貞操逆転開拓村の種付け司祭 作:ユリイカ
鬼人族は逞しくもしなやかな肉体を持ち、数多の武器の扱いに精通する。生まれながらにして勇猛果敢で恐れを知らず、激闘の果てに斃れることを至上の誇りとする生粋の戦闘種族であった。
S級冒険者のディーダもまた、そんな鬼人族の例に漏れず血気盛んな戦士であり、相棒の戦斧を振り回して大魔獣を数々討伐せしめてきた。
「ふーっ♡ やっぱり戦いの後は暑くてしかたねえ♡」
そして血湧き肉躍るような激戦を繰り広げた後は決まって、彼女ら鬼人族は昂る本能を鎮めることに苦労する。血に宿る闘争の精神が荒ぶり、高揚させるのだ。いつもならば部屋にでも閉じ籠り、精魂尽き果てるまで自ら慰めるのだが、今は格好の相手がいる。
「ディーダさん? その、目つきがちょっと怖いような……」
「据え膳食わずばなんとやらって奴だ。こんなにちっちゃくて柔らかそうで可愛い男がいるのに、一人寂しくオナってもしかたねえ」
大釜亭の三階にある密室。立派なキングサイズベッドだけが鎮座する部屋に入ったディーダは後ろ手に鍵を閉めながら舌舐めずりする。軽々とベッドの上に投げ込まれたソラは、怯えた顔でシーツを握りしめている。そんな姿も、彼女の目には嗜虐心を煽っているようにしか映らない。
「お前も、嫌ってわけじゃないんだろう? 自分から司祭になったんだ。――存分に見ていいんだぞ」
細い紐で結ばれた、極小の鎧が呆気なく床に落ちる。褐色の肌は艶やかに光を反射し、淫らに揺れる乳房は縛めからの開放感に酔いしれているようだ。戦いに特化したしなやかな四肢には逞しい筋肉と、程よい脂肪がついている。女性らしい丸みを帯びながらも武の厳格さを併せ持つ肉体が惜しげもなく晒され、ソラの視線は強引に引き寄せられる。
「ははっ♡ やっぱり星光教の司祭は男のなかでもエロい奴がなるって話は本当なんだな」
「ああ……お、大きい……おっぱいが揺れてる……」
舐めるような視線を向けられて女は腹の奥により一層の熱を感じる。
ずっしりと重量感のある胸を持ち上げて揺らすと、ソラの瞳もそれに合わせて揺れる。大抵の男というのは貞淑を求められ、性欲などないかのように振る舞うことを是とされる。そんな男のひとりであるソラの興奮の表情が、愉悦をもたらすのだ。
しっとりと汗に濡れた裸体は、むわっと雌の淫臭を醸し出す。ディーダはベッドの縁に膝を乗せて迫る。重力のまま垂れる乳房の谷間の深淵に、少年は夢中になっていた。
「くははっ。可愛いじゃないか、なあ。――でも、覚悟しろよ?」
仰向けに倒れるソラの上に跨り、勝ち誇ったような顔で、
「どれだけ泣き叫んでも、助けてって叫んでも、外には聞こえない。扉は開かない。こっちは女ばっかりの村で溜まって溜まってしかたないんだ。ちゃーんと孕むまで逃さねえからな♡」
「ひぇっ」
攻撃的な切れ長の目に見下ろされて、ソラは思わず喉を詰まらせる。
鬼人族は生まれながらの戦士。その身体は屈強で、疲れを知らない。三日三晩の激戦さえも、彼女たちにとっては心地よい娯楽になる。昂る情欲をそのままに、か弱い男にぶつければどうなるか。
「や、優しく……してくださいね……」
「無理だ♡」
怯えた顔で懇願することほど、彼女を煽るものはない。
ディーダは手を伸ばし、聖衣を剥ぎ取る。簡単な釦だけで留められた前布は呆気なく剥がれ、少年の白い肌が露わになる。途端、ディーダの情欲は烈火の如く燃え上がり、歯止めは効かなくなる。
