※この作品はR-18です。

千枝ママ、岡村直央の魔手に囚われる 魔性ショタの巨根に孕んで   作:高牧園

3 / 4
3 お泊まり正常位

3

 

 ――あの時の記憶は、その後も折に触れて思い出す。

 幸いにもその後、月のものが訪れて妊娠していないことは分かった。とはいえあの日の行いが何かの拍子に明るみに出たらと思うと気が気でなく、百枝は二度とあんなことはしないと決意を新たにした。

 

 岡村さんから連絡が入ったのは、そんなある日のことだった。

 普段はメッセージだけのやり取りで、たまたま現場で会えたら話す程度の彼女から、珍しく電話をしたいと連絡が入ったのだ。何があったのかと不思議に思いながら承諾すると、すぐに岡村さんから着信が入る。

 

「もしもし?」

 

 自宅のリビングで電話に出る百枝の様子を、千枝は横目でちらっと見た。

 千枝は宿題をやっているところ。手元の算数のプリントに視線を戻す千枝だが、キッチンで電話を始めた百枝のことが気になるようで、その後も何度か百枝に視線を向ける。

 

「――え、直央くんを?」

 

 思わず百枝がそう口に出すと、千枝はぱっと顔を上げて百枝のもとに。

 電話中の百枝を邪魔してはいけないと思ったのか、千枝は百枝の隣に立ちながらも何も言わない。しかし垂れ目がちな瞳はキラキラ輝いて、何か素敵な予感を覚えているのは間違いない。

 

「……ええ、確かにうちに泊まってもらった方が良さそうね……」

 

 呟く百枝は、岡村さんから言われたことを頭の中で反芻する。

 ――来週、直央と千枝が一緒になる現場がある。その現場の入り時間は早く、直央の家からでは夜中のうちから動き出さなければいけないくらいなのだ。

 しかもタイミングが悪いことに、岡村さんはどうしても外せない用事が入ってしまったらしい。家に直央を一人にして夜中から出歩かせるのも難しく、現場近くのホテルも満室。万策尽きて百枝に直央を泊めてくれないか頼みに来たらしい。

 

(直央くんを……)

 

 岡村直央を思い出せば、必然あの時のまぐわいも思い出す。

 反射的に下半身が熱くなる。赤らんだ顔を千枝には見せたくなくて顔を背ける百枝が、千枝はキラキラした視線を百枝に向けたまま。

 

「直央くん、お泊まり?」

 

 共演者でありながら友人でもある直央が家に来るかもしれないとの予感に、ワクワクしている様子。

 直央と百枝の間に何があったか知る由もない千枝は、純粋にお泊まり会に期待しているらしい。岡村さんの困り果てた声も初めて聞くもので、何度もお世話になったのだから是非とも力になりたいところ。

 

(……大丈夫よね)

 

 もう二度と直央と関係を持たないと決めているのだ、あんな間違いは二度と起きない。

 決心を固めて、百枝は岡村さんの頼みを受け入れる――そして一週間後の夕方、お泊まりセットを持って直央は佐々木家を訪れた。

 

「すみません、お世話になります」

 

 ぺこっと頭を下げ、母から持たされたというお菓子を差し出す直央の顔は、百枝がよく知る気弱な少年のもの。

 

「え……ええ、気にしないで。直央くんのお泊まり、千枝も楽しみにしてたのよ」

 

 微笑む百枝が直央を招き入れれば、待ち構えていた千枝がさっそく直央をリビングへ誘う。二人が楽しくおしゃべりする様子を微笑ましく眺めながらも、百枝は奇妙な胎の疼きを抱えていた。

 

(意識しないようにはしているけど……)

 

 なるべくフラットに振る舞おうとしているのに、どうしても直央のことを意識してしまう。

 しかも、今日は百枝の夫は出張で不在。この家にいるのは百枝と千枝、そして直央の三人だけというのもなんだか奇妙な感じがして、百枝はキッチンで夕食の準備をする間も落ち着かない。

 幸い、千枝は直央とのお泊まりが心から嬉しい様子。落ち着いた雰囲気の二人は気も合うのだろう、おしゃべりは止まりそうになく、百枝は寝る時間になっても名残惜しそうにする千枝を強引に自室へ送り出すのだった。

