※R18シーン
「ザナック、脱いでくれ。」
「はへっ……?」
目を見開いて固まるザナックの太ももに手をかけ、真っ白なサイハイソックスを下ろしていく。丸い膝小僧が見えてきて、緩やかなカーブを描くふくらはぎが靴下からこぼれる。最後に足先に引っかかり、そっと取ってやると小さな足の指が現れた。
「綺麗な脚だな」
思わずキスしたくなる。
「君は……全部が綺麗だな……純粋で……まっさらで………」
「……そんなことありませんよ、」
「君が君の汚いと思っているところも全て………俺には綺麗に見えてしまう。やっぱり……素の君が一番好きだ。」
俺が脛にキスを落とすと、ザナックは顔を背けた。
「………本当に……もし、本当にそう思っていただけたら…………俺も、とても嬉しいです」
彼は呟いた、僅かに震えた声で。
「本当にそう思えたら……そうだな。君からしたら……俺は君の事を全く知らないだろう。」
彼の顎に指を添えて、こちらを向かせた。
「っ……あ、」
じわっと翠玉の瞳に涙が滲み、俺はその唇に歯を押し当てた。俺が舌を差し込もうとする前に、彼は口を開けて迎え入れてくれた。
「ふぁっ……ん、くっ……んウぅ……」
懸命に舌を絡ませようとする彼が愛おしくて、何度も舌に吸い付いた。
「ザナック……」
「ん、はぁ……ぅ、」
彼の温かい吐息が歯に触れる。
(舌……ちっちゃくて可愛いな)
「んんッ……あいんず、さま……すき……」
分かりたい。見たい。
ザナックの全てを。
知りたい。知りたい。
「……知りたい……。教えてくれ……ザナック……」
「んぅ、? な、ん……んッ」
ゆるゆるとザナックの力が抜けてくる。苦しそうに呻くので流石に可哀想に思い、離してあげる。くたりとソファに横たわる彼を見下ろし、口の端のよだれを拭って、頭を撫でたそれを撫で受けつつ、ザナックがぱちりと目蓋を薄く開く。潤んだ瞳が現れた。
「…………」
その瞬間、彼の目が鋭くなった気がした。
「……そんなに、俺が欲しいですか?」
ザナックは目を細めて、花がそよぐように笑った。
「…………んん?」
口を開けて舌を見せたかと思えば、頬を染めた彼は人差し指を咥え、舌を絡めて舐めている。
くちゅ……ッ。
「な、なっ……」
唇から指先に唾液が糸を引き、その指は胸の膨らみを撫で上り、小さな爪先で先端を掻く。
「……っん………………」
彼は羞恥を押し殺し、下唇をほんの少しかんでいた。胸をぐい、と押さえながら彼の手が下がっていき、ぷるんと控えめな胸が揺れた。お腹の丸みに沿って手が進み、内腿を滑った。
ふと、彼の顔を見ると、頬に伝う汗など気にせずしたり顔で口角を上げていて。俺は、まんまと誘導され彼に魅了されていたのを理解した。
「アインズ様は、ずるいですよ。我慢してるふりして、何も言わない、言ってくれない。そのくせ、俺のことは暴きたがる。ずるい。……ずるい。そんなの」
両手を彼の手に引かれ、手袋をグイグイと脱がされる。
「あ、え……ザナック?」
そして、左の手のひらに口付けられた。骨に触れた。熱く、柔らかいもの。
「アインズさま、……俺だって、貴方のことなら全て理解したいです。でも、貴方のその、必要以上の気遣いはいりません…………もし、"そんなものではない"というのなら、言ってください……全部、思ってること、貴方が憂いていること、」
「ねえ」
ゆっくりとした、唇の、動きを追っていた。
──俺は、言葉が足りないのか?
俺は、何を思っているんだろう。どうして無意識に、隠そうとするんだ。
「だから、俺、怒ってます。」
ふん、とザナックは鼻を鳴らして言い放つ。
(お、怒っ……てる?)
