日曜日の休日、彼方は街を歩いていた。街を進んでいくと友達と出会った。
「お~い、彼方~!」
「やあ、彼方君」
街を歩くと、広夢と裕一に出会った。
「広夢君、裕一君、こんにちは」
「彼方、今日は何して遊ぼうか?」
「僕も広夢君に合わせるよ」
広夢が遊びに誘うと裕一が広夢に合わせると言った。
「うん、じゃあ僕も広夢君がしたい遊びでいいよ」
彼方も広夢に合わせると言った。
「えへへ、じゃあサッカーでも・・・あ!」
広夢が誰かを見つけた。
「あのお兄さんだ!」
見つけたのは拓己だった。
「お~い、お兄さ~ん!」
広夢が親し気に拓己に手を振った。
「またお前達か・・・」
拓己はため息交じりに広夢を見た。
「お兄さん、また会えて嬉しいぜ!」
「相変わらず声が大きいな。何しに来たんだ」
「お兄さんに聞きたい事があるんだ!」
「何だ?」
広夢が拓己に聞きたい事があると言った。
「お兄さん、どうしてお兄さんはそんなに強いんだ?」
「それを聞いてどうする?」
「俺も強くなりたいんだ。俺もデジモンを連れてるから、強いデジモン使いになりたいんだ!」
広夢は強いデジモン使いになりたいと拓己に言った。
「強くなりたいか・・・」
人を信じて疑わない真っすぐな目を見て、拓己はある後背を思い出していた。
「その純粋で真っすぐな目、あいつを思い出すな」
「あいつ?」
「気にするな、関係ない事だ。強くなりたいと言ったな。俺よりも教えるのが上手な人がいる。玉田さんに教えてもらったらどうだ?」
「玉田さん?でも俺、お兄さんがいいんだ!」
広夢が拓己に教えてもらいたいと言った。
「俺に聞いた所で実際に身につくかどうか分からないぞ?」
「そうかな?でもお兄さん、いい人だし、優しそうだし、そんなお兄さんだから俺、知りたいんだ!」
「広夢君、あのお兄さんが凄い気に入ってるみたいだね・・・」
「そうだね、心酔しちゃってるみたいだね」
広夢が拓己に懐いている事に彼方と裕一はつぶさに見ていた。
「はあ、妙な奴に懐かれるのも疲れるな・・・」
「拓己、教えてあげてもいいんじゃないかな?」
ドルモンが教えてもいいのではと言ったその時だった。
「デジモンだ!デジモンが出たぞ!」
人々が驚く声が聞こえて来た。
「何だ?」
拓己達が見るとそこには青い肌の民族風の恐竜型デジモンが立っていた。
「スパイラルを倒した英雄はお前か?」
「英雄とは持ち上げ過ぎだな。お前は誰だ?」
「俺はアロモン、英雄であるお前に勝負を挑みに来た。さあ、俺と戦え!」
「やめておけ、お前では俺とドルモンには勝てない」
勝負しろと言うアロモンに対して拓己は相手にならないと言った。
「何を、戦ってみなければ分からないだろう!俺はお前と戦いたいのだ!」
「無駄だ、お前如きに負ける俺じゃない」
拓己は広夢達の方を向いた。何かを考えると、拓己は広夢達に言った。
「お前達、こいつの相手をしてやれ」
「このデカい恐竜の相手をか、お兄さん?」
「そうだ、お前達の強さをこいつに見せてやれ」
「分かった、何だか楽しそうだし!」
広夢、彼方、裕一がアロモンの前に立った。
「何だお前等は、怪我をしたくなかったら引っ込んでな!」
「お前の相手は俺達がするぜ!」
「僕達が君の相手になるよ、それで勝てたら拓己さんと、でいいかな?」
広夢が胸を張って相手になると言い、彼方が自分達に勝てたら拓己の相手をしていいと言った。
「ふん、まあいい。肩慣らしには丁度いい。お前達から相手になってやる!」
アロモンは咆哮を上げると、広夢達に向かっていった。
「行くぜ、テリアモン!」
「オタマモン!」
「コテモン!」
広夢、彼方、裕一の三人はテリアモン、オタマモン、コテモンをスマホから出してアロモンに挑んだ。
「ララバイバブル!」
「プチツイスター!」
オタマモンとテリアモンが必殺技を飛ばしたが、アロモンは尻尾を振ってこれを防いだ。
「ファイヤーメン!」
コテモンが必殺技を振るったがアロモンは片手で防いでコテモンを吹っ飛ばした。
「ふん、成長期デジモンで勝てるか!」
「よーし、だったら、テリアモン!」
「うん、広夢!」
「オタマモン!」
「任せろ、彼方!」
「コテモン!」
「お任せを!」
テリアモン、オタマモン、コテモンはブラックガルゴモン、シードラモン、グラディモンに進化してアロモンに向かっていった。