※この作品はR-18です。

霧の牢獄   作:宇藤百足

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◇丸山 杏美(まるやまあずみ)
 女性 十六歳(一年生)
性格の悪い女生徒。

◇塩野 耕人(しおのやすと)
 男性 二十六歳(用務員)
気のいい用務員。

◇牧瀬 美夜(まきせみや)
 女性 十六歳(一年生)
良くも悪くも普通の魔都っ子。

◇倉重 シエラ(くらしげしえら)
 女性 十五歳(一年生)
北の大国の血が入ったハーフの少女。



丸山杏美

 

牡たちの欲望が渦巻き、

周囲一面弱肉強食の世界となるリトリス女学院の放課後。

 

霧の海に浮かぶ孤島のような校舎の屋上。

 

その片隅にあるベンチに並んで座る二つの人影がある。

 

用務員の塩野耕人(しおのやすと)と

一年生の丸山杏美(まるやまあずみ)だ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

この時間帯に用務員と一年生が一緒にいるならば、

その多くは狩った者と狩られた者の関係であり、

この二人もまた然りだった。

 

 

「杏美ちゃん。

 お腹は大丈夫かい?」

 

「ちょっと、まだ微妙ですね。」

 

 

腹部をさすりながらうずくまり気味でいる杏美は、

忌々しげに眉毛を吊り上げて唇を嚙んでいた。

 

その額には脂汗が滲む。

 

今、杏美の身を深刻な体調不良が襲っているのだ。

 

 

「あの……

 規則は規則なので、私を踊らせるのは構いません。

 でも、もう少し待ってもらえます?」

 

「ああ、いいよいいよ。

 お腹が落ち着くまでは

 ゆっくりとおしゃべりでもしよう。」

 

「……助かります。」

 

 

一方で耕人は期せずして一年生という上等な獲物を狩れたためか機嫌がいい。

 

最近、北の遊歩道で一年生狙いの狩りをしていたが、

失敗続きでしばらく獲物にありつけていなかった耕人。

 

そのため、今日はもう聖水組でもいいから捕まえようと

学院エリアで校舎内をうろついていたところ、

トイレに籠っていた杏美を発見したのだ。

 

 

「でも、俺が言うのもなんだけど、

 帰り際に腹痛とは災難だったね。」

 

「ふ、ふんっ。」

 

「なに、もしかして杏美ちゃんって、お腹弱い子なの?」

 

「違いますよ。

 これ、普通の腹痛とは全然違う。

 たぶん……下剤を盛られたんです。」

 

「えっ!?」

 

 

軽く話を振ってみたら返ってきた

とんでもない返答に目を丸くする耕人。

 

すぐに『いじめ』というキーワードが脳裏をよぎる。

 

それに一応思い当たる節もあった。

 

トイレ前で捕まえてから、

杏美がずっと漂わせている不機嫌全開のオーラ。

 

だが、杏美の睨むような視線の動きから、

怒りの矛先が自分ではない別の誰かであるように感じていたのだ。

 

 

「杏美ちゃんって……

 もしかして、いじめられてる?」

 

 

恐る恐る聞いてみる。

 

だが、返ってきたのは予想とは異なる答えだった。

 

 

「はん。

 そこで嘘をついて『YES』と答えれば

 同情して見逃してくれるってんなら考えますけどね。」

 

「えっ?

 『嘘をついて』ってことは、そうじゃないの?」

 

「はっ!

 私があんな“頭うふふ”なお嬢様どもに

 いじめられるようなタマに見えますか?」

 

 

怒気に満ちた攻撃的な笑み。

 

それは自分を狩った肉食獣すら全く恐れてはいないが、

一方でどこか自嘲的なモノのようにも見えた。

 

 

「クラスにムカつく子がいたんで、

 ちょっと前にこっそり下剤を盛ってやったんです。」

 

「……は?」

 

「で、今になって、これってことは……

 犯人が私だってバレて、仕返しされたんだと思います。」

 

「はぁぁぁぁぁ~~!?!?」

 

 

被害者かとばかり思っていたら、思いきり加害者。

 

その『あんまり』な答えに思わず耕人も声を張り上げる。

 

杏美はそんなことお構いなしにイライラを募らせ、

ブツブツと恨み言を漏らした。

 

 

「なによ、牧瀬のやつ……

 おつとめさせてやったのに、全然凹んでないし。

 最近、隣のクラスの金髪の子と妙に仲がいいし。」

 

 

先週、杏美が攻撃対象にしたのは

牧瀬美夜(まきせみや)というクラスメート。

 

 

【挿絵表示】

 

 

①何となく気に入らなかったから。

②生理中で気が立っていたから。

 

…と、狙った理由も呆れるほどにシンプルなものだ。

 

その日、凶行が成功したことを示すように

美夜は就寝時間になっても寮に戻って来なかった。

 

しかし翌日、しめしめと様子を覗いてみれば、

何故か美夜は凹むどころか妙に上機嫌。

 

その上、傍らには隣のクラスの有名人である

倉重シエラ(くらしげしえら)が親しげに笑っていた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あの金髪の子……あっ!

