※この作品はR-18です。

えとックス!   作:にゃあたいぷ。

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2.性交実習。 子①

 両性具有の獣人が精通する時は、決まって発情期と一緒である事はよく知られている。

 現代社会における九割の未成年同士による不純異性交友は、精通時の事故であると認識されている。被害者の大半が友人関係を続けていた女性である事から本人達の意向で被害届を出さず、代わりに番届を用意する事が多い。半数以上が結婚をし、幸せな家庭を築いている。

 要は、大正義幼馴染の世の中。両性具有同士でも起きる事故である。

 

 中学校時点で複数の幼馴染に襲われて、複数を相手に番届けを出す女性も探せば居る程度には居る。

 しかし十二人という数は、他に例のない事例である。どれだけ爛れていても五人が限度、獣人には二種類の発情期があり、月に一度、適切に発散すれば、一日で解消できる短い発情期と、数日に渡って常に性欲を発散しなくては理性すら失う大きな発情期がある。大きな方は、数年に一度と云われており、大体、中学生の時に一度、高校生の時に一度、多ければ、計三度の発情期が訪れる事になる。

 発情期が起きた時は申請し、特別な施設で性欲を発散する。

 未然に性犯罪を防ぐ為の制度であり、番届を出している場合は、番も一緒に部屋の中に入る事が出来る。発情期が終わるまで出られない部屋で発情した獣と時間を共にする事になる。基本的に発情期の獣人は、体力が尽きるまで性行為を続ける。基本的には丸一日、発情期を終えた両性具有は宿題を熟すか、補修を受ける事で授業に復帰する。

 複数と番を持つ女性は、学校に居る時間が極端に少なくなる。

 

 僕も勉強の補佐をするつもりだけど、十二人と番届を出した彼女、マコの事が少し心配ではある。

 

 僕は、僕の事は、とりあえずチュウ太郎とでも呼んで欲しい。

 幼い時にマコが僕に付けた愛称で、今も呼ばれ続けている。

 初めて会ったのは保育園の時、当時から僕はハグられ担当だった。

 

 社会から男性が消えたのは、半世紀も前の事。

 太郎という呼び名は、古風というよりも死語に近い。彼女が古い男の名を知っていた理由は、よく知らないけど、太郎という名を付けたのは、僕が男に見えたからなのだという。確かに古い写真を見ると、僕は美少年に近い見た目をしている。

 男らしいかと云えば、違う気がするけど、小柄で華奢な体格は、確かに執事喫茶などで一人は居る見た目ではある。

 

 格好良く言えば、ボーイッシュ。

 俗な言い方をすれば、ショタっぽい。

 実際には、両性具有。陰茎を生やした女である。

 

 鼠人族は、人間を基準に頭一つ分小さい種族である。

 小柄な身体は、あんまり好きではない。何故ならば、マコを守る事が出来ない為だ。純粋な女性で、純人間のマコは意外と絡まれやすく、誘拐で狙われる事も稀にある。

 なのでマコを助けるのは龍と虎の役目で、僕は見ているだけだ。

 逆に守られる時もある。

 幼い時から抱き締められる事が多いのは、異性として強く意識をされていないからだと考えていた時期もある。修学旅行の時、皆の前で誰よりも早く陰茎を晒したのは、そうした想いから、僕の雄の部分を教えたくて、ちゃんとしたモノが付いている事を証明するように突き付ける。

 でもまあ陰茎の有無関係なく、マコが僕を抱き締め続ける。

 

 抱き心地が良いのだと、マコは云う。

 幼稚園の時、さりげなく僕の胸に触れる事も多かった。

 あまり意識した事はなかったけど、

 修学旅行を終えた後、頻度が増えたので恐らく確信犯。

 彼女は案外、スケベだったのである。

 機嫌が悪い時、乳首を摘まむのは少し困る。

 乳首が擦れるので、ニップレスが必需品である。

 

 閑話休題。

 発情期という問題がある以上、性知識の学習は必修科目と云っても差支えがない。番届を出した者同士では、正しい性行為としての実習があり、皆の前で実演する事もある。

 実演者には幾つかの単位が免除されるので、月に十二人の相手をするマコは名乗り上げざる得なかった。

 

 初めての性知識の授業。

 マコが実演者の相棒に選んだのは、僕だった。

 

