ニュータウンにいつもの朝がやって来た。彼方も外に出て遊びに出かけていた。
「彼方、あいつ等と遊ぶのか?」
オタマモンがスマホに出て彼方に言った。
「うん、昌君達がいたら遊ぼうと思うんだ」
「そうか、あ、見ろよ!」
オタマモンが見慣れている友達を見つけた。
「あ、裕一君・・・」
見ると裕一がコテモンを連れていた。
「やあ、彼方君」
裕一が彼方に気付いて声をかけた。
「裕一君、今日は一人なの?」
「うん、たまには一人で外を出るのもいいと思ったけど、彼方君がいてくれて嬉しいよ」
裕一は微笑んで彼方の手を握った。
「僕がいて嬉しいの?」
「ああ、君の事はもっと知りたいと思っていたし・・・、そうだ、良かったらカフェにでもいかない?」
裕一が彼方にカフェに行かないかと誘った。
「え、いいの?」
「うん、君とは色々話をしたいと思っていたし。いいかな?」
「うん、いいけど・・・でもお金は・・・」
「いいよ、僕が払うから、大船に乗ったつもりでいなよ」
「ありがとう・・・」
「我が主は太っ腹でござるな」
コテモンが裕一は切符がいいと言った。
「友達の為だからね。さあ行こう」
「うん、裕一君」
裕一と一緒にカフェに入ってクリームソーダとパンケーキを頼んだ。
「さあ、一緒に食べながら話をしよう」
「うん、裕一君・・・」
裕一と一緒にクリームソーダの味を楽しみながら楽しく話をしていった。彼方はパンケーキをオタマモンに食べさせたりして、裕一はコテモンにクリームソーダを飲ませたりして話をしていった。
「彼方君、苦労して来たんだね・・・」
「うん、幼稚園の頃からいじめられてて、それで誰も信じられなかったんだ」
「大変だったね。でも僕達はそんな事はしないから安心して」
「うん、分かってる。裕一君達は信頼してるから」
「ありがとう、こうして僕と君の仲が深まったら嬉しいよ」
「うん、そうだね・・・裕一君はどんな感じだったの?」
「僕?僕はこの通りのお坊ちゃんでね。欲しいと思ったものは何でも買えた。だから友達なんて必要ないと思ったんだ・・・」
「そうなんだ・・・」
「けど、昌君や広夢君が積極的に遊びに誘って、そこからコテモンとも出会って、友達の大切さに気付けたんだ」
「そうなんだ・・・じゃあ僕との出会いも・・・」
「ああ、彼方君と出会ってもっと友達を大切にしようって決めたんだ。だから彼方君、何でも背負わないで悩んだ事があったら僕や皆に話してくれるといい。君の力になりたいんだ。僕達は君の事を大事な友達と思ってるから。友達は助け合わないとね」
「うん、そうだね・・・ありがとう裕一君。少し肩の荷が下りたよ」
「それは良かったよ」
裕一は微笑んで彼方の肩を撫でた。店でソーダとパンケーキを楽しんだ後、店を出た。
「彼方君、これから何して遊ぼうか?」
「うん、何しよう・・・」
彼方が考えていると、騒動が起きた。
「彼方君、向こうで何か起きているみたいだね・・・」
裕一が見ると街でゲソモンが暴れていた。
「彼方君、僕達で止めに行こう」
「うん、裕一君」
裕一と一緒に彼方も事件の起きている場所に向かった。
「お前の相手は俺達だ!」
「これ以上好きにはさせぬ!」
オタマモンとコテモンが前に出てゲソモンと対峙した。ゲソモンが必殺技を飛ばして来た。
「おっと!」
「何の!」
オタマモンとゲソモンはかわして必殺技を振るったがゲソモンは防いでしまった。
「コテモン、進化だ!」
「オタマモン、進化だ!」
「お任せを、主!」
「ああ、彼方!」
コテモンとオタマモンはグラディモンとシードラモンに進化した。
「アイススピアー!」
「ホイールラッシュ!」
シードラモンとグラディモンは必殺技を振るってゲソモンを攻撃した。怒ったゲソモンは必殺技を飛ばしたがシードラモンとグラディモンはかわしていった。するとゲソモンは完全体のダゴモンに進化した。
「完全体になった!」
裕一が驚いていると、ダゴモンが襲い掛かって来た。
「そこまでです!」
そこへギガドラモンとエンジェウーモンが現れて必殺技を飛ばしてダゴモンを倒した。
「沙羅姉さん!」
振り向くと沙羅とミチが手を振っていた。
「あんた達、助けに来たわよ!」
「もう大丈夫ですよ」
ミチと沙羅は穏やかな笑みを浮かべて彼方達を安心させた。
「ありがとう、ミチお姉ちゃん、沙羅さん」
「どう致しまして」
「あんた達をちゃんと守ってあげないとね。もう大丈夫だから」
ミチが彼方の頭を撫でて安心させた。ダゴモンはゲソモンに戻ってガンクゥモンに連れていかれ、街の治安は守られた。