対魔忍の、淫闘禄 作:ごきまる
ゴルガンのねぐらの地下には、薄暗い照明が灯る広い風呂場があった。
山中の天然温泉を思わせるような造りの湯船にはたっぷりとお湯が張らていた。
熱い湯気で、岩肌の壁が湿り気を帯びている。
ゴルガンは抱き上げていたパワーレディをゆっくりと湯船の縁に寝かせた。
彼女の褐色の肌は戦いの痕跡で汚れ、気を失ったままグッタリとしていた。
パワーレディを拘束していた触手はゴルガンが斬り伏せた。
尻穴から潜り込んで腸内まで侵入していた触手も引きずり出したが、セルブスの芋虫淫蟲は未だ彼女の子宮内に居座っていた。
子宮の壁を余すところなく這いずり、擦りながら、淫蟲はパワーレディの魔力を吸っていた。
そして、媚毒液を分泌して粘膜に染み込ませていた。
その影響で性感度が数千倍に上昇し、小麦色の肌を盛り上げている筋肉が、湯気の熱気にさえ甘く震えている。
ゴルガンは鍛錬室で散乱していた様々な蟲と淫魔の男の死骸を見て、何があったかを大体の見当を付けていた。
いつになく穏やかな声で囁く。
「あの淫魔を返り討ちにするとは天晴れだ。俺も、誇らしいぞパワーレディ」
普段なら絶対言わない言葉を漏らしながら、ゴルガンの大きな手が、彼女の肩にそっと触れる。
指先が肌を滑るだけで、パワーレディの体がビクンと跳ね、弱々しい喘ぎが漏れる。
「……は、ふ、へへっ」
感度の極限状態で、パワーレディなかば正気を失っているようだった。
触れられただけで快楽の稲妻に貫かれているようだが、反応は緩慢だ。
腰が完全に抜けているらしく、全身が弛緩しきっている。
ゴルガンは湯船から汲んだ温かい湯を抱き起こした彼女の背中にかける。
水音が静かに響き、汗と精液の汚れを洗い流す。
石鹸で泡立てたスポンジを手に取り、丹念に身体を洗った。
「肉体のダメージはそれほどでも無いな……子宮の蟲は俺が滅してくれよう。淫気も、俺が全部抜いてやる」
そう言い、大きな瓶を取り出す。中に入っている透明な液体は、錬丹術で作った媚薬を中和する薬液だ。
瓶から磁器製の碗で薬液を掬い、パワーレディの顎に手を添えて口を開けさせ、傾ける。
「飲め。ゆっくりな」
パワーレディは唇を震わせながら、薬液を嚥下するが、途中でむせて咳き込む。
「む、」
ゴルガンは残りを自分の口に含み、彼女に口移しで与えた。
薬液を飲ます合間に、スポンジで彼女の背中、腰から太もも、内腿を優しく洗うと、パワーレディのわずかに反応し、顔を背ける仕草をした。
湯気の向こうで、蟲の淫気毒気が抜けて精神支配から脱したイングリッドが、今は体内に残るゴルガンの淫気を中和すべく、魔力を練りながら湯に浸かっていた。
「……」
無言でゴルガンとパワーレディの様子を覗いていた。
ゴルガンは彼女と湯船に一緒に浸かった。
「さて……」
ゴルガンは低く呟き、パワーレディの両脚を大きく開脚させる。
膝裏を掴んで固定し、彼女の秘部と肛門を露わにする。
巨根をゆっくりと膣口に押し当て、一気に根元まで突き刺す。
パワーレディの膣壁が容赦なく押し広げられ、子宮口を強く抉る。
「んぅ……ッ! ぃぃぃ!!」
湯船に頭だけを出して、パワーレディは夢にうなされるような声を出す。体が弓なりに反り、腹筋がうねる。
ゴルガンは腰をゆっくり回転させ、巨根で膣壁を隅々まで擦る。
同時に、淫気を彼女の体内に流し込む。
熱く、濃厚な淫気が蟲の媚毒液を中和し、子宮内の淫蟲を徐々に苦しめていく。
蟲は抵抗し、暴れ回り、媚毒液を大量に噴射するが、ゴルガンの淫気がそれを上回る。
「虫けらめ……どけい。
ゴルガンのピストンは最初から全開。
バシャバシャと湯が、並み立ち跳ねる音が響き、パワーレディの体が前後に激しく揺さぶられる。
