うお……貞操逆転世界の魔法少女はちょっと性欲強すぎ…… 作:はすきー
非公式二次創作みたいなもんだと思ってくれよな
ソファに座る朔さんの膝に頭を預けながら、少し甘えた声を出してみる。
夕飯も済ませたこの時間、寛いでいる朔さんはいつもより構ってくれる事が多いから。
「ねえねえ、朔さん。ゴムって着けない方が気持ち良いって聞いたんですけど、今度の週末試してみませんか?」
「バーカ、エロガキがよ」
こっちを見ようともせず、スマホを眺めながら朔さんはそう言った。
同棲3年目ともなると、お互いに遠慮がなくなってくる。いや、元からあまりなかったかも。
「エロガキって言いますけど、私も20歳になったんですよ。ガキじゃありません」
「じゃあただのエロだな、エロ」
小馬鹿にしたような調子でそう呟く朔さんに頬を膨らませたが、やっぱりこっちを見向きもしない。
私は焦っていた。
実は朔さんは、あんまり私に興味がなくなってしまったのではないかと。
それかこれが倦怠期というやつなのかもしれない。
というのも夜に誘うのは大体私の方からだし、やる事もなんだか普通にえっちするだけだし。
私はできるなら毎日だってしたいけれど、朔さんが「俺の身体が持たねえよ」と言って週に1回か2回、お休みの前だけにさせられてるし。
てっきり負けず嫌いだから責められるのが嫌なのかと思って、朔さんに好きにしてもらった事もあるけどあんまり乗り気じゃなさそうだった。
私自身はめちゃくちゃにするのも、されるのも好きなんだけど。
正直に言って、他の女の子に比べれば貧相な身体をしている事は否定できない。それだけならまだしも結構嫉妬深いし、魔法少女も引退した訳だから、もうただの大学生でしかない訳で。
客観的に見て、私の魅力とは何なんだろうと考え込んでしまう。
朔さんは傍目から見れば一流企業で働いていて、スタイルも良ければ顔も良い。性格はちょっとあれだけど、そこまで親しくない人からみれば非の打ち所がない。
元魔法少女、というだけの私が本当に釣り合っているのかいつも不安になる。
これがいわゆる"
魔法少女が引退した後に襲われる虚無感というか、満たされなさ。そういう物に抗えず自暴自棄になってしまう事をそう呼ぶらしい。
「大体着けない方が気持ち良いっつったって、俺まだ子持ちになるつもりないし。お前だって学生だろ」
子持ちになるつもりがない、つまり……身を固めるつもりがない!?
違う違う、それはちょっと飛躍し過ぎだと自分を窘める。
「そ、そういうつもりじゃないです。アフターピルでしたっけ、そんなのあるらしいじゃないですか……あいたっ」
無防備な額にデコピンを打ち込まれ、思わず悶絶する。
「別にあれ100%避妊できるって訳じゃないからな、そんなリスク背負ってまでやる事じゃねえよ。アホな事言ってないで風呂入ってこいよ、洗濯機回せねえだろ」
「……はーい」
湯船に浸かりながら、現状の有り様に溜息を吐く。
朔さんには言っていないけど、二人で物件探ししている時に『浴室が大きい』という事もこっそり条件に入れていた。
17歳の頃から「朔さんとそのうち一緒にお風呂に入るのだ」と確固たる目標を立てていたと考えるとまあ……エロガキかもしれない。あまり一緒に入ってくれないけど。
私に魅力が足りないのか、朔さんがそもそも性欲が薄いのか。
後はありえない話だけれど……よそに女の人がいるとか。
お風呂から上がると朔さんがいつも髪を乾かしてくれる。
私は「自分でできますよ」と言っているのに「この時間が好きなんだよ」と譲らない。彼が私に何か望んでくれる事は中々ないから、好きにしてもらっていた。
肩まで伸ばした髪にドライヤーを当てながら、朔さんは鼻歌交じりに櫛を入れる。
「駅前に新しくできたパン屋あるじゃん」
「あのちょっとお洒落なやつですよね」
「そうそう、明日仕事帰りに寄ってみようと思ってさ。なんか食べたい物ある?」
「そうですね……あんこが入った物があれば、それで。なかったら朔さんが適当に甘い物選んでください」
食べたいのは朔さんなんですけどね、なんて言ったらまたエロガキと言われてしまうので自重した。
