貞操逆転開拓村の種付け司祭 作:ユリイカ
ハロモの大釜亭の三階にある特別な一室。そこには特別に設えたベッドが一つあるのみだ。窓もなく、頼りないランタンの光だけが二人の影を揺らめかせる。滑らかな肌触りのベッドへ押し倒されたソラの腰に、服を脱ぎ落としたフェルネがのし掛かる。
ずっしりとした重量感に圧迫され、身動きが取れない。重く垂れ下がった乳房の向こうから見下ろす女は、雌獣の目をしている。捕食者と対峙して、彼の本能は警鐘を鳴らし始めた。
「ふふっ、興奮してるの? やっぱり、エッチなのね」
胸元を弄り、聖衣の下に手のひらが忍び込む。直接拍動を感じ取ったフェルネが満足げに口角を上げた。
星光教の司祭の使命は、星の導きによって開拓村の民を支えること。そして、開拓村の未来のため、村民たちを孕ませ子を成すこと。
「開拓団に参加するだけで、こんなに可愛い子と子作りできるなんて。このために頑張ってきたのよ。――ごめんね、司祭さま。ちょっと我慢できないかもしれないわ」
「ひっ」
前人未到の秘境へと踏み入り、人類の版図を押し広げる。開拓団の活動はかくも過酷で危険なものだ。女が人口の大多数を占め、男は人間族の1割程度に限られるこの世で、ただの女が伴侶を得るのは絶望的だ。しかし開拓団に参加すれば、村にひとり司祭がやってくる。未来のためというお題目で子作りセックスし放題の若い男と会えるのだ。
ソラが青ざめて小さく悲鳴を漏らしても、フェルネは止まる気などさらさら無かった。
赴任してきたばかりの若くて清純そうな男の子を食えるのだ。開拓団のリーダーという面倒な役職を務める彼女が、その好機をみすみす見逃すはずがない。
「ん、ちゅぅう♡」
「んむぅっ」
ゆっくりと、白く柔らかな肉体が少年を包み込む。ぽってりと厚ぼったい唇が、ソラの顔面を頬張るよに密着した。ゼロ距離で、狐獣人の熟した淫気を流し込まれ、ソラの目が虚ろになる。真っ赤な舌が少年の唇をこじ開けて中へ滑り込む。歯を舐めるように口の中を蹂躙しながら、粘ついた唾液を交換する。
「ん、ぷはっ、はぁ、はぁっ、フェルネさん……息が……んんっ!」
「ぶちゅ♡ じゅりゅ♡ れぉ♡ ――息が止まって、ぼんやりした顔も可愛い♡ ごめんね、こんなおばさんにイジメられるなんて、嫌よね♡」
自虐的な言葉を白々しく吐きながら、彼女はねっとりと丹念に口付けを続ける。閉じ切った部屋に、汗ばんだ獣の淫靡な体臭が充満し熱気を帯びていく。
ソラの顔面はぬらぬらと輝く唾液にまみれ、皺一つなく着こなしていた聖衣はグチャグチャに乱れている。村人たちと種付けセックスをするという司祭の重要な役目に則して、彼の聖衣は奇妙な構造をしている。胸元を覆い隠す白い帯は簡単に釦で留められているだけであり、獣人に限らず誰でも容易に引き剥がせる。
「真っ白な肌♡ ピンク色の乳首が可愛い♡ んれぉおお♡」
「ああっ、そんな!」
ザラザラとした狐の舌が少年のほっそりとした胸元を舐める。生々しい感触に震えるソラを満足そうに見ながら。
やがて舌は下腹へと向かい、更にその下へ。心許ないベルトがあっさりと抜き取られ、ズボンが下ろされる。聖職者らしい純白の下着は大きく盛り上がっていた。
「んふっ♡ ふふっ♡ 可愛い顔してこっちはもう我慢できないって言ってるわ♡」
「ああ、すみません……。フェルネさんが、すごく綺麗で」
「嬉しいわ。大丈夫よ♡ 初めてでも、優しくしてあげるから――っ!♡」
女の指先が、言葉とは裏腹に勢いよく下着をむしり取る。直後、黒い棍棒が彼女の頬を下から叩いた。
「え?♡ あら、あらあら♡ すごい、こんなに立派な……極太おちんぽ♡ 流石は司祭さまだわ♡」
貞操の薄布を弾き飛ばして隆起する、巨岩のような男の象徴。ベッドに伏せたまま見上げるフェルネの端正な顔に、濃い影を落とす。太い血管が浮き上がり、むせ返るような熱情の臭気を放っている。
獣人の鋭敏な嗅覚に、その存在が鮮烈に突き刺さった。
大人としての余裕、女としての優越感。それらが一瞬にして吹き飛び、脂肪に包まれた腹の奥で熱が渦を巻き始める。
「はあ♡ んぉ♡ なんてすごい……♡ 司祭さま♡ こんなに、はぁっ♡ すごいものをお持ちだなんて♡」
フェルネの目は釘付けになっていた。
