※この作品はR-18です。

283プロ極悪エロバラエティ!   作:高牧園

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【ふれあい!動物さんといっしょ!】(にちか&咲耶)

【ふれあい!動物さんといっしょ!】

 

 ルーレットの文字を見た咲耶は口元に手を当てつつ、微笑をカメラに向けた。

 

「動物とのふれあいか。前にアンティーカの皆とも、猫がいない猫カフェに――」

「あ、そういうのはいいんで」

 

 チャレンジのタイトルから話を広げようとする咲耶に冷ややかな返事をするぽゆちに、にちかは静かに眉を寄せる。

 

(この人、なんかすっごい感じ悪い)

 

 接客業経験の賜物か、ぽゆちの性格の悪さを感じ取って警戒心を募らせるにちか。

 そんなにちかの視線に気付きながらもぽゆちはあえてスルーを決め込んで、楽しそうに声を張り上げる。

 

「お二人に触れ合っていただく動物は二匹~! まずは一匹目のご登場っ!」

 

 ぽゆちの言葉に、スタジオに一頭の豚が姿を見せる。

 

「……豚?」

 

 思わず呟くにちか。

 

「おや、これは……」

 

『可愛らしい』と続けたかった咲耶だが、柵越しでもなく生で見る豚の迫力は思った以上で言葉が途切れてしまう。

 

 ペットショップにいるミニブタやマイクロブタとはまるで違う、家畜然とした豚だった。

 灰色とピンク色の中間のような体躯の豚は文字通りの豚鼻をひくつかせ、スタジオをウロウロ歩いている。

 

 顔はどこかのっぺりして見えて、バラエティ番組らしい愛らしいSEをつけたとしても、この豚を可愛く見せるのは難しそうだ。

 黒い瞳はつぶらではあるものの、無垢と呼ぶには淀んで、罵倒語としての豚にふさわしい鈍重さを感じる。

 

 首輪もリードも繋がれていなければ耳に識別用のタグもなく、家畜のはずの豚なのに野生のごとき荒々しさが感じられる。

 

「これは……野趣溢れる豚さんだね……」

「……っていうか、これ大丈夫ですー? 襲ってきませんー?」

 

 言葉を選びつつコメントを残す咲耶に、警戒心むき出しで尋ねるにちか。

 

 豚はそんな二人など意に介さず豚鼻を鳴らし、にちかの方にトテトテ近寄る。

 

「あららー? にちかのこと気に入った系〜?」

「っ、ちょ……」

 

 豚は遠慮なくにちかに近づいて、にちかの太もも辺りのにおいをフンフン嗅いでいる。

 

 鼻息がにちかの腿に吹きつけられ、ショートパンツに重なるスカートがひらひら揺れる。

 豚に悪意がないのは分かっていても、なんだかインモラルな行為のように思えて、にちかはぎゅっと眉をひそめて。

 

「ちょっと、これ……これ、何とかしてくれませんー?」

「いや、今回ふれあいチャレンジなんで無理」

「って言っても……」

 

 にちかとぽゆちがモタモタと押し問答をする間にも、豚はグイグイとにちかの体を押している。

 

「っうわ、」

 

 豚の体重は三百キロ、みっしりと肉の詰まった体でぶつかられたにちかはハイヒールの足元を崩して、その場に尻もちをついてしまう。

 

「にちか――」

 

 そんなにちかを見かねて、咲耶は救いの手を伸ばそうとするが、

 

「ストップ」

「……っ」

 

 ぽゆちが腕を伸ばして咲耶を制するから、咲耶はそこから進めない。

 

「ちょ……ちょっと! なんですかこれ、離れ……っ!」

 

 転んだにちかの上に豚はのしかかって、息を荒げている。

 豚に潰されそうになったにちかは身を守るように床に伏せながら喚くが、豚は構わずにちかに体を迫らせている。

 

「はい、じゃあチャレンジの内容説明しまーす」

 

 スタッフが持ち込んだ柵でにちかと咲耶の居場所を仕切りつつ、ぽゆちは説明を始める。

 

「咲耶とにちかには動物と触れ合ってもらいまーす。最初は豚。んで触れ合いってのは」

 

 柵の設置を終えたぽゆちの手には、いつの間にかハサミが握られている。

 

「な、何を……」

 

 二人を隔てる柵の高さは咲耶の腰程度。

 またいだり迂回したりすればにちかの元へ駆けつけることは出来るが、気持ちの面で抵抗感はある。

 しかもぽゆちは刃物を持っているのだ、滅多なことがあってはいけないと、咲耶はその場を動けない。

 

「ねえ、この豚なんとかして――」

 

 言い募るにちかにぽゆちは近づいて。

 

 ジャキッ。

 

「――え、……は……?」

 

 ハサミを一閃、にちかのズボンの股間を大きく切り抜いた。

 

「っは――はぁ……っ!? ちょ、ちょっと、なにこれ……!?」

 

 下着ごとショートパンツは切り取られ、にちかの秘部は丸出し。

 慌ててにちかは両手で股間を隠すが、その間にも豚は興奮した様子でにちかの体に豚毛をすりつけている。

 

「ま、そーゆーこと。頑張って触れ合ってね〜♡」

「や――」

 

 なおもぽゆちに言い返そうとするにちかだが、丸出しになったマンコ臭に発情したらしい豚は、ノッソリと巨体を動かして体の位置を調整しだす。

 

「……っや、ほんと無理……!」

 

 豚を傷つける可能性も無視して、思いっきり豚を突き飛ばそうと腕を突き出すにちか。

 

「っ……なんで……」

 

 だが、豚の巨体はびくともしない……どこか荒々しい眼差しに射竦められて、にちかは種族の隔たりに身を強張らせる。

 動けずにいるにちかの視界に、赤黒く恐ろしいものがよぎる。

 

「ッひ……!?」

 

 豚の股間から現れた赤黒い謎のスティックの先端はねじれている。

 

「そうそう、豚チンコって先っちょがドリルみたいになってんだよねー」

「……ッ!!」

 

 他人事のようなぽゆちの言い草に、にちかは目の前のブツが陰茎だと理解する。

 

「な……っ、それは……!」

 

 思わず絶句する咲耶は、豚ペニスから目が離せない。

 ヒトの男根も見たことがないのに、豚の勃起を目の当たりにして、にちかも咲耶も混乱するばかり。

 

「な……何を……」

 

 動揺のまま呟く咲耶は二の句が継げず、それきり押し黙る。

 

