※この作品はR-18です。

霧の牢獄   作:宇藤百足

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◆用語集

 

■舞台

 

〇魔都(まと)

聖リトリス女学院が存在する巨大都市。

警察が性犯罪を取り締まらないため世界最悪の性犯罪都市として知られる。かつては国の首都であったが、西の桃都にその座を奪われている。人を欲望へと駆り立てる不可思議な事件が頻発し、その裏には魔都の支配者たる神々の影が蠢く。魔都は無限に広がる空間であり、その人口は世界人口よりも多いが、それに気づく者はいない。

 

〇聖リトリス女学院(せいりとりすじょがくいん)-表-

本作の舞台となる全寮制の名門女子校。

年中深い霧の立ち込める森の中に存在し、在学中の女生徒は外部との一切のアクセスが禁止される。関係者が内部のことを一切語らないため実態は謎に包まれている。また卒業生の多くが目覚ましい成功を収めていることから『リトリスマジック』などと揶揄されてオカルト界隈でも有名。これらの神秘性故か魔都ネット上では様々な淫靡な噂も飛び交っている。

 

〇聖リトリス女学院(せいりとりすじょがくいん)-裏-

異次元の森と魔性の霧に閉ざされた閉鎖世界。

背けば死の厳しい校則で女生徒たちを縛り、放課後には男性従業員たちに性奉仕を強いる罪深き学院。住人たちからは『霧の牢獄』と揶揄される。

 

■霧の牢獄の住人たち

 

〇女生徒(じょせいと)

聖リトリス女学院で勉学に励む生徒たち。学院の教育カリキュラムに沿って生活を送るが、放課後には部活動の代わりに『おつとめ』と呼ばれる性奉仕を強いられる。霧の牢獄の住人としては、力関係的に最も弱い。

※執行部>教師>用務員>女生徒

 

〇用務員(ようむいん)

聖リトリス女学院で雑務をこなす用務員たち。

学院が広大な敷地を持つことから雑務の量も多いとはいえ、必要数を遥かに超過した人数が存在している。そのためその生活態度は概ね怠惰であり、おつとめの規則に従い女生徒をレイプすることを至上の悦びとする。なお教師も含めて男性従業員たちは一度着任したら最後、肉欲は思いのままとなる代わりに二度と現世に帰ることはできない。そのため何らかの理由で現世に希望の持てなくなった世捨て人が集まる。

 

〇教師(きょうし)

聖リトリス女学院で教鞭を振るう教師たち。

用務員と異なり世捨て人ではないにもかかわらず、学院の淫靡な噂に惹かれて現世を離れた者たち。そのためエリート意識が強く用務員たちを見下しており、女生徒たちを騙して手籠めにする陰湿な性格の者が多い。

 

〇執行部(しっこうぶ)

聖リトリス女学院で最高位の権限を持つ規則の番人たち。

黒衣に白い半仮面をつけた謎多き金髪の修道女たちで、学院の規則に違反した者には重い罰を与えることから他のあらゆる住人たちから『死神』と恐れられる。多くが似たような見た目と性格をしており個人の判別は困難。魔法とも取れるような不可思議な力を有している。その正体は魔都を作り出した無数の神格の化身。この学院も『彼ら』が愉悦するための箱庭に過ぎない。本来性別は存在せず、いかなる姿をも取ることができる。

 

■その他(あいうえお順)

 

〇エリア(えりあ)

聖リトリス女学院の敷地内にある区画のこと。

中央に学院エリア、北に女子寮エリアと無人寮エリア、南に用務員寮エリア、西に教員寮エリア、東に執行部エリアがそれぞれ存在する。

 

〇エンジェル・デー(えんじぇるでー)

魔都における危険日の別称。

 

〇幼姫(おさなひめ)

魔都の姫君の中でも年代的に中学生以下の者たちを指す。特有の用語を使う者が多い。

 

〇おつとめ(おつとめ)

学院が女生徒たちに強いる全男性職員への性奉仕のこと。

学院側は『これもリトリス教の教えである』と説明しているが、実際にはそのような事実はない。平日の放課後に行われる。用務員たちはやって来る前なら逃げられるため、特に一年生は帰りのHRが終わると大急ぎで帰途に就く。

 

〇おんなのこの瞬間(おんなのこのしゅんかん)

魔都における女性の絶頂の別称。

なお『おとこのこの~』という言い方は存在しない。似たような使い方の言葉に『おんなのこの穴(女性器)』『おんなのこルーレット(孕ませ)』『おんなのこミルク(母乳)』などがある。

 

〇霧の牢獄(きりのろうごく)

聖リトリス女学院の異名。

年中晴れることのない霧に包まれていることと、異常かつ厳しすぎる規則で拘束されることからそう呼ばれる。

 

〇獣のチャイム(けもののちゃいむ)

帰りのHRのチャイムから二十分後(十五時四十分)に鳴り響くチャイム。

これを合図に用務員は学院エリアに突入、おつとめの時間が開始される。そのため女生徒には恐怖の音色であると同時に逃げる目安にもされる。

 

〇最奥の宮殿(さいおうのきゅうでん)

魔都における子宮の別称。

『天使の小部屋』とも言われる。

 

〇最奥の姫君(さいおうのひめぎみ)

