昼休みになって少し経った。
今日は空がよく晴れて麗らかな陽気である。
弁当を食べ終えて落ち着いた後、腹が満たされて思うことがあった。
(ちょっとムラついてきたなぁ……)
青年は机に頬杖をつき、ふとそんなことを思う。
すると隣の席の女子が肩を軽く叩いて声をかけてきた。
「上原くん、上原くん」
「ん? 何?」
「おちんちん硬くなっちゃった?」
髪を肩辺りで切り揃えたたぬき顔の女の子、
そのため
「うん。軽くね」
「じゃあえっちしよっか」
「いいの? ありがとう」
「いいよいいよ。えへへ♡」
そう言うとユズキは椅子を動かして抱き合える距離までやってきて、自ら迷わずマコトの唇に触れるだけのキスをする。
目を閉じているがうっとりしている様子もあって、自ら何度もリップ音を鳴らした。
それと同時にユズキの右手は巧みに動き、マコトのズボンのチャックを下ろす。
躊躇いもせず彼のちんぽをパンツから引っ張り出した。少し硬くなっているがまだ完全に勃起しているわけではない状態。しかし彼女の指先に握られたことでどんどん硬くなってくる。
ユズキの優しいキスも手伝い、マコトは彼女の手の中で勃起した。
「んっ、んっ、んっ……ぷはっ。硬くなったね」
「あぁぁ……気持ちいい。舐めてくれる?」
「うん」
ユズキは慣れた様子で彼の股間に顔を近付け、唇を尖らせると赤々とした亀頭にキスをした。
それだけでマコトは息を吐く。
何度か唇を優しく押し付けてから、舌を出してちんぽを舐め始めた。
「おっ、上原ちんぽ舐められてんじゃん」
声をかけられたのはそんなタイミングだった。
金髪でメイクをばっちり決めた、派手な見た目の女子生徒である。
彼女は笑顔で気安くマコトと肩を組むと、指でつまんでいた使用済みコンドームを見せた。
「ねーねー見てこれ、佐々木のせーし。めっちゃ少ないの」
「いいよ見せなくて」
「あいつさ~、昨日の夜に近所のおばちゃんたちと乱交してたんだって。熟女好きって言ってたのマジなんだねー」
少量の精液が溜まっているコンドームをプラプラ揺らしながら、
佐々木というのはクラスメイトの男子であり、以前から「俺は熟女でバキバキになる」と豪語しているため同世代からひんしゅくを買っている人物でもある。
大方イタズラ感覚で抜いてきたのだろうと、マコトは呆れた目で彼女を見ていた。
「別に嘘とも思ってなかったけど。近所のおばちゃんたちとって、コミュ力すごいな……」
「あれは熟女限定だけどねー。イラっとしたから無理やりぶっこ抜いてやった」
彼らがそうして話している間もユズキはマコトのちんぽをしゃぶっていた。
亀頭をぱくりと口の中に含み、頭を上下に動かしている。先端から竿の中ほどまで、唾液を塗りたくってじゅぷじゅぷ音を立てながら、繰り返し出し入れしていた。
マコトがいつもそうしているように優しく頭を撫でると、ユズキは嬉しそうに気合いを入れる。
じゅるるるるっ、と強く彼のちんぽを吸い上げ、マコトが思わず声を詰まらせた。
「ってかさー、んなこと言ったら上原もモテない? ユズもべったりだし、先輩とか後輩とか関係なくめっちゃヤッてるじゃん」
「うっ、はぁ……いや、まあ、声かけられるから」
「それがモテてんでしょ。くっそ~、顔もちんぽも普通なのにさー。なんで私よりモテるかなー」
「そんなこと俺に言われても……うぅ、ふっ、あぁ」
ちゅばっ、と勢いよくちんぽを解放して、裏筋を舐めながらユズキがマコトの顔を見上げる。
「上原くんは優しいからね。みんなの要望を聞いてくれるから」
「なー。だから一番の変態ってことだよね」
「そ、そんなことないって。俺自体は普通だから」