「やめ、て……ッ、やだ、やだって、言ってる……のに……ッ!!」

 

 目を見開いたまま硬直する二人も待たず、豚は次の行動に移っている。

 肉棒をむき出しにした豚は本能に従ってにちかの腰を押さえつけ、メス穴を探して腰をさまよわせる。

 

「ひ――!?」

 

 獣の交わるバックスタイルを強制的に取らされ、にちかは背後にいる豚の姿を見やった。

 豚の顔はこれまでと変わらず鈍重。にちかの尻に乗り上げる形で陰部と重ねようとする豚の前足がにちかの腰に食い込んで、ミシッと骨が軋んだ。

 

「ッや、やだ……やだぁ……ッ!!」

 

 うろたえた声を上げるにちかは両腕で床を叩いて、この場から逃れる方法を探す。

 だが、周囲には何もない――かろうじて何かを掴んだと思えば、それは咲耶とにちかを隔てる柵。

 

「た……たすけ、助けて……っ!!」

 

 柵を掴んだにちかが咲耶に向けて叫ぶ間も、豚チンポの先端はにちかのラビアに近づく。

 

「ひ――――!?」

 

 大事な部分に淫熱を覚え、エクステで伸ばした髪を揺らしてのけぞるにちか。

 

「やだっ……やだ、やだぁ……っ!」

 

 手が白くなるほど柵を握りしめて、にちかは見開いた両目で咲耶を見上げる。

 

「たす……助けて……ッ!!」

 

 助けを乞われる咲耶の肩に手を置いたぽゆちは、咲耶の動きを戒めるように手に力を込める。

 

「……に、にちか……」

 

 咲耶は柵の前に立ち尽くし、呆然とにちかと豚を見下ろしている。

 SHHisの煌びやかな衣装に豚の姿は不似合いだ。薄ピンクと灰色を混ぜたような体色は生肉を思わせる不気味さで、ずっしりとにちかに体重をかけているせいでにちかの華奢な身体は少し間違うだけでへし折れてしまいそう。

 

 咲耶の位置からはあのおぞましい肉棒は見えないが、それは豚ペニスの切っ先が既ににちかの入口を捉えている証拠。

 

「……ッ……!」

「助けて……っ、助、けてぇ……っ!」

 

 あまりの恐怖に咲耶の頭は真っ白になって、助けを求めるにちかの声すら届かない。

 

「たす――――」

 

 何回目かも分からない掠れ声が、途切れる。

 

 ズブゥ…………。

 

「ッぃぎあ――!?」

 

 ねじれた先端部が、にちかの膣壁を引っかきながら押し込まれる。

 

「豚チンポはドリルって言われることもあってぇ〜、すっげぇネジネジしてんだよね」

 

 見開いた目に涙を浮かべるにちかを見下ろしながら、ぽゆちは豚交尾の解説を始める。

 

「チンポは細めだけど長いから、にちかのマンコなら子宮口に当たりそ〜」

 

 気だるく説明をする間も、豚はにちかの膣内を突き進む。

 

「やッ……、は、や――やだ……ッ……」

 

 フルフルと首を振るにちかだが、動きは挿入前より弱々しい。

 

「づぅうッ……!!」

 

 ドリル状にねじれた豚チンポの先端が、ゾリゾリとにちかの膣壁をえぐる。

 濡れていない膣内は柔軟性に乏しく、肉棒の動きに引っ張られては痛みを生む。身体の中身を無理やりこね回される激痛には違和感がつきまとい、にちかは衝撃に身動きが取れない。

 

「ッ……! ッ……!!」

 

 後ろ足二本で立った豚は、欲望のままににちかの腟内を突き進む。

 隘路を豚チンポに拡げられる感覚だけでも我慢できないのに、ある一点を超えた瞬間、にちかの胎内にはこれまで感じたこともないような痛みが生じる。

 

「ぃぎ……!?」

 

 人体の禁忌に触れたような激痛に全身が跳ねれば、それを見下ろす咲耶もビクッと肩を震わせる。

 

「……ぁ……」

 

 獣に等しいバックスタイルで貫かれるにちかを前に、咲耶はどうすることも出来ず佇むのみ。

 

「咲耶ってば超薄情じゃね〜? かわいそ」

 

 何も出来ない咲耶を嗤うぽゆちは、咲耶の肩を強く掴んでいる。

 衣装に深い皺が寄るほど強く咲耶の肩を掴むぽゆちからは、絶対ににちかの豚交尾を邪魔させまいとする意志が伝わってくる。

 

「ッんで、なん……ッで、……ッ!!」

 

 にちかは口をパクパクさせながら、膣にねじ込まれる茎胴に身体を震わせている。

 

 細長い豚チンポはとっくに膣の最奥に届いているが、豚の付け根はまだ身体の外。豚は何としても全てをにちかの中に収めようと腰を突き出して、そのたびにちかの胎は軋む。

 

「っは……ぁぐぅ……ッ!」

 

 子宮口を何度も叩かれる痛みに顔を歪めるたび、膣は異物を排除しようと蠢く。

 それは豚にとってはペニスの刺激に繋がるらしく、豚は獣臭い息を吐きながら、ヘコヘコと腰のペースを速める。

 

「く……っぁう、ぃぎッ!!」

 

 土と排泄物を混ぜた獣特有の臭いが背後から迫って、にちかは獣臭の靄に自分が囚われ、引きずり込まれるような幻想に囚われる。

 

「ひッ……ぎ! ぃぎいッ!!」

 

 目の前には柵、柵の向こうには咲耶とぽゆち、背後にはにちかを犯す豚、周囲にいるスタッフたちは誰一人としてにちかを助けようとはしない。

 

「た……けて、たすっ……、てぇ……っ!」

 

 絶望的な状況だと分かっていても、にちかは喉を絞り、誰かが自分を助けてくれると信じて声を上げることしかできない。

 

 そんなにちかに与えられるのは、豚の容赦ないピストンと、無情なぽゆちの言葉だけ。

 

「ちな豚の射精って三段階あってぇ、最初にサラッとしたザーメン、次にドロドロの受精用のザーメン、んで最後に精子を固めて外に漏れないようにするザーメンが出るんだって。知ってた~?」

 

 いかにもギャルらしい軽薄な口調の解説は、知りたくもない情報をシンプルに伝える。

 

「んで最初のザーメンだけでもヒトと同じくらいの精子量だからぁ、全部中出しされたらけっこーキツくね? って感じ。がんば~」

「ぅあぁっ……!!」

 

