対魔忍の、淫闘禄 作:ごきまる
魔界と地上の接点である地下都市ヨミハラにある闘技場カオスアリーナの主人、朧の私室。
彼女は怪しくも凶猛な笑みをゴルガンに向けて座っていた。
彼女の赤紫色の髪が揺れ、ボディスーツが女豹のようなしなやかな体躯を強調する。
「たしかにアタシはパワーレディはアンタの物だと言った。でも、タダで譲るほど甘くない。多額の身請け金が必要ね」
パワーレディの身請けを巡る交渉は、すでに決着がついていた。
朧の目は冷たく輝き、金額を提示した。それは魔界の小国一年分の予算分に相当する巨額だった。
……実はかなりふっかけている。
ゴルガンは低く笑った。
「ふん、金か。俺は霊峰から下りてきて以来、地上や魔界の勢力争いには関わらぬと決めていたが……仕方あるまい」
今日も彼はパワーレディを抱いてきたばかりだ。
三日に一度の
自分との交合いと鍛錬によって日に日に強さと淫らさを増している小麦色の身体を思い浮かべ、ゴルガンは頷いた。
朧は満足げに頷く。
「じゃあ、いい仕事を紹介したげるよ。ノマド軍に指南役だ。武術や淫気防御術の需要があるからね。淫魔王との抗争が激化してるし、月々の報酬から半分天引きするってことでいいね?」
ゴルガンは一瞬考え込んだ。
「俺は男を鍛錬するつもりは無いぞ?」
「心配ないさ。ノマドのトップが望んでいるのは、搦め手に弱いピンク髪の魔界騎士様とそいつが率いる女騎士団の強化だからね」
「魔界騎士ッ! ……面白い。引き受けよう」
こうして、ゴルガンはノマド軍の臨時指南役となった。
× × ×
それからというもの、パワーレディを自分のねぐらに残し、ゴルガンはノマド総帥の秘書でもある、魔界騎士イングリッドの縄張りに出張ることが多くなった。
その間もゴルガンのねぐらの奥深くでパワーレディは試合が無いときは一人で過酷な鍛錬を続けていた。
ゴルガンの指導通り、中華武術の鍛錬法馬歩の変形版の姿勢で静止し、筋肉を極限まで張りつめる。小麦色の肌に汗が滴り、巨乳が重く揺れる。
魔繍の刺青を微かに輝かせ、括約筋を締め上げる訓練も欠かさない。
ゴルガンに“後ろは中二日で使い倒してやる”と宣言された通り、必ず三日に一度、パワーレディは彼にアナルセックスを挑まれていた。
昨日がその日であった。日付が変わって、今日の朝まで抱かれ、その身で過酷な鍛錬をしているのだった。
「んぃッ、け、ケツが疼く」
彼女の体はゴルガンとの肉交で変わっていた。
感度が高まり、わずかな刺激で蜜が溢れ出す。
だが、それこそがゴルガンの「鍛錬」だった。
より淫らになり、強く、高く、気をやるようになっても肉体の制御を維持し、ゴルガンの気を含む精液を吸収し、自らの力とする。
“まだ、俺の射精一回分すら受け止め切れてないが……いずれは、二発、三発とな”
「んんっ!!」
そう言われたことを思い出しただけで、パワーレディは軽くイッてしまった。
ブンブンと頭を振り、歯を食いしばり、姿勢を正して再び腰を低く保つ。
夜通しの交合いで消耗は激しく、息が荒い。
股間が、尻が、熱く疼く。
まだゴルガンのモノが収まっているような錯覚を覚える。
それが、全身を身震いさせる。
(あ、あたしが、こんな女になるなんてね……)
そんな中、ゴルガンの巣窟に影が忍び寄った。
瘦せた体に黒いローブを纏った男であった。
目には狂気の光が宿っている。
蝙蝠の翼に矢尻のような先端の尻尾……淫魔族の男だった。
男の名は淫蟲使いのセルブス。
カオスアリーナでパワーレディがゴルガンに犯される姿を見て以来、セルブスは彼女を傀儡にしたくてたまらなくなっていた。
「ふふ……あの強靭な体を、我が蟲で染め上げる……」
セルブスはローブから無数の蟲を放ち、巣窟を這わせる。
パワーレディは気配を感じ、立ち上がった。
「誰だ! 何の用だ!」
彼女は拳を構えられるが、消耗した体は重い。すでに汗だくであり、息が乱れていた。
セルブスは嘲笑い、蟲を操る。
二匹の巨大なムカデ型の淫蟲がパワーレディの腕に巻き付いた。
さらに細長い触手のような蟲がパワーレディの脚に絡みつき、動きを封じる。
「くそっ、この!」
彼女は魔繍を発動させ、ムカデと格闘しながら、触手蟲を振り払おうとするが、セルブスの触手蟲は
蟲が彼女の太ももを這い上がり、全裸だった彼女の秘部に触れる。
稲妻のような快感が脳天まで突き抜けようとするのを、パワーレディは必死に耐えた。
「こ、これは淫気か!」
「私は淫魔族のセルブス。淫蟲使いのセルブスと呼ばれている。お前にオークのまがい物ではない、本物の淫気を味合わせてやろう……」
ヌメヌメとした蟲の体が肉唇をなぞり、
――ヌチュッ
と、膣口に潜り込んだ。
「あッ!」
……もし、昨日からのゴルガンとの激しい性交と鍛錬による、消耗と
「こぉの、クソムシ! ぬあ!?」
蟲は内部でうねり、内壁をねちっこく擦る。
蜜を掻き混ぜるように回転し、敏感な点を圧迫。
パワーレディの体が震え、自由が奪われる。
セルブス自身は何もせず、ジッとパワーレディと蟲との淫闘をただ
ダラダラと足を伝うパワーレディの愛液を自分の指を舐めながら眺めていた。
「あ、熱い――あ、ああああああ!? か、痒い! かゆいぃぃぃぃ!!!!」
蟲の毒が強制発情を促し、さらに空前絶後の掻痒感をパワーレディに浴びせた。
腰が、勝手にくねる。揺れる乳の先端にぼってりと段差が生まれ、乳首がそそり立った。
陰唇がパックリと開いて、愛液がとめどなく流れ始めた。
――ムシなんかにイカされる。絶頂してしまう!
