※この作品はR-18です。

クワトロ玩具箱番外編   作:かりん2022

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クワトロ玩具箱20話 イフ(五夏Ver)2

「傑……本当に嫌? チケット使ってもダメ?」

「チケットは縛りで逆らえないように作ってるの知ってるだろ。それに……それでなくとも、君には感謝してる。生半可な気持ちでチケット作ってないし、君に渡してない。ちゃんとチケットでのお願いはなんでも聞くよ」

「俺、ちゃんと傑の心ももらえるように頑張るね」

「お手柔らかに頼むよ」

 

 五条は夏油に覆い被さった。

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

「ゲドーくん処女捧げた?」

「いや、昨晩は準備だけ」

「男同士は準備が必要なんだよ、直哉」

「しばらくは日帰り出来るお仕事選びましょうか」

 

 そんな事を言いながら、全員で食事の準備をする。

 

「ゲドーくん専業主婦任せた」

「それだけど、まず、全員で昨日の居酒屋だった廃墟調べに行こうと思う」

「こちらの五条さんに同行の許可は得てます」

 

 そして、七海はウィンドウを指差す。

 

 そこには図鑑と掲示板が表示されていた。

 それを開いて、読んでいく。監視はある前提だ。

 

 並行世界に飛ばされて、夏油が呪詛師。原作の世界線に飛ばされたと見てまず間違いない。

 

 大まかに決めた方向性は二つ。

 

 一つは、こちらの世界では布教はしない。

 一つは、信者である事を隠す。

 

 宗教でのあれやこれやで面倒くさくなるのは経験済みだった。

 

 呪力の気配を普段から抑え付け、異世界に行っても気づかれにくくするなど、いくつか手段を構築しているとはいえ、異世界行きもしばらく控えた方がいいだろうという事になった。

 ウニャ様に会いたくば、なんとしてもさっさと戻らなくてはならない。

 

 せめて、祈りは捧げたいと、各々女神像を仕込んだ覗き玉を握って朝の祈りを捧げる。

 

 なお、こちらの五条達からは距離を取る事に決めた。

 責任が取れないからである。

 特に夏油は既に道を踏み外している。罪を重ねてしまっている今、もはや最強女神教団的には救う事は出来ない。

 最も、見捨てるのも教義に反するので、多少の助言はするつもりだが。

 

 それに、これも宿儺にかなりしてやられた事が二の足を踏む要因になっていた。

 

 待ち合わせの場所に行くと、五条悟と伊地知、七海、直毘人がいた。

 乙骨達も様子を伺っている。手を振ると、本当に乙骨だ、あれが五条悟の嫁かなどわちゃわちゃしている。

 

「パパやん。なんでいるん?」

「お前が家出をしたと聞いてな。一応理由を聞いておこうと思ったのだ。調査も行う」

「あー。詳細は省くけど、ある1人の非術師の女の子に全部捧げる事に決めたんや」

「なるほど色ボケか。五条もそうだと聞いた」

 

 夏油をジロジロ見る。さりげなく五条が前に出た。

 

「男同士で子を成すほどその男が好きか、そちらの……五条」

「まあね。色々あって、傑以外相手考えられない程度には好きだよ」

「悟。誤解しないで欲しいんだけど、それが恋愛感情とは言い切れないだけで、私も君が一番大事だよ」

「知ってる。子供欲しがってたのも知ってる。それで他の奴との結婚も考えてたのもぜーんぶ知ってる。だから指輪用意したんだろ」

「悟……」

 

 ぎゅー。

 夏油を抱きしめ、ラブラブしはじめた2人に、直毘人はウゲーという顔をした呪術師の五条を見る。伊地知が促し、歩き出した。

 多人数なので、今回はバス使用である。

 