 ますます豚姦の恐怖が増す情報に、にちかは涙を流しながら不自由に身体をひねる。

 

 大人びたメイクを施された顔は涙でグチャグチャ。崩れたメイクがかえって幼さの残る顔立ちを誇張して痛々しさが強い。

 

「ぃぎう……っ、ぅ、ぅぎ……っ!!」

「にちかも腰振って豚のこと気持ちよくしろ~? メスブタになりきって交尾してみ? 多分ちょーウケるから」

「やだぁッ!!」

 

 分厚い豚腹に尻を打ち付けられ、痛みに身体を跳ねさせながらにちかは叫ぶ。

 だが、豚は交尾相手の反応など気にした様子もなく、膣内射精の準備に夢中。獣らしく無駄のない動きで自分の快楽だけを貪る豚は、特に強いピストンを何度か繰り返すと、ググッと膣奥に腰を押し込み。

 

「ぁぐうぅぅ――ッ!!」

 

 ゴリュンと内臓をこね回されて、遂に豚のドリルチンポがにちかの子宮に侵入。

 

「ぎ、ぃあ……ッ!! あ、ああぁああッ!!」

 

 子宮に異物がねじ込まれた激痛に叫びを迸らせた瞬間、豚は絶頂に至る。

 

「ひィうッ!!」

 

 腹奥、にちかを穿つペニスが脈打って、淫液が放出される。

 前人未到の子宮に注がれる豚精子が、にちかの尊厳を洗い流し、豚以下の存在に変えていく。

 

「に……にちか……」

 

 目を見開いたまま動けずにいた咲耶は、そんなにちかの姿にやっとの思いで声を絞る。

 

「動くんじゃねーぞ?」

 

 僅かに咲耶が動き出そうとしたのを察して、ぽゆちは咲耶の肩を掴む手に力を込める。

 

「ッ……」

 

 肩に走る痛みに、目の前で豚レイプを受けるにちかの凄絶さに、やはり咲耶は動けなくて。

 

「あづ……ッ、あづい、いだい、やだぁあぁぁあぁ…………」

 

 長く尾を引く悲鳴を上げながら、子宮を豚色に染められるにちかを見つめることしか出来なかった。

 

「あ……っぅ、お、おご……ッ」

 

 眼球が飛び出そうなほど見開いた瞳は、目の前の柵と柵の向こうの二人を見つめている。

 柵はただの仕切りで、どちらが内と決まっているわけではない。

 だが、豚に犯されるにちかにとっては自分が柵の内側。見物客である咲耶とぽゆちの前で、にちかの胎内には豚の濃厚ザーメンが吐き出される。

 

「ぅうう……ッ!!」

 

 胎の重量が増して、射精が次のフェーズに入ったことが分かる。

 ドクッとペニスの脈動は逞しい。いかにも雄々しい射精だが、相手は豚なのだから恐ろしいばかりで、にちかは全身を震わせるばかり。

 

「にちかぁ、豚射精どう? チンポで孕みたくなった感じ~?」

「っやだぁ……妊娠やだ、妊娠、やだぁ……」

「あっそ。でも豚はにちかに子ども産んで欲しいブヒ~♡っつってるけど」

「やァああぁッ……!!」

 

 豚精子は大量で、人間同士のセックスでは有り得ないことをされているのだと、経験のないにちかでも分かる。

 

(これ……っ、ほんとに、豚の赤ちゃんできたら……)

 

 豚の仔を孕む恐怖に身体が冷えるにちかの頭に真っ先に浮かぶのは、はづきと暮らす家のこと。

 大きな家でみんなで暮らしたい――子供じみた、だけど切実な願いが叶う時、傍らに毛むくじゃらの豚ガキがいるとしたら。

 

「やだ……ッ、やだぁあ……ッ!!」

「さっきからうっせーなぁ、ワンパすぎ」

 

 本心から拒絶するにちかの言葉をワンパターンだと腐すぽゆちは、スタジオの隅にいるスタッフに目を向ける。

 

「そろそろ次、よろしくぅ」

「な、何を……」

「おめーは黙っとけ」

 

 やっとの思いで口を開いた咲耶を一蹴するぽゆち。

 ぽゆちの指示を受けたスタッフはどこかへ行ってしまう。

 何かとんでもないことが起きようとしている予感に眉をひそめる咲耶だが、そうする間にも豚はにちかの膣奥を獣色に染めている。

 

「はぎ……ッ、ぃぎ……」

 

 胎内に栓をするためのスペルマはほとんど固形物。

 精液というよりは木工ボンドのような液体が絞り出され、にちかの胎奥にある絶望の証を内側に留める。

 

「ぅくッ、くぅあァ…………」

 

 やっと射精が終わって、にちかは豚から解放される。

 豚ペニスが抜き取られると同時に、うつぶせに倒れ込むにちか。

 

「は……っ、はぁ……ッ……」

 

 パステルグリーンの衣装のところどころには豚の蹄跡が残り、股間を切り取られたハーフパンツから覗く膣口は摩擦に腫れ上がって痛々しい。

 豚から中出しレイプを受けたというのに、膣から白濁が垂れることはない。豚精子は残らずにちかの胎内に留まり、ヒト卵子と結びつこうと蠢いていることだろう。

 

「ぁぐうぅ……っ」

 

 性交が終わったからといって、すぐさま苦痛から解放されるわけではない。

 

 人間以上に大量の豚ザーメンを注がれた腹はずっしり重く、子宮をこじ開けられた痛みも相まってかなりの苦痛。

 こんな場所から一刻も早く立ち去りたいのに、痛みと重みににちかは伏せったまま身動きが取れない。

 

「んじゃ、ウォーミングアップはこんなモンで。次の動物さーん、来てくださぁ~い♡」

 

 ぽゆちの呼び声の後で床が揺れて、にちかは背後から何から現れたことを知る。

 

「な……っ!?」

 

 咲耶の驚愕の声――にちかと交わった後の豚が、いそいそとにちかの元から去ってその生き物に道を開ける。

 

 ズシン、と床が揺れて、うずくまるにちかの背中が影に覆われる。

 

「な、に……」

 

 呻きながら振り返ったにちかの目の前にあるのは、逞しい脚。

 

「は……?」

 

 豚の頭があった位置には脚と胴。

 視線を上げれば、そこには馬の顔があり。

 

「お馬さんで~す!」

「――無理ッ!!」

 

