「おーい、元気にしてた?」
見ると、学生服を着た長髪のプロットモンを連れた少女が笑顔で手を振っていた。近くにはバクモンを連れた黒いドレスを着た女性が微笑んでいる。
「ミチお姉ちゃんだ!」
昌はミチと言う女性に気付いて手を振って駆け寄った。
「昌、久しぶりね、元気にしてた?」
「うん、元気だよ。ミチお姉ちゃんも元気みたいだね。プロットモンも!」
「えへへ、昌も元気で何よりだね!」
プロットモンは笑顔で昌に挨拶した。
「沙羅お姉さん、久しぶり?」
「裕一、元気そうで何よりです」
裕一が沙羅に挨拶した。沙羅は微笑んで裕一を見つめていた。
「昌君、裕一君、その人達とどんな関係なの?」
彼方が聞くと昌と裕一が話した。
「いとこのお姉ちゃんなんだ!こうしてたまに会ってるんだよ!」
「お姉さんだけど、いとこのお姉さんなんだ」
昌と裕一がいとこでお姉さんのような人だと言った。
「お姉さんなんですか?」
「そうよ、お姉ちゃんと弟みたいな関係ね。あたしは新城ミチ、君は昌のお友達?」
「はい、そうです」
「そうなの、昌の友達になってくれてありがとう!」
ミチが笑顔で友達になってくれた事に礼を言った。
「あ、はい・・・」
「で、この子は沙羅。あたしの友達なの!」
ミチが隣にいる女性を紹介した。
「新海沙羅と言います。裕一とはいとこの関係です」
「私はバクモン、沙羅の友達なの!」
沙羅は礼儀正しく挨拶して、バクモンは笑顔で自己紹介した。
「沙羅さんも裕一君とはいとこの関係なの」
「はい、いとこですが、歳は離れているので姉と弟のようなものですね」
「そうなんだ」
「君の名前は?」
ミチが名前を聞いて来た。
「僕、松本彼方です」
「彼方、いい名前ね。よろしく!」
ミチが手を差し出した。
「あの、これは?」
「握手よ。昌の友達になってくれたんだもの!仲良くしなきゃ!」
「あ、はい・・・」
彼方はミチと握手を交わした。
「よろしくね、彼方」
「はい、新城さん・・・」
「新城さんだなんて固くならなくていいのよ、普通にミチお姉ちゃんって呼んでくれればいいから!」
「う、うん、ミチお姉ちゃん・・・」
「よしよし、それでよし!」
ミチが彼方の頭を撫でた。
「それで、あんた達はこれからどこに行くの?」
「うん、デパートに遊びに行くんだ?」
「そうなの、じゃああたしが美味しいお店を紹介しようか?」
ミチがお店を案内しようかと言った。
「そうですね、確かデパートの近くの露店に美味しいたい焼き屋さんがあるとか?」
沙羅が美味しいお菓子のある露店があると言った。
「じゃあそこに行こうか、お姉さん達に付いていきなさい。安心して、お姉さん達がお金を出してあげるから!」
「いいの、ミチお姉ちゃん?」
「いいのいいの、あんた達はまだ小さいから。お姉さん達に任せない!」
ミチは胸を叩いて言った。
「うわあ、た、助けてくれえ!」
「デジモンが暴れてる!」
すると広場で何かの騒動が起きている事に気付いた。
「ミチ、何かあったようですね」
「そうね、あたし達で何とかしなきゃ!」
ミチと沙羅は急いでその現場に向かった。
「僕達も行こう!」
「うん!」
昌達もその後を追いかけた。広場に来るとクワガーモンが暴れていた。
「あいつ、あの時の!」
嫌な思い出が蘇って不機嫌になるがすぐに冷静になった。
「ミチ、あたし達で止めよう!」
「ええ、プロットモン!」
「バクモン、力を貸してくれますね?」
「ええ、沙羅!」
プロットモンとバクモンは進化してテイルモンとモノクロモンに進化した。
「ミチお姉ちゃん!」
「姉さん、僕達も力を貸すよ!」
「俺も手伝うぜ!」
昌、裕一、広夢達が力を貸すと言った。
「大丈夫よ、あんた達はここで見ていて」
「ここは年長者である私達に任せて下さい」
ミチはウィンクしてサムズアップをして、沙羅は涼しい笑顔で見ているように言った。
「さあ、お姉さんたちの戦いを見ていなさい!」
「見る事もまた戦いです」
テイルモンとモノクロモンはクワガーモンに向かっていった。