非業夫人 売り飛ばされた母親は拷問ショーで肛門喪失・牝去勢・四肢切断で人生終了 作:高牧園
D3:後穴喪失
「っは……ぁ゛あ……」
ステージに現れた理沙は、一歩進むだけで苦悶の吐息を漏らす。
腹に焼き印を刻んだ一日目。乳首にニードルでピアス穴を開通させ、淫核を破壊させられた二日目――連日の行為にすでに理沙の身体はボロボロで、用意された新品のニットワンピースとは裏腹に顔はやつれ始めている。
「ぁ……」
これまでと同じようにステージの中央には台があり、銀色の覆いに何かが隠されているのだろう。
覆いを見ただけで、理沙は二日間で負わされた傷がジクジク痛みだす。
両胸の先、乳首の付け根にニードルを突き立てた嫌な感覚は一晩経った今でも生々しく思い出せる。下腹部に押し付けた焼きごての痕もいまだ疼くのに、下半身の――クリトリスがあった場所から伝わる痛苦はそれ以上のものだ。
「っは……く、ぅう……っ」
一歩ごとに、あの時の痛みが蘇る。
乳首にピアス穴を開け、ピアスを装着させられただけでも相当なダメージだったのに、理沙はさらにクリトリスにまでニードルを通させられたのだ。女のもっとも敏感な場所に穴を開けさせられ、しかも金属ヤスリでクリトリスを削り落とされた。理沙の淫核があった場所にはクレーター状の傷痕が残るのみで、性感帯を失った身体は尋常でない苦痛ばかりを脳に伝える。
「う……」
ステージの真ん中に立てば、これまでと同じようにモニターに文字と映像が表示される。
(琴香……無事なの……?)
琴香がいるであろうホテルの部屋の廊下は映るが、肝心の琴香の姿は見ていない。
本当に琴香が無事なのかが気になって仕方ないのに、誰もそれを教えてはくれない……不安に心を揺らしながらも、理沙は今日の命令を読む。
【赤い棒を飲み込め】
「飲み込む……?」
意味を受け取り損ね、小首を傾げる理沙。
サラリと黒のストレートヘアを揺らす姿からは、普段の理沙が持つ美しさの片鱗が伺えた。しかしすぐに理沙の眉間には皺が寄り、小首を傾げる程度であっても全身が痛んだと窺える。
「……」
瞳に警戒の色を滲ませながらも、理沙は銀の覆いを開ける。
すると、そこには赤熱した棒が――限界まで熱された鉄パイプがあった。
●
「……え」
呟く私の頭の中で、いくつかの考えが駆け巡る。
まず驚いたのは、台の内側がくり抜かれていること。昨日と一昨日の道具――焼きごてやピアッシング用のニードルは台の上に乗っていたのに、今日は台の内側をくり抜いて、傘立てみたいに鉄パイプを入れている。
それに、台の内側には熱線がいくつもあって、四方向から鉄パイプを加熱し続けているみたい。鉄パイプは真っ赤で、私側の一端にだけは、手に取りやすいように厚手の布が巻き付けられている。
「な……んで……」
フードカバーを持ったままよろめいた拍子に、カバーの内側から何かが落ちた。
「グローブまで……」
拾ったグローブは重たい。
形は軍手に似ていて、材質は分からないけどすごく頑丈そう。グラタンを焼いた時に使うミトンよりも耐熱性が高そうなグローブがあって、しかも持ち手に布をぐるぐる巻きにしてるってことは――そうでもしなければ耐えられないほど、あの鉄の棒は熱いってこと?
「こんな……ああ、そんな……っ!!」
しかも、この棒を飲み込まなければいけないなんて!
