑むムネチカに対し、デコポンポのもう一方の手は、惜しげもなく開かれた下半身へと伸びていた。
愛液で濡れそぼった秘裂の割れ目へと太い指が潜り込み、ぷっくりと充血して熱く脈打つ敏感な突起――秘核を、指腹でじっくりと転がすように擦り上げた。
こすこす、ぬちゅり、ぐちゅぐちゅ、じゅぷ……
生々しい水音が狭い寝室に響き渡る。
胸の先端を捻り上げられ、同時に秘核を執拗に抉られる二重の強烈な愛撫。
全身の神経が快楽の稲妻に貫かれ、ムネチカの腰がびくんと跳ね上がった。
「ひゃはは! 指先で転がしただけでビクビクと腰を浮かせておるにゃも! ほれ、イキそうか? イキたいにゃもか?」
(この高慢な女が、快楽を欲して泣き喚く顔が見たいにゃも! 寸止めを食らわせて、極限まで飢えさせてやるにゃも!)
「あ、あぁっ……! そ、そこ……っ、やめ……小生は……っ、んぁぁっ!!」
(だめだ……頭が痺れる……っ! 絶頂が……押し寄せてくる……っ! イク、小生は……っ!)
ムネチカが身体を弓なりに反らせ、まさに絶頂の彼方へと突き抜けようとした、その瞬間であった。
デコポンポはニヤリと邪悪な笑みを浮かべ、両手をピタリと止めてムネチカの肌から引き離した。
「お預けにゃも」
「ふあッ……!? あ……っ、え……っ!?」
(な……ぜ……!? 熱い……身体の中が、焼け付くように疼いているのに……っ! なぜ止めるのだ……っ!)
頂点を目前にして急激に突き落とされたムネチカは、喉から情けない悲鳴を漏らし、瞳を彷徨わせた。
下腹部の奥底に集まった激しい熱情の行き場を奪われ、全身の筋肉が快楽の飢餓感で激しく痙攣する。
だが、デコポンポの責め苦はこれだけに留まらなかった。
再び指を伸ばし、乳首と秘核を同時に激しく弄り回して絶頂の寸前まで引き上げ、達する直前でピタリと手を離す。
すりすり、ぬちゅ、ぐちゅり……
「あぁっ、今度こそ……イッ……!」
「お預けにゃも!」
「んお"ぉっ……!?」
幾度となく繰り返される残酷な寸止め責め。
焦らしに焦らされ、絶頂を奪われ続けたムネチカの身体は、もはや全身から大粒の汗を噴き出し、銀白の髪をシーツの上に乱しながら、虫の息で激しく腰をくねらせていた。
下腹部は熱狂的な疼きで煮え返り、秘所からはとめどなく愛液が溢れ出し、シーツを広範囲に濡らし尽くしている。
「はぁっ……はぁっ……! く、苦しい……っ! 頼む……小生を……早く……っ!」
(もう耐えられぬ……身体が狂ってしまいそうだ……っ! 早く……早くあの太いモノで……小生の中を突き刺してくれ……っ!)
理性のタガが外れかけ、涙目で懇願の息を漏らすムネチカ。
その無残なまでに快楽に飢えきった女傑の姿を見下ろし、デコポンポは胸のすくような優越感に浸りながら、自らの豹柄の着物の前を荒々しく割いた。
ばさっ、するり……と着物が左右へ開かれ、中から現れたのは、どす黒い血管を浮き彫りにし、熱気を放ちながら猛々しく天を衝く太く分厚い男根であった。
先端の亀頭は赤黒く大きく膨らみ、透明な先走り汁がつーっと滴り落ちている。
デコポンポはその凶悪な業物をムネチカの潤んだ瞳の前に突きつけ、嘲笑とともに決定的な問いを突きつけた。
「ほれ、言うにゃも! 偉大なる父ディコトマの教えよりも、このワシの男根……どちらが上か白状するにゃも!」
(長年ワシを苦しめてきた父上の亡霊……! その父上の最高傑作であるこのムネチカの口から、ワシの方が上だと認めさせてやるにゃも! 言え、言うにゃも!)
その問いが耳に飛び込んできた瞬間、快楽に蕩けかけていたムネチカの頭に、冷水を浴びせられたような衝撃が走った。
師ディコトマ。
かつて自分に武の道を教え導いてくれた、高潔にして無双の英雄。
そして目の前に立つのは、その偉大な父の七光りのみで甘い汁を吸い、自分を卑劣な罠で脅迫して毎夜弄んできた醜悪な豚。
武人としての誇り、師への絶対的な敬意、そしてデコポンポへの根底にある侮蔑が、激しい嵐となってムネチカの胸中を吹き荒れた。
「言え……ぬ……っ! ディコトマ様は……偉大な武人であられ……貴公ごときが並べるお方では……っ!」
(言えるはずがない……っ! ディコトマ様を冒涜することなど、武人として絶対に許されぬ……! 小生の魂まで、この豚に売り渡してなるものか……っ!)
ムネチカは唇から血が滴るほど強く噛み締め、涙に濡れた瞳で必死に拒絶の言葉を紡いだ。
しかし、デコポンポはその抵抗を冷ややかに見下ろし、ふんと鼻を鳴らすと、突き出していた男根を引っ込め、寝台から身を起こして背を向けた。
「ならお預けにゃも。今夜はワシのモノはおみゃあにはやらんにゃも」
(口惜しがっても無駄にゃも。おみゃあの身体はもうワシの肉棒なしでは一分たりとも耐えられんようになっているにゃも。自分から泣きついてくるのを待つだけにゃも!)
デコポンポの身体が寝台から離れ、冷たい夜風が火照りきったムネチカの秘部を撫でた。
その瞬間――ムネチカの中で、何かが決定的に音を立てて千切れ飛んだ。
「あ……待て……! 行くな……っ! 小生を……小生の中を、満たしてくれ……っ!」
(行かないでくれ……っ! あの熱いモノが入ってこなければ……小生は狂ってしまう……っ! 身体が、子宮が……引き裂かれそうなほど疼いて……耐えられぬ……っ!)
理性の防壁が跡形もなく崩壊していく。
飢餓感と焦燥感に突き動かされたムネチカは、恥じらいも矜持もかなぐり捨て、寝台の上を這いずり、立ち去ろうとするデコポンポの太ももへとすがりついた。
デコポンポは振り返り、冷酷な笑みを浮かべて見下ろす。
「なら答えろにゃも!」
(さあ白状するにゃも! ワシの前にひれ伏し、父上を超えた男だと認めるにゃも!)
冷たく突き放され、目の前にぶら下げられた太く逞しい男根。
それを前にして、ムネチカの目から大粒の涙がとめどなく溢れ出した。
己の長年守り続けてきた高潔な信念、武人としての魂、師への忠誠。
そのすべてが、抗いようのない圧倒的な肉欲の快楽の前に、無力に砕け散る。
ムネチカは自ら震える両手を伸ばし、デコポンポの熱く脈打つ男根をぎゅっと抱きしめ、頬を擦り寄せながら、咽び泣くように叫んだ。
「あぁっ……! ディコトマ様は武勇に優れている…その師の教えは素晴らしいもの…しかし……床の技術は、デコポンポの方が……ずっと師の教えよりも上…だ……っ! だから……お願いだ、デコポンポ……小生を抱いて……っ♡」
(言ってしまった……小生の口から、師であるディコトマ様を否定してしまった……っ! ああ……だが、なんという背徳感……なんという甘美な解放感……っ! もう誇りなどいらぬ……小生は、デコポンポのモノだ……っ♡)
自らの口で告白した瞬間、罪悪感の底から、すべてをかなぐり捨てて快楽に身を委ねられる底知れぬ甘美な悦楽が全身を突き抜けた。
軽蔑していたはずの小太りの男は、今や自分にこの世で最も濃密な快楽を与えてくれる唯一絶対の「主」へと反転していた。
様付けなどせず、熱烈な思慕と情欲を込めて「デコポンポ」と名を呼ぶムネチカ。
その言葉を耳にした瞬間、デコポンポの丸顔が歓喜と征服感で極限まで歪み、部屋の空気を震わせる哄笑が爆発した。
「ぎゃははは! よく言ったにゃも! 父上を超えたにゃも! ワシの勝ちにゃもォッ! さあ、自分で腰を振ってワシを悦ばせるにゃも!」
(勝った……! ワシは父上に勝ったにゃも! 天下のムネチカが、ワシの男根を父上以上だと認めて泣きついてきたにゃも! これ以上の快感はこの世にないにゃも!)
