※この作品はR-18です。

非業夫人 売り飛ばされた母親は拷問ショーで肛門喪失・牝去勢・四肢切断で人生終了   作:高牧園

5 / 6
D5:四肢切断

 ショーが始まるまであと少し。

 ステージ裏のパイプ椅子に座って待機する理沙の元へ、見覚えのある男が近付いてきた。

 

「……何か、用ですか……?」

 

 問いかける理沙の声に力はない。

 座ったままうなだれる理沙の前に立つのは、数日前、理沙に拷問ショーの契約をさせた男だ。彼は冷ややかな眼差しで理沙を眺め回し、鋭い視線にほのかな嗜虐の色を滲ませる。

 

「……」

 

 全身を襲う痛みは今も理沙を苛み続けているが、それ以上に、子宮脱によって生殖機能を失ったことが理沙の心を追い込んでいた。美しい顔はこの数日ですっかりやつれ、傷つき続けた女の凄味とでも言うべきものが理沙の顔を彩っている。

 

「今日がショーの最終日だ。今日が終われば、お前達の借金はチャラだな」

「……」

「あと少しの辛抱さ。ここまで見事にやり遂げたな、今日さえ我慢すれば、あとは母娘ともども自由になれるんだ」

 

 抑揚のない男の声は、本心なのかどうかも怪しい。

 

「というわけで、最終日は特別なショーがしたい。――服を脱ぐんだ」

「……」

 

 男の指示に、理沙は静かに身を固くする。

 今日も彼らから支給されたニットワンピースにストッキング姿だった。これだけ痛めつけられても裸を晒すことへの抵抗はあるが、男の冷ややかな眼光は理沙から抵抗の意志を奪い取る。

 

「……全部ですか」

「全部だ」

 

 命じられ、のろのろと服を脱ぎ捨てる。

 ニットワンピースを、ストッキングを、上下の下着を――服を脱ぐために手足を上げたり身体を屈めたりするだけで、身体のあちこちが鈍くも鋭くも痛む。顔を歪めながらも裸体を晒した理沙へと、男はかたわらの床を指さした。

 

「そこに箱を用意した。この中に入るんだ」

 

 いつの間に用意したものか、そこには大きめの箱が置かれていた。

 大物家電を買った時のような――幼児の頃の琴香が大喜びで秘密基地にしたがるような大きさの箱だ。横長で、上の面は蓋になって今は開いている。箱は内も外も黒くて光沢があり、電源が切れたモニターを連想させる色合いだ。

 

「……?」

 

 事情は呑み込めないものの、何であれ抵抗はできないのだ。

 箱は理沙が両腕を伸ばしたくらいの幅があるから、身を縮めれば全身を収めることはできる。足からそっと箱に入ると、冷ややかな床の感触が足裏を撫でる。

 

「……穴が……?」

 

 ステージ裏の暗がりに溶けて箱の様子はよく見えなかったが、身を屈めたことで見えるものが増えた。 

 箱の側面には左右一つずつ、さらに足側には二つ、穴が開いていた。太さはちょうど理沙の手足の付け根くらい――ということは、と理沙が視線を上げると、男は無言で頷いた。

 

「……」

 

 ゆっくりと、手足を穴に通す。

 箱はそう大きいわけではないが、華奢な理沙には十分だった。箱の中に頭部と胴体を収め、両手足は大の字になる形で伸ばして箱の外。箱の中で仰向けになった理沙の姿を男は上から覗き込み、この五日間で変わってしまった女体を眺める。

 両乳首を挟み込む金属製ピアスは大きなパール型。授乳後の成熟した乳首ほどもある金属球は嫌でも目を引き、理沙の身体が弄ばれた果てのものだと知らしめるようだ。

 下腹部、今は無い子宮の真上には『人権放棄済み』の焼き印が痛々しい。黒く皮膚を焦がした痕はくっきりと残って、どのような治療を施そうと元の瑞々しい素肌は返ってこないに違いない。

