彼氏の寝取らせ癖に悩む幼馴染みの竿役に抜擢されたんですが…うちの恋人まで何故かノリノリなのはどうしてだろう? 作:かくろう
野外デートとその後の家でのプレイから数日後の平日、放課後。
俺たちはいつもの屋上に集まっていた。
冬の陽射しは柔らかくて、風は少し冷たいけど、三人でいると全然寒くない。
翔子が少し照れくさそうに、弁当箱を広げる。
「今日はおにぎりと唐揚げ! みんなで食べよ」
恋歌ちゃんが「わーい。」って目を輝かせて、俺の隣に座る。
翔子は反対側に座って、俺に唐揚げを「あーん」してくる。
「翔吾、食べて食べて~」
恋歌ちゃんも負けじと「おにぎりもあーん。」
交互に食べさせられて、俺はもう笑うしかない。
弁当を食べながら、自然と話題は次のプレイのことになった。
翔子が頬を赤らめながら切り出す。
「ねえ……次、どうしようか?
悠真くん、野外の報告見て、もっと過激なの希望してるみたいで……」
恋歌ちゃんがリモコンをポケットから出して、にこにこ。
「次はもっと大胆に? 例えば、学校の屋上で……とか。」
俺は慌てて止める。
「待て待て、学校は絶対ダメだろ! バレたら終わりだぞ」
翔子がくすくす笑いながら提案。
え? この間やってた? 危険極まりないからあれからしていないのだ。
「じゃあ……カラオケの個室でまた? でも今度は、もっと長く……朝までコースとか」
恋歌ちゃんが目を輝かせて乗っかる。
「いいね! 朝まで三人でイチャイチャ。
途中でコスプレとかしちゃおうか? メイド服とか、バニーとか!」
翔子が「えー、私メイド似合うかな?」って照れながらも楽しそう。
俺は二人のアイデアに圧倒されつつ、笑ってしまう。
「コスプレはいいけど、朝までは体力持つか?」
恋歌ちゃんが俺の腕を抱きしめて。
「翔くん、持つよ。 私たちがいっぱい元気にしてあげるから」
翔子も俺の手を握って。
「翔吾、楽しみにしてるね。悠真くんも……きっと喜ぶよ」
次のプレイの計画を立てている屋上で、俺はふと現実的な問題を思い浮かべた。
「でもさ、カラオケの個室で本番までやるの、現実的に大丈夫か?
防音とはいえ、声漏れや店員に見つかるリスクあるよな……」
翔子が少し不安げに頷く。確かにあそこのカラオケボックスは古くて監視カメラもないが、まったく人の出入りがないわけじゃない。
長時間の滞在はそれだけリスクを伴うものだ。まあ他にもやっているヤツはいそうだけど、盗撮のリスクとかもないわけじゃない。
「確かに……悠真くんに報告するのも大事だけど、バレたら大変だよね」
恋歌ちゃんがぽんっと手を叩いて、目を輝かせる。
「じゃあ、思い切ってラブホテルに行ってみようよ!