ああ、そんなにほっぺをむくらせて、ハムスターにしか見えないよザナック。しかも、俺の下に敷かれて。
「……ん」
ザナックはぽんぽんと俺の腕を叩き、俺はそっと退く。起き上がったザナックは、迷いの無い動きで俺のギチギチに勃ったちんこを布越しに握りこんだ。
「…………〜〜ッ!?」
思わず感情抑制が働き、声にならない叫びをあげてしまった。だが、冷えゆく感情に追いつかないほどにまた高まっていく。ぐちぐちと音を立てて、扱かれ始めて、俺は震える手でそれを制する。
「ざ、ざ……ざなっく、やめ……ッ」
だが。
「痛くないですか。こんなにして。」
平坦な声で、なんでもないような顔で、ザナックは言った。そして、左手に顔が近付き、薬指にキスを落とされた。
「……ザナックっ」
「何故、我慢しているんですか? 何故、俺に触れさせてくれないんですか? ……もしかして、俺、貴方の気に障るようなこと、」
「違うッ!!」
自分の喉から、獣が唸るような音が出た。ザナックは目を見開き、固まっている。
「……あ、違う………違う、違うんだ。
君が悪いなんてことは、ない………むしろ、俺が………………お、俺が………」
「ええ、ちゃんと聞いていますよ。だから、安心して話しても大丈夫ですよ」
その包み込むように暖かな言葉に、息を飲んだ。
「すまない………俺の、この、デカくて無駄に硬い体が……とにかく君の負担になると思って………今日は挿入は無しにしようと……」
「君に、怪我をさせたくない………この、骨で、傷つけたくないんだ………」
骨の指を握る動作を見詰めたザナックはそれを絡めとって、恋人繋ぎをした。指先にふ、とキス。すごく繊細で、表面を撫でるだけの。
「……俺は、乱暴にしたいけど抑えてるという訳では無い…………普通に触れるだけで傷つける可能性があるから……、だから、すまない……」
「ええ、……分かってますよ……………アインズ様は、いつも十分過ぎるくらいに優しく触れてくださってることも。貴方に気を遣わせるような存在な、俺の方が悪かったんですね……」
「そ、そんなことは無い………そっと触れること自体は……負担になんかならない。少しも。これは本当だ。ただ……それでも……いつか君を傷つけたらと…………俺は怖気付いたんだ。」
「そんな優しい理由で……貴方は……」
「優しくなんてないさ……ただ、罪悪感に押し潰されたくないだけだ…………俺は、自分のことしか考えてない」
「本当に自分のことしか考えてないなら、俺の事なんか抱き潰してくださっていいのに………」
ザナックは胸に手を当て、不服そうに目を逸らした。
「ッ………お、俺はそんなことは、考えてない、とは言いきれないが………そこまでではない…………一番は、君が気持ちよくなることだ。最近は俺ばかりがしてもらってるから……」
「いいえ! 俺は全然アインズ様を触れてないです!!」
ザナックは両手を出してわきわきと動かした。
(何だその謎の動き?)
「いや、そもそも俺は骨だし……触って面白いような身体では……」
「いえ、面白いです。大変有意義です」
真剣なエメラルドグリーンの瞳に吸い込まれそうになる。
「お、おう………そうか、」
「ご納得いただけましたね? では、失礼します」
「え? あ、いや、違ッッ」
長衣の前を開けられ、
むにゅうぅ。とした重みとともに、ザナックが膝の上におさまる。
(な、生の……おしりが………俺の、骨に、骨がッ………うおおおおお!!!)
近い。かわいい。
いいにおい。髪の毛か?それとも身体から?
あぁ、ザナックがこんなに近い。
顔、可愛いッ。
眉がキリッとしてて、タレ目で、鼻先も丸くて、唇もちっちゃい。
うわ肌白っ!ほっぺほんのり赤くて可愛い。可愛い可愛い可愛いッ。
「う………ッ」
張り詰めた俺のモノが、ザナックのお腹にピトッとくっ付いた。
「はっ、う……ッッ……く」
その柔らかな感覚だけで……俺はもう
「……ん、よっと」
もぞりとザナックが動き出し、密着して膝を立てて、その太ももで俺のモノを挟みこんだ。
「は………あ゛ッ……」
自分の口から今までないような大きな喘ぎ声が出た。ザナックはにんまりと笑っていた。
「すまん…………限界で、」
「……とても可愛らしいです」
「あ、いや……そうじゃなくて……離してくれ………これ、少しでも動いたら、俺……耐えられそうに、」
目を細めたザナックに、俺はどこか嫌な予感がした。予感は的中して、ザナックは俺の亀頭に手をかぶせ、微笑んでゆるゆると腰を動かす。
「っぐ!! ………ザナックッ」
(──素股!!)
