彼氏の寝取らせ癖に悩む幼馴染みの竿役に抜擢されたんですが…うちの恋人まで何故かノリノリなのはどうしてだろう? 作:かくろう
本番解禁の週末から二日後、月曜の昼休み。
俺たちはいつもの屋上で、三人でお弁当を広げていた。
冬の空気は冷たいけど、陽射しが優しくて、屋上は少し暖かかった。
翔子が今日も手作り弁当を持ってきてくれた。
恋歌ちゃんはコンビニのサンドイッチ、俺は購買のパン。
翔子が俺の隣に座り、恋歌ちゃんが反対側にくっつくいつもの配置。
「翔吾、レンたん、食べて食べて~」
翔子が笑顔で箸を動かしながら、唐揚げを俺の口元に差し出してくる。
俺は照れながら「あーん」して食べる。
恋歌ちゃんが「私も~♡」とサンドイッチを差し出してきて、交互に食べさせられる。
弁当を半分食べた頃、翔子が少し照れくさそうに切り出した。
「ねえ……あの後、悠真くんと話したよ」
俺と恋歌ちゃんが箸を止めて、翔子を見る。
「どうだった?」
俺が訊ねると、翔子は頬を赤らめながら、目を伏せて微笑んだ。
「録画送ったら、悠真くん、すごく喜んでて……その夜、大学から急いで帰ってきて、私の家に来たんだ」
彼女は少し声を小さくして、でもどこか誇らしげに続ける。
「そしたら……もう我慢できないって、玄関入るなり抱きついてきて……キスが止まらなくて。
そのままベッドまで連れてかれて……初めて、悠真くんとちゃんとできたの」
翔子の声は恥ずかしそうだけど、幸せそうだった。
「最初は緊張してたけど、悠真くんが『翔子、ずっと待ってた』って優しくしてくれて……
あの時の録画のおかげで、悠真くんもちゃんと興奮できて……私も、すごく気持ちよかった」
恋歌ちゃんが目を輝かせて翔子の手を握る。
「翔子ちゃん、よかったね! 本当に上手くいって……おめでとう♡」
俺は少し胸がざわついたけど、翔子の幸せそうな顔を見て、安心した。
これで翔子は彼氏とちゃんと付き合っていける。
俺がしたことは、幼馴染みを助けただけだ。
恋歌ちゃんがいる俺にとって、それでいいはずだ。
「そうか……よかったな、翔子」
俺がそう言うと、翔子が俺をまっすぐ見て、優しく微笑んだ。
「うん、ありがとう、翔吾。翔吾のおかげだよ。
悠真くんも『翔吾くんに感謝してる』って言ってた」
彼女の瞳は少し潤んでいて、風に髪が揺れる。
俺は唐揚げを口に運びながら、胸の奥に小さな棘のようなものを感じたけど、それを振り払った。
俺は単なる間男。翔子に情を移してはいけない。ましてや恋歌ちゃんがいる俺にはそんな資格はない。
体を重ねただけで、彼女の心までもほしくなっているのだろうか。欲深い自分に嫌気が差した。
恋歌ちゃんが俺の肩に頭を乗せてくる。
「翔くん、翔子ちゃんの春が来たね。私たちも、もっと幸せになろう♡」
翔子が弁当箱を片付けながら、明るく言う。
「そうだね。三人でまた一緒に過ごそう。悠真くんも、いつか呼べたらいいな」
俺は頷きながら、二人の笑顔を見た。
翔子の話は完璧だった。
彼氏との熱い夜、興奮が治ったこと、初めてが上手くいったこと。
すべてが、翔子の望んだ通りの結末。
俺はそれを見て、安心した。
本当に、安心したはずだった。
屋上の風が少し冷たくなり、三人で肩を寄せ合って弁当を食べ終えた。
恋歌ちゃんが俺の肩に頭を乗せ、満足げにため息をつく。
「ふぅ……翔くん、今日もお弁当美味しかったね。翔子ちゃんの唐揚げ、最高♡」
翔子が弁当箱を片付けながら、俺の顔をそっと覗き込む。
彼女の瞳はいつもより少し熱っぽく、頬がほのかに紅潮している。
俺は自然と視線を合わせ、微笑み返した。
「翔子、ありがとうな。悠真くんと上手くいって、よかったよ」
翔子は一瞬、目を伏せてから、ゆっくりと俺の手を握った。
指先が少し震えているように感じる。
「うん……本当に、翔吾のおかげだよ」
彼女は深呼吸をして、声を少し低くする。
「だから……お願いがあるの」
俺と恋歌ちゃんが同時に翔子を見る。
ある意味で、予想できた展開かもしれない。
人の欲望とは、拡大するものだから。
翔子は俺の手を握ったまま、言葉を続ける。
「悠真くん、興奮は治ったみたいだけど……まだ、完全に『普通に』抱けるようにはなってないみたい。
次はもっと……本格的に寝取らせプレイを続けて、悠真くんを完全に治したいの」
彼女の声は真剣で、でもどこか切実だった。
「だから……翔吾、また……恋歌ちゃんも一緒に……次も、協力してくれないかな?