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思い悩んだ私は、もうすっかりアドバイザーが板に付いた夜家さんを魔法少女御用達の喫茶店にお呼びして相談する事にした。ちょっと普通のお店じゃ声を大にして言えない事だから。
夜家さんには学生の頃からデートはもちろん、最近は美味しいお店なんかも色々教わっていて、もし私にお兄ちゃんがいたならこんな感じなのかもしれない。
「氷織ちゃん久しぶり〜。前は本当にありがとうね、家の連中も魔法少女にはたじたじで笑っちゃったよ」
「いえいえ、お安い御用です。それで今回はまたご相談なんですけど……」
夜家さんにも彼女ができて、その関係でご実家と少し揉めたらしい。
朔さんに頼まれて私も付き添ったら、なんだかすんなり上手くいったみたいだけど。
「色々あるんですけど、結論から言うと朔さんから誘わせたいんです。何か良い方法ありませんか?」
それを聞いた瞬間、口を付けていたオレンジジュースを夜家さんは思いっ切り噴き出した。
「げほっ、げほっ、デートのアドバイスをください、って顔を真っ赤にしてた子が随分と立派になっちゃって」
「からかわないでください……夜家さんにしか相談できないですもん、こんな事。大学の友達に話したら『嫌味かッッッ』って袋叩きに遭っちゃうし」
特に若い男性は貴重だから彼氏持ちの子が少ないし、そういう話にもあまりならない。いや、そういう話もするけど彼氏持ちの私が混ざるとどうも自分の事ばかり話すように仕向けられる。
「要するにそういう雰囲気に持っていきたいって事でしょ?」
「そう……ですね」
今までは直球に「えっちしたいです……!」と誘っていたけれど、私も20歳になったしもっと大人の誘い方ができるようになりたい。
「まあ……女の子が僕らによく使う手段って言えば、やっぱ酒で酔わせて手篭めにってのが王道だよね。僕もよく、あえて乗っかってたね。まず君らと僕らじゃフィジカルが違うし、朔くんって弱い癖に飲むの好きだからさ。割と良いかもね」
お酒を飲む事でドーパミンがどうのこうの、という話をしてくれたけれどよく分からなかった。
要するに飲んだ後はむらむらするらしい。
「でも朔さんって私と全然お酒飲んでくれないんですよ」
「かっこ悪いところ見せたくないんだよ」
「……そういうものなんですか」
そういうものだよ、と笑った後で夜家さんは急に真面目な顔をした。
「まあ、やめといた方が良いとは思うけどね」
どうしてですか、と尋ねると彼はあっけらかんと言い放った。
「だって清楚じゃないじゃん、それ」
「それはまあ……そうなんですけど」
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朔さんだって人間なら、気持ち良い事は好きなはず。その浅い考え一つで私は作戦を決行する事にした。
大学から家に帰るなり、用意した物をそれとなくダイニングに置く。日本酒のいいやつ、結構なお値段がしたのでどうにか元が取れますように。
「なんか珍しい物持ってんな」
定時で帰ってきていたのか、家で寛いでいた朔さんがそれを見て目をぱちくりとさせている。
「お酒が飲めるようになったから、リスナーさんがお祝いに贈ってくれたんです」
視聴者さんからのプレゼント自体はよくあるから、朔さんはあっさりそれを信じ込んだ。本当は何が入ってるか分からないから飲食物なんて以ての外なんだけど、朔さんはこういう文化に疎いから。
「ふーん。センスあるな、お前のファン」
気になるのか、彼はちらちらと私の側にある酒瓶を横目で見ている。
かかったかかった、と心の中でほくそ笑んだ。
朔さんはお酒が弱いのに、日本酒を好んで飲む事は夜家さんから聞いている。
私は種類とか産地とか全然分からないけれど、お店の人に「美味しくて強いやつを選んでください」ってお願いしたからその威力は折り紙付きだと思う。
「一緒に飲みません? 明日お休みですよね」
朔さんはあんまり私と一緒にお酒を飲んでくれない。一度どうしてか聞いてみたら「負けるのが嫌なんだよな」と言っていた。
ただ滅多に手に入らない美酒に心惹かれたのか、生唾を飲む音が聞こえる。
「……たまにはいいか」
しめしめ。
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ぷは……と色っぽい吐息と共にグラスが空いた瞬間、すかさずお酒を注ぎ入れる。