 

「さてと……直央くんはこっちよ」

 

 千枝とおやすみの挨拶をして、百枝は直央とともに夫婦の寝室へ。

 直央は、百枝のベッドの横にある夫のベッドで寝ることになっていた。出来れば直央と別室で寝たいところだが、何も知らない岡村さんや夫は二人が同室で寝ることに何のためらいも覚えなかった。そんな二人に対して別室で寝ると主張して変な空気になるのも気がかりで、百枝は渋々ながらも直央と同じ部屋で寝ることになったのだ。

 

「ええと、ボクはこっちのベッドですね。……それじゃあ、おやすみなさい」

 

 何かあるかと身構える百枝に反して、直央はあっさりと夫のベッドに引き上げる。

 拍子抜けした百枝はベッドに潜り込んだ後も隣の直央に意識を向けるが、直央はすうすうと穏やかな寝息を立ててしまう。

 

(……何もしないの?)

 

 寝てしまったらしい直央を期待外れにすら思ってしまう百枝。

 ともあれ、これで何の問題もないはずだ。百枝は目を閉じて眠りにつこうとするのに、安らかな直央の呼吸に心は乱れ、目は冴える一方だ。

 

「……」

 

 五感は研ぎ澄まされ、自分の身体の隅々に意識が行き届く。

 そうなると、自分の下腹部に宿る熱の存在が強く感じられる。直央の下半身を想像すればするほど性衝動は強くなって、百枝は暗い寝室で身を起こす。

 

(……少しだけ)

 

 巨大なイチモツが本当に直央の身体にくっついているのか確かめるだけと自分に言い聞かせて、百枝は直央ににじり寄る。

 直央は穏やかに眠っていて、百枝がパジャマのズボンに手をかけても目覚めなかった。ゆっくりパジャマのズボンと下着を下ろすと、暗闇に慣れた目の前に直央の股間があらわになる。

 

「……!!」

 

 無毛の恥部に、勃起していなくても巨大なモノが横たわっている。

 象の鼻を思わせる陰茎は太く長い。身体の他の部分が年齢相応で見た目のイメージ通りだからこそその場所の異質さは際立ち、百枝は思わずゴクリと喉を鳴らしてしまう。

 

(すごい……)

 

 見たこともない威容に、百枝はそっと手を伸ばす。

 ぷにっと柔らかい表面の肌は少年らしい瑞々しさに満ちていた。スリスリとペニスを撫でると幹はゆっくりと膨らんで、ただでさえ大きかったモノがさらに力を持って勃ち上がる。

 

「あ……!」

 

 思わず漏れた声は、期待に潤んでいた。

 ハッとして百枝は直央の顔を見るが、直央は目を閉じて静かに眠ったまま。寝ている間に服を脱がされ、陰茎を触られている少年にほのかな罪悪感を覚える百枝だが、勃起チンポを前にして欲動はもう収まらない。

 指で輪を作っても直央のペニスに指は回りきらない。手全体でキュッと男根を締め付けてみると、百枝の握力よりずっと強い脈動がサオから伝わる――何度目かの生唾を飲み込んだ百枝は、ゆっくりと手を上下させ、手淫奉仕を加え始めた。

 

「っは……ぁ、……はぁっ……」

 

 室内に響くのは百枝の呼吸のみ。

 直央のモノに触れた手のひらが性器に変わったような心地で、上下運動のたびにジワジワと快感がこみ上げる。欲情がで子宮がいっぱいになり、夫との行為では刺激を受けない膣奥ばかりが疼く。モジモジと腰を揺らしながら手を上下させる百枝は肉棒に釘付けで、直央が薄目を開けていることに気付けずにいた。

 

(……ふふ、夢中になってる)

 

 そろそろ頃合いだと目を開ける直央の前で、百枝はしきりに手を動かしている。

 初めから直央は眠ってなどいなかった。無防備な狸寝入りで百枝を誘い、飢えた人妻が自ら直央を求めるのを待っていたのだ。

 

(もっと手ごわいかと思ってたけど……そうでもないみたい)

 