 さらに視線を下げれば、ほとんどのものを奪われた股間がある。

 クリトリスはニードルで貫かれ、包皮も付け根も失われている。クレーターのような跡地は理沙が快楽の源を失い、今も絶えず理沙の神経を苛んでいるだろう。

 子宮を失った膣口は痛みにヒクついているのだろう、割れ目からはみ出たラビアが呼吸するように蠢いている。理沙を真上から見下ろしているから肛門は見えないが、鉄パイプで焼き潰されたアヌスはヒクつくことすら出来ず、溶解した皮膚と粘膜はあらゆるものを垂れ流しにしていることだろう。

 

「蓋を閉めるぞ」

 

 一声かけた男は、理沙の返事も待たずに蓋を閉ざす――。

 

●

 

 蓋が閉じられて、目の前は真っ暗になった。

 暗いところも狭いところも平気だけど、さすがにこの状況はゾッとする。箱から手足だけを出しているのも妙に不吉な予感がして、裸なこととは関係なく寒気が止まらない。

 

(……これから、何が――)

 

 少しだけ息苦しいけど、手足を出すための穴が開いているから呼吸はできる。

 窒息はせずに済むとなれば、一体、どうやって私を苦しめるつもりなの……?

 

「!」

 

 不安に思っていると、不意に箱が揺れた。

 一瞬パニックに陥りかけるけど、たぶん箱が持ち上げられたみたい。男の人たちは、きのう分娩台を運んだ時みたいに無言のまま息を合わせて、ゆっくりと私が入った箱をどこかへ持っていく。

 

「……」

 

 手足を出した穴から漏れる光が強くなって、ステージに上げられたのが分かる。

 男の人たちに持ち上げられた高さのまま、箱はどこかに置かれたみたい。ステージの上に台座を組んで、その上に置いたのかもしれない。大の字になった手足も台の上に乗っていて、姿勢はピタッと安定した。

 

(もう、見られてる……のよね)

 

 静かなのに濃い気配が右側から感じられる。

 観客たちは私の右半身側にいるみたいで、右側の感覚が敏感になってしまう。

 ――そんな時、急に右手に、何かが置かれた。

 

「っ!?」

 

 視界を遮られた私にとっては急なことで声が出かけた。

 手の上にあるのは……四角いもの。新品の消しゴムを二つ並べたような形で、何も見えない私には金属製かプラスチック製かもよく分からない。とにかく硬くて冷たいそれを慎重に指でなぞると、上の方に何か突起みたいなものがあるのが分かった。

 

(……何なの、これ?)

 

 変な道具ではないみたい――と考えていると、不意に目の前に光が溢れる。

 

「!」

 

 蓋が開いたわけじゃない。

 蓋の内側に仕込まれていたモニターに光がついたんだってことに、何度か瞬きをしながら理解が及んだ。

 

「っ……な、に……?」

 

 間近にあるモニターに映る映像は……私の姿。

 厳密には、ステージの上に吊るしたカメラで撮影した、「外側」の私。頭から胴体をすっぽり箱で覆って、大の字にした手足を付け根から外に出した状態の私が、モニターに映っている。

 

(スイッチ)

 

 そのモニターを見て、自分の右手にあるものが何なのか分かった。

 灰色の四角い台座に、赤くて丸いボタンが一つあるだけのシンプルなスイッチ。手を動かせばモニターの中の手も動くから、この映像はリアルタイムのものみたい。

 おそらく、客席の人たちもこれと同じ映像を見ているはず。私がどんな姿勢でステージの真ん中にいるかは、きっとみんなも分かっているんだと思う。

 

『本日の命令』

 

 不意に、合成音声のアナウンスが響いた。

 ……今日の私は箱の中。目の前のモニターも自分の映像を映しているから、今日は文字じゃなくて映像で命令が下されるのね。

 

『四肢を落とせ』

 

 ――え。

 しし……四肢、手足……を、落とす……?