魔都における卵子の別称。

結界で精子たちの侵入を防ぐ力を持ち、また必ず屈強な血の騎士が守りについている。

 

〇処女(しょじょ)

この世界に処女という概念は存在しない。

これに伴い処女膜も破瓜の痛みもまた存在しない。

 

〇ショット(しょっと)

魔都における射精の別称。

 

〇スキャン(すきゃん)

魔都の姫君の持つ特殊能力で、肉体を繋げた状態の異性にのみ発動できる読心術。

 

〇聖水(せいすい)

女生徒たちが携帯を義務付けられるアイテムの一つで、キーホルダー式のグラスアトマイザー(噴霧器付きの小瓶)に入った薬品。

香水のように鼻先に吹き付けることで使用でき、使用者は不思議な力により精神に痛みを負わなくなる。辛い学院生活から精神を守る特効薬だが、その反面痛みを負わなくなることで価値観や判断基準が変わり使用者の人格そのものが変わってしまうことも多い。そのため特に一年生には『麻薬なのではないか』と恐れられる。

 

〇ダンス(だんす)

魔都におけるセックスの別称。

輪姦のことはサークルダンスと呼ぶ。男女間における『寝る』という言葉も『踊る』となる。ちなみに『喘ぎ声』は『歌声』と表現されることもある。

 

〇血の騎士(ちのきし)

魔都の姫君の妊娠率の低さの秘訣となる子宮内の護衛細胞。

卵子と一対となって常に寄り添っており、卵子に接近する精子を瞬時に活動不能に陥れる。

 

〇チョコレート(ちょこれーと)

魔都における女性の便の別称。

 

〇桃都(とうと)

魔都からその座を奪った現在の首都。

魔都が東の都なら桃都は西の都。魔都のような超常現象的な性質のある異常な都市ではないが、住人たちは非常にプライドが高く、また徹底的な嫌魔教育が施されており、魔都を強烈に敵対・ライバル視している。ライバル視から真似が行き過ぎて、性犯罪率も高い。西言葉と呼ばれる方言(※関西弁)が根付いている。

 

〇名札(なふだ)

女生徒たちが携帯を義務付けられるアイテムの一つ。

自室の鍵やキャッシュカード代わりにも使われる。以下の通り、五色のカラーのラインが入っており、特権カラーは用務員からのおつとめ要求を拒否することができる。

学年カラー:一年生が赤、二年生が緑、三年生が青。

特権カラー:教師の庇護が黒、妊娠中が金。

 

〇妊娠(にんしん)

おつとめによって女生徒が妊娠した場合、リトリス教の教えにより堕胎が許されず出産を余儀なくされる。出産は執行部の修道女を助産師として行われ、生まれた子供は両親には一切引き合わされることなく取り上げられる。彼らは孤児として学院の息のかかった施設に送られ、そこで育てられる。

 

〇眠り姫(ねむりひめ)

激しい絶頂で失神した状態の女性のこと。

 

〇魔都ネット(まとねっと)

世界中どこからでもアクセスできるインターネットとは少し異なり、魔都内でしかアクセスできない巨大な内部ネットワーク。

通常のインターネットには存在しない多種多様なアダルトコンテンツが存在している。

 

〇魔都の姫君(まとのひめぎみ)

魔都生まれの女性のこと。(男性は『魔都の牡』と呼ばれる)

一般女性と同じ生物とは思えない圧倒的美貌を持つことで知られる。その他に以下の特徴を持つ。

・妊娠する確率が極めて低い(通常の女性の約1/33の確率とされる)

・性への関心や適応力が高い

・膣内/腸内射精で必ず絶頂する

・腕力が極めて弱い

・胸が小ぶりでスレンダー体型が多い

・繋がった異性の心中を読み取る力がある(個人差が大きい)

 

〇無人寮(むじんりょう)

現在、入居者のいない寮。

女子寮エリアの北に複数存在するが、用務員たちが内部をある程度改装しており実質的にはおつとめ用のラブホテルとして使われている。

 

〇桃姫(ももひめ)

桃都の若い女性のこと。

魔都への対抗意識が産んだ整形技術の高さから、魔都の姫君のような神がかり的な美貌こそないが一定レベルの美人が多い。魔都では桃都への敵対感情や、魔都の姫君と比べて約33倍という妊娠率の高さから孕ませ目的でレイプのターゲットとして人気が高い。

 

〇百合姫(ゆりひめ)

魔都におけるレズビアンのこと。

聖リトリス女学院は例外だが、その他の女子校の生徒に多い。ダンスの技術が一般的な魔都の姫君より高い。男を知らないうちは白百合と呼ばれるが、男を知ってしまうと黒百合となり、穢れた裏切者として白百合の姫たちから忌避されるようになる。

 

〇リトリス教(りとりすきょう)

遥か昔に無実の罪で処刑された聖人リトリスを神として崇める宗教。

世界中で信仰されている。

 

〇ロイヤルエリクサー(ろいやるえりくさー)

魔都の姫君の母乳は驚くべき栄養バランスを誇る完全食とされるが、その中でも強い愛の籠ったものはロイヤルエリクサーと呼ばれる。飲んだ者に無限の活力を与え、怪我や病もたちどころに直す秘薬。ただし生産者がその愛を向ける者にしか効果がないため量産はできない。

 

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