デコポンポは豪快に笑いながら、寝台の中央へと仰向けにどっかりと横たわった。
突き出された太鼓腹の下で、怒張した男根が誇らしげに反り返っている。
完全に屈服し、牝へと堕ちたムネチカは、自らの震える手を後頭部へと伸ばした。
銀白の髪を両脇で優美に束ねていた端正な髪留めを、自らの指で静かに解く。
ハラリ、ばさっ……
髪留めが床に落ちると同時に、豊かに波打つ艶やかな銀白の長髪が一気に解き放たれ、シーツの上へと美しく波打って広がった。
その顔には、もはや昼間の凛々しい将の面影など微塵もなかった。
両頬は朱に染まり、灰青色の瞳は情欲に蕩けきり、上目遣いに媚びるような淫らな光を宿している。
ムネチカは自ら両太ももを左右へと大きく開き、仰向けに横たわるデコポンポの逞しい体躯の上に跨がった。
両膝を敷布につけ、腰を高く浮かせると、愛液でぐちゅぐちゅに濡れそぼり、ぽっかりと開ききった秘裂が、デコポンポの太い男根の先端――赤黒い亀頭の真上へとあてがわれる。
「あぁ……デコポンポ……っ♡ 小生の中に……貴方の逞しいモノが……っ♡」
(熱い……触れているだけで、溶けてしまいそう……っ♡ 早く、早く奥まで欲しい……っ!)
ムネチカは自重をかけ、ゆっくりと腰を沈めていった。
ずんっ、ぎゅうぅ、ずぶずぶ……!
「ふあッ……! んあぁぁぁっ……入って、くる……っ♡ 太いのが……奥まで……っ♡」
(あああっ……! 満たされていく……小生の身体の芯が、デコポンポのモノで塗り潰されていく……っ♡)
愛液で濡れた肉壁を押し分け、太く反り返った男根がめりめりと胎内を押し広げていく。
最奥の子宮口に亀頭がずしりと到達し、完全に根元まで飲み込まれた瞬間、ムネチカは背筋をぞくぞくと震わせ、甘美な疼きに瞳を細めた。
結合部からは、ぐちゅぐちゅ、ずぶずぶ、と卑猥極まりない愛液の泡立つ水音が溢れ出す。
完全に男根を胎内に収めたムネチカは、命じられるがまま、自発的に腰を大きく円を描くようにグラインドさせ始めた。
ぬちゅ、ぬちゅり、ぐちゅ、じゅるる……
肉壁が太い男根の筋目を余すことなく擦り上げ、デコポンポの息が荒くなる。
ムネチカは自らの豊満な乳房を両手で下から鷲掴みにし、柔らかな白い肉をぎゅうっと揉みしだきながら、デコポンポの視線に見せつけるように激しく揺すった。
「見て……デコポンポ……っ♡ 小生の身体……貴方のモノをくわえ込んで……こんなにも悦んでるの……っ♡」
「ぎゃはは! たまらんにゃも! 自分から腰をくねらせて乳を揉んで見せつけるとは、とんだ淫乱牝豚にゃも!」
(あの生真面目な女傑が、ワシの上で腰を振りながら媚びて啼いておるにゃも! 夢のようだにゃも!)
デコポンポは昂奮のあまり鼻息を荒くし、下からムネチカの引き締まった豊かな腰を両手でがっちりと掴み上げた。
そして、下から強烈な力で腰を突き上げ返す。
どすっ、ずちゅ、ぱんぱんっ……!
ムネチカが上から腰を落とし、デコポンポが下から突き上げる。
上下からの激しい衝撃が真正面から激突し、肉と肉がぶつかり合う生々しい破裂音が部屋中に反響した。
「あぁぁっ……デコポンポ……っ♡ すごい……頭がおかしくなっちゃう……っ♡ イグッ、イグイグゥ"ゥ"ゥ"ゥ"……ッッ♡」
ムネチカは背中を大きく弓なりに反らし、銀白の長い髪を激しく振り乱しながら、デコポンポの胸板にすがりついて激しく腰を上下させた。
ずんっ、どすっ、ずちゅちゅちゅ、ぐぽっ、ぱんぱんっ……!
結合部から飛び散る愛液が、二人の腹部とシーツを激しく濡らし、濁った水しぶきを上げる。
子宮口を激しく擦り上げられる暴力的で甘美な衝撃に、ムネチカの理性は完全に焼き切れた。
舌を突き出し、口端からだらしなく唾液を垂れ流しながら、焦点の定まらぬ蕩けた目で虚空を見つめ、絶叫のようなオホ声を響かせ続ける。
「んお"、ぉ"……ッッ♡ イ”ッ、イぎますう"……ッッ♡ おお"お"お"ぉぉ"ぉ"ぉ"ぉ"……ッッ♡♡」
びくびくぅ、びくびくっ、とムネチカの全身が狂乱の痙攣を起こし、胎内の肉壁が男根を万力のように締め上げる。
連続絶頂の奔流の中、子宮の最奥から勢いよく愛液が吹き出し、男根を熱く濡らし尽くした。
その極限の締め付けと、誇り高き女傑が完全に牝として堕ちた姿を目の当たりにし、デコポンポの欲望もまた限界を突破した。
「ワシも出るにゃも! 父上を超えた証の種を、おみゃあの子宮に刻み込んでやるにゃもォッ!」
デコポンポは雄叫びを上げると、下から腰を限界まで突き上げ、ムネチカの子宮口へと亀頭をめり込ませた。
ドプッ、びゅるるるるっ、どぷっ、びゅるるるっ……!
「ふあッ……! あぁぁぁっ……あ、熱い……っ♡ デコポンポの熱いのが……いっぱい……っ♡♡」
(注ぎ込まれてる……っ♡ デコポンポの濃い種が……小生の子宮を、全部埋め尽くしていく……っ♡)
激しい脈動とともに、灼熱の白濁が波状に勢いよく噴き出され、ムネチカの胎内の最奥へと容赦なく叩き込まれた。
びくびくと跳ねる男根から、溢れんばかりの濃厚な精液が奥深くに満たされ、腹の底を熱く焼き焦がしていく。
射精の勢いに合わせて、ムネチカはさらに強く抱きつき、デコポンポの唇へと自ら激しく吸い付いた。
んちゅ、じゅるるる、ちゅぷ……!
二人は汗にまみれ、互いの唾液を貪るように絡め合いながら、深く、深く重なり合った。
激しいピストンが止まった後も、ムネチカは腰をゆっくりと揺すり、注ぎ込まれた熱い精液を一滴も漏らすまいとするかのように、恍惚の表情でデコポンポの男根を締め付け続けた。
夜の静寂が、ゆっくりと乱れた寝室へと戻ってくる。
敷布の上で、銀白の髪を乱したムネチカは、デコポンポの贅肉のついた胸元に甘えるように顔を埋めていた。
デコポンポは満足げに葉巻を咥え直すことも忘れ、愛妾となった女傑の滑らかな背中を、自慢げに撫で回している。
「デコポンポ……♡ 」
かつて軽蔑し、豚と罵っていた男の腕の中で、ムネチカは蕩けた笑みを浮かべてその名前を囁いていた。
明日、一ヶ月の契約は満了を迎え、約束の禁書本は手に入る。
しかし、もはや契約などという名目は、彼女にとって何の意味も持たなくなっていた。
心も、誇りも、その極上の肉体も――鎮守のムネチカのすべては、もう以前とは別ものに変化していた。
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屈辱と背徳に塗れた一ヶ月の契約期間が、いよいよ満了を迎える朝。
東の空が白み始め、デコポンポの豪壮な屋敷の寝所に冷え冷えとした薄明かりが差し込んでいた。
乱れた敷布の上で目を覚ましたムネチカは、自らの身体に走る激しい倦怠感と、下半身の奥底に残る生々しい熱気に、息を呑んで硬直した。
昨夜――二十九日目の夜、自らが犯した行動の記憶が、鮮明な濁流となって脳裏へ蘇ってくる。
寸止めに飢え狂い、デコポンポの足元にすがりついて「父ディコトマよりデコポンポの床の技術が上」と泣き叫び、自ら髪留めを解いて男の上に跨がった。
そして理性をかなぐり捨てて腰を激しく振り、喘ぎ声を上げながら連続絶頂に狂い咲いたのだ。
(小生は……なんという浅ましい姿を晒してしまったのだ……っ! 武人の矜持も、師への敬意もすべて投げ打ち、あのような豚に跨がり媚び諂うなど……!)