そう思って歯を食いしばったがパワーレディだが――。
(な、なんだ? イ、イカない――イケ、ねえ!? あぁ……こんな……!)
戦闘は継続中だ。
「くっそ! ハァ……憤ッ――ァ、あぐぅ!?」
蟲がさらに増え、吸盤の付いたヒトデのような蟲が乳房に張り付き、グニグニと揉み込みながら、乳首を強烈に吸いはじめた。
ムカデを引きちぎろうとしたパワーレディだが、力が抜けてしまう。
ムカデがパワーレディの手をすり抜け、乳房の付け根をぐるぐると周り、絞りあげた。
「んぃ! ぎひぃ!!!」
全ての虫たちは催淫粘液を吐き出し、塗りたくって肌の滑りを良くする。
(胸もマンコも、皮膚も……熱くて……感じる。くそ、身体が思うように動かねえ……!)
パワーレディの拳が空を切り、蟲の刺激で膝が震え、ついに立っていられなくなった。
秘部の蟲が、子宮口まで侵入し、小袋の内壁の隅々を擦り初めて、本気汁を溢れさせた。
「あああああああああああっ!!!!!!!」
たまらずパワーレディは倒れ、床を転げ回りながらのたうち回った。
「お気づきだろうが、私の蟲は獲物の絶頂をつねに抑え嬲るように躾けられている。オナニーをしてもいいんですよ?」
「うう~~~~~ッ」
パワーレディは恥も外聞も無く、さっきから既に指を股間にやろうとしていた。
しかし、ムカデがそれを阻んで手が届かない。
セルブスは満足げに近づき、のたうつパワーレディが俯せになった瞬間、のしかかった。
「あっ!?」
蟲が一切責めてこなかった肛門に指を当てられ、パワーレディは背中を仰け反らせた。
「ふふ、今まで
「アッ、や、やめろ! そこは」
「くっくっく、今日からこのアナルは、私のモノだ」
セルブスは自らのズボンを下ろした。
「!?」
「フフフ、いいでしょう?」
セルブスのペニスは怪異な妖根だった。
ミミズ状の淫蟲がより合わさり、太く膨張している。蟲の表面がぬめぬめと光り、らせん状に動いている。
最もおぞましいのは亀頭の部分から、イソギンチャクの口に生えている触手のようなものが生えていて、うねっていることだった。
その先端が肛門に押し当たる。触手には微細な繊毛が生えていて、それが肛門の皺を寛げるように蠢くのを感じてさすがのパワーレディも青ざめた。
「や、やめろぉぉぉ!!! そこはゴルガンのっ!!」
蟲の淫気に体を蕩けさせられ、抵抗することができないパワーレディは叫ぶしかできなかった。
セルブスはゆっくり侵入し、
「はぐうううぅぅぅ……ッッッッッッ」
……根元まで埋め込む。
内部で蟲が蠢き、腸壁をぐるぐると回して刺激しはじめた。陰茎部分にも繊毛があるようで、それが硬くなったり細く尖ったりして壁を擦り、つついていく。
「~~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!!!」
「さあ、お待ちかねだ……逝け!!!!!!」
妖根が子宮の裏側を強かに叩いた。
「おああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
(ああ……あ~~~~ッ!! 深い、一瞬たりとも耐えらんねえ! ケツ穴がイックウウ!)
パワーレディの体が痙攣し、腰が勝手に動き出す。
膣内の蟲と連動し、二穴の責めで理性はすでに解けていた。
子宮内の触手蟲と壁を隔てた直腸側の妖根が、言葉では説明できない共同作業をし始めた。
「イィィィィィ! し、死ぬ、死ぬうううううう!!!」
「嗚呼……想像以上の肉穴だ……これほどの極上の精気、そうそう味わえるものではないっ」
セルブスは腰を加速させ、一気に吐精した。
熱い精液が内部を満たし、同時に胸を絞っていたムカデ型、乳首に張り付いたヒトデ型、膣道と子宮を占領した触手型、そしてセルブスのペニスに被さって妖根を形成している繊毛持ちの触手蟲が、一斉に毒液を分泌しはじめた。
「くくく、蟲の毒液で身も心も染め上げられなさい……洗脳だよ」
「お……あ……」
「今日からお前は俺の傀儡だ……ゴルガンなど忘れろ」
パワーレディの目が虚ろになり、眼の光が失われていく。
「あぁぁ……イく……」と呟く。
意識は混濁し、肉体はよがり狂い、絶頂の波に飲み込まれた。
セルブスは満足げに笑い、パワーレディの尻肉をぐにぐにと揉んで感触を愉しむ。
「ふふ、これで完璧だ」
セルブスは一旦妖根を引き抜きパワーレディの身体を横向かせた。
ほぼ同時に子宮内をさんざん嬲っていた触手が膣口からまろび出たかと思うと、すぐさまポッカリと開いた肛門へめり込む。
「お”っ……」
セルブスは褐色の逞しい足をなんとか肩の上にのせ、開帳されている膣口に妖根を挿入し、奥の奥まで突き入れた。
ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ…………。
「ォ………………――――」
もはや言葉は無く、静かになったゴルガンのねぐらの中で、淫らな音だけが果てなく続いた。