 中学校からは、校舎に性交実習室がある。

 時折、発情したまま学校に来た生徒を押し込める意図で使われる部屋でも使われる部屋であり、今は、部屋の中心に置かれたベッドをクラスメイトが囲っている。

 クラスの皆の前で、裸体を晒す。控えめな胸に小さなお尻、華奢で細い身体は、自分の事だけど貧相だ。鏡を見るのは、余り好きではなくて、自分の体をまじまじと見たことはあまりない。忘れていたのだけど、乳首にはニップレスを付けている。開発された大きめの乳首は、僕の抱える劣等感のひとつ。ふもした瞬間に乳首が擦れて女の子の声が出る時もある。

 普段から弄ってないと付ける必要がないもの、周りからクスクスと笑い声が聞こえて、恥ずかしさで死にそうだ。

 

 股間を隠す両手を外し、片腕で乳首を隠せば、片手では収まり切らない乳首がこんにちはする。鼠人特有のツルツルとした突起物、僕の身長が純人間の平均身長から頭一つ部分低いのに対して、陰茎の全長は約16cm。定規で測った事があるので、たぶん合ってる。

 

 頭から生やしたまんまる耳に細長い尻尾は蛇のように器用に動く、尻尾を自在に操れるのは僕の数少ない特技である。⋯⋯自慰の結果である。自分の逸物を扱く事もあれば、お尻の穴に差し込むことも出来る。トコロテン射精の後、余韻で、ポッカリと空いた穴に空気が流れ込む感覚に身を震わせるのが性癖。誰にも言えない趣味嗜好である。

 

 程なくして、バスローブを着たマコが教室に入る。

 マコは、どちらかというと小柄な方である。だけど胸はあるし、お尻も出ている。丸みのある肢体は、まるでグラビアアイドルのようだった。彼女との性行為は修学旅行での事件以来、彼女の裸体に生唾を飲み込んだ。

 彼女は、皆の注目を浴びるならベッドに腰を下ろしてバスローブを脱ぐ。

 

 これは性行為の実習。なので教本は彼女の身体。だから彼女は、肢体を隅々まで晒す事を強要される。先生の指示に促されるまま、両足を開く。股間を写すカメラを置いた状態で、人差し指と中指で恥裂を開くと、視聴覚室にあるような大型モニターにヌチャリと湿った桃色の恥部が映し出される。先生の指示に従いながら尿道と産道、陰核など丁寧に説明がなされる度にトロリと透明の液体が溢れ出す。マコは顔を赤く染めていた、頭部の横に付いた、純人間の耳まで真っ赤に染まっている。

 

 今から本当にセックスをするのだと、限界まで勃起していたはずの陰茎が更に大きくなるのを感じ取った。

 

 性行為の実技は、前議から始まる。

 発情した獣人は、他の雌に伝播させる事が出来る。その手法は様々だが、手っ取り早いのは体液の交換、ベッドで上半身だけ起こすマコ。何時もは背中越しに抱き締められる側であり、暇を潰すように乳首をコリコリと弄られる。密かに何度か達した事もある。射精のない絶頂、所謂、メスイキする癖が付いていた。

 マコは相手の男の部分よりも、女の部分の方が好きだった。

 両性具有が女装をする事は、自分は雌側ですとセックスアピールの意味合いがある。男装をするのは反対で、自分は雄側である事を意味する。一人の時は、あまり深く捉えられる事はないけど、カップルで居る時なんかは、彼氏役と彼女役で明確に分けられる。

 僕は女装する事が多い。

 マコが、僕に女装をさせたがるからだ。

 僕は、男らしい方が好きなのだけど、それがまた唆るのだとか、よく分からないけど、彼女が満足するのであれば、それで良かった。

 陰茎を漲らせたまま、マコに四つん這いで迫る。

 

 近付く度に良い匂いがして、頭が少しクラリと来る。

 マコはよく僕の後頭部に顔を埋めて深呼吸をするように匂いを嗅ぐ、これは僕だけにする事ではなくて、兎の彼女とか、取り分け、ハグられ担当の子にする事が多い。匂いを嗅がれるのは苦手だけど、僕を抱きしめる腕にギュウッと力が籠るから好きだった。

 頬を赤らめるマコの唇にググッと体を伸ばす。

 触れるか触れないかの距離で、マコと視線が合って、一瞬の躊躇い。互いの息が触れ合う距離で一度、視線を外し、胸の鼓動の高鳴りを抑える。覚悟を決めて、もう一度、首を伸ばして、自分の唇で、彼女の唇に触れる。チュッ、チュッ、と、啄むように、このキスの仕方は、本当に近かった。

 だけど、今回は性交実習。体液を交換までがキスである。

 