「ごっ、あっ!? ディーダさ――んむぅう」
「つべこべ言わず、あたしに犯されりゃいいんだよ♡ それがお前の役目だろっ♡」
柔く張りのある胸を少年の鼻先に押し付け、華奢な体躯を抱きしめる。ギリギリと万力のような締め付けに、ソラは悲鳴をあげそうになるが、口を開けても密着する巨乳が空気の通る道を完全に塞いでいた。
むしろ息を吸い込むほどに谷間に籠った汗と雌の匂いが流れ込み、思考を溶かしていく。
「くははっ! エロい表情しやがって。口では軟弱なこと言っても、身体は正直だなぁ!」
本日二度目の強引な衣剥きで、素っ裸にされるソラ。山賊のような横暴さを見せながら、ディーダは彼の股間に注目する。
「こっちは随分立派じゃねえか。これならあたしもそれなりに満足できるかもなぁ?」
「あ、ああっ。んおっ!? そんな強く握られると、おおおっ!」
「まさか、女に握られて気持ちよくなってんのか? 星光教の司祭が変態ってのは本当らしいなぁ!」
長い指が少年の敏感な肉竿に絡みつき、前後に滑る。皮が剥けるほど肥大化した象徴に、狩人は悦楽の表情を浮かべる。男がどれほど清楚を気取っていても、ここだけは隠せない。抗えない欲望の発露が、女の征服感を満たす。
さらにきつく握りしめてやれば、鈴口からトロトロと透明な粘液がこぼれ出す。手のひらで竿全体に塗り広げられ、滑りを良くしていく。
「ああっ、だめっ、ですっ! そんな、強く、ぅうっ」
「腰を浮かせて何言ってやがる♡ フェルネの奴、こんなお宝を独り占めしようとしてたのか。ほら、どうして欲しいんだ? 正直に言ったらやってやるぞ?」
「あうっ、そんな……ああっ、い、いい――っ!? な、なんで止め、て……っ」
ソラがびくんと大きく震えて腰を浮かせた途端、ディーダはぱっと手を離す。後一歩のところに届かないもどかしさに、少年は目に涙を溜めてディーダを見上げる。
「何勝手にイこうとしてるんだ? イキたいなら、ちゃんと言え♡」
「そんな……ぉああっ! さ、先っぽ擦らないで……ああっ、あああ……っ!」
「残念だなぁ♡ もうちょっとで気持ちよくなれるのになぁ♡」
少年の頭を谷間で包みこみながら、ねっとりとした手淫で刺激を与える。だが決して一線を越えることはなく、常に手前で押し留める。敵をつぶさに見つめ、その弱点を的確に看破する天性の戦闘センスを存分に発揮して、生かさず殺さずの苦悶を与え続ける。
ソラは口を半開きにして、必死に赦しを乞う。だが、ディーダは笑みを深めるだけで、頑なだった。
「ほら、言えよ♡ 言ったら楽になるぞ♡ 気持ちよくしてやる♡」
「う、うぅう……。お、お願いします……っ! しゃ、射精、させて、くださいっ!」
顔を真っ赤にさせながら、ついに懇願するソラ。その必死な顔に、鬼はゾクゾクと肩を震わせた。自分が彼を屈服させ、辱めたのだ。圧倒的な勝利の充足感が胸を満たす。
「あ、うっ、あっ、いきなりっ、はげし――あ、あああっ!」
今度こそ止まらない。
腰を浮かせ、空中に向かって突き出された肉棒からビュービューと音を立てて白濁が溢れ出す。周囲に生々しい臭気が広がり、べっとりとしたそれはディーダの顔面にまで及ぶ。
「くはははっ! あーあ、最高だなぁ。司祭のくせに無駄撃ちしちまって。泣き顔も可愛いじゃないか♡ ほら、おっぱいでも吸って落ち着けよ♡」
