※この作品はR-18です。

レズ彼女の差し出しハーレム~実は女もイケたうちのちびっ子彼女が、可愛い後輩を俺の絶倫チ〇ポ専用オ×ホに迎え入れろってさ~   作:かくろう

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第3話 2人目の彼女候補

「ふぅ~、落ち着かねぇ……」

 

 あと5分くらいか。

 俺はリビングのソファに深く腰を沈めて、スマホを握りしめていた。画面は真っ暗。梨花からの最後のメッセージは「もうすぐ着くよ♡ 柚葉ちゃん、緊張してるみたい。幸ちゃんも優しくしてあげてね」だけだ。

 

 部屋が静かすぎる。時計の秒針がやけにうるさい。俺の心臓もそれに負けないくらい鳴ってる。

(ムーディな音楽でも流すべきか。いや、それだとヤル気満々と誤解されるかもしれない)

 

 梨花が柚葉ちゃんを連れてくる。

 梨花の大事な後輩で、小学校からずっと梨花を想っていた子。

 梨花が「可愛い子だよ♡」って言ってた後輩が、俺の家に入ってくる。

 

 想像しただけで、下腹部が熱くなる。

 

「いかん、落ち着け俺……。まだ本決まりじゃないんだ」

 

 ダメだ。今日は絶対に紳士でいようと決めたのに。

 梨花が「幸ちゃんのペースでいいから」って言ってくれたから、俺も「今日は話すだけ。急がない」って自分に言い聞かせてる。

 

 梨花の大事な子を、俺の欲で傷つけるわけにはいかない。

 でも……。

 

 梨花が後輩の手を引いて、俺の前に立たせて。

 梨花が「幸ちゃん、柚葉ちゃんだよ♡」って微笑んで。

 後輩が俺の前に立って、緊張しながら梨花に寄り添う。

 

 梨花が後輩の髪を撫でて、優しく囁いて……。

 その瞬間、梨花と後輩が顔を寄せ合って、イチャイチャし始めて……。

 俺が見てるだけで、興奮して……。

 

 そして、混ざる……。

 

(それは何とも背徳的な……)

 

「……はあ」

 

 俺は慌てて顔を手で覆った。

 口元が緩むのを必死に抑える。

 顔が熱い。耳まで赤くなってるのが自分でも分かる。

 

 こんなところでニヤニヤしてたら、ドア開けた瞬間にバレるだろ。

 俺は立ち上がって、キッチンへ逃げた。水を飲む。水を飲む。更に水を飲む。

 冷たい水が喉を通るけど、熱は引かない。

 

 鏡に映った自分の顔が、情けないくらい緩んでる。

 俺は深呼吸した。

 今日は紳士だ。

 

 梨花が一番大事。

 梨花が幸せなら、それでいい。

 柚葉ちゃんも、梨花の大事な子だ。

 

 だから、今日は話すだけ。

 

 梨花の提案を、ちゃんと聞いて、柚葉ちゃんの気持ちをちゃんと聞いて。

 俺が興奮するのは勝手だけど、手を出したり、急かしたりは絶対にしない。

 

 ……でも。

 

 梨花が「幸ちゃん、柚葉ちゃんのこと、気に入ってくれたら嬉しいな♡」って言ったら。

 俺が素直に「可愛いな」って言ったら。

 

 梨花が後輩を俺の近くに寄せて、二人で俺に甘えてきたら……。

 梨花と後輩が俺の前でイチャイチャして、俺を誘うように見つめてきたら……。

 ど……ど……ど……

 

 

「どげんしたとデスか星君!!」

 

 何を言っているんだ俺は(巨〇の星ネタなんて今時誰が分かるというのか……)……。

 

 俺は頭を振った。

 ダメだ。妄想が止まらない。

 ズボンの中で疼きが強くなる。

 

「紳士になれ……一発抜いておくか? イヤ駄目だ。梨花は匂いで絶対気がつく」

 

 俺はソファに戻って、クッションを抱きしめた。

 梨花の匂いが残ってる。

 梨花の髪が俺の胸に触れた時の感触。

 梨花の小さな手が俺の背中を撫でて、「幸ちゃん大好き♡」って言った声。

 