 だから先生は、マコの口に飴を含ませる。

 これを奪えたらセックスが出来ると言われたので、僕はもう我慢が出来なてマコの唇に吸い付いた。だけど、僕の舌は短い。懸命に飴玉を奪おうと舌を絡めるけど、彼女の舌は器用に飴玉を逃す。唾液だけが口の端から溢れ出し、十分が過ぎても奪い取れずにいると、マコは微笑むように目元を緩める。仕方ないなあ、とでも言いたげに、腰を反って前のめりになる僕の口に飴玉を送り込んだ。

 次の瞬間、ビリッと乳首を隠していたニップレスが一息に剥がされる。

 貧相な体で目立つ程、主張する勃ちっぱなしの乳首。僕のコンプレックス。剥がされた時の痛みだけで軽く達し、緩んだ口にマコが自身の唇を押し付ける。吸い付かれた、僕の舌を唇で啄まれて、ズズズッと唾液ごと吸い込まれる。ビクビクと跳ねる全身に、頭がバチバチと快楽の火花が散った。意識は朦朧とし、視界は白みがかる。そんな中で、乳首をコリッと全身に激痛が突き抜けるほど、強く摘まれた。

 その時、限界を超えて、勃起していた僕の陰茎が弾ける。

 

 ビクンと陰茎が跳ねる度に白濁液が放たれる。

 射精した、ノーハンドで。クラスメイトの衆人監視の中で、僕は、考え得る限りで、最も情けない射精を果たす。ピクピクと身体が震える中、思考が快楽で真っ白になり、送り込まれた飴玉が、あっさりと奪い取られる。

 僕は、失意の中、コップの半分ほどの精液を吐き出す。

 

 飴玉を奪い取れなかった。

 これは、どうすれば良いのか。

 先生も困る中、マコは「罰ゲームです」と口から飴を取り出し、ベッドに吐き出された白濁ノ液溜まりに飴を沈める。

 分かっていますよね、と彼女が笑ってみせる。

 マコは全身を火照らせている。

 雌の発情期の典型例、彼女は既に伝搬している。

 

「ちゃんと出来れば、ご褒美をあげます」

 

 僕は、屈した。僕達の女王様に、初めての奴隷となる。

 先生が助け船を出す前に自分で出した精液に顔を付ける。嗚咽が零れる程、生臭く、熱い。精液は一人でした時よりも濃く、舌先で触れるとゼリーのようにプルプルとしていた。精液を避けるように歯で飴玉を掴む事は出来る。だけど、マコが求めてるのは、そうじゃないはず。僕は覚悟を決めて、ズズッと、精液溜まりを啜る。マコを満足させる為に、コップ半分ほどの自分の体液を口に含んだ。

 周りに引かれているのが分かる。

 だけど、僕は最後の一滴まで、舐め取り口に含んだ。

 

「期待以上です」

 

 自分の精液で頬を膨らませた僕の頭を、マコは優しく撫でてくれる。鼠特有の大きくて丸い耳に親指を入れて、外側の付け根の部分を人差し指でコリコリと撫でる。

 嫌悪感を上回る多幸感、情けない姿を晒す事に自分の価値があるとすら思えてくる。

 マコは首輪を取り出す。これは女性が、発情した獣人から身を守る為のものである。御褒美だと、彼女は僕の首に鎖を付ける。彼女はスイッチを持っていた、スイッチを押すと、バチッと首輪に電流が流れる。

 激痛に、口に含んでいた精液と一緒に飴玉の飲み込んでしまった。

 

「お尻を向けてください」

 

 僕に拒否権はない、涙を流す僕は、彼女に背を向けて、お尻を突き出す姿勢で俯せに寝転んだ。

 僅かに顔を上げる。

 するとカメラのレンズが僕の顔を覗き込んでいた。え、なんで? 困惑する僕に、カメラを構える兎の友達は言った。

 

「性交実習の内容は、記録として残しておくのが通例ウサ」

 

 今の情けない姿が全て記録として残る? 頭の中がまとまらない内に、尻尾を掴まれて、ぐいっと持ち上げられる。お尻の穴が晒される。

 

「うわっ、縦割れ……綺麗だけど」

 

 大型モニターに映し出される僕の縦に割れた僕のお尻の穴。先生が丁寧に縦割れアナルの説明を行う横で、マコは僕の尻の穴を指先でなぞり続ける。陰茎は、吐精したばかりだというのに、もどかしい刺激に白濁で濁った我慢汁をトロリと溢れさせる。

