※この作品はR-18です。

霧の牢獄   作:宇藤百足

6 / 35
久礼野理衣②

 

学院エリアと女子寮エリアを繋ぐ北の遊歩道。

 

無数の肉食獣たちが甘美な獲物を求めてうろつき回る世界を、

大作は先程捕まえた一年生の肩を抱きながら歩く。

 

 

「ごめんね。

 こうして“僕が捕まえました”アピールをしておかないと、

 他の怖いお兄さんたちが君に寄ってきちゃうから……」

 

「……」

 

「だ、大丈夫だよ。

 これ以上は何もしないからね。」

 

 

ここまで会話らしい会話は一切なかった。

 

大作は自分が怖がられているであろうことに少し心を痛めながらも、

つとめて温和に振舞っていた。

 

 

(安村くんたちは新物新物って言うけど、

 僕は正直、新物は好きじゃないな。

 だって、触れるだけで傷つけてしまうから。)

 

(さっきから何もしゃべってくれない。

 きっと、この子の目に僕は

 怖くて気持ち悪い存在に映ってるんだろう。)

 

(でも、大丈夫だよ。

 僕は君を傷つけない。

 ちゃんと安全な場所まで送るからね。)

 

(それで、もし君が僕に感じる“怖い”を

 少しでも取り払ってくれるなら……

 そうなったなら、嬉しいなあ……)

 

 

途中、何度か他の用務員たちと鉢合わせることもあった。

 

今が旬の美味しい獲物を引き連れた大作に、

ある者は舌打ちし、ある者は冷やかし、ある者は合流を持ち掛けた。

 

だが、大作はそれら全てをかわして

予定通り女子寮エリアの門前までやってくる。

 

 

「はい、到着だよ。

 寮にお帰り。」

 

「……」

 

 

大作は優しい口調でそう告げる。

 

一方、女生徒の方は大作の方を向き直ったまま、

しばし何も言わずに立ち尽くしていた。

 

あの緊張と困惑の表情が大作を見上げている。

 

一言お礼でも言ってくれるのだろうか。

 

大作はそんな風に考えるが、女生徒が口にした言葉は

その予想とは幾らかずれたものだった。

 

 

「えと……

 あの……」

 

「な、なんだい?」

 

「……本当に、おつとめさせないの?」

 

「うん。

 そう言ったでしょ。

 だから、もう自分のお部屋に帰っていいんだよ。」

 

「えと……

 理衣、そんっっなに、可愛くない?」

 

「……へ?」

 

 

大作が連れてきた一年生、久礼野理衣は困惑していた。

 

今日、帰りのHRのあとに先生から簡単な用事をいいつかってしまい、

おつとめから逃げるための鉄則であるチャイム&ダッシュが

できなかったのは確かだ。

 

だが、その用事はせいぜい五分程度しかかからないもので、

そのあとから逃げてもまだ間に合うタイミングではあった。

 

ただ、わずかな遅れで他の一年生たちは一斉に下校して姿を消し、

理衣は期せずして仲間の誰にも見られていない状況という

自由を獲得したのだ。

 

そうなると、頭に浮かぶのは仲良しの友人・蜜香のことだった。

 

三年生の先輩から仔猫として可愛がられ、

またその指導のもとで既に用務員とも踊ったことがあるという。

 

性に興味津々の理衣には、蜜香は現在絶賛嫉妬の対象であり、

『機会さえあれば、自分だって!』という対抗意識まで燃やす始末。

 

そんな理衣の恐れを知らない子供っぽさが

僅かな出遅れを“きっかけ”として捉え、

下校の足を自ら鈍らせたのだ。

 

その結果、目論見通り用務員に捕まった。

 

――捕まったのだが。

 

何故か『おつとめはしなくていい』と言われ女子寮まで送り返される。

 

そして、今に至る。

 

 

「だ、だって、理衣聞いたよ!?

 用務員の男の人たちは皆、

 理衣たち一年生のおまんこパンパンしたいって!」

 

「……え?