今度はもっと深く、もっと長く……悠真くんに見せながら」
恋歌ちゃんが俺の腕を軽く抱きしめ、目を輝かせる。
「翔子ちゃんのためなら、私ももちろん協力するよ♡ 翔くん、どう?」
俺は翔子の瞳を見つめた。
彼女の目には、幼馴染みとしての信頼と、何か別の熱いものが混じっている。
俺は少し迷ったが、翔子の手を握り返した。
「……分かった。翔子がそうしたいなら、俺は協力するよ」
翔子がぱっと顔を明るくする。
彼女は俺の胸にそっと顔を寄せ、囁くように言った。
「ありがとう、翔吾……本当に、ありがとう」
風が俺たちの髪を揺らし、屋上の空はどこまでも青かった。
翔子の「次」は、もうすぐ始まる。
俺たちの関係は、建前を超えて、深く、濃く、絡みついていく。
悠真くんとやらの彼氏としての資質に疑問を呈しつつ、俺は「次」があったことにどこか興奮していた。
◇◇◇
本番解禁から数日後の週末。
翔子は「悠真くんとデートするから」と早めに帰ってしまい、俺と恋歌ちゃんの二人きりになった。
「翔くん、今日は私とデートしよう♡」
恋歌ちゃんが俺の腕に絡みつき、満面の笑みで言った。
正直、少し驚いたけど、嬉しかった。
最近は三人でいることが多かったから、恋歌ちゃんと二人きりのデートなんて久しぶりだ。
まずは駅前のカフェに入った。
窓際の席で、恋歌ちゃんはストロベリーパフェを、俺はホットコーヒーを注文。
恋歌ちゃんがスプーンでパフェをすくって、「あーん」って俺の口に運んでくる。
「翔くん、甘いの好きだよね? どうぞ♡」
俺は照れながら口を開けて食べる。
恋歌ちゃんは満足げに笑って、自分も一口食べてから、また俺に差し出す。
交互に食べさせ合いながら、他愛もない話をする。
学校のこと、最近見た映画のこと、将来の夢のこと。
恋歌ちゃんはいつも通り明るくて、俺の話をしっかり聞いて、時々「翔くん、かっこいい♡」って言ってくれる。
カフェを出て、街をぶらぶら歩く。
冬の夕方、イルミネーションが点き始めていて、街がキラキラしてる。
恋歌ちゃんが俺の手を握って、指を絡めてくる。
冷たい手が少し震えてるけど、温かくて柔らかくて、幸せな気分になる。
「翔くん、手、繋いでてくれてありがとう」
恋歌ちゃんが上目遣いで俺を見る。
俺は自然と彼女の肩を抱き寄せた。
次に入ったのは、雑居ビルのゲームセンター。
クレーンゲームで恋歌ちゃんが欲しがったクマのぬいぐるみを、俺が頑張って取った。
三回目で成功した時、恋歌ちゃんが「きゃー! 翔くんすごい♡」って飛びついてきて、俺の頬にキスしてきた。
周りの視線が少し気になったけど、恋歌ちゃんの笑顔を見たら、そんなのどうでもよくなった。
プリクラコーナーでは、二人でぎゅうぎゅうに機体に入って、変顔したりハート作ったり。
恋歌ちゃんが「翔くん、もっとくっついて♡」って言って、俺の首に腕を回してくる。
写真が出来上がると、恋歌ちゃんが大事そうに財布にしまった。
夕方になって、少し肌寒くなってきた頃、公園のベンチに座った。
恋歌ちゃんが俺の膝に頭を乗せて、横になる。
「翔くん、今日すごく楽しい……翔くんと二人きり、久しぶりだね」
俺は恋歌ちゃんの髪を優しく撫でながら、頷く。
「俺も。恋歌ちゃんとこうしてるの、落ち着くよ」
恋歌ちゃんが少し体を起こして、俺の顔をまじまじと見つめる。
「翔くん、私のこと……ちゃんと好き?」
突然の質問に、少し驚いたけど、俺は真剣に答えた。
「もちろん。恋歌ちゃんが一番だよ」
恋歌ちゃんの目が少し潤んで、俺の胸に顔を埋めてくる。
「私も、翔くんが一番大好き……ずっと、ずっと一緒にいたい」
俺は恋歌ちゃんを抱きしめ、頭を撫で続けた。
夕陽が沈んで、街の灯りが点き始める。
恋歌ちゃんの温もりと甘い匂いが、俺を包み込む。
この瞬間、俺は本当に幸せだった。
翔子のこと、悠真くんのこと、三人の関係のこと――
全部、頭の片隅にあったけど、今はただ、恋歌ちゃんと二人きりの時間が、すべてだった。
