※R18シーン
※ご都合魔法でアインズ様に舌とちんこが生えます
涙を拭って、ベッドを整え直した俺は、リビングへ向かう。ずっしりと積み上げられた本が机に降ろされる。アンデッドについての文献。と、男女のアレの指南書。この間ナザリックの書庫から持ってきていた物だ。本を開いて、栞を挟んだ箇所から読んでいく。
「………やはり触られた感覚も痛みもあるんだな……でも、アインズ様は触った感覚すら薄いのでは………いや、くすぐりにはすごく反応してたし」
「えっと……スケルトンの項目は」
ペラペラ…と紙をめくる乾いた音と共に時間が過ぎていく。指南書を開いた瞬間思わず顔を顰めた。何故ならご丁寧にでかでかと説明絵が載っているからだ。
「……な、なるほどな……基本の行為は知り尽くしているがこんなテクニックが……」
「ふむ……最初は手を握るだけでもいいのか………耳も責めると…? アインズ様耳無いが……」
パタンと本を閉じて置く度に顔の熱さが増していく。
「スケルトンの身体の構造も見ながら応用を考えなくてはな……本人に聞いてみてもいいか……伴侶なんだし」
…正直にどこを触ったら気持ちいいかって聞くか?
「そんなの俺が性欲魔人みたいじゃ無いか……!! いや、プライドを捨てろザナック! ここで俺が恥を忍んで………彼の為に奉仕出来れば……」
「はぁ………必死過ぎるな、俺。気持ち悪いって思われるだろうな……」
頭を抱えて、机に顔を突っ伏し呟いた。
「あのアインズ様が本当にそう思うか………? ……骨でも気持ちいいのかもしれない……こ、子作りを迫る……? いやいやいや」
「でも、俺ばかり気持ちよくされては……アインズ様には物がないが……骨を舐めれば……? その場合どこを…………────恥骨か?」
ぼんやりと想像してみる。
俺が彼の股の間に跪き、大腿骨に手を這わす。
ローブを捲って潜り込み、息を荒くした俺はそこへ舌を─────
「って………息を荒くしてるんじゃない! そ、そんな恥ずかしいことを俺は……いや、感情を殺せ俺……大丈夫だ……これは嫁として当然の……当然の義務で………」
最後の本に手をかけて引き寄せると、表紙には『男色指南書』とある。
「な、ななな………何だこれは!?」
「……タイトルをしっかり見てなかったのか…………。む? いやでも、男同士の方がちゃんと参考になるな………」
恐る恐る適当なページを開くと、挿入の仕方が大きく書いてあった。一瞬脳が置いていかれた。
「ちょ、ちょっと待て!? い、いれるってドコに!? ええと……?」
じっっと指南書と睨めっこ。
「へ…………………尻に……?」
─────三十分後。
「なるほど……表紙はだいぶアレな感じだが……根拠のあることが色々書いてあって面白いな……」
「俺が受け入れられるようにしたとしても………アインズ様にペニスは無いんだし…………でも指が……いや、指なんて入れて楽しいか?」
この間焼いたパンを朝食に齧りながら、男色指南書を読み込んだ。外が暗くなり始めた頃に夕飯作りを始める。
「夜に帰って来るって言ってたよな………よし、今日は……ビーフシチューと……パンと………」
エプロンを締め、髪をひとつに結う。野菜と肉を用意し、包丁を握った。
「う………目にしみる」
タマネギを切るのは、苦手だ。
「おお、美味しそ……」
牛肉は焼いた後に少しだけ味見した。
「ん〜……んまっ……。」
そうして、ビーフシチューとパンとサラダとスープが食卓にあがる。
「つ、作り過ぎ、た……………!!」
「アインズ様食べれないし、俺もこんなには入らない………。はぁ…明日の昼食にするか……」
現在の時刻、八時。ここに来てから、俺たちは九時半には夕食を食べるが、アインズ様はそれまでに帰って来られるのか。
「一緒に食べたいな…」
それからは、待った。ひたすら。
一時間。
「夕食……要らなかったかもな」
二時間。
「さ、流石に腹が減ってきた……」
「くっ……ごめんなさいアインズ様……。お先にいただきます」
三時間。
俺は食器を洗っていた。
「はぁ………アインズ様、遅いな……大丈夫かな。もしや帰る途中で、何かあったのではっ……?」
カチャリとスプーンを置いて、ソワソワしながら意味もなく玄関を見に行った。当たり前だが、アインズ様が居るはずもなく。
「こんな時間まで………アインズ様は、自分がアンデッドだからって…無理しすぎですよ。」
ソファに体を沈ませた。彼が帰ってきたら……と考えを巡らせる。
「夕食は、もう要らないよな………玄関で、ハグ……とかしていいだろうか」
顔を火照らせていたその時、
「ぐっはぁっ……!? いやでも、お、お疲れの心に効くのでは………? 俺を、癒しだって言ってくださったし……」
────『尻に……!?』
「まぁ……な、流れでそういうことになるかもしれないし、一応……試して見るか……快感を感じられるように開発すれば、アインズ様が俺の痴態を楽しめるようにも……うむ」
────風呂場。に、来てしまっていた。
適当な理由を付けて。
「んん……っと、これで洗えたかな……」
シャワーで身体を温めながら、尻をぐにぐにほぐしていく。
「うぅ……おれ、なにしてんだぁぁ……」
それでも手は止めず、手のひらでゆっくりと外側から内へとマッサージするように揉んでいく。
「ふ、くっ……ん、はぁ……」
「アインズ様、今だけ居なくて良かった………コレ見られたら死ぬ」
数十分後。
そっと、中指を入れて拡げながら解していく。
前を触りながらだと、気持ちいい……気がする。
「んっ……少し指が疲れてきた」
(アインズ様の指だったら……気持ちよくなれるかもしれない)
風呂を出ると。
「………裸エプロン、かぁ」
それって、誘惑ってやつだろ。そんな下品な……!