天井に向かって真っ直ぐに屹立する極太の凶器から目を離せない。ともすれば少女のようにも見えるあどけない幼さの残る顔つきからは想像できないほど、それは凶悪な面構えをしていた。
フェルネとてこの世界の女の常として、男性とはあまり縁のない暮らしを送ってきた。それに耐えきれず、危険で過酷で臭い開拓団に志願したのだ。――それがまさか、これほど極上の男と出会えるとは。
言うことを聞かずサボる村人、勝手に宿の大鍋からつまみ食いする村人、森の奥から矢を放ってくる原住民。そんな日々の鬱憤も、濃厚な雄の臭いが全て吹き飛ばす。
彼女は太ももの間に手を突っ込み、どろりと濡れた秘部に指を突っ込む。本能が、耐えきれない。
「司祭さま……♡ あぁむ♡」
真っ赤な唇が、いきり立つ男根を飲み込んだ。はち切れんばかりの亀頭に口付けして、そのまま一気に喉奥まで突っ込む。それでもまだ、竿の半分にも到達していない。
これこそが星の導き。
村人たちの命運を担う、唯一の希望。
フェルネは喉の奥までそれを迎え入れ、充足感に四肢を痺れさせた。
「フェルネさん、ああっ。口の中、気持ちいいですっ」
「んぐぷっ♡ ぐぽっ♡ ぎゅぷっ♡」
「あああっ! すごい、そんないきなりっ!」
ソラの表情を上目遣いで認めながら、フェルネは頭ごと上下させて長大な男根をねぶる。血管の凹凸から、カリの裏側、鈴口まで、隅々まで余すことなく堪能しようとしていた。狐の耳をピクピクと揺らし、亜麻色の髪を乱しながら、全力で頬を窄める。
自分よりも体躯に勝る獣人の女性が傅くように顔を埋めて夢中になる様は、ソラの情欲を刺激した。
彼は咄嗟に、フェルネの肩まで届く髪束を掴んだ。
「んっ♡ ご、ぉっ♡」
「フェルネさん! 気持ちいい、大好きです!」
「ごぷっ♡ お、ぽっ♡」
女の髪を手綱のように握り、自ら腰を突き出して凶器を突きつける。少年の若い雄の本能が、理性を封殺していた。奥まで突っ込めば喉が締まり、竿全体に快楽が襲いかかる。勢いよく引き抜けば、フェルネはゴポゴポと喉を鳴らして吸い付いてくる。
強引に引き離そうとすれば、ソラはフェルネに抗うことはできない。しかし彼女はそうせず、むしろ自ら喉を開いて密着してくる。鼻の穴を広げ、必死に呼吸しながら、それでも離そうとしない。
「フェルネさん! すごい、気持ちいい! こんなの、ああっ! で、射精ちゃいますっ!」
「んんんっ♡ んぐぷぅ♡」
腰を浮かせてビクビクと震える少年の背中に腕を回し、抱きしめる。しがみつくような抱擁と共に、肉竿を深く呑み込む。グチュグチュと唾液と混ざり合った生暖かい肉の感触が、少年を解き放った。
「んふぅう♡ おぶ♡ んぎゅっ♡」
細い管を強引に押し広げながら上る白濁が、フェルネの喉に直接流し込まれる。ねっとりと濃厚な体液が咽喉の壁を叩き、どぽどぽと満たす。女は必死に唇を窄めて、密着する。一滴もこぼしたく無かった。
愛の発露を、全て受け止めたかった。
「ごぽっ♡」
だが、吐精は長く、彼女はついに決壊する。
艶やかな鼻の穴から、どろりと覗く。
「ああ、フェルネさん……。ごめんなさい」
温かい泥に包まれるような倦怠感と共にベッドへ身を沈めるソラは、か細く謝罪を口にする。種付けすることが使命だというのに、それを果たせなかったことを悔いているようだった。
口の周りをべっとりと白く汚したフェルネは、艶かしく舌で舐め取りながら微笑みを浮かべる。
「 ――いいのよ、司祭さま♡ こんなに濃厚な精を頂けるなんて、素晴らしいわ。それにまだまだガチガチ♡」
一度の射精を経てなお、いささかも萎えることのない鉄棒が健在だ。
ボコボコと鈴口から溢れる精液とねばついた唾液で汚れたそれを、彼女は躊躇うことなく再び口に迎える。ねっとりと、舌を使って丹念に舐め取り、綺麗にしていく。
「さあ、今度こそ、こちらへ――♡」
再びソラの腰に跨り、両脚を開く。垂れた腹肉の奥で鬱蒼と茂る陰毛は濡れ、ねっとりとした雫が糸を引いている。その奥で、女の花弁はひくひくと揺れていた。
張り詰めた亀頭の直上まで狙いを定め、ゆっくりと腰を落として――
「おいっ! フェルネ! 大変だ!」
まさにこれからといった矢先、分厚い扉の向こうから荒々しい声と激しい打音が響いた。