※この作品はR-18です。

【艦これ二次創作】辺境鎮守府   作:スイっぴ

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雑談

「曙、調子はどうですか?」

「加賀…じゃないのか…。なんか用?クソ提督。」

「ええ。今日は貴方だけ演習をお休みにしました。加賀から言われましてね、なんでも頭痛が酷いとか。」

「そうよ…だから少し休んでんの。暫くしたら演習に参加するって言っといて。」

そう伝えると、クソ提督は少し困った様に首を傾げた。

「そうは言われましても、霞にも加賀にも貴方の助けをしろと言われているんですよ。」

「えぇ…あたしは別に…っつう…。」

「どうです釣りでも。嫌なら私はここに残りますけど。」

釣りは…なんとなく気分じゃない。となると、クソ提督と二人きりになる。まあ、前よりは随分落ち着いた様だし、今ならいいかな。

「別に釣りの気分じゃないから、あんたと仕方なく"お話し"してあげてもいいわよ?」

「いやいや、恐縮です。」

わざと縮こまった態度を見せて、あたしに余裕を見せる目の前の男は、既に本調子に戻った様である。

 

「最近の皆さんは随分生き生きしているようで何よりです。」

「そうねぇ。あたしもそのうちの一人だからなんのかんの言える立場じゃないけど、そうね。青葉の盗撮も武蔵の朝練も、何でもかんでも全部よしにしてるからねぇ。みんなが好きに過ごすのもわかるわよ。なんせあんたと霞が一番自由なんだもの。」

「まあ、そうですね。お陰様です。曙が仕切ってくれるのが毎度毎度ありがたいことこの上なく…。」

「あたしの苦労も少しくらいは考えて欲しい物だわ。加賀の世話もやってるんだから。」

「しかしやはり古参と言いますか、霞も十分頼りになるんですが、曙には敵わないと言いますか。しっかりしているじゃないですか。」

「あら、いいの?霞以外を誉めて。」

「構いませんよ。なんたって貴方を建造したのは霞ですから。」

「え?そうだったの?」

「そりゃあもう。あの頃はまだまだ霞の練度も低くて…大本営帰りに郵送されていた資源と開発資材を使ったんですよ。懐かしいですねえ。」

「…そんな時期もあったのね。今じゃそんなの感じないくらいには変わってるわよね。」

「そうですねぇ。加賀が来て、突然貴方たちがくっついたと思ったら面倒な輩に絡まれて…そしたら大規模作戦だかなんだかで戦力強化のために一気に三人ですから。そもそも、私がここに来た理由は戦闘をする必要がない海域だからだと言うのに…。」

「へえ…あんたって期待されてなかったのね。」

「そりゃこんなですからね。そこにいるだけ、管理するだけの人間として随分都合がいいですから。」

「違いないわね。」

「少しくらい否定してもいいと思いますよ?」

「あたしはそう思わなかったし。」

 

「随分気分も落ち着いたわ。」

「なら何よりです。私は事務作業を終わらせて来ます。所属艦娘が増えるにつれて仕事も増えますから。適度に終わらせないと、霞に怒られます。」

「あたしも手伝おうか?」

「…いえ、お気遣いなさらず。」

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