 ひきつった叫びに、馬がブルンと頭を揺らす。

 

「ちょっとにちかぁ、馬はデリケートなんだからデカい声出すなし~」

 

 あたかもにちかが非常識かのように眉をひそめるぽゆち。

 

 図鑑で見るような典型的な馬だった。

 種類としてはサラブレッド、あるいはその近種だろう。無駄な脂肪のないスラリとした体躯は牧場で見れば惚れ惚れしたかもしれないが、人工物で固められたスタジオ内、セックス相手として見るには逞しすぎて恐ろしい。

 

「や……だって、無理、豚でも、あんな……あんなに……」

 

 何とか拒もうとするにちかが言葉を継ぐ間も、馬を連れてきた数名のスタッフは準備を始める。

 馬の腹の下に潜り込んだスタッフが下腹部で何やら作業をすると、馬の下腹部から何かとんでもないものが飛び出す。

 

「な……何、それっ……」

 

 唇をわななかせるにちかは、目の前にあるモノを否定してほしい一心で尋ねるが。

 

「え? チンコだけど」

 

 ぽゆちは事もなげに言い放ち、意気揚々と馬ペニスの解説を始める。

 

「デカチンのことを馬並みとか言うけど~、ま、マジ馬チンコの方が当然デカいよね♡ 馬チンコはちっさくても五十センチとかだから、産まれたばっかの赤ちゃんと同じくらい? まーだから挿入るって、へーきへーき!」

 

 明るく言うぽゆちだが、この馬のペニスは馬としては標準程度だから五十センチは遥かに超えている。

 新生児の身長から考えれば膣にただ挿入れるだけなら可能かもしれないが、身体の準備が出来た状態で産道を通過する赤子と、心身の準備が整わない状態で赤子サイズのブツを出し入れするのでは訳が違う。

 

「や……っ、むり……!!」

 

 ぽゆちの発言は詭弁もいいところで、にちかは首を振りながら、必死で馬から離れようと床を這い回るが。

 

「ウジ虫みたいに動くのやめてメス馬になってくんねぇ?」

 

 呆れたようにぽゆちは言い、馬の準備を終えたスタッフ数人がかりでにちかは膣穴を馬ペニスにあてがわれる。

 

「――ひっ――」

 

 触れるだけで、チンポの長大さがよく分かる。

 ドリル状の豚ペニスと比べれば人間に近いが、サイズは桁違い。

 灼熱のサオはバキバキに血管を浮き上がらせていて、にちかの白い肌との対比は残酷なほどだ。

 

「無理、や――やだ、しんじゃ……う、ぅう……っ!?」

 

 うわ言のように言葉を繰るにちかの膣口に、馬サオの先端がめり込む。

 

「ぁぎ……っ!!」

 

 豚しか知らないにちかの膣穴より遥かに太い切っ先が、ヴァギナの薄い皮膚を引き伸ばす。

 

「ぎぅ、ぅうぎッ――!?」

 

 ヒトとウマの性器のサイズ差は絶望的だが、馬は突き進むことしかできない。

 豚より高い知性は、快楽をなるべく多く得たいと判断したらしい。馬は狭い膣肉を楽しむようにゆっくりと、にちかの穴に己を受け入れさせる。

 

「ひぁぎィいッ!!」

「そーいや馬って頭良くてさ~、三歳児くらいの知能なんだって。三歳児のデカチンどう? おいしー?」

「ぃぎぅああァッ!!」

 

 にちかを傷つける言葉選びで尋ねるぽゆちに反応する余裕もなく、にちかは喉を絞る。

 

「ああ……にちか……」

 

 呆然と呟く咲耶の視線は、にちかと馬の結合部に注がれている。

 

(どうして、こんなことに……)

 

 馬の巨体に隠れて繋がっている場所はよく見えないが、にちかの生足を伝う血は尋常ではない。

 膣口が切れて、できたての傷痕にデカマラの摩擦を受けるせいで傷はますます広がる。

 ボタボタと落ちる血は瞬く間ににちかの内腿を濡らし、ハイヒールの足元に血溜まりを作る。

 

「はぎ……ッ、ぎ……」

 

 ハイヒールで底上げしても小柄なにちかの身体は、馬チンポを収めるにつれて宙に浮く。

 

「っぁ――え、ぇ゛…………ッ」

 

 掴まるものもなければ足の支えになるものもなく、にちかの身体は肉棒に持ち上げられてしまう。

 痩せた腹はボコッと膨らんで、馬チンポをほぼ全て収めたことが分かる。豚精子を詰め込んだ子宮は押し上げられ、腸や胃まで圧迫されているようで、にちかは呆然と開けた口から舌を飛び出させ、もはや死に体だ。

 

「え、アイドルってその顔していいんだ。キッモ、ざまあ~」

 

 ケラケラ笑うぽゆちの隣、咲耶は認めがたい現実に立ち尽くすのみ。

 

「――あ、……?」

 

 そんな咲耶を現実に引き戻したのは、衣装を何者かに引っ張られたから。

 

 アンティーカらしくゴシック要素が引き立つ咲耶の衣装には、パレオ状に巻き付く腰布がある。

 その腰布をクイクイと下方向に引かれる感覚があって、咲耶が下に目を向けると。

 

「――っ!」

 

 にちかを犯したばかりの豚が、勃起チンポをむき出しにすり寄ってきていた。

 

「な……っ!」

 

 股間からニョッキリ伸びたドリルペニスにこびりつく精子が、豚姦の跡を残して生々しい。

 

「さーて、そろそろ咲耶も始めっかぁ」

 

 咲耶が豚に気を取られた隙をついて、ぽゆちは咲耶を床に組み伏せる。

 姿勢は、にちかが豚チンポを受け入れた時と同じバックスタイル。ジャキッと金属音が響いたかと思えば臀部が涼しくなって、下着を切り捨てられたのだと理解した。

 

「や……やめて、くれ……っ!」

 

 青ざめた顔をぽゆちに向ける咲耶の頭の中、にちかの姿がリフレインする。

 

 先端がねじれたチンポをねじ込まれたにちかはどれほど苦しそうだったか――ぽゆちが語って聞かせた豚精子のおぞましさを思い出して、咲耶は震えるばかり。

 

「あんな……あんなことは……!」

「へー、じゃあにちかに助けて~って言えばぁ? おめーが見捨てたヤツに助けてもらえると思うんならね♡」

「……っ!」

 