「美味しいですか?」
「ああ……美味いな、これ」
グラスを片手にした朔さんの顔には赤みが差し、目がとろんとしている。酔いはちゃんと回ってきているらしい。
率直に言って、えっちだった。
ぽやぽやとした朔さんを眺めているだけでお酒がぐいぐい進む。
けど、今日はそれよりも大事な事がある。
「ちょっと酔ったから、もう寝る……」
「シャワーくらい浴びないと駄目ですよ」
そう言って寝室に行こうとした朔さんを捕まえた。そのまま浴室へ引っ張っていく。
「分かったけど、なんでお前も入ろうとしてるんだよ」
若干呂律の回らない朔さんを連れて向かう途中、そう抗議された。
「そんなに酔ったまま一人で入ったら危ないじゃないですか」
服を脱いだ朔さんはやっぱりえっちだった。
無駄な肉の付いていない研ぎ澄まされた身体はむしゃぶりつきたくなるようで、まだ我慢我慢と己を鎮めた。
手にボディソープを取ると、ゆっくりと肩口から全身を洗っていく。
そのまま鼠径部を撫で回すようにボディソープで刺激してあげると、すぐに朔さんのそれは勃ち始めた。
「なんだよ、さっきから変な所触りやがって……」
「洗ってあげてるだけですよ?」
そうとぼけた後、泡立てた手で優しく握って上下に擦る。特に亀頭をぐりぐりと弄られるのが好きなのも分かっているから、時折そうしてあげると彼の身体はがくがく震えた。
「氷織、っ……く……」
裏筋を軽く撫で上げると、一層硬さを増す。この2年で朔さんが何をされるのが好きか、どこを触られると悦ぶのか、沢山覚えた。
耳元に息を吹きかけながらゆっくりとしごけば、とろりとした先走りが滲み出てくる。
口ではやめろなんて言っても、払い除ける素振りすらしないのは快感に勝てないからだと思うと可愛くて仕方がない。
「朔さんはこれが好きですもんね」
ただ、私は自分の業深い欲望にこの数年で気が付いてしまった。
朔さんの事は本当に大好きだし、尊敬している。
かっこよくて頼りになって、ぶっきらぼうだけど私にいつも優しくて。
けれど私は。
そんな大好きな人を組み敷いて、喘がせて、懇願させて。
私の下で蕩けた顔をさせるのがたまらなくぞくぞくするのだ、と。
でも朔さんも悪いと思う。
普段あんなに勝気なのに、そんな弱い顔を見せるから。つい意地悪したくなるのも仕方ない。
朔さんは射精が近くなると、浅く喘ぐような呼吸が深くゆっくりになるのを知っている。まだ出してあげるには少し早い。動かしていた手を止めて、シャワーで洗い流した。
「のぼせちゃうから、上がりましょうね」
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私に焦らされるだけ焦らされて楽にしてもらえなかった朔さんのそれは、寝室でも苦しそうに張っていた。
ベッドに倒れ込むようにして横たわる朔さんへ、添い寝するように布団の中に潜り込んだ。
「抜いてあげましょうか……んっ……」
言い終わらないうちに抱き締められ、下腹部の辺りへ硬くなったそれを押し付けられる。求められている感覚に、甘い疼きを感じた。
「抜くとかじゃなくて、その……させろよ」
普段の朔さんはそんな事言わないのに、相当しんどいんだろうな。
余裕のない語調に、背筋がぞくぞくとする。
「良いですけど、その代わりゴムしちゃ駄目ですよ?」
「お前……端からそれ狙いだったな」
そうじっとりとした視線で恨みがましく見つめてくる。
「そんな手に乗る訳ねえだろ。手でも何でもいいよ」
ここで断っても良かったけれど、どうせならまだ試してみたい事が沢山ある。
「ふーん。人に頼む態度じゃないですよね?」
悔しそうに唇を噛んだ後、観念したのか朔さんは俯いて小声でぼそぼそと呟いた。
「……抜いてください」
あ〜、可愛い。
「いいですよ、ちょっと待ってくださいね」
いつかの時の為に買っておいた玩具を取り出す。女性器を象ったそれはオナホールと言うらしい。存在は知っていたけど、どういう層に需要があるのか今まで分からなかった。
「な、なんだよそれ……」
怯えたように声を上ずらせた朔さんを抑え込む。
「こうやって、使うんですって」
朔さんと夜に楽しもうと思って色々ネットで探した中にあったプレイの一つ。
射精管理……というか寸止め?
