※この作品はR-18です。

【艦これ二次創作】辺境鎮守府   作:スイっぴ

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終了

「失礼。今到着したよ。終了の合図を。」

「では行きます。」

 

ブゥンと艦載機の発艦音が耳に届く。

「また音響弾がくる!」

咄嗟に耳を塞ぎ、鼓膜を防御する。電も耳を抑えている。キィーンと響く音の鳴り止んだ瞬間に、先輩が外を並外れたスピードで駆けていく。

「待ってください先輩!」

電をその場に放置し、全力で追いかける。

 

「音響弾は必ず艦載機から投下される!なら!それを追っていけば大元に近づけるはず!」

とにかく艦載機を追っていくと、そこには加賀や赤城ら空母たちの数歩後ろに軍曹がいた。

「覚悟ー!」

「ダメですー!」

飛び出したはずの体が突然拘束される。何事かと確認すれば、その正体は後輩だった。

「話してください!君なら私が怒る理由がわかるはずでしょう!」

「わかってます!わかってる上で止めてるんです!」

暫くジタバタと暴れていると、突然意識が飛んだ。

 

「「えっ」」

軍曹も突然動きを止めた先輩にはたまげたらしい。

「ふむ。日を改めた方がいいかな?」

「…その方向でお願いします…。」

軍曹の連れてきた艦隊は全て引き上げ、病院へと先輩を連れていく。

「こりゃなんだい。脚がボロボロじゃないか。骨折してないのが奇跡なくらいだよ。今は気絶してるみたいだが、起きたら痛みでまた気絶するかもね。」

「さっきまで意識があったって聞いたけど、もしかしたら脳内物質をドバドバ出して堪えてたのかもね。それが、君の馬鹿力で許容範囲を超えちゃったんだろう。脳が強制的にシャットダウンしたんだと思うよ。」

「で、腕がないのは本当に大丈夫なんだね?」

色々質問されたものの、一応話を終わらせ、先輩の名前を呼ばないようにすることを念押しし、とりあえず暫く入院することを伝えられ、先輩の鎮守府へ向かった。霞に概要を伝え、病院に入院したことを伝えると、顔が真っ青になってしまった。

「明日病院に向かうから場所を教えてちょうだい。」

「は、はい。例の道を進んでもらって、すぐそこにある大きい病院です。一応、受付で柳田の連れと言ってもらえれば面会はできると思います。」

簡単な説明だけして、鎮守府を後にする。

 

「曙。明日私出かけるから。留守番よろしく。」

「え!あたしは行かなくていいの?」

「いいの。誰かがここにきた時の応対をお願い。」

「わかった…。」

 

目を覚ました時に、脚に感じる痛みと共に見知らぬ天井を見上げる。壁掛け時計はマルキューフタサンを示している。

「起きたのね。調子はどう?」

「どうも霞。脚が異常に痛い以外は特に何も。なぜここに?というかここは?」

「病院よ。」

「私ここにくるまでの記憶がまったくないんですけど。あの騒動は治ったんですか?」

「ええ。思い出さない方がいいと思うわ。」

「?そうですか。」

「これ、着替え持ってきたから。あと髪すごい伸びてるから切っちゃうわよ。」

「そういえば結構伸びましたね。よろしくお願いします。」

バッサリと切ったおかげで頭が軽くなった気がする。

「やっぱこれくらいが一番結びやすいわね。はいできた。じゃ、今日はもう帰るから。早く治して帰ってきなさいな。」

「はいどうも。期待に添えるよう頑張ります。」

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