 何をつかってたの? とマコに問われる。

 全員の注目を浴びる中、僕は、小さな声で尻尾と言った。鼠人族の尻尾は意外と太い。根元は拳ほどもあり、途中の長さも華奢な手首ほどの太さがある。それが身長の半分ほど、弾力のある尻尾は、冷静に考えてみれば、結構、えげつない代物である。

 

「それじゃあ何処まで入るのか試してみようか」

 

 マコは僕の尻尾を、実習用に用意されたローションで先端を濡らし、そして尻の穴に宛てがった。

 

「まっ、待って……お゛ッ♡」

 

 僕のアナル逝きの顔は、兎のカメラにバッチリと収められる。

 先生の指示で記録用カメラを2台追加し、3台体制で痴態を録る。僕の顔をアップで映す構図、自分の尻尾が尻穴に呑み込まれる構図。そして真横から、どれだけ自分の尻尾を呑み込んだのか分かる全身図。普段は前立腺を刺激するだけなので、そこまで奥まで入れることはない。だけど開発したアナルは、情けないほどに抵抗力がなく、どんどん飲み込んで、尻尾の半分が僕のお腹に収まる。伸び切った腸に、苦しみから逃れる為に、尻尾を先端を器用に曲げて、お腹の中でぐるりも回す。マコは容赦がなく、たぶん、人として経験してはいけない奥の、更に奥まで腸は僕の尻尾を受け入れ締め付ける。自分の体内が熱くて、お腹の苦痛に反して、尻尾が少し心地良い。

 根元まで、後少しの所まで入り、お腹は妊婦のように膨らんだ。尻尾が腸の形でとぐろを巻いているので、形が歪だ。

 

 お腹が窮屈で苦しい。お尻を突き出して俯せになる僕の背後から肩を掴まれて、ぐいっと上半身を起こされる。顔を上げれば、クラスメイトの全員が僕に向けて、スマホのカメラを構えていた。

 

「ほら、ダブルピースして」

 

 最愛の人の囁かき声に、僕は逆らう術を知らない。ピンと勃起した陰茎を晒す。鈴口からは、お腹の内側から圧迫されて、精液が絞り出されていた。射精というよりも搾精、陰嚢に詰まった精液が、押し出されている。

 尻尾が邪魔で座ることが出来ない。

 畳んだ足、膝をベッドに着いて、足首を曲げる。無様な姿に、精液を垂れ流す陰茎が、意思に反してピクピクと跳ねる。

 

「んじゃ、壊れちゃって良いよ」

 

 背後のマコが両肩に添えた手に力を込める。嫌な予感がした。だけど足に力を込めるよりも早く、ズルンと残っていた尻尾が、お腹の中に押し込まれて、お尻がベッドにピタリと付いた。

 

「お゛ッ!? お゛お゛ッ!? ん、うぷっ……おえっ……あぁぁぁぁ…………」

 

 胃液が口から溢れ出した。プシュッと鼻血が吹き出し、全身がビクンビクンと跳ねて痙攣する。仰け反る体はマコに支えられて、ダブルピースは固まったまま動かせず、陰茎からはおしっこが吹き出した。意識が飛んだ、乳首を抓られて覚醒し、許容量を越えた、快楽以上の衝撃が、バチバチと脳を破壊する。全身の穴という穴から汁が溢れ出して、無様な姿をカメラの前に晒し続ける。

 

「やっば……滅茶苦茶、可愛い……」

 

 マコの素の声色に、僕は、糸が切れた様に全身から力が抜け落ちる。

 倒れる身体を背中越しに抱き寄せられる。

 何時もの感覚、まだ続く排尿による脱力感。指先一本、自分の意思で動かせない。

 だけど、身体は小刻みに痙攣し、快感と苦痛を超越した感覚に未だ、視界がパチパチと弾けてる。

 頭の中がボーッとして、上手く考える事が出来ない。

 ポケッと開いた口から涎が垂れて、ツーッと頬を伝う涙に何の感慨も湧かなかった。

 理性はなく、本能もない。

 何も感じない、心が動かない。

 心が壊れるって、こういう事だと思った。

 まるで魂が抜け落ちたかのような虚無の中、最後に残ったのは。

 

「まだ終わってないよ、頑張れ」

 

 愛しい人の励ましの声、囁かれる言葉に、僕の瞳に理性の光が灯った気がした。

 ああ、うう、と呻き声。言葉を発する事も出来ない。

 だけど感じる。温もりが心を満たす。

 妊娠したかのように膨らんだお腹を撫でられている。

 ただ、それだけで幸せだった。

 愛だけが最後まで心に残っている。

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