 おまっ……えっ?」

 

「それでも手を出さないくらい、

 理衣って可愛くないの~~ッッ!?」

 

 

大作も困惑していた。

 

恐らくは聖水をまだ使っていない新一年生。

 

さぞ自分たちの存在が怖かろうと、

つとめて怖がらせないように助けたら

『何故襲わないのか』と文句を言ってくる。

 

しかも、だいぶ頭が弱そうだ。

 

そして、なにより誤解している。

 

『なんだこれ?』という感情に脳内を埋め尽くされながらも、

誤解だけは必ず解いておく必要があった。

 

 

「あっ、待って?

 理衣ちゃん? 理衣ちゃんっていうのかな?」

 

「理衣だよ~!」

 

「理衣ちゃんはと~っても誤解してる。

 理衣ちゃんは可愛いよ?

 めちゃめちゃ可愛いよ?」

 

「嘘だも~ん!

 だったら、なんでおまんこパンパンしようとしないの~!?

 なんでおしおきミルクピュッピュしようとしないの~!?」

 

「いや、だって……

 僕のこと怖がってると思ったから……」

 

「え?」

 

「え?」

 

 

ここに来て、理衣は漸く状況を理解する。

 

数日前に屋上で蜜香と話してから、

ずっと嫉妬でグツグツと湯だっていた理衣の脳は、

周囲の仲間がおつとめを酷く恐れていることをすっかり忘れていたのだ。

 

『あー、そーゆーことか!』と手をぽむっとやる。

 

 

「えっ……じゃあ、もしかして、なに?

 本当は超~おまんこパンパンしたいの我慢してまで

 理衣のこと助けてようとしてくれてたの?」

 

「う、うん……

 最初からそう言ってるかなーって……」

 

「えーっ!?

 それって、でぶっちょのお兄さん超優しいってことじゃん!」

 

「あ、はは……」

 

 

とりあえず一つ誤解が解けて胸を撫でおろす大作。

 

だが、ここまで来るともう一押ししたいという想いは拭えない。

 

大作が一年生に興味を持たないのは

ただデリケートな彼女たちを壊したくない一心からだ。

 

もし仲良くできるものなら是が非でもしたい。

 

それが正直な所だった。

 

 

「あ、あの……理衣ちゃん。」

 

「でぶっちょのお兄さん、名前。」

 

「……へ?」

 

「だから~。

 お兄さんの名前、なんてゆうの?」

 

「あ、ああ……

 そっか、ごめんね、僕は向井大作だよ。」

 

「大作くんだ!」

 

「あ、はは……」

 

 

魔都では中学生以下の女性を『幼姫(おさなひめ)』と呼ぶ。

 

年上の男性を『くん付け』で呼ぶのも、

男性の精液を『おしおきミルク』と呼ぶのも、

どちらも幼姫特有の言葉遣いだ。

 

そして、この頭の弱さも然り。

 

理衣はどこまでも中学生が抜けきらない女生徒だった。

 

 

「で、なーに?

 大作くん。」

 

「あ、その……

 もし理衣ちゃんさえよければなんだけど……」

 

「う、うん……」

 

「これから、おつとめ、お願いしちゃっても……いいかな?」

 

「いいとも~★」

 

 

こうして。

 

二人は行き先を急遽変更。

 

再び、霧の遊歩道へと漕ぎ出してゆくのだった。

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

女子寮エリアをスルーして遊歩道を更に北に向かうと、

現在は使われていない別の寮エリアへと繋がる。

 

ここは女子寮エリアほど寮が密集してはおらず、

歩いていると小さな建物が霧の中からポツポツ現れる程度だ。

 

だが無人寮と呼ばれるこの建物、

正規の入居者がいないだけで全く利用がないわけではない。

 

用務員たちは土日の作業日にこの無人寮を改修し、

おつとめ用ラブホテルとして使えるようにしてあるのだ。

 

通常の寮と同じように電気も水道も通っており、

各部屋に大型ディスプレイやゲーム機、

PCまで設置されている気合いの入りよう。

 

また日持ちのするお菓子なども備え付けられており、

用務員と女生徒が一緒に利用できる休憩施設としては

実に快適な空間を作り出している。

 

 

「えーっ、すごーい!