 ぽゆちに止められたからとはいえ、にちかが犯されるところを黙って見ていた咲耶は後ろめたさに唇を噛む。

 だが、そうする間にも豚ペニスは大陰唇をかき分けて膣穴に狙いをつけている。あと少しで豚交尾が始まると悟って、咲耶はにちかに向けて声を絞る。

 

「にちか……! 頼む、私を助け、――っ!!」

 

 言い終わるより早く、豚チンポが膣内にねじ込まれた。

 

「はい無駄~。ざまあ~」

 

 大笑いするぽゆちの目の前で、豚が咲耶にのしかかる。

 

「ひっ……ひ、ひぃいぃいいッ!!」

 

 膣肉を踏み荒らされる痛みに咲耶は錯乱状態。

 かろうじて自由な腕が床を叩き、柵を掴む――柵の向こうに助けを求めるところまで先ほどのにちかと同じで、ぽゆちは咲耶を指して大笑い。

 

「いやリアクション同じかっつーの! マジつまんね~、もっと面白いこと言えし」

「……ッ! ぅううッ!!」

 

 ぽゆちの要望に応える余裕もなく、咲耶は端正な顔を歪めて豚ピストンの衝撃を堪えている。

 

 重たい身体に組み伏せられて、咲耶の身体はちっとも動かない。

 豚の毛は固くゴワゴワしていて、衣装越しに身体に擦り付けられるだけでもチクチクと痛みは強い。

 

「ッくぁ――た、たすけ、てぇ……ッ!!」

 

 豚凌辱の恐怖に支配されて、咲耶は往生際悪く繰り返し叫ぶ。

 そんな咲耶を眺めて、ぽゆちはわざとらしい溜息をついて。

 

「しょうがねーな……じゃあさー、豚さんになりきって交尾できたら咲耶だけは助けてあげるけど?」

「……ッ、それ、は……」

 

『豚になりきる』、それが何を指しているのか直感できない咲耶だが、酷な要求を受けていることは感じられる。

 ためらいに言葉を詰まらせる咲耶を見下ろして、ぽゆちは悪意たっぷりの笑顔を浮かべる。

 

「あれー? 豚って日本語喋んなくね~? ブヒブヒ言うんじゃなかったっけ~?」

「……ぅ……っ!」

 

 卑しい要求に唇を噛む咲耶を、豚は後ろから追い込み続ける。

 

(こんな……っ、だが――)

 

 チラッと前方に目をやれば、にちかは馬の股間にぶら下がってまったく動けない。

 出血はいまだに収まっておらず、潰れた臓器が血に変わったのではないかと不安になるほどの出血量だ。

 

(にちか……)

 

 痛ましいにちかの姿を見た咲耶の胸に、同情はある。助け出したいとも、もちろん思ってはいる。

 だがそれ以上に、あんな風にはなりたくないという忌避感が、咲耶の頭の大部分を占めている。

 

(あんな風になるくらいなら――)

 

 無惨なにちかを一目見れば、覚悟はすぐに決まる。

 

 震える喉で息を吸う。痛みに震える呼吸をなんとか抑えつけて、咲耶は怯えた声を上げる。

 

「ぶ……ぶひ、ぶひぶひ……っ」

「ぷぷっ」

 

 思わず笑い出すぽゆち。

 

「ぶ、ぶひ……?」

 

 おずおずと豚真似をする咲耶は、不安そうな眼差しをぽゆちに向ける。

 

『助けてあげる』と言ったのはぽゆちのはずだが、豚を真似た声を上げる咲耶を見ても、ぽゆちはニヤニヤ嗤うだけで動こうともしない。

 それは周囲のスタッフも同じ。咲耶とぽゆちの約束を聞いていたはずなのに動こうとしない彼らに、咲耶の頭は焦燥で満たされる。

 

「ひッ……? ひ……?」

 

 そんな咲耶に対し、豚はヘコヘコと腰を使って肉体を追い詰めていく。

 

「っぶひ……!! ぶひぃっ、ぶひぶひぃぃっ!!」

 

 悲鳴のように豚の真似ごとを繰り返す咲耶の尻に、豚チンポが叩きつけられる。

 

「ぅあ……あ、ぅ――ぶひ……っ」

 

 痛みに人間の声を上げそうになった咲耶は、慌てて豚鳴きに言葉を変える。

 

 惨めな豚真似を強要される咲耶の股間を、豚ペニスはせわしなく出入りしている。

 前後運動のたびに尻尾をぴこぴこ動かす豚はユーモラスで、豚とセックスをしながらブヒブヒ鳴き続ける咲耶の滑稽さが際立つ。

 

「ぶ……ひ、ぃ゛……ッ!!」

 

 豚魔羅に子宮口を引っかかれ、肩をビクビク震わせながら、懸命に豚声を上げ続ける咲耶。

 

(早く……早く助けてくれぇ……っ!)

「ぶひっ……ぶひ、ぶひぶひぶひ……っ!!」

 

 豚にレイプされる苦しみから逃れたい一心で叫び続ける咲耶は、肉棒が射精に向けてスパートをかけていることに気付くのが遅れてしまう。

 

「ぶ……っ゛ぃ、……ッひ゛……!?」

 

 何度目かも分からない豚鳴きの最中に、咲耶は不意に豚チンポの熱が高まっていることに気付く。

 

「ひ……」

 

 ゾワッと、肌が総毛立つ。

 

「ひ――ぶ、ひ、ィ゛い……ッ!!」

 

 豚真似を続けなければいけない――でも、早くこの豚にチンポを抜いてもらわなければいけない。

 

 二つの気持ちの狭間に立たされて咲耶は混乱しきり、おどおどと瞳をさまよわせ、震え歪む唇は小さくブヒブヒと唱え続ける。

 

「ぶ、ひ……っぃ……!」

「ぷっ……ふふ、っふふふふふ!!」

 

 狼狽しながら、四つん這いで豚鳴きを繰り返す咲耶の姿がそれほど愉快だったか、ぽゆちは床を転げ回って大笑い。

 スタッフたちも堪えきれずにクスクス笑いだして、にわかに騒がしくなった周囲の空気に興奮したように豚はフスフス鼻を慣らしながらピストンをペースアップ。

 

「ぶひ――!? ひっ、ぶひぃい……ッ!!」

 

 子宮頸に激突するドリルペニスの溝が、咲耶の膣壁を引っかき、子宮口に引っかかる。

 

「ッ゛……!!」

 