 もしかしてこれ盛ったの……

 牧瀬じゃなくて、あの子!?」

 

 

そこで一つ、杏美にはピンと来るものがあった。

 

名前も知らない程度の仲であるにもかかわらず、

最近、シエラが妙にニヤニヤと見てくることが多かったことだ。

 

そう考え始めると、今日も行動が怪しかった気がする。

 

昼休みにシエラは美夜と昼食を食べに教室に来ていたし、

意味もなくやたらと杏美の周りをうろうろしていた。

 

杏美は紙コップでジュースを飲んでいたため、

そこに下剤を落とされたのかもしれない。

 

そう。

 

杏美自身が美夜に仕掛けた時と同じように。

 

 

「そ、そうだ、あの子だ!

 牧瀬はそもそも、こういうことするタイプじゃないし……」

 

「……」

 

「あー、やっぱり絶対あの子だ!

 くそー、あのパツキン牝豚めぇ……!」

 

「こ、これはひどい……」

 

 

しばしぽかんと大口を開けていた耕人。

 

だが、ふと大きく足を開いて深く座り直すと

目の前に空いたベンチのスペースをパンパンと叩いてみせる。

 

 

「ハイ! 杏美ちゃんっ!」

 

「な、なんですか?」

 

「ここっ! 俺の前に座りなさい!」

 

「は、はぁ?」

 

「ほらっ、早くっ!」

 

 

突然急かしだす耕人を意味もわからず睨みつける杏美だが、

抵抗するつもりがあるわけではないらしい。

 

少し困惑気味に言葉に従う。

 

耕人は杏美を後ろから抱きすくめ、小振りな胸を鷲掴みにした。

 

 

「ハイ!

 悪い子の杏美ちゃんはおっぱいモミモミの刑です!」

 

「……」

 

 

揉みしだく。

 

杏美の胸も、他の多くの魔都の姫君と同じで

あまり揉み応えのあるようなサイズではないが、

それがおっぱいであるという事実だけでも十分に牡を興奮させた。

 

 

「うん、手のひらサイズってとこだね。

 おっぱい何センチなの、これ?」

 

「はぁ……?

 な、79のBですけど。」

 

「あー、残念。

 妖怪イチタリナイかー。」

 

「あの……

 それより、ちょっと痛いんですけど。

 もう少し優しく揉んでくれます?」

 

「あっ、ごめん。

 こんな感じでいい?」

 

「まあ、いいんじゃないですか……」

 

 

しばらく無言でモミモミを続ける耕人。

 

時折、杏美に頬ずりをしつつ、静かに愛でる。

 

杏美も邪魔はせず、耕人の好きにさせた。

 

 

「あ~ずみちゃんっ?」

 

「な、なんですか……」

 

「可愛いね❤」

 

「……。

 もうわかってると思いますけど、

 めっちゃ性格悪いですよ、私。」

 

「でも可愛いよ。

 おっぱいぽよぽよで、すごく可愛い❤」

 

「というか、その……

 臭ったりしませんか?

 下痢した時って、体臭も悪くなりますし……」

 

「ぜ~んぜん?

 いっぱい精液出したくなるような、

 甘い女の子の香りがするよ❤」

 

「どんな例えですか……」

 

 

こんな性格だからこそ

褒められることに慣れていないのか。

 

相変わらず不機嫌そうな顔をする杏美だが、

先程までより態度は軟化しているように見えた。

 

 

「それに杏美ちゃんって、確かに悪い子かもしれないけどさ。

 なんというか、潔いよね。

 然るべき罰は受ける、的な?」

 

「まあ……

 人を呪わば穴二つって言いますしね。

 自業自得なのは言うまでもないですから。」

 

「ほら、そういうとこだよ。

 そういうとこも可愛い❤」

 

「は、はぁ……

 お兄さん、変な人ですね。」

 

 

ふと乳房を愛撫していた手が、今度はお腹を撫で始める。

 

両手をかぶせて温めるように撫でる。

 

 

「胸はわかりますよ?