 これ全部えっちホテルなのー?」

 

「ハハ、そうだよ。

 土日に僕らが管理しているんだ。」

 

 

そんな無人寮エリアに大作と理衣はやってきていた。

 

大きな図体でのっしのっしと歩く大作の周りを、

体の小さな理衣がチョコチョコとくっついて回る。

 

そんな肉食獣と草食獣の仲睦まじい様子は

陰鬱な霧をものともしない陽の気を振りまいていた。

 

やがて二人はよさそうな無人寮を見繕って中に入る。

 

玄関ロビーにある無料の自販機でペットボトルの飲み物を入手すると、

階段を上りいよいよ個室へとやってくる。

 

 

「さあ、お先にどうぞ。

 お姫様。」

 

 

大作が恭しい仕草で扉を開けるや、

理衣はとたたーっと室内に駆け込みベッドにダイブ。

 

ミニスカートがはらりとめくれて

メロンのプリントが入った薄緑のパンツが

丸見えになっているのもお構いなしだ。

 

 

(理衣ちゃん、本当に可愛いなあ。

 頭の方は僕以上によわよわみたいだけれど。)

 

 

いつもなら大作がこういう場を共にするのは

感情に起伏の少ない聖水常用者の女生徒たち。

 

聖水の魔力により感情の一部を欠落させた彼女たちは、

嫌がることなくおつとめを引き受けてはくれるものの

それ以上の関係になれるケースは少ない。

 

どれだけ激しく愛しても、強烈なショットで子宮を撃ち抜いても、

彼女たちにとってはただ一回のおつとめに過ぎず、

妊娠の可能性以外は何も残らないのだ。

 

だが、理衣は違う。

 

聖水不使用の正常な精神状態でありながら、

性に興味津々で大作にも無邪気な好意を向けてくる。

 

それはこれまでの五年間でも全く見たことのないタイプ。

 

女の子と仲良くしたい大作にとっては、まさに理想のタイプと言えた。

 

 

「あっ、ごめん!」

 

「うん?」

 

「先におしょんしょん!

 おしょんしょんしてくる!」

 

「あ、はは……

 おトイレならそこの扉だよ。」

 

「はーいっ!」

 

 

少々落ち着きがなく頭が弱いのも、

大作にはチャームポイントだった。

 

しばしあってトイレを流す音が聞こえると、

とててーっと駆け戻ってきた理衣は

ベッドに腰を下ろす大作の隣にちょこんと座った。

 

少しだけ頬を染め、好奇心の塊のような眼差しで大作を見上げる。

 

 

「ねーねー。

 だ~いさ~くくんっ♪」

 

「うん、なんだい?」

 

「えへへ~……

 今日はえっちなコト、い~っぱい、教えてね❤」

 

 

まだまだ幼姫臭の残る無邪気な笑みから放たれる、

手加減なしの殺人アッパーが大作の顎をカチ上げる。

 

幸せゲージは一瞬で振り切れ、早くもKO寸前だ。

 

 

「り、り……

 理衣ちゃん……?」

 

「ほえ? な~に?」

 

「理衣ちゃん可愛すぎるから……

 ちょ、ちょっとは手加減してね?」

 

「えっ? えっ?

 理衣、そんなに可愛い?

 うーっ♪ やったーっ♪」

 

「う、うわっ!?」

 

 

興奮時の理衣はとかく人の話を聞かない。

 

今度は飛び掛かり攻撃が炸裂だ。

 

小さなぷにぷに子供ボディが

その数倍の体積がありそうな巨漢を横倒しになぎ倒す。

 

ギシギシと音を立てて軋むベッドの上、

二人は間近に見つめ合う形に倒れ込んでいた。

 

 

「ね、ねえ、大作くん……」

 

「理衣ちゃん……」

 

 

間近で見る理衣の大きな瞳は吸い込まれんほどに愛らしい。

 