 俺は梨花を失いたくない。

 梨花が幸せなら、それでいい。

 梨花が柚葉ちゃんを連れてくるのは、俺のためでもある。

 

 だから……。

 

 ヴー、ヴー

 

「おわっとっ」

 

 スマホが振動して思わず声を上げてしまう。

 梨花からのメッセージ。

 

「着いたよ♡ インターホン押すね」

 心臓が跳ね上がる。

 俺は立ち上がって、ドアの方を見た。

 

 足が重い。

 でも、心のどこかで、期待してる自分がいる。

 梨花と柚葉ちゃんが、俺の家に入ってくる。

 

 3人で、始まるかもしれない。

 

 インターホンが鳴った。

 梨花の声がスピーカーから聞こえる。

「幸ちゃん、開けて♡」

 俺は深呼吸して、ドアを開けた。

 

 

 ◇◇◇

 

 

【side柚葉】

 インターホンが鳴った瞬間、私の心臓が跳ね上がった。

 梨花先輩が私の手を強く握ってくれる。

 

「柚葉ちゃん、大丈夫?」

「はい……梨花先輩と一緒なら、怖くないです。でも……すごくドキドキします」

 

 ドアが開く音。

 梨花先輩が一歩前に出て、笑顔で言った。

 

「幸ちゃん、今日はありがとう♡ 柚葉ちゃん、連れてきたよ」

 

 目の前に現れたのは、想像以上に大きな男性だった。

 梨花先輩の彼氏さん……幸太さん。

 

 肩幅が広くて、胸板が厚くて、存在感が圧倒的。

 梨花先輩が私の横で小さく見えるくらい。

 男性の匂いが、ふわっと漂ってきて……体が硬直する。

 怖い。男性は怖い。触れられる想像だけで、吐き気がする。

 

 体が震えて、膝がガクガクする。

 

 中学校の時の記憶が、フラッシュバックのように蘇る。

 あの時、クラスメートの男子に無理やり腕を掴まれて、壁に押し付けられた。

 

「柚葉、好きだよ。付き合おうぜ」って、息が臭くて、力任せに迫られて。

 

 私は必死に逃げたけど、それ以来、男性の視線が怖くなった。

 体が触れられる想像だけで、夜に悪夢を見るようになった。

 

 小学校の頃は、梨花先輩にただ憧れて、慕って、くっついていただけ。

 先輩の優しさや可愛さに、ただ心が温かくなるだけだった。

 

 恋愛対象が女の子だなんて、気がついていなかった。

 

 中学校のトラウマで、決定的になった。

 男の子は怖い。触れられたくない。

 

 女の子にしか、心を開けなくなった。

 

 梨花先輩に出会ってから、初めて「好き」という気持ちが恋だと自覚した。

 梨花先輩の笑顔、梨花先輩の温かさ、梨花先輩の匂い……それだけが、私の全て。

 梨花先輩を失うなんて、考えられない。

 

 だから……梨花先輩のためなら、この恐怖に耐えられる。

 

 梨花先輩のため……梨花先輩のためだけ。

 梨花先輩の幸せのためなら、この恐怖に耐えられる。

 梨花先輩の笑顔が見たい。梨花先輩に触れたい。梨花先輩の温かさを、ずっと感じていたい。

 

 そのために、幸太さんの体を受け入れる。

 

 幸太さんは梨花先輩の大事な人。だから、拒否できない。

 でも、幸太さんを愛せない。恋愛対象じゃない。性欲なんて湧かない。

 

 幸太さんの大きな手が私の体に触れる想像……肌が這うような嫌悪感。

 下腹部が冷たくなる。吐き気が込み上げる。

 

 でも、我慢する。梨花先輩のためなら、どんな試練も耐える。

 

 梨花先輩を失う方が、ずっと怖い。

 梨花先輩との関係を失いたくない。

 梨花先輩に触れたい、キスしたい、抱きしめたい。

 

 そのために、幸太さんの体を受け入れる試練なら……我慢できる。

 

 私は梨花先輩の後ろに隠れてしまった。

 梨花先輩の背中が、私の盾みたい。

 でも、梨花先輩は私の手を引いて、優しく前に押し出す。

 

