彼の部屋のベッドに2人で入る。昨日のように、彼を下に、私が上の位置関係になる。昼からずっと眠っていたから、当分眠気は来ない。昨日のように、頭を撫でられる。そっと、優しく。最初は髪の流れに沿って。途中から、結んである髪の方へ手が流れる。その間にも、ピクッピクッと身体は反応する。
「はぁっはぁっ」
呼吸が荒くなる。昨日とは違い、頭から頬へ手が伸びる。指先でつんと押したり、親指で耳を撫でたり、口元まで指を持ってきたり。彼の指が伸びてきたと思うと、口を開き、パクッと咥え込んでしまった。
「ッ…。ふふ…。」
彼は微笑い、私の口の中を指で撫でる。舌に指をわざと絡ませたり、内側から唇を触ったり。ちゅぽんと指を取り出し、ティッシュで私の唾液を拭き取る。月明かりに照らされた彼は、女性用の服の薄い素材も相待って、体のラインがうっすらと見える。ものすごく情欲をそそられる。物欲しそうな目で彼を見つめると、再び微笑い、その手の動きを再開させる。首元に手を回し、指先で撫でたりする。指先で首の前の方を優しく押される。苦しいのに、気持ちがいい。はあはあと息が早くなる。彼と密着しているおかげで彼の匂いが私の中へ侵入してくる。
「ひゃっ…」
背中へ手が進む。肩を指先でくるくる回すように動かす。くすぐったくて、思わず身体が跳ねる。すでにいきり立っている先端が、跳ねるたび彼に当たる衝撃で、脳が痺れる。
「ぁ…」
背骨を撫でられる。昨日はすぐに終わったのに、やけにゆっくり、わざと焦らすように動かす。
「ね…しれいか…ひゃう!」
腰に手が伸びる。また、骨に沿って撫でるように手を這い回す。一番動いている腰が、今彼に触られている。ガクガクと腰が痙攣する。おそらく、気持ち良すぎて寝ているまま腰が抜けてしまったのだろう。クタッと垂れていると、身体を上げられる。昨日のように。
「霞。このまま、続けますか?」
彼の甘い声が脳に衝撃を与える。冷静な思考が不可能になる。
「あ…はぁ…う、うん。すりゅぅ…」
一瞬、彼が身体を震わせた。そして、そのまま私の臀部へ手が伸びる。昨日より敏感になったそこは、布越しで触られても、ずっと跳ねてしまうほどに敏感だった。
「や…!あぁ…!んゃ…!ひゃあ…!」
声がどんどんと出てくる。しかし、突然彼の手の動きが止まる。
「ふぇ…?な、なんれ…?」
「あなた、さっき、いやって言ったじゃないですか。あなたの嫌がることは、したくないんです。」
わかっているはずなのに、彼はイタズラに笑って、物足りないまま放置してくる。
「…して。」
「ん?よく聞こえませんねぇ。」
「いやじゃないから…つづき…してほしいの…。いやっていうのは…くちからかってにでちゃったの…。」
彼の身体が、一瞬何かが取り憑いたような雰囲気を纏う。嫌な予感がした。
「や、やっぱりま…」
「仕方ないですね。そういうことなら。」
動きが再開される。しかし、先ほどとは打って変わって優しさが少ない。少し乱暴な扱い方をされる。
「ひゃわ…ん…あっ…うぅ…そ、それ…じゃ…ない…んっ…の…」
「なら、どうして欲しいんです?言ってもらわないと。」
ずっと彼のペースに乗せられている。けれど、今の私には冷静なことが考えられるはずもない。
「やさしく…さわってほしいの…ちょくせつ…さわってほしいの…」
彼は無言で、しかし、要望通りにする。ショートパンツを脱がし、下着をするりと下ろし、むき出しになった臀部をゆっくり、ゆっくり、時間をかけて触っていく。身体がビクンビクンと跳ね続ける。
「や…う…あ…っ…はぁっはあっ…」
臀部の割れ目付近にするりと手を寄せられる。
「あ…そこ…は…」
「ん?ここですか?」
「や…ちが…」
割れ目へ彼の手が入っていく。手をそこに沿って進めると、私の股まで手が伸びる。そこは、秘部から分泌された粘液でぐしょぐしょに濡れていた。
「おやおや。大変なことになっていますねぇ。慰めてあげましょうか。」
「あ…まっへぇ…」
すっかり力の入らなくなった身体では、抵抗もできない。
「先ほど、霞はいやと言ったのは本当は続けて欲しかったのですよね?わかっていますよ。優しくしますから。」
「ちが…まっ…」
彼の指が私の秘部へつぷっと侵入してくる。まだほんの少ししか入っていないのに、身体中に電気が流れたように痺れる。
「ふぁ…ん…とまっへ…まだ…やら…ぬいへ…」
言葉による抵抗も虚しく、少しずつ彼の指が侵入してくる。