話しながらもユズキはちんぽをぺろぺろ舐めており、ヒミコはマコトのシャツの中に手を突っ込んで乳首を転がし、二人で責め始める。
彼の呼吸が少しずつ乱れていく。
どちらも嬉々としていて、マコトの反応を見て楽しんでいた。
「へへ。確かにリアクションいいんだよな~。乳首も開発されてるし」
「うっ……」
「誰に開発されたんだぁ~? っていうか絶対相手も変態だよね」
「お、俺は、変態じゃない……うぁ、はっ」
「んっ、んちゅっ。上原くんはねぇ、特別えっちだよ。他の人より性欲も強いし」
「ユズにケツ穴舐められてたもんねー。変態じゃないは無理だって」
「ふふ、あれ好きなんだよ。おちんちん触らなくてもギンギン」
「言わなくていいって……う、んんっ」
そうして女性二人によって愛撫されるのは、彼にとってあまり珍しいことではない。
良くも悪くも適応力があるため、様々な人物に好かれているのは事実。マコトにのみ自らの趣味を明かす人間は少なくない。
複数人を相手にすることも自分が大人数の中に混ざることも、マコトはすでに慣れていた。
それはそれとして、優しい手つきだが刺激されると素直に感じてしまう。
マコトは脱力すると無抵抗で彼女たちの愛撫を受けていた。
背後に立って顔を寄せてきたヒミコがマコトの首筋にキスをする。そのまま舌を出して肌を舐めて移動していき、頬にちゅっと触れて、首だけ振り返った彼の唇に重ねた。
その様子を見て、特にマコトの顔を確認して、ユズキはにこっと笑って彼の金玉を舐める。
「上原、数学のノート持ってる? 貸してくんない?」
隣のクラスからやってきた男子生徒が声をかけてきた。
刺激で気をやられそうになっているが、マコトは普段通りに返事をする。
「あぁ~……いいよ。えっと、んっ、はい」
「サンキュー。マジ助かるわ。俺今日当たりそうだったし」
「他人に頼ってばっかいないで自分で勉強しろよ~」
マコトの乳首をいじりながらヒミコが言うと彼は「うるせー」と言いながら去っていった。
「やっぱ人の頼みを断れないんだね~あんたは」
「んっ、んっ、んっ――」
「あぁヤバい……イキそう……」
マコトが呟くとユズキがひときわ大きな音を立ててちんぽを吸い上げた。
腰がわずかに浮き上がり、タイミングを合わせて楽しそうなヒミコが両方の乳首を強く摘まむ。
「いいよ。らひて。らひてっ」
「イッ、クぅ……!」
「んっ♡ んふっ♡ んんっ♡」
そしてマコトが射精した。
ちんぽを口にくわえたままでユズキは喉の奥まで飛び込んでくる精液を受け止め、苦しそうな表情を見せることなく、口の中に溜めてからゆっくり呑み込む。
「ん、んくっ、ぷあっ……えへへ♡ いっぱい出たね」
「う、うん……はぁ。ありがとう」
「すげー。いっぱい出たの全部飲んだの?」
「飲んだよ。上原くんが喜んでくれるから」
「うわ。変態だ」
「いや、飲んでって言ったことはあるけど、別に毎回じゃなくても、とは思ってるよ?」
からかうように顔を寄せて言うヒミコに対して、マコトは困った顔で呟く。
そんな二人のやり取りにユズキは穏やかに笑っていた。
戦争・天変地異・謎のウイルスの感染拡大など、人類が劇的に減少した時代。
日本では子作りが推進されており、人類を滅亡させないための取り組みが急務とされている。
ウイルスの感染を逃れた人間はいない。
子供の出生率や妊娠率が著しく低下した原因はウイルスにある。ワクチンの開発と流通により病死することはなくなったものの、人体への影響は今も色濃く残っていた。
早い話が老若男女を問わずにセックスをしまくれと言われる世の中。
童貞や処女などなくて当たり前。子供の頃から性技を学ぶ。
子供を産んで育てることこそ人類全体にとっての最重要事項。
世はまさにフリーセックス時代である。