※この作品はR-18です。

ザナック蘇生if/アイザナ   作:アイザナ大使

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アインズ視点。
ちょっとエロいアイザナ



君のための魔法〖R15〗

 

 

昨夜、見たものが頭から離れなかった。

クライムと……ザナック。同じ部屋に、眠るふたり。たとえ布団が別だったとしても

"その光景"は、俺の何かを確実に焼いた。

(……俺の、ザナック……)

一晩経てば、気持ちが落ち着くと思っていた。

だが実際は、ますます、触れたくなっただけだった。その結果───。

深夜、彼はもう寝ているはずのこの時間、

俺は、彼を私室に呼び出していた。扉の外から、小さな気配が近づく。

ノック。ひとつ。間。

「………し、失礼します……っ」

ぎこちない声と共に、扉が開かれた。

そこにいたのは、昨夜よりも数段ひどい緊張を纏ったザナックだった。

上は白いシャツ、下はズボンだけの簡素な部屋着姿。風呂上がりらしく、金の髪が少しだけ湿っていて、ふわりといい香りが漂ってきた。

だが──その顔は青白い。

「…………」

(ガチガチだなあ……)

内心、可愛いと思ってしまう自分に呆れる。

だが、同時に胸の奥がひどく焼ける。

昨夜、誰と同じ空気を吸っていた? 誰と一緒に寝ていた? 思い出すだけで、全身にじりじりと怒りと羨望が混ざった熱が広がってくる。

だが、それを表に出してはいけない。

俺は、ナザリックの主。ザナックにとっては"上司"だ。……そして、大人、なのだから。俺は、できるだけ柔らかく、低く、落ち着いた声で言う。

「ザナック。……こっちにおいで」

ぴく、と彼の肩が跳ねる。怯えたようにこちらを見た瞳は、まるで処刑宣告を受けた囚人のようだった。

「……は、はい……」

ぎこちなく歩み寄ってくる。

そして、俺は手を伸ばすと、そのまま、ザナックを膝の上に乗せた。

「っえ……あ、あの……っ」

「大丈夫。怖がらなくていい」

髪に触れた。

柔らかく、細く、まだ少しだけ湿った金の毛束。撫でるたびに、ふわりと甘い香りが立ちのぼる。ザナックの体がこわばっているのが分かる。でも、逃げようとはしない。その従順さが、嬉しくて、同時に苦しい。

もっと欲しくなる。

──俺だけのものにしたくなる。

(……閉じ込めてしまえばいい。そうすれば、クライムに触れられることも、誰かに口説かれることもない)

(でも……)

(そうしたら、この子の笑顔は……)

だから──俺は、手段を選ぶ。

けれど、我慢はしない。

そっと、シャツの前を指先で外す。

ザナックの小さな体がぴくりと震える。

「ぬ、脱がせるんですか……? 俺、自分でやりますよ……」

ぎこちない微笑みで

ザナックが提案した、が

「……いい。」

ゆっくり、シャツの襟を広げて

首筋、そして鎖骨のあたりへ。

骸骨の顔を近づけて、歯を押し当てた。

ザナックが、声を噛み殺す。

「……ッ、ん、っ……ぅ……」

耳元で、低く囁く。

「……ちゃんと、香ってるな。いい匂いがする。……君の匂い、好きだ」

「あ……う、うぅ……っ」

歯の先が、柔らかな肌に押しつけられる。

押して、離して。押して、撫でるように──また押す。ザナックの声が、抑えきれない喘ぎに変わる。

「っ……あ、ぅ……ん……ッ、あ……」

その小さな胸が上下し、熱が体温よりも高くなっていくのを感じる。それでもザナックは耐えていた。罰を受けるように、ただじっと。

なんでだ。なんで、お前はそんな顔で、俺の膝の上にいる?

「……ザナック」

「……っ、はい……」

「気持ちいいか?」

「…………っ……」

返事がない。

無言のまま、首筋に歯をもう一度──強くぐっと押しつけた。

「あ、ぁっ……!」

「……聞いてる。気持ちいいか?」

「…………わかりません……ッ、けど……でも、嫌じゃ……ないです……」

(……ああ、そうか)

嫌じゃないのか。

それだけで、救われた気がした。

だから俺は、もう一度だけ──その白い肌に印を残す。歯を、今度はほんのわずかに甘噛みに変えて、彼の鎖骨の際に、そっと痕を刻む。

ザナックの身体が、小さく跳ねた。

だけど逃げない。声もあげない。

ただ、目を伏せて、微かに肩を震わせている。

まるで──泣くのを堪えているかのように。

「……どうして、こんなことを……?」

ぽつりと、問う声が落ちた。

震える声。問いかけに混じるのは、戸惑い、そしてわずかな恐れ。俺は、その頬に手を添えて、視線を絡める。

「……君に魔法をかけているんだ」

「……魔法……?」

ザナックが、ゆっくりと目を見開いた。

その瞳の奥に、揺らめくものがある。

純粋な疑問と、不安と、ほんの少しの信頼。

「俺が安心できるように、君に魔法をかけている。……俺の手が、君に触れている限り」

その手の中で、ザナックの喉が小さく動いた。

「俺のもとに、君が"帰ってくる"ように。……何があっても、誰と過ごしても、君の心が迷わぬように」

「………………」

俺は、そっとシャツをさらに開いた。

ふんわりした体躯、小さな胸板。

その中央にある控えめな乳首に、自然と視線が吸い寄せられる。

(……小さい。……可愛い)

そっと、その場所に指先を近づける。

しかし、触れはしない。

代わりに、見つめる。

ただ、それだけで、ザナックの顔が真っ赤に染まった。

「……そ、そんなに……見られると……俺なんかのそんなところ見て、何が……」

唇が震えていた。視線を逸らし、声も細くなる。羞恥に塗れたその姿は、酷く無防備でとても、愛おしい。

そして、俺は。そっと身体を伏せて

数度、そこに歯を押し当てた。痕が、ほんの僅かにつく程の力で。

──ザナックの反応は鮮烈だった。だが彼の表情は、快楽と言うより、混乱、恐怖、悲しみに近かった。しかも、俺を怖がってるのではなく………もっと、別の何か。見えないものを。

「ぁっ、ん……! だ、だめ……っ、そんなとこ……っ……んんっ」

小さな声が零れるたびに、まるで俺の名前を呼ばれているかのように胸が鳴る。

もっと──もっとしたくなる。

衝動が、理性を、少しずつ溶かしていく。

けれど。

(……まだ、今は)

俺は、首筋から鎖骨、胸へと、ゆっくり視線を滑らせていく。

この美しい身体が、俺の膝の上で、呼吸し、生きている。その奇跡に、目が熱くなる。

やがて、ザナックの肩をそっと抱きしめる。

力強くはない。けれど、確かに、腕の中にある命を感じるための抱擁。

「……今日は、俺の部屋で寝よう」

低く、命令するような声。

逃がさない。拒否も許さない。

けれど、それは恐怖ではなく、安堵を与えるような強制だった。

「……え?」

「添い寝だ。俺は寝ないけどな。……君がいるところに、俺もいたい」

「……………」

ザナックはしばらく沈黙したあと、

そっと俺の胸元に額を当てた。

「……ほんと、ずるいです……アインズ様……」

「……すまない。でも……君に"ずるく"なるのは、俺の特権だ」

俺はザナックを膝から抱き上げ、ベッドの上へと運んだ。その身体を毛布で包み、隣に腰を下ろす。

俺は、眠らない。

ただ寄り添うだけでいい。

息づく温もりを、いつまでも

この腕の中に感じていたかった。

(君が、俺のもとに居る──それだけで……)

 

 

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