今、その大きな瞳にジッと見つめられている。

 

これはもしかしてキスの要求だろうか。

 

大作がそんな考えをよぎらせた時だった。

 

 

「理衣……

 大作くんのおちんちん、見てみたい!」

 

「アッ、ハイ。」

 

 

しばらくののち。

 

身を起こした大作が下肢を覆っている衣服を脱ぎ捨てると、

すかさず『キャーッ❤』と黄色い歓声があがった。

 

ポロリと取り出されたペニスは良くも悪くも標準サイズ。

 

間近に可愛らしい子作りパートナーを見つけた悦びからか、

元気いっぱいにそそり立ってラブアピールをしている。

 

 

「すごーい!

 漫画で見たのと同じ形してるー♪」

 

「あはは……」

 

 

世界最悪の性犯罪都市として悪名高い魔都には

性への興味を煽るようなコンテンツが無数に存在する。

 

その中でも幼姫たちに高い需要を誇っているのが少女漫画だ。

 

普通、少女漫画と言えば読者層と

同年代の女性キャラクターを主役に据え、

恋愛要素を絡めてストーリーが描かれる作品が多い。

 

魔都でもその基本路線こそ踏襲しているのだが、

いかんせん内容がエロティックで性描写が過激極まりない。

 

ほぼ毎回のように性行為のシーンが挿入され、

その内容もレイプ、輪姦、ドラッグ、アナル、孕ませと

容赦など微塵もナシ。

 

そんなコンテンツにどっぷりとハマってしまうと、

時々こういうモンスターが生まれる。

 

理衣はまさにそんないいサンプルだった。

 

 

「でも、ちょこっとちっちゃいかな?」

 

「おうふッ!」

 

 

殺人アッパー、飛び掛かり攻撃と来て、

次は隠し持っていたナイフで心臓を一突き。

 

たとえるならば、そんなところだろうか。

 

理衣の悪気のない一言が“男”を殺しに来る。

 

大作に状態異常“瀕死”が付与された。

 

 

「あ、あ、あれだよ、理衣ちゃん……

 僕はほら、お腹のサイズがでかいからそう見えやすいし……

 それにほら、漫画って色々誇張して描かれるものだから……さ。」

 

「んーん。

 でもこれ、ちょうどいいかも!」

 

「へ?」

 

「だってだって!

 理衣のおまんこもちっちゃいもん。

 あっ、見てみる?」

 

 

相も変わらず軽いノリであっからかんと言ってのけると、

理衣は『ちょっと待ってね』とパンツを脱ぎ捨てる。

 

惜しげもなく大きく開いてみせる両足の間には、

男を魅惑の世界へと誘う愛らしいピンク色の穴が

『くぱぁ❤』と口を開けていた。

 

それは今まで五年間をこの霧の牢獄で暮らし、

数々の女生徒たちの性器を見てきた大作の目を以てして、

なお打ちのめされるほどにインパクトのある光景だった。

 

 

「か、か……」

 

「どう?

 ちっちゃいでしょ?」

 

「可愛い~ッッ❤」

 

「え、可愛い?」

 

「うん!

 理衣ちゃんのおまんこ、すごく可愛い❤

 それにそれに、と~っても気持ちよさそうだよ!」

 

「てへへ~。

 ほ、褒めても何も出ないよ~?

 今はおしょんしょんすら出ないもん。」

 

 

そんなことを言う理衣はテレテレのゴキゲン顔。

 

こんな状況を全力で愉しんでいるのが見て取れる。

 

大作はそんな様子に救いを感じながら、

瑞々しい果物のような肉穴に顔を近づけた。

 

 

「でもさ、出るものは出てるみたいだよ?」

 

「ほえ?」

 

「ほら、これは~……

 とろぉ~りメロンの果汁かな?」

 

「あっ、いやん❤」

 

 

理衣本人が常にこんな調子のため

パッと見からは少々わかりづらかったものの、

十五歳の肉体は脳からの指令を受けてしっかりと行為に備えていた。

 

穴の奥でたっぷりと分泌されたやや白濁かかった粘液は、

まず内部をこれでもかとばかりにびしょ濡れにすると

大きく開かれた入り口からとろとろと溢れ出している。

 

その様子に当の理衣が目を丸くした。

 

 

「えっ……嘘、もう?