1回やってみたかったから、今日は良い機会かもしれない。
くぱぁ、と音を立てるオナホールの入り口にたっぷりローションを注ぎ入れ、ゆっくりと朔さんのそれを挿入する。
そのまままったりとしたストロークで上下に動かし始めた。
だらしなく開いた朔さんの口からは気持ち良さそうな浅い息遣いが漏れ出している。
でも本番はここからなんだから。
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薄暗い寝室に抑えきれない朔さんの喘ぎ声が響く。
「もう、やだ……これキツい……っ」
何回目かの寸止めをされて息絶え絶えになりながら、そう訴えてくる朔さんにいつもの余裕はなかった。
「駄目ですよ、朔さんは私のなんですから。こんな偽物の中に出すなんて、浮気です」
「じゃあそもそも使うなよ……!」
そう正論をぶつけられると返事のしようがないので、無視する。
「勝手に出したら"あれ"しますからね。ちゃんとイきそうな時は『イく』って言わなきゃ駄目ですよ」
あれ、については朔さんの名誉の為に詳細は伏せておく。
ただその言葉を聞いて朔さんが大人しくなったのを確認すると、またゆっくりと朔さんをオナホールで嬲り始める。
じゅぷじゅぷ、と空気の抜ける淫猥な音が一層私を昂ぶらせた。
「っ、ぁ、イく……イく……!」
耐え切れなくなったのか、譫言のようにそう繰り返す朔さんが絶頂に達するその寸前、また手を止めた。びくんびくんと脈打つように震えるそれは、少しの刺激で決壊しそうなほど硬く勃っている。
「ねえ、しましょうよ」
甘えた声で持ち掛けると、朔さんは顔を背けた。
「いいじゃないですか。私の
そう囁く。
「ほら、朔さんのが欲しいって私も準備万端なんですよ?」
朔さんの手を取ると、まだ触れられてもいないのに濡れそぼった私の大事な所を触らせる。
「んっ……ほら、ちょうだい……?」
そう言った瞬間、ベッドの上に押し倒されて奥深くまで突き立てられた。
「あっ……♡」
後ろめたさを感じているのか、躊躇いがちに腰を振り始めるのが愛おしかった。
ただそれはすぐに荒々しい腰使いに変わって、肉と肉が打ち付け合う音が辺りに響き出す。
「ぐ、出る……」
流石に駄目だと思ったのか逃げようとする腰を、足を絡めて捕まえる。そのまま抱き寄せるようにして耳元で囁いた。
「出せ♡びゅーってしろ♡」
私の肩に顔を埋めながら、何度も朔さんが痙攣するように震える。
下腹部へ流れ込む熱い感覚に、甘い絶頂を覚えた。
散々焦らしたからか、朔さんのそれは一度出しただけでは萎えていなかった。
繋がったままひっくり返して、今度は私が上に覆い被さる。
「じゃあ次は、私が上ですね」
逃げられないように押さえ込んで、搾り上げるように密着した腰を動かす。あんな偽物より、私の方が気持ち良いんだってちゃんと身体に教えてあげないと。
「もう、出ない……っ」
そう泣き言を言っていたけど、そのまま数分も経たない内にまた私の中に熱い精液を吐き出した。
「出ないって言ったのに。嘘ついたんだ、いけない人ですね」
腰を浮かせて抜くと、濃い精液がどろりと垂れてくる。
このまま放っておいたら赤ちゃんができちゃうかも、なんて考えると背徳感で背筋がぞくぞくとする。
そのまま朔さんが本当に空っぽになるまで、夜通し搾り続けた。
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「実家に帰らせて頂きます」
朝起きると朔さんは荷物をまとめて、ぴしゃりとそう言った。
した後の翌朝はいちゃいちゃなし崩しラウンド2がお決まりなのに。
「じ、実家ってなんでですか。朔さん、ご実家のこと嫌がってたのに」