「本当にやめて欲しかったとしても、あなたが私の指を離してくれないんですよ?」
そう言われると、何も言い返せない。
「んにゅ…れも…とまっへ…」
呂律の回らない口を必死に動かし、止まってもらおうとする。
彼は指を動かすことなく、そのまま止まっている。あまりの気持ち良さに、足を閉じてしまった。すると、不思議なことに足の間に固い何かが当たっていた。
「ふぇ…なにこれ…?」
司令官は、少し嬉しそうに、身体を起こしながら、私の秘部から指を引き抜いていった。
「あなたのそこに、本来挿入るものですよ。」
すごく見たくなって、身体を下に動かす。彼のズボンを捲ると、ぶるんと、勢いよく立派なそれが天井に向かって伸びていた。とんでもない匂いに、頭がくらくらする。お腹の下の方が、キュンキュンと疼いて、それから目を離せない。
「霞。霞。私から目を離さないで。」
きゅっと抱かれ、彼と密着する。彼の背中に手を回し、離れないようがっちりと掴む。
「まずは、ほぐさないといれられませんから。」
そう言って、再び彼は私に指を入れる。
「んひゅっ!」
くちゅくちゅと水分の混ざった音が部屋中に響き、余計に興奮する。今、彼の手によって私の体が弄られている。その事実で、さらに興奮する。
「フー!フー!」
興奮は冷めない。目に涙が浮かぶ。彼の首にまた歯を立てて、声を出さないようにする。
「霞。声を抑えないで。あなたの声を、聞かせてください。」
その言葉に従ってしまう。
「あっあ、う…ん、ふぅ、はっはっ、ひゃう…んん…」
彼の体温と、言葉、動かされる指で声はどんどんと溢れてくる。突然、体がびっくぅと跳ね上がった。
「ふぇ…いま…なに…」
視界の中にビカビカと光が灯る。
「大丈夫です。大丈夫。全て私に委ねて。」
すると、彼が少し勢いを強めて先ほど体が跳ね上がったところを集中的にいじり始めた。
「あああ!や!そこや!なんかきちゃうからぁ!やら!やめへ!や!」
声が大きくなる。彼の指は止まらない。容赦なくそこを抉るように動かしてくる。
「らめ!いや!こわい!へんなのきちゃう!やめへ!ねえ!」
どんどん"何か"に向かうような快楽の波が襲う。我慢なぞできるはずもなく、ついにそれがきてしまった。
「ひゃっ…あ。う、あああ!!ん!うぁ!あああああ!!!」
私の秘部からプシャっと勢いよく液体が吹き出した。彼の体にピチャピチャとそれが降りかかる。
「うう…あ…」
ピクンピクンと体が跳ねる。思考が回らない。
「ふふ。可愛かったですよ…霞。」
「やらっていったのにぃ…ひどい…うう〜…もうしれーかんきらい!」
涙が溢れる。
「本当ですか?霞。私のこと、本当に、嫌いになりましたか?」
彼の囁きが使えなくなった脳をさらに刺激させる。
「きらいじゃないけど…こわかった…やめてほしかった…」
「ごめんなさい。あまりにもあなたが可愛かったので、つい意地悪をしたくなってしまいました。どうします?このまま、寝ちゃいますか?それとも…」
「…」
彼が選択肢を提示する。ここから先に行けば、戻れなくなるとわかっている。けれど、興味本位で、ここより先、指より深くまで行きたい。怖いもの見たさというやつだ。
「まだ…」
「もっと…すりゅ…」
彼の口がニコォと歪む。
また、秘部を指で撫でる。
「ッ…もういいでしょ!あ…」
「いえ。あと少し、もう少しだけほぐさないと、最初のうちは、痛いらしいですから。」
「ふぇ…ひあっ!あっあっ…」
またくる。先ほどよりもずっと早く達する。また指にきゅうきゅうと縋り付く。
「んくぅ…あ…また…きちゃ…ああ!」
「………!!!」
今度は、先ほどより激しく、声すら出ないほどの快楽が全身を包み込んだ。身体に力が入らず、彼の背に回した手はかろうじて指が絡んで止まっているにすぎない。
「そろそろ、ですかね。」
私をベッドに寝かせる。彼が私の上になるような姿勢になる。女性らしい顔は獣のような雰囲気を纏って、今にも喉元に噛みついてきそうだった。ぺろりと唇を舐め、私に甘い甘いキスをする。舌が絡んできて、私もそれに応えるように、舌を精一杯動かす。涙が浮かんだ目で司令官を見つめる。司令官は、私の顔を優しく撫で、安心させる。
「はやくぅ…」
待ちきれず、腰を振るわせる。
「待っていてくださいね。」
ゆっくり、慎重に、ず…ず…と彼の立派なモノが私の中に入ってくる。それは、指なんかとは比べ物にならないほど太く、比例するように異物感も強かった。しかし、不快感はない。彼というだけで、胸がいっぱいになる。このまま、全て入るのかと思った。突然、快楽しかなかった私の頭に、痺れるような痛みを感じる。