翔子との関係性も悪いものではない。だが、やはり恋人としての感情を交わして幸福を感じるのは恋歌ちゃんだけだった。
デートは夜まで続き、恋歌ちゃんの家まで送った。
「翔くん、翔子ちゃんとのこと、無理してない?」
「思うところはある。ただ、大事な幼馴染みだし、協力はしてやりたいかな」
「うん。やっぱり優しいね、翔くんのそういうところ、惚れ直しちゃう」
「恋歌ちゃんは平気なの? 俺が自分以外の女の子とセックスしても」
「全く何も思わないわけじゃないよ。でもね、翔くんと翔子ちゃんのエッチ、正直、凄く興奮しちゃった……私ね、本当に寝取られ癖があるみたい。翔くんと付き合う前からそういうのでオナニーしてたんだよね、実は……」
「衝撃の事実だ……」
「軽蔑した?」
「いや、ちょっと意外だっただけ。だけど、それも含めて恋歌ちゃんだ。まあ、逆だったらちょっと考えたけどね」
「逆?」
「恋歌ちゃんの方が他人棒じゃないと興奮できなかったら、俺はきっと耐えられなかったよ」
「そんな事しないよ。私、エッチしたいのは翔くんだけだもん。他の人なんていらない。私が変態なだけだから。ごめんね、普通じゃなくて」
「心配しなくても性癖なんて人それぞれだ。恋歌ちゃんの性癖なら、俺は受け入れられる」
「えへへ、ありがとう」
「だけど、今は自分の恋人と時間を過ごしたい」
玄関の前で立ち止まると、恋歌ちゃんが俺のコートの襟を強く掴み、引き寄せた。
「うん♡ 翔くん……上がって。今すぐ、翔くんが欲しい……我慢できないの……」
彼女の声は熱く震え、瞳が燃えるように俺を捕らえる。
息が荒く、唇がわずかに開いて、甘い吐息が俺の顔にかかる。
外の冷たい風が吹いているのに、恋歌ちゃんの体は火のように熱く、俺の胸に押しつけられた胸の鼓動が激しく伝わってくる。
俺はもう理性が飛んで、彼女の手を握りしめて部屋へ上がった。
ドアが閉まる音が響いた瞬間、恋歌ちゃんが俺に激しく飛びついてきた。
柔らかな体が俺を壁に押しつけ、唇が貪るように重なる。
ちゅぱっ、くちゅくちゅくちゅっ、と激しい音を立てて舌が深く絡み合い、恋歌ちゃんの舌が俺の口内を荒々しくかき回す。
甘い唾液がどろりと溢れ、互いの唇をびしょびしょに濡らし、糸を引いて頬まで伝う。
彼女の舌が俺の舌を強く巻き取り、ぬちゃぬちゃと擦り合わせ、熱い息が混じり合う。
「翔くん……んちゅっ、くちゅくちゅ……今日ずっと、翔くんのこと考えて……下の方が疼いてたまらなくて……ちゅるちゅる……もっと、深くキスして……」
恋歌ちゃんが喘ぎながら俺の首に爪を立て、腰をぐりぐりと俺の股間に押しつけてくる。
俺は恋歌ちゃんの腰を強く抱き上げ、ベッドへ運んで押し倒した。
彼女は俺の上に跨がり、制服のボタンを乱暴に引きちぎるように外し、俺のシャツを剥ぎ取る。
俺は恋歌ちゃんのスカートを捲り上げ、パンツを強引に引き下ろし、すでにびしょびしょに濡れた秘部に指を突き入れる。
熱くぬるぬるとした内部が俺の指を貪るように締めつけ、ぐちゅぐちゅびちゃびちゃと卑猥な音が響く。
「翔くん……指、太くて……もっと、奥まで掻き回して……あんっ!」
恋歌ちゃんが体を反らせ、俺のものを熱い手で握りしめ、激しくしごく。
俺は指を三本に増やし、彼女の内部を荒々しくかき回しながら、親指でクリトリスを強く擦る。
恋歌ちゃんの蜜が噴き出し、俺の手をびしょびしょに濡らす。
「もう……翔くんのが欲しい……早く、入れて……翔くんでいっぱいにして……! 生で、来て……私の初めても、奪って♡」
俺は恋歌ちゃんを上に乗せて腰を掴み、熱く脈打つ俺のを彼女の入口に押し当て、一気に奥まで突き刺した。
熱く狭い内部が俺のをきつく締めつけ、ぬるぬるとした壁が俺を飲み込み、根元まで埋まる。
「ああああっ……翔くん、太くて熱い……奥まで、突き破られそう……もっと、壊して……!」
恋歌ちゃんの生膣も、翔子に負けず劣らずの締め付けだった。気持ちが籠もっている分だけ、俺の興奮も更に強くなる。