「五条は夏油傑とはどうなのだ」

「僕らの間にそういうのはないでーす。こっちでも直哉家出してないでしょ」

「そうだな。混同はできない。だが相手の女性については教えてもらおうか」

「そうなるから嫌なんや。外国人の非術師で、普通にしてたら一生会わん女の子やし、心配せんでええよ」

「何故彼女と?」

「ゲドーくんが最初に知り合って、その関係やなー。あんまり褒めるもんやから、どんな人かなと。小人さん……伊地知くんに聞いたんやけど、こっちのゲドーくん、非術師嫌いやろ? 接点ないわ」

「ならば良いが」

「えっ 略奪愛だったり? 直哉傑のこと、変な呼び方してるし」

「それもないわ。2人ともあの時からラブラブしとったし。あと、自分、傑くんとも仲ええよ」

「あ、あれは演技もだいぶあったよ? 悟と仲良いフリしてた方が好都合だったし」

「演技の域を超えてましたよ、あれは」

「……。そっちの直哉モテるの? 仲良いやつ多いじゃん」

 

 夏油の言葉に、利用されてたんだろうか、とちょっとしゅんとなりつつ五条。

 

「直哉は学生の時に色々あったからね。非術師の女の子との出会いとか。そのおかげでだいぶ丸くなって人とよく話すようになったよ。まあそれは私もなんだけどさ。非術師を苦手に思っても、憎むまで行かなかったのはその子のおかげ」

 

 夏油は優しそうな顔をする。その子とはくっつかなかったんだろうか?

 でも、相当できた子らしいので彼氏が既にいたのかもしれない。

 

「こちらの灰原は学生時代に任務で命を落としていて……。灰原も同じなら、どうやって切り抜けたのかなと」

「危険を感じた事はあったよ。でもそれは、政治的な事が原因だったから、五条さんが中心になって口裏合わせてどうにか攻撃が止んだ、といった感じかな」

「は?」

「ふぅー……。……やはり、ですか。まさかとは思ってましたが……」

「きっかけは護衛依頼の失敗だったと聞いてます。あれで裏から総攻撃を受けるようになってしまったと。五条さんもまだ学生、それも二年生になったばかりでしたから真正面からの抵抗は不可能で。総監部に天元様を操る事を目論む一派がいたと……。呪霊操術の術師の肉体を総監部が狙ってると気付けたのは幸運でした。五条さんが夏油さんにヤンデレたフリして敵対したら死体を残らず自分で灰にして飲んで処分するって言ったのが良かったんでしょうね」

「夏油さんが病んで離反するような依頼や私達への攻撃が止みましたからね。五条さんの依頼も夏油さんとの依頼が入るようになりましたし」

 

 伊地知の言葉に、ここぞとばかりに七海が相槌を打つ。

 

「悟と私を殺し合わせたかったんだろうね。自慢じゃないけど、私を殺すとなるとちょっと大変だし、悟も仇討ちに動いてくれるだろうから。実際、私も護衛失敗とクソ依頼のキャパオーバーで病みつつあったし、呪専ってカウンセラーとかそういうケア一切ないし。非術師のその子の知り合いのカウンセラーが治療してくれて本当に助かった」

「呪専は色々ゴミカスだよね! 人手ないのに上が平気な顔して暗殺してくるから。もう自分達が祓えよって思うよ!」

「灰原」

「えっ お前カウンセリング受けてたの。派閥関係や演技の相談だけかと」

「ほら、ロリエールさん。あの人、ちっちゃい子しか守らないように見えるけど、ちゃんと高専の私も子供扱いして色々手を尽くしてくれたんだよ」

「あの長老〜! 凄い名前だけどまじ聖人だよなあの人。それで傑、慕ってたんだ」

「自分夏油くんより年下なのに、自分にはほんと厳しかったわ」

「「それは自業自得」」

 

 しばし知らない非術師の話で盛り上がる。非術師と親しくしているのは本当らしい。直毘人が聞くが、迷惑をかけたくないとこれを黙秘。理由はわかる。非術師なので、術師に狙われたらどうしようもないからだ。

 

「なるほど、暗殺を避ける為の奇策で恋人のフリをして性癖が歪んだのか」

「せやで。性癖木っ端微塵に破壊された瞬間をこの目で見たわ」

 