胸を掻き毟るほどの凄まじい罪悪感と自己嫌悪が、冷たい刃のようにムネチカの心を抉り抜いた。
しかし、今日で悪夢のような一ヶ月は終わるのだ。今日さえ乗り切れば、二度とこの男の前に肌を晒す必要はない。
ムネチカは唇を血が滲むほど強く噛み締め、震える手で八柱将の装束を身に纏い直すと、背筋を真っ直ぐに伸ばして、起きてきたデコポンポの前に立った。
かつての冷徹で誇り高き「鎮守のムネチカ」としての仮面を必死に取り繕い、鋭い眼光で小太りの男を見据える。
「……約束の一ヶ月が過ぎた。契約通り、ラウラウ先生の初期稀覯本を引き渡してもらおう」
(昨夜の醜態を思い出すだけで舌を噛み切りたい……。だが、目的は果たしたのだ。本を受け取り、二度とこの男の前に姿を晒すものか……っ)
凛とした威厳を取り戻した声音で告げるムネチカ。
しかし、目の前で黄色地に茶色の斑点が入った豹柄の広袖着物を羽織ったデコポンポは、太鼓腹を揺すりながら下卑た哄笑を漏らした。
跳ね上がった口髭の間から紫煙を吐き出し、ムネチカの微かに強張った立ち姿を嘲笑うようにねめ回す。
「ぎゃはは! 昨晩はワシの上で激しく腰を振って啼いておったくせに、朝になればまた澄ました顔に戻るにゃもか。まあいいにゃも、約束は約束にゃも」
(昨夜あれだけワシにすがりついておきながら、白々しい態度を取りおって。まあ、もうおみゃあの身体はワシのモノなしではいられんはず。すぐに泣きついてくるに決まっておるにゃも)
デコポンポは重厚な金庫から、幾重にも厳重な封印が施された豪奢な桐箱を取り出し、机の上へと無造作に放り投げた。
箱の蓋を開けると、中には長年探し求めていた、幻の初期作――ラウラウ先生の初期稀覯本が、静かに収められていた。
「約束通り、本はくれてやるにゃも。契約は満了にゃもよ」
「……確かに受け取った。これにて、貴公との縁は完全に切れたものと心得るべし」
(手に入った……! これでアンジュ様を喜ばせることができる……。この男との悪夢も、すべてこれで終わりだ……っ)
ムネチカは桐箱を両手で抱え、深く一礼すると、一度も振り返ることなくデコポンポの屋敷を後にした。
朝の冷たい空気が、火照った頬を撫でる。
自由を取り戻したはずだった。悪夢のような屈辱の日々は、これですべて過去のものになったはずだった。
宮廷へ戻ったムネチカは、朝露に濡れる白亜の回廊を歩み、皇女アンジュの私室を訪れた。
部屋の中では、幼い皇女が待ちきれない様子で部屋の中を行ったり来たりしていたが、ムネチカの姿を認めるや否や、琥珀色の瞳を爛々と輝かせて駆け寄ってきた。
「ムネチカ! 戻ったか! どうなのじゃ、例の件は!?」
無邪気に胸を弾ませるアンジュの笑顔を前に、ムネチカは静かに片膝をつき、抱えていた桐箱を恭しく差し出した。
「……姫殿下、お約束のラウラウ先生の本にございます」
桐箱の蓋を開けた瞬間、アンジュの顔が歓喜に染まり上がった。
「おおっ、これじゃ、これじゃ! よくぞ手に入れてくれた、ムネチカ!…ほれお主も見てみろっ♪」
アンジュは小躍りして喜び、机の上に本を広げると、我を忘れて夢中になって頁をめくり始めた。
かつてであれば、ムネチカもまた胸を高鳴らせ、アンジュの横で息を詰めてその美しい挿絵に見入っていたはずであった。
ムネチカは促されるまま、アンジュの隣へと歩み寄り、開かれた頁へと視線を落とした。
そこに描かれていたのは、端正な二人の若武者が月光の下で剣を交え、互いの志と熱い情念をぶつけ合う、息を呑むほどに美しい絵柄であった。
濁りのない魂の交歓、高潔な男同士の絆の物語。
しかし――頁を見つめるムネチカの心には、何の感動も湧き上がってこなかった。
以前のように胸が高鳴ることも、頬が熱を帯びることもない。
それどころか、絵巻の美しい男たちの姿を眺めているはずなのに、ムネチカの脳裏に突如としてフラッシュバックしたのは、全く別の生々しい光景であった。
デコポンポの脂ぎった太い指、あの贅肉のついた醜悪な体躯。
そして何よりも、黒々とした血管を浮き彫りにし、熱狂的な熱気を放つあの凶悪な太い男根。
机の上で背後から無慈悲に子宮口を抉られた時の、脳天を突き抜けるような暴力的な快楽。
昨夜、自ら跨がって腰を振った時に胎内を焼き尽くすように注ぎ込まれた、濃厚な灼熱の精液の感触――。
(な……ぜだ……!? なぜ小生は、あのような下劣な豚との交わりばかりを思い出してしまうのだ……っ!?)
ぞくぞくっ、と背筋を甘い戦慄が駆け抜け、下腹部の奥底がぐっと熱く疼いた。
装束の下、白いサイハイブーツに包まれた太ももの内側に、じわりと温かい愛液が滲み出していくのがわかる。
一ヶ月に及ぶ徹底的な開発によって、ムネチカの肉体は、男同士の清らかな絆の物語などでは決して満たされない、ドロドロとした生々しい男女の肉欲に飢えた身体へと作り変えられてしまっていたのだ。
アンジュは本の絵柄に夢中になるあまり、目の前に立つムネチカの僅かな異変にまったく気づいていない。
足を踏みしめる際のぎこちない腰の据わり、薄っすらと紅潮した白い首筋、そして熱情を孕んで怪しく潤んだ灰青色の瞳――。
「ひ、姫殿下様……少々熱っぽく。本日は早めにお休みをいただきたく、これにて失礼いたします……」
(いかん……ここにいては、身体の奥が疼いて理性が保てぬ……! 早く、早く一人にならねば……っ)
ムネチカは激しい動揺を武人の礼節の下に必死に隠し、途切れ途切れの声で告げた。
「む? そうか、大儀であったなムネチカ! そなたのおかげで最高の宝が手に入ったぞ! 今日はゆっくり休むがよい!」
アンジュの明るい見送りの声を背に、ムネチカは逃げるようにして宮廷の回廊を駆け抜け、自室へと戻った。
自室の引き戸を閉め、鍵を下ろした瞬間、ムネチカはその場に崩れ落ちた。
全身から吹き出す汗が肌を濡らし、下腹部はまるで火の玉を飲み込んだかのように激しく疼いている。
「あのような男の感触など……忘れねばならぬのだ……っ!」
ムネチカは桶に汲んだ冷水を自らの頭から浴びせかけ、肌に染み付いたデコポンポの匂いを洗い流そうとした。
ずぶ濡れになりながら寝台へと倒れ込み、薄絹の寝間着を掻き抱いて、早々に就寝してすべてを忘れようと目を固く閉じる。
しかし、目を閉じれば閉じるほど、暗闇の中に浮かび上がるのはデコポンポの嘲笑と、あの太く猛々しい男根の姿であった。
耳元には下品な息遣いが蘇り、子宮口を激しく叩かれた時のあの痺れるような絶頂の記憶が、激しい波となって肉体を襲う。
「んっ……あぁ……っ、くっ……!」
耐えかねたムネチカの震える指先が、無意識のうちに薄絹の寝間着の裾を割り、火照りきった自らの秘所へと伸びていた。
指先が、すでに蜜で濡れそぼった秘核に触れる。
こすこす、ぬちゅ、くちゅ……
「ふあッ……! んんっ……あぁぁっ……!」
自らの指で敏感な突起を擦り上げ、膣内へと指を挿し込んで激しくかき回す。
ぐちゅぐちゅ、じゅぷ、と卑猥な水音が静かな寝室に響き渡る。
何度も、何度も腰を浮かせ、激しく身体を震わせて絶頂を迎えるムネチカ。
愛液が溢れ出し、敷布を濡らしていく。
しかし――どれほど自らの手で絶頂を繰り返しても、下腹部の奥底にある乾きは一向に癒されなかった。
