【学戦都市アスタリスク】
・刀藤綺凛
【ゼンレスゾーンゼロ】
・星見雅
「刀藤、準備はいいか?」
次の通路に行くと、道着を着用した雅と綺凛が竹刀を構えながらむかいあっていた。
「はい。いつでもいけます」
どうやら2人で稽古をするところだったようだ。いくらそれなりの広さがあるとはいえ、地下通路で稽古するのは危険すぎやしないだろうか。……と思ったが、車で走っている人がいる時点でそれは今更というものだろう。
「参ります!」
先陣を切ったのは綺凛だった。空を切りながら繰り出される斬撃を雅は竹刀で受け流していく。
「ハァッ!」
鋭い気合とともに、綺凛が疾風のごとく踏み込む。その動きは目にも止まらぬ速さでありながら一切の無駄がなく、純粋な剣技の美しさを体現していた。永人も思わず息を飲む。だが──。
「甘い」
次の瞬間、雅の低く響く声が通路に反響した。綺凛の渾身の一撃がまるで空間そのものを歪めたかのように逸らされ、次の瞬間には雅の反撃が炸裂していた。
「なっ……!?」
防ぐ暇すら与えられず、雅の竹刀が綺凛の肩口を打つ。鋭い痛みに顔をゆがめながらも、綺凛は即座に体勢を立て直す。その動作は見事の一言だが……。
「そこ!」
今度は左脇腹に痛打が決まる。連続して攻撃を受けた綺凛の呼吸が乱れ始める。
「集中が切れたな。その隙が命取りだ」
冷徹に指摘する雅の声。しかしそれは侮辱ではなく、あくまで同じ刀使いとしての冷静な分析だった。
(さすがに雅には勝てなかったか)
綺凛も若いながらも高い実力を持つが、雅と比べるとやはり経験の差が出ている。しかし、これから鍛錬を積んでいけばその差も埋められるだろう。
(夢の対決だったな)
綺凛と雅は本来別世界の住人であり、戦うことは本来ない。そんな本来できないことを実現させるこの空間はある意味ヲタクにとって夢の世界と言えるだろう。
「
両目を光らせて2人を透視する。綺凛のかわいらしい下着。雅のサラシ。それぞれ良さがあって興奮を覚える永人だったが、今は
「刀藤、準備はいいか?」
次の通路に入ると、またしても道着を着た雅と綺凛が対峙していた。見たところ、周囲にも彼女らにも相違はない。
「
ふたたび両目を光らせて2人を透視する。2人は同様の下着を着けているが、1つだけ異なっているところがあった。2人とも下半身にバイブを着けていたのだ。これは正解ルートのときはついていなかったので、今回はここが異変で間違いないだろう。
「!?」
2人の道着をたくし上げて、下半身を露出させる。雅はまだ平然としているが、綺凛の顔は徐々に赤く染まっていく。
「ちょっと、あの……」
突然道着を捲り上げられ、股間の異物を晒された綺凛は真っ赤な顔で言葉を詰まらせる。対照的に雅は眉1つ動かさず、冷徹な眼差しで永人に視線をむけた。
「……なにをしている?」
「バイブを使ったことないから、この機会に使ってみようと思って」
言いながらも、指先をバイブの根本に伸ばす。直後、2つの機械が同時に作動音を奏で始める。
「あぁっ……!?」
突如として動き出したバイブに綺凛の膝が震える。雅も短く息を飲むが、すぐに冷静さを取りもどす。
「刀藤!構えを崩すな!」
「は……はいっ!」
叱咤された綺凛は慌てて前傾姿勢に戻る。だがその瞬間──。
【ヴイィン!】
「ひゃうっ!?」
バイブの振動が急激に強まった。雅もまた股間に衝撃が走り、思わず腰が跳ねる。
「う……動かすな……」
初めて雅の口調に僅かな狼狽が滲む。永人は勝ち誇ったように指を踊らせながら語りかけた。
「キミって修行するのが好きだろ?これも修行ということにしよう。バイブ起動中でも動揺しない修行ってことで」
「こんなの修行なわけ―――んぅっ♡」
雅の反論は断続的な振動音に遮られる。綺凛の方はもはや立っているのがやっとの状態だ。
「……雅さん……私…もう……」
「刀藤!しっかりしろ!」
雅が檄を飛ばす一方で、自身も微妙に脚を開いて重心を安定させようとしている。その仕草が妙に色っぽく映るのは永人の気のせいではないだろう。
「雅って意外とエッチだな。こういうときの反応がいちばんかわいいんじゃない?」
永人の言葉に雅の頬が薄く染まる。
「馬鹿を言うな……はぁっ……」
言葉とは裏腹に彼女の腰は前後に揺れ始めている。その様子を見て永人は決断した。そろそろ次の段階に進むべきだ、と。
「じゃあ俺が解除方法を教えるよ。ただし……」