「幸ちゃん、柚葉ちゃんだよ。柚葉ちゃん、私の彼氏の関本幸太君」

 私は梨花先輩の袖をぎゅっと握って、声を絞り出す。

 

「はじめまして……千歳柚葉です。梨花先輩の……後輩です。よろしくお願いします……」

 

 声が震えてる。頰が熱い。

 幸太さんが少ししゃがんで、目線を合わせてくれた。

 

「初めまして。関本(せきもと) 幸太です。よろしくね、柚葉ちゃん」

 

 その声が低くて優しくて、私の体がまた震えた。

 梨花先輩が私の肩に手を置いて、囁く。

 

「幸ちゃん優しいでしょ? 柚葉ちゃん、緊張しなくていいよ」

 

 私は頷くけど、足がガクガクしてる。

 幸太さんの視線が優しい。

 でも、男性の視線。

 

 梨花先輩の大事な人だから、受け入れる。

 梨花先輩が幸せなら、私の体なんて、どうなってもいい。

 幸太さんへの性欲なんて、ない。

 梨花先輩だけ。

 

 幸太さんとのセックスは、梨花先輩の幸せのための手段。

 それだけ。

 

 私の体は、梨花先輩に利用されるだけの人形。オナホール、肉穴だ。

 

 それでもいい。それでいい。

 

 もう中学生のような子供じゃ無い。

 

 男とお付合いなんて死んでもごめんだけど、梨花先輩が手に入るなら……。

 

 梨花先輩の隣で、幸太さんに体を明け渡す。

 梨花先輩の視線を感じながら、幸太さんの熱いものを体で受け止める。

 

 そんな行為が、梨花先輩との絆を強くするなら……耐えられる。

 

(でも、本当に耐えられるかな……)

 

 男性の体が近づくだけで、息が詰まる。中学校の時の記憶がよみがえって、吐き気がする。

 梨花先輩、助けて……でも、これは私の選択なんだ。

 梨花先輩を失うより、ずっとマシ。

 

 幸太さんとのセックスは、梨花先輩の幸せのための手段。

 それだけ。

 幸太さんが立ち上がって、ドアを大きく開けた。

 

「入って。寒いだろ」

 

 梨花先輩が私の手を引いて、家の中へ。

 広いリビング。大きなソファと、奥の部屋にベッドが見える。

 幸太さんの匂いが、家中に満ちていて……私を包み込む。

 

 怖い。でも、梨花先輩の手が温かい。

 梨花先輩が私の隣に座って、手を握ってくれる。

 

「幸ちゃん、柚葉ちゃん緊張してるみたい。ゆっくり話そうね」

 

 私は梨花先輩の手にすがって、幸太さんを見上げる。

 梨花先輩の大事な人。

 梨花先輩が愛してる男性。

 

 私はその人を、梨花先輩のために受け入れる。

 梨花先輩が幸せなら、私の処女なんて……。

 

 幸太さんが優しく微笑んだ。

 

「柚葉ちゃん、梨花から話は聞いてる。ゆっくりでいいから、今日は話そう」

 

 その言葉に、少しだけ安心した。

 でも、心臓はまだ鳴り止まない。

 梨花先輩の手が温かい。

 幸太さんの視線が優しい。

 

 これから、何が始まるんだろう。

 怖いけど……梨花先輩のためなら。

 

 ◇◇◇

 

 俺はキッチンで紅茶を淹れながら、深呼吸を繰り返した。

 

 リビングのソファに座る梨花と柚葉ちゃんの姿が、視界の端に映る。

 梨花は柚葉ちゃんの手を優しく握って、時々耳元で「大丈夫だよ」って囁いている。

 

 柚葉ちゃんは……震えている。

 肩が小さく上下して、膝をぴったりくっつけて、視線を床に落としている。

 

 梨花の袖を握った手が、白くなるくらい力が入っている。

 

(あんなに震えて……よほど勇気を振り絞ったんだな。そこまで梨花の事が好きなのか)

 

 俺はトレイにマグカップを三つ乗せて、リビングに戻った。

 

「はい、どうぞ。温かい紅茶だよ。ミルクと砂糖はここに置いとくから、好きにどうぞ」

 梨花が明るく受け取って、柚葉ちゃんに渡す。

 