指先の細い刺激など、デコポンポのあの極太の肉塊がもたらす暴力的な充満感、子宮を直接蹂躙される圧倒的な快楽には、爪の先ほども及ばない。
「だめだ……こんなものでは……少しも満たされぬ……っ! 小生は……もう、あの男の肉棒がなければ……ダメになってしまったのか……っ」
絶望と自己嫌悪、そして満たされぬ狂おしい快楽の飢餓感に涙を流しながら、ムネチカは夜の闇の中で浅い微睡みへと沈んでいった。
ーー
ー
次の日の夜。
帝都の空を濃紺の闇が覆い尽くし、冷たい星々が瞬いていた。
公務が終わるや否や、ムネチカは八柱将の装束のまま、誰に声をかけることもなく宮廷を飛び出していた。
契約は昨日で終わったはずだった。本も手に入り、自由の身となったはずだった。
それなのに、彼女の足は迷うことなく、一目散にデコポンポの豪壮な屋敷へと向かっていた。
夜風を切り裂いて走り、屋敷の重厚な門をくぐり抜ける。
幾度となく通い慣れた離れの引き戸の前に立ち、ムネチカは荒い息を整えることもできぬまま、乱暴に戸を開け放った。
「はぁっ……はぁっ……!」
部屋の中には、今夜も濃厚な異国の甘い香煙が立ち込めていた。
中央に置かれた巨大な長椅子の上で、黄色地に茶色の斑点が入った豹柄の広袖着物を着崩したデコポンポが、太鼓腹を揺らしながら高級な葉巻を燻らせている。
部屋に飛び込んできたムネチカの姿を認めた瞬間、デコポンポの脂ぎった丸顔に、耳障りなほど下卑た哄笑が広がった。
「ぎゃはは! 本を渡したらもう用済みのはずなのに、何しに戻ってきたにゃも? 契約はもう完了しているにゃもよ?」
勝ち誇った視線で嘲笑を浴びせるデコポンポ。
その前に立ち尽くすムネチカは、顔から火が出るほどの羞恥に全身を朱に染めながら、俯いて小刻みに震えていた。
武人としての威厳を取り繕おうとするが、舌がもつれ、言葉が途切れ途切れになる。
「……そ、その……デコポンポ……小生を……その……犯して、いただきたく……」
(恥ずかしい……穴があったら入りたい……っ! 契約は終わったというのに、自分から抱いてくれと頼みに来るなど……! だが……もう身体が、あの快楽なしには耐えられぬのだ……っ)
しどろもどろになりながら、必死に懇願の言葉を絞り出すムネチカ。
しかし、デコポンポはわざと興味なさそうにふんと鼻を鳴らすと、プイと横を向いて葉巻の紫煙を吐き出した。
「ふん、契約は終わったにゃも。ワシはおみゃあを抱く理由なんぞ何一つないにゃもよ。どうしても抱いてほしいなら……自分でワシを興奮させてみるにゃも!」
(簡単に抱いてやっては面白くないにゃも。この高慢な八柱将が、ワシに媚び諂って恥態を晒す姿をとことん見せてもらうにゃも!)
「なっ……! こ、興奮させろと……!?」
(小生自ら……この男を誘惑しろというのか……!? そんな破廉恥な真似……っ!)
冷たく突き放され、ムネチカの胸中に激しい葛藤が吹き荒れた。
八柱将としての誇り、女としての羞恥心。
しかし、目の前でそっぽを向くデコポンポの股間に視線を落とした瞬間、下腹部が引き裂かれそうなほどの熱狂的な疼きを上げた。
拒絶されれば、今夜もあの地獄のような飢餓感に苛まれることになる。
あの太く逞しい男根で、子宮の奥底を力任せに貫かれなければ、自分はもう生きていくことすらできない――。
熟考の果て、ムネチカの瞳から迷いが消え失せた。
残されたのは、ただデコポンポの肉欲に狂信的に従属しようとする、牝としての情熱だけであった。
ムネチカは震える手を自らの腰へと伸ばした。
水色の帯の結び目に指をかけ、ゆっくりと引く。
するり……カチャリ、と重々しい音を立てて帯飾りが床に落ちる。
続いて、肩を露出させていた淡い紫の胸当て風上衣の合わせを左右へ引き開いた。
ささっ、ハラリ……と衣擦れの音が寝室に響き、上衣が床へと滑り落ちる。
さらに白く長い前垂れと紺の短いスカートを自らたくし上げ、薄絹の下着を脱ぎ捨てた。
ばさっ、と衣服が脱ぎ捨てられ、行灯の光の下に晒し出されたのは、息を呑むほどに白くしなやかな、完全な全裸の女傑の肢体であった。
ムネチカは自ら銀白の豊かな長髪を後頭部で振り乱し、両手を太ももに添えながら、デコポンポの目の前でゆっくりと腰を円を描くようにくねらせ始めた。
きぬきぬ、すりすり……と滑らかな肌が擦れ合う音が立つ。
「見よ……デコポンポ……っ♡ 小生のこの身体を……貴方のモノで満たして……っ♡」
蕩けた瞳で上目遣いに見つめ、熱烈に媚び諂うムネチカ。
その姿に、デコポンポは口髭を震わせて哄笑した。
「ぎゃはは! 良い眺めにゃも! だがまだまだ足りんにゃも! もっと激しく腰を振って胸も揺らして下品に媚びろにゃも!」
(たまらんにゃも! あのムネチカが、ワシの前で全裸で腰を振って媚びておるにゃも!)
命じられたムネチカは、恥じらいを完全にかなぐり捨てた。
両腕を後頭部で組み、引き締まった細い腰を限界まで反らせると、たわわに実った豊満な乳房を突き出した。
そして、激しく腰をグラインドさせ、左右へ、前後へと激しく振る。
ぱちんっ、ぱちんっ、と弾む豊かな乳肉が、激しい動きに合わせて自らの胸板と激突し、乾いた打擲音を寝室に響かせる。
度重なる疼きによって分泌された透明な愛液が、秘裂からとめどなく溢れ出し、太ももの内側をつーっと伝って床へと滴り落ちていく。
ぽた、ぽたっ……
「あぁっ……♡ デコポンポ……見てください……っ♡ 小生のこんな下品な身体……貴方のモノを欲しがって、こんなにも濡れて……滴っております……っ♡ もっと、もっと汚してください……っ♡」
(……デコポンポ……っ♡ 小生が、貴方のモノを欲しがるだけの雌犬に成り下がった姿を……っ♡)
全身を汗ばませ、愛液を撒き散らしながら下品に腰を振り狂う八柱将。
その究極の屈服の光景に、デコポンポの男としての自尊心と征服欲は、この世の頂点へと突き抜けた。
「ぎゃははは! 最高にゃも! 天下のムネチカが、ワシの肉棒欲しさにここまで下品に媚びるとはにゃも!」
デコポンポは立ち上がると、自らの豹柄の着物の前を力任せに左右へ割き広げた。
中から現れたのは、どす黒い血管を浮き彫りにし、熱気を放ちながら天を衝く、太く逞しい凶悪な男根であった。
先端の亀頭は赤黒く大きく膨らみ、筋張った怒張が脈打っている。
「欲しいなら、まずは綺麗にして興奮させて勃起させるにゃも!」
突きつけられた凶悪な肉塊を目にした瞬間、ムネチカの瞳に歓喜の光が爆発した。
「はい……喜んで……っ♡ デコポンポの逞しいモノを……小生がお世話いたします……っ♡」
ムネチカは歓喜に震えながら、デコポンポの足元へと膝をついて跪いた。
両手を伸ばし、熱く滾る太い男根をそっと包み込むように捧げ持つ。
そして、迷うことなく自らの桜色の唇を寄せ、先端の丸く膨らんだ亀頭へと吸い付いた。
ちゅる、ちゅぷ、じゅるるる……!
「んむっ……♡ じゅる……ぺろ……っ♡」
(熱い……っ♡ この太さ、この逞しさ……ずっとこれが欲しかったのだ……っ♡)
ムネチカは夢中になって舌を這わせた。
先端の敏感な割れ目へと舌先を潜り込ませ、溢れ出る先走り汁を貪るように吸い尽くす。
さらに太い雁首のくびれに沿って舌を丹念に転がし、筋張った竿の裏筋をじっとりと舐め上げ、下腹部の玉袋までをも両手で包み込んで愛撫した。
ぺろ、じゅるるる、ちゅぽ、ぬちゅ、じゅぽっ……!
