転校して三人の友達が出来た。偶然の出会いだったかもしれないが、それでも友達が出来たのは事実だった。昌から友達になってほしいと言われて成り行きで返事をしてしまったが、何とかなるかもしれないと考えて友達になった。そして、昌達と友達になって数日・・・・。
「昌君達、何の用だろう?」
彼方は街を歩いていた。昌から駅に来てほしいとの電話が来て駅に向かっていた。
『彼方、友達が出来て良かったな』
「うん、うまくやっていけるか分からないけど、頑張っていくよ」
『大丈夫、彼方なら上手くやれるさ!』
オタマモンの励ましを受けて彼方は駅に辿り着いた。
「あ、来たね!」
「彼方、待ってたぜ!」
「君が来るのを待っていたよ」
駅では昌、広夢、裕一の三人が笑顔で手を振って待っていた。
「ごめん、待たせちゃった?」
「そんな事ないよ。まだ時間はあるから」
「そうだぜ、今日は彼方が俺達の友達になってくれた記念日だからな!」
広夢は彼方が友達になってくれた事を喜んでいた。
「記念日?」
「ああ、僕達の友達になってくれたからね。だからそれをお祝いして遠くへ遊びに行こうって決めたんだ」
裕一が遠くへ遊びに行こうと彼方を誘った。
「それで僕を呼んだんだ」
「そうだよ、彼方君は大事な友達だからね。その友達をお祝いして遠くへ遊びに行くんだ!」
昌が彼方が友達になった記念に遊びに行くと言った。
「そうだ、彼方君、君、デジモンって知ってる?」
そして彼方にデジモンを知っているかを聞いた。
「うん、知ってるけど?」
「じゃあ、持ってるのか?」
広夢が持っているかを聞いた。
「うん、いるけど?」
「じゃあ出してくれないか?俺達も紹介するから!」
「うん、分かった・・・」
広夢に言われて彼方はスマホからデジモンを出した。
「何だ彼方、俺を出したりして?」
スマホから王冠を被ったオタマジャクシのデジモン、オタマモンが出て来た。
「紹介するよ、オタマモン、僕のデジモンなんだ」
「彼方君、デジモンを持ってるんだね。初めまして、山口昌だよ」
「俺、広夢、よろしくな!」
「白鳥裕一だよ、よろしくね、彼方君のデジモンさん」
昌達がオタマモンに挨拶した。
「彼方の友達だな、俺はオタマモン、よろしくな!」
オタマモンは元気よく昌達に挨拶した。
「うん、よろしくね。それでね、彼方君、僕達もデジモンを持ってるんだ」
そう言うと昌達はスマホからデジモンを出した。昌のスマホからはx抗体のシャコモンが、広夢のスマホからはテリアモンが、裕一のスマホからはコテモンが出て来た。
「紹介するよ、僕のデジモンのシャコモンだよ」
「あの、シャコモンです、よろしくです・・・」
シャコモンは昌の足元に隠れてたどたどしく挨拶した。
「ごめんね。この子、引っ込み思案なんだ」
「そうなんだ、別にいいよ」
「で、こいつはテリアモン、俺のデジモンなんだ!」
広夢がテリアモンを紹介した。
「テリアモンだよー!よろしくねー!」
テリアモンが元気よく挨拶した。
「で、僕のデジモン、コテモンだよ」
「コテモンにござる。裕一殿を守る騎士にござる」
コテモンは礼儀正しく挨拶した。
「昌君達もデジモンを持ってるんだ」
「そうだよ、一緒に暮らしてて、共に戦ってくれる仲間なんだ」
昌が共に戦ってくれる仲間だと言った。
「彼方君、君はあの事件を覚えてるかい?」
「事件?」
裕一が彼方にある事件を話した。
「ある日、突然、沢山のデジタマが出て来て、人間と暮らすようになった。そして世界は人間とデジモンが共存する世界になった」
「いやあ、驚いたな。サッカーの練習をしていたら、突然タマゴが出て来たんだからな!それがテリアモンとの出会いだった!」
広夢がテリアモンの出会いを思い出していた。
「そうして今に至るって訳だけどね」
「そうなんだ、それで僕もオタマモンと・・・」
「まあ、それはそれとして、彼方と友達になった記念を楽しもうぜ!」
広夢が前向きに遊びに誘った。そうすると電車が来た。
「ほら、電車が来たぜ!」
「彼方君、一緒に行こう」
昌の手に引かれて彼方は電車に入っていった。