お風呂も入った。食事も済ませた。司令官は髪を結び直している。私はというと、ベッドの上に乗って布団に身を包ませていた。少し前に司令官にあれを見られてしまっていたようで、それを意識すると恥ずかしくてたまらない。
「今日はもう寝ますか。」
「え…あ、ちがくて…でも…その…」
「なんですか?言いたいことがあるなら、はっきり言ってもらわないと。」
白々しくそんなことを言う彼はまるで私のことを弄んでいるような雰囲気で、あの発言を全て無に帰すような目だった。
「あ、だから、さっきのやつで…」
上手く言葉が紡げない。彼の顔も見ることさえ難しい。意地の悪い視線をこちらに向けて、じわじわとにじり寄ってくる。
「さっきの…とは、言葉が足りませんよ?」
「う…あ…」
「もしかして…このことですか?」
彼が指を少し曲げて、私の秘部を撫でる。背中の方に何かが這うような、それでいて不快感のないそれが駆け抜けた。
「ひう…」
「どうです?違いますか?」
まとわりつく様な小さい動きを止めるつもりがないらしい彼は、更に強く動いて、やがて私の秘部から粘液が溢れ出す。そして、指が強くなる毎に感度が増していく。
「しれ…それ…やぁ…」
「嫌と言われましても…こうも濡れているのに止めてもいいんですか?私は構いませんが。」
突然動きが弱まって、鼻の先が当たりそうなほど顔を近づけてくる。真っ黒な瞳に吸い込まれそうな気がして、私の頭の中がゆっくりと浮かぶ様な感覚があった。
「やだ…やめちゃやだ…」
ふむとひとつ頷いた彼が唇を重ねてきて、ナカに指が侵入してくる。抵抗も一切なく入るそれが私を蹂躙して、忙しなく動く。
「んう…も…」
彼は一切止めるつもりがなく、そして愉しそうにこちらを見つめている。今の彼から発せられる妖しい雰囲気が私を包んで、逃げ場のない快楽を送られ続ける。もう直ぐというところで突然彼が指を抜く。
「はひゅ…はひゅ…なんれ…やめちゃ…」
「あなただけで、してましたよね。」
突然そんな風に言われる。心当たりがないわけではない。きっとあのことだと思う。
「あれ、は…ちがうの…」
秘部が疼いて、下腹部が痙攣する。絶頂がもうすぐにでも来てしまうところで彼によって止められてしまった。胸からお腹までを指でゆっくりとなぞられる。
「しれ…や…ゆるして…」
「ダメです。でも…私のおしおきに耐えられたら…いいですよ。」
「おしおき…?」
「ええ。私だって、いつまでもあなたに怒りたくありません。」
そう言って、ぎゅうと抱きしめられる。身構えていた割には少し拍子抜けで、逆に驚く。
「…う?」
「最初からいきなりするわけないでしょう?まずは慣らすんですよ。」
先ほどと変わらない動きで、彼と密着する。ナカが掻き回されて、腰が跳ねる。呼吸が速くなってきて、胸の前で構えている腕に力が籠る。もう少しで果てそうなちょうどその時に彼がピタリと動きを止める。
「しれ…なんれ…」
「おしおきですから。気持ち良くなったらお仕置きではないでしょう。」
指が引き抜かれて、それにまとわり付いた私の粘液を彼が舐めとった。そして、ゆっくりと全身を撫で回される。私の耳を彼の口が喰んで、しっとりと温かい。それと同時に先端を指で軽く摘まれる。硬く張ったそれが彼の手で弄ばれる感触がビリビリと伝わって頭が蕩ける。
「しれ…ごめ…にゃひゃ…ゆるひて…」
くるくると胸をなぞって、今度は首元を舐る動きが、期待によって痙攣し、より敏感になる私の身体を蝕む。触られていないはずの秘部が疼いて、痙攣して、脚まで粘液が伝う。
「また目隠しでもしましょうか。」
そう言う彼がまた私の視界を布で塞いだ。僅かな光すら見えず、背中にある彼の質量しか感じられない。
「しれ…やら…これ…」
「私は好きですよ?ほら、こんなに可愛い。」
私の手を引っ張って、私の秘部まで誘導される。
「自分でやって見せてください。あなたがしていた様に。」
視界はないけれど、はっきり感じられるプレッシャーが私を焦らせる。言われるがままに指を動かしていた。くちゅりくちゅりと短く連続する水音が静かに響く。確かにそこにいるはずの彼の温もりと、彼の呼吸する音以外には彼を感じられない。
「あぅ…ひゅ…」
「これが終われば、許してあげますよ。」