「ありがとう、幸ちゃん♡ 柚葉ちゃん、飲んでみて。幸ちゃんの紅茶、美味しいんだよ」

 

 柚葉ちゃんは小さく頷いて、マグカップを両手で包み込むように持った。

 でも、飲む前にまた視線を落とす。

 カップの縁を指でなぞるだけ。

 

 俺は向かいのソファに座って、自分のカップを手に取った。

 湯気が立ち上るけど、俺の胸の熱さの方が強い。

 沈黙が少し続く。

 梨花が柚葉ちゃんの肩を軽く抱き寄せて、俺に微笑む。

 

「幸ちゃん、柚葉ちゃん緊張してるみたい。ゆっくりでいいよね」

 俺はカップをテーブルに置いて、ゆっくり息を吐いた。

 

「……そうだな」

 

 柚葉ちゃんの震えが、俺の目に入る。

 さっきまで頭の中は妄想でいっぱいだった。

 梨花と柚葉ちゃんが俺の前でイチャイチャして、俺を誘うように見つめてくる……。

 そんな想像で、ニヤけそうになっていた自分が急に恥ずかしくなる。

 

 この子は、梨花のためにここに来ている。

 梨花の幸せのために、体を差し出そうとしている。

 梨花の大事な後輩で、梨花を想って小学校からずっと好きだった子。

 

 そんな子が、俺の前で震えている。

 俺の欲のために、こんなに怖がっている。

 俺は柚葉ちゃんに視線を合わせて、静かに言った。

 

「柚葉ちゃん……今日はありがとう。梨花から話は聞いてるけど、急にこんなことになって、怖いよね」

 

 柚葉ちゃんはゆっくり顔を上げて、俺を見る。

 瞳が潤んでいて、唇が少し震えている。

 

「……はい……少し……怖いです」

 梨花が柚葉ちゃんの手を強く握って、俺に微笑む。

 

「幸ちゃん……優しいね。柚葉ちゃん、幸ちゃんは本当に優しい人だよ」

 俺は首を振って、続ける。

 

「俺も、最初は梨花の話にワクワクしてた。梨花が他の女の子と……って想像して、興奮しちゃってた自分がいた」

 

 梨花の目が少し丸くなる。

 柚葉ちゃんも、俺の顔をじっと見つめる。

 

「でも、今は違う。柚葉ちゃんが震えてるのを見たら、妄想を膨らませた自分が恥ずかしくなった。梨花のため、柚葉ちゃんのためって思ってここに来てくれたのに、俺は自分の欲ばっかり考えてた」

 

 俺は深く息を吸って、言葉を続ける。

 

「だから、今日は話すだけにしよう。まずはお互いを知ることから始めよう」

 梨花が目を輝かせる。

 

「いいね! 幸ちゃん、どういうこと?」

 俺は柚葉ちゃんに視線を戻して、優しく言った。

 

「三人でデートしよう。映画見たり、カフェ行ったり、ただ一緒に過ごすところから。急がない。梨花も、柚葉ちゃんも、俺も……ゆっくりお互いを知っていこう」

 

 柚葉ちゃんの瞳が揺れる。

 梨花が柚葉ちゃんの肩を抱き寄せて、囁く。

 

「柚葉ちゃん、どう? 幸ちゃん、優しいでしょ?」

 

 柚葉ちゃんは少しの間、黙っていた。

 梨花先輩の手を握ったまま、俺を見上げる。

 瞳に涙が浮かんでいるけど、震えは少し収まっている。

 

「……はい。梨花先輩が幸せなら……私も、頑張ります」

 俺はホッと息を吐いた。

 

「最初は受け入れてくれなくていい。俺のこと、好きにならなくていい。でも……できれば、少しずつ俺のことも受け入れてくれたら、嬉しい」

 

 柚葉ちゃんは小さく頷く。

 梨花が俺に微笑んで、柚葉ちゃんの髪を撫でる。

 

「幸ちゃん……ありがとう。柚葉ちゃんも、安心したね」

 

 俺はカップを手に取って、紅茶を一口飲んだ。

 温かい液体が喉を通る。

 三人でカップを手に取る。

 湯気が立ち上る中、俺たちの新しい関係が、ゆっくり始まろうとしていた。

 

 ゆっくりと息を吐く。

 