ゴルガンの肉棒が子宮口を抉るように突き上げ、子宮だけでなく、腸も間接的に刺激する。
パワーレディの身体を抱き上げ、対面座位に移行すると、パワーレディの腰に手を回して尻に指を滑らせ、肛門に指を挿入、二穴を同時に責め立てはじめた。
ゴポゴポと泡が湯面に浮き出て弾けた。同時にパワーレディの尻穴から媚薬混じりの粘液が噴き出す。
「あ~っ、あぁ~ッ! 暴れて、あたしが噴き出ちまう。いい! 壊れちゃう!」
朦朧とした意識の中、熱病にうなされたような声をあげながらパワーレディは腰をくねらしている。
ゴルガンはパワーレディを思いっきり抱きしめながら、さらに深く突き上げる。
子宮口を抉るようにピストンを繰り返し、ゴルガンは吐精した。
淫気が込められた精液を子宮に注ぎ込む。
「熱っ!」
ゴルガンは手で彼女の下腹を触診し指圧した。
蟲は耐えきれず、芋虫の体が熱で萎縮し、子宮の壁から剥がれて精液で満たされた子宮内でどんどん縮んでいくのがゴルガンには感知できた。
膣口が大きく開き、湯の中にぬるりと芋虫淫蟲が出てきた。
「……」
ゴルガンは無言で芋虫を掴み、闘気を込めて握り潰す。
蟲の体が弾け、黒い粘液が飛び散る。
パワーレディの体が激しく痙攣し、秘部から精液が漏れていった。
× × ×
淫蟲を退治した後、充分に身体を温めた後ゴルガンはパワーレディを抱き上げて、地下の浴室から寝室へ移動した。
彼女の体を自分の膝の上に座らせるようにした。
イングリッドの蟲の淫気を消し去ったときと同じ、背面座位の姿勢だ。
あの芋虫淫蟲の淫気はまだ彼女の体内に残っている。
「パワーレディよ……俺の気で、蟲の残滓を完全に消し去ってやる。煉精化気……煉気化神……」
ゴルガンは再びパワーレディの膣内へとゆっくりと挿入する。
「んふぅ……」
パワーレディは随分落ち着いたようだった。
ゴルガンは腰をゆっくり回転させ、巨根で膣壁を隅々まで擦る。
同時に、闘気でも淫気でも無い気を彼女の体内に流し込む。
「う、うう……」
「ぬっ……くッ」
生命の原動力である『気』には三層の構成があると中華圏の房中術にある。
すなわち『精』『気』『神』
いまゴルガンがパワーレディに注入しているのは、精を気とし、気を神とする――すなわち神気を注入しているのだった。
「フッ、俺の淫気は、お前の体を開発しすぎたせいで、さっきの蟲殺しでさらに疲弊した今のお前には毒だからな。出血大サービスという奴よ」
ゴルガンのピストンは最初から最後まで、ゆっくりとしていた。
ズッ、ズッ、ズッ……。
肉と肉が擦れ合う音が部屋に響き、パワーレディの体が前後に揺さぶられる。
巨根が子宮口をゆっくりと確実に突き上げ、それによる肉圧と発散する神気が彼女の腸内を間接的に刺激する。
ゴルガンは体位を後背位に変えた。
ゴルガンの指が肛門に突き刺さり、二穴を同時に責め立てる。
指を三本に増やし、腸壁を押し広げながら抜き差しする。
ズポズポという卑猥な音が響く。ゴルガンが時折指を抜くと、パワーレディの尻穴からもわんと湯気のように可視化できる淫気が腸液とともに噴き出す。
「あぁぁ……! 熱い……中が……!」
「起きたか」
「ゴ、ゴルガン!? あ、あたしは」
「喋るな今は」
パワーレディの腰が勝手にくねる。ゴルガンは彼女の乳房を鷲掴みにし、乳首を強く捻りながら、抽挿を激しくした。
子宮口を抉るようにピストンを繰り返し、神気を直接子宮に注ぎ込む。
まだゴルガンは吐精していなかった。房中術の基本に立ち返っていた。
パワーレディの体が激しく痙攣し、秘部から大量の牝潮が噴き出す。
「あぁぁぁぁ!! イく……イクぅぅぅ!! 熱くて……アタシの中がパンパンになってる……壊れる!」
ゴルガンは苦笑した。