 百枝と初めて交わった時のことを思い出しては、ペニスをピクピク跳ねさせる直央。

 初めての時、百枝がビジネスホテルへ行くよう誘導したのは自分だった。あの日は百枝の心身を堕としきれなかったが、寝込みを襲うほど飢えているのならそれも時間の問題だろう。

 

(あの時もすごくイッてたし、今日もイかせたら完全にボクのモノになりそう。そうしたら――)

 

 ギラギラとした欲望を胸に抱える直央の先端からカウパーが溢れる。

 ――芸能界で何人ものアイドルを手籠めにした直央が、アイドルではない百枝を狙ったのは『孕ませ』をしたかったから。

 アイドルたちでは叶えにくい妊孕欲求を叶えるなら人妻がうってつけ。候補は何人もいたが、今回は一番近付きやすく好ましい印象の百枝を歯牙にかけることにしたのだ。

 

「……ん、あれ……?」

 

 機は熟したと見て、直央はわざとらしい声を上げる。

 

「!」

 

 百枝は慌てて陰茎から手を離そうとするも、直央は百枝の手を掴んでしまう。

 寝起きではありえないほどの機敏さを見せる直央だが、慌てふためく百枝はそんなことにも気付けない。上体を起こした直央は百枝の手をさすりながら、こう問いかける。

 

「なんで、ボクのを触ってるんですか……?」

「ち、違うの……! ええと――その、……ええと、そうよ、服が乱れていたから――」

 

 混乱しながらも言い訳しようとする百枝だが、すぐに言葉を切って。

 

「――いえ、違うわ……ごめんなさい。私……」

「忘れられなかったんですよね?」

 

 囁く直央に、百枝はぱっと顔を上げる。

 暗がりでも分かる直央の微笑は、天使のようでも悪魔のようでもあった。

 

「大丈夫ですよ。ボクのを見た女の人は、皆そうなっちゃうんですから」

「み、皆……」

 

 前の情交の時も速水奏の名前が出たことを思い出し、目の前の少年の底知れなさに百枝は押し黙ってしまう。

 娘と同い年の少年へのイタズラが露呈してしまった百枝は、直央の手が秘所に迫っても何も言えない。ゆるめのゴムウエストの寝間着の内側にちいさな手が滑り込んで、レースのショーツの表面がざらりと撫でられる。

 

「ここ、辛いんですよね?」

「っん……」

 

 潤んだ吐息はほのかに肯定を宿す。

 直央の指先はクロッチの内側に潜り込んだ。肉土手は短い陰毛に包まれ、粘膜部に触れるとクニャリとした感覚とともに驚くほどの水気が指先を迎える――女の大事な場所を探りながら、直央は百枝の理性を溶かすように囁きかける。

 

「陰毛、短くしてる……期待してたんですね。もしかしてパンツも勝負用ですか?」

「ん……ぅ、うっ……」

 

 ラビアの内側を浅く出入りする指に腰を悶えさせながら、百枝は小さな声を漏らしてしまう。

 直央との二度目の行為を恐れていたし、同じくらい期待もしていた。ショーツは夫を誘う時にしか着けない下着で、陰毛だって昨夜のうちに薄く処理した。夫では気付かない細かなケアを言い当てられると百枝はクラクラしてしまって、直央の小さな身体に全てを委ねたくなってしまう。

 

「ベッドに寝てください。足を開いて、ボクに全部見せてください」

「はぁっ……」

 

 穏やかな口調で繰り出される要求に抗えず、百枝は直央の言うままになった。

 足元から衣類が抜き取られ、当然のように上衣も取り去られる。ブラジャーも締め付けのゆるいナイトブラではなく下とお揃いのボルドーカラーで、フロントのレースをさらりと撫でた直央は三段ホックを一秒で外し、百枝を全裸にしてしまう。

 

「あ……ああっ……」

「全部見せてください」

 

 全裸の百枝を組み敷く直央も裸だ。

 年齢による裸身の差は残酷なくらい。全盛期の瑞々しさを失った自分の素肌は直央のそばにあると本来以上に萎れている気がして、百枝は裸体を晒すこと以上にくたびれた肌が恥ずかしい。

 

「綺麗ですよ、百枝さん。赤ちゃんを産んだ後の身体って、すごく色気があって好きなんです」

「ほ……本当……?」

「本当です。乳輪の色も鮮やかで、ここが弱いんだよって教えてるみたいですね」

 