卑猥極まりない水音が寝所に響き渡る。
ムネチカの熱烈で献身的な奉仕を受け、デコポンポの男根は鉄の棒のように硬く反り返り、破裂せんばかりに膨張を極めていく。
「ぐぅぅっ……! たまらんにゃも! すっかり舌の使い方も熟達しおって!」
デコポンポが唸り声を上げると、ムネチカは名残惜しそうに唇を離し、唾液で濡れ光る男根を見上げて甘く微笑んだ。
「デコポンポ……もう我慢できません……っ♡ 小生の身体を……犯してください……っ♡」
ムネチカは自ら立ち上がり、寝台の前に敷かれた豪奢な絨毯の上で、四つん這いの姿勢をとった。
両膝と両肘を床につき、引き締まった腰を限界まで高く突き上げる。
豊かな臀部が左右に押し開かれ、度重なる情事と先ほどの自慰、そして口奉仕の興奮によって、完全に開ききった薄桃色の秘裂が、愛液の泡を噴き出しながら無防備に晒し出された。
ムネチカは艶やかな銀白の長髪を揺らしながら、振り返ってデコポンポを見つめ、突き出した腰をいやらしく左右に振って誘惑した。
「はい……もう貴方のモノなしでは生きていけません……っ♡ ディコトマ様より、このよ男性のだれよりもずっと逞しくて素晴らしいであろう、貴方のモノで小生を犯してください……デコポンポ……っ♡」
(早く……早く貫いて……っ♡ 小生は、貴方のモノで犯されるためだけに生まれてきた牝犬です……っ♡)
その言葉を聞いた瞬間、デコポンポの理性は完全に吹き飛んだ。
「ぎゃはは! 骨の髄までワシのモノにゃも! その極上の穴に、ワシの極太をぶち込んでやるにゃもォッ!」
(父上の愛弟子を、完全にワシの牝犬として調教し尽くしたにゃも! 奥の奥まで貫いてやるにゃも!)
デコポンポは立った姿勢のまま、前屈みになって臀部を突き出すムネチカの背後へと回り込んだ。
脂ぎった太い手で、彼女の引き締まった細い腰をがっちりと両側から掴み上げる。
そして、濡れそぼって湯気を立てる秘裂の割れ目へと、怒張しきった太い亀頭を力任せにあてがった。
「デコポンポ……っ♡ きて……っ♡」
デコポンポは体重のすべてを乗せ、背後から一気に腰を突き入れた。
ずんっ、どすっ、ずちゅちゅちゅちゅ……!
「ふあッ……! んあぁぁぁぁぁっ……入ってきたぁぁぁっ……ッッ♡♡」
(あああっ……! これだ……これなのだ……っ♡ この太い肉塊が、小生の子宮口を押し広げていく……っ♡)
太く逞しい男根が、愛液でぐちゅぐちゅに泡立つ肉壁を強引に押し分け、一撃で最奥の突き当たりまでめり込んだ。
あまりの巨大さと熱狂的な充満感に、ムネチカの口から甲高い歓喜の嬌声が迸る。
立ったまま前屈みにさせられた姿勢のまま、デコポンポは荒々しく腰を打ち据え始めた。
ぱんぱんっ、どすっ、ずちゅ、ずちゅちゅっ、ぐぽっ……!
肉と肉が激突する生々しい破裂音が、部屋中に反響する。
背後から容赦のない速度と力で突かれるたび、ムネチカの豊かな乳房が激しく前後左右に揺れ動き、波打つように弾む。
結合部からは、泡立った愛液が激しいピストンの摩擦によって四方八方へと飛び散り、絨毯を派手に濡らしていく。
「あぁっ♡ デコポンポ……っ♡ すごい……奥が……突き砕かれちゃう……っ♡」
(気持ちいい……頭が蕩けちゃう……っ♡ デコポンポの太いモノが、小生をめちゃくちゃにしている……っ♡)
「ぎゃはは! 立ったまま前屈みにされて啼く姿、最高にゃも! もっと奥まで突いてやるにゃも!」
デコポンポは腰を激しく前後させながら、伸ばした手でムネチカの豊かな銀白の長髪を後頭部から力任せに鷲掴みにした。
ぐいと引っ張り上げ、彼女の顔を強引に横へと向けさせる。
「んむぅっ……!?」
逃げ場を奪われたムネチカの唇へと、デコポンポが自らの分厚い唇を乱暴に押し当てた。
んちゅ、じゅるるる、ちゅぷ……!
荒々しい舌がムネチカの口腔内へとねじ込まれ、唾液を垂れ流しながら激しく舌を絡め合わせるキスが交わされる。
口内を蹂躙され、唾液を貪り尽くされながら、下半身では太い男根が無慈悲なピストンを繰り返す。
ずんっ、どすっ、ずちゅちゅちゅ、ぱんぱんっ……!
口を塞がれたムネチカは、鼻から甘く乱れた吐息を漏らしながら、背筋を大きく弓なりに反らせた。
子宮口を直接ノックされ続ける強烈な刺激に、ムネチカの全身の神経が快楽の稲妻に貫かれる。
「んぐぅぅぅーーーッッ♡♡」
びくびくぅっ、びくびくっ、とムネチカの全身が激しく痙攣を起こし、胎内の肉壁が男根を万力のように締め上げた。
限界を超えた連続絶頂の衝撃とともに、子宮の最奥から勢いよく愛液が噴き出し、結合部の隙間からびゅるっ、びゅるるると激しく弾け飛ぶ。
立ったまま前屈みにされた姿勢で潮を吹き狂い、涎を垂らしながら身悶える八柱将。
その極限の締め付けに、デコポンポの欲望もまた限界を突破した。
「ワシも出るにゃも! おみゃあの子宮に、ワシの種を全部注ぎ込んでやるにゃもォッ!」
デコポンポは雄叫びを上げると、下から腰を限界まで突き上げ、ムネチカの子宮口へと亀頭をめり込ませた。
ドプッ、びゅるるるるっ、どぷっ、びゅるるるっ……!
「ふあッ……! んあぁぁぁっ……あ、熱い……っ♡ デコポンポの熱いのが……いっぱい……っ♡♡」
激しい脈動とともに、灼熱の白濁が波状に勢いよく噴き出され、ムネチカの胎内の最奥へと容赦なく叩き込まれた。
びくびくと跳ねる男根から、溢れんばかりの濃厚な精液が奥深くに満たされ、腹の底を熱く満たしていく。
射精が終わると、デコポンポは満足げに荒い息を吐きながら、ゆっくりと肉棒を引き抜いた。
ずちゅっ……と音を立てて結合が解かれた瞬間、支えを失ったムネチカは、腰の力が完全に抜け、床の上へと崩れ落ちた。
乱れた銀髪を散らし、肩で息をするムネチカの秘所からは、愛液と混ざり合った白濁が、どろりと絨毯の上へと垂れ落ちていく。
しかし、ムネチカは休むことなく、自ら床を這いずり、デコポンポの股間へと擦り寄っていった。
両手で、射精を終えてなお太く鎮座する、白濁と愛液に汚れたデコポンポの男根を愛おしそうに捧げ持つ。
そして、上目遣いに恍惚の瞳で見上げながら、先端へと優しく舌を這わせ始めた。
「じゅる……ちゅぷ……んむっ……♡ 汚れた逸物も、小生が綺麗にお掃除いたしますから……っ♡」
(デコポンポ……貴方のすべてが愛おしい……っ♡ この汚れた肉棒も、すべて小生が飲み干して差し上げます……っ♡)
ちゅる、ぺろ、じゅるるる……
ムネチカは先端から竿の筋目、根元に至るまで、丁寧に舌を這わせて舐め清め、付着した精液を一滴も残さず吸い尽くすように奉仕を続けた。
その忠順極まりない愛玩奴隷の姿を見下ろし、デコポンポは胸のすくような全能感に浸りながら哄笑した。
「ぎゃはは! 八柱将のムネチカが、ワシの汚れたモノを喜んで掃除しておるにゃも! 父上を超え、帝の将をも従えたワシこそが、真の勝者にゃも!」
(もうどこへも逃げられんにゃも。おみゃあは一生、ワシの肉棒を舐めて啼く愛妾にゃもよ!)