「え…なに…いまの…」
「なるほど。ここですか。霞。さっきの、感じましたよね?そこを、今から破って、あなたの奥まで進みます。大丈夫ですか?」
頭が揺れるほどの衝撃と快楽が、耳から入る情報を阻害する。
「う…ん?」
「そうですか…」
彼が少し引いた。
「あえ…しれーか…」
いきなり、どちゅんと奥の方まで勢いよく突き上げられた。
「う?あー?」
何が起きたかわからない。快楽と痛みが襲ってくる。次第に、快楽が主導権を握り始める。痛みが上書きされ、じわじわとその形を覚えていく。
「やはり血は出てしまいますか。しかし、あれ以上焦らすのも…」
彼が何か喋っている。よく聞こえない。
「しれーかん?」
「すみませんね。少し。」
また唇を重ねる。しかし、今度は舌を絡めなかった。顔が離れ、彼が、私の身体を右腕で固定しながら、少しずつ、ゆっくり、動く。一突されるたび、そこから全身に向かって雷が流れる。
「んゅ…きもち…いい…しれー…か…もっと…もっとぉ…」
次第に、動きが速くなっていく。口から声が漏れる。
「あ…はあ!う!んうう!や!あ!」
ぱちゅんぱちゅんと粘液を掻き出されながら、喘ぎ声が止まらなくなる。
「ん!いいい!っくぅ…はぁ!はぁ!」
また果ててしまった。けれど、彼は止まらない。
「しれー、か!や!うごかな、で!もう!ひゃあん!」
彼が自我を失ったように、獣のように乱暴に動く。その動きをされるたび、甘い声が漏れ、それに呼応するように、彼の動きが強くなる。
「んく!ん!いっ!やああああ!!!!」
彼の背中に手を回す。止まってくれると思った。けれど、その思惑はハズレ。さらに勢いを増すことになるだけだった。
「しれーかん!やめ!とまっへ!おかしくなっちゃう!やら!もうやらから!」
必死の抵抗も虚しく、彼は動く。バチュンバチュンと叩きつけるような音が部屋中に響いて、止まらない。
「うにゃ、にゃああああ!!!!」
また。今日何度目かわからない。せめて声を出すまいと、彼の身体に口を充てる。突然、先ほどまでよりもずっと早い動きに変わり、ズドンズドンと身体を貫通してしまいそうなほど強くなる。彼のモノにぎゅうぎゅうと吸い付く。彼が、奥の方にそれを当てたとき、同時に何かがビュービューと吹き出した。
「んや…あぅ…なんか…でてる…」
身体の中に放出されるそれが何かわからないが、内側に溜まっていくそれがどんどん重みを増していくのがなぜか嬉しかった。彼の動きが止まる。
「しれーかん?」
再び彼が動き出した。
「ふぇ?ま、まっ…」
いきなり彼のモノが奥の方まで力づくで思い切り突き上げられる。
「ぴ????」
また動き出されたということはわかったものの、脳が止まる。頭の中で何かが爆発したような感覚に陥る。また、ズンズンとモノを出し入れされる。体がのけぞる。彼の背に回していた腕が、今度はシーツを握りしめている。
「ああっあっあ、やっ!もうっ!や!やなのぉ!とま…」
「んくぅぅぅぅ!」
静止の声は彼に一切届かず、一心に腰を打ちつけられる。先ほどから、気絶しそうなほどの快楽を味わっている。彼は、さっきよりもずっと長く腰を打ちつけている。底なしの精力に、圧倒される。何も理解できない。頭の中がぴかぴかひかる。星が見える。意識を戻すと、月明かりに照らされた司令官が、私を求めて、必死に動いている。
「し…しれーか、んぅ!」
再び彼の動きが止まって、奥にさらに追加で液体を注ぎ込まれる。ようやく終わり、彼のモノがずるりとだされた。そのまま彼は眠ってしまった。私の秘部からは、白色の、すごい匂いを帯びた液体がどろっと溢れてくる。
「はぁー…はぁー…」
肩で息をする。2人の目から、涙が一粒落ちた。突然もよおしてきて、溢れている液体を全て拭き取ってから、パジャマを見に纏って廊下に飛び出す。さっき出された液体が、まだとろりと垂れてくる。それが落ちるたび、あの時のことがフラッシュバックして、お腹が疼く。きゅんきゅんと跳ねている気がする。用を済ませ、部屋に戻る。シーツは汚れているし、彼は半裸だし、汗でびっしょりと身体は濡れている。けれど、それが心地いい。なぜそうなるのかはさっぱりわからないけれど、とにかく、満足感でいっぱいだった。彼の隣に身体を置いて、彼のことを抱きしめながら、満足感と共に眠った。