 まだおまんこくちゅくちゅもしてないのに……」

 

「これはね。

 おりこうさんな理衣ちゃんのカラダが、

 僕とのダンスに備えて準備してくれているんだよ。」

 

「う、うん……

 そーかも、理衣のおまんこ……

 大作くんのおちんちんにパンパンされたがってるのかも……」

 

 

そこまで意識すると、理衣の頬は一気に熱を帯びる。

 

俯き加減の伏せまつ毛で大作を見つめると、こう言った。

 

 

「ねえ、大作くん。

 おまんこパンパン……してもらえる?」

 

 

こうして両者全面合意の上で行為が始まる。

 

ベッドに仰向けに寝かせた理衣の下肢を大作が抱き上げての正常位は、

『結合の様子を見たい』という理衣たっての願いからだ。

 

大作は突き立つペニスの先端を果汁滴る穴の入り口に押し当てた。

 

 

「じゃあ、挿れるよ。」

 

「は、入るかな……入るよね?」

 

 

この世界に『処女』という概念は存在しない。

 

そのため処女膜を破られる破瓜の苦痛もなく、

初めての性行為もスムーズにいくのが一般的だ。

 

特に魔都の姫君は性への適応力が非常に高いため、

一般の女性以上にそこが顕著だった。

 

 

「あ、あぁん❤」

 

 

理衣を見せつけながら、ゆっくりと差し込んだペニスの先端は、

やがてその最奥で天使の小部屋の扉をコツンと叩く。

 

宙に投げ出された理衣の足の小指がピクリと震えた。

 

合体完了だ。

 

 

「理衣ちゃん。

 おちんちん、一番奥まで入ったね。」

 

「う、うん。

 なんか、すごい変な感じする。」

 

「変な感じ?」

 

「なんか、なんかね?

 お腹の奥がすごいキュンキュンする感じ……」

 

「それって、嫌な感じかな?」

 

「ううん。

 なんか、まだわからないけど、嫌じゃないよ。

 大作くんのおまんこパンパンで、もっとキュンキュンさせたい。」

 

「そっか。

 じゃあ、僕もガンバって、

 おまんこパンパンさせてもらっちゃおっかな。」

 

「うん。

 一緒にガンバろーね、大作くん❤」

 

 

最初は感じを掴むようにゆっくりと前後へ一定のリズムでの抽送。

 

アイコンタクトで細やかに意思を確認し合いつつ、

次第にバリエーションのある動きを増やしてゆく。

 

いつしか室内には『パンパン』という

あの小気味のいいビートが響いていた。

 

 

「あっ❤ あっ❤ やっ❤ やんっ❤

 すご❤ おまんこ、めっちゃ気持ちぃ~~❤」

 

「ハアッ、ハアァッ❤

 理衣ちゃん、世界一可愛いよッ❤」

 

「あん❤ 大作くぅんっ❤

 理衣のおまんこで一杯幸せにしてあげるからねっ❤」

 

 

一突きされるたびにビクンと震えて快楽の波紋を広げる理衣の膣。

 

そのヌルヌルのヒダはまるで洗車機のように

ゴッシュゴッシュと豪快に亀頭をしごく。

 

なにより、膣の形状がちょうど大作の弱点である

カリの部分を集中的に刺激する形をしておりフィット感も抜群だ。

 

この奇跡と呼んでも差し支えないような完全結合に、

大作は腰が抜けそうになるほどの気持ちよさを味わっていた。

 

 

――パンッ❤ パンッ❤ パンッ❤ パンッ❤ 

 

 

「あっ❤ あ、あ、あ、あんっ❤

 やばっ、大作くんっ、早いのっ、もうすぐそこまで来てるのっ❤

 おんなのこの瞬間っ❤」

 

「あっ、待ってッ!