個室でプライベート完璧だし、夜通し楽しめるし。
翔子ちゃんの『悠真くんを治す』作戦にもぴったりだと思うよ」
翔子が頬を赤らめながら、俺を見る。
「ラブホ……三人で?」
俺は少し驚いたけど、恋歌ちゃんの提案に頷く。
「確かに、ラブホなら安心だな。コスプレグッズとかも置いてあるところ選べば、翔子が言ってたコスプレもできるかも」
恋歌ちゃんがさらに興奮して続ける。
「そうそう! テーマルームとかあるよね。鏡がいっぱいの部屋とか、SMっぽい部屋とか……
翔子ちゃん、バイブ仕込んでラブホデートとかどう? 悠真くんにリアルタイム報告しながら。」
翔子が「レンたん、過激……」って笑いながらも、興味深そうにスマホをいじる。
「悠真くんに相談してみるね……あ、OKだって。『楽しみ』って返事来たよ」
三人でラブホの場所を検索して、駅近くの豪華なところを予約。
時間は夕方から朝まで。
コスプレ衣装は恋歌ちゃんがネットで注文して持参することに。
恋歌ちゃんが俺の腕を抱きしめて、甘く笑う。
「翔くん、次はラブホでいっぱい楽しもうね。 翔子ちゃんも、悠真くんのためにがんばって」
翔子が俺の手を握って、頷く。
「うん……翔吾、レンたん、ありがとう」
俺は二人の笑顔を見て、胸が高鳴った。
次のプレイは、ラブホテルで、もっと大胆に。
興奮の予感しかしないな。
◇◇◇
ラブホプレイの計画を立ててから数日後、俺は少し疑問を抱き始めていた。
翔子のスマホのメッセージ。
悠真くんからの返事がいつも完璧すぎる。
タイミングが良すぎるし、医学生で忙しいはずなのに、夜遅くのプレイ報告に即レスが来るのも変だ。
……悠真くんって、本当にいるのか?
でもプレイの最中にもメールは来てるし、実在はしてるんだろう。
今まで会おうと思ったことがなかったから気にしてなかったが、なんだかんだこれまで一度も姿を現していない。
そんな疑問が頭から離れなくなって、放課後の屋上で三人で集まった時、俺は翔子に訊ねてみた。
「なあ翔子、悠真くんって……本当にいるのか?
なんか、メッセージの感じがいつも同じで、翔子の言葉みたいなんだよな……」
翔子が箸を止めて、顔をぱっと赤くする。
目が泳いで、弁当箱をいじり始める。
「え、な、何言ってるの翔吾……もちろんいるよ。悠真くん、医学生で忙しいだけだって……」
翔子の声が少し震えていて、俺の疑念が深まる。
恋歌ちゃんが俺の腕を抱きしめて、優しく笑った。
「翔くん、そんなはずないよ。
翔子ちゃんの悠真くん、いつもメッセージで優しいよね。
医学生って本当に忙しいんだよ、私の友達の兄さんもそうだったもん。
夜遅くまで勉強して、返事は翔子ちゃんのタイミングに合わせてくれる優しい人なんだよ、きっと」
恋歌ちゃんの言葉は自然で、俺の胸を軽くする。
確かに、医学生の忙しさは聞いたことがある。
恋歌ちゃんの友達の話も本当っぽいし、翔子のメッセージが同じ感じなのは、翔子が好むタイプだからかもしれない。
「そうだよ翔吾。悠真くん、いつも私のこと考えてくれてるの。
疑わないで……」
翔子が少し涙目で俺を見る。
恋歌ちゃんが翔子の手を握って、フォローする。
「翔くん、翔子ちゃんを信じてあげて。
悠真くんの癖が治るまで、私たちで協力しようよ。
翔子ちゃんの幸せが、翔くんの幸せにもつながるんだから」
恋歌ちゃんの優しい声と笑顔に、俺の疑念は溶けていく。
翔子が涙を拭いて、笑顔に戻る。
「ありがとう、レンたん……翔吾も、ごめんね」
俺は翔子の頭を撫でて、謝った。
「俺こそ、ごめん。疑ったりして。
次も協力するよ」
恋歌ちゃんが三人で手を重ねて、明るく言う。
「じゃあ、ラブホの予約しよっか。 楽しみ~」
俺の胸のざわつきは、恋歌ちゃんの言葉で完全に消えた。
翔子は本気で悠真くんを愛してるんだ。
俺はそれを信じて、協力するだけだ。
が、しかし…。
恋歌ちゃんの言葉で俺の疑念は溶け、翔子の涙目を見て胸が少し痛んだけど、結局その日は三人で笑い合って終わった。
でも、家に帰って一人になると、あの時の翔子の反応が頭から離れなかった。
俺の「本当にいるのか?」という質問に、翔子は慌てて否定したけど、目が泳いでたし、声が少し上ずっていた。
いつも通り明るく振る舞ってるけど、弁当箱をいじったり、話題を変えようとする仕草が、なんか無理してるみたいだった。
悠真くんって……本当にいるのか?
