※この作品はR-18です。

【艦これ二次創作】辺境鎮守府   作:スイっぴ

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叱

「青葉…私はもう寝るが、まだそれを観るつもりか?」

「ええ。武蔵さんはお先に寝ていてください。」

司令官のお部屋に仕掛けた監視カメラの映像を確認していると、眠そうにする武蔵さんが聞いてきました。メガネを枕元に置いて、電気を消します。そして、私のモニタから発する光を見ないように後ろに向きます。私は、音漏れ対策としてイヤホンを耳に装着します。いくらもう安定して、霞ちゃんが受け入れたといえ、私はやはりまだ司令官への疑念が晴れません。そのためにも、しっかりと観察してあの人のことを知っておかなければ!

 

「と、言うわけです…」

「へぇ…そんな理由で私たちの自室にカメラを設置したと。で?私たちの行為。全て記録されているんですよね?」

「はい…」

青葉観ちゃいました。あの二人が愛し合うところを。はっきり言ってすごかったです。青葉には刺激的すぎました。

「いえね、私単体のことであれば別に構わないんですよ。問題は、霞までもがそれに映り込んでいることです。」

「…」

あれ?この人今さらっととんでもないことを言ったような…自分だけだったらいい?

「青葉、叱られているのにそんな顔するのは失礼だと思わないんですか?」

「あ…その…」

それに、今の青葉は叱られているのに、一切緊張感というものが纏えません。別に青葉が図太いわけではなく、司令官の膝の上にちょんと乗っている霞ちゃんです。

「なぜ霞ちゃんが…?」

「起きた時にひとりぼっちは可哀想でしょう?霞はそうなれば絶対泣いてしまいますから。」

「…て、話をはぐらかそうとするのは辞めなさい。」

別にそういうつもりはありませんでしたが、余計に怒らせてしまいました。

「で?どこからどこまでですか?」

「…霞ちゃんが司令官に話しかけてから…お二人が抱き合ったところまでです…。」

「しっかり全部見た…と。つまりはそういうことですね?」

「はい…」

はあと司令官がため息をつきます。そして、私の方を見て一言。

「データは残っていますか?」

「ええと…薄々わかっているのですけれど…その…一体なぜでしょう?」

「もちろん没収して、永久に復元できないようにそれを破壊し尽くします。もちろん断れば…ふふ。私はやると決めればなんでもしますよ…。たとえあなたが霞の建造した艦娘だとしても…ね?」

「了解です!こっここ、こちらですぅ!」

「ええ、ええ。物分かりの良い子は好きですよ。」

司令官が不適な笑みを浮かべてこちらを見つめます。冷や汗が滝のように流れて止まりません。

「ん…しれ…?」

「む…」

なんと最悪のタイミングで霞ちゃんの意識が戻りました。これは、青葉の声で起きてしまったようにしか見えませんし、事実私も、私のせいで起こしてしまったと感じています。

「…しれ…もうあさぁ…?」

「違いますよ…。ほら、まだ眠いでしょう?ね、眠ってしまいましょう。」

そう言って、霞ちゃんを優しく抱きしめると、霞ちゃんは再び眠りに落ちてしまいました。

「ふう。では最後。カメラの位置と数は?」

「…へ?」

「カメラの、位置と、数。早く教えてください。」

「はい!青葉、撤去作業に移ります!」

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