『子供扱い』
『婚約破棄』
「分かってるよ、わかってるけどさぁぁ……!!」
顔を隠して脱衣場でひとり叫んだ。だが、結局着てしまうのだ。
「スースーする…当たり前だが……。思ってた数倍フリフリだし………」
無駄に高級そうな滑らかな布地が生の肌を掠める。
「尻も丸出しだし……ピンクとか、俺に似合わないだろぉっ……」
彼のためならとは言ったが流石に恥ずかしい。
上から隠すように、今朝着ていたアインズ様のシャツを羽織った。下の方のボタンをとめて脚が見えないように。
「ああもう、俺足太いなっ……! というか全部太いっ………くそぉっ、こんなの見て喜ぶひとはこの世に存在するのかッッ………!?」
恥でヤケになってまた叫んだ。
─────────『アインズ視点』
あーーー。
帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。
俺は、外交先のパーティーでかれこれ三時間は拘束されていた。
(まぁ仕事なんだけど……)
空はすっかり暗くなっているが、月がぼんやり下界を照らし浮かんでいるのを眺めた。豪奢なドレスや燕尾を纏う人々の中。
「はぁ……帰りたい」
自然にぽつりと本音が漏れた。
咄嗟に視線を動かして周りを見渡し、誰かに聞かれて無いか確認した。皆、魔導王への興味が薄れているのか各々パーティーを楽しんでいるだけだった。また、安堵でため息をつきそうだった。
(しっかりしろ、アインズ・ウール・ゴウン。こんな所でボロを出しては……)
でも、それほど疲れているのだ。
帰りたいんだ。背景で流れる音楽も、軽やかなのに静かで、最初は聴いてて心地よかったものだった。演奏者に申し訳ないが今は雑音でしかない。食事にダンスに演劇に……おもてなしの連続。いやまぁ、俺はアンデッドだから身体の疲労なんてないんだけど……精神が、なぁ。それもこれも、歓迎されてるからこそだし。NPC達もなんだかんだ楽しんでいるようだし。だが。
圧倒的にザナック不足!! もう一日もザナックに触れていない。ザナックが足りない。ザナックが欲しい。ザナックを補給しなくては。
充電!しなくては!!ザナックザナックザナックザナックザナックザナックザナックザナックザナックザナックザナックザナックザナックザナックザナックザナック!
あぁ、あの子のことだからきっと今頃は寂しがって泣いてるんだろうな。あのエメラルドグリーンの瞳が潤んで、ぽろぽろと涙をこぼして…………。あ、あーーー!!
ああーーーーッ!!ごめんな!! ザナック……!!ひとりで可哀想に……ッッッ
俺はなんて最低な男なんだ……かわいいかわいい婚約者を家に残して……。ああ、帰りたい。
「──おや…陛下、どうかされましたかね?」
ワインを片手に、髭を生やした高官が話しかける。俺は平然と答えた。
「ぁぁ………問題ない…」
少し力の抜けた返事になってしまった。
約一時間後、ようやくパーティーが終わり、人通りの少ない廊下に即転移した。
少し壁にもたれて、俺は頭を抱えた。
「はぁぁぁぁ……」
先程から、ザナックばかりが頭を占めている。
否、正確に言うと……ザナックのエロい姿の妄想が、だ。おかしい。体が熱くなって来るような感覚もする。俺はアンデッドだ……こんなに強く性欲を感じることも……骨の体が熱くなるのも有り得ないはず。
「ハッ………! もしかして」
何者かからの、攻撃……!?