 小学生とは思えない口説き文句を口にしたかと思えば、ぱくりと乳首に吸い付く直央。

 

「――ひゃぅうんっ!!」

 

 直央の陰茎を見た時から勃起していた乳首を吸われて、百枝はたまらず嬌声を上げてしまう。

 

「ん……む、静かにしないと、千枝ちゃんが起きちゃいますよ?」

「でもっ……んん、んううっ……」

「ふふ。でも、声が大きめなところも可愛いです」

「あぁあ……っ」

 

 小さな男の子とは思えない艶やかさで乳首を舐め上げられ、蜜部の潤いはシーツに流れ出るほどになっていた。

 重量感のある柔乳を片手で揉みしだき、もう片方の手は百枝の内側をかき回す。華奢な指は関節の存在感が薄く、浅い場所でくねるたびに百枝は倒錯的な快楽を覚えてしまう。

 

「はぁんっ!!」

「どんどん溢れてきて……音も鳴ってますよ、ほら」

 

 言って、直央は膣穴のを大きくかき回す。

 ピチャピチャと淫猥な音が寝室いっぱいに響き渡って百枝の情欲をかき立てる。セックスの予感に子宮の疼きは痛いくらいで、百枝はすがるような目で直央を見つめてしまう。

 

「そんなにっ……んぅっ、ああっ……もう、我慢できなく――ぁっ……!!」

「ダメですよ」

「どうして……!!」

 

 切なそうに眉をたわめる百枝の額に、直央の唇が触れた。

 フレンチキスを受け取るだけで百枝の口は半開きになり、何かを求めるように口内で舌が動いてしまう。母親になっておきながら淫靡なメス顔を晒す百枝に微笑みかけると、直央は膣内を撹拌する手つきを速めて。

 

「ただの女になった百枝さんと、生ハメセックスしたいんです」

「――っああ……!!」

 

 あけすけな物言いに全身が燃え上がり、百枝はオーガズムに至る。

 ワナワナと震える身体が、夫のベッドの上で何度もバウンド。溢れて止まらない愛液は直央の細腕まで濡らして、直央が激しく手を動かすたびに肌の上で水滴が動いた。

 

「っは、ん……そんな、言葉――どこで……んんっ!!」

「百枝さんはシたくないですか? ボクのおちんちんで、おまんこの奥までほじられる気持ち良さ、覚えてますよね?」

「うう――んんっ……!!」

 

 あの日のことを思い出させる物言いに、百枝は言葉に詰まってしまう。

 その間も、直央の両手は百枝の弱点を刺激し続ける。ヌコヌコと淫らな水音が立つ膣口は強い締め付けで直央の指を離すまいとして、ぷっくり膨らんだ乳首は直央を求めて主張を激しくしている。

 

「大丈夫ですよ、百枝さんが満足するまで、何回でもシますからね」

 

 ぺろりと乳首を舐めてから、直央は本格的に挿入を始めようとする。

 ガチガチに勃起した雄幹を前に、百枝は目をトロンとさせて見惚れてしまう。しかし直央が先端部を割れ目にあてがうと、隔てるものがない淫熱が恐ろしくもなってしまう。

 

「ま、待って――コンドーム、を……」

 

 夫のベッドに仰向けになった百枝は、手だけでベッドサイドの小箱を探り、夫との営みで使うコンドームを手に取る。

 

「ダメですよ」

 

 しかし、直央は百枝の指に指を絡めてしまう。

 

「あ……」

 

 恋人繋ぎにすれば、手にしたはずのコンドームが床に転がってしまう。

 

「それ、Mサイズですよね? ボク、XLでもきついんです」

「ああっ……!!」

 

 客観的に大きさの違いを突きつけられて、百枝は陶然と声を上げるばかりだ。

 

「じゃあ……生でしか――あ、ああっ……!!」

 

 言う間も膣口をこじ開けようと迫る先端部に、膣肉が勝手に収縮を始める。

 

(もう、セックスしない選択肢は無くなっちゃったね)

 

 コンドームがないなら生でスるしかない、と諦めてしまう百枝を前にほくそえんで、直央は腰を進める。

 