「壊れはしない」
「――ッ! んううぅぅ……ッ!」
絶頂の波が彼女を襲い、枯渇していた魔力が一気に満ち満ちてくる。
魔繍が発動されパワーレディの四肢、下乳、下腹部、臀部が紫色に光る刺青に彩られる。
結合部から秘蜜を噴き出し、彼女の体は脱力した。
ズルリと肉棒が抜け、その感覚にまた身体をビクつかせながら、パワーレディ寝台に突っ伏した。
だがすぐにヨロヨロと起き上がり、仁王立ちのゴルガンに縋り付くようにして口淫でゴルガンの肉棒をキレイにしようとする。
「いや、待て」
「え?」
淫蟲使いセルブスの命をかけた責めは深刻で、パワーレディ心身のダメージはイングリッドの時より重い。
「今宵は俺が
「え? あっ!?」
ゴルガンはパワーレディの秘部に顔を埋めてクンニリングスを始める。
舌を膣内に深く差し込み、残った愛液を舐め取りながら、自分の神気を流し込む。
パワーレディの体がビクビクと反応し、弱々しい喘ぎが漏れる。
「ん……あっ……そんな、あ、あんた……!」
パワーレディは
「気絶するなよ。気をやりながら……耐えろ」
ゴルガンの舌が陰核をやさしく転がし、肉唇を舐め上げる。
(え、な、何だ……今、あたしどうなってんだ。ゴルガンが何人もいるような気がする)
何本もの手が、指が、舌が、脇腹下腹を撫でさすり、乳を持ち上げ、性感帯を舐めているような――。
「おうぐっ!?」
思わずパワーレディは野太い喘ぎ声を上げた。
舐められている最中なのに、巨根の挿入感を感じたのだ。
しかも、前と後ろ二穴両方だ。
彼女の体を熱く疼かせ、連続絶頂を強いる。
……時間は流れ、ゴルガンは休むことなく彼女を舐め、癒し、神気を分け与え続ける。
信じられないことにパワーレディの下腹が自らの愛液でパンパンになっていた。膣口と肛門から精液のような白濁が溢れ出している。
彼女の体は痙攣を繰り返し、痛みと快楽の狭間で何度も気を失いかけるが、必死に意識を保っていた。
傍らでパワーレディのものと思しきタオルを身体に巻き、トレーニングウェアを羽織っているイングリッドがいた。
一部始終を見守っていたイングリッドは、呆然とその光景を眺めていた。
紅珊瑚色の髪が乱れ、浅黒い肌が汗で光る。
愕然とした彼女の心中では、モヤモヤとした感情が渦巻いている。
「な、なんて奴だ……もう二時間以上続いているっ」
イングリッドは呟く。
最強の魔界騎士として、ゴルガンの淫気をほぼ中和した彼女であるが……。
状況が状況だったが、あきらかにそれを利用して自分を激しく犯した男が、こんなにも長く、献身的に一人の女の秘所に愛撫し続ける姿を見せつけられるとは思わなかった。
パワーレディの体が何度も絶頂を迎え、弱々しく震える姿に、イングリッドの胸がざわつく。
イングリッドの声は小さく震え、彼女は無意識に自分の秘部に手を伸ばす。
ゴルガンはイングリッドの様子に気づきながらも、パワーレディへの奉仕を続けながら言う。
「俺は言ったよな? あんた次第だと。蟲の淫気を祓った以上俺からは何もしない。だがもし貴公が俺との交合を望むのなら、俺は構わんぞ……混ざるか?」
イングリッドの瞳が揺らぎ、部屋の熱気と濃密な匂いがさらに濃くなった。
〇どうでもいい作中設定。
気には三段階ある~。
『精』は生物の物質的基盤をなすものだ。代謝によって得られるエネルギー通貨は元よりホルモン・生殖物質・体構成成分全体を指す。
サキュバスと言われる女性淫魔が精液を啜る。吸血鬼が血を吸うなどはまさにこの『精』を摂取していると言うことになる。
『気』は物質的と言うより霊的なエネルギー。いわゆる魔力とか闘気とか淫気とかがこれに該当。
『神気』はさらに気を昇華したもの。なんか高次元ですっごいやつ。