 

「……な、に……言ってるの……?」

 

 震える声はくぐもっている。

 きっと客席にこの声は聞こえない。裸の身体のあちこちから寒気が這い上がって、手足がもう無くなったみたいに感覚が失せていく。

 ……でも、感覚がなくなっていくのと、本当に無くなってしまうのは話が違う。

 だって、手足がなくなったら……手足がなくなったら、もう琴香を抱きしめてあげることだって出来ない!

 

「い……いやよ……」

 

 このスイッチを押せば、手足がなくなる。

 どんなふうに? これまでにしてきたことを考えれば、きっと手足がなくなる間も痛みはある。焼かれる? 切られる? 潰される? それとももっと恐ろしいこと? どのくらい痛いの? いつまで? 出血しすぎて死んだら――ああ、恐ろしい想像がどんどん膨らんでいく。

 

「いやよ……!」

 

 今日で最後なのは分かってる。

 でも、手足がなくなったら本当に取り返しがつかない。表面上だって、これまでと同じようには生きていけない!

 

「っいや……――いや――、ぁあっ……!!」

 

 でも。

 そうするしかないことは、分かってる。

 ここまで身体がボロボロになって、最後の最後で音を上げる? それで琴香に代わってもらうの? こんな、私でも耐えられない、一番酷いところだけを?

 

(琴香――)

 

 ここまで壊れてしまったんだもの。

 私が全てを引き受けて、琴香だけは――琴香だけは、全てから、守り通さないと……。

 

「――っは……ぁ、……あ……、……ぁ……っ……」

 

 覚悟は決めたつもりなのに、泣き声が口から止まらない。

 自分が何をしようとしているのか考えないようにしても、目の前のモニターに表示された私の手は、ゆっくりとスイッチに近付いている。

 

「ぁ――」

 

 スイッチに指が乗った。

 ああ、触れただけで押したことになれば良かったのに。スイッチはぴくりとも反応しなくて、私が最後のことをするのをみんなが待っている。

 

「……っぁあ……!!」

 

 手足を失ったらどうなるの?

 昨日は、子宮を失うのがどういうことか想像できた。二度と赤ちゃんが作れなくなって、琴香に弟も妹も産んであげられなくなって、私が考えていたささやかな未来が完全になくなるって、想像できた。

 でも、手足がなくなるなんて途方もないこと――失うものが多すぎて、何を失うのかも想像したくない。

 

「あ――あ、っあ……!!」

 

 指に、少しずつ力を入れる。

 少しずつ、着実に指に力を入れているはずなのに、モニターに映る私の手は微動だにしていないように見える。一秒が永遠に引き伸ばされるような苦しい感覚の中で、確かな手応えが指に伝わって。

 

「――ああ――!!」

 

 叫びながら、私はスイッチを押した。

 

●

 

 理沙の手がスイッチを押した瞬間、天井の機構が開いた。

 現れたのは幅広の刃。肉切り包丁をむやみに大きくした刃はギロチンにも似た勢いで天井から床へ向かって落ち――理沙の右脚を、付け根から叩き斬った。

 

「――ッぁ゛ああ゛あ゛ぁ゛ああ――!!」

 

 箱の中から慟哭が聞こえる。

 理沙のいるステージの背面モニターは左右二分割。片方は理沙の姿を天井から、もう片方は箱の中の理沙を正面から映すもので、目の前で起こる光景と合わせて客たちは右腕を切断された理沙を余すところなく愉しむ。

 

「ぎァ゛ああ゛ぁ゛あぁ゛あ゛あぁ゛あぁぁ――ッ!!」

 

 真っ赤な花が咲き誇るステージ上、裸の右脚が床に落ちる。

 肉体から切り離された脚の流麗な脚線美を血しぶきが追いかける。ドパッと溢れ出る血糊によって右脚は落ちるより早く赤く濡れ、怒涛の勢いで流れ出る血はなおも止まらない。

 