恋歌ちゃんが俺の胸に爪を深く立て、腰を狂ったように振り始める。
俺は下から猛烈に突き上げ、彼女の内部を荒々しく掻き回す。
肌がぶつかるぱんぱんぱんっ、ぱちゅぱちゅぱちゅっ、という激しい音と、ぬちゃぬちゃぐちゅぐちゅびちゃびちゃという淫らな水音が部屋を震わせる。
恋歌ちゃんの蜜が泡立ち、俺のを白く塗り、ベッドシーツまで濡らす。
「翔くん……大好き……翔くんだけ……もっと、強く……私を、翔くんのものに……あっ、いく……いくっ!」
恋歌ちゃんの体がびくびく痙攣し、内部が俺のを強く収縮して絞り上げる。
俺は恋歌ちゃんの唇を再び奪い、ちゅるちゅるくちゅくちゅと舌を激しく絡めながら、動きをさらに速め、彼女を何度も絶頂の頂へ追い込む。
俺も限界を迎え、恋歌ちゃんの奥深くで熱を爆発させた。
脈打つように放たれる熱が彼女の内部を満たし、溢れ出して太ももを伝う。
恋歌ちゃんの体がさらに激しく震え、俺を抱きしめて離さない。
恋歌ちゃんが荒い息を吐きながら、涙目で俺を見つめ、囁く。
「翔くん……愛してる……翔くんがいれば、私は何もいらない……ずっと、こうして……」
俺は恋歌ちゃんを抱きしめ、汗に濡れた体を重ねたまま、彼女の髪を撫で続けた。
彼女の情熱と愛が、俺のすべてを満たす。
「ねえ翔くん、ちょっともしもの話をしてもいいかな」
「なんだい?」
幸せの余韻に浸って2人で息を整えていると、不意に恋歌ちゃんが胸板で甘えながらそんな問いかけをしてくる。
「もしも翔子ちゃんと悠真くんの関係性が破綻して、翔子ちゃんが1人になっちゃったら、私達、3人で付き合ったりするのって、有りかな?」
「そ、それは…小説とかではありそうだけど、日本の法律や常識の中じゃ難しいんじゃ」
「結婚はあくまで書類上の話だし、内縁の妻って手段もあるよ。重要なのはそこじゃなくて、翔くんが翔子ちゃんを『二番目の恋人』にできるかって話」
「うーん。俺は恋人は一対一が1番健全で安全だと思うけどな。今は体だけの関係だからトラブルが起こってないけど、本気の情が伴ってきたら恋歌ちゃんは平気なの? 俺が翔子になびいちゃったりしたらとか考えない?」
「それは私だって考えるよ。でもね、最近気がついたんだけど、私ってすごく独占欲が強いみたいなんだ」
「それは俺だって同じだけど」
「ううん。翔くんと私の独占欲は、たぶん種類が違うの」
恋歌ちゃんの言わんとしていることがよく分からず、その続きを促す。
「私ね、翔子ちゃんを他の男に渡したくなくなってるのかも」
「んん? どういうこと?」
言うまでもなく恋歌ちゃんは女の子だ。他の男に渡したくないってのはつまり…。
「悠真くんと別れさせようとしてる?」
「ううん。流石にそこまでは考えてないよ。でもね、私も寝取らせが上手くいくとは、あんまり思えないっていうのが正直なところ。もし翔子ちゃんが悠真くんと別れて、寂しそうにしてたら、翔くんが埋めてあげてほしいなって…。私の独占欲はね、翔子ちゃんが翔くん以外の男の人とイチャイチャしてるのは、なんだかイヤだなって思っちゃうんだ」
「それはまた…特殊な案件ですな」
「ふふ、本当にもしもだからね。もちろん、悠真くんと翔子ちゃんが上手く行くように協力してるのは嘘じゃないからね」
「ああ、分かった。その時がきたらちゃんと考えるよ」
「うん。ありがとう翔くん」
「こちらこそだよ。恋歌ちゃんがいなかったら、こんなに上手にいかなかったしね」
「ふふ、もしもそういうことになっても、翔くんの1番が私であり続けるように努力するね」
「ああ、俺も恋歌ちゃんが1番になるように努力する」
そんな会話をしながら、帰り時間ギリギリまでイチャついていた。
家に帰る道中、恋歌ちゃんの激しい瞳と声、熱い体温が頭から離れなかった。
恋歌ちゃんがいるから、俺はこんなに満たされている。
俺がハーレム? まあ、そんな事にはなるまいて。
熱に浮かされた頭で変なことを考える思考を振り切って、俺は家まで走って帰るのだった。