口の周りについた濃厚な精液を舐め取りながら、ディーダは優越感に浸る。ソラの口元にまろやかな形のいい乳房を当てがい、ふくませる。ただでさえ華奢な少年をあえて稚児のように扱うという嗜虐的な行いは、女同士の猥談のなかでも顔を顰められることは珍しくない。
あえて男の尊厳を踏み躙るような行いで、男女の優劣、立場の上下を徹底的に叩き込んでやるのだ。
「ほーら、手までベットベトにしやがって♡ 司祭失格の無駄撃ち野郎だな♡」
「う、うぅう……」
手についたものも舌を伸ばして余さず舐めとる。本来なら腹へと注ぎ、子を孕ませるためのものを味わうという愉悦。使命を果たせない少年を屈服させ、絶望させる。ディーダの歪んだ嗜好が容赦なく叩きつけられる。
「司祭なんて言って偉そうにしてるが、お前も所詮はただの男さ♡ これからは説教の代わりにセックスだ。あたしの性奴隷になりたいって懇願するなら、ちょっとは優しくしてやってもいいぞ♡」
ディーダはそもそも、星光教の教えやら女神の導きやらに欠片ほどの興味もない。待ち望んでいたのは、いつでもどこでも好きに使えて、自分の欲望を発散できる、都合のいい肉竿だけ。少年が予想以上に立派なものを持っていたのは僥倖だった。
この、誰も助けに来ることのない密室で徹底的に精神を折って、完膚なきまでに屈服させる。そうすれば、フェルネや他の村人たちも追い払って、独占することができる。
自分だけの性奴隷。女が圧倒的多数を占めるこの世界では望むべくもない幻想。それを追い求めて、彼女はわざわざS級冒険者の名声と財産も投げ捨てて、開拓団に参加したのだ。腹黒い村長や怠け者の村人たちに苛立ちながら、面倒な魔獣退治に精を出し、ようやくこの時が巡ってきた。
「ほら、お願いしてみろよ♡ ディーダ様の性奴隷にしてくださいってよ♡ もう一回イかされたいか♡」
有頂天の彼女の、ただ唯一の誤算。
それはソラが一度の射精で打ち止めになるはずというものだった。
腰の上に跨り、粘ついた笑みで見下ろすディーダ。彼女のすぐ下で、大蛇がのたうつ。
「んぉっ!?♡ な、なん――お゛ぁっ!?♡」
汗の混ざった強烈な雌臭が部屋に満ち、少年を励起させる。
勝ち誇る女の下で、それはバキバキと音が聞こえそうな勢いで燃え上がる。下から突き上げられるという未知の感触に、百戦錬磨の冒険者は濁った悲鳴をあげて尻を浮かせた。
「ご、ごめんなさいディーダさんっ」
「おま、なに謝って……というか、まだ大きく――うぉっ!?」
肥大化したそれは、見違えるほどに変貌していた。
もはやディーダの長い指ですら包みきれないほどに太く、彼女の臍すら通り過ぎるほどに長く、触れるだけで火傷しそうなほどに熱い。
「嘘だろ!? こ、こんなの聞いてねえぞ――あっ、ひゃっ!?」
鬼人族が初めて感じた恐怖。未知の感情に気を取られ、致命的な隙を生む。
次の瞬間、彼女は指を絡めるように手を繋がれ、引き倒された。前歯を打ち合う乱暴なキスと同時に腰が浮き、一本線の縦筋に怒張の鋒が狙いを定める。
「や、ま、待っ――」
たっぷりとした褐色の巨尻。その重量感のまま、腰は落ちる。
深々と、凶悪な肉棍棒がめり込んでいく。
「あ、んっ、お、んお゛お゛お゛ぉおおおっ♡!?」
背筋を貫く激烈な稲妻のような衝撃に耐えきれず、ディーダは獣のような咆哮を天井に突きつけた。