「ぁあ゛あぁ――ッ!!」

 

 ステージ上のモニターを見れば、脚を失った理沙の形相はよく分かる。

 箱の中、暗所で理沙の白い美貌はぼんやり光って見える。目と口をこれ以上ないほど開いて叫ぶ理沙はこれまで見た中でも特に切羽詰まった形相で、脚を断ち切られる痛みがどれほどかを克明に伝える。

 

「がぁ゛ぁ゛ああッ!! あぁあ゛――ッ!!」

 

 右脚を切り落とした刃はゆっくりと天井に戻っていく。

 壇上、まだ無事な理沙の両手と左腕がジタバタもがく。とめどなく溢れる鮮血は空中でうねりながら噴出し、上手側の観客からは切断面もよく見えた。

 しなやかな体つきの理沙は肉付きが薄い。脂肪の層はごくわずかで、細い骨を囲む筋層もまた繊細に折り重なって紙細工のよう。断面から溢れる血の勢いは止まらず、ビシャビシャと撒き散らされる赤黒いもののせいで広い会場はあっという間に鉄錆びのにおいに支配される。

 

「ぁ゛あ――ッ!! ぁ゛ッ、ぁ゛あぁ゛ああ゛あ゛……ッ!!」

 

 怯懦の声を上げる理沙は、それでも右手のスイッチに指を乗せ――失うために、娘を守るために、もう一度スイッチを押した。

 

●

 

「ぃ゛ぎぃ゛い゛ッ!!」

 

 痛い!!

 右脚を切り落とされた痛みに悶えながら、なんとかもう一度スイッチを押せた。すると、音もなく何かが降ってきて、私の左脚を切り落としてしまった。

 

「ぎゃい゛ぃ゛い゛ぃ゛――ッ!!」

 

 最初の、右脚の時は天井から小さく音がしたのに、今回はそれもない。

 もしかしたら、音はしたけど、私の叫び声でかき消されてしまったのかも。――なんでもいい、痛い、痛い、痛い!!

 

「はぎぃ゛い゛ッ!! ぃぎゃい゛ぃ゛いいいぃ゛い゛ッ!!」

 

 死んだかと思う痛みなのに、痛みの源流は足元にだけ。なくなったはずの脚がズキンズキン痛くて、あと二回もこの痛みを味わわなきゃいけないと思っただけで目から涙が止まらない。

 

「ひ……ッ!! ぎッ!! ひ――ぎィ゛い゛ッ、ぃ゛――!!」

 

 痛みの強さで言えば、これまでの痛みを全部合わせて一気に喰らったのと同じくらいか、もっとひどい。

 なくなった脚が痛くて熱い。身体が暴れるのも叫ぶのも止められなくなって、スイッチを持っていない左手は箱から逃げようとして必死に暴れ続けている。

 ……でも、だめ。箱は身体から離れない。

 仮に箱が離れたとしても、今さらショーを中断することなんて出来ない。今やめたって切り落とされた脚は返ってこないんだし、こんなひどい痛みを味わって、心も身体も元通りでなんていられない。

 

「ぃぎい゛ぃ゛――ッ!!」

 

 どうして?

 私は、琴香と幸せに生きていきたかっただけ。

 琴香の未来のために、借金をなくしたかった、だけ――なのに――。

 

「ッぎゃ゛ア゛!!」

 

 わめくうちに、身体がどんどん冷たくなっていく。

 ――高熱を出してぐったりした琴香の太ももに、タオルにくるんだ氷嚢を当てた時のことを思い出す。ドクドクドクドク脈打つ、太い血管が通った足の付け根。両方ともそれを失って、血を流して、私はあとどのくらい生きていられるの?

 両手をなくす前に死んでしまったら、どうなるの?