 今、こっちも、グツグツのが上がってきてるからッ!」

 

「そ、それって……おしおきミルク?」

 

「う、うんッ!

 こんなの初めてだッ、めっちゃ出ると思うッ!」

 

「じゃ、じゃあ……

 もうちょっとだけ、ガンバってみるっ❤」

 

 

大作が前傾姿勢となりラストスパートに突入する。

 

ほんのわずかな間だけ、

理衣の肉体を大切に扱う動きをストップし、

牡と牝が互いに快楽を貪りあうだけの動きへとシフトする。

 

二人が感じていた肉体的快感の加速度は更に上がり、

手に手を取り合い共にゴールへ飛び込まんとする

コンディションを作り上げてゆく。

 

そして――

 

 

「理衣ちゃんッ❤

 中に、出すよッッ❤」

 

「うん、うんっ❤

 熱いおしおきミルクっ❤

 幸せおまんこにちょうだぁいっ❤」

 

「……ッア!!❤❤」

 

 

――ズビュウッッ❤

 

――ドプドプドプドプ……❤

 

――……コプコプコプッ!!❤❤

 

 

膣内射精と、それに伴う強制絶頂。

 

膣内や腸内で射精が行われると必ず絶頂を迎える。

 

そんな化学反応も魔都の姫君の特徴の一つだ。

 

 

「あんっ❤ いやぁ~~~んっ❤❤❤❤」

 

 

悦びの爆発に耐えきれずに

ビクンビクンと大きく跳ねる理衣の腰。

 

それを有り余る全身の肉で包み込むように押さえつけると、

大作は最後の一滴まで精液を吐き出すのだった。

 

 

「はー、はふー……❤」

 

「……ハァ、ハァ……❤」

 

 

牡と牝が激しく燃え上がったあとは、

打って変わって静かな時間が訪れる。

 

ベッドの上に並んで身を横たえ、

まだチカチカする目でぼーっと天井を見上げている二人。

 

共に今まで経験したことのない未知の高みへと昇りつめ、

価値観を狂わせるほどの悦びをわかちあったのだ。

 

精力的にはまだまだ連戦も可能だが、

今は余韻を愉しみたい気分の方が強かった。

 

 

「……理衣ちゃん。」

 

「……なぁに?」

 

「理衣ちゃんのダンス、

 すごく可愛かったよ……❤」

 

「えへへ、大作くんのおしおきミルクも、

 超~熱くて気持ちよかった……❤」

 

「おんなのこの瞬間、上手にお迎えできたかい?」

 

「うん❤」

 

 

ゴロンと気だるげに巨体を横にすると、

大きな手で理衣の頭を撫でる大作。

 

小さな肉体で自分の遺伝子を一生懸命受け止めてくれた

理衣の顔を覗き込む。

 

 

「僕は今日、理衣ちゃんと出会えて、

 本当によかったと思ってる。」

 

「うん、理衣も。

 こんなに可愛がってくれて超嬉しー。

 明日、及川に自慢するんだ。」

 

「お友達かい?」

 

「うん、仲良しの子だよ。」

 

 

それから大作はしばし理衣と他愛もない話をした。

 

少し食いつきそうな質問を投げかけてやると、

得意げな自分語りが止まらなくなる理衣を、

大作は微笑ましく見つめる。

 

それは何物にも代えがたい優しい時間だ。

 

だが。

 

たとえ今後二人が更に親密になり、

いつか本気で想い合う仲になったとしても、

この霧の牢獄に彼らのハッピーエンドは存在しない。

 

何故なら、ここでは男と女で所有する時間が異なるからだ。

 

男は魔性の力によって永久にこの世界に縛られ続け、

女は三年で卒業して約束された未来の待つ現世へと帰ってゆく。

 

多くのすれ違い、多くの悲恋。

 

必ずやって来る終わりをわかっていても、

なお愛しい異性の温もりを求める者たちがいる。

 

それもまたこの神々の庭の一風景なのだ。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。