棒の長さは二十センチくらい。文面に飲み込む場所の指定はなくて、口に入れようと思えば入れられる……かもしれないけど、昨日のショーの内容が頭をよぎる。
――胸もあそこも晒して、しかもメチャクチャにされて。
女として恥ずかしいことばかりさせてくるこのショーは、きっと私を女として辱めようとしている。
(でも、)
膣で――なんて、とても出来そうにない。
昨日潰されたクリトリスの痕は、今も狂いそうに痛い。琴香のことがなければ、きっと私はこの場で泣き喚いて使い物にならなくなっていたくらいに。
……口も、膣もダメなら、使える場所なんて……。
(そんな変態みたいなこと……)
お尻の穴でエッチなことをする人がいるのは知っているけど、私は一度もしたことがない。
お尻にものを――しかもこんな熱そうな棒を入れるなんて、出来るわけがないのに。
でも。
出来なければ、琴香は――。
(やらないと、琴香が)
身体に焼き印を入れて、乳首も……クリトリスも大変なことになって。
それなのに琴香が助からないなんて、そんなのは、絶対に、あってはいけないこと。
「……っ……」
やるしかない。
目を閉じて覚悟を決めて――それから、頭の中で方法をシミュレーションする。
(鉄パイプをお尻の穴に……どうやって……?)
両手に耐熱グローブを嵌めて考える。
棒を床に立ててその上にしゃがむ……のは、姿勢が不安定になるから途中で失敗する。私の身体は安定させて、棒を動かす方向で考えたほうが良さそう。
安定した姿勢で、さらにお尻に物を入れられる格好なんてかなり限られる。客席の人たちに見られているせいで焦らされて、私は一つしか方法が思い浮かばない。
(ああ……!)
時間はどんどん過ぎていく。
モタモタしていれば、琴香に何が起きるか分からない。とにかく動き出さなければと、私は鉄パイプを握りしめた。
「……っ!!」
ぐるぐる巻きにされた厚い布と耐熱グローブ越しに掴んでも手のひらに熱が迫る。
熱々の湯呑くらいの熱さで、ずっとは持っていられない。かといって落としてしまえば、その時点で命令を守れなかったとみなされるかもしれない――ますます焦って、私は大急ぎで考えた通りの姿勢を取る。
「う……っ、く……」
頭を客席側に向けて仰向けに。
お尻のあたりに台が当たる。……力を入れても台が動く様子はないから、台に足をつけて、ぐっと下半身を持ち上げる。
「ううっ……」
マット運動の後転を半端に止めたようなこの姿勢の名前は「まんぐり返し」。
名前は知っているけど、こんな体勢になるのは初めて。恥ずかしさと少しの苦しさで顔が熱いけど、汗を拭う余裕もない。
「っふ……ぅく……!」
鉄パイプを片手で支えながら、もう片方の手でパンツを脱いだ。
スカートはめくれて、私の恥ずかしい場所は――下腹部に押された焼きごてと、潰れてなくなったクリトリスの痕も、全部見えてしまう。もちろん膣も、お尻の穴まで丸出しになっているから、恥ずかしくてたまらない。
「うく……うう……!!」
脱いだパンツを置く余裕もなくて、耐熱グローブの上に巻き付けてから両手で鉄パイプを支え直す。
ジリっと嫌な音がして、鉄パイプに触れたパンツが焼け縮む。ベージュのパンツがあっという間に黒焦げになるくらいの熱いものを今から身体に入れなきゃいけないなんて――ゾッとする。
(琴香……お母さん、頑張るから――)
昨日も一昨日もそうしたように、頭と心を琴香でいっぱいにして。
自分の肛門めがけて鉄パイプを下ろす。
「ぁぎ、」
お尻にぶつかる鉄パイプ。
お尻の穴が自然を広がることなんてない。なるべく力を抜こうとはしたけど、恐怖とか緊張とかで全然うまくはいかなくて、窄まったお尻の穴に鉄パイプが当たるだけ。
「ぃぎえ゛――あ゛ぁ゛あ゛あ゛ッ!!」
そのはずなのに、鉄パイプがメリメリ入っていくのはどうして?