「ほら……もう挿入っちゃいます……」

「あ――あっ!! あ――あああっ……!!」

 

 この寝室で行われたどんなセックスよりも強い歓びが、百枝の身体を貫いた。

 

「ひうぅっ!! ん――おぅんっ、んんう……!!」

 

 膣口を押し開く先端部の逞しさはかなりのもの。

 直央の腰使いは強引なのに痛みはまったくなく、あってはならない悦びに百枝の腰がくねる。快楽は一秒ごとに強くなって、直央が最奥に行き着くより早く百枝は絶頂してしまう。

 

「ひぁああぁんッ!!」

 

 全身に力が入りすぎて、百枝はベッドの上で足をピンと伸ばしてしまう。

 

「足ピンしてる……オナニーする時もこうなんですか?」

「んひぅッ!! んぅううう――ううッ……!!」

 

 頭が真っ白になった百枝は取り繕う余裕もなくガクガクと頷くばかり。

 エクスタシーによって襞の一本一本はさざめく。激しい収縮を示す膣を犯す快感に直央は嬉しそうに吐息を漏らし、グッと腰をせり出して百枝の最深部に行き着いた。

 

「んぉうっ!?」

 

 ズシンと重い衝撃は、初めての時を凌駕する。

 

「はっ……!? ぁ、っあうぅ……!?」

「あ、もう子宮下りてきちゃってたんですね」

 

 スパークする淫悦に何が起きたのか分からない百枝に対し、直央は何もかもを理解していた。

 前戯で感じきった百枝の最奥、子宮までもがセックスの準備を万端に整えていた。出産経験のあるやわらかい子宮口はヒクヒク蠢いては亀頭とのキスを楽しんでおり、疼きと呼ぶには苛烈すぎる淫楽が百枝の全身に回る。

 

「ぉ――うん、んうう……」

「ボクも我慢できないや。百枝さん、動きますね」

 

 一方的に言って、直央は腰の往復運動を始めてしまう。

 

「んひんっ!?」

 

 力強く腰を引かれただけで、百枝はすっとんきょうな嬌声を上げてしまう。

 カリ高ペニスに膣壁を摩擦されると、胎内にゴリゴリした衝撃が走る。子宮口と亀頭が離れるとそれだけで泣き出したいほど切なくて、百枝はたまらず自分から腰を揺すってしまう。

 

「んぅっ!! うううっ、ぅううんっ!!」

「百枝さん、腰動いちゃってますよ?」

「んふぅうっ!!」

 

 一回り以上も年下の直央に弄ばれる快感に、百枝は息を荒らげては腰を前後する。

 

(ああ……私、こんなはしたない……)

 

 自分がどんな姿かは分かっていた。

 激しい快楽のあまり両手はベッドシーツを握りしめている。直央の華奢な腰を受け入れる以上に足は大きく開いて、爪先はシングルベッドの両端すれすれ。ガニ股になりながら爪先はピンと伸び、そんな状態で腰ばかりを往復させる百枝の姿は浅ましいとの形容がよく似合うだろう。

 

「ふぅうっ!! ううぅうんっ!! ふぅうううんっ……!!」

 

 おまけに息を荒くして、瞬きも忘れた両目は結合部に向けられている。

 夫との交際中でさえこんなに乱れたことはなかった。自分でも自分がこんな痴態を晒すとは思っていなかった百枝の戸惑いは深く、年下の直央にこれほど狂わされたことに目眩がするほどの快感を覚えてしまう。

 

「顔、真っ赤ですね。恥ずかしいんですか?」

「だってっ――こんな、――っぉ……! 夫にも、見せたこと、ないのにぃっ……んんぅっ!!」

 

 羞恥に悶えながら百枝がそう言えば、直央は満足げに頷いて腰を突き出す。

 

「んぉんっ!!」

 

 しどけない喘ぎを上げる百枝の最深部は、ガチガチの亀頭で潰されていた。

 

「お……おぅっ、おうぅんっ……!!」

 

 皮の剥けたピンクの先端が子宮頸を押し上げているのだ。

 ごりゅんと子宮をえぐられる感覚があって、たまらない昂奮に晒される百枝は何度目かのオーガズムを味わう。

 愛液どころか本気汁まで分泌してしまい、粘度が高い淫蜜が何重にも直央を取り巻く。これ以上ない快楽を味わっているはずなのにピストンごとに快美感は塗り替えられ、百枝は果てしない悦びの中で喘ぎ続ける。