行為が終わった後も、ムネチカは部屋の静寂の中で、デコポンポの足元に寄り添い続けた。
帝や皇女への忠誠、武人としての誇り――そんなものは、今やこの男が与えてくれる暴力的な快楽の前に、塵芥のように消え去っていた。
あるのはただ、デコポンポへの狂信的な従属と、彼の肉棒に抱かれることへの至上の喜びだけであった。
鎮守のムネチカは、完全にデコポンポだけの忠順な牝犬へと堕ちきったのであった。
ーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー宮廷の道場
宮廷の奥深くに設けられた道場では、澄み渡る秋晴れの陽光が板の間に射し込み、木刀の鋭い風切り音が響いている。
銀白の艶やかな長髪を両脇で端正な縦巻きロールに結い上げ、顔の下半分を厳格な仮面で覆った女傑――「鎮守のムネチカ」は、八柱将の清廉な装束に身を包み、腕を組んで佇んでいた。
その涼やかな灰青色の瞳は、木刀を懸命に振るうヤマトの皇女アンジュの姿を静かに見据えている。
「ふんっ! やあっ! とうっ!」
無邪気な掛け声とともに木刀を振るうアンジュであったが、その足捌きには微かな焦りが混じり、切っ先がわずかに流れていた。
ムネチカは毅然とした歩調で歩み寄り、凛とした声音で厳しく指摘した。
「姫殿下、本日の素振りの太刀筋、些か乱れておりますぞ。集中なされよ」
(……いかんな。姫殿下を指導する立場でありながら、小生の頭の中までもが乱れておる。昨夜、デコポンポの太い男根に子宮口を激しく突き上げられた感触……あの熱い白濁が胎内を満たした痺れるような快感が、今も下腹部の奥底で甘く疼いて離れないのだ……)
教育係としての厳格な仮面を取り繕いながらも、ムネチカの装束の下の身体は、昨夜の情事の記憶に苛まれて微かに火照っていた。
一方、注意されたアンジュは木刀の切っ先を地面に下ろし、唇を尖らせて不満そうに眉を寄せた。
「うう……ムネチカは相変わらず厳しいのう。ラウラウ先生の新作が気になってそれどころではないのじゃ!」
琥珀色の瞳を潤ませ、手に入れた禁書の続きが読みたくてたまらないと言わんばかりに駄々をこねる皇女。
その無垢な姿を見つめながら、ムネチカは冷徹な眼差しの奥で静かに首を横に振った。
「……お気持ちは分かりますが、稽古は稽古にございます。…さぁ集中なされよっ!」
(……かつては小生も、姫殿下と同じようにあの男同士の情念を描いた絵巻に心を躍らせていたというのに……今となっては、あのような紙の上の絵空事の何が楽しかったのか、さっぱり分からぬ。男と男の絡み合いなど、本物の男女の交わりがもたらす暴力的な悦楽に比べれば、あまりにお粗末な子供騙しに過ぎん……)
厳格な口調で稽古を促しながら、ムネチカの胸中には冷ややかな悟りと、昏い情欲が渦巻いていた。
(姫殿下も、あのような偽りの情念など早く卒業され、本物の男の熱く逞しい男根によって啼かされる歓びを知る淑女になられればよいものを……。もしも大人になられても良き殿方が現れぬか、あるいは姫殿下を芯から悦ばせられる殿方がおられぬのなら……その時は、小生がデコポンポの元へと手引きし、あの至高の男根と床の技術で真の快楽を教えていただくのも良いかもしれんな……)
主君である皇女に対して抱くにはあまりに不敬で倒錯した思考。
しかし、デコポンポの肉欲に魂まで調教され尽くしたムネチカの心には、一片の罪悪感すら湧き上がらなかった。
昼間の厳格な教育係としての顔は、今や愛しい主との甘美な秘密の夜を守るための、ただの仮面に過ぎないのだから。
ーーー
ーー
やがて夕餉が終わり、宮廷の灯火が一つ、また一つと落ちていく。
帝都が深い夜の帳に包まれると、ムネチカは自室で顔を覆っていた仮面を静かに外した。
八柱将としての重責も、清廉潔白な武人としての矜持もすべて脱ぎ捨て、黒い外套を羽織って人目を忍び、闇に紛れて宮廷を抜け出す。
向かう先はただ一つ――帝都の一等地に聳え立つ、デコポンポの豪壮な屋敷であった。
屋敷の護衛たちに会釈されながら、手慣れた足取りで奥へ、奥へと進む。
突き当たりにある重厚な扉を開けると、そこは金箔と極彩色の舶来品で埋め尽くされた、豪奢極まりないデコポンポの私室であった。
部屋の中央に置かれた巨大な長椅子の上には、黄色地に茶色の斑点が入った豹柄の広袖着物をだらしなく着崩したデコポンポが、でっぷりと突き出た太鼓腹を揺らしながらふんぞり返っていた。
跳ね上がった口髭の隙間から高級な葉巻を燻らせ、紫色の煙をくゆらせている。
扉が閉まり、二人きりの空間になった瞬間、ムネチカの涼やかな灰青色の瞳は蕩けるように細まり、口元に甘美な笑みが浮かんだ。
昼間の凛々しい八柱将の威厳は跡形もなく消え失せ、小走りに駆け寄ると、デコポンポの足元へと跪き、その丸太のような太ももへ甘えるように縋りついた。
「よく来たにゃも、ワシの可愛いムネチカ。昼間のお堅い教育係様が、夜はワシのモノをおねだりする淫乱女にゃも!」
デコポンポは下卑た哄笑を上げ、葉巻を灰皿に押し付けながら、足元に寄り添うムネチカの銀髪を乱暴に撫で回した。
ムネチカは頬を彼の膝にすり寄せ、恍惚の吐息を漏らしながら上目遣いに見つめ返した。
その声は、昼間の堅苦しい武人言葉の響きを帯びながらも、熱狂的な情愛に甘く濡れていた。
「はい……デコポンポの逞しいモノが欲しくて、昼間からずっと濡れておりました……っ♡ 今夜も小生をいっぱい愛してください……デコポンポ……っ♡」
(嬉しい……今夜もデコポンポのお側に来られた……っ♡ 昼間の堅苦しい務めなど、この瞬間のために耐えているようなもの。貴方の太い男根で、小生の身体の隅々まで満たしていただきたい……っ♡)
愛しい主の温もりに触れ、早くも下腹部がじんじんと疼き出す。
しかし、デコポンポはふんと鼻を鳴らすと、尊大な手つきで机の上に置かれていた豪奢な衣装を指差した。
「だが、その堅苦しい八柱将の服のままでは相手にしてやらんにゃも。ワシが用意したあの服に着替えるにゃも!」
(あの際どい衣装を着せて、隅々まで女体を鑑賞してやるにゃも。父上の弟子がワシの用意した淫らな服を着て恥じらう姿、たまらんにゃもよ!)
命じられたムネチカは、机の上の衣装を目にしてわずかに息を呑んだ。
それは、かつて潜入任務のために高級倶楽部『えむぺらぁ』で着せられた、あの極めて際どい給仕服――であった。
透き通るような薄絹で作られ、胸元が大胆に開き、両脇腹から腰、太ももにかけて布地が大きく切り取られた、一着で屋敷が一軒買えるほどの超高級にして淫靡な衣装である。
「は、はい……承知いたしました……」
(あ、あの衣装を……! デコポンポに見つめられながら着替えるなど……恥ずかしい……っ! だが、これを着ればデコポンポが喜んでくださる……小生を、もっと激しく求めてくださるのだ……っ)
ムネチカは胸を高鳴らせながら、デコポンポの視線が余すところなく注がれる正面へと歩み出た。
逃げ場のない位置に立ち、震える指先を八柱将の装束へと伸ばす。
水色の帯の結び目に指をかけ、ゆっくりと引く。
するり……カチャリ、と重々しい音を立てて金色の帯飾りが床に落ちた。
続いて、肩を露出させていた淡い紫の胸当て風上衣の合わせを左右へ引き開く。
ささっ、ハラリ……と衣擦れの音が静まり返った寝室に響き渡り、上衣が床へと滑り落ちた。
「ほれ、手が止まっているにゃも! もっと早く脱いで、全部見せるにゃも!」
(たまらんにゃも! あの凛とした女傑が、ワシの視線を浴びて顔を真っ赤に染めながら服を脱いでおるにゃも! この引き締まった肢体、何度見ても極上にゃも!)