「ただし……?」
「全員で協力しないといけない。おたがいの弱点を突きあってね」
永人は言いながら、自分のベルトに手をかける。そして臨戦態勢の肉棒を取り出すと同時にバイブの電源を最高レベルに引き上げた。
【ギュルルルルル!!】
『ぁああっ!?!?』
二重の絶叫が通路に反響する。雅と綺凛はほぼ同時に崩れ落ちた。
「おぉ……イイね」
「永人……おまえ一体……なにを企んで……?」
「簡単なことさ」
永人は倒れ込んだ2人の間によく膨らんだ一物を近づける。
「これを交互に咥えたらバイブは止まる。それだけ」
「なんて……単純な……はぁっ♡」
綺凛がか細い声で抗議するが、その潤んだ瞳は既に永人の剛直に釘付けになっている。雅もまた息を荒げながら刃物のような視線で睨みつけてくるが、その瞳の奥には明らかな情欲の色が潜んでいた。
「嫌なら止めるけど?ずっとこのままでもいいんだよね?」
「くっ……」
雅が歯噛みする。その隣で綺凛が小刻みに震えながらつぶやいた。
「わ……わかりました……しますから……早く……」
その言葉を皮切りに2人の唇が永人の肉棒に触れ始める。
「んっ……ちゅ……」
「はむ……っ」
左右から異なる温もりに包まれた瞬間、永人の背筋に快感が走る。
「いいね……続けて」
「……承知した」
雅が低い声で答えると同時に、舌先でカリ首を舐め上げた。その刺激に永人が呻く間もなく今度は綺凛が竿全体を口に含む。
「んぷ……じゅぷ……っ」
雅の技巧的な舐め技に対し、綺凛の奉仕は初々しく拙い。だがその不器用さがかえって永人の嗜虐心を煽る。
「雅……少し交代してくれ」
「なぜだ?」
「こっちの方が気持ちいいから」
「……わかった」
雅が僅かに横にずれると、綺凛の顔が正面に来る。永人は彼女の後頭部を掴み、喉奥めがけて押し込んだ。
「んぶっ!?んごぉっ!」
苦しそうな嗚咽が漏れるが、構わずストロークを続ける。その一方で雅の指が玉袋を優しく揉みほぐしてきた。
「同時は……反則だろ……」
「これも修行だ」
雅の涼やかな声が逆に背徳感を高める。やがて永人の腹筋に力が入り始めたところで2人同時に解放された。
「はぁ……はぁ……次はどうすればいいのですか?」
潤んだ瞳で見上げてくる綺凛の問いに、永人はニヤリと笑う。
「今度はこっちにしようか」
言いながら、道着の裾を持ち上げる。先程までバイブに苛まれていた秘処が露わになった瞬間、綺凛は困惑の声を上げる。
「え……ここは……」
「俺のが欲しいだろ?さっきから物欲しそうにしてるじゃないか」
綺凛の脚が微かに開かれている事実を指摘され、少女の顔が一気に紅潮する。そんな彼女を尻目に永人は既に先端を膣口に押し当てていた。
「ま……待ってくださっ―――あぁあっ♡」
前置きなく貫かれた綺凛の身体が弓なりに反る。一方で雅は無言のまま自ら道着の胸元を緩め始めた。
「見ての通り……私も協力する」
剣士の口から紡がれる意外すぎる言葉。永人は綺凛を蹂躙しながらも視線を雅に向ける。
「へぇ……積極的だね」
「必要なことだからな……うっ……!」
言い終える前に永人の左手が雅のおっぱいを握りつぶす。道着の上からでもわかるほど硬くなった乳首を指先で転がされ、雅の肩が震えた。加えて雅が綺凛の腰を掴んだことで肉棒がさらに深く刺さり、綺凛は悲鳴を上げる。
「あひぃっ!奥当たってますぅっ♡」
「刀藤!力を抜け!」
「できませんよぉっ……んあぁっ♡」
絶頂寸前の綺凛をよそに永人は容赦なくピストンを加速させる。その動きに合わせて雅も自らの秘部を指で慰め始めた。
武士の矜持、女体の本能。それらが入り混じる光景に永人の興奮も限界を迎える。
「そろそろ出すぞ……!」
「中に……お願いします……永人さんっ♡」
「私も……もらいたい……うぁっ……♡」
2人の懇願に応えるように永人は最奥に放つ。熱い奔流を受けた綺凛は激しく痙攣し、雅もまた同時に果てていた。たがいの体液で濡れた床に3人は折り重なるように倒れ込む。
「……終わったか」
永人が呼吸を整えながら周囲を見回すと、いつの間にかバイブの振動は止まっていた。
「どうやら合格点だったみたいだね」
「馬鹿者……」
「でも、気持ちよかったよね?」
「……否定はしない」
雅が珍しく素直に認める姿を見て、永人は思わず微笑んだ。この奇妙な3Pが新たな関係性を築き始めたことに気づいたから。