 

「――ぅ゛づう゛う゛ぅう゛ッ……!!」

 

 いつの間にか強く握りしめていたスイッチの土台から指を離して、ボタンに触れる。

 こんなひどいゲームをする人たちは、きっと死んだって解放してくれない。死ぬ前に、気絶する前に、やり遂げなきゃいけない。

 

「ぅ゛ぎぃ゛い――――ッ!!」

 

 叫んで。

 スイッチを押して。

 ――左腕が、ドスンと切り落とされる。

 

「あぎゃひぃ゛いぃ゛い゛いい゛ッ!!」

 

 痛い、と言ったはずの言葉は自分でも聞き取れない。

 左手は私から切り離される寸前まで暴れていた。もしかしたら今も、床の上でお化けみたいに踊り続けているのかも――なんて思ってしまうくらいに。

 

「ぃい゛い゛ッ!! ひぃ゛――ッ!! ひッ!! ひぃ゛いーッ!!」

 

 どれだけ悶絶しても痛みは収まらないまま。

 両足の切られたところと同じくらいの勢いで血が流れ出ているのが分かる。痛い、痛い!! 痛い!! 痛い!!

 このままだと間違いなく死ぬ、一分後の、一秒後の私が生きているかも分からない――終わらせないと……!! その前に、終わらせて――そして、こんなひどい拷問ショーから解放されて――琴香に会いたい!!

 

「っひ……ぃ゛ッ……!!」

 

 右手のスイッチがあまりにも重い。

 腕の最後の一本も失ってしまったら、今度こそ取り返しのつかないことになる。琴香を抱きしめることは出来なくなって、歩けもしないまま、どんな風に生きていけばいいのか分からない。

 

「ぃぎぃ゛い゛っ……!!」

 

 でも。

 これさえすれば、琴香は助かる――そのはずだから。

 

「っは――ぁ゛っ、は……っ!! は……っ……!!」

 

 もうすぐ、すべてが終わる。

 その緊張で身体がうまく動かない。身体はどんどん冷えきって、もう無いはずの爪先が凍ってしまった気がする。カチカチ歯を打ち鳴らす間も悲鳴が止まらないせいで、歯にまで伝わってくる振動が全身の痛みを強くする。

 

「ぁ……うう゛っ……あぁ゛ッ……!!」

 

 意識が薄れていく。

 最後の気力を振り絞って、私はスイッチを押した。

 

●

 

 ――ダン!!と音を立てて落下した刃が、理沙の最後の四肢を一刀に落とす。

 

「ぉ゛ぎゃ゛い゛いぃい゛――ッ!!」

 

 弱々しくなりかけていた悲鳴が新鮮に迸る。勢いよく切り落とされた腕は床の上で何度も跳ねて、付け根から血を噴き出しながらステージから落下しかける。

 スイッチをきつく握り込んだままの手は血の気が失せて真っ白で、マネキン人形のようだった。断面から流れる大量の血もどこか作り物めいているが、箱の中から聞こえる叫びが、これが本物の理沙の腕だったことを示している。

 

「ぃぎあ゛ぁあ゛ぁあああッ!! あぁ゛あ゛あ――ッ!!」

 

 愛娘のために四肢まで失った母は何を思っているのか。

 痛みに濡れた絶叫から、理沙の感情を読み取ることは難しい。ただ、観客や舞台裏の男たちは、そこに理沙の絶望と痛苦を感じて、嗜虐の悦びにひそかに唇を吊り上げる。

 

「――ひぎゃ゛あぁ゛あ゛ああッ!!」

 

 切断面から流れるおびただしい血はステージ全体を染めるほど大量。

 しかし、拷問ショーの開催に慣れた男たちは理沙が死ぬまでまだ余裕があることを知っていた。理沙に契約書を突きつけた男は無言のまま止血の手配を進め、同時に頭の中でこれからの計画を組み立てる。

 

(さて。これで借金はチャラだが――出来ることはまだある)

 

 せっかく囚えた美人母娘を解放する気など初めからない。

 理沙の、琴香の受難は、ここから始まるのだから。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。