「挿れるのが怖いなら、これは如何ですか?」
「や、やめてくれ………ぁぁ、ザナック………お願いだ、っぁ……から」
「嫌です、身体も触らせて貰いますよ」
ザナックはそう言って、俺の頚椎に手を伸ばした。ひとつひとつの境目を、指が行ったり来たり。そうっと降りてきて、鎖骨をスーッとなぞる小さな指ぞわりと身体が疼いた。肋骨を手のひらで撫でられる。往復して、何度も。くすぐったい。
「アッ……ふっ、ううっ………ザナック…………」
やばい。ザナックが腰を動かす度に一緒にちんこが擦られて……
頭蓋が、とろけそうになる。
「ん………ッ……ザナック……ザナック……」
突然、彼の手がローブに入ってきて
骨ではあるが、尻をまさぐられる。
「………!?」
円を描くようにさすられ、手がゆっくりと離れていく。
「ふふ、すみません……調子に乗りました。」
ザナックはぎゅっとくっついてきて、俺の側頭骨をちろちろと舐め始めている。
「ッ……はァ…………」
俺の先走りの水音がリビングに響いて、ギシッギシッと激しくソファが軋む。とにかくザナックの太ももの感触がやばい。絹のような肌が、俺のモノを擦り上げて、ふにりと形を変えている。
「……ザナックッ、やめてくれ、」
「ふふ、俺は動かしてませんよ」
俺はハッとして、彼を見下ろした。俺は勝手に腰を揺らしていた。
「無意識に動かしてしまうほど気持ちいいですか……?」
「あ、ああ………すまない……っ」
「なんで謝るんです」
ザナックはむくれて、俺の頭を撫でた。そんなに甘やかされると……俺、駄目になりそうだ。だからやめてくれ。
「我慢しないで偉いですよ……」
彼の笑顔がまるで聖母に見えた。
「……ザナック……もう、ダメだ……耐えられそうに、ない……ッ」
彼の腕をガッ、と掴む。骨の指が柔らかい肌を締め付けて、赤く染まっていく。それでも彼は嬉しそうに微笑んでいる。
「大丈夫ですよ、出してください……俺が受け止めますから」
突然、俺のモノを握ったザナックの手が動く。鈴口に人差し指を当てられ、裏筋を親指が擦り、両手を使って彼は一生懸命扱いてくれている。
(あ、か、かわいい……健気………)
「くッ……はぁ………っ、ぁ」
(普通に気持ちいいし、イきそうになる……)
「下手くそですみません………あの、できれば気持ちいいところ、教えてください……アインズ様……」
ザナックは自信なさげに目を伏せるが、……そんなことはない。
「い、否………十分………気持ちいい………っ、というか、駄目だ……ザナック、これ以上は、出そうだ……」
「本当ですか? 嬉しいです………俺の手に、このまま出してくださいね」
「太ももにかけていただいてもいいですよ」と、太ももを締められ、いよいよ限界を迎えそうになり、快感を逃がす為に思わず彼の背中に腕を回して強く抱きしめてしまった。何とか理性を働かせて、潰してしまわないように気をつける。
「すまない……すまない………ザナックッ、ふー、ぐっ……」
挿入れたい。ザナック、ザナック……。
このまま、ザナックのナカに……
「駄目だ……駄目だ………ザナック……」
「やめませんよ。だって俺は怒ってるんですから。何も言ってくれない貴方に。」
「す、まない……すまなかった………ザナック、もう、ッくる………ああ、幻滅しないでくれ……」
「しませんよ。アインズ様、愛してます」
ちゅ、と音がして。頬骨に唇が触れた。
「ーーーーッ!!!」
ドクンッと下半身が疼いて、破裂したように俺は勢いよく吐精した。
ザナックの太ももや胸にべっとりと白濁液が付着している。
「あ、すみません……手から溢れて、受け止められませんでした…………」
目を丸くしたザナック。その姿に、さぁーっと冷たい感情に呑まれた感覚がした。