 直毘人が六眼に一歩譲って理解を示すと、直哉も頷いた。

 

「君らにとっては終わった事でも、僕にとっては現在なんだけど? 傑の体が狙われてるとか天元様を操るとかどういうこと」

「術式を体ごと奪える術式があるんだよ。で、呪霊操術の術式対象なんだよ、進化した天元様。天元様周りは今でもわけわかんねーくらい陰謀濡れでさ。傑が生きたいなら絶対護衛依頼成功させないといけなかったんだと今ならわかるけど、あの時は全然そんなの知らなかったし、かなり最悪に近い失敗しちゃったんだよな。それで正直今も揉めてる。つーか最近、天元様が完全に操れるくらい進化したから尚更。縛ろうが何しようが全然信じてくれねーの」

 

 最悪の失敗。こちらでも護衛依頼は失敗していた。呪術師の五条は混乱する。

 

「ふむ。つまりそろそろか? 六眼、年は幾つだ」

「30だよ。傑の収穫の為に仕掛けてきたのは三年前かな。二年前に総監部が養殖してた宿儺の器が現れて、もうめちゃくちゃ。実際に二年前に大戦争が起こって東京もめちゃくちゃ。天元様を使って人類を進化させるだっけ? その陰謀がもうすっごく面倒でさ。こっちでもその陰謀があるなら、そろそろ傑の体の収穫の為に傑を煽るか僕が処刑に動かざるを得なくなるかすると思うよ」

「……!」

「ここから大荒れなので、私達は貴方達に干渉する気はないです。責任取れませんし、ほんっとうに大荒れなので」

「ようやく生き延びて禍根をかなり残しつつも平穏を手に入れての今なので、巻き込まれたくないんですよね」

「危機を乗り越えたい今、僕らそろそろベビーブーム作りたいしー。僕らだって一般的な家庭に憧れあるしさ」

「なので俺たちの目標は帰還です! 今なら黒幕も速やかに帰還に協力してくれると思います!」

「私達が渡せる情報もこれくらいかな。どんな裏があろうと、私が呪詛師になった事は変えられないからね。裏取りは自分達でしな」

「証拠残してるとも思えませんけど」

「灰原」

「あっ もう一つヒントや。恵くんは宿儺の器で、虎杖 悠仁くんは宿儺の檻。せやから恵くん守ったってや。虎杖くんはまあ、一本ずつ期間をおいて監視しながらゆっくり取り込めば封印いけるやろ」

 

 バスが到着して、捜査開始。

 

「存外に収穫があったな」

「僕としてはこの調査すごく妨害したいんだけど」

「向こうの五条家が困るのではないか? 情報を得た事で満足しておけ」

 

 調査の結果は収穫なしでした。まる。





教団幹部 五条 悟
結ばれるまであとちょっと。とっても幸せ。
硝子が道具を準備してくれていた。ありがとう硝子ありがとう。
持つべきものは友である。
夏油と素股はした。

教団幹部 夏油 傑
チケットでお願いされた事は何であろうと応える。
それだけの思いと覚悟を込めたチケットを五条に渡している。
いつも五条に負担かけたり頼ったりコンプレックス感じたりなので、
五条が頼って縋ってくれるのは悪い気はしてない。
夏油は夏油で重い感情を持ってる。

特級呪術師 五条 悟
演技が本当になったと聞いてちょっとホッとした。
これなら自分は違うって言っても信じてくれる根拠になるから。
それはそれとして陰謀を聞いて感情が追いつかない。

特級呪詛師 夏油 傑
調べてびっくり。
五条と夏油が結婚しました?????
どうやら偽物が相当暴れているらしい。
悟は何やってんの???

禪院直毘人
色々情報収集できて満足。
直哉が丸くなったと聞いたが、
自分に自信あるみたいだしコミュ力⚪︎だし好感触。
直哉と直哉入れ替えたらバレないかな。




マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
返信不要の場合は返信不要と書いておいてください。


https://odaibako.net/u/karin2022v
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