「実家はものの例えだよ。1回は言ってみたかったんだよな、この台詞。とにかくちょっと家を空けるから、頭を冷やすように」
「空けるって、ど、どこ行くんですか!?」
少し考えた後、朔さんは3本指を立てた。
「夜家の所にしばらく泊めてもらおうかな。それか店長の店で住み込みで働いてもいいな、久々に会えて喜ぶだろうし。それも断られたらカプセルホテルでもハシゴするわ」
「駄目! 駄目ったら駄目です! 男一人で危ないじゃないですか!」
その言葉に朔さんの眉がぴくりと動く。
「お前さあ、人を酔わせて好き放題して許されると思うなよ。ほぼほぼレイプだからな、あれ。そんな奴と一緒にいる方が危ないだろ」
「う……いや、それはその……」
間違えたのだ、と顔が青ざめているのが自分でも分かる。
いや、初めから薄々分かってはいた。分かってはいたけど、性欲に勝てなかった。
「さ、朔さんだって気持ち良い気持ち良いって喘いでたじゃないですか!」
「ふーん、そういう事言うんだ。じゃ元気でな、ちゃんと飯食えよ」
苦し紛れに最低な台詞を吐いた私を、朔さんは白けた目で見てそう言った。あ、駄目だ。本気で朔さんが出ていっちゃう。
「ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! もう二度としません!」
恥もへったくれもなく、服も着ないまま土下座する。
それを見て朔さんは溜息を吐きながら私に顔を上げさせた。
「なあ、やっぱああいうのはさ。お互い合意の上でやるからいいのであって、無理やりは良くないだろ。って言うか何が『出せ♡』だよ、お前ヤッてる時本当に調子乗るよな」
もう、ぐうの音も出ない。
「俺はお前の玩具じゃないし、お前も俺の玩具じゃない。分かるだろ、それくらい」
「はい、本当にすみませんでした……許してもらえるなら、何でもやって償います……だから出ていかないでください……」
朔さんの事が大好きなのは本当で、もういない生活なんて考えられない。二度とこんな事はしないと固く誓う。
「じゃあ1ヶ月禁欲してみろよ。もちろん自分で処理するのもアウトな、言っとくけどお前分かりやすいから秒でバレるぞ」
1ヶ月、禁欲?
そんなの無理無理無理、絶対無理……だけど。
「い、1ヶ月我慢したら許してくれますか?」
「お前さあ、できない事言わない方がいいぞ」
気持ちだけは買うわ、と言って朔さんはとりあえず出ていくのはやめてくれた。
後は私が……我慢するだけ。
「はあ……どうせ、なんか誰かにろくでもない事吹き込まれたんだろ」
一瞬夜家さんを売ろうかと思ったけど、流石に迷惑は掛けられない。
「いえ、私の独断専行です。朔さん、私とあんまりそういう事したくないのかな……って不安になって。誘うの私ばっかりだし」
「だってお前、乱暴にしたりされたりするのが好きなんだろ? まあ、その嗜好は尊重するけどさ……」
何故か朔さんは躊躇するようにそこで言葉を切った。そのまま寝室から出ていくと、またすぐ戻ってきた。
顔がほんのり赤い、どうやら日本酒の残りを飲んできたらしい。
「俺はいちゃいちゃしたり甘やかされたりするのが好きなの! 清楚なお姉さんが好きってそういう事なんだよ!」
「……え?」
「シラフで言えるか、こんな気色悪い事。くそ、情けねえ……」
「ふーん……ふーん? 甘やかされたいんですか?」
「あ、お前また調子乗り始めてるだろ。やっぱ出ていこうかな」
「ごめんなさいごめんなさい! 調子乗ってないです!」
本編でイケイケヤンキーだった男が夜はボコボコにされているのが一番興奮するんだから
いちゃいちゃ甘々らぶらぶポリネシアンえっちが見たい奴は本編にも高評価ぶち込んどいてくれよなァ!