「………ザナック、申し訳ない」
「いいえ、沢山出していただいて嬉しいです………それに、こんなにかけてもらって……」
見ると、彼のぷくりとした乳首から、俺の精液が滴っていた。
指先が触れそうになって、自制した。
「すまん…………今、拭くから」
「いえ、それには及びません」
ザナックは俺の手を除けて、ソファに背を伏せて四つん這いになり、じゅぷっ……と音を立てて俺のちんこを咥え込んでいく。
「ッ………ザナックッ!? 何をしているんだ……!」
血管や筋をなぞるように舌が絡められ、興奮が高められていく。
「なに……? キレイにしてるんれふっ………アインズさまがくれたものは、ぜんぶ余すことなくもらいたいのれ……」
「っ、そこで……喋らないでくれ、というか………また、イきそうだ……」
「んふふ、いいれすよ……何度でも、んんぅっ……キレイにしますから……っ」
「勘弁してくれ………」
ちゅぱっ、と音がして、唾液の糸を引きながら、彼の唇が離れた。
「……また、勃ちはじめてますね、口で………いや、俺をお使いください」
彼は誇らしげに胸に手を当てた。
「え………そ、そんなことは出来ない」
「なら、もう一度太ももを」
ソファに四つん這いになったザナックがむにゅりと太ももをかき分けた。
太ももなら、なんて考えてる俺は、
もう、理性が限界を迎えてる。
ザナックの腰に手を置くと、「っ……」と小さく喘いだ。
「んっ……すみませ、くすぐったくて……」
手袋もしてないし、こんな興奮状態で、彼を傷付けてしまったら。
そう思ってはいるものの、俺は両手で彼の腰をガッシリ掴んでいた。
逃がさないようにと。ゆっくりと太ももの間にそれを挟んで、押し進めていく。
「んあっ………!」
「……っ、ザナック、すまない!」
「……あ、いえ、太ももが変な感じがして…………痛くなんてないですよ…?」
ああ、かわいい……ザナック。柔らかい、気持ちいい……。後ろから覆いかぶさり、俺の精液に塗れた乳首を摘み、ぐにぐにと潰しながら捏ねた。
「ひゃあんっ!? あ、そこは………アインズさま………」
「好きだ……好きだ……ザナック」
「んっ、ふは……俺も、すきです……アインズさま…………」
俺は夢中になってザナックに腰を押し付けた。
─────『ザナック視点』
「あっ! あうっ、あっ……あんっ、」
太ももって、こんなに気持ちよかったのか。アインズ様の、骨盤が……尻に当たって、気持ちいい………。脳みそが、痺れる様な快感が体の芯を抜ける。アインズ様の硬くて熱いモノが俺の股の間を、ぬちぬちと音を立てて往復している。
「あ、うっ………ひう、」
「ああ……ザナック、もう出そうだ………一緒にイこう……」
耳の後ろに低い囁き声が触れた。
「あ、ぇ………!」
アインズ様は俺の太ももの感触を楽しみながら、指先で俺のちんこを扱きつつ、陰嚢をぐにぐにと押し揉まれる。
「にゃッ……ぁあっ、ああん……だめぇ」
「かわいい声…………大丈夫だ、ザナック………」
(あああっ! 変な声出た)
骨の手で、俺とアインズ様のモノが一緒に握られ、擦り上げられる。嬉しい。
アインズ様の素手でこんなに触っていただけて。
「アッ、あんっ……や、いっちゃ、いっちゃうっ……」
「ふ、俺もだ…………ザナック、大好きだ……」
「あ、あいん、ず……さまぁ、俺……も……んむ」
俺が振り返ると、アインズ様の歯が俺の口を塞いで、ぬるりと大きい舌が口内に入って来る。
「んっ……ふ、う………や、あ、いんず……さま………んん………いくっ……」
彼の熱い吐息が舌に触れて、ねっとりと唾液が絡みついた大きい舌が俺の奥深くまで侵入しようとする。この包まれてる感じ、すごくいい……
ずっとこのままでいられたらいいのにな。