対魔忍の、淫闘禄 作:ごきまる
淫蟲使いセルブス。
痩せた体格で、瞳は異様な光を帯びている。
彼はパワーレディを無力化した後もなお、ゴルガンのねぐらで彼女を犯していた。
本来なら、仕留めた獲物は危険な場所から即座に連れ去るのが淫魔の常道だ。
しかし、パワーレディに対する異様な執着がセルブスの理性を蝕んでいた。
それに、ゴルガンに開発され尽くした彼女の極上の尻穴の締まりが戻ってきていることが、触手蟲を通じて分かったのだ。
セルブスは思わず生唾を飲み込んだ。
もはや我慢できず、触手蟲に肛門から出るよう命じた。
淫蟲ペニスケースを解除し、妖根では無く自らの肉棒を晒す。
なかなかのサイズのイチモツだが、先程の妖根に比べると二回りは小さい。
鼻息荒く、それを直接、ヌプリと生挿入する。
開ききっていた肛門がキュッと閉じた。
「おお! なんという締まりの良さだ!」
セルブスは恍惚の声を上げ、腰を激しく打ちつける。
パワーレディの腸壁がセルブスのモノをギチギチに締め付け、粘着質な音が室内に響いた。
彼女の体は無意識に反応しているようだった。括約筋が勝手に収縮する。
セルブスはさらに深く突き入れ、子宮の裏側を擦るように回転させる。
「ククク……ゴルガンめ、オークのくせに随分と乙な開発をしてくれたなぁ!」
……だが、数分後――セルブスは異変に気づいた。
自分の精気が、ゆっくりと吸い取られている。
肉棒の先端から、魔力が放流していく感覚。
「馬鹿な!? 既に我が術中にはまっているはず!?」
慌てて引き抜こうとするが、パワーレディの尻穴は万力のように締まり、抜けない。
彼女の体は動かないのに、括約筋だけが異様な力で締め付ける。
「へへ……油断したなぁ。テメエの力、吸わせてもらうぜ」
「おふ!?」
セルブスは強制的な連続射精を強いられ、気持ちの悪い悲鳴を上げた。
パワーレディの口元が、薄く笑う。
目は閉じたまま、彼女の意識は体から離脱していた。
ゴルガンとの生死の境を彷徨うような性交を繰り返すうちに、パワーレディは無意識に淫気を操る術を会得していたのだ。
朧との戦いでゴルガンが使った魂操闘気法――肉体から離脱した意識で体を外部から操作する術を駆使し、相手の精気を吸収する技を、彼女はセルブスとの淫闘の中で身につけたのである。
「い、いい淫魔である私が、こんな筋肉女にエネジードレインを!?」
セルブスは慌てて触手型、ムカデ型、ヒトデ型の淫蟲を召喚。
群がる蟲がパワーレディの体に這い寄るが、彼女は魔繍を発動して迎え撃った。
紫色の刺青が輝き、セルブスのモノを尻穴でくわえ込んだまま、蟲たちを叩き潰す。
「オラァ!」
粘液と蟲の残骸が飛び散り、セルブスの顔が青ざめる。
「ヒィィ!?」
パワーレディの括約筋が超人的な力で締め上げ、セルブスのペニスを根元から押し潰す。
グチャリという音が響き、セルブスは絶叫した。
「ギャアア―――――――――!!!」
「死ねやヘナチン野郎!!」
パワーレディは体を起こし、セルブスの華奢な胸に拳をぶち当てた。
内臓が潰れ、胸骨が砕ける衝撃がセルブスを貫く。
それを確認したパワーレディはがっくりと膝をついた。
わずかに回復した力を使い果たしたのだ。
血を吐きながら、瀕死のセルブスはパワーレディを憎悪の目で睨み付けた。
「お、おのれ……許さん……」
「ハァ、ハァ、ざまあみやがれ……」
「ヒ、ヒヒヒ……淫魔の誇りにかけて、貴様をイキ殺す……ゲェェ~~!」
そう言って嗚咽するセルブスの口から、巨大な芋虫のような淫蟲の顔が覗く。
「!? コイツ、自分の身体の中に蟲を!」
セルブスの目がぐるんと裏返った。
既に絶命した宿主の体の魔力を吸収しながら、芋虫型の淫蟲が外へ這い出てくる。
それは見た目に反して高位の魔物――魔方陣を操れるほどの淫蟲だった。
「や、野郎――アッ!」
パワーレディの周囲に魔方陣が形成され、昆虫の脚のような触手が彼女を拘束した。
そのうちの一本を肛門にぶち込まれ、再び尻穴を征服されたパワーレディは背を弓なりに反らせた。
「ぐひぃ!?」
相手は蟲。覚えたばかりの淫気も通用しない。
仰向けに倒されたパワーレディの膣口に、セルブスの口から這い出た芋虫がズルズルと粘液の糸を引きながら近づき――。
グチュッ。
「ぎ!? く、くそったれ――ああああああっ」
もう魔繍の力を発動させる余力は無かった。
肛門に入った方の触手が直腸を通り抜け大腸まで侵入し、中で暴れながら媚薬液と淫気を発して、パワーレディを蕩けさせていく。
「あひいいいいい!!? い、イク! 苦しいのと気持ちいいのが同時にぃ!? い、イッッッグ――ンぶゥ!?」
口にも触手が潜り込み、嬌声が封じられる。
呼吸すらできなくなり、パワーレディの視界が白く染まる。
蟲は彼女の魔力を吸い尽くそうと、体内で暴れ回る。
その瞬間――「ズシン!」重い着地音が響き、続いて「んひい!」という野太い喘ぎ声がした。
パワーレディの視界に、光が戻る。
……これは何かの冗談だろうか。
全裸のゴルガンが、これまた全裸のイングリッドを背面駅弁状態で抱えて立っている。
イングリッドの尻穴にゴルガンの巨根が深く埋まり、彼女の体重がすべてそこにかかっている。
イングリッドの浅黒い肌が紅潮し、紅珊瑚色の髪が乱れ、口から涎が垂れている。
「おい! まだ死んでないだろうなッ!」
そんなイングリッドをよそに、ゴルガンの声が響く。
パワーレディは朦朧とした意識の中で、かすかに微笑む。
(……ごめんよ。ヤラレ……ちまった)
最後にゴルガンの声を聞きながらパワーレディの意識は闇に沈んだ。