 臓器に触れられる不快感に、咲耶は視界がグルンと反転するような気持ち悪さに襲われる。

 

「ぉ゛……ッひ、ぶ、ひ――ぶひ……ッ……!!」

 

 人間の言葉で悲鳴を上げそうになって、慌てて言葉を押し留め、豚語に努める咲耶。

 

 ぽゆちの『助けてあげる』との発言が嘘だったことくらい、もう分かっている。

 

(でも……じゃあ、何が出来るんだ……? こんなことをさせられて、私には、何が……)

 

 しかし、万にひとつでも助かる道があるかもしれないのなら、咲耶はぽゆちに従うしかない。

 鉤爪を思わせる鋭利さで咲耶の胎内をかき乱す豚ペニスに翻弄されながら、咲耶は高らかに豚声を上げて、一刻も早いぽゆちの救いを待つのみ。

 

「ひーっ、やっば、笑いすぎて涙出てきた……! 咲耶おめーアイドルやめて芸人やれよ、そっちのほうが才能あるっしょ……!!」

 

 滑稽な豚真似がよほど気に入ったようで、ぽゆちはヒイヒイ苦しそうに笑っている。

 

「……ッ……!」

 

 助けを与えるつもりなど欠片もなさそうなぽゆちの様子に、咲耶の心が翳る。

 そんな中、豚はドスッと強い打突で咲耶の子宮をこじ開ける。

 

「ィ゛……ッ!!」

 

 高く結い上げた黒髪を大きく揺らして、衝撃につんのめる咲耶。

 床に顔をぶつけた衝撃と股間の痛みに目を瞬かせる中、豚は本物の豚鳴きを披露したかと思えば、ドッと精子を放出する。

 

「ひ、ぃ゛――あ、あぁあああッ!!」

「あれ? もう豚おしまい?」

 

 それどころではない状況に置かれている咲耶にとぼけた言葉を返すぽゆちは、豚レイプに泣き狂う咲耶を見下ろしてニヤニヤ笑顔。

 

「ひッ……ひぅ……ッ、ぁ、あぁあ……ッ!!」

 

 にちかの時に説明を受けた通りの機序で豚の射精は続く。

 

 最初に出る精液の粘度は大したことがないはずだが、未経験の咲耶からすれば水分の多いサラッとした体液すら不気味なもの。

 子宮に浴びせかけられる豚のスペルマの飛沫にすら痛みは生じて、咲耶は脂汗を滲ませた背中を何度も跳ねさせる。

 

「っひ……、ひ、ぃ゛……っ」

 

 どんな悲鳴を上げたって良いはずなのに、何度も繰り返した豚鳴きを喉が覚えてしまっていて、豚に似た声ばかりが上がってしまう。

 

(きっと、こんな風に――)

 

 豚真似を繰り返したせいで、悲鳴が豚を思わせる音を帯びてしまうように。

 豚に犯されたこの時間のせいで、きっと自分の未来は取り返しのつかない方向に曲がったのだろう――。

 

 そんな予感を抱く咲耶の膣内、ネットリと濃い雄汁が注がれる。

 

「っぁう……」

 

 理性なき淫欲の強さを示すかのように熱いザーメンは、孕ませ汁。

 ドリルチンポの先っちょからデロっとこぼれる精子は本能に従って卵子を探す。豚遺伝子を優秀なメスに――たとえそれが種族違いでも――残そうと、ウヨウヨ這い回るさまが想像できて、咲耶は顔面の色をなくす。

 

「は……っ、ぁあ、あぁあぁぁあ……ッ!!」

 

 ほんの少し、一滴でもいいから膣内のスペルマを追い出したいのに、豚はガッチリ咲耶の腰を捕まえて、逃げ出すことを許さない。

 

「ひ……ッ!!」

 

 特濃精子はもう注がれた……そう思ったそばから、先ほど以上の濃厚ザーメンがドロリと咲耶の子宮に流れこむ。

 

「ぁ゛……っ、や、だぁ……っ」

 

 発射と呼ぶほど勢いはなく、白濁液はトロトロと垂らされる。

 

 だが、ゆっくり確実に子宮を満たす精子は、咲耶の胎に落ちた端から質感を変え、膣奥に精子扉を作り出す。

 

「ぃうッ……、ひ、ひぁう……っ」

 

 胎奥が膨らむような違和感を覚えたのは、子宮口が完全に豚精子に閉ざされたからか。

 これで咲耶の子宮は密室になった。孕み袋の中に新たな生命が芽生えるまでは一切の出入りを禁じるとでも言いたげな特濃ザーメンの壁は、遺伝子を継ぐことに貪欲な野生の名残を感じさせるものだ。

 

「ひ……っ、や、ぁあ……」

 

 あっという間に子宮は三種の豚ザーメンに満たされて、重たくなった腹を抱えて咲耶は泣きじゃくる。

 

「う……、うぅ……っ」

「うぁ――」

 

 咲耶の嗚咽に混ざるのは、にちかの小さな悲鳴。

 

 涙にぼやけた視界がにちかを捉えると、にちかの身体は依然として馬に串刺しにされたまま。

 馬専用チンポケースと化して股間からぶら下がるにちかの腹が、内側から蠢くのが見える――チンポサイズにふさわしい大量の射精を受けているのだろう。

 

「ぇ゛あ…………」

 

 かすれた悲鳴を上げたきり、にちかはグッタリと動かなくなる。

 咲耶が豚レイプに必死に抗っている間、にちかも懸命に馬レイプに逆らい、結局中出しを受けたのだろう。

 

「あ、にちかも終わったん? 全然見てなかったわ、おつおつ~」

 

 言いつつ、ぽゆちやスタッフらは馬とにちかの結合を解こうとはしない。

 馬チンポがしぼめば結合は勝手に解けると思ってのことだろう。にちかの細い身体は馬の股間でブランと揺れて、焦茶色の体色の馬の股間からぶら下がるにちかのミントグリーン衣装はまるでコンドームのようだった。

 

「は……っ、あ、あぁ……っ」

(わ……私、馬は……許して、もらえるのかな……)

 

 馬の付属物のようにぶら下がるチンポケースアイドルを前にして、咲耶はそんなことを考える。

 

 豚は一頭なのだから、番組が用意した馬も一頭のはず。

 にちかが馬と繋がっていてくれるなら、自分は馬とのセックスは免れうるはず……そんな、普段の咲耶なら絶対に考えないような卑怯な考えは、しかし新たに現れた馬によって打ち砕かれる。

 

