いつの間にか眠っていた彼の頬を撫でてみる。十分に水分を含んでもちもちしている。…扉の鍵が開けっぱなしなことを思い出し、急いでドアの方へ走る。私が彼を弄っている所を見られるのは恥ずかしいから。彼の膝の上に乗り直し、向き合うように顔を突き合わせる。長いまつ毛に健康的な血色の唇。絡まることのない髪。じわりじわりとゆっくり近づく。重ねてみるとやはり柔らかくて、いつもの夜が思い出される。暖かくて、ほっとする。
「ぷは…」
口を離すと糸が引いて彼と私の間の空間に落ちる。やけに扇情的なその様子があまりに私のことを釘付けにする。彼の首元に口を近づけ、自分の秘部を指で弄る。水が垂れて彼の布が纏われた脚の上で洪水を起こす。
「ん…司令官…」
息をするたびに私に彼特有の香りが侵入してくる。トントンと扉を叩く音が聞こえて、少し焦りを感じる。
「おい、提督よ。少し用があるのだが。」
長門が司令官のことを呼んでいる。すぐにでも出なければ、無用な勘繰りをされてしまいそうで、しかしそれでもこの場を離れたくない欲求が強い。指の動きが更に激しくなって、止められない。脳がふわふわと浮かんで正常な思考をできない。
「長門、どうしたのよ。」
「む、曙か。いや、提督が扉を開けなくてな。」
遂に曙まで来てしまった。
「多分だけど寝てるわよ。霞と一緒だもの。」
「それは…良いのか?いくら平和な海域とはいえ上官が…」
「いいの、ほら、話はあたしが聞くから。案内しなさい。」
思わぬところで曙に助け出されたらしい。ちょうど二人が離れたタイミングで私の身体も跳ね上がった。目の前が弾けて高揚感が凄まじい。
「あ…ふ、ふ…」
そのまま彼にもたれかかって、重くなった瞼を重力に引かれるままに閉じた。
どうやら霞は欲求不満らしかった。脚が妙に湿って、かつ暖かい。彼女の顔が私の首元に置かれ、肩で息を切らしている。わざわざ扉の鍵まで閉め、長門を受け入れもせずになるほどとは思わなかったが、しかし今夜は眠らなくても良さそうである。試しに彼女の秘部を撫でてみると、まだ湿り気があり、口から甘い息が漏れた。少しそれが面白くて更に指が強く動く。気分を高揚させる音が響き、彼女の口からの声が私の首元を撫でる。少し熱っぽくなっている彼女の顔が私の肩の上でゆらゆらと動いている。放っておけば永遠に揺れていそうなその動きはやがて小さな痙攣となっていた。
「ん…しれ…」
起きたかと思ったものの、よく見れば寝言であり、瞼は閉じたままだった。指を彼女に挿入し、ゆっくりと動かす。ナカはきゅうきゅうと締め付け、指が溶けそうなほどに熱い。指を伝い、手を流れ、脚の上に流れ落ちる。
「はぅ…は…あ…」
耳元に強く残る声が私をより調子に乗せさせる。無意識か知らないが、彼女の手が私の服を握りしめる。