今まで気にも留めなかったけど、振り返ってみると違和感がいっぱいある。
改めて情報を整理してみよう。いや、推論も多く混じっているから、単なる考察だ。
例えば、メッセージのタイミング。プレイ直後に送った報告に、すぐに返事が来る。医学生で忙しいはずなのに、夜中でも即レス。
内容も翔子の好みをピンポイントで突いてくるし、翔子の言葉遣いと似てる気がする。
カメラ越しに見てるって言うけど、悠真くんの顔を見たことない。声も聞いたことない。
いや、一応声を聞いた事はあるか。でもハッキリしなかったしな。あの時の声もなんか違和感があった。
翔子がスマホを見せてくれる時、画面の角度がいつも俺たちに見えないように調整されてるのも、なんか変だ。
いや、そんなまさか……翔子はそんな嘘つくタイプじゃない。
幼馴染みとして知ってる翔子は、明るくて、
でも、最近の翔子は少し変わった。体を重ねてからというもの、いつもみたいな下ネタありきのトークをほとんどしなくなったのだ。
あの時、俺に処女を捧げて射精が終わり、抱き締め合っていた翔子が呟いた言葉。
『翔吾…………大好き』
ほんのりと小さな小さな声だったが、そう言っているように聞こえた。
……あれは悠真くんのためじゃなかった?
カメラのマイクに拾えないような声で言う必要はないはずだ。
悠真くんに見せてるはずなのに、俺への想いが溢れすぎてた。
もし悠真くんが嘘なら、翔子は俺のことが……?
いや、待て。翔子は幼馴染みだ。恋歌ちゃんがいる俺に、そんな気持ち持ってるはずない。
だって翔子だぞ?
恋歌ちゃんも「そんなはずないよ」って笑ってくれたし、医学生の忙しさを友達の例で説明してくれた。
彼女の言葉はいつも正しくて、俺の心を落ち着かせてくれる。
恋歌ちゃんがいなかったら、俺はこの関係に迷ってたかも。
いつも明るくて、翔子の幸せを一緒に願ってくれる。
恋歌ちゃんの優しさが、俺の疑念を吹き飛ばす。
きっと俺の考えすぎだ。
翔子は悠真くんを愛してるんだ。
俺は幼馴染みとして、協力するだけ。
恋歌ちゃんが一番大事だ。
でも、翔子の涙目が頭に残って、少し胸がざわつく。
次のラブホプレイで、翔子の本音を探ってみようか……
(いや、余計なことは考えない方がいいか)
翔子が幸せになれるように、俺は協力するよ。
でも、ふと考える。
この関係が始まってから、俺の日常が変わった。
翔子を抱く時の興奮、恋歌ちゃんの優しい視線、すべてが甘くて、危うい。
悠真くんの存在が本当なら、俺はただの間男。
でも、もし嘘なら……翔子は俺をどう思ってる?
恋歌ちゃんは、そんな翔子を受け入れてるけど、本当はどう感じてる?
恋歌ちゃんの笑顔はいつも完璧で、俺の心を溶かす。
彼女を不幸にする選択だけは絶対にしてはいけない。
でも、時々恋歌ちゃんの目が、俺と翔子を交互に見る時、少し深くて、読み取れない何かがある気がする。
恋歌ちゃんは俺のエンジェル。
疑うなんて、馬鹿げてる。
きっと俺の思い込みだ。
悠真くんはいる。翔子は幸せになる。
俺は恋歌ちゃんを愛してる。
それでいいはずだ。
だけど、3人で過ごす非日常の光景を、心のどこかで待ち望んでいる俺もいる。
ベッドに横になりながら、恋歌ちゃんの笑顔を思い浮かべた。
明日も、三人で会えるのが楽しみだ。