「……柚葉ちゃん」

 

 柚葉がビクッと肩を震わせて、俺を見上げる。

 瞳が潤んでいて、唇が小さく震えている。

 

「幸太さん……」

 

 俺は優しく、でもはっきりと言った。

「今、柚葉ちゃんが震えてるの、俺も分かるよ。梨花から話は聞いてるけど、怖いよね」

 

 柚葉は小さく頷く。

 梨花が柚葉の手を強く握って、俺に微笑む。

 

 

 俺は首を振って、柚葉に視線を戻した。

「柚葉ちゃん、勇気を出してここまで来てくれたんだね。俺が逆の立場だったら、その決断ができたかどうかは自信がない。好きな人のために、好きでもない人に体を許すっていうのは、とても勇気が要ることだろうから」

 

 柚葉の瞳が揺れる。

 少しの間、沈黙が流れた。

 柚葉は梨花の手を握ったまま、声を絞り出す。

「……幸太さん、凄く優しいです。普通の男の人とは、何か違う。正直、まだ怖いです。でも、きっかけが掴めれば……」

 

 その言葉に、俺の胸が熱くなった。

 怖いと言いながらも、梨花のためにここにいる。

 その健気さに、俺は心を打たれた。

 

 俺は優しく微笑んで、続ける。

「ありがとう、柚葉ちゃん。そう言ってくれるだけで、嬉しいよ」

 

 梨花が柚葉の肩を抱き寄せて、俺に囁くように言った。

「幸ちゃん……柚葉ちゃん、頑張ってるよね」

 

 俺は頷いて、提案した。

「そうだな。勇気を出してくれた柚葉ちゃんには、何かご褒美になることがあった方がいいと思う」

 

 柚葉が少し顔を上げる。

 俺は静かに聞いた。

「柚葉ちゃん、君は恋人を作ったことはある?」

 

 柚葉は首を振る。

「いいえ」

 

「梨花が初恋で、それがずっと続いてた?」

 

 柚葉は小さく頷く。

「はい。後にも先にも、恋をしたのは梨花先輩だけです」

 

 俺は少し間を置いて、言葉を選んだ。

「梨花と重なりない?」

 

 柚葉が「え?」と小さく声を上げる。

 

「ああ、そうだね。ごめん、梨花と恋人になりたいんだよね?」

 

 柚葉は頷く。

「はい。本当は、先輩に私だけを見て欲しい……」

 

 俺は優しく、でもはっきりと言った。

「そうだね。普通はそうだ。だけどごめん。俺は梨花を愛してるから、他の誰かに渡したくない」

 

 柚葉は小さく頷く。

「はい……分かってます」

 

 俺は梨花に視線を移し、続ける。

「だけど、梨花のことを本気で好きなら、一緒に梨花を愛することはできると思うんだ」

 

 柚葉が少し首を傾げる。

「どういう事ですか?」

 

 俺は聞き方を変えた。

「聞き方を変えよう。梨花とキスしたくない?」

 

 柚葉の頰が一気に赤くなる。

 瞳が輝いて、声が少し高くなる。

「したいです! ずっとずっと、憧れてました」

 

 梨花が柚葉の髪を撫でて、微笑む。

「柚葉ちゃん……嬉しいよ」

 

 俺は静かに言った。

「じゃあ、まずはそれから始めよう。梨花と柚葉ちゃんがキスして、俺が見てるだけでもいい。急がない。梨花が幸せなら、それでいい」

 

 梨花が目を輝かせて、俺に微笑む。

「幸ちゃん……ありがとう。柚葉ちゃん、どう?」

 

 柚葉は梨花先輩の手を強く握って、俺を見上げる。

 瞳に涙が浮かんでいるけど、震えは少し収まっている。

 

「柚葉ちゃん、それじゃあ、キス、しよっか……」

「先輩、嬉しいです……」

 

 そうして、ゆっくりと梨花が柚葉ちゃんの頬に触れる。

 

 ほんの一瞬だけ俺の方へと視線を向け、俺は首肯した。

 

 俺の許可を受け取った梨花が、その唇を柚葉ちゃんへと落として行った。

視点の切り替えは同じ話の中でやってもOK?

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  • 読みにくいので切り替えは1回
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