 あと、そこからもう少し下にある場所も、まあ。

 でも、お腹って、触って楽しいものなんですか?」

 

「お腹だっておっぱいやおまんこと同じ。

 女の子の神秘が詰まった場所じゃないか。」

 

「……。

 子宮ってことですか?」

 

「そう、生命の誕生を司る場所。

 俺ら男からしたら、まさに聖域だよ。

 だから、杏美ちゃんのお腹も可愛い❤」

 

「よ、よくわからないですね……」

 

 

ムスッとはしつつも、微妙に頬が赤い杏美。

 

先程トイレ前で耕人に捕まった際は

『どうせ乱暴に犯されるのだろう』とばかり思っていた。

 

だが実際に蓋を開けてみれば案外大事にされ、

しかも可愛い可愛いとやたら持て囃される。

 

それは不思議と悪い気分ではなかった。

 

 

「ところで杏美ちゃん。

 お腹の調子はどう?」

 

「……。

 ま、いいんじゃないですか?

 そろそろ踊らせます?」

 

「うん。

 杏美ちゃんの可愛いダンス、愉しみたいな。」

 

「か、可愛いかどうかはわかりませんよ?

 初めて踊るんですから……」

 

「もう可愛いからいいの❤」

 

「はあ、そうですか……」

 

 

自分で自分の感情がよくわからないまま、

杏美はベンチを立つと、傍らにある屋上の柵に掴まる。

 

同年代の女生徒に比べてもやや乏しい性知識を総動員させ、

耕人の方にちょこんと尻を突き出した。

 

 

「こ、こんな感じですか?」

 

「あー、いいね!」

 

 

耕人はスカートの中のパンツに手をかける。

 

飾りっけのない純白のパンツだが、杏美らしいと言えばらしいチョイスだ。

 

突き出された尻の曲線に沿って、ゆっくりとずり降ろす。

 

すると、まず愛らしくすぼまった肛門が覗き、

次にじゅわりと果汁を滴らせる牝穴が姿を現した。

 

 

「おっ。

 もう濡れてるみたいだね。」

 

「そ、そうですね。」

 

「なに?

 俺とのダンス、意識してくれてたの?」

 

「まあ、それなりには。」

 

 

こういう時、拒絶も誤魔化しもせず、

いちいち馬鹿正直に答えてしまう。

 

その潔さは杏美の長所であり、短所でもあり、

そしてなによりチャームポイントだ。

 

 

「ははっ、やっぱり可愛いな、杏美ちゃんは。」

 

「可愛くないと思うんですけど……」

 

「可愛い、のっ♪」

 

 

耕人はズボンから取り出したペニスを膣口にあてがうと、

十分に濡れた穴の奥へゆっくりと押し込んでゆく。

 

狂おしい熱が亀頭をねっとりと包み込み、

若い牝の肉体が健気に締め付けてくる。

 

 

「ほ~らッ。

 俺と杏美ちゃんが繋がっていくよ……ッ❤」

 

「あ、あぁっ❤」

 

 

ヌルヌルの果汁にまみれながら入ってくる異物感。

 

その未知の感覚にわずかな恐怖を覚えながらも、

まだ未熟で好奇心も旺盛な杏美の肉体は

すぐに快感としても認識し始める。

 

下腹部に覚えた甘い痺れ。

 

物欲しげにふるふると震えてしまう尻と太もも。

 

一番奥まで繋がると、

たまらずうっとりとした声が漏れた。

 

 

「フフッ。

 あ~ずみちゃんっ?」

 

「なんですか?」

 

「今、とっても可愛い声、出ちゃったね?

 おちんちんと繋がるの、気持ちいいでしょ?」

 

「ま、まあ、そうですね……」

 

 

恥ずかしそうに、しかし馬鹿正直にそう答えつつも、

杏美は耕人を繋げたままの股を閉じてモジモジとやる。

 

ヌチャリとした媚肉を逞しい牡のシンボルに自らこすりつけるように。

 

 

「フフ、おねだりかい?」

 

「……。

 まあ、そうなんじゃないですか……」

 

「ハハ、とことん正直だね。

 ホント、そういうところ可愛いよ。

 正直、お嫁さんにしたい❤」

 

「は、はぁ……」

 

「これは俺も張り切って牡をアピールしないとな!

