今日も彼方は街を歩いていた。賑わう街並みを歩いて友達と会う約束をしていたのだ。
「お~い、彼方~!」
公園に来ると広夢が手を振っていた。昌、裕一、愛智の姿もあった。
「皆、お待たせ!」
彼方も手を振って昌達に駆け寄った。
「彼方、待ってたぜ!」
「彼方君、君にあるお店を紹介しようと思ってるんだ」
昌がある場所を紹介すると彼方に言った。
「そこって?」
「付いてくれば分かるよ。一緒に行こう」
「うん、昌君」
「彼方君もきっと気に入るよ。愛智君も」
裕一が彼方と愛智も気に入ると言った。昌、広夢、裕一の三人には馴染みがありそうだが、彼方と愛智には始めて来る店と言っていいだろう。彼方は昌達と一緒にそのお店に行った。
「着いたよ、ここがそのお店」
昌がその店を紹介した。見る感じ、駄菓子屋のようだった。
「ここってお菓子屋さん?」
「そうだよ、ここでよくお菓子を買ってるんだ」
「そうだぜ、俺と昌と裕一は常連なんだ!」
「彼方君と愛智君も気に入るよ」
昌、広夢、裕一には親しみのある馴染み深い店のようだ。
「そうなんだ」
「彼方君、どんなお菓子屋か楽しみだね」
「うん、愛智君、どんなお菓子屋だろうね・・・」
愛智と彼方は楽しみにしていた。
「モノクロモンさん、入るよ」
昌が広夢達を連れて店に入った。
「やあ、君達か。今日も来てくれたのかい?」
「うん、お菓子を買いに来たよ」
「ここのお菓子、美味しいからな」
昌と広夢がお菓子を買いに来たと言った。
「おやおや、新しい友達を連れているようだね」
モノクロモンが親し気に彼方達の方を見た。
「そうなんだ、新しく友達になったんだぜ!」
「紹介するよ、この人はモノクロモンさん。お菓子屋の店長をやってるんだ」
昌が彼方と愛智にモノクロモンを紹介した。
「初めまして、私はモノクロモン、この駄菓子屋の店長をやっているんだ」
「あ、よろしくお願いします・・・松本彼方です」
「僕、高城愛智って言います・・・」
「そう固くならなくていいさ。気さくにいてくれればいい」
緊張した面持ちでいる彼方と愛智にモノクロモンは笑顔で言った。
「店長、今日もお菓子が届いたぜ」
そこへ人型の爬虫類のデジモンがやって来た。
「紹介するよ、私の店で働いているディノヒューモンだ」
「おや、昌君達じゃないか。新しい友達を連れてるんだね」
ディノヒューモンは笑顔を浮かべて挨拶した。
「あ、よろしく」
彼方は緊張して挨拶した。
「店長の店を楽しんでくれよ」
「じゃあ、彼方君、何か買ってく?」
昌が言うと彼方はラムネを指差した。
「ラムネか、いいよな。じゃあ俺も!」
「皆で一杯やろうじゃないか」
広夢と裕一もラムネを買う事にした。皆でラムネを買って外に出ると一口飲んで味を楽しんだ。
「やっぱ店長さんのラムネが一番いいな!」
「そうだね、他とは違って美味しいよ」
広夢と昌がラムネの味を気に入っていた。
「喜んでくれて嬉しいよ。子供達の笑顔が私の元気の源だ」
昌達が嬉しそうにしているのを見てモノクロモンは喜んでいた。
「彼方、ここのラムネ、美味しいだろ?」
「うん、そうだね、凄くいいよ」
広夢が聞くと彼方は頷いて言った。
「そうでしょう。君もここによく足を運ぶといいよ」
裕一が言ったその時、何かの異変が起こった。
「な、何だ?!」
「これはもしかして、スパイラル?」
見るとスパイラルが現れて昌達に襲い掛かった。
「トマホークスラッシュ!」
モノクロモンが必殺技を振るってスパイラルを倒した。
「君達、ここは私達に任せて安全な場所に行きなさい!」
「モノクロモンさん、僕達も戦うよ!」
「俺達にもデジモンがいるんだ!」
昌、広夢達が戦うと言った。
「しかし、子供達を危険な目に合わせる訳には・・・」
「大丈夫、僕達にはデジモンがいるんだ」
裕一達がデジモンを出した。
「モノクロモンさん、僕達も戦えるんだ。一緒に戦おう!」
「君達、分かった。だが危なくなったらすぐに逃げなさい」
昌が言うと、モノクロモンは頷きながらも言った。
「ありがとう、さあ、彼方君、行こう!」
「うん、昌君!」
彼方達はデジモンを連れてスパイラルの群れに向かっていった。