※この作品はR-18です。

【艦これ二次創作】辺境鎮守府   作:スイっぴ

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帰還

「司令官!ただいま!」

彼に会うため司令室の扉を開ける。平時はいつもここにいるから。けれど、今日ばかりは居なかった。

「…どこ行っちゃったのかしら…?」

とりあえず目についた扉を開けて確認しよう。廊下はなんとなく幅が広くなったように感じる。以前はひとりぼっちのような気がして不安だった廊下も、艦娘が増えたことで少し活気づいたように感じる。一人という圧迫感や、恐怖心は大分薄れている。

「〜…。……!」

曙の部屋から声が漏れている。今日は休んでいた曙なら司令官の居場所もわかるかもしれない。

「ねえ曙、司令官知らな…え?」

ドアを開けて中を確認する。私としては曙と加賀がいる物だとばかり思っていたから、そこに司令官がいるという現実が受け入れ難かった。

「あ、霞。終わったんですね。お疲れ様です。」

「ありがと…じゃなくて、なんでこの部屋に二人ともいるの?」

「あー、暇だから雑談してたの。大丈夫よ、何にもないから。それに、相変わらずあんたにゾッコンみたい。」

チラリと司令官の方を見ると、少し照れくさそうにはにかんだ。

「司令官…お風呂行きましょ?汗かいちゃったし、潮も付いてるから…」

「ああ。そうですね。では曙、今日はどうもありがとうございました。」

「別に構わないわよ。またいつでも来なさい。」

曙からはなんとなくオトナの余裕みたいなものを感じた。

 

「ふぅ…あったかい…。」

「ですねぇ。」

お風呂の温度がちょうど良く、司令官からの抱擁でほんのり眠くなる。今は私と司令官だけの空間。太腿あたりを指先でなぞられる。少しくすぐったくて、身を捩らせる。

「ん…司令官、まだダメ…」

そう言うとすぐに手がどけられ、頬をもちもちと弄ばれる。

「んにゅ…」

「霞…なんでそんなに可愛いんですかね。」

「変にゃこと言わないれよ。」

暫く堪能された後、司令官の手は私の耳へと移った。そのままマッサージのようにふわふわとした手つきでほぐされる。お風呂の温度も相まって眠くなってくる。

「ふぁ…きもち…」

「寝ても私がいるので、のぼせることはありませんよ。一応は。」

「ん…寝ちゃいそ…」

「やっほ、入り来たよ。」

「…じゅいかく?」

「おわ、どったの霞。」

瑞鶴がギョッと驚いて私の方を見る。そして、司令官の指の動きを見てある程度察したらしい。

「なんだマッサージか。てっきりすんごいことしてるのかと。」

「まさかそんなことしませんて。流石に節度は守らないといけません。」

司令官の指の動きがより暖かく感じる。無意識に司令官に頬擦りして、それが心地よい。

「ん…司令官…しゅき…」

「どうも。」

「うひゃー。霞がでっれでれじゃん。」

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