 行くよッ!」

 

「あっ……

 は、はい。」

 

 

耕人はがっつくような前傾姿勢を取る。

 

肉食獣が草食獣の肉にありつくポーズだ。

 

霧に包まれた校舎の屋上にパンパンと音が立ち始めた。

 

 

「あーっ、可愛いッ❤

 杏美ちゃんッ❤ 杏美ちゃんッ❤」

 

「あっ、あぁっ……

 お兄さんのおちんちんが挿ってるっ、あぁんっ❤」

 

 

ひと突きごとにヌメヌメと纏わりついてくる肉壺は、

ペニスを引き抜こうとすると『行っちゃイヤ❤』と

しがみつくように締まりを強める。

 

カリの部分が内部を引っ掻くたびに身震いするほどの快感が生まれ、

牡の口からも牝の口からも悦びの声が漏れた。

 

 

「あー、いいよッ❤

 杏美ちゃんのダンス、すごく可愛いッ❤」

 

「ふーっ、ふーっ❤

 お兄さぁん……❤」

 

 

穴の奥から無限に溢れ出してくる

トロトロフルーティな果汁は気持ちいいの証。

 

いつしか杏美も耕人を強烈な射精へと導くためか、

自ら甘えるように尻を振っていた。

 

 

「あっ、あっ、あん、あんっ❤」

 

 

屋上という高みで行われる生命の営み。

 

天上の楽園に響き渡る若い牝の囀りは、

眼下に広がる霧の大地へと降り注ぐ。

 

二人は得も言われぬ全能感を感じていた。

 

 

「ねえ、杏美ちゃん。」

 

「なんですか?」

 

 

一度腰を止めて、耕人は杏美に顔を寄せる。

 

その両手は腰から胸へと伸びていた。

 

 

「このまま中に出しちゃっていい?」

 

「べ、別に……

 ここまで来て嫌とは言いませんよ。」

 

「俺、本気で杏美ちゃんのこと、

 妊娠させたくなっちゃったんだ。」

 

「に、妊娠……ですか?」

 

 

大きな手が杏美のセーターをたくし上げ、

ブラウスのボタンを外してゆく。

 

純白のブラジャーをめくりあげると、

さくらんぼのような乳首が姿を現した。

 

そこに牡の手ブラをかぶせてゆく。

 

 

「本当に可愛い子を前にすると、それを望んじゃうんだよ。

 魔都の牡ってのはさ。」

 

「お兄さんの中出しで妊娠、ですか。

 別に、構いませんよ?」

 

「おっ、本当に?」

 

「だって、今は、私……

 お兄さんの気持ちいいパンパンで頭が馬鹿になってますから。

 余計なこと考えられなくなってるうちに出しちゃってください。」

 

「でも、それってちょっとずるいような……」

 

「いいんですよ。

 私みたいな性格悪い子にはお似合いです。」

 

「本当に性格が悪い子は、そんな風に言わないよ。

 でも、せっかくのチャンスだ、出させてもらうね?」

 

「どうぞ。」

 

 

抽送が再開される。

 

杏美の乳首を指先でクリクリッとはじきながら、

耕人は密着させた体を波打たせるように腰を振る。

 

ぐちゅぐちゅといやらしい水音を立て、

強烈に搾られる感覚を満喫しながら責め立てる。

 

 

「あっ、はぁんっ❤

 お兄さん、お兄さんっ❤」

 

「ああっ、杏美ちゃんッ❤

 しっかり赤ちゃん仕込んで……

 可愛いママにしちゃいたいッッ❤」

 

 

若い牝との繋がりを感じて、みるみる昂る射精感。

 

『この牝を孕ませたい』という

原始的かつ最も強い欲求が耕人を支配する。

 

今、沸々と煮え立つ精液が上がって来ていた。

 

 

「あー出るッ❤ もう出るよッ❤

 杏美ちゃんのおまんこに濃厚ミルク、

 どっぷりと出しちゃうからねッ❤」

 

「あんっ❤

 は、はい、どうぞっ❤」

 

 

もう寸前まで近づいてきている、悦びの瞬間。

 

耕人は一つ雄叫びをあげると、

一際深く杏美の奥底へとペニスを突き込んだ。

 

 

「ンアァッ!!

 おもてなしおまんこに……出るッッ❤❤」

 

 

瞬間。

 

極太注射器のプランジャーを力任せに押し込むかのように、

杏美の孕み穴の奥に勢いよく精液が注入される。

 

魔都の姫君の淫らな肉体は、

これを必ず至福の瞬間として認識する。

 

そして訪れる強制絶頂。

 

杏美は大きく逸らす背中に、快楽の翼を広げていた。

 

 

「あ、あーっ❤

 イクぅーーっっ❤❤」

 

 

天上の楽園から、更なる高みへと昇り詰める二人。

 

ぐったりと崩れ落ちそうになる杏美だが、

耕人の逞しい腕がそれを支える。

 

そして行為もそこで止まることはなく、

そのまま二回、三回と続けられるのだった。

 

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