デコポンポの貪欲な視線に射抜かれ、ムネチカの白い肌が一気に桜色へと染め上げられる。
羞恥に心臓が激しく早鐘を打ち、言葉も出ないまま、唇を噛み締めて前垂れと紺の短いスカートをたくし上げた。
薄絹の下着を足首まで下ろし、ばさっ、と床へ脱ぎ捨てる。
さらに白いサイハイブーツを脱ぎ去ると、行灯の光の下に、武芸によって鍛え上げられた完全な全裸の美体が晒し出された。
手のひらから溢れんばかりに実った白く張りのある双丘、きゅっとくびれた細い腰、そして引き締まりつつも肉感的な太もも。
ムネチカは羞恥に身を縮こまらせそうになるのを必死に堪えながら、用意された制服へと手を通した。
きぬきぬ、すりすり……と薄絹が滑らかな肌を擦る官能的な音が立つ。
身につけた衣装は、まさに息を呑むほどに扇情的であった。
薄い布地は胸の半分を覆うのみで、豊満な乳肉が左右からこぼれんばかりに盛り上がり、両脇腹から腰骨、太ももの付け根に至るまでが完全に剥き出しになっている。横から見れば、ほぼ全裸と見紛うばかりの際どさであった。
そして何より、露わになった滑らかな白肌の至る所――首筋や豊かな胸元の谷間、引き締まった脇腹、太ももの内側には、昨夜までにデコポンポが執拗に吸い付いて刻み込んだ紫紅色のキスマークが点々と鮮やかに浮かび上がっていた。
「ぎゃはは! 実に見事にゃも! ワシのつけた印が全身に咲き乱れて、極上の雌の姿にゃもよ!」
(八柱将の白い肉体が、ワシの印で染まっておるにゃも! この女はもう、頭のてっぺんから爪先までワシの所有物にゃも!)
デコポンポは満足げに太鼓腹を叩き、下卑た笑みを浮かべて命じた。
「まずはお酌をするにゃも!」
「はい、喜んで……♡」
(嬉しい……デコポンポが小生の姿を褒めてくださった……っ♡ もっと、もっとデコポンポを喜ばせたい……っ♡)
ムネチカは嬉しそうに微笑むと、机の上に置かれていた美酒の徳利を手に取り、長椅子に座るデコポンポの傍らへ歩み寄った。
朱塗りの杯に琥珀色の酒をとくとくと注ぎ入れる。
デコポンポがそれを一息に飲み干すと、ムネチカは杯を受け取り、昼間の厳格さが嘘のように甘ったるい声音で囁きかけた。
「デコポンポ……今夜も貴方にお仕えできて、小生は本当に幸せです……っ♡」
ムネチカは自ら衣装の合わせをさらに寛げ、豊満で柔らかな双丘をデコポンポの太い腕や胸板へとむぎゅっと押し当てた。
そして、甘える小猫のように顔を擦り寄せながら、細くしなやかな指先をデコポンポの首筋や丸みを帯びた太鼓腹へと這わせ、愛おしそうに撫でさすった。
極上の美女から向けられる無条件の愛撫と熱烈な媚態に、デコポンポの自尊心と征服欲は瞬く間に沸点へと達した。
「ぎゃはは! もう我慢できんにゃも! ベッドへ行くにゃも!」
デコポンポはムネチカの細い腰を力任せに抱き上げると、そのまま奥の広大な天蓋付き寝台へと押し倒した。
柔らかな敷布の上に組み敷かれたムネチカは、甘い吐息を漏らしながら腕を広げて主を受け入れた。
重なり合った瞬間、デコポンポの分厚い唇が、ムネチカの桜色の唇を力づくで塞いだ。
んちゅ、ちゅぷ、じゅるるるる……!
逃げ場を奪われた口腔内へと荒々しく太い舌がねじ込まれ、唾液を貪るように絡め取られる。
ムネチカもまた瞳を潤ませ、自ら舌を伸ばしてデコポンポの舌に絡みつき、互いの唾液が銀の糸を引いて口端から溢れ出した。
濃厚な口づけがひとしきり交わされた後、ムネチカは自らデコポンポの逞しい体躯へと手を伸ばした。
黄色い豹柄の着物を押し開き、丸みを帯びた胸元へと顔を埋める。
そして、その褐色に色づいた胸の突起――デコポンポの乳首へと、自らの唇をそっと寄せた。
ちゅっ、ちゅる、ぺろ、んむっ……♡
「んむ……ちゅぷ……っ♡ デコポンポの胸……硬くなって……とても愛おしいです……っ♡」
ムネチカは舌先を器用に尖らせ、デコポンポの乳首を丹念に転がし、甘噛みしながら唾液で濡らし光らせた。
男傑から受ける熱烈な胸への愛撫に、デコポンポは「ぐぅぅっ……!」と荒い鼻息を漏らし、股間の怒張を鉄の棒のように硬く反り返らせた。
「たまらんにゃも! 早くその穴でワシのモノを咥えるにゃも!」
デコポンポが仰向けになると、ムネチカは歓喜に目を輝かせ、自らその逞しい体躯の上に跨がった。
薄絹の布地を押し除け、愛液でぐちゅぐちゅに濡れそぼった秘裂を、天を衝く太く凶悪な男根の先端にあてがう。
そして、デコポンポの顔を見つめながら、ゆっくりと自らの腰を沈めていった。
ずしん、ずぶぶぶ……ぎゅうぅぅっ!
「あふぅ……っ! んんっ……♡ 入って……奥まで届いてます……っ♡」
(あああっ……! これだ……これなのだ……っ♡ デコポンポの太いモノが、小生の中を押し広げて埋め尽くしていく……っ♡)
根元まで完全に飲み干すと、ムネチカは甘美な充満感に背筋を震わせた。
跨がった姿勢のまま、自ら腰を上下に揺らし、円を描くように大きくグラインドさせ始める。
ぬちゅり、ぐちゅ、ずぶずぶ、じゅぷっ……!
結合部から卑猥な水音が派手に飛び散り、ムネチカの豊満な乳房が激しく前後左右に波打つ。
先端の淡い桜色の突起は冷たい空気に触れてビンビンに尖り、ムネチカは自ら胸を揉みしだきながら、蕩けた瞳で腰を振り狂った。
「ぎゃはは! 自分で腰を振って貪る姿、最高に下品でエロいにゃも!」
デコポンポはムネチカの腰を掴んで引き起こすと、寝台の上で四つん這いの姿勢をとらせた。
両手と両膝をシーツにつかせ、引き締まった腰を限界まで高く突き上げさせる。
左右に押し開かれた豊かな臀部の中心、愛液の泡を吹いてヒクヒクと開閉する秘裂の背後へと、デコポンポは立ったまま回り込んだ。
そして、両手で彼女の腰骨をがっちりと固定し、太く猛々しい男根を一撃で突き入れた。
ずんっ、どすっ、ずちゅちゅっ!
「あぁっ♡ デコポンポ……っ、うしろから……激しい……っ♡」
(奥が……子宮の入り口が、激しくノックされてる……っ♡ 頭が真っ白になっちゃう……っ♡)
背後から容赦のない速度と力で腰が打ち据えられる。
ぱんぱんっ、どすっ、ずちゅ、ぐぽっ……!
肉と肉が激突する生々しい破裂音が寝所に反響し、ムネチカの引き締まった腹部が激しく波打つ。
その淫らによがり狂う姿を見下ろしながら、デコポンポは脂ぎった手のひらを高々と振り上げた。
ばちぃんっ! ぱちんっ!!
「ひゃんっ……! あぁんっ……!」
力任せに振り下ろされた平手が、ムネチカの白く豊かなお尻の肉を激しく叩き据えた。
白磁の肌に鮮烈な赤い手形が刻まれ、鋭い痛覚と痺れるような快感が背筋を駆け上がる。
「ほれ、鳴くにゃも! ワシの肉棒を咥えながら、お尻を叩かれて悦ぶ淫乱女にゃも!」
「あぁっ♡ もっと……叩いて……小生のお尻を、もっと叩いてください……っ♡ デコポンポに叩かれるの、すごく気持ちいいです……っ♡」
(痛いのに……熱くて、たまらない……っ♡ デコポンポに叩かれるたびに、中がぎゅうぎゅう締まっちゃう……っ♡)
叩かれる衝撃に秘所が過敏に反応し、男根を締め付ける万力が一段と強まる。
興奮を極めたデコポンポは、四つん這いのムネチカの背中に覆い被さるようにして、上体をシーツの上へと突っ伏させた。
うつ伏せに押し倒されたムネチカの背中に、デコポンポの重い肉体が隙間なく密着する。
汗ばんだ肌と肌がすり合わさり、背後から覆い被さられたまま、子宮の奥深くを力任せに抉り貫くピストンが再開された。
ぐぽっ、ずちゅ、ぬちゅり、ぱんぱんっ!