突如彼がそう言って、頬を撫でた。その刺激で、再びきゅうと熱く疼いた。
「ほんと…?」
「もちろん。」
無意識下で私の指が更に速く動き、次第に絶頂へと近づく。脚を閉じて、自分の腕を拘束する。指だけは忙しなく動き続け、より速く果てようとする。そこにいきなり彼が私の手を包む様にして止めた。
「なに…して…」
「まだ可愛い霞を見ていたくて。それに、指はまだ動くんじゃないですか?」
挑発気味にわざと言ってくるあたり揶揄われているとしか思えない。けれど、彼がこうしていると、私は動けない。どんなに頑張っても敵わない。
「おやぁ?これではいつまでも終わらなさそうですけれど。」
「ふ…ふ…て、どけて…よぉ…」
「青葉さん…?これはどういうことかしらぁ。」
「ええと…」
いつものようにお二人の行為を見ていた青葉です。現在同室の荒潮ちゃんに詰め寄られているところです。モニターには今尚お二人のまぐわいあう姿がはっきり映し出されています。
「速く、説明」
「落ち着いて…落ち着いて…」
恐ろしい眼力で私を睨みつける彼女はさながら阿修羅。或いは般若。とにかく恐怖で動けません。いつもの余裕もなくなっています。
「えと…お二人はカッコカリの夫婦ですので…」
「そういうことじゃないのよぉ?」
「へ?」
「どうして二人のこんな映像が流れているのかを聞いてるのよぉ?」
「そちら…でしたか…」
「あの子たちのことは私が何か言わなくても大丈夫そうだもの。でもぉ…あなたは別よぉ?」
「はは…お手柔らかに…」
「ゔ〜…あ〜?」
あれからどのくらい焦らされ続けたかわからない。涙で目隠しが湿って気持ち悪い。汗と湿気で全身がぐしょぐしょになっている。
「ふあ?」
指らしきものが私の秘部に侵入して動き出す。少しずつ速く強くなって、ゆっくりと導かれる。先ほどまでとは違って止まりそうにない気配がじわじわと期待に震える。
「しれ…か…うあ…」
舌で先端を舐られ、指で秘部とそこから膨らんでいるものを弄られる。洪水を起こし、敏感になった身体は呆気なく果てる。それによって全身の毛が広がるような感覚があった。
「はぅ…う…しれ…」
「今の気分はどうですか?あなたが望むなら、続きをしますが。」
するりと目隠しをずらして、久しぶりに彼の顔を見る。あんなにも私を虐めていた彼が、今は大事に思うような、穏やかな笑顔だった。全身に血液が巡って、意識がはっきりしてくる。
「うん…やる…」
靄の中搾り出した回答は彼にしっかりと届いて、そしてゆっくりと彼の肉棒が挿しこまれる。太く硬いものが私を押し広げながらくるその感覚が嬉しくて、期待のあまり心臓が跳ね続ける。
「うあ…は…しれ…はやく…はやくぅ…」
挿入れられたまま止まって、それに耐えきれずに腰が揺れる。彼の目は変わらず穏やかで、そっと私の頬を撫でる。それが妙に安心して、全身から力が抜ける。そして、穏やかな雰囲気のまま私の身体が動き始めた。彼に抱きつかれたままの姿勢で動く。奥の方に微振動のように小刻みな刺激が絶え間なく送られる。
「ひゅ、う…しれ…あぅ…」
口から漏れる声が掠れて、喉の奥が締め付けられるようなそんな感じがずっと終わらない。彼の肉棒を愛おしそうに私の秘部が咥え込んで、私の意思とは関係なく力が込められる。そして、全く変わらない動きで静かに果てた。
「くぁ…は…おく…」
彼がずっと押し込み続けることでじんじんと痺れる奥の感覚はより脆弱になっていき、それが全体に広がっていく。彼の手が私の髪を梳くように動く。珍しく義手のない左手が私の横側を撫でる。密着することで彼の身体に擦れる先端と、鼻腔に入ってくる香りが余計に混乱させてくる。
「んきゅぅ…しれ…らめぇ…」
全身を駆け巡る刺激がいじらしく私を襲う。一層強く押し込まれると、彼の肉棒から、熱いものが注ぎ込まれた。私を貫くようなそれが広がっていく。
「はひゅ…はひゅ…」
「霞…ふふ。」
私の顔を彼の手が優しく包んで、向かい合う。勝手に唇が彼の方に近寄って、やがてふわりと触れる。幸せな柔らかさが広がる。
「しれ、か…もっひょ…」
先ほどよりも強く突かれる。そして、その分身体が浮き上がる速度も上がり、打ち付けられる威力も増す。弾ける水音が響く。