 ノソノソとスタジオに現れた馬の毛色は白。

 だが毛色など何でも良く、咲耶は呆然とその巨体を見上げていた。

 

「咲耶って王子様キャラじゃん? だから白馬がいいかなーって! 白馬に乗った王子様じゃなくて白馬に乗られた王子様だけど、まー誤差っしょ?」

 

 にこやかに下劣なことを言い放つぽゆちの隣、咲耶は現れた馬の威容に気圧されて動けない。

 

「あ……え、この、こんな……?」

 

 何から言えば良いのか分からなくて、咲耶は口を何度も開閉する。

 

 見上げる馬の巨体は、明らかににちかと結合した馬よりも大きい。

 咲耶の目の前まで来れば大きさの差は明白で、にちかの馬とは品種がまるで違うのだと思い知らされる。

 

「あー、コレはにちかのと種類違ってて……なんだっけ、なんか忘れたけどデカい馬」

 

 適当な態度で雑な言い草のぽゆちだが、咲耶の耳にはそんな言葉は耳に入らない。

 

「あ……、あぁ……っ……」

 

 にちかを犯す馬が無駄のない筋肉を纏っているなら、咲耶の前にいる白馬はどっしりと骨太で力強い体躯。

 農耕馬らしい力強さの通り、ペニスも野太く長大だ。

 

「で、出来ない……無理だ、こんな……」

「いやにちかよりデカいんだし行けるっしょ、てか行け」

 

 命令形で言い放つぽゆちのそば、スタッフどもは咲耶を取り押さえ、にちかにしたように咲耶の秘部を馬のチンポにあてがう。

 

「や……やだッ!!」

 

 悲鳴は甲高く、いつもの落ち着いた咲耶の姿とは似ても似つかない。

 

「お願いだから許してくれ……私は、私はまだアイドルでいたいんだ、アンティーカの皆と、ファンの皆と――」

「え? うざい」

 

 命乞いにも等しい咲耶の言葉が一言で切り捨てられた直後、ズブっと馬ペニスの先端が咲耶の膣口を突き破る。

 

「ぃぎぃいいいッ!!」

 

 のけぞった身体がビタンと床を叩いたかと思えば、チンポケースになって浮き上がる。

 

「ひィぎ――――っ!!」

 

 にちかと比べて背が高い咲耶だが、用意された馬のサイズはにちかとの体格差以上。

 少しは大きい膣道はあっという間に限界まで引き伸ばされ、それでも足りずにミチミチと粘膜が裂け、にちかの足元より大きな血溜まりが出来上がる。

 

「ひッ……ひ、ひィ゛ッ……」

 

 しかも悪いことに、咲耶の衣装はコルセットでウエストを強く締めている。

 馬ペニスを受け入れた腹はコルセットの圧迫で膨らむことも出来ず、臓器は口から飛び出そうだ。

 

「はぎ……ッ、ひッ、ひィい……ッ!!」

 

 急激に失われる血液に、咲耶の身体が冷えていく。

 失血のショックで視界がどす黒く染まる――それなのに、馬の股間にぶら下がって動かないにちかの姿だけは鮮やかだ。

 

「ぃ゛やだっ……、いや、だぁ……ッ!!」

 

 カチカチと歯を鳴らす咲耶は、救いを求めてぽゆちを認める。

 

「ゆる……って、ゆる、じで、ぇ゛……ッ!!」

 

 ファンサービスの時の余裕は一切なく、咲耶は泣きじゃくりながらぽゆちに懇願。

 

「え? 咲耶サマってそんな顔するんだ? ちょーウケんだけど」

 

 ケラケラ笑うぽゆちは、当然のように咲耶の頼みを無視する。

 

「ふ……ッ、ぅうう……」

 

 馬は鼻息荒く腰を揺すって、咲耶の膣穴を楽しみ始める。

 

「ィぎぃいい゛ッ!!」

 

 ゴリッと硬い茎胴に、ロクに濡れてもいない膣内が引っ張られて痛い。

 

 おまけに咲耶の子宮は豚スペルマがたんまり詰まっている。パンパンになった腹を亀頭に押し潰される感覚は想像したこともない激痛で、咲耶の顔は涙と脂汗でベトベトだ。

 

「ひッ……ひ、ひーッ……!!」

「何やってんの? 出産する時の呼吸はヒッヒッフーだけど?」

「ひ……ッ? ぅ、ふぅぐ……ッ!?」

 

 わざと的外れなことばかり言って、ぽゆちは混乱する咲耶を眺めてくつくつ嗤う。

 

「ぃいぎッ!!」

 

 おびただしい出血に多少は滑りが良くなったか、馬は自分の好きなテンポにピストン速度を上げる。

 

「ぉごぅッ……!?」

 

 引き抜かれるチンポは、張り出したカリ首が咲耶の膣壁ごと引きずり出そうとしているかのよう。

 ただでさえ男根に引き伸ばされて痛む粘膜を引っ張り出されるような感覚に悶絶する咲耶に、馬は今度はドスッとチンポを押し込む。

 

「ぁい゛ぎィッ!!」

 

 筋肉隆々の四肢から繰り出される刺突は、一発だけでも致命的。

 

「ぎゥ゛う……ぅア゛っ!!」

 

 なぜ死なずにいられるのか不思議になるほど力強くペニスを押し込まれて、子宮が押し潰される実感がある。

 

(お腹……お腹、こわれて、もうなおらない……っ!!)

 

 内臓ごと豚の精子が死んでくれはしないかという気持ちと、身体に取り返しのつかない変化がもたらされる恐怖で、咲耶の心は今にも引き裂けそう。

 

 潰れた子宮を満たす豚精子は行き場を失って子宮を内側から潰そうとするかのよう。女として重要な器官に取り返しのつかないダメージを与えられていることは明らかで、咲耶は床いっぱいに広がる血溜まりに涙をいくつも落とす。

 

「ひぁ゛う……ッ、ぅう……ッ!!」

「馬はチンコもデカけりゃザーメンも多いからね~、間違いなく受精すんじゃねぇ?」

「ッ……じゅ、せ……ッぃ゛……?」

 

 痛みに気を取られていた咲耶は、その言葉にサッと顔を青ざめさせる。

 

「うん。受精。お腹の仔のお父さんのオチンポ、今のうちに味わっとけ~?」

「……ッ!!」

 

 受精、妊娠、そんな言葉よりも、この馬を『お父さん』と呼ばれたことが咲耶の心をえぐる。

 