「ぎぃ゛いい゛ぃ゛ッ!! ぃ゛ぎぃ゛い――ッ!!」
反射で手が離れそうで、鉄パイプをぎゅっと掴む。
手のひらが熱い、その何十倍もお尻が――身体全体が熱くなって。
「ひぎぃ゛ぁああああ゛ぁ゛あ゛――ッ!! ぎひィ゛い゛ッ!! ィ゛ぎひい゛っ!!」
もっと奥まで。
全部。
全部挿入れないと、琴香が。
――私はどうなってもいいから、琴香だけは――!
●
「ぃぎィ゛いぃ゛い゛い゛――ッ!!」
断末魔のごとき絶叫を上げる理沙は、見るに堪えない姿だった。
ステージでまんぐり返しにひっくり返って顔も股間もさらけ出し、肛門に赤熱する鉄パイプをめり込ませているのだ。目を剥き、喉奥まで晒して叫び続ける理沙はとても正気とは思えない姿だ。
「ぎぃ゛あぁ゛あ゛ッ!! あぎゥ゛う゛ッ!! うぎぃ゛いいいイ゛ッ――!!」
赤く焼けた鉄パイプを受け入れようとしている肛門は痛々しい。
初め、理沙の肛門は小さく窄まったままで、とても鉄パイプを受け入れられる状態になかった。しかし勢いよく突き入れた鉄パイプは一瞬にして理沙の肉環を溶断し、肛門の皮膚と粘膜と筋肉を溶かして無理やり道を作ったのだ。
「ぁぎェ゛え゛え゛ッ!! ぇ゛ぎぃ゛ッ!! ぇげえ゛ええ゛ェ――!!」
舌を突き出して悶絶する理沙は、自分の菊座がそんなことになっていると気付けもしない。
反射で鉄パイプを手放してもおかしくないほどの苦難に晒されているはずなのに、理沙の両手はがっちりと鉄パイプを掴んで離そうとはしない。力が入りすぎた手は筋を浮かび上がらせながら、確実に菊肉へ鉄パイプを送り込む。
「ぎぎィ゛い゛ッ!! ぃ゛ぎぎぎ――イ゛ッ!!」
熱い鉄パイプの摩擦によって肛門はめくれ、溶けた皮膚の向こう側から肉が露出している。
これほどの高温を浴びせかけられた肛門の粘膜もとっくに破壊されているだろう。菊穴から白煙をもうもうと立ち上らせるさまは見ようによっては滑稽だが、理沙は自分がどんな姿をしているか気を回す余裕もなく、ひたすら鉄パイプを奥へ押し込もうとする。
「ぎェ゛ぎ……ッ!!」
直腸は収縮する暇もなく焼けただれ、あらゆる機能を失う。
肛門粘膜に細かな水泡が浮いたかと思えばすぐさま弾け、体液は一秒と持たず蒸発。侵入物によって押し開かれた菊穴は不可逆な変化によって溶けて焼けて、間違いなくもう使い物にはならないだろう。
「ぎェべえ゛え゛ッ!!」
何度目かの絶叫とともに、ついに鉄パイプの全てが理沙の中に埋め込まれた。
力を入れすぎた両手は、厚手の布を巻き付けた取っ手から離れない。滂沱の涙を流しながら歯を食いしばる理沙は凍りついたように動けずにいたが、糸が切れたように唐突に全身から力が抜けた。
「――ぉ、とあ゛――」
誰かの名前を呼んだ気がしたが、弱々しい声は鉄パイプの落下音にかき消される。
鉄パイプが落ちれば、理沙の傷つききった肛門は丸出しだ。
高温に晒されて血や腸液も蒸発したようで、傷付いた肛内を阻むものはない。粘膜の内部は焼き縮んで裂け、露出した肉はところどころが高熱に晒されすぎて灰がかった白に変色していた。
「――」
肛門を灼熱により壊されて動けない理沙の背後で、モニターに表示された命令に打ち消し線が引かれる。
三日目にして肛門機能を奪われた理沙の受難はまだ続く――。