 

「ん……ボクも出したくなってきました」

「っああ……ん、っんう……!!」

 

 何度も腰を動かしては百枝に美悦を味わわせてから、直央はそう呟く。

 

「は――あ、ああっ……!!」

 

 百枝は熱っぽい溜息を漏らすばかりで、射精欲に駆られた直央にダメだとは言わなかった。

 

「出したいです。百枝さんのおまんこの一番奥に、ビュービューしてもいいですか?」

「あ、ああっ……!!」

 

 百枝の中に腰を何度も叩き込みながら、直央は問いかける。

 抜き差しのたびに理性が砕ける百枝に拒否権はない。何を聞かれたのかも分からず頷くしかない百枝は、前回のセックスでは必死に中出しを拒んだことすら思い出せずにいた。

 

「じゃあ、中出ししますね」

 

 そう宣言する直央は、百枝の子宮口にぴったりと亀頭を押し付ける。

 

「おぅ……!!」

 

 往復運動を止めた直央は腰で弧を描いては狙いを定める。

 先ほどまでのピストンよりは感覚が弱く、百枝は連続絶頂から解放される。息は乱れっぱなし、膣洞からは絶え間なく快美感がこみ上げるとはいえ少しだけ気持ちは落ち着いて、百枝は自分のシてしまったことにじわりと後悔を覚えるが。

 

「――百枝」

 

 真剣そのものの直央の声が、百枝を淫欲の渦に突き落とす。

 直央は腰を大きく引いて、最後の一撃を百枝に叩き込む。

 

「愛してるよ、百枝」

「――――!!」

 

 本心からとしか思えない囁きとともに、直央は百枝の最深部に精子を吐き出した。

 

「あ――あっ、んぁあああッ……!!」

 

 ザーメンが子宮口に触れた瞬間から、百枝は激しいエクスタシーに囚われる。

 夫との、これまでの男性との経験全てが児戯で、直央とのセックスこそが本物だと思い知らせるような快感だった。電流であり嵐であり、それ以外の全ての衝撃を形容する言葉を集めても足りないほど淫悦は深い。

 

「ひぁああんッ!! ぁひ――んんッ!! んあぁうんッ!!」

「愛してる。百枝、愛してるよ」

 

 名前を呼び捨てにした直央が敬語すらやめて百枝を愛撫するさまは、まるで夫になったかのよう。

 宝石を磨くように丁寧な所作で乳房が撫でられ、男らしい逞しさで腰を動かす。生まれつきの魔性と演技力が合わさった直央の振る舞いに情愛が燃え上がって、気付いた時には百枝はこう口走っていた。

 

「直央ぉっ、直央っ、私も愛してる……愛してるのぉっ!!」

「知ってる。ボクも大好きだよ、百枝」

「あぁんっ……」

 

 微笑む直央の顔が迫ったかと思えば、二人の唇は重なる。

 

「ん……ぇう、んんんっ……!」

 

 直央は唇を触れ合わせただけで、舌を伸ばしたのは百枝だった。

 舌先をくねらせて直央の唇を割り開けば、ご褒美とばかりに直央の舌が出迎える。求めたのは百枝なのに舌を絡め取ったのは直央で、百枝は膣どころか口内までも直央のモノになってしまう。

 

「はんっ……んぅ、んむぅ……れるぅ……っ」

「ん……ふふ、んん……」

 

 ディープキスに耽る間も怒涛の射精は止まらない。

 夫ならばとっくに射精は終わっていただろう。しかし百枝の中で剛直はいまだ激しく脈打って、百枝の本気汁にも劣らない濃厚精子を吐き出している。

 

「ふ――ぅうん……んんっ……」

 

 子宮が溺れそうなくらい大量の精液を浴びせかけられて、百枝はうっとりと目を細める。

 自分が人妻であることも、直央が娘と同い年の小さな男の子であることも関係ない。夫婦の寝室で夫以外とまぐわう禁忌感も薄れ、今の百枝は愛しい直央の全てを受け入れることしか考えられなかった。

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