うつ伏せの姿勢で胸をシーツに押し潰され、角度が変わった男根の雁首が、子宮口の最も敏感な天井を容赦なく擦り上げる。
「んおぉっ……! そこ……っ、だ、め……擦れちゃう……っ♡ イッちゃう……っ♡」
(あああっ……! 擦れてる、一番感じるところが擦れてる……っ♡ デコポンポ、すごい……壊れちゃう……っ♡)
「ぎゃはは! まだまだ逃がさんにゃも! 最後は正面からワシの顔を見ながらイキ狂うにゃも!」
デコポンポはムネチカを仰向けにひっくり返すと、正面から力強く組み敷いた。
仰向けになったムネチカは、自ら両腕をデコポンポの太い首筋へと回し、引き締まった両足をデコポンポの腰と背中にぎゅっと絡めつけた。
全身を隙間なく密着させ、肌と肌を擦り合わせながら、根元まで突き刺さった男根を万力のような力で締め上げる。
ぎゅうぅぅっ、ぎゅん、ずしん、ずずずっ……!
「あぁんっ……♡ デコポンポ……っ、すごい……小生は…っ、デコポンポのモノ……っ♡ あぁぁぁっ……ッッ♡」
(デコポンポ……デコポンポ……っ♡ 小生のすべてが貴方のもの……離さないで、ずっと小生を貫いていて……っ♡)
密着した胸と胸の間で鼓動が激しく重なり合い、デコポンポの腰が激しく打ち付けられる。
ぱんぱんっ、どすっ、ずちゅちゅちゅちゅ……!
ムネチカの全身がびくびくぅっと激しく痙攣を起こし、頭の中が真っ白に弾け飛んだ。
限界を超えた連続絶頂の波が押し寄せ、愛液が結合部から噴き出し、飛び散る。
その極限の締め付けに、デコポンポの男根もまた破裂せんばかりに脈打った。
「ワシも出るにゃも! その子宮の奥底に、ワシの種を浴びせるにゃもォッ!」
デコポンポは咆哮とともに腰を限界まで押し込み、子宮口へと亀頭をめり込ませた。
ドプッ、びゅるるるるっ、どぷっ、びゅるるるるっ……!!
「ふあッ……! んあぁぁぁぁぁっ……あ、熱い……っ♡ デコポンポの熱いのが……いっぱい……っ♡♡」
激しい脈動とともに、灼熱の白濁が波状に勢いよく噴き出され、ムネチカの胎内の最奥へと容赦なく叩き込まれた。
腹の底がずっしりと熱い精液で満たされていく。
絶頂の余韻に身を震わせながら、ムネチカは涙を浮かべ、愛おしそうにデコポンポの頬に手を添えて囁いた。
「デコポンポ……っ♡ 八柱将の仕事に支障が出ないよう、受精しないよう法術をかけているのが……本当に悔しいです……っ。でも、貴方の熱い種が、小生の子宮をいっぱいに満たしてくれているのが分かります……愛おしくてたまらない……っ♡」
(貴方の子供を宿せないのは残念だけれど……この熱い白濁が注ぎ込まれる瞬間こそ、小生が女として最も満たされる至福の時……っ♡)
その言葉に、デコポンポはこれ以上ない征服感に浸りながら、ムネチカの顎をぐいと持ち上げた。
「ぎゃはは! よく言ったにゃも! おみゃあは完全にワシのものにゃも! ワシのためにどんな情報も教え、ワシが気に入った娘がいれば、それがたとえ皇女アンジュであってもワシの寝所に差し出すにゃもな?」
(こやつから儂がしらない情報も、皇女の純潔も、すべてワシの手の中に落ちるにゃも! ワシこそがヤマトを支える最高の将になるにゃも!)
突きつけられた背徳の命令に、ムネチカの瞳には何の躊躇も浮かばなかった。
蕩けた笑みを浮かべ、忠順に頷いて誓う。
「はい……すべてデコポンポの意のままに……っ♡ 小生の忠誠も身体も、すべて貴方のもの……アンジュ様であっても、貴方がお望みなら喜んで手引きいたします……っ♡」
(貴方の望むことなら、小生は何だっていたします……♡ アンジュ様も、貴方の前には何の意味も持ちません……っ♡)
行為が終わり、寝室に穏やかな静寂が戻った。
白濁と愛液にまみれたシーツの上で、デコポンポは満足しきった寝息を立て始め、ムネチカはその太い腕の中に抱かれながら、そっと彼の丸みを帯びた寝顔を見つめていた。
(ああ……愛しいデコポンポ……♡)
指先で、彼の跳ね上がった口髭を優しく撫でる。
しかし、その満ち足りた幸福感の裏側で、ムネチカの頭の片隅に、武人としての冷徹な思考が去来した。
デコポンポは、武芸の腕もなければ軍略の才もない。
莫大な富と閨房の技術こそ神懸かり的ではあるが、戦場に出ればあまりに脆く、宮廷の権力闘争においても、ライコウやミカヅチといった傑物たちにいつ足を掬われて失脚させられるか分かったものではない。
もしもこの先、大きな戦乱が起きれば、この愛しい主は真っ先に命を落としかねないのだ。
(小生が……何としても、この愛しいデコポンポをお守りせねばならぬ。この御方を死なせず、八柱将の地位を守り続けさせるためには、小生一人の武力だけでは足りぬかもしれん……)
どうすれば、デコポンポの身の安全を盤石にできるか。
真剣に思考を巡らせていたムネチカの脳裏に、ふと、ある一人の人物の姿が浮かび上がった。
――それは、夫を亡くして久しい、自らの実の母・ムラサメであった。
母ムラサメは、防人の郷イヅモの元太守であり、かつて八柱将を務めた当代随一の女傑である。
現在は職務を退いて隠居の身ではあるが、その武勇と力は今なお些かも衰えておらず、何より今も若々しく妖艶な美貌と、自分以上の豊満な肢体を保ち続けている。
(……そうだ。お母様がおられるではないか)
ムネチカの胸に、電撃のような閃きが走った。
デコポンポほどの好色漢であれば、母のあの成熟しきった極上の肉体に必ずや満足し、歓喜して受け入れるに違いない。
そして何より――あの厳格で清廉潔白な母であっても、一度デコポンポの神懸かり的な愛撫の手技と、あの太く猛々しい男根による狂乱の絶頂を味わわされれば、自分と同じように骨抜きにされ、デコポンポに忠順を誓う愛玩の牝へと堕ちるはずなのだ。
母がデコポンポの愛妾となり、寝首を掻かれる心配のない絶対の味方となれば、これほど頼もしい護衛はヤマト全土を探しても他にいない。
デコポンポの八柱将としての地位は永遠に揺るぎないものとなるだろう。
(それに……ふふっ……)
ムネチカの薄桃色の唇が、妖しく歪んだ。
幼い頃から自分を厳しく育て、常に高潔で凛としていたあの厳格な母が、デコポンポの肉棒に子宮を貫かれ、恥態を晒して啼き叫び、淫らに腰を振ってよがり狂う姿……。
想像するだけで、下腹部の奥底がじわりと熱い愛液を滲ませる。
実の親を同じ快楽の泥沼へと引きずり込み、共にデコポンポの種を請い願う牝犬にしてやりたいという、背徳的で抗いがたい倒錯の情欲が、ムネチカの全身を甘美に支配した。
(帝や朝廷への体裁など、いくらでも繕える。母の手元から、亡き師ディコトマ様からの生前の手紙が見つかり、その盟約と恩義に従って息子のデコポンポ様を補佐することになった……とでも奏上すれば、誰も疑いはすまい)
計画の道筋は、驚くほど滑らかに組み上がった。
明日から早速、イヅモに隠居する母を帝都へと呼び寄せ、デコポンポの寝所へと引き合わせる段取りを整えよう。
「ふふ……お母様。待っていてくださいね……。すぐに、デコポンポの素晴らしさを教えて差し上げますから……♡」
ムネチカは寝息を立てるデコポンポの胸元へと幸せそうに顔を埋め、甘美な微笑を浮かべながら、静かにまどろみの中へと落ちていった。