(嫌だ、お父さんは――お父さんは、そんな……っ)

 

 お父さん、父親。

 それは、咲耶にとっては大切な意味を持つ言葉で。

 ――だからこそ、痛苦をもたらす獣に宛てた言葉にするのは、許しがたいこと。

 

「やめ……っ、や、やめ――ぇ゛、やめて……ッ!!」

「あ? なんか急に元気になってね?」

 

 当然ぽゆちは咲耶のそんな事情は知らない。『お父さん』と言ったのも、これまで何度も重ねてきた煽り文句のひとつでしかない。

 

「やぁ……ッ、やだぁあ……ッ!!」

 

 何の気なしに放たれた言葉であっても咲耶の心をえぐることに変わりはなく、涙する咲耶は馬に貫かれながら悲鳴を上げ続ける。

 

「ひィ゛ぅ……、ぅうう゛ッ……!!」

 

 馬の股間にぶら下がるアクセサリーと化した咲耶に自由はない。

 

 馬チンポを付け根まで受け入れ、身体を持ち上げられてしまえば長い手足も床からは遠い。

 限界まで足を伸ばせば爪先くらいは床に触れるかもしれないが、馬が軽く腰を使うだけで激痛に苛まれて身体を縮こまらせてしまう現状、そんな姿勢を取ることは不可能だろう。

 

「ひ……ッ゛、ィ゛う、ぅ゛あぁあぁあ……ッ!!」

 

 身をよじる咲耶の足元、二発の射精を経た豚はウロウロと歩き回っている。

 

 痛み以外の感覚をほぼ失った咲耶には分からないが、スタジオ中に血の金臭さとセックス特有の淫臭が染み付いている。

 嗅覚の鋭い豚にとってはこの上ない芳香なのだろう。豚鼻をヒクヒクさせた豚は、いきり立ったチンポをむき出しにしたまま落ち着かない様子でにちかと咲耶の元を繰り返し往復している。

 

「豚もヤる気満々じゃ~ん? 馬とヤり終わったら、もっかいヤッてあげなよ~?」

 

 ゲラゲラ笑いながら馬交尾を見物するぽゆちは言い放つが、馬の巨根に貫かれた二人はリアクションも取れない。

 

「はぎ……ッ、ぃ、ひ――」

 

 ドシンッ!! と馬の下半身が臀部に激突して、咲耶の身体が大きく揺れる。

 

 頭の上スレスレを落ちるのは、興奮した馬が垂れ流しにしたヨダレ。

 ビトビトと雨のように床に打ちつける唾液の飛沫が顔に飛んで、咲耶の顔面には獣そのものの悪臭までこびりつく。

 

「ィ゛あう――ッぁ゛、ぁあ……」

 

 身体の内も外も獣に侵食されて、咲耶の瞳は濁りだす。

 

 瞳がうつろになると同時に全身から力が抜けていって、手足に豊かなバストまでもがブランと力なく揺れ始める。

 それでも異物を拒むように膣肉の締めつけは強く、長大な馬ペニスは隅々まで悦びに溢れて満足そうに息を漏らす。

 

「ぅぐぁ――ッ!? ぁ゛、やめ……ッ!!」

 

 ただでさえ巨大な肉棒がより張りつめるのを感じて、咲耶は慌てて声を上げる。

 

「やめ゛――て、やめて、くれぇ゛――ッ!!」

 

 死にもの狂いの絶叫に応えるように馬は一声いななくと、溜め込んだ精子を残らず咲耶の中にぶちまけた。

 

「ぉ゛ごぅ゛……ッ゛!?」

 

 豚精子と馬チンポでとっくに定員オーバーになった胎内、怒涛の勢いで馬の本気汁が流れ込む。

 

 チンポを収めた下腹部に強い圧迫感を覚えたかと思えばコルセットが軋み、次の瞬間には圧力に負けてコルセットの金具がバチンと外れる。

 

 咲耶の足元に広がる血溜まりに金具が沈むと、馬チンポとザーメンでいっぱいになった腹はボコッと大きく膨れて。

 

「はぎ……ッ゛、ぎぃ゛ひ、ィぎあ゛っ……!!」

 

 コルセットによってかろうじて拡がらずに済んでいた膣奥が一気に膨張して、スタイル抜群の咲耶のシルエットを大きく歪める。

 

「ひィぎ……っ!!」

 

 モデルとして、アイドルとしてプロポーションに気を使ってきた咲耶からすれば、ボディラインが崩れることもまた恐怖の対象。

 馬チンポによって変化がもたらされた事実は耐えがたく、咲耶は溢れる涙のままに呻き続ける。

 

「ひぅ゛あ――あ、ぁあああぁ……っ!!」

 

 心が軋み、砕ける最中も、馬の射精は続いている。

 

 ドプッと注ぎ込まれる精液は子宮を目指して迸る。

 子宮には豚ザーメンが先客として陣取っているが、馬スペルマは物量と勢いで豚精子を押しのけ、卵子を我が物とすべく咲耶の膣内をかき回す。

 

「や゛ぁ……、ぁ゛……やだ、ぁ゛…………」

 

 まばたきすら忘れるほどの激痛の中、咲耶はガックリと全身から力を抜く。

 ドクン、ドクンと馬チンポの脈動は繰り返し続く――文字通りの獣欲に駆られた馬はしつこくしつこく咲耶の胎内に追撃を仕掛け、精子を吐き出しては興奮のいななきをスタジオ中に広げる。

 

「……ぁ…………?」

 

 騒がしい馬の声に、にちかは薄く目を開ける。

 

 いまだ馬に貫かれたままのにちかは失血と激痛に意識が朦朧として、目の前にいるのが咲耶であることも分からないほど。

 

(誰……誰か、同じ目に……?)

 

 靄がかったような意識はそこまで理解するが、それ以上の考えには発展しない。

 

(でも、私のこと……誰も、助けて、くれなかった――から――)

 

 目の前で馬レイプに泣き叫ぶ咲耶を見捨てる言い訳を持っているから、にちかは濁った瞳を虚空にさまよわせる。

 そうするうちに、にちかを貫く馬も再び欲望を募らせて、異形のペニスで思い切り女体を突き上げる。

 

「――ぁぎ、ぃぎゃあああああッ!!」

「ひぅ゛ッ!! ひぃ゛ぃいいッ!!」

 

 抜かずに始まる二発目の馬姦レイプに、二人の悲鳴はいつまでも続いた――。




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