と思っていたが──────
明らかに。膨らんでいる。大きく布を押し上げ、テントを張っている。どの部分がと言えば、股間が。いや、こんな所が膨らむなんて普通は無い。アレ以外は。
もうほぼ答えが出てるようなものだが、近くの宿でトイレを借りて、個室で確認した。
ガチャリ。鍵をかけて個室に入ると、震えた骸骨の手でローブを捲り上げた。
まぁ……そこには、立派な……
(なんて自分で言うことじゃないが)
剛直と形容したくなるような男性器がドドンと聳え立っていた。
「お、お前………いつ帰って来てたんだ!?」
小声で叫んだ。……この世界に来てから、この骸骨の身体になってから、しばらく会っていなかった
「見ないうちにデカくなったなぁ……元の体で勃った状態でもこんなにデカくなかったぞ…………」
いやいや、言ってる場合か。
「全くなんでこんなことに……」
歯に手を当てて首を傾げていると、口の中の違和感に気付く。ぬるりとした、何か。
「ん……?」
今度は見なくても触れなくても分かった。間違いなく、舌だ。
「……………」
心当たりは、実は薄らある。それは数週間前のこと。ザナックを撫でたり抱き締めたりする時。骨の手が、体が痛いのではと思い、一時的に人間になる魔法──を試したがアレは失敗したはずだが、もしかしてその時のかもしれない。だがこんなに時間差!? しかも一部分だけ! そして具現化される部位に悪意を感じる!
「呪いだろ………」
そんな恨み言を吐くが、蓄積された性欲による興奮はどんどん高まっていく。
(こんな状態じゃ帰れない……絶対ザナックを怖がらせるだろうし…)
どくどく脈打つソレは、先走りをダラダラと垂らしていて、そっと握り込むとちゃんと感覚があって。
「っく……ふ………ぅ」
そのまま、擦り上げる。強い快感が身体の芯を駆け抜けた。
「んんっ……はぁっ、はぁッ」
なんだこれ、自分で触るのってこんなに気持ち良かったか? 久しぶりで、敏感になってるのか……あぁ、これをザナックが触ってくれたら。
「……ザナック……ザナックっ………!」
あの小さな手が、俺のモノを優しく扱いて、可愛い口で亀頭を咥えて…。そんな妄想を、本当は幾度もしたことがある。でも、俺は骸骨の身体で…性器どころか筋肉も皮膚も無かった。
だが今は、ザナックに抜いてもらう想像をしながら、必死に、情けなく自分のモノを扱いている。
「やばいっ……う、ぁ、ザナックっ……ぐっ……出るっ…」
先走りが骨の指に絡み、だんだんとグチュグチュという音が大きくなっていく。あぁ、ザナック、ザナック好きだ。俺の全てを受け止めてほしい。その時、ぶるりとソレが大きく震えて、痙攣させながら大量の白濁を噴き出した。
「ッッう、……………はぁ………はーっ、ふ、はァ………」
「ザナックに、顔にかけてしまった……」
(想像の中で………)
「と、言うか………出るんだな………何で出来てるんだろ、コレ。骨だぞ、俺は。」
手の中にある精液らしきもの。指を動かすと、にちゃっ、と粘性の高い音がした。
「………」
指に付着したそれをそろりと舌で舐めてみた。
「……うげ。」
苦い。臭いはあまりしないが、美味しくはない。予想通り。
「よし、帰るか………」
俺は罪悪感と疲労を抱え、宿を後にした。
別荘の門をくぐり、玄関前で、俺はまたため息をついていた。
「────はぁぁ……」
ザナックに会えると意識をしたら、興奮してきてしまったのだ。ローブの下で、股間が緩く膨張し始めてるのが分かってしまう。なぜ。
いや、わかるが。
「やっぱり、ザナックで想像しながら抜いたのがダメだったか………この、くそっ」
頭を抱えて困り果てていると、中からぱたぱたと足音が聞こえた。彼が居るんだ。すぐそこに。ずっと俺を待ってくれていた。
(でもこんな姿で会うわけにもいかない……!!)
「ふぅ…………落ち着け、俺は大人だ。彼に寂しい思いをさせた分、安心させないと」
呼吸は不要だが深呼吸をして、思い切って扉に手をかける。ぎぃぃぃ……と重い音を鳴らし、隙間から光が漏れ出した。
「……ザナック、ただいま。」